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下記のページを開きます。

The All Sky Automated Survey
http://www.astrouw.edu.pl/~gp/asas/asas.html

ここでは例として、赤経18h57m29s.84、赤緯+20o05'27".3 にある星のライトカーブと最新画像を調べることにしましょう。

The All Sky Automated Survey では、目当ての星の赤経赤緯を入力する方法と、星図から目当ての星を選ぶ方法と、2通りの方法が利用できます。

* 赤経赤緯を入力する方法

まず、左側のメニューから「Photometric Catalog」の「Search:」の「V-band」を選びます。

すると、上のフレームに入力画面が表示されますので、必要なパラメータを入力します。

ASAS ID
赤経赤緯を、ASAS IDの書式で入力します。 赤経は秒単位、赤緯は0.1分角単位です。 ここでは「185730+2005.5」と入力します。

「Search」ボタンを押すと、左下のフレームに、指定した検索範囲の中にある星の番号が表示されます。

なお、1つの星に対して、複数の番号が付いていることがありますので、注意して下さい。

ここで表示されたV光度は、彗星や新星、変光星の眼視観測をする際の比較星として利用できます。 彗星の眼視観測におけるICQのコードは「AU」です。

但し、観測数(Nobs)が充分に大きいデータを選ぶようにして下さい。 また、誤差(err)が大きいデータは、変光星の可能性がありますので、ライトカーブを調べて下さい。

IDをクリックすると、右下のフレームに、ライトカーブが表示されます。

ライトカーブまで表示した時のブラウザは、下記のようになります。

ライトカーブにプロットされている点をクリックすると、その時点での画像を見ることができます。 ライトカーブの右端の方の点をクリックすると、2〜4日以内に撮影されたばかりの、最新の画像を見ることができます。

なお、見ることができるのは、2〜4日以内の画像か、1年以上前の画像に限られます。

* 星図から星を選ぶ方法

まず、左側のメニューから「Photometric Catalog」の「Atlas:」の「V-band」を選びます。

すると、左上のフレームに天球が表示され、右上のフレームに入力画面が表示されますので、必要なパラメータを入力します。

Coordinates or ID:
星図の中心の赤経赤緯を、ASAS IDの書式で入力します。 赤経は秒単位、赤緯は0.1分角単位です。 ここでは「185730+2005.5」と入力します。
Size[deg]
星図を描く範囲を選びます。 0.9度前後が良いでしょう。 ここでは「0.9」を選びます。
On click:
ライトカーブや最新画像を調べるためには、「Plot curve」を選びます。

「Apply」ボタンを押すと、左上のフレームに星図が表示されます。

星図に表示されている星を1つ選んでクリックすると、左下のフレームに、その近くの星の番号が表示されます。 なお、1つの星に対して、複数の番号が付いていることがありますので、注意して下さい。

ここで表示されたV光度は、彗星や新星、変光星の眼視観測をする際の比較星として利用できます。 彗星の眼視観測におけるICQのコードは「AU」です。

但し、観測数(Nobs)が充分に大きいデータを選ぶようにして下さい。 また、誤差(err)が大きいデータは、変光星の可能性がありますので、ライトカーブを調べて下さい。

IDをクリックすると、右下のフレームに、ライトカーブが表示されます。

ライトカーブまで表示した時のブラウザは、下記のようになります。

ライトカーブにプロットされている点をクリックすると、その時点での画像を見ることができます。 ライトカーブの右端の方の点をクリックすると、2〜4日以内に撮影されたばかりの、最新の画像を見ることができます。

なお、見ることができるのは、2〜4日以内の画像か、1年以上前の画像に限られます。


Acknowledgements:

Pojmanski, G. 2002, Acta Astronomica, 52,397

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