MISAO Project

Home Page       Sun Aug 8 16:03:49 JST 1999

next up previous
Next: 星像検出 Up: 天体画像自動検査システム Previous: 概要

処理手順

PIXYシステムの処理は、次のような手順で行われる。

  1. 前処理
    白黒画像の反転や、不正ピクセルの除去等である。
  2. 星像検出
    この結果、各星像の位置(x,y)と光量が求められる。
  3. マッチング
    まず、星表から読み込んだデータをプロットした星図を作成する。 検出星像と読み込んだデータとのマッチングを行い、画像上の(x,y)から星図上 の(X,Y)への写像関数を求める。
  4. ペアリング
    写像関数に基づき、各星像と各恒星データとをペアにする。 また、この段階で極限等級の決定を行い、ノイズを除去する。
  5. 要注意天体の選別
    画像または星図の片方にしかないものは新天体候補やカタログエラー候補となる。 また、位置や光度が違うものも要注意天体として出力する。

その後、自動同定システムによって要注意天体と既知天体との同定を行い、 PIXYシステムが出力した要注意天体から新天体候補を選別する。 また、画像に写った既知天体の測光データを取得する場合は、すべての星像と既 知天体との同定を行う。

以下で、星像検出、マッチング、ペアリングについての詳細を述べる。

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.