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マッチング困難なケース

マッチングでは、検出された星像、または星表から読み込んだデータのうちの明 るいものをいくつか選んで、それらの中から三角形を作って写像関数を計算する。 しかし、星の分布に偏りがある場合や、ノイズ・過剰分離によって局所的に大量 の星が検出された場合、マッチングが困難になる。 例えば、画像から少し外れた場所に極端に明るい星が多い星団があったとすると、 星表から読み込んだデータから明るいものを選ぶと、ことごとくこの星団中の星 であるという事態があり得る。 しかし、画像にはこの星団は写っていないため、この場合は絶対にマッチングし ないことになってしまう。

そのため、画像、星図ともにいくつかのブロックに分割し、各ブロックから同じ 個数の星を選択するようにした。

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