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Updated on November 27, 2004 |
Comet for Windows では、変光星の光度データを読み込んで、グラフを描き、光度変化を解析することができます。
Comet for Windows で読み込める光度データファイルは、下記の通りです。
The All Sky Automated Survey (ASAS)、Northern Sky Variability Survey (NSVS) の使い方については、MISAOプロジェクトの下記のページをご覧下さい。
ここでは、はくちょう座χという変光星のグラフを描いてみましょう。
まず、
http://vsnet.kusastro.kyoto-u.ac.jp/vsnet/etc/searchobs.cgi?text=CYGchi
から、光度データをダウンロードして下さい。 この光度データは、VSNETフォーマットで記録されています。
Comet for Windows を起動して、メニューから「メニュー」−「変光星の光度グラフ」を選びます。 そして、メニューから「設定」−「光度データのインポート」−「VSNETフォーマット」を選んで、ダウンロードしたファイルを開いて下さい。 すると、次のような光度グラフが表示されます。
増光と減光を繰り返している様子が分かります。
はくちょう座χという変光星は、周期が408日のミラ型変光星ということが分かっています。 そこで、1周期分の光度変化をグラフにしてみましょう。
まず、メニューから「設定」−「変光星の情報」を選びます。 すると、「変光星の情報」ダイアログが開きますので、周期の欄に「408」と入力して下さい。
次に、メニューから「表示」−「フォーマット」を選びます。 すると、「フォーマット」ダイアログが開きますので、「元期からの日数」を選んで下さい。 また、「折り返して重ね合わせる」もチェックして下さい。
すると、次のような光度グラフが表示されます。
きれいに重ね合わせられたグラフが表示されたので、408日という周期が正しいことが分かります。
また、およそ200日かけて直線的に減光し、その後はおよそ200日かけて直線的に増光する、というパターンを繰り返していることが分かります。