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Updated on May 4, 2013 |
2007年12月30日〜31日(観測した彗星:2個)
横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 大晦日はたいへん北風が強く寒いのですが、透明度が良く、横浜でも2つの彗星を見ることができました。30日も快晴でしたが、透明度は良くなく、空が白っぽい感じでした。 もうすぐ新年ですね。皆様も良いお年をお迎えください。 8P/Tuttle
17P/Holmes
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2007年12月17日〜18日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 ホームズ彗星は、横浜での観測は限界が近づいてきました。これから月が大きくなりますので、もしかしたら、これが横浜での最終観測となるかもしれません。 10x66単眼鏡では、広がりすぎて、却って見づらいです。むしろ、肉眼で見た方が、彗星を捉えやすいです。肉眼で見えるのに、望遠鏡だと見えなくなるのは、何か不思議な感じです。 17P/Holmes
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2007年12月13日〜15日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年12月8日〜9日(観測した彗星:13個+小惑星:1個)
群馬県・北軽井沢での彗星観測です。 浅間山はすっかり雪化粧で、見事な眺めでした。 眼視で見える明るい彗星が多くなってきました。これだけあると、観測もたいへんですが、データの取りまとめもたいへんです。 12月8日は、一晩のうちに天候がころころと変わりました。頻繁に雲もかかりましたが、晴れた時はすさまじい透明度に恵まれました。背景の空が真っ黒で、微光星がたいへん良く見えます。 北方の山々は雪雲に覆われていました。それは雷雲らしく、雲が流れてくると、頻繁にまぶしい閃光が、音もなく辺り一面を照らし出しました。未明には一時、雪も舞いました。 夕方はほぼ完全に曇っており、明け方は少々寝過ごしたので、夕方と明け方の彗星は観測できませんでした。 12月9日は、日中は良く晴れていましたが、夕方はまた曇ってしまい、小雪まで舞ってきました。そのうち少しずつ晴れ間がでてきたので、小雪が舞う中で彗星を観測しました。しばらくするとほぼ快晴となり、その後は一晩中晴れていました。この日も北方の山々は雪雲に覆われていました。しかし、雷の閃光はありませんでした。 この日は乾燥しており、前日と違って、望遠鏡や車がまったく凍り付きません。ファインダーも曇らないので、観測はしやすいです。透明度も良いですが、ただ、前日ほどではありません。 火星がたいへん明るく輝いています。望遠鏡では大きくまん丸で、あまり暗い模様がなく、かなり眩しいです。 この他に、C/2007 B2 ( Skiff ) も狙いましたが、位置を間違えてしまいました。 気温は両日とも、0度からマイナス2度くらいでした。 C/2006 OF2 ( Broughton )
C/2006 Q1 ( McNaught )
C/2006 S5 ( Hill )
C/2006 W3 ( Christensen )
P/2007 H1 ( McNaught )
8P/Tuttle
17P/Holmes
29P/Schwassmann-Wachmann 1
46P/Wirtanen
50P/Arend
93P/Lovas 1
110P/Hartley 3
191P/McNaught
(3200) Phaethon
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2007年12月6日〜7日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 街灯りが消えて空が暗くなる夜中まで待たないと、ホームズ彗星の大きい姿がちゃんと捉えられません。ヨーカドーが閉店してから観測しているので、ここのところ、毎日同じ時刻での観測となっています。 また、単眼鏡を向ければすぐに見えるほど明るいですが、10分くらいかけてちゃんと目を慣らさないと、本来の大きい姿を捉えられません。 17P/Holmes
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2007年12月3日〜5日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 今夜(5日)は快晴で、抜群の、最高の透明度です! 横浜市内なので、さすがに肉眼では天の川は見えませんが、単眼鏡で覗くと、これまで見えたことのなかった、ペルセウス座α星付近の天の川の無数の微光星がはっきり見えて、けっこう壮観です。 3日は、東京湾(南東)の方角に雲が出ていましたが、上空は晴れていました。 17P/Holmes
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2007年12月2日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 19時台には、街灯りや、おそらく薄雲もあって、ホームズ彗星はまったく見えませんでした。しかし、23時過ぎには、透明度がかなり良く、空も暗くなって、ホームズ彗星は笑ってしまうほど明るくはっきりと見えました。 17P/Holmes
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2007年12月1日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月24日〜25日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 11月11日以降、2週間に渡ってずっと晴天が続いていましたが、今日は曇っています。今週はあまり天気が良くなさそうです。 この週末は、昼も夜もほとんど雲のない快晴が続きました。透明度もとても良いです。 17P/Holmes
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2007年11月22日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月21日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月20日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月18日〜19日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月17日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 ホームズ彗星のコマの端が、ついに、ペルセウス座α星にかかり始めました! 17P/Holmes
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2007年11月16日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月14日〜15日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 ホームズ彗星は、もうペルセウス座α星のすぐ隣です。 14日は雲が多かったのですが、頭上には大きな雲のすき間があり、じっくり観測できました。15日は快晴ですが、あまり透明度は良くありません。 17P/Holmes
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2007年11月12日〜13日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 ホームズ彗星は、だいぶペルセウス座α星に近づいてきました。 17P/Holmes
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2007年11月11日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 ついさっきまで雨が降っていましたが、急に快晴になりました。たいへん透明度が良く、星がきれいに見えています。 17P/Holmes
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2007年11月8日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月7日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 17P/Holmes
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2007年11月4日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 群馬県は昼間から雲が多かったのですが、横浜は良く晴れていました。しかし、観測中に北から大きな雲がやってきて、21時過ぎには雲に隠れてしまいました。 17P/Holmes
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2007年11月3日(観測した彗星:10個)
群馬県・北軽井沢での彗星観測です。 夜中までは快晴に恵まれ、暗い空と大口径で、ホームズ彗星を堪能しました!気温も程よく、ホームズ彗星の他に、秋の星雲星団も楽しみました。 40cmで見るホームズ彗星は、彗星にはまったく見えない、異様で不気味な姿でした。こんな光景は、もう一生、二度と見られないでしょうね。 夕方は快晴でしたが、地上はかなり霞がかって、透明度は悪いです。かすかに霧の中にいるような感じでした。20時すぎには北西と南東から雲が出てきて、低空は雲に覆われてしまいました。上空は夜中近くまで良く晴れていましたが、0時頃に急に全天が雲に覆われてしまいました。 この他に C/2007 T1 も狙いました。ちょうど木星のすぐ下だったのですが、18時前はちょうどその方向だけ雲があって、その後は浅間山の陰に隠れてしまい、観測できませんでした。 また、50P も狙いましたが、位置を間違えていました。 北軽井沢はほとんど木の葉が落ちてしまっていましたが、途中の烏川渓谷は紅葉の見頃を迎えて、たいへん見事な眺めでした。 C/2006 OF2 ( Broughton )
C/2006 S5 ( Hill )
P/2007 H1 ( McNaught )
8P/Tuttle
17P/Holmes
29P/Schwassmann-Wachmann 1
46P/Wirtanen
93P/Lovas 1
110P/Hartley 3
188P/LINEAR-Mueller
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2007年10月31日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 明日は雨なので、夕方から曇る予報でしたが、天気予報が好転して、快晴に恵まれました。 17P/Holmes
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2007年10月29日〜30日(観測した彗星:1個)
茨城県取手市藤代の自宅前、及び、横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 10月29日は条件の良い快晴でした。さすがに茨城県だと、横浜よりもはるかに暗い星まで見えます。そんな中、肉眼では彗星はひときわ明るく、アルゴルに近いほどに感じました。肉眼ではまだ恒星状です。ただ、そらし目で見ると、淡いぼんやりした光がまわりを囲んでいるのが分かりました。しかし、中心核との輝度差は大きく、円盤のような姿には感じられません。 単眼鏡では、中心にひときわ明るい小さい塊があり、その回りにやや暗い丸いコマがあって、目玉のような印象を強く感じます。惑星状星雲らしい姿です。 10月30日は、昼間から曇で、夜には雨になる予報でした。ですが、19時40分に外を見ると星が見えるので、観測しました。ひどい霞で条件はたいへん悪いのですが、肉眼でもなんとか見えました。単眼鏡では、また一段と大きくなったようです。20時頃まで観測しましたが、その後、20時20分頃に再び外を見てみたら、もう全天が曇っていました。 バーストから1週間になりますが、意外にも、ホームズ彗星はずっと2.5等の明るさを保っていますね。しかし、単眼鏡で見る姿は、日に日に大きくなっています。 1週間も見ていると、ホームズ彗星はだいぶ移動してきたのが分かります。ペルセウス座α・δとの三角形も、だいぶ形が変わってきました。 17P/Holmes
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2007年10月28日(観測した彗星:1個)
横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 日中は台風一過で、夕方まで清々しい快晴でした。予報では今夜は曇から雨になるそうです。薄明終了時にはいったん雲が出ましたが、今は雲もなくなり、快晴になっています。 17P/Holmes
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2007年10月27日(観測した彗星:1個)
横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。 唐突にやってきた台風20号が去って、予報どおり、台風一過の快晴となりました。満月ですが、星が良く見えています。あのバーストの夜以来、3日ぶりにホームズ彗星を見ることができました。 17P/Holmes
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2007年10月24日(観測した彗星:1個)横浜市内・鶴見川沿いでの彗星観測です。
22時14分
0時12分
2時8分
4時13分
17P/Holmes
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2007年10月5日〜6日(観測した彗星:11個)
群馬県・北軽井沢での彗星観測です。 連休は絶好の天気に恵まれました。 金曜日は、日中は雲が多く、ほとんど晴れ間がない状態でしたが、予報通り、日没頃から急速に晴れ上がってきて、薄明終了時には快晴となりました。前夜の雨のためか、透明度もなかなか良い感じでした。一晩中快晴でしたが、明け方は月明の中での観測となりました。 土曜日は、日中は快晴で、遠くの山々まで良く見渡せていました。夕方はそのまま快晴でしたが、昨晩と比べると、低空の透明度はやや落ちる感じでした。夜中には薄雲が出てしまいましたが、幸いにも見たい彗星の位置はあまり雲の影響を受けずに済みました。 明け方の空では、三日月・金星・土星・レグルスのランデブーが、たいへん美しい眺めでした。火星と散開星団M35のランデブーも良い眺めでした。あと、2夜とも、やけに流星が数多く流れていました。 出発した時の東京の気温は27度もあり、暑いほどでしたが、北軽井沢の明け方の気温は3〜4度まで下がり、かなり寒かったです。 この他に、C/2006 S5 ( Hill ) も狙いましたが、月に近いのと、2夜ともちょうど薄雲がかかってしまい、あまり意味のある観測になりませんでした。 C/2005 L3 ( McNaught )
C/2006 OF2 ( Broughton )
C/2007 F1 ( LONEOS )
P/2007 H1 ( McNaught )
8P/Tuttle
17P/Holmes
29P/Schwassmann-Wachmann 1
50P/Arend
93P/Lovas 1
110P/Hartley 3
188P/LINEAR-Mueller
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2007年8月2日(観測した彗星:1個)ハワイ・オアフ島、ココ・ヘッドの麓での彗星観測です。 ハワイ島コナは、朝は快晴なのですが、高い山があるため、日中には雲が出てしまいます。コナは、ヒロのように雨ばかりではないのですが、それでも夕方は雲に覆われてしまいます。初日のみ晴れましたが、コナの街はかなり明るく、街中では彗星は見えませんでした。 オアフ島ホノルルは、ビーチは晴れていますが、すぐ側まで山が迫っていて、山はいつも雲に覆われて雨が降っていました。山から雲が流れて来て、時々ホノルル周辺にシャワーを降らせますが、局地的で、少し移動すると晴れています。ホノルル市街は大都会ですが、レンタカーで30分くらい移動すると暗いところに行けます。 今回の旅では、マウナ・ケア山頂に登って、すばる望遠鏡も見学しました。昼間のツアーだったので、マウナ・ケアで彗星観測とはいきませんでした。オニヅカ・ビジター・センターには、大きなセレストロンやドブソニアンがいくつも置いてあったので、夜のツアーに参加すれば、機材を持ち込まなくても自由に星が見られそうです。 C/2006 VZ13 ( LINEAR )
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2007年6月23日(観測した彗星:1個)
沖縄県・石垣島での彗星観測です。 社員旅行に単眼鏡を持参して、彗星を観測しました。C/2006 VZ13 は意外と明るくなっており、小型の単眼鏡でも簡単に見えました。 梅雨明けしたばかりの沖縄は、まさに南国の夏まっ盛りでした。空は青く澄んで、太陽の光が強烈でした。しかし、海に囲まれているためか、白い雲もたいへん多く、快晴とはいかないようです。時にはにわか雨も降ったりして、天気は安定しませんでした。空気はきれいなのですが、湿気が多くて、中空〜低空は結構もやっていました。 夕方は、石垣島天文台の観望会に参加して、105cm望遠鏡で金星・土星・木星を見せてもらいました。特に木星の眺めはたいへん素晴らしいもので、大赤斑はもちろん、縞が渦を巻いている様子まではっきり見えて、感動しました。人生で最高の木星でした。 残念ながら、南十字星は見えなかったのですが、α・βケンタウリは、水平線上に並んで輝いている姿を見られました。 旅行中、沖縄本島ではTony Farkas氏とお会いして、ランチを一緒にしました。彗星の撮影、遠隔望遠鏡、彗星サーベイなど、いろいろなお話をできて有意義でした。 C/2006 VZ13 ( LINEAR )
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2007年5月26日(観測した彗星:5個)
群馬県・北軽井沢での彗星観測です。 土日とも五月晴れで、北軽井沢の新緑が青空に良く映え、すがすがしい行楽日和でした。夜もずっと雲1つない快晴でした。 ただ、中国からやってきた黄砂がひどく、透明度は良くありませんでした。日没前、二度上峠から見渡すと、浅間山麓はすっかりもやに覆われて、そこに山々が浮かんでいるように見えました。それはそれで、幻想的な眺めでしたが。 また、夕空には半月がありました。 なお、C/2006 VZ13 は、14等星と重なっており、観測できませんでした。 C/2005 L3 ( McNaught )
C/2006 WD4 ( Lemmon )
C/2007 E1 ( Garradd )
C/2007 E2 ( Lovejoy )
96P/Machholz 1
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2007年4月28日〜29日(観測した彗星:5個)群馬県・北軽井沢での彗星観測です。 今年のゴールデンウィークも、絶好の行楽日和に恵まれました。この時期は毎年、晴天に恵まれて存分に彗星観測ができているような気がします。尤も、今年はあいにくと満月でしたが。 4月28日は寒気が入り込んで、日中は激しい雷雨になりました。しかし、夕方、西に向かうにつれて、急激に天気が回復してきました。それでも、薄明終了時はまだ雲の方が多く、大きな雲が西から東へと通過していきました。しかし、20時半頃には雲が無くなり、快晴となって、天気が安定しました。雨上がりで透明度も良いようです。ただ、湿気が多く、21時頃には少しもやってきた感じで、透明度が落ちたようでした。南の空高く、大きな月があり、空はたいへん明るかったです。 明け方も快晴でした。夕方とは違って非常に乾燥しており、望遠鏡にはまったく露が付きません。月は西に低く、空はやや明るいとはいえ、透明度は良く、天の川も見えていました。3時頃には月が沈み、完全な暗夜となって、なかなか条件の良い空になりました。 4月29日は、日中は昼頃から雲が出て来て、一時はほぼ曇になってしまいましたが、夕方には再び雲一つ無い快晴となりました。ただ、透明度は前日よりもかなり劣っており、前日に見えた星も見えなくなっていました。気温も、夕方から氷点下となった前日とは違って、8°Cと、かなり暖かくなっていました。 この日も明け方まで快晴でした。ただ、前日よりも月の影響が出て、透明度も悪く、明るい彗星しか見られませんでした。薄明が始まるまで、天の川すら良く見えませんでした。明け方の気温は、前日と同じで、0°Cまで下がりました。 浅間山は3合目くらいまでまだ雪が残っていました。28日の夕方は、そこに大きな雨雲の名残りが漂っていて、二度上峠からの眺めは、なかなか荘厳なものでした。 彗星の観測結果は下記の通りです。この他に、29P と C/2005 L3 を狙いました。しかし、29P は低すぎてあまり意味のある観測になりませんでした。また、C/2005 L3 は天の川の中で、GSCの星図では12等星までしか載っておらず、微光星がまったく同定できず、どれが彗星だか分からない状況でした。 C/2006 VZ13 ( LINEAR )
C/2006 XA1 ( LINEAR )
C/2007 E1 ( Garradd )
C/2007 E2 ( Lovejoy )
96P/Machholz 1
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2007年1月14日(観測した彗星:1個)
茨城県取手市での彗星観測です。 今日も、ほぼ雲のない快晴でした。空は白っぽく霞んでおり、それほど透明度が良くない感じでしたが、太陽が西に沈む頃、黄金色に輝くマクノート彗星を見ることができました。 前回1月10日と同じく、ちょうど太陽が沈む方向だけ、超低空に雲が出ていました。16:30には、太陽は雲の隙間から見えている状態でした。日没は16:48でしたが、16:35には、太陽は雲の陰に隠れてしまいました。 10x70単眼鏡で探していると、ふいに、太陽光を反射して黄金色に輝く雲のすぐ上に、尾を伸ばした明るい彗星の姿を捉えました。この時、時刻はまだ16:37。信じられないことに、太陽はまだ沈んでいないのです。辺りはほとんど昼間と変わらない明るさで、車がライトを点けずに走っているというのに、マクノート彗星はたいへん明るく、きらきらと惑星のように輝いていて、楽に見えました。 さて、マクノート彗星が見えたので、光度目測のために、今度は急いで金星を探します。ところが、肝心の金星がなかなか見つかりません。おそらく、まだ日没前で、金星は見えていなかったのでしょう。マクノート彗星は、名実ともに、金星よりも明るくなった訳です。 16:42になって、ようやく10x70単眼鏡で金星を捉えられました。金星は、さきほど捉えた彗星と、ほぼ同じ明るさに見えます。しかし、今度は彗星が雲に隠れてしまい、同時刻で明るさを比べることができません。 この頃から、急速に夕闇が迫ってきて、空がどんどん暗くなっていきました。金星は、16:43には肉眼でも見え始め、その後も急激に明るく見えるようになっていきました。 16:44、ふと気がつくと、マクノート彗星が、低空にたなびく2つの雲の間に見えていました。マクノート彗星の明るさは、さきほどから変わっていない印象でしたが、上空の金星は、すでにマクノート彗星より1等ほど明るく感じられるようになっていました。 マクノート彗星は、前回1月10日と同じく、非常に鋭く輝く恒星状の姿でした。しかし、尾は4日前とはだいぶ方向が変わり、また、幅広く、カーブして広がっているように見えます。 16:47には、肉眼でも光の点として、マクノート彗星が見えるようになりました。しかし、その直後、マクノート彗星は低空の雲に隠れ、視界から去っていきました。 マクノート彗星が見えていたのは、16:37〜16:47の10分間でした。沈みゆく太陽の光で、黄金色から茜色へと変わってゆく雲の狭間で輝くマクノート彗星の姿は、とても神秘的なものでした。 マクノート彗星の明るさは、冬の条件で大気補正をすると、16:37にはマイナス5.4等以上、16:44にはマイナス4.9等となります。あいだを採ると、約マイナス5.2等となりました。俄かには信じ難い数値です。 ところで、白昼でも楽に見えている、という話を聞きましたので、お昼頃、横浜市内から肉眼で太陽の東側を探してみましたが、彗星も金星も、見つけることはできませんでした。 茨城県取手市まで出かけた後、10x70単眼鏡を持ち出して、再び白昼に太陽の東側を探しましたが、やはり、彗星も金星も見つけられません。15:30を過ぎて、太陽がかなり西に傾いていたためかもしれません。 私自身、過去には白昼に肉眼で金星を見たことがあります。しかし、それは極めて透明度の良い日で、しかも、金星は太陽から結構離れていました。今日は冬型もそれほど強くなく、白っぽく霞んだ空でしたので、太陽に近い彗星を見るのは、難しい条件だったと思います。 とはいえ、関東近辺でも結構たくさんの人が、白昼に双眼鏡で楽に彗星が見えたと報告しているのですが。。。 C/2006 P1 ( McNaught )
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2007年1月10日(観測した彗星:1個)茨城県取手市での彗星観測です。 噂の大彗星・マクノート彗星を見るために、勤務中に5時間ほど外出させてもらいました。渋谷から茨城県まで帰り、彗星を観測して、また渋谷にとんぼ返りでした。 昼からずっと、雲1つない快晴でした。ただ、冬型はそれほど強くなく、筑波山もかすんでおり、低空の条件はそんなに良くないように思います。しかし、天気なども考えると、今日が最初で最後のチャンスなので、出かけることにしました。 日没は16時44分でした。ちょうど、太陽が沈むあたりだけ、超低空に雲があり、日没前に太陽は雲に隠れました。 16時38分に現場に到着しました。その時点で金星は肉眼で見えていましたが、10x70単眼鏡で探しても、彗星は見つかりません。その代わり、飛行機雲がやたら見えていました。 17時の時報が鳴っても、まだ金星しか見えません。しかし、17時02分、単眼鏡を振っていると、飛行機雲のすぐ上に、ついにマクノート彗星の姿を捉えました! 太陽高度はわずかに地平線下4度。辺りはだいぶ夕闇が迫っていましたが、西空はまだまだ夕焼けで、ものすごい明るさでした。しかし、非常に鋭く輝く恒星状の頭部と、右上にすらっと尾を伸ばしたマクノート彗星は、はっきりと見ることができました。 17時07分、彗星がもっとも明るく見えた頃に、目測をしました。この時点で、ようやく10x70双眼鏡では、アルタイルも見え始めました。なんと、マクノート彗星は、上空の1等星・アルタイルよりも明るいです。 やがて、肉眼でもべガやアルタイルが、10x70単眼鏡では、わし座のγ星とβ星が見えてきました。空が暗くなり、アルタイルはどんどん明るくなっていきます。一方、マクノート彗星は、空が暗くなるのと、高度が下がっての大気吸収とが、ちょうど釣り合って、ずっと同じ明るさで見えていたように思います。 低空にはかすかな雲がたなびいているようで、夕焼け空には筋状の濃淡が見られました。マクノート彗星は、残念ながら、肉眼ではついに見えませんでした。しかし、10x70単眼鏡では、17時20分に遠くの家の屋根に沈むまで、20分間、ずっと見え続けており、黄昏の空に輝くほうき星の姿を、存分に堪能することができました。 この日の薄明終了は18時15分。まだ夜が始まらないうちに、マクノート彗星は沈んでしまい、私も帰路につきました。 茨城県取手市は、夕方の南西の方向は、東京都心の上空を通して見ることになり、星を見るには適していません。残念ながら、マクノート彗星は、金色に輝く雄大な姿、という感じではありませんでした。尾も短く、はるか彼方に離れたものを見ているような印象でした。 それでも、茜色の夕焼け空に浮かぶほうき星の姿は、いつも見ている彗星とはまったく違った、幻想的な眺めでした。 マクノート彗星が見え始めた時の高度は4.7度、見終わった時の高度はわずかに1.4度でした。冬の条件で大気補正をすると、マクノート彗星の明るさは、マイナス2.2等となりました。これは、百武彗星やヘール・ボップ彗星を超えて、私の見た中でもっとも明るい彗星となりました。 C/2006 P1 ( McNaught )
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