|     ユーザー紹介    
PIXYシステム2を利用されているユーザーや、PIXYシステム2が利用された事例などを紹介します。
 
   アストロアーツ社の製品
PIXYシステム2のマッチング機能をC++に移植したライブラリが、株式会社アストロアーツの製品に使用されています。
 
天文シミュレーションソフトウェア「ステラナビゲータ」
画像マッピングの自動位置合わせに使用されています。
統合型天体撮像ソフトウェア「ステラギア」
望遠鏡自動導入の導入補正に使用されています。
移動天体サーベイシステム「ステラハンター・プロフェッショナル」
検出した天体の位置測定に使用されています。
天体画像処理ソフト「ステライメージ8」
自動メトカーフコンポジット機能に使用されています。
 
宇宙航空研究開発機構(JAXA)では、ステラハンター・プロフェッショナルを使用して、20等から21等の小惑星を発見しています。
 
 
   NASAの航空機に搭載された望遠鏡のポインティング
NASAの遠赤外線天文学成層圏天文台(SOFIA)では、ボーイング747-SP航空機に搭載された2.5メートル望遠鏡のポインティングに、PIXYシステム2が利用されています。
PIXYシステム2のソースコードは公開されているので、Bob Loewenstein氏がPIXYシステム2を書き換えて使っているそうです。
 
SOFIA - Stratospheric Observatory for Infrared Astronomyhttp://sofia.arc.nasa.gov/
 
 
   OpenCoeliのカタログ読み込み機能
オープンソース天文ソフトウェアであるOpenCoeliでは、50種類以上のカタログを読み込める機能を、PIXYシステム2のライブラリを利用して実現しています。
 
OpenCoelihttp://kotek.net/opencoeli
 
 
   クロアチアの流星画像解析
クロアチアの Hrvatska Meteorska Mreza (Croatian Meteor Network) では、流星画像の解析に、PIXYシステム2を利用しています。
 
Hrvatska Meteorska Mrezahttp://www.astro.hr/hmm/index.html
 
 
   ブラッドフィールド彗星の確認
2004年3月23日に、オーストラリアのWilliam A. Bradfield氏によって、8等の新彗星が発見されました。
この彗星は、夕方の地平線すれすれで発見されたため、条件が厳しく、2週間もの間、誰も確認することができませんでした。
その後、4月8日と9日に眼視で再び捉えられ、11日と12日にはTerry Lovejoy氏がCCDで撮影に成功し、ようやくC/2004 F4(ブラッドフィールド彗星)として公表されました。
その時、彗星はすでに3等まで明るくなっていました。
 
4月中旬には太陽に接近したため、結局、近日点通過前のこの彗星の撮影に成功したのは、世界中でTerry Lovejoy氏ただ1人でした。
彗星の軌道を求め、発見を公表するために、Lovejoy氏の画像から急いで位置を測定することが必要でした。
Lovejoy氏は、夕焼けの中、地平線すれすれにかろうじて写った彗星の位置を、PIXYシステム2を使って求め、天文電報中央局に報告しました。
 
ブラッドフィールド彗星の発見と、Lovejoy氏の求めた位置は、IAUC 8319で公表されました。
 
COMET C/2004 F4 (BRADFIELD)IAUC 8319
 
 
Lovejoy氏が撮影したブラッドフィールド彗星の画像は、下記のページで公開されています。
 
G A R Y   W.   K R O N K ' S   C O M E T O G R A P H YC/2004 F4 (Bradfield)
 http://cometography.com/lcomets/2004f4.html
 
 
   微光の人工衛星の位置測定
Rainer Kracht氏は、2003年3月12日に75mm f/1.3カメラレンズで撮影した画像にかすかに写った、GEO331という人工衛星の位置を、PIXYシステム2を使って求めました。
 
GEO331 videoobshttp://satobs.org/seesat/Mar-2003/0154.html
 
 
   星空図書館の画像処理
伊藤智行氏の「星空図書館」
 
http://www.kcv.ne.jp/~totomo/tosyokan/
 
では、毎晩自動的に星空を撮影した画像が、リアルタイムで公開されています。
 
「星空図書館」では、PIXYシステム2のAPIを使って、格子模様の除去を行った画像が公開されています。
 
   ASAS-3の最新彗星・新星画像
PIXYシステム2には、プラグインエージェントの仕組みが備わっており、PIXYシステム2に独自の拡張を施すことができます。
 
吉田誠一のホームページで公開されている
 
 
では、ASAS (All Sky Automated Survey)のサーベイ画像に写った、彗星や新星の最新画像を公開しています。
 
ここでは、PIXYシステム2のプラグインエージェントを使って、ASASのサーベイ画像から彗星や新星が写っているものを自動的にダウンロードして、半自動的にページをアップデートしています。
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