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多数の人々の天体画像を基にした全天の継続的な観測によるスカイサーベイ
〜 MISAO プロジェクト 〜
吉田 誠一
seiichi@muraoka.info.waseda.ac.jp
http://www.info.waseda.ac.jp/muraoka/members/seiichi/
1997年8月29日 8月31日 彗星・小惑星会議1997

.概要.

本稿ではMISAOプロジェクトについて紹介する。このプロジェクトは、世 界中で撮影された天体画像を生かし、その中にある情報を有効に活用することを 目的とする。本稿ではまず、現状では撮影されている画像の持つ情報がほとんど 活用されていないことを示し、その解決法を探る。次に、本プロジェクトの構想 を述べ、それがもたらす効果を列挙する。後半では、プロジェクトの目標の1つ である「誰もが自分の画像を調査し、その中に新天体が写っていないかどうかを チェックできるような体制作り」を取り上げ、現在実装中のPIXYシステム について、構成と進捗状況を詳しく解説する。最後に今後の計画を述べてまとめ る。

• 天体画像中の情報の活用状況について
  • 画像自体が全く活用されない場合
  • 追跡観測できずに情報を活用しきれない場合
  • 特定の目的にのみ活用されている場合
  • 有用な情報を見落としている場合
• MISAOプロジェクト
  • 概要
  • 効果
• PIXYシステム
  • 概要
  • 進捗状況
  • 実験結果
• まとめ
• 参考文献