The TASS MarkIV Engineering Run Database の使い方
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ここでは例として、赤経18h57m29s.84、赤緯+20o05'27".3 にある星について調べることにしましょう。
The TASS MarkIV Engineering Run Database では、目当ての領域の恒星データを調べる方法と、目当ての星のすべての観測データを調べる方法と、2通りの方法が利用できます。
恒星データを調べる方法
下記のページを開きます。
The TASS MarkIV Engineering Run Database (Star List)
http://sallman.tass-survey.org/servlet/markiv/template/StarQuery.vm
すると、入力画面が表示されますので、必要なパラメータを入力します。
- Check this box if you would like an informational header prepended to the data.
-
チェックをオンにします。
- Check this box if you would like the data returned in sexagesimal format.
-
チェックがオンになっていますので、そのままにします。
- Check this box if you would like the data gzipped before downloading.
-
チェックがオフになっていますので、そのままにします。
- Query Position
-
赤経赤緯を入力します。
「185729.84+200527.3」と入力します。
- Query Radius
-
調べたい星の位置が正確に分かっていれば、検索範囲をかなり狭くする方が良いでしょう。
デフォルトでは60秒角になっていますので、ここではそのままとします。
「Get Stars」ボタンを押すと、恒星データが表示されます。
指定した検索範囲の中にあるすべての星のデータが表示されますので、赤経赤緯や明るさを見て、正しいデータを選んで下さい。
ここで表示されたV光度は、彗星や新星、変光星の眼視観測をする際の比較星として利用できます。
彗星の眼視観測におけるICQのコードは「TA」です。
但し、観測数が充分に大きいデータを選ぶようにして下さい。
また、標準偏差が大きいデータは、変光星の可能性がありますので、ライトカーブを調べて下さい。
すべての観測データを調べる方法
下記のページを開きます。
The TASS MarkIV Engineering Run Database (Download Data)
http://sallman.tass-survey.org/servlet/markiv/template/DataDownload.vm
すると、入力画面が表示されますので、必要なパラメータを入力します。
- Check this box if you would like an informational header prepended to the data.
-
チェックがオンになっていますので、そのままにします。
- Check this box if you would like the data gzipped before downloading.
-
チェックがオンになっていますので、そのままにします。
- Query Position
-
赤経赤緯を入力します。
「185729.84+200527.3」と入力します。
- Query Box Size
-
調べたい星の位置が正確に分かっていれば、検索範囲をかなり狭くする方が良いでしょう。
ここでは1x1分角として、「1」と入力します。
「Get Data」ボタンを押すと、観測データが表示されます。
指定した検索範囲の中にあるすべての星の観測データが表示されますので、赤経赤緯や明るさを見て、正しいデータを選んで下さい。
このデータは、TAB区切りのテキストファイルになっています。
ブラウザでテキストファイルに保存し、Excelで読み込むと、ライトカーブを表示することができます。
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