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    赤経17時、赤緯-20度付近のUSNO-A2.0のデータ    

USNO-A2.0には、ところどころに、奇妙なデータが載っていることがあります。 赤経17時、赤緯-20度付近も、そんな領域の1つです。 この辺りの星図を描くと、実在しない星の帯が表示されます。

門田健一氏が撮影した、この辺りのノーフィルターCCD画像は、次の通りです。

PIXYシステム2でこの画像を検査すると、検出した星像と、画像と同じ領域の星図が表示されます。 その結果は次の通りです。

緑色の星は、画像に写っていて、USNO-A2.0にも載っている、ふつうの星です。 「Detected Stars」の図の赤い星は、画像には写っているけれども、USNO-A2.0には載っていない星です。 「USNO-A2.0」の図の赤い星は、USNO-A2.0には載っているけれども、実際には写らなかった星です。

USNO-A2.0には、左側の中央付近から、南に向かって、実在しない星のデータがたくさんあり、帯を形作っていることが分かります。

※ USNO-A2.0の星図は、加藤太一氏の換算式:

V = R + 0.375 * (B - R)
[vsnet-chat 700]
で求めた光度で表示しています。

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