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概要

天体画像自動検査システムPIXYは、画像からの星像検出、星図とのマッチ ング、個々の星像の位置と光度の測定、新天体のチェックという一連の検査作業 を、すべて自動的に処理するものである。 ユーザは、初めに天体画像ファイルを指定し、撮影方向(赤経赤緯)と撮影範囲 (画角)の概略値、及び撮影日時を入力するだけで、諸々のパラメータはシステム が適切な値を自動的に設定する。 これにより、一晩で100枚以上の画像、数十万個の恒星のデータを取得すること も可能になる。

本システムは、最終的に以下のデータを出力する。

  • 画像情報
    中心の赤経赤緯、画角、上方向の位置角、測定誤差、極限等級、…
  • 検出した全星像の位置・光度の測定値と、対応するカタログデータのリスト
    ここで、カタログにないものは新天体候補に、逆に画像に写っていないものはカ タログエラー候補と考えられる。
  • 星図
    元画像、検出した星像の星図、同領域のカタログ星図の3枚の図を表示する。 星図中では、新天体候補・カタログエラー候補は赤、変光星候補は黄、固有運動 もしくは位置ミスは青、その他は緑で描かれる。

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