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ペアリング

写像関数に基づいて個々の検出星像と星表の恒星データとをペアにする。 ペアリングでは、マッチングで求められた暫定的な写像関数を初期値とし、

  1. 写像関数を元にペアを作成
  2. ペアに基づいて写像関数を再計算
を3回繰り返す。 明るいものから順に、その近傍でペアを探す。 ここで、初めは近傍の最も明るいものとペアにするが、後では最も位置が近いも のをペアにする。 これは、初めは写像関数が不正確であり、また画像の歪曲も補正していないため、 位置のずれが大きいためである。 但し、近接した2つの星があると、どちらが明るいかが画像と星表とで逆転する ケースがままあるため、位置誤差がなくなったと見做せるようになった後は、位 置を基準にペアを探す。

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