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注目の星たちMISAOプロジェクトで詳しく調査・解析した星や、皆様から情報を頂いた星、MISAOプロジェクトで見つかった興味深い星について、まとめています。
EK And周期185日、変光範囲1.1等の赤色変光星だが、実際には変光していなかった (IBVS 5396)。 FN And
2011年12月9日、中島洋一郎氏の邑久サーベイで、新たに追加した300-mmカメラレンズでの最初のサーベイ画像にて、矮新星FN Andのバーストが捉えられた。11月16日に16.7等以下、11月26日に15.8等以下だったが、12月9日には14.1等で写った[vsnet-alert 13946]。
その後、12月5日の薄曇りの中で行ったテスト撮影の画像にも、13.5等と明るく写っていたことが判明した[vsnet-alert 13948]。
FS And中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2012年10月23日に、約15.5等と明るく写った。 この天体は頻繁に増光する星で、AAVSOによれば、9月に15等まで増光したことが報告されていたが、10月の増光は報告されていなかった[vsnet-alert 15230]。 V725 Aql中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V725 Aqlが、2012年4月16.73日(UT)に約14.0等にバーストした様子を捉えた。 3月27.82日(UT)の画像には写っていない (画像) [vsnet-alert 14450]。 VSNETとAAVSOのデータでは、前回のバーストは、2011年5月に記録されていた。 加藤太一氏によれば、Astrokolkhozチーム (J. Hambsch and T. Krajci) によって、0.2等のスーパーハンプが観測され、今回の増光がスーパーアウトバーストと確認された[vsnet-alert 14460]。 V1047 Aql中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V1047 Aqlが、2012年5月12.68日(UT)に約15.5等で捉えられた[vsnet-alert 14579]。 Rod Stubbings氏と加藤太一氏によれば、V1047 Aqlは2005年8月のバーストの際に、Greg Bolt氏の観測で、SU UMa型の矮新星と判明していた[vsnet-alert 14584]。 HV Aur2012年9月25.69日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星HV Aurが16.3等に増光している様子を捉えた。 なお、GCVSによれば、HV Aurの変光範囲は、14.7〜<19等[vsnet-alert 14956]。 V496 Aur中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2012年10月18日に、16.2等と明るく写った[vsnet-alert 15230]。 TT Boo
大倉信雄氏と中島洋一郎氏の2007年4月のサーベイで、偶然、このUG型の激変星のバーストに遭遇し、急激に減光していく様子を捉えた。
4月9日から12日まで14等と明るかったが、14日に14.6等と少し暗くなった。
19日には16.6等まで急激に減光し、23日には17.5等以下で写らなくなった
(画像、
光度曲線)。
OV Boo
2017年3月14日に、向井優氏が11.4等まで増光しているのを発見[vsnet-alert 20778]。
磯貝桂介氏によれば、や座WZ星型のスーパーアウトバーストと思われる[vsnet-alert 20779]。
AF Cam
大倉信雄氏と中島洋一郎氏の2007年2月12日のサーベイで、偶然、このUG型の激変星が13.7等までバーストしているのを捉えた。
1999年から2002年までのMISAOプロジェクトの画像では、16.5等より明るく写ったことは無かった。
DK Cas
中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2012年10月20日に、15.3等と明るく写った。
AAVSOのデータベースには、2012年秋には18等の暗い観測しか報告されていない[vsnet-alert 15230]。
V723 Cas発見から6年経った2001年10月に、この新星の小増光を捉えた (Brightening of Nova Cas 1995)。 SV CMi中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2012年10月26日に、13.2等と明るく写った。 この天体は頻繁に増光する星で、Rod Stubbings氏から、1月中旬、12月中旬に増光が報告されていたが、10月下旬の増光は報告されていなかった[vsnet-alert 15230]。 GZ Cnc2012年3月24日の大倉信雄氏のサーベイ画像で、矮新星GZ Cncが13.9等に増光している様子を捉えた。 3月21日には14.6等以下だった。 Rod Stubbings氏によれば、前回のバーストは3月17日に起きていた。 よって、GZ Cncはわずか1週間で再増光したことになる[vsnet-alert 14363]。 V542 Cyg2012年7月17.66日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V542 Cygが14.5等に増光している様子を捉えた。 5月27日、6月9日、7月7日には、17.5等と暗かった[vsnet-alert 14773]。 V767 Cyg
2012年7月18.53日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V767 Cygが15.2等に増光している様子を捉えた。
2007年10月10日から2012年6月28日までの中島氏のサーベイ画像では、一度も写っていない[vsnet-alert 14781]。
V792 Cyg中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2010年9月28日、2012年3月25日、5月27日、8月2日に、14〜15等にバーストした様子が捉えられた[vsnet-alert 14378][vsnet-alert 14823]。 V868 Cyg2012年7月26.68日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイで、矮新星V868 Cygが15.2等に増光している様子を捉えた。 8月2日には14.8等まで増光した。 この天体の増光は珍しくないが、今回の増光は他から報告されていなかったので、CVnetに報告した。 V1006 Cyg2012年7月17.66日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V1006 Cygが15.2〜15.5等に増光している様子を捉えた。 2008年4月24日の中島氏のサーベイ画像でも、14.5等まで増光した様子が捉えられていた[vsnet-alert 14774]。 V1113 Cyg2012年7月30.54日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V1113 Cygが14.3等に増光している様子を捉えた。 前回のバーストは、Gary Poyner氏によって、5月23日に14.1等で捉えられた。 よって、この天体は頻繁にバーストする星と思われる[vsnet-alert 14822]。 V1504 Cyg2012年3月11日の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V1504 Cygが13.9〜14.2等の明るさに増光している様子が捉えられた。 中島氏の2011年の過去画像では、9月23日に15.7等以下、10月18日に15.5等以下だった[vsnet-alert 14321]。 V2289 Cyg
2013年8月12日の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V2289 Cygが約16等の明るさに増光している様子が捉えられた。
中島氏の2012年の過去画像では、17等以下で写っていない[vsnet-alert 16188]
(画像)。
その後、9月18日のサーベイ画像でも、約15〜16等と明るく写った[vsnet-alert 16437]。
V1008 HerMike Simonsen氏が2012年5月11.2910日に、13.3等まで増光していることを発見。 中島洋一郎氏のサーベイ画像では、既に5月10.55日に13.9等まで明るくなっていた[vsnet-alert 14567]。 AW Gem2012年11月18日に、Gary Poyner氏によって、増光が発見された。 Denis Denisenko氏から、11月16日にMASTERにて、発見前の様子を捉えていたことが報告された。 MISAOプロジェクトでは、11月14日の中島洋一郎氏の画像で、既に13.8等と明るく写っていたことが判明[vsnet-alert 15230]。 KT Gem2012年9月26.77日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、変光範囲16〜20等のUGSS型の矮新星KT Gemが、16.1等に増光している様子を捉えた[vsnet-alert 14980]。 PS Lac2012年10月7.58日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、変光範囲15.0〜17.6等のUGSS型の矮新星PS Lacが、15.4等に増光している様子を捉えた[vsnet-alert 15004]。 V584 Lyr
2012年8月2.49日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星V584 Lyrが15.8等に増光している様子を捉えた。
2011年11月24.37日(UT)の中島氏のサーベイ画像でも、約15.7等に増光している様子が捉えられていた[vsnet-alert 14829]。
V426 Oph
この新星状天体の、1999年1月の小増光を捉えた
[vsnet-obs 19665]。
VSNETで検索すると、この時の増光は、MISAOプロジェクトだけが捉えていた。
NS Per2014年1月15.59日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、変光範囲15〜<18等のUG型の矮新星NS Perが、16.3等に増光している様子を捉えた。 AAVSOのデータベースには、11月中旬に16等の明るい報告がある。よって、NS Perは短期間に増光を繰り返す星かもしれない[vsnet-alert 16792]。 RY Ser2012年3月31日の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星RY Serが13.6〜13.9等の明るさに増光している様子が捉えられた。 中島氏の3月21日の画像では写っていなかった [vsnet-alert 14410]。 V386 Ser
2019年1月18日に、向井優氏が10.7等まで増光しているのを発見[vsnet-alert 22943]。
西村栄男氏も数分後に発見(TOCP)。
Patrick Schmeer氏によれば、や座WZ星型のスーパーアウトバーストと思われる。
V735 Sgrこの激変星は位置が曖昧だったが、MisV0041の発見をきっかけに、過去の乾板や論文が調べられ、正しい位置が求められた。 また、過去の論文の記述の誤りも発見した(IBVS 5326)。 V5558 Sgr
SOHO/LASCO C3の画像から光度を測定した。
2007年12月18日から12月31日まで、約8.9等でほぼ一定。
V354 Vul
V354 Vul = LD 143の位置は、USNO-A1.0との同定に基づき、IBVS 4450で改訂されている。
しかし、大倉信雄氏と門田健一氏のノーフィルターCCD画像では、その位置に16等の星しかなく、Vバンドで13.2〜[15.2等のミラ型としては暗すぎる。
V405 Vul
中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2012年3月13.81日(UT)に、矮新星V405 Vulが増光している様子が捉えられた。
V405 Vulは、15等星と隣接しているが、約15等と思われる[vsnet-alert 14324]。
GCN2056 var
GRB 030329の近くに発見された食変光星(GCN 2056)。
門田健一氏のGRB 030329の画像からも、食変光が検出された(光度曲線)。
GRB 030329門田健一氏が撮影した画像から吉田誠一が測定した光度が、鳥居研一氏の論文(Astrophys.J. 597 (2003) L101-L106)で使用された。 GSC 3646-01698
0.5415秒角/年という大きな固有運動を持つ星を発見。
1950年頃のパロマー写真では、近くの星とほぼ重なっていたため、見逃されていたようだ。
NSV 02026
中島洋一郎氏のサーベイ画像で、2011年に2回(2月4日に14.8等、11月21日に13.8等)のバーストが捉えられた。それ以外の日は、16.8〜18.0等と暗い。
NSV 24062 = V4683 Sgr
桜井幸夫氏が1994年に発見した共生星 NSV 24062 を再発見。
MISAOプロジェクトでは新変光星として発見したが、加藤太一氏によって NSV 24062 と同定された。
IAUC 6051で発表された位置は、15秒角ほどずれていた。
山岡均氏によれば、DSS画像には、MISAOプロジェクトで測定した位置には星像があるが、IAUC 6051の位置には何もない。
OT J063213.1+2536232012年1月24日〜27日にKa-Dar天文台で撮影された画像から、Korotkiy Stas氏が発見した矮新星。 中島洋一郎氏の邑久サーベイでも、1月26日に12.4等で写っていた。 中島氏の、2011年1月10日〜2011年12月25日のサーベイ画像では、14.8〜15.4等で写っていた[vsnet-alert 14159]。 OT J170609.7+143452
2012年7月17.55日(UT)の大倉信雄氏のサーベイ画像で、矮新星OT J170609.7+143452が14〜15等に増光している様子を捉えた(画像)。
5月23日、6月13日の画像では、写っていなかった[vsnet-alert 14771]。
OT J094854.0+014911Catalina Sky Surveyで2012年3月15日に発見された新しい激変星 OT J094854.0+014911 = CSS120315:094854+014911 が、3月11日の大倉信雄氏のサーベイ画像で、すでに14〜15等の明るさで写って いた (画像) [vsnet-alert 14330]。 SDSS J032015.296+441059.32012年9月11.72日(UT)の中島洋一郎氏のサーベイ画像で、矮新星SDSS J032015.296+441059.3が16.4等に増光している様子を捉えた。 前回は、2012年2月29日にEddy Muyllaert氏が15.40:等に増光した様子を捉えていた[vsnet-alert 14943]。 TmzV868
発見者の高見澤今朝雄氏は、ミラ型変光星と発表したが、Nikolai N. Samus氏によって、タイプが異なる可能性が指摘された。
MISAOプロジェクトでは、大倉信雄氏の画像から光度を測定し、TmzV868がミラ型ではない可能性を支持する結果を得た。
MisV0001 = V4652 Sgr
桜井天体(V4334 Sgr)の観測画像から見つかった。
MisV0002 = V523 Aur
ハリントン・エーベル彗星を観測した画像から見つかった。
この彗星は、1998年12月に最も明るくなった頃に留となった。
たまたま彗星の近くにあった星は、多くのデータが得られた。
そして、MisV0002の変光が見つかった。
MisV0005 = V2586 Oph
加藤太一氏が V854 Oph と同定。
もともと Stephenson が、輝線天体 Stephenson No.141 を V854 Oph であると発表していたが、それは誤りであった、と考えた(IBVS 4843)。
MisV0015
John Greaves氏が、OGLE2-BUL-SC22-V383と同定。
MisV0047 = V4690 SgrJohn Greaves氏がX線天体 1RXS J180000.7-293416 との同定の可能性を指摘。 だが、2MASSの画像では明るく写っており、ふつうのミラ型と思われる。 MisV0055 = V5534 Sgr
加藤太一氏が CD-27.12786 (9.8等)と同定。
加藤氏によると、GSCにはそのような明るい星のデータは記載されていないため、この天体は「見失われたCD星」の1つで、偶然に増光している時にカタログに記録された可能性も考えられるとのこと。
但し、CD星の位置は大きく誤っている場合も多い。
MisV0078Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期272.4日、変光範囲13.1〜16.5等(Rc)の、ミラ型と判明 (光度曲線、 位相曲線)。 MisV0101藤原務氏の観測で、周期210日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0106 = V2249 Cyg加藤太一氏が NSV 25425 と同定。 Margoni と Stagni が発表した NSV 25425 のチャートでは、青色写真乾板を使ったために、別の天体にマークをしていたことが判明した(IBVS 4792)。 MisV0118藤原務氏の観測で、周期290日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0126藤原務氏の観測で、周期430日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV0127藤原務氏の観測で、周期250日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV0128 = V1464 CygLD 183 と同一。 更に、Williams は LD 183 を V1464 Cyg と同定している。 MisV0130HS 1332 と同一。 当時、新変光星の方針が未定だったため、同定を知りながらMisV番号を付けてしまった。 MisV0134
加藤太一氏が NSV 11661 と同定。
MisV0134 は、NSV 11661 の位置からは103秒角も離れていたため、新変光星として発表した。
しかし、加藤氏は、Hoffmeister の発見星図では MisV0134 が NSV 11661 (発見時の名前はS9039)としてマークされていること、即ち、NSV 11661 の赤経赤緯が大きく誤っていたことをつきとめた。
MisV0149 = V2225 CygJohn Greaves氏が、飯田氏の発見した ISV1956+29 と同定。 MisV0166藤原務氏の観測で、周期280日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0170藤原務氏の観測で、周期390日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0187
John Greaves氏が AC2000 383539 との同定を指摘。
AC2000 383539 はB光度で11.8等と明るい星であるにも関わらず、Hipparcos Input Catalog, Tycho Catalog, GSC にはデータが記載されていない。
そのため、MisV0187 は増光の稀な天体で、AC2000 のプレートの撮影時(1920年)にだけ明るかった可能性がある。
MisV0200 = V1552 Aql
高見澤今朝雄氏、長谷田勝美氏から、写真観測が報告された
[vsnet-newvar 1194],
[vsnet-newvar 1196]。
光度曲線によると、MisV0200は周期約350日のミラ型変光星。
JDで2452205日頃にピークとなっている。
MisV0201藤原務氏の観測で、周期190日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0206藤原務氏の観測で、周期320日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV02182009〜2011年のDiego Rodriguez氏、Adolfo San Segundo氏の観測を、1999〜2007年の門田健一氏、大倉信雄氏、中島洋一郎氏の観測と合わせると、周期約380日のミラ型と思われる(光度曲線)。 MisV0226藤原務氏の観測で、周期410日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0297 = V364 Ser加藤太一氏が、1960年の新星 DZ Ser との同定の可能性を指摘。 加藤氏の調査では、DZ Ser はスペクトル観測から見つかった14等の新星で、下記の通り、文献によって位置がかなり異なる。 Duerbeck 175812.72 -103350.35 (1950.0) Wyckoff and Wehinger 175812.8 -103400.5 (1950.0) しかし、吉田誠一の調査では、DSS 1、DSS 2の画像に暗く写っており、かつ、R画像の方が明るいので、赤色変光星と思われる。 MisV03012010年夏、Diego Rodriguez氏によって、緩やかに減光していく様子が観測された。Diego Rodriguez氏は、ミラ型の可能性があると指摘。 MisV0303Patrick Wils氏の研究で、ミラ型と判明。 MisV0306藤原務氏の観測で、周期375日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0348Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期163.8日、変光範囲12.0〜15.7等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0357藤原務氏の観測で、周期約280日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV0359藤原務氏の観測で、周期295日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0367藤原務氏の観測で、周期305日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV0368 = V2271 Cyg
NSVSのデータから、変光範囲12.7〜13.5等、周期100日の半規則型と判明した。
1999〜2000年の門田健一氏、大倉信雄氏のノーフィルターCCD観測も、変光幅と周期はそれに合致している。
MisV0372 = V5382 Sgr加藤太一氏、John Greaves氏が、X線天体 1RXP J180245-2942.3 との同定の可能性を指摘。 だが、OGLE-IIのデータから、ふつうのミラ型と判明。 MisV0374藤原務氏の観測で、周期195日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0380
吉田誠一とJohn Greaves氏の調査では、GSC 1.1, USNO-A2.0, IRAS, 2MASS, UCAC1, GSC 2.2 のいずれにもデータが記載されていなかった。
Greaves氏が USNO Flagstaff Station Integrated Image and Catalogue Archive Service で過去画像を調べたが、3秒角以内には星が存在しなかったため、激変星の可能性がある。
そこで、Greaves氏は MSDG-MISAO Campaign を実行し、観測を依頼した。
MisV0395加藤太一氏の調査では、NGC 6194 No. 1130 という名前で過去に測光されており、赤い星であることが分かっている。 MisV0474 = V4666 SgrStefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期194日、変光範囲14.6〜18.9等(V)の、ミラ型と判明。 MisV0477Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期377日、変光範囲12.2〜16.3:等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0490Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期342.0日、変光範囲11.5〜<13.9等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0508 = V949 Sgr加藤太一氏が、1914年の新星 V949 Sgr と同定。 Patric Schmeer氏の観測と合わせて、この天体が新星ではなく、赤色変光星であることをつきとめた(IBVS 4845)。 MisV0525 = V1694 AqlJohn Greaves氏が、X線天体 2RXP J193158.1110964 との同定の可能性を指摘。 だが、2MASSの画像では明るく写っており、ふつうのミラ型と思われる。 MisV0531Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期356日、変光範囲11.8〜15.9等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0538藤原務氏の観測で、周期240日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0542Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期265.3日、変光範囲11.8〜16.1等(Rc)の、ミラ型と判明 (光度曲線、 位相曲線)。 MisV0547Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期291.8日、変光範囲11.3〜15.8等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0553Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期235日、変光範囲11.9〜[14.2等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0557Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期324.9日、変光範囲11.2〜15.8等(Rc)の、ミラ型と判明 (光度曲線、 位相曲線)。 MisV0562
Mati Morel氏が、Luytenが発見した V915 Sgr との同定の可能性を指摘。
Luytenの変光範囲(12.3-13.5p)は、MisV0562の変光範囲(11.8-13.8C)とそれほど違わない。
V915 Sgr は、Herbigの論文(PASP 70,605)ではGSC 6870-00090とされていて、周期285.2日のRCB型とされているが、MisV0562の周期にも一致しそうだ。
もし MisV0562 が V915 Sgr なら、RCB型ではなく、SR型であったことになる
[vsnet-chat 2797]。
MisV0642藤原務氏の観測で、周期225日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0645
加藤太一氏が、1926年の新星 KY Sgr の位置が近いことを指摘(離角126秒角)。
MisV0665 = V5542 Sgr
中島和宏氏の観測で、周期1.6351日、極大光度13.18等、主極小13.84等、副極小13.26等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5500)。
MisV0687藤原務氏の観測で、周期167日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0694John Greaves氏が ROTSE1 J185841.70+302042.8 と同定。 ROTSEの観測では長周期変光星と判明している。 MisV0701 = V1511 Aql
加藤太一氏は、この天体が惑星状星雲 PK 32-3.1 の側にあり、PK 32-3.1 の観測に影響を与えて来たことを指摘している。
MisV0719 = V418 Vulこの天体は M27 の近くにあるため、Gianluca Masi氏も変光に気づいて、ホームページに記載していた。 MisV0758藤原務氏の観測で、周期330日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0762藤原務氏の観測で、周期315日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0774 = V559 CygJohn Greaves氏によると、IBVS 4905で V559 Cyg の位置が改訂され、MisV0774 と同一であることが判明した。 MisV0779 = V1229 CygJohn Greaves氏によると、IBVS 4799で V1229 Cyg の位置が改訂され、MisV0779 と同一であることが判明した。 MisV0796 = V4694 SgrKlaus Bernhard氏とStefan Huemmerich氏によれば、MACHOのデータで、周期298日、変光範囲12.7〜16.4等(Rc)の、ミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0797藤原務氏の観測で、周期350日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0813藤原務氏の観測で、周期283日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0814
2MASS 0533337+344323 と同定される。
2MASSのJ-Ksは0.384等で、赤色変光星ではないと思われる。
MisV0855 = V4656 Sgr
星の混み入った場所にある、微光の赤色変光星。
USNO-A2.0には、B-R=4.0等というデータが記録されている。
John Greaves氏によると、同じ日に撮影されたE乾板とO乾板を比べると、E乾板(赤)には星像があるが、O乾板(青)には無いので、相当に赤い星である。
MisV0858Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期220日、変光範囲12.7〜16.0等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0871Klaus Bernhard氏とStefan Huemmerich氏によれば、MACHOのデータで、周期255日、変光範囲11.6:〜16.5等(Rc)の、ミラ型と判明(光度曲線)。 MisV0880Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によるMACHOプロジェクトのデータの解析で、周期222.6日、変光範囲11.2:〜15.4等(Rc)の、ミラ型と判明。 MisV0884
MISAOの観測では9.3等と明るい時期に、Guy M Hurst氏とMike Collins氏の観測では11等以下で写らなかった。
Hurst氏の観測は、MISAOと同様にノーフィルターCCDによるもの。
MisV08912010年夏、小嶋正氏のパトロール画像で、約11.5等まで増光する様子が捉えられた。 MisV0898
2MASS 1800214-304831 (J=10.764等、J-Ks=0.739等)と同定される。
J-Ksの値が小さいため、赤色変光星ではないと思われる。
吉田誠一の調査では、DSS 2のR画像でもBj画像でもはっきり写っているので、やはり赤色変光星ではないと思われる。
MisV0909, MisV0910離角19秒角で東西に並んだ二重変光星。 MisV0945藤原務氏の観測で、周期190日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0949 = V659 AqlJohn Greaves氏によると、最新のオンライン版GCVSでは V659 Aql の位置が改訂されていて、MisV0949 と同一であることが判明した。 MisV0951藤原務氏の観測で、周期235日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV0968 = V423 VulJohn Greaves氏が、13.6等星と13.8等星の二重星である WDS 19277+2423 = Pourteau 3835 の一方の星と同定。 WDS 19277+2423 のカタログ位置は、MisV0968 の位置から48秒角離れている。 しかし、MisV0968と、すぐ側の USNO-A2.0 1125.12713797 との離角は、位置角111度の方向に9.8秒角であり、これは WDS 19277+2423 の、位置角115度の方向に9.2秒角という離角と良く一致している。 Greaves氏によると、Pourteau 3835B の方がIRAS, 2MASS, MSX5Cの位置と一致するため、B星がMisV0968と思われる。 MisV0988藤原務氏の観測で、周期430日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1005藤原務氏の観測で、周期255日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1008藤原務氏の観測で、周期207日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1010藤原務氏の観測で、周期410日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1013藤原務氏の観測で、周期157日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV1015藤原務氏の観測で、周期220日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1021藤原務氏の観測で、周期約430日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1022藤原務氏の観測で、周期270日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1023 = V1462 Cyg
V1462 Cyg の位置が不正確だった2000年当時、MISAOプロジェクトではその近くに2つの変光星を発見した。
1つは NSV 12600 と同定された。
我々は V1462 Cyg を NSV 12600 と同一と考え(IBVS 4814)、もう一方の星を新変光星 MisV1023 として発表した。
MisV1024
IRAS 19596+3350 およびS型星 NSS 49 と同定されるため、赤色変光星と思われる。
だが、2MASSの光度はJ=7.312等、J-Ks=0.729等、と、J-Ksの値が赤色変光星としてはかなり小さい。
MisV1029藤原務氏の観測で、周期285日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1040藤原務氏の観測で、周期500日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1041藤原務氏の観測で、周期370日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1042藤原務氏の観測で、周期500日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1043藤原務氏の観測で、周期335日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1051John Greaves氏が、X線天体 1RXS 201351.8+414557 との同定の可能性を指摘。 しかし、加藤太一氏によれば、GSC 3159.1639 の方がこのX線天体に近く、光度も明るいため、MisV1051 と 1RXS 201351.8+414557 は同一ではないようだ。 MisV1061 = V456 Vul
中島和宏氏の観測で、周期3.0421日、極大光度12.14等、主極小12.81等、副極小12.55等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
MisV1062藤原務氏の観測で、周期285日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1069藤原務氏の観測で、周期175日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1073John Greaves氏によると、X線天体 1RXS 200142.7+465727 が約1分角南に存在するが、位置が離れているため、別の天体である可能性が高い。 MisV1083藤原務氏の観測で、周期530日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1088藤原務氏の観測で、周期420日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1095 = V440 And
中島和宏氏の観測で、周期1.5829日、極大光度12.64等、主極小13.24等、副極小12.90等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
MisV1096 = V441 And
中島和宏氏の観測で、周期0.4696日、極大光度13.48等、極小光度14.25等の、W UMa型(EW型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
主極小と副極小の光度がほぼ同じである。
MisV1097 = V444 And
Ondrej Pejcha氏の観測で、W UMa型(EW型)の食変光星と判明。
その中でも少数派の、青い食変光星(EW/KE型)と思われる。
MisV1105 = V2421 Cyg
中島和宏氏の観測で、周期0.6331日、極大光度13.79等、主極小15.03等、副極小14.20等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
MisV1111藤原務氏の観測で、周期345日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1115藤原務氏の観測で、周期330日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1136藤原務氏の観測で、周期295日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1140 = V450 Lac
発見時には、変光幅が2等近い食変光星と推定された。
John Greaves氏は、もしアルゴルタイプの食変光星であれば、減光幅が大きいので、主星はA型、伴星はK型という連星である可能性を指摘した。
MisV1141藤原務氏の観測と、MISAOプロジェクトのサーベイから、周期が318日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1147 = V730 Cep
Hα線天体HBHA 65-53と同定され、注目を集めた。
vsnet-campaign-unknownでのキャンペーンや、Mike Simonsen氏、John Greaves氏らのMSDG観測キャンペーンが実施され、多くの眼視観測者がモニターしている。
2002年には、前半はほとんど変光しなかったが、後半には頻繁に深い食のような減光を見せた。
衣笠健三氏と藤井貢氏のスペクトルから、加藤太一氏により、生まれたばかりのHerbig Ae/Be型の星と判明。
MisV1181 = V709 Cep
見逃されていた2001年の新星を、2002年になってから発見。
2001年9月には12.7等、11月には14.3等で写っていたが、2002年10月には、20等にまで減光していた。
過去のパロマー乾板やDSS画像には写っていない。
MisV1202 = V728 CepJohn Greaves氏は、MisV1202が明るい輝線星雲Sharpless 134の中、もしくは背後にあることを指摘している。 MisV1220 = V452 And中島和宏氏の観測で、周期0.9784日、極大光度13.80等、主極小15.14等、副極小14.04等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。 MisV1222 = V1001 Cas
中島和宏氏の観測で、周期0.4288日、極大光度13.61等、主極小14.71等、副極小14.06等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
MisV1223 = MN Cam
Patrick Wils氏とJohn Greaves氏の研究で、NSVSのデータから、周期8.2日のセファイド変光星と判明(IBVS 5512)。
MisV1224 = MQ Cam
Patrick Wils氏とJohn Greaves氏の研究で、NSVSのデータから、周期6.60日のセファイド変光星と判明(IBVS 5512)。
MisV1225 = MP Cam中島和宏氏の観測で、周期2.6092日、極大光度12.68等、主極小14.04等、副極小13.19等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。 MisV1226 = MT Cam中島和宏氏の観測で、周期0.3662日、極大光度12.94等、主極小13.54等、副極小13.50等の、W UMa型(EW型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。 MisV1227 = V962 Cas中島和宏氏の観測で、周期2.7129日、極大光度12.93等、主極小13.51等、副極小13.41等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。 MisV1228 = V727 Cep中島和宏氏の観測で、周期6.6490日、極大光度14.15等、主極小14.53等、副極小14.48等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1237 = V522 And
中島和宏氏の観測で、周期7.5530日、極大光度13.34等、主極小13.94等、副極小13.90等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。
MisV1239 = V959 Cas
中島和宏氏の観測で、周期1.0650日、極大光度11.97等、主極小12.61等、副極小12.47等の、W UMa型(EW型)の食変光星と判明(IBVS 5600)。
MisV1253発見時は誤ってSR型と分類していたが、藤原務氏の観測で、V-Rcが0.0等と、赤くないことが判明。 アルゴル型の食変光星と思われる。 MisV1258藤原務氏の観測で、周期320日のミラ型と判明(光度曲線)。
MisV1262
発見当時は変光幅の小さい半規則型と思われたが、その後の観測から、変光幅の大きいミラ型と判明。
MisV1267
MisV1267は、Hamburg-Bergedorf H-alpha Stars in Northern Milky Wayというカタログに、HBHA 18-40として記載されている。
MisV1268John Greaves氏の研究で、NSVSのデータから、変光範囲13.5〜14.3等、周期 0.564日のRR型の変光星と判明。 MisV1269John Greaves氏がNSVSのデータを調べていて、変光している可能性があることに気づいた。 吉田誠一は、この星が実際に変光しており、新しい変光星であることを、大倉信雄氏の画像を調査して確認し、MISAOプロジェクトの新変光星として発表した。 MisV1273藤原務氏の観測で、変光範囲が1.9等の半規則型と判明(光度曲線)。周期は140日の可能性がある。 MisV1275 = V756 Per中島和宏氏の観測で、周期4.6050日、極大12.25等、主極小12.97等、副極小12.87等の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1276 = QY CamPatrick Wils氏の研究で、NSVSのデータから、周期1.2727日(または、その倍)のアルゴル型の食変光星と判明。 MisV1277 = V892 PerPatrick Wils氏の研究で、NSVSのデータから、周期4.24(7)日のセファイド変光星と判明。 MisV1278
Patrick Wils氏は、NSVSのデータでは12.6〜12.8等の範囲で変光しており、変光範囲が小さすぎてはっきりしないが、1日に2.787回の周期で変光している可能性があることを指摘した。
MisV12792000年から2011年までの大倉信雄氏と中島洋一郎氏のサーベイでも、2003年10月19日と、2008年11月18日と、二度しか食が捉えられていない。 周期の長いアルゴル型の食変光星と思われる。 MisV1282John Greaves氏の研究で、NSVSのデータから、周期170日のミラ型変光星と判明。 MisV1286
位置が不正確な NSV 11227 と同一の可能性がある。
MisV1287中島和宏氏の観測で、周期0.7655日、極大12.25等、極小12.78等の、こと座β型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1288中島和宏氏の観測で、周期0.3280日、極大12.52等、極小13.25等の、W UMa型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1289中島和宏氏の観測で、周期0.7053日、極大15.59等、極小16.37等の、W UMa型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1290 = V639 Aur中島和宏氏の観測で、周期0.3571日、極大14.01等、極小14.85等の、W UMa型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1291 = V1025 Cas中島和宏氏の観測で、周期1.0996日、極大12.68等、極小13.15等の、こと座β型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1292 = V1043 Cas中島和宏氏の観測で、周期0.6616日、極大13.29等、極小14.18等の、こと座β型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1293 = V877 Per中島和宏氏の観測で、周期1.1110日、極大13.91等、極小15.27等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1294 = V1068 Cas中島和宏氏の観測で、周期1.8060日、極大14.58等、極小16.20等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1295 = V753 Per中島和宏氏の観測で、周期2.2002日、極大12.98等、極小13.73等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1296 = V343 Cam中島和宏氏の観測で、周期5.2633日、極大13.61等、極小14.89等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1306 = V754 Per
中島和宏氏の観測で、周期5.3364日、極大11.97等、極小12.50等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。
MisV1311藤原務氏の観測で、周期220日の半規則型と判明(光度曲線)。
MisV1313中島和宏氏の観測で、周期4.5899日、極大14.65等、極小16.18等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1317 = V882 Per
中島和宏氏の観測で、周期1.28482日、極大11.90等、主極小12.70等、副極小12.12等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。
MisV1325
中島和宏氏の観測と、NSVSのデータでは、約14.2等でほぼ一定。
大倉信雄氏と中島洋一郎氏の観測でも、2001年から2007年はずっと13.5〜13.8等でほぼ一定だが、2000年のみ、14等以下まで大きく減光していた。
稀に減光するRCB型かもしれない、と思われた。
MisV1327 = V377 Cam中島和宏氏の観測で、周期0.53201日、極大13.85等、極小14.80等の、RRAB型の変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1329中島和宏氏の観測で、周期4.9478日、極大13.82等、極小14.80等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1330中島和宏氏の観測で、周期2.8610日、極大14.22等、極小14.71等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1331中島和宏氏の観測で、周期2.8271日、極大14.40等、主極小15.10等、副極小14.80等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1332中島和宏氏の観測で、周期2.6525日、極大13.74等、極小15.14等の、アルゴル型の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1333
MISAOプロジェクトでは、1999年9月にこの星の変光を発見したが、DV Ophから2.1分角しか離れていなかったため、DV Ophと同一と判断した[vsnet-id 111]。
MisV1334加藤太一氏によれば、Catalina Sky Surveyのデータで、周期0.5772日の、こと座RR型(RRAB型)の変光星と判明。 MisV1335加藤太一氏によれば、Catalina Sky Surveyのデータで、周期0.6338日の、こと座RR型(RRAB型)の変光星と判明。 MisV1336
MisV1275の連続測光観測から見つかった。
MisV1337 = PS Cam中島和宏氏の観測で、周期0.9202日、極大12.58等、主極小13.55等、副極小13.01等の、こと座β型(EB型)の食変光星と判明(IBVS 5700)。 MisV1339
MisV1317の連続測光観測から見つかった。
MisV1340
ミラ型変光星V2010 Cyg = LD 162に隣接した、新しいミラ型変光星。
南北に20秒角離れた、似たような明るさの二重星のうち、南側の星がV2010 Cyg、北側の星がMisV1340。
MisV1341藤原務氏の観測では、2012年11月から2014年1月まで、1年以上に渡って12.3等でほぼ一定光度だったが、2月には11.5等まで急増光した様子を捉えた[vsnet-alert 16920]。 MisV1344NSVSのデータでは、周期約300日、元期2451370(JD)のミラ型と思われる。 MisV1347NSVSのデータでは、周期は不明だが、ミラ型と思われる。 MisV1351
アルゴル型の食変光星。
だが、中島和宏氏の観測では、3年間の164夜の観測で、わずか2回の食しか捉えられず、めったに食が起こらない。
MisV1354 = V1141 CasすでにNSVSのデータから、Patrick Wilsによって発見され、Sebastian Oteroによって周期6.9092日のアルゴル型の食変光星と判明し、IBVS 5681にて発表されていた。 即ち、MISAOプロジェクトの新変光星ではなかった。 MisV1355
2001年の2ヶ月間はほぼ一定だったが、2006〜2007年の2ヶ月間の変光は長周期変動に見える。
MisV1357藤原務氏の観測で、変光範囲が4.2等のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1358藤原務氏の観測で、周期320日のミラ型と判明(光度曲線)。 MisV1360赤澤秀彦氏と大倉信雄氏の観測と、ASASSNのデータから、周期0.398132日のW UMa型(EW型)の食変光星と判明(光度曲線)。 MisV1364藤原務氏の観測で、周期300日の半規則型と判明(光度曲線)。 MisV1370
赤澤秀彦氏と大倉信雄氏の観測と、ASASSNのデータから、周期0.246804日のW UMa型(EW型)の食変光星と判明(光度曲線)。
MisV1371赤澤秀彦氏と大倉信雄氏の観測と、ASASSNのデータから、周期0.421379日のW UMa型(EW型)の食変光星と判明(光度曲線)。 MisV1372
藤原務氏の観測で、Rc-Vは0.5等と判明。USNO-A2.0の色は、R-Bは2.0等。よって、赤色変光星ではない。
MisV1376
門田健一氏がDSS画像を調査し、大倉信雄氏と中島洋一郎氏の画像では、2つの微光星が合成されていることが判明。
北側の星は、1989年のBjバンド画像にははっきり写っているが、1952年と1954年のBバンド画像には写っていない。
MisV1384Patrick Wils氏がNSVSのデータを解析して、周期1.1609日のEA型と判明。 MisV1385Patrick Wils氏から、Wils P., Lloyd C., Bernhard K.によって発見済みであることを指摘された(MNRAS 368, 1757)。 周期は0.902日ではなく、0.47414日のRRAB型。 MisV1386Patrick Wils氏がNSVSのデータを解析して、周期0.3406日のEW型と判明。 中島和宏氏の観測により、周期の精度が向上した(0.340533日)。 MisV1387Patrick Wils氏がNSVSのデータを解析して、周期0.2628日のEW型と判明。 中島和宏氏の観測により、周期の精度が向上した(0.263002日)。 MisV1396
USNO-A2.0の色は、B-R = -0.4等。
DSSのIバンド、Rバンド、Bjバンドの画像をRGB合成した画像でも、たいへん青い星と思われた。
MisV1424
赤澤秀彦氏と大倉信雄氏の観測と、ASASSNのデータを合わせて、MisV1424の位相図が得られた(光度曲線)。
MisV1426Stefan Huemmerich氏によれば、Catalina Sky Surveyのデータで、周期0.57889日、変光範囲15.20〜15.90等(CV)の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明。 MisV1427
Stefan Huemmerich氏、Klaus Bernhard氏、Sebastian Otero氏によれば、Catalina Sky Surveyのデータで、周期0.393231日、変光範囲15.45〜16.20等(V)の、アルゴル型(EA型)の食変光星と判明
(光度曲線、
位相曲線)。
MisV1428赤澤秀彦氏と大倉信雄氏の観測と、ASASSNのデータから、周期0.772402日、変光範囲12.12〜12.55等(V)の、W UMa型(EW型)の食変光星と判明(光度曲線)。 MisV1429Stefan Huemmerich氏とKlaus Bernhard氏によれば、LINEARとCatalina Sky Surveyのデータで、周期0.4629日、変光範囲14.35〜14.90等(CV)の、彩層の活動を伴うアルゴル型(EA/RS型)の食変光星と判明。 長周期の黒点によると思われる、長期的な変光が見られる (光度曲線、 位相曲線)。 MisV1435Stefan Huemmerich氏によれば、Catalina Sky Surveyのデータで、周期0.32119日、変光範囲14.7〜15.6等(V)の、W UMa型(EW型)の食変光星と判明 (光度曲線)。 MisV1436 = QSO B0133+47
クエーサーQSO B0133+47が、2007年11月に14等まで明るくなっているのを発見。
カタログには18〜19等と記載されており、可視光でも劇的に明るさを変える「可視激変光クエーサー」(optically violently variable QSO) であると判明。
京都大学の加藤太一氏によれば、これほど大きく明るさを変えるものは珍しい。
電波では良く観測されていたが、可視光での観測はあまりなく、これほど明るくなることも、これまでは知られていなかった。
70億光年の彼方にあり、この距離で14等というのは、凄まじい明るさ。
MisV1439 = OT 081
MISAOプロジェクトで捉えた、もう1つの劇的に明るさを変えるクエーサー。
だが、こちらは既知だった。
MisV番号を付けてしまったが、これは新発見では無かった。
MisV1441
吉田誠一、Patrick Wils氏、加藤太一氏により、Hα輝線天体HBHA 50-20 = IPHAS J205050.39+445011.7と同定。
MisV1442新しい食変光星。 吉田誠一は、この星がLONEOS Photometry File "loneos.phot" に、下記の通りに載っていることを発見。 12.95(Ic) 13.57(Rc) 14.22(V) 15.28(B) Diego Rodriguez氏、Esteban Reina Lorenz氏、Miguel Rodriguez Marco氏、Faustino Garcia氏、Adolfo San Segundo氏の観測で、2010年10月6日、10月16日、11月4日、12月18日に食が捉えられ、短周期の食変光星と判明した。 MisV1443
2011年1月8日の画像から、14等の明るさで発見した矮新星。
Stanislav Korotkiy氏とKirill Sokolovsky氏の画像では、1月2日に12.8等の明るさで写っていた。
MISAOプロジェクトでは、爆発から約1週間が過ぎ、約2等も暗くなった時点で発見したことが判明した。
MisV1444
DSSでは、赤外線よりも青乾板の方が明るく写っていたが、新井彰氏の分光観測で、ミラ型と判明。
POSS2 の青乾板は極大、POSS2 の赤外乾板は極小で撮影されたと思われる。
MisV1445
中島洋一郎氏の2011年12月17日のサーベイ画像にて、わずか4分の間に、16.8等以下から14.7等まで、2等級以上も急激に増光する様子を捉えた。
恒星のフレアが起きた瞬間を捉えた可能性がある。
MisV1446 = 1RXS J074112.2-094529
2012年1月5日の中島洋一郎氏のサーベイ画像から発見した、14.1等の明るい新天体。
X線天体1RXS J074112.2-094529のバーストと思われる。
MisV1447
鹿児島県の向井優氏が発見した、初めての新天体。
中島洋一郎氏の邑久サーベイと、高尾明氏によって、変光が確認された。
MisV14482012年5月27日の画像から、13.4等の明るさで発見した矮新星。 吉田誠一が発見したのは6月8日で、すでに撮影から2週間が過ぎていたが、Denis Denisenko氏によって、MASTERロボット望遠鏡で5月13日に12等の明るさで写っていたことが分かり、確認された。 MisV1449
2014年4月23日の画像から、15等の明るさで発見した、激変星らしき新天体[vsnet-alert 17303]。
吉田誠一が発見したのは5月18日で、すでに撮影から1ヶ月が過ぎており、確認できなかった
(竹下和之氏の5月18日の画像、
村松利一氏の6月1日の画像)。
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