Home Page Mon Dec 1 02:27:28 JST 1997
Next: 光度-光量の直線性 Up: 実験結果 Previous: 実験結果 |
平坦化まずは、本手法によって画像の平坦化がどの程度実現したかを見てみる。 以下に示す画像は、スカイフィールドに対しての正/負分布を表しているもので、 緑はスカイフィールドよりも値が大きいピクセル、赤は小さいピクセルである。 中央の画像は、平坦化等をせず、単純に画像の平均値をスカイフィールドとした ものである。 下の画像が、本手法で平坦化、レベル補正の復元を行った後で、スカイフィール ドに対する正/負を調べたものである。 中央の画像に比べて、下の画像ではノイズが画像全体で均等に現れていれば良い。
この画像の実際の感度むらは、次の図のような不規則な形をしている。 中央の図が10x10の小領域毎のピクセル値の標準偏差を示したもので、下の図が それを2次関数で近似したフラットフィールドである。 このため、現在の手法では若干の誤差が残っている。
ところで、この画像はFITSを一度JPEGで保存し直したものに対して処理を行った。 元々のFITS画像に対して同様に処理を行うと、次のように異なった結果となって しまった。 下の画像に現れた楕円は、本手法が2次関数近似を行っているためである。 これらの結果が異なる理由は分からない。
|