MISAO Project

Home Page       Tue Dec 2 18:42:53 JST 1997

next up previous
Next: まとめ Up: 画像と星図とのマッチングに関する中間報告 Previous: マッチングの精度

画像の重ね合わせ

最後に、PIXYシステムのマッチングを応用した例を示す。

PIXYが出力する画像の中心の座標、正確な画角、方向角を利用して、ほぼ 同じ領域を撮影した2枚の画像の合成等も簡単に行える。 一般に2枚の画像を合成する場合は、同じ機材で撮影し、画角や方向角が一致し ている等の制約条件が付くことが多い。 しかし、PIXYシステムの出力を利用する方法では、2枚の画像がそれぞれ 星図とマッチングできさえすれば良く、両者の条件(機材、極限等級、画角、方 向角等)が大きく異なっていても、またほとんど重なり合う場所がないくらい大 きくずれていても問題ない。 また、星図の上に実画像を重ね合わせることもできる。

ここで、前節でも取り上げたカシオペヤ座新星1995の2枚の画像( Nova1995Cas-1.gif , Nova1995Cas-2.gif )を合成した上、ティコ星表で作成した星図の上に位置を合わせて置いた例を紹 介する。

確認のため、同じ領域の星図と比較してみよう。

同じ方法で、2枚の画像の差分をとったり、交互にブリンク表示させることも可 能だ。

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.