|     新変光星カタログの読み方    
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   変光星 (Star)
新変光星の名前です。
MISAOプロジェクトの変光星(Variable star)ということで、MisVという名前を付けています。
発見順に、1から番号を付けています。
 
   赤経赤緯 (R.A.   Decl.)
変光星の位置です。2000年分点です。
PIXYシステムで測定した位置の平均値が記入されています。
一部の星は、GSCやUSNO-A1.0などの星表に記載されている位置が記入されています。
 
   変光範囲 (Max   Min)
観測数が少なく光度曲線が不明な場合は、これまでに観測された最大光度と最小光度が記入されています。
 
   光度システム (System)
変光範囲の光度のシステムを表す記号が記入されています。
 
   型 (Type)
観測数が少なく光度曲線が不明な場合でも、変光型を以下の基準で判定しています。
  | 型 | 基準 | 
|---|
 | M?/SR? | 互いに光度差が0.3等以上の観測が3夜ある。 2MASSのJ-Ksの値が1.0等以上。
 |  | M:/SR: | 互いに光度差が0.3等以上の観測が4夜以上ある。 互いに光度差が0.3等以上の観測が3夜あり、2MASSのJ-Ksの値が1.0等以上。
 |  | M/SR | 2回以上の極大または極小を捉えている。 |  | E: | 1回だけの短期間の減光を捉えたもの。 |  | E | 2回以上の短期間の減光を捉えたもの。 |  | S? | 2MASSのJ-Ksが1.0等未満のもの。 |  | S | 短期間に増減光をしているもの。 |  | L | 2回以上の極大および極小を捉えていて、周期が一致しないもの。 |  | ? | その他。観測数が足りないもの。 |  
変光範囲が2.0〜2.5等以上ならM、そうでなければSRに分類。
スペクトルがM, C, Sのいずれかと判明している場合は、赤色変光星に分類。
 
   周期 (Period)
単位は日です。
 
   元期 (Epoch)
ユリウス日です。
 
   発見日 (Discovery)
新変光星として変光星ネットワークのメーリングリストに発表した期日を発見日としています。
 
   発見者 (Discoverers)
MISAOプロジェクトの規約に従って定められる発見者を記入しています。
詳しくは、発見者に関する規約をご覧下さい。
 
   GCVS符号
GCVS (General Catalogue of Variable Stars) に登録され、与えられた、最終的な変光星名です。
MISAOプロジェクトの発見に基づいて登録された星についてのみ記入しています。
 
   ID
同定された天体の名前を記入しています。
これらの同定は、加藤太一氏(京都大学)、John Greaves氏(英国)、吉田誠一が調査しています。
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