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    同定データベースの天体の種類    

同定データベースに登録する天体の種類と、種類に応じた処理の違いについて解説します。

    解説    

同定データベースに登録する天体は、以下の5種類に分類されます。

コード内容
V変光星
S疑変光天体
Eカタログエラー
N星雲星団
Oその他

種類に応じて、光度データベースを構築する際の挙動に違いがあります。

それぞれの種類ごとの、同定データベースに登録できるカタログについては、カタログ一覧をご覧下さい。

o 変光星 (V)

光度データベースの構築によって、光度がデータベースの variable フォルダの下に記録されます。 但し、検出された星が同時に星雲星団 (N)とも同定されている場合は、測定光度が信頼できないものとして、光度は記録されません。

o 疑変光天体 (S)

光度データベースの構築によって、光度がデータベースの suspicious フォルダの下に記録されます。 但し、検出された星が同時に星雲星団 (N)とも同定されている場合は、測定光度が信頼できないものとして、光度は記録されません。 また、検出された星が同時に変光星 (V)とも同定されている場合は、変光星としての光度だけが記録され、疑変光天体 (S)としての光度は記録されません。

o カタログエラー (E)

光度データベースの構築によって、光度がデータベースの error フォルダの下に記録されます。 但し、検出された星が同時に星雲星団 (N)とも同定されている場合は、測定光度が信頼できないものとして、光度は記録されません。 また、検出された星が同時に変光星 (V)や疑変光天体 (S)とも同定されている場合は、変光星や疑変光天体としての光度だけが記録され、カタログエラー (E)としての光度は記録されません。

o 星雲星団 (N)

光度データベースの構築によっても、測定光度は記録されません。 検出された星が同時に変光星 (V)や疑変光天体 (S)、カタログエラー (E)とも同定されている場合も、測定光度は記録されません。

o その他 (O)

通常、同定データベースには、天体をその他の種類 (O)として登録はしません。 PXFファイルに於いて、PIXYシステムでの検査に利用したGSCやUSNO-A1.0等の恒星カタログの星番号を示す場合に、その他の種類である O という記号が利用されます。 光度データベースの構築の際には、考慮されません。

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