彗星の広場 (1998年4月中旬〜5月)

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星図は StellaNavigator Ver.2.0 for Windows (アストロアーツ編著 / アスキー出版局刊) によって作成したものです。

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  • 今月の彗星ランキング
  • 今月の彗星の解説
  • その他の彗星について
  • 位置推算表
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    * 今月の彗星ランキング

    1998年4月中旬〜5月に見える彗星のランキングはこのようになりました。

    テンペル-タットル周期彗星(55P)が去り、明るい彗星が無くなってしまいまし た。 明け方の空に高くなってきたムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)が、今月最も 期待できる彗星となりますが、明るさは11等程度でしょう。

    バーストを起こし11等に達したテイラー周期彗星(69P)は既に減光に転じてい ますが、まだ13等程度で観測できるでしょう。 紫金山第1周期彗星(62P)も予想を上回って増光し、同じく13等程度で観測で きます。 ともに夕空に見えています。

    南天のヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)は順当に減光し、3月末現在で9.0等に達 しています。

    - 第1位 ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1) 9.5→10等

    * 第2位 ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2) 11等

    - 第3位 テンペル-タットル周期彗星(55P) 12→15等

    * 第4位 ハートレー第2周期彗星(103P) 12.5→14等

    * 第5位 テイラー周期彗星(69P) 13→14等

    * 第6位 紫金山第1周期彗星(62P) 13.5→14等

    * 第7位 シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P) 13.5等

    * 第8位 コワル第2周期彗星(104P) 13.5→15等

    - 第9位 モンタニ彗星(C/1997 G2) 14等

    * 第10位 宇都宮彗星(C/1997 T1) 14.5→16.5等

    - 第11位 クレモラ周期彗星(68P) 14.5等

    * 第12位 ゲーレルス第2周期彗星(78P) 14.5→15.5等

    その他の暗い彗星は以下の通りです。

    ! ロヴァシュ第1周期彗星(93P) 16.5→15等
    * ハウエル周期彗星(88P) 16→15等
    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P) 15.5→17等
    * キロン周期彗星(95P) 15.5等
    * ジャコビニ-ツィナー周期彗星(21P) 18→16.5等
    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P) 16.5→17等
    ! シューメーカー第1周期彗星(102P) 17.5→16.5等
    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P) 17→17.5等
    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6) 17等
    + カーンズ-クェー周期彗星(59P) 18→17.5等
    * 小惑星 1997 CU26 18等
    + 高見沢周期彗星(98P) 18.5→18等
    * 小惑星フォルス(5145) 18等
    * LINEAR彗星(C/1998 G1) 18等
    * ラッセル第3周期彗星(91P) 18等
    * ピーターズ-ハートレー周期彗星(80P) 19→18.5等
    + 葛-汪周期彗星(P/1988 V1) 19.5→19等
    * 朱-ベーラム彗星(C/1997 L1) 18.5→19等
    * コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(134P) 19等
    + フェイ周期彗星(4P) 20→19等
    * 小惑星 1995 GO (8405) 19等
    * テンペル第2周期彗星(10P) 19等
    + ミュラー第3周期彗星(P/1990 S1) 20→19等
    * パーカー-ハートレー周期彗星(119P) 19→20等
    + フォーブズ周期彗星(37P) 19等
    * モンタニ周期彗星(P/1997 G1) 19.5→20等
    * ティルブルック彗星(C/1997 O1) 19.5→20.5等
    + ラッセル第1周期彗星(83P) 20等

    *今見えている彗星 -日本からは見えない彗星 +今回帰ではまだ観測されていない周期彗星 !今回帰ではまだ観測されていない周期彗星(日本からは見えない)

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    * 今月の彗星の解説

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    C/1995 O1 ( Hale-Bopp )

    [星図]

    日本からは見えなくなって久しいヘール-ボップ彗星ですが、南半球では観測 が続いています。 日本から最後に見られた1997年10月頃からは、彗星はほぼ

            m1 = -2.1 + 5 logΔ + 11.4 log r
    
    という式に沿って減光しています。 3月末現在、9.0等まで暗くなっています。

    彗星は現在がか座にあり、カノープスの方向へと移動しています。 南半球では、夕方の南西の空に見えています。 明るさはそろそろ10等になるでしょう。

    南半球では、今後もこの彗星を長期間追跡できます。 彗星が大型のため、1998年末の頃でもまだ12等台で、眼視でも観測可能でしょ う。 1999年末には10AUを越え、土星よりも遠くになりますが、14等台の明るさを保っ ているものと思われます。

    12月末から1月上旬にかけて、アンチ・テールが観測されて話題になりました。 太く長いダストの尾とともに、彗星を貫く針のような鋭いアンチ・テールを捉 えた画像がWWWで公開されています。 また、熱心な写真家によって、大マゼラン雲の近くで長い尾を伸ばしたヘール- ボップ彗星の姿を見事に捉えた写真が日本の雑誌の誌面を飾りました。

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    C/1997 J2 ( Meunier-Dupouy )

    [星図]

    昨年5月7日に14等で発見されたムーニエ-デュプイ彗星は、3月10日に近日点を 通過しました。 しかし、太陽には3AUまでしか接近しないため、彗星の光度変化は非常にゆっ くりとしたものです。 発見以来着実に明るくなり、昨年春には13等、夏から秋にかけては12等で観測 されました。 昨年11月以降は11等台の小さな姿が眼視でも良く観測されています。

    今月はペガスス座の足元の辺りにいて、明け方の東の空にだいぶ高く昇るよう になってきました。 薄明開始時の高度は、4月中旬は35°ですが、5月末には55°に達します。 南半球ではしばらく観測できませんでしたが、5月からはようやく観測できる 高さに昇るようになってきます。 明るさは相変わらず11等前後でしょう。 ただ、2月以降のこの彗星の観測報告は、11〜12等と予報より少し暗めの値と なっています。 多少減光しつつあるのかもしれません。

    今後彗星は、6月までほぼ同じような位置にいます。 7月以降は一転して、秋の星座の中を急速に南下していきます。 明るさの方は、秋になるまで長い間10〜11等台で眼視観測可能でしょう。 計算上では、2000年になってもまだ16等で観測可能です。

    * テンペル-タットル周期彗星(55P)

    55P/Tempel-Tuttle

    [星図]

    今後数年間、大流星雨が期待されている11月のしし座流星群の母天体です。 33年ぶりに回帰し、地球に接近した1月には7.5等の明るさになったこの彗星も、 既に太陽と合になって観測できなくなってしまっています。

    この彗星は11月上旬に明け方の空に現れて来た時には18.4〜19.5等と、予報よ りも2等ほど暗く観測されました。 12月に入ってからも、4日に17.6等、11日に16.6等と、予報よりも3等も暗く、 1月の地球最接近の頃でも11等以下にしかならないのでは、と心配する声も挙 がっていました。 しかし、1997年末になって急激に増光を開始し、12月下旬に14→11等、1月上 旬に10→8等となって、地球に最接近した中旬には7.5〜8.0等の明るさに達し ました。 この頃は視直径が15〜20′、集光度は1〜2と、大変明るく大きく拡散した印象 的な姿でした。 この期間の光度式は

            m1 = 7.5 + 5 logΔ + 35.0 log r
    
    となります。 log r の係数が 35 と極めて大きく、急激に増光したことが分かります。

    地球最接近後は、彗星の増光が鈍くなって、地球から離れるにつれて少しずつ 減光していきました。 また、彗星が見かけ上小さくなっていくにつれて、集光が強くなっていきまし た。 結局、2月末の近日点通過の頃には、9等の典型的な小彗星の姿に変わっていま した。 この期間の光度式は

            m1 = 8.5 + 5 logΔ + 20.0 log r
    
    となります。

    3月になって、彗星は夕方の西空に沈み、観測できなくなりました。 4月中は太陽に近すぎて、観測できません。 5月中旬になると、南半球では明け方の空に再び姿を現して来ます。 但し、明るさの方は14等にまで暗くなってしまっています。 一方、日本からは近日点通過後の条件は悪く、ほとんど観測できません。 7月に明け方の南東の低空に見えるようになりますが、薄明開始時の高度は20°強 でしかない上、16等以下という暗さでは、観測は非常に困難でしょう。 その後も彗星が南下し続けるため、高度が10°強の辺りを推移しつつ暗くなっ ていきます。 事実上、今回帰はもう二度と観測できないでしょう。

    今月はくじら座を南下していきます。 6月上旬には、惑星状星雲NGC 246(8.0等、3.7′)に接近します。

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    103P/Hartley 2

    [星図]

    ハートレー第2周期彗星は、昨年中は5月に19等、6月に17〜19等、7月に16.5〜 18.5等、8月に13〜15.5等、9〜10月に12〜15等、11月に10→9等、12月には9→ 8等と順調に明るくなりました。 近日点通過は12月21日でしたが、通過後は更に少し明るくなり、1月には8等級 のピークに達し、視直径も5′以上と明るく大きくなった様子が眼視でも良く 見られました。 その後はゆるやかに減光して、2月中旬に9等、2月下旬から3月上旬でもまだ10 等の明るさを保ち、長い間眼視観測の良い対象となりました。 しかし、3月中旬からは急速に拡散、減光し始めたようで、眼視では12等、CCD では15等という報告もあります。

    近日点通過前の光度変化は、

            m1 = 9.0 + 5 logΔ + 20.0 log r
    
    という式で表されます。 一方、近日点通過後の光度変化は、
            m1 = 8.6 + 5 logΔ + 9.7 log r
    
    という式になります。 log r の係数が小さくなって、増光時に比べてゆるやかに減光している様子が 分かります。

    今月は、12.5等から14等へと減光していきます。 眼視で見ることはだいぶ困難になってしまっています。 CCDでは、予報よりもずっと暗い可能性もあります。 いずれにせよ、かなり観測しづらくなってしまいました。

    彗星はいっかくじゅう座からこいぬ座を通って、かに座とうみへび座の頭の間 へと移動します。 相変わらず夕方の南西の空に見えていますが、高度が急速に低くなっていきま す。 5月末には20°を下回り、観測できなくなってしまうでしょう。 南半球ではもう少し長く、7月上旬まで追跡できます。

    4月17日には、コーン星雲(NGC 2264)に30′弱まで接近します。

    * テイラー周期彗星(69P)

    69P/Taylor

    [星図]

    テイラー周期彗星は大バーストを起こし、予想よりも6等も明るく、11等に達 しました。

    今回帰は、10月になってようやく18.9等で観測されたため、12月に17等止まり かと思われました。 しかし、11月には18等、12月上旬は16等と急激に明るくなりました。 12月12日の近日点を過ぎても増光の勢いは止まらず、12月下旬には15等、1月 上旬には13.5〜14等、1月中旬から2月初めには12等と増光し、2月下旬から3月 初めにかけて、11等のピークに達しました。 その後は減光に転じ、3月下旬には12等と少し暗くなっています。

    彗星は減光中で、今月は13等から14等となるでしょう。 しかし、この彗星は現在異常な状態にあるため、今後の予報は不確実です。 3月には拡散してきたという報告もあり、今後急激に減光する可能性もありま す。

    彗星は今月はやまねこ座からしし座の頭部の北へと移動します。 夕方の空高く見えています。 一方、南半球では夕方の北の空低くになってしまいます。

    今回のこの彗星の大増光は、近日点通過の40日程前から通過の75日後にかけて 比較的ゆっくりと進行しました。 これが単なるバーストであるのか、はたまたこの彗星が近日点通過後に極端に 明るくなる傾向があるのかは良く分かりません。 この彗星は1915年の発見当時にも、核が2つに分裂して増光したという経歴が あります。 今回のバーストも分裂によるものかもしれません。 今後、CCDでは分裂核を捉えられる可能性もあります。

    * 紫金山第1周期彗星(62P)

    62P/Tsuchinshan 1

    [星図]

    4月19日に近日点を通過する紫金山第1周期彗星が、急激に増光し、13等級に なって眼視でも見られるようになっています。

    今回帰は10月12日にScottiによって初めて捉えられました。 10月から11月には20等と、予報よりも2等以上暗かったため、3月から4月にか けて18.5等にしかならないかと思われました。 しかし、1月には18.5→17.5等、2月には16.5→15.5等、3月には15.5→14.5等 と急に増光してきました。 この期間の光度式は、

            m1 = 9.0 + 5 logΔ + 30.0 log r
    
    となります。 3月中旬以降は眼視も観測され始め、13等前後と大変明るく見積もられていま す。 これは、上式よりも更に2等以上明るくなっていることになります。 よって、ここでは
            m1 = 6.8 + 5 logΔ + 30.0 log r
    
    という光度式で予報を出しています。 これによると、ちょうど今がピークの頃で、今月も13等台で観測できるでしょう。

    今月は、おうし座の角の先からふたご座を横切って、かに座へと移動していき ます。 夕方の西の空に見えていますが、薄明終了時の高度は35→22°と低くなってい きます。 南半球では、夕方の北西の空低く、高度15°の辺りに位置します。

    5月25日には、ポルックスの南1°弱のところを通過します。

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    29P/Schwassmann-Wachmann 1

    [星図]

    度々バーストを起こすことで有名なシュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星 は、1月下旬に比較的大きなバーストを起こし、12等と明るく観測されました。 この時のバーストは2月中旬には収まりましたが、その後も眼視ではずっと13 等程度の明るさで観測が続いています。 CCDでは、3月中旬に新たなバーストを起こし、恒星状になった様子が小島卓雄 氏によって捉えられています。

    彗星は今月もうみへび座の尾部、γ星の上にあります。 夜半前に南中しますが、高度が35°と南に低いのがやや難点です。 一方、南半球では頭上高くに見えています。

    この彗星はここ数年、定常状態でも13〜14等の明るさで観測され続けています。 おそらく頻繁にバーストを起こしているものと思われます。 写真やCCDで彗星を観測する場合は、いつもこの彗星をスケジュールに入れて おく必要がありそうです。

    * コワル第2周期彗星(104P)

    104P/Kowal 2

    [星図]

    3月2日に近日点を通過したコワル第2周期彗星は、昨年中は5月に19等で観測 された後、6月に18等、7月に17.5等、8月には16.5→15.5等、9〜10月に15等、 11月には14.5→13.5等と順調に増光しました。 12月から3月にかけてピークとなり、長い間夕空で13等で観測されました。 この期間の光度式は、

            m1 = 10.3 + 5 logΔ + 12.5 log r
    
    となります。 当初の予報より増光がやや鈍かったため、log r の係数が小さくなりました。 結局、今回帰は13等止まりでした。

    今月はオリオン座→ふたご座→こいぬ座へと移動していきます。 相変わらず夕方の西空に見えていますが、かなり低くなってしまっています。 5月には観測できなくなってしまうでしょう。 明るさも、13等台から15等へと急に暗くなってきます。 これで今回帰は見納めとなります。

    * モンタニ彗星(C/1997 G2)

    C/1997 G2 ( Montani )

    [星図]

    昨年4月12日に18等で発見された新彗星です。 7月に17等になるまで観測された後、見かけ上太陽に近づいて観測できません でした。 今年になって、再び太陽から離れて来ていましたが、彗星が南天にあるためか、 しばらく観測がありませんでした。 しかし、3月31日に14.1等と、予想を上回って明るくなっていることが報告さ れました。 昨年春の観測と合わせると、光度式は

            m1 = 2.0 + 5 logΔ + 20.0 log r
    
    となります。 log r の係数が20と大きな値になり、急激に増光したことを示しています。

    この彗星の近日点通過は4月16日で、現在がちょうどピークです。 今月はみずへび座を東へ移動していきます。 14等の明るさで、南半球では明け方の南東の空に見えています。 残念ながら、日本からは観測できない位置にいます。

    日本からは、この彗星は、1999年1月末から2月初めにかけて、夕空にわずかに 顔を出します。 しかし、17等級で薄明終了時の高度が10°弱ではまず観測は不可能でしょう。 その後、1999年8月以降はようやく明け方の空で観測できる位置に来ますが、 既に20等以下になってしまっているでしょう。 結局、日本からは事実上もう二度とこの彗星を観測できないことになります。

    5月上旬には、小マゼラン雲のすぐ南をかすめるように通過していきます。

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    C/1997 T1 ( Utsunomiya )

    [星図]

    熊本県の宇都宮章吾氏が、昨年10月3日に10.5等で発見した新彗星です。

    10月から11月にかけて条件が良かったため、たくさんの観測が報告されました。 この頃が最も明るく、10等前後でした。 12月以降は太陽と近い状態が続いて観測しづらかったのですが、12月〜1月に は10等、2月には10→11等と、予報よりも明るく観測されています。 しかし、明け方の空で徐々に高くなってきた3月には、上旬に11.5〜13.5等、 下旬から4月初めには14〜15等と、一気に暗くなってしまったようです。 この期間の光度変化を1つの光度式で表すと、

            m1 = 5.8 + 5 logΔ + 22.0 log r
    
    となります。

    彗星は今月はへびつかい座からてんびん座を横切り、うみへび座の尾部へと急 速に西進します。 4月には明け方の空にありますが、5月上旬には衝となり、5月末には夕方の空 に見えるようになります。 この間に彗星は急速に減光します。 4月中旬は14.5等ですが、5月末には16.5等になってしまいます。 7月上旬には南西に低くなりますが、その頃には18〜19等まで暗くなってしまっ ているでしょう。

    * クレモラ周期彗星(68P)

    68P/Klemola

    [星図]

    5月1日に近日点を通過するクレモラ周期彗星は、しばらく太陽と合になって観 測できませんでしたが、再び明け方の空に現れて来ました。

    今回帰は既に昨年3月から7月にかけて、19〜21等と大変暗く観測されていまし た。 その後、予報では太陽と合になっている間に急速に増光し、14等で明け方の空 に姿を現すと思われていました。 4月初めに、超低空ながらもこの彗星が観測され、14等と予報通りの明るさに なっていることが確認されました。

    今月はみずがめ座からうお座へと東進します。 金星のすぐ近くにいます。 ようやく明け方の空に昇って来たところで、4月から5月はまだ高度が低く、ほ とんど観測できないでしょう。 6月になると、薄明開始時の高度が20°を越えるようになってきます。 一方、南半球では既に20°を越えるようになっていて、5月には30°以上の高 さに見えるようになります。

    彗星は現在がちょうどピークで、初夏の頃まで14等台で観測できるでしょう。 その後はゆっくりと暗くなっていきます。

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    78P/Gehrels 2

    [星図]

    ゲーレルス第2周期彗星は既に昨年8月7日に近日点を通過していますが、12月 まで地球に近づいてきていたため、1月までずっと、11〜12等と非常に明るく 観測されました。 地球からも遠ざかり始めた2月以降は減光に転じましたが、3月末でもまだ13〜 14等の明るさを保っています。 しかし、彗星は拡散してきた上、天の川の中にあったため、観測しづらくなっ てしまいました。

    彗星はしばらくふたご座にありましたが、今月はふたご座からかに座へと東進 していきます。 夕方の南西の空高く見えていますが、急速に低くなっていきます。 5月下旬には見えなくなるでしょう。 明るさも、14等台から15等台へと暗くなり、眼視では見えなくなってしまいま す。

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    * その他の彗星について

    10月14日に近日点を通過する ロヴァシュ第1周期彗星 〔93P/Lovas 1〕 [星図] が、明け方の空に姿を現して来ます。 今回帰はまだ観測されていませんが、予報では既に16等にまで明るくなってき ているはずです。 今月はまだ日本からは高度が低く観測できませんが、南半球では既に明け方の 空で高度が30°を越えるようになってきています。 日本からも、6月以降は観測できるようになります。 今月はうお座の南部を東進していきます。 4月下旬は木星、金星に近く、その後も5月中旬までは金星のすぐ近くにいます。 この彗星は、今回帰の条件が良く、秋から冬にかけて11等まで明るくなると期 待されています。

    9月27日に近日点を通過する ハウエル周期彗星 〔88P/Howell〕 [星図] は、1月上旬に20等、1月下旬に19等と、予報よりも3等も暗く観測されました。 その後は3月初めに18等、4月初めに16等と、
            m1 = 11.0 + 5 logΔ + 15.0 log r
    
    という式に沿って順調に増光してきています。 今月もおとめ座、スピカの北にいて、夜半前に南中します。 明るさは16等から15等へと増光してくるでしょう。 上記の光度式からの予報では、夏から秋にかけて14等程度となります。 ただ、この彗星は近日点通過後に明るくなるタイプであるとも言われています。 その場合、秋には11〜12等に達するかもしれません。

    昨年9月29日に近日点を通過して以来、長い間12〜13等台で観測され続けた ヴォルフ-ハリントン周期彗星 〔43P/Wolf-Harrington〕 [星図] ですが、今月は予報では15等台から17等へと一気に暗くなっていくはずです。 しかし、3月でもまだ13〜14等の明るさを保っていましたので、実際にはもう 少し明るく観測されるかもしれません。 とはいえ、もはや眼視でこの彗星を見ることはほぼ不可能になっているでしょ う。 彗星は今月もうみへび座の胴体部にいて、宵の南西の空に見えています。 6月に17等になるまで、もうしばらく夕空で追跡できるでしょう。

    小惑星(2060)としても登録されている キロン周期彗星 〔95P/(2060) Chiron〕 [星図] は、今月もてんびん座α星のすぐ北にあります。 衝となって、真夜中の南の空に見えています。 予報では15.5等のはずですが、最近は16等以下と予報よりも1等から1.5等ほど 暗いようです。 既に1996年2月に近日点を通過していますが、近日点距離が8.5AUと大きいため、 今後数年間はほとんど明るさは変わりません。 現在、日本からは南中高度が40°弱とやや低くなっています。 この状態は今後しばらく続きます。

    11月21日に近日点を通過する ジャコビニ-ツィナー周期彗星 〔21P/Giacobini-Zinner〕 [星図] は、1月20日に22等で観測されました。 その後、4月には19等と、順調に増光してきているようです。 4月中は18等ですが、5月には16等台になり、アマチュアのCCDの射程内に入っ て来るでしょう。 8月には14等よりも明るくなって、秋から冬にかけて10等程度に達し、夕方の 空で眼視でも見えるようになると期待されています。 この彗星はまた、10月のジャコビニ流星雨の母天体でもあります。 この群はふだんはまったく出現しませんが、母彗星の回帰に際し、今年の10月 には久しぶりの出現が期待されています。 前回の1985年には、ほとんど期待されていなかったジャコビニ流星雨ですが、 突然の大出現が日本で起こり、観測者を驚かせました。 さて、今回はどうなるでしょうか。 彗星は、今月はへびつかい座からヘルクレス座へと北上していきます。 未明に南中し、頭上高く見えています。

    1996年の検出時に核が2つに分裂しているのが発見された シューメーカー-ホルト第1周期彗星 〔128P/Shoemaker-Holt 1〕 [星図] は、1997年11月に近日点を通過した後に好条件となり、12月から2月にかけて 眼視では14等、CCDでも15〜16等で観測されました。 3月には少し暗くなり、16〜17等でした。 今月はおうし座の角の先からオリオン座の頭上を通って、ふたご座へと移動し ます。 明るさは16等台でしょう。 夕方の西空にだいぶ低くなってきています。 5月には観測できなくなります。

    1999年3月に近日点を通過する シューメーカー第1周期彗星 〔102P/Shoemaker 1〕 [星図] は、今回帰はまだ観測されていませんが、予報では16〜17等と既に充分明るく なってきているはずです。 彗星は南天にあり、日本からは観測できませんが、南半球では明け方の空高く 見えています。 今月はぼうえんきょう座からくじゃく座へと南下します。 5月末には、球状星団NGC 6752(5.4等、20′)に接近します。 この彗星は、近日点通過前の日本からの条件は悪く、わずかに11月に夕空低く 姿を現しますが、15等台で高度15°以下では観測は難しいでしょう。 通過後は1999年7月に15等台で明け方に見え始め、その後次第に減光していき ます。

    初回帰の シューメーカー-レヴィ第3周期彗星 〔129P/Shoemaker-Levy 3〕 [星図] は、3月4日に近日点を通過しました。 1月から2月にかけて好条件となり、眼視では14等台で、CCDでは15〜16等で観 測されました。 3月には少し暗くなり、16〜17等でした。 ふたご座からかに座へと移動します。 明るさは17等でしょう。 4月中は宵の空高く見えていますが、西空に急速に低くなっていきます。 この彗星は軌道の離心率が0.25と円に近いため、1999年春の衝の頃でもまだ 18.5等程度の明るさを保ちます。 今後も長期間観測され続けるでしょう。

    1997年1月31日に19.4等で発見された スペースウォッチ彗星 〔C/1997 BA6 ( Spacewatch )〕 [星図] は、その後も順調に増光し、今年に入ってからは17等前後で観測されています。 今月もうみへび座頭部の南にありますが、夕方の南西の空にだいぶ低くなって きました。 5月中旬に低くなって観測できなくなった後、彗星は南天に去ってしまいます。 この彗星の近日点通過は1999年11月で、13等級まで明るくなると思われます。 しかし、その頃には南天にあり、日本からは観測できません。 その後、再び北上してくる2000年秋まで日本からは観測不可能となります。

    1999年9月16日に近日点を通過する カーンズ-クェー周期彗星 〔59P/Kearns-Kwee〕 [星図] が、再び明け方の空に現れて来ます。 この彗星は、今回帰はまだ観測されていませんが、予報では既に17〜18等と充 分に明るくなってきているはずです。 しかし、昨年夏には衝の位置で19等になっていたはずですが、観測されません でした。 そのため、実際にはもっと暗い可能性が高いです。 彗星はみずがめ座から西のうおの方向へと移動していきます。 4月中はまだ高度が低いのですが、5月中旬からは観測できるようになるでしょ う。 一方南半球では、既に明け方の空にだいぶ高く昇って来ています。 この彗星は1999年秋から冬にかけて条件が良くなり、12等台の明るさで眼視で も見られると期待されています。

    昨年2月15日に18等で発見された 小惑星 1997 CU26 [星図] は、近日点距離が13AUと土星よりも遠い、周期60年のセントール族の小惑星で あることが分かりました。 この天体の近日点通過はずっと先の2004年で、今後20年以上に渡って18等程度 で見えることになります。 その間にコマが検出され彗星になるかもしれません。 1月〜2月には17等台で、3月には18等で観測されています。 今月もかに座で、球状星団M67のすぐ南にいます。 夕方の南西の空に低くなっていき、6月には観測できなくなります。

    11月7日に近日点を通過する 高見沢周期彗星 〔98P/Takamizawa〕 [星図] は、今回帰はまだ観測されていません。 予報では既に18等台にまで明るくなってきているはずです。 しかし、ここしばらく位置的条件が良かったにも係わらず観測されていないこ とを考えると、実際にはもっと暗い可能性が高いです。 今月はしし座にあり、宵の頃に頭上高く位置します。 この彗星の今回帰の条件は悪く、夏に17等になるまでしか観測できません。

    1992年1月9日に17等で発見された 小惑星フォルス 〔(5145) Pholus〕 [星図] は、近日点距離が8.7AUで周期が約90年という巨大な楕円軌道上をまわってい ました。 長らく小惑星と思われていたキロン周期彗星(95P)と同じセントール族の天体 ですが、その後も恒星状でコマは検出されていません。 しかし、小惑星の中でも特に赤く見える天体として有名です。 既に近日点を通過してから6年以上過ぎていますが、土星よりも遠くにいるた め、明るさはほとんど変化せず、今後数年から10数年は観測できます。 今月もアークトゥルスのすぐ南西にあり、真夜中に頭上高く18等で見えていま す。

    LINEAR周期彗星 〔C/1998 G1 ( LINEAR )〕 [星図] は、4月2日にリンカーン研究所の地球に接近する小惑星の捜索中に18.9等で発 見された新彗星です。 彗星名は、Lincoln Laboratory Near-Earth Asteroid Research の頭文字をとっ たものです。 初めは高速移動小惑星の1つとして報告されましたが、その動きから、逆行の 放物線軌道上を運動していることが分かりました。 その後の観測で尾が検出され、彗星であることが明らかになりました。 ところが、この彗星のコマは検出されていません。 これは、周期彗星としても小惑星としても登録されているエルスト-ピサロ周 期彗星(133P)の発見事情とほぼ同じ状況です。 この彗星は10月15日に近日点を通過しますが、17〜18等止まりで明るくはなり ません。 今月はしし座の頭部を南西に移動します。 夕方の南西の空に、18等で見えています。

    昨年11月19日に近日点を通過した ラッセル第3周期彗星 〔91P/Russell 3〕 [星図] が、再び明け方の空に現れて来ました。 近日点通過前は、1996年11月に21等で観測されてから順当に増光し、1997年春 に18等に達しました。 今月はやぎ座の北で、やはり18等で明け方の南東の空に見えます。 今後、衝となる7月までほぼ同じ光度を保ちますが、その後は急速に暗くなっ ていくでしょう。 尚、4月中はフェイ周期彗星(4P)の近くにいます。

    8月11日に近日点を通過する ピーターズ-ハートレー周期彗星 〔80P/Peters-Hartley〕 [星図] は、今回帰は2月中旬に20.4等で初観測されました。 これは予報より2等ほど暗く、今回帰は夏のピークの頃でも18等止まりのよう です。 今月はらしんばん座からうみへび座の胴体の南へと移動します。 日本からは夕方の南西の空低くになりますが、南半球では頭上高くに位置しま す。 この彗星は今回帰は日本からの条件が悪く、最も高度が高い4月中でも20°強 でしかありません。 5月には15°強に下がり、その後はずっと地平線すれすれの位置にあり続けま す。

    初回帰を迎えている 葛-汪周期彗星 〔P/1988 V1 ( Ge-Wang )〕 [星図] が、検出の好機を迎えています。 現在はへび座(尾)にあり、未明に南中します。 予報では既に19等台になっているはずです。 但し、彗星が天の川の中にいるため、検出は面倒なのかもしれません。 この彗星の近日点通過は1999年6月で、1999年の夏から秋にかけて衝となり、 15等台に達するものと思われます。

    昨年6月3日に発見された 朱-ベーラム彗星 〔C/1997 L1 ( Zhu-Balam )〕 [星図] は、既に一昨年11月に近日点を通過していますが、近日点距離が4.9AUと非常 に大きいため、減光はゆるやかです。 既に太陽からの距離も6AUを越えていますが、まだ18〜19等程度の明るさを保っ ていると思われます。 しかし、彗星はすっかり拡散してしまっており、明るさの割に観測は非常に困 難になっています。 ヘルクレス座を北上中で、未明に頭上高く見えています。

    初回帰を迎えている コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星 〔134P/Kowal-Vavrova〕 [星図] は、12月5日にキットピークにて検出されましたが、その光度は20.8〜21.8等 と、予想よりも2〜3等も暗いものでした。 その後、2月には19等と少し明るくなったことが報告されています。 とはいえ、今回帰は1999年春に18〜19等止まりでしょう。 今月もしし座、レグルスの南にいて、夕方の南西の空に見えています。 近日点通過は1998年11月ですが、その頃には太陽に近く観測は不可能です。

    1999年5月に近日点を通過する フェイ周期彗星 〔4P/Faye〕 [星図] が、明け方の空に現れて来ました。 今回帰はまだ観測されていませんが、そろそろ20等より明るくなってきますの で、観測されるのは時間の問題でしょう。 彗星はやぎ座で、4月中はラッセル第3周期彗星(91P)のすぐ近くにいます。 この彗星は1843年に発見されて以来、19回の回帰を記録しています。 20回目の出現となる今回帰は、残念ながら回帰条件が悪く、近日点通過前後は 太陽に近くて観測できません。 通過前と通過後に観測可能な位置に来る頃には16等までしか明るくならないた め、眼視では観測できないでしょう。

    1995年に発見されたセントール族の 小惑星 1995 GO [星図] は、小惑星(8405)として番号登録されました。 この天体は、現在は太陽から10AUと土星と同じくらい遠くにあり、19等台と大 変暗く見えていますが、2002年に近日点を通過する頃には太陽から7AUにまで 近付き、17等程度になるでしょう。 今月もうみへび座の尾の上にあり、衝となって真夜中の南の空に見えています が、高度は35°弱と日本からは南に低くなってしまっています。 この状態は今後しばらくは変化しません。

    テンペル第2周期彗星 〔10P/Tempel 2〕 [星図] は軌道の全周で観測可能です。 遠日点付近にいた1997年には20等、今年に入ってからは19等で観測されていま す。 次の近日点通過は1999年9月で、今後は徐々に明るくなっていきます。 しかし、今月はまだ19等程度でしょう。 しし座にいて、夕方の空に高く見えています。 この彗星は近日点通過後に明るくなる傾向があります。 来年秋には8〜9等に達すると期待されています。 ただ、その頃は南に低くなってしまうのが難点です。

    初回帰を迎えている ミュラー第3周期彗星 〔P/1990 S1 ( Mueller 3 )〕 [星図] が、そろそろ20等より明るくなり、検出可能になってきています。 彗星はやぎ座とみずがめ座の間にいて、明け方の南東の空に現れてきました。 今月はまだ高度が低い上、彗星が暗いので、検出はまだ困難ですが、今後徐々 に高くなりつつ増光してきますので、近いうちに検出されるでしょう。 この彗星の近日点通過は1999年3月ですが、回帰条件は悪く、近日点通過の頃 は太陽に近く観測できません。 1998年夏と1999年秋に衝となる頃が観測好機ですが、18等止まりで明るくなり ません。

    1996年6月に近日点を通過した パーカー-ハートレー周期彗星 〔119P/Parker-Hartley〕 [星図] ですが、軌道が円に近く、また近日点距離も3.0AUと大きいので、まだ観測可 能です。 2月から3月にかけて、19等前後の明るさで観測されています。 衝を過ぎたため今月は少し暗くなりますが、まだ19等台でしょう。 ろくぶんぎ座の北にあり、夕方の空に見えています。 近くにはモンタニ周期彗星(P/1997 G1)がいます。

    1999年5月に近日点を通過する フォーブズ周期彗星 〔37P/Forbes〕 [星図] は、今回帰はまだ観測されていませんが、予報では既に19等まで増光している はずです。 しかし、ここしばらく位置的条件が良い状態が続いていたのですが、観測され なかったことを考えると、実際にはもっと暗いのかもしれません。 今月はしし座、レグルスの西にあり、夕方の南西の空に見えています。 この彗星は1929年以来、既に8回の出現を記録しています。 近日点通過の頃には13等に達し、眼視観測も可能となるでしょう。

    昨年4月9日に19等で発見された新周期彗星、 モンタニ周期彗星 〔P/1997 G1 ( Montani )〕 [星図] は、再び明け方の空に現れて来た12月以降、19等前後で観測されています。 衝を過ぎたため今月は少し暗くなりますが、やはり19等台で観測されるでしょ う。 ろくぶんぎ座の北にあり、夕方の南の空に位置します。 すぐ近くにはパーカー-ハートレー周期彗星(119P)がいます。 既に昨年4月に近日点を通過していますが、近日点距離が4AUと大きいため、今 後も急に暗くなることはないでしょう。

    ティルブルック彗星 〔C/1997 O1 ( Tilbrook )〕 [星図] は、12月4日には15等、1月〜3月には17等台と、予報よりも若干明るく観測さ れています。 今月も予報より若干明るいかもしれません。 しかし、すっかり拡散してしまっているため、観測は非常に困難でしょう。 こぐま座とおおぐま座の間にいて、宵の北の空に見えています。

    発見以来3回目の回帰となる ラッセル第1周期彗星 〔83P/Russell 1〕 [星図] が、現在ピークとなっています。 この彗星は1979年に発見され、初回帰の1985年にも観測されましたが、その次 の1991年の回帰では見逃されています。 今回の回帰も条件が悪く、8月に近日点を通過する頃は太陽に近く観測できま せん。 近日点通過後に再び観測できる位置に来る時には21等以下になってしまいます ので、夕方南西の空に見えている現在が、この彗星を観測する最後の機会とな ります。 しかし、明るさは20等以下と極めて暗く、今回帰も見逃される可能性が高いで しょう。

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    * 位置推算表

    最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    m1 = -2.1 + 5 log Δ + 11.4 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   5 11.92  -51 32.7   5.006   5.137    76    9.4  20:02 ( 37,-15)  
    1998- 4-27   5 19.61  -50 45.1   5.103   5.257    75    9.6  20:13 ( 41,-20)  
    1998- 5- 7   5 28.08  -50 10.2   5.200   5.371    74    9.7  20:25 ( 45,-26)  
    1998- 5-17   5 37.15  -49 47.9   5.295   5.481    74    9.8  20:36 ( 49,-32)  
    1998- 5-27   5 46.66  -49 38.5   5.390   5.585    73   10.0  20:47 ( 51,-38)  
    1998- 6- 6   5 56.46  -49 41.9   5.485   5.685    73   10.1  20:56 ( 52,-44)  
    

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    m1 = 3.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  22  8.17   31 13.2   3.073   3.570    53   11.3   3:57 (253, 34)  
    1998- 4-27  22 16.13   31  1.4   3.087   3.507    57   11.3   3:42 (255, 37)  
    1998- 5- 7  22 22.54   30 48.9   3.103   3.427    63   11.3   3:28 (257, 41)  
    1998- 5-17  22 27.26   30 32.8   3.122   3.333    69   11.3   3:16 (260, 45)  
    1998- 5-27  22 30.14   30 10.2   3.145   3.227    76   11.2   3:07 (264, 51)  
    1998- 6- 6  22 31.00   29 37.2   3.170   3.111    84   11.2   3:01 (268, 57)  
    

    * テンペル-タットル周期彗星(55P)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   1 10.59   -0 32.5   1.245   2.203    13   12.1   3:57 (256,-19)  
    1998- 4-27   1 10.09   -2  9.3   1.345   2.214    22   12.8   3:42 (262,-15)  
    1998- 5- 7   1  9.08   -3 54.2   1.451   2.184    33   13.4   3:28 (267,-11)  
    1998- 5-17   1  7.12   -5 54.6   1.562   2.120    44   14.0   3:16 (273, -6)  
    1998- 5-27   1  3.64   -8 18.7   1.674   2.027    55   14.5   3:07 (280, -1)  
    1998- 6- 6   0 57.83  -11 16.2   1.788   1.915    67   15.0   3:01 (288,  5)  
    

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    m1 = 8.6 + 5 log Δ + 9.7 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   6 40.58    9 28.6   1.813   1.812    73   12.4  20:02 ( 70, 41)  
    1998- 4-27   7  5.45    9 33.7   1.903   1.985    70   12.8  20:13 ( 75, 36)  
    1998- 5- 7   7 28.75    9 25.0   1.993   2.163    66   13.2  20:25 ( 79, 31)  
    1998- 5-17   7 50.68    9  4.3   2.082   2.344    62   13.5  20:36 ( 84, 25)  
    1998- 5-27   8 11.42    8 33.2   2.170   2.525    58   13.9  20:47 ( 88, 18)  
    1998- 6- 6   8 31.12    7 53.1   2.257   2.704    53   14.2  20:56 ( 91, 12)  
    

    * テイラー周期彗星(69P)

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   8 51.58   36  5.0   2.204   1.827    98   13.0  20:02 ( 99, 79)  
    1998- 4-27   9  6.61   35  3.6   2.242   1.969    91   13.2  20:13 ( 96, 72)  
    1998- 5- 7   9 22.56   33 50.0   2.281   2.113    86   13.5  20:25 ( 96, 65)  
    1998- 5-17   9 39.07   32 26.2   2.322   2.259    80   13.8  20:36 ( 97, 57)  
    1998- 5-27   9 55.89   30 53.9   2.364   2.405    75   14.0  20:47 ( 98, 50)  
    1998- 6- 6  10 12.84   29 14.6   2.407   2.551    70   14.3  20:56 ( 99, 43)  
    

    * 紫金山第1周期彗星(62P)

    m1 = 6.8 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   5 31.50   26 28.1   1.496   1.786    56   13.3  20:02 ( 99, 36)  
    1998- 4-27   6  5.35   27 27.4   1.498   1.834    54   13.4  20:13 (102, 33)  
    1998- 5- 7   6 40.11   27 54.0   1.508   1.887    52   13.5  20:25 (105, 30)  
    1998- 5-17   7 15.14   27 47.0   1.525   1.945    50   13.7  20:36 (106, 27)  
    1998- 5-27   7 49.83   27  7.1   1.549   2.010    49   14.0  20:47 (107, 24)  
    1998- 6- 6   8 23.65   25 57.2   1.580   2.082    47   14.3  20:56 (108, 20)  
    

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  13 21.16  -20  7.1   6.246   5.257   169   13.6  23:38 (  0, 35)  
    1998- 4-27  13 16.74  -19 41.7   6.244   5.269   164   13.6  22:54 (  0, 35)  
    1998- 5- 7  13 12.73  -19 14.5   6.243   5.310   155   13.6  22:11 (  0, 36)  
    1998- 5-17  13  9.36  -18 47.4   6.241   5.379   145   13.6  21:29 (  0, 36)  
    1998- 5-27  13  6.80  -18 22.1   6.239   5.472   135   13.7  20:47 (  0, 37)  
    1998- 6- 6  13  5.21  -18  0.1   6.238   5.585   126   13.7  20:56 ( 15, 36)  
    

    * コワル第2周期彗星(104P)

    m1 = 10.3 + 5 log Δ + 12.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   5  9.96   14 21.9   1.485   1.886    51   13.8  20:02 ( 90, 26)  
    1998- 4-27   5 42.95   14  3.0   1.525   1.965    49   14.1  20:13 ( 92, 22)  
    1998- 5- 7   6 14.99   13 27.2   1.571   2.052    48   14.3  20:25 ( 94, 18)  
    1998- 5-17   6 45.87   12 35.6   1.622   2.145    46   14.6  20:36 ( 96, 13)  
    1998- 5-27   7 15.48   11 30.3   1.677   2.245    44   14.9  20:47 ( 98,  9)  
    1998- 6- 6   7 43.76   10 13.0   1.735   2.350    42   15.1  20:56 (100,  4)  
    

    * モンタニ彗星(C/1997 G2)

    m1 = 2.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  22 54.80  -73 47.2   3.085   2.952    88   14.1   3:57 (341,-31)  
    1998- 4-27   0  2.37  -74 13.8   3.087   2.910    90   14.1   3:42 (341,-34)  
    1998- 5- 7   1  7.40  -73 51.9   3.091   2.883    92   14.1   3:28 (340,-36)  
    1998- 5-17   2  4.73  -72 53.2   3.099   2.872    93   14.1   3:16 (339,-38)  
    1998- 5-27   2 52.61  -71 34.2   3.110   2.873    93   14.1   3:07 (338,-40)  
    1998- 6- 6   3 31.70  -70 10.1   3.124   2.885    93   14.2   3:01 (336,-41)  
    

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    m1 = 5.8 + 5 log Δ + 22.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  17 10.95  -15 26.5   2.242   1.477   128   14.4   3:32 (  0, 40)  
    1998- 4-27  16 31.65  -17 45.5   2.344   1.433   147   14.7   2:14 (  0, 37)  
    1998- 5- 7  15 48.35  -19 32.7   2.448   1.454   167   15.2   0:52 (  0, 36)  
    1998- 5-17  15  6.56  -20 33.8   2.551   1.544   173   15.7  23:23 (  0, 34)  
    1998- 5-27  14 30.96  -20 55.2   2.656   1.698   155   16.3  22:09 (  0, 34)  
    1998- 6- 6  14  3.48  -20 55.0   2.760   1.903   140   16.9  21:03 (  0, 34)  
    

    * クレモラ周期彗星(68P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  22 58.02   -1 43.7   1.761   2.375    41   14.6   3:57 (277,  7)  
    1998- 4-27  23 23.98    0 22.8   1.755   2.319    44   14.5   3:42 (275,  8)  
    1998- 5- 7  23 49.59    2 26.6   1.755   2.266    47   14.4   3:28 (273,  9)  
    1998- 5-17   0 14.77    4 25.0   1.762   2.216    50   14.4   3:16 (272, 11)  
    1998- 5-27   0 39.44    6 15.1   1.774   2.168    54   14.4   3:07 (271, 13)  
    1998- 6- 6   1  3.46    7 54.5   1.792   2.120    57   14.4   3:01 (271, 16)  
    

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   7  7.05   16 17.6   2.784   2.788    79   14.7  20:02 ( 72, 50)  
    1998- 4-27   7 19.81   16 12.1   2.830   2.960    72   14.9  20:13 ( 79, 43)  
    1998- 5- 7   7 33.17   15 59.4   2.877   3.130    66   15.1  20:25 ( 85, 35)  
    1998- 5-17   7 46.94   15 39.7   2.924   3.295    60   15.2  20:36 ( 90, 27)  
    1998- 5-27   8  0.97   15 13.1   2.970   3.453    53   15.4  20:47 ( 95, 20)  
    1998- 6- 6   8 15.16   14 40.0   3.017   3.604    47   15.6  20:56 ( 99, 13)  
    

    * ロヴァシュ第1周期彗星(93P)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  23 25.15   -4 29.8   2.432   3.163    36   16.3   3:57 (275,  0)  
    1998- 4-27  23 42.31   -2  9.6   2.369   3.028    41   16.0   3:42 (275,  3)  
    1998- 5- 7  23 59.75    0 16.3   2.308   2.888    46   15.8   3:28 (274,  6)  
    1998- 5-17   0 17.52    2 47.6   2.247   2.745    50   15.5   3:16 (273,  9)  
    1998- 5-27   0 35.69    5 24.3   2.187   2.600    55   15.2   3:07 (273, 13)  
    1998- 6- 6   0 54.31    8  5.9   2.129   2.456    59   14.9   3:01 (272, 18)  
    

    * ハウエル周期彗星(88P)

    m1 = 11.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  13 31.57   -4 44.2   2.140   1.139   174   16.2  23:48 (  0, 50)  
    1998- 4-27  13 20.66   -4  2.0   2.076   1.092   163   15.9  22:58 (  0, 51)  
    1998- 5- 7  13 10.37   -3 30.7   2.012   1.069   151   15.7  22:09 (  0, 52)  
    1998- 5-17  13  2.14   -3 17.4   1.949   1.065   139   15.5  21:21 (  0, 52)  
    1998- 5-27  12 57.04   -3 26.6   1.886   1.078   128   15.3  20:47 (  4, 51)  
    1998- 6- 6  12 55.71   -4  0.2   1.825   1.101   119   15.1  20:56 ( 23, 49)  
    

    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   9 33.06  -12 39.7   2.426   1.767   119   15.5  20:02 (  4, 42)  
    1998- 4-27   9 40.00  -11 29.2   2.486   1.919   112   15.8  20:13 ( 18, 42)  
    1998- 5- 7   9 48.64  -10 35.9   2.546   2.080   105   16.2  20:25 ( 31, 39)  
    1998- 5-17   9 58.59   -9 59.6   2.605   2.249    98   16.5  20:36 ( 42, 34)  
    1998- 5-27  10  9.55   -9 39.1   2.665   2.424    92   16.8  20:47 ( 52, 29)  
    1998- 6- 6  10 21.29   -9 33.0   2.724   2.601    85   17.1  20:56 ( 59, 23)  
    

    * キロン周期彗星(95P)

    m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  15  0.78  -14 56.2   8.925   7.977   159   15.6   1:22 (  0, 40)  
    1998- 4-27  14 58.02  -14 40.2   8.936   7.943   170   15.6   0:40 (  0, 40)  
    1998- 5- 7  14 55.10  -14 23.9   8.947   7.939   177   15.6  23:53 (  0, 41)  
    1998- 5-17  14 52.20  -14  8.0   8.959   7.965   168   15.6  23:11 (  0, 41)  
    1998- 5-27  14 49.47  -13 53.3   8.971   8.021   158   15.7  22:29 (  0, 41)  
    1998- 6- 6  14 47.09  -13 40.4   8.982   8.103   148   15.7  21:47 (  0, 41)  
    

    * ジャコビニ-ツィナー周期彗星(21P)

    m1 = 10.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  17 39.84    9 39.2   2.703   2.095   116   18.1   3:57 (358, 65)  
    1998- 4-27  17 40.58   12 32.5   2.622   1.933   123   17.7   3:22 (  0, 67)  
    1998- 5- 7  17 38.69   15 36.2   2.541   1.788   128   17.3   2:41 (  0, 71)  
    1998- 5-17  17 33.97   18 43.0   2.457   1.663   132   17.0   1:57 (  0, 74)  
    1998- 5-27  17 26.33   21 42.6   2.373   1.558   133   16.6   1:10 (  0, 77)  
    1998- 6- 6  17 16.06   24 22.1   2.287   1.473   132   16.2   0:21 (  0, 79)  
    

    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P)

    m1 = -1.2 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   5 19.71   19 48.4   3.155   3.642    53   16.6  20:02 ( 94, 31)  
    1998- 4-27   5 33.89   20  1.9   3.169   3.763    47   16.7  20:13 ( 99, 23)  
    1998- 5- 7   5 48.57   20 10.1   3.184   3.874    41   16.8  20:25 (104, 16)  
    1998- 5-17   6  3.61   20 12.6   3.201   3.975    35   17.0  20:36 (108,  9)  
    1998- 5-27   6 18.91   20  9.0   3.217   4.065    29   17.1  20:47 (113,  2)  
    1998- 6- 6   6 34.35   19 59.2   3.235   4.143    23   17.2  20:56 (118, -4)  
    

    * シューメーカー第1周期彗星(102P)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  18 54.57  -53  9.7   3.169   2.758   104   17.7   3:57 (348,  0)  
    1998- 4-27  19  1.31  -54 22.1   3.122   2.601   112   17.5   3:42 (351,  0)  
    1998- 5- 7  19  5.05  -55 37.8   3.075   2.454   119   17.3   3:28 (355, -1)  
    1998- 5-17  19  5.25  -56 54.0   3.028   2.320   126   17.0   3:16 (358, -2)  
    1998- 5-27  19  1.37  -58  5.8   2.981   2.201   132   16.8   2:45 (  0, -3)  
    1998- 6- 6  18 53.15  -59  5.7   2.933   2.100   137   16.6   1:57 (  0, -4)  
    

    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P)

    m1 = 5.7 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   7 43.93   20 14.2   2.826   2.686    87   16.9  20:02 ( 69, 60)  
    1998- 4-27   7 54.55   19 37.3   2.830   2.821    80   17.0  20:13 ( 77, 52)  
    1998- 5- 7   8  6.35   18 54.9   2.836   2.953    73   17.1  20:25 ( 83, 43)  
    1998- 5-17   8 19.08   18  6.9   2.842   3.082    66   17.2  20:36 ( 88, 35)  
    1998- 5-27   8 32.54   17 13.1   2.849   3.206    60   17.3  20:47 ( 93, 27)  
    1998- 6- 6   8 46.56   16 13.2   2.857   3.323    54   17.4  20:56 ( 96, 20)  
    

    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6)

    m1 = 5.3 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   8 44.02   -5 40.6   6.160   5.793   106   17.0  20:02 ( 22, 47)  
    1998- 4-27   8 42.66   -5 39.2   6.095   5.880    97   17.0  20:13 ( 39, 42)  
    1998- 5- 7   8 42.44   -5 41.7   6.030   5.969    88   17.0  20:25 ( 52, 34)  
    1998- 5-17   8 43.26   -5 48.8   5.965   6.057    79   17.0  20:36 ( 62, 25)  
    1998- 5-27   8 45.06   -6  1.3   5.900   6.140    71   16.9  20:47 ( 70, 16)  
    1998- 6- 6   8 47.73   -6 19.8   5.835   6.213    63   16.9  20:56 ( 77,  7)  
    

    * カーンズ-クェー周期彗星(59P)

    m1 = 5.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  22 42.58   -5 35.7   4.132   4.753    46   18.1   3:57 (282,  8)  
    1998- 4-27  22 51.05   -4 30.5   4.090   4.596    54   18.0   3:42 (284, 12)  
    1998- 5- 7  22 59.00   -3 26.4   4.046   4.426    61   17.8   3:28 (286, 16)  
    1998- 5-17  23  6.30   -2 24.1   4.003   4.248    69   17.7   3:16 (288, 20)  
    1998- 5-27  23 12.86   -1 24.4   3.959   4.063    76   17.5   3:07 (292, 25)  
    1998- 6- 6  23 18.53   -0 28.1   3.915   3.874    84   17.3   3:01 (296, 31)  
    

    * 小惑星 1997 CU26

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   8 48.15   11  2.8  13.636  13.350   104   17.8  20:02 ( 31, 63)  
    1998- 4-27   8 48.37   11  1.9  13.630  13.507    94   17.8  20:13 ( 52, 56)  
    1998- 5- 7   8 49.07   10 59.1  13.624  13.667    85   17.8  20:25 ( 66, 47)  
    1998- 5-17   8 50.21   10 54.3  13.618  13.825    76   17.9  20:36 ( 76, 37)  
    1998- 5-27   8 51.78   10 47.6  13.612  13.976    66   17.9  20:47 ( 84, 28)  
    1998- 6- 6   8 53.73   10 38.9  13.606  14.117    57   17.9  20:56 ( 91, 18)  
    

    * 高見沢周期彗星(98P)

    m1 = 11.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  11 32.13   16 14.0   2.502   1.657   138   18.6  21:49 (  0, 71)  
    1998- 4-27  11 27.14   16 34.2   2.439   1.684   128   18.4  21:05 (  0, 72)  
    1998- 5- 7  11 24.80   16 30.0   2.376   1.724   118   18.3  20:25 (  1, 71)  
    1998- 5-17  11 25.33   16  3.1   2.314   1.774   109   18.2  20:36 ( 34, 68)  
    1998- 5-27  11 28.69   15 15.8   2.252   1.828   100   18.1  20:47 ( 54, 60)  
    1998- 6- 6  11 34.73   14 10.4   2.191   1.884    93   18.0  20:56 ( 65, 52)  
    

    * 小惑星フォルス(5145)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  13 46.98   17 11.8  13.066  12.168   152   18.0   0:08 (  0, 72)  
    1998- 4-27  13 44.75   17 21.4  13.093  12.229   147   18.0  23:23 (  0, 72)  
    1998- 5- 7  13 42.61   17 26.6  13.119  12.315   141   18.0  22:41 (  0, 72)  
    1998- 5-17  13 40.68   17 27.2  13.146  12.425   133   18.1  22:00 (  0, 72)  
    1998- 5-27  13 39.03   17 23.4  13.173  12.555   125   18.1  21:19 (  0, 72)  
    1998- 6- 6  13 37.74   17 15.2  13.199  12.702   117   18.1  20:56 ( 13, 72)  
    

    * LINEAR彗星(C/1998 G1)

    m1 = 13.5 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  10 34.11   27 24.0   3.194   2.555   121   18.1  20:51 (  0, 82)  
    1998- 4-27  10 15.87   25 25.5   3.134   2.652   109   18.1  20:13 ( 25, 79)  
    1998- 5- 7  10  1.77   23 15.0   3.076   2.770    97   18.2  20:25 ( 63, 68)  
    1998- 5-17   9 51.46   20 60.0   3.021   2.900    86   18.2  20:36 ( 76, 55)  
    1998- 5-27   9 44.43   18 44.6   2.967   3.034    76   18.3  20:47 ( 84, 42)  
    1998- 6- 6   9 40.08   16 30.8   2.916   3.164    66   18.3  20:56 ( 89, 31)  
    

    * ラッセル第3周期彗星(91P)

    m1 = 5.3 + 5 log Δ + 25.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  20 18.48  -11 19.8   2.677   2.614    82   18.1   3:57 (313, 30)  
    1998- 4-27  20 27.67   -9 48.4   2.699   2.509    89   18.1   3:42 (315, 33)  
    1998- 5- 7  20 34.97   -8 17.8   2.722   2.405    97   18.1   3:28 (319, 37)  
    1998- 5-17  20 40.23   -6 49.9   2.745   2.304   104   18.1   3:16 (324, 41)  
    1998- 5-27  20 43.31   -5 26.9   2.770   2.209   113   18.1   3:07 (331, 45)  
    1998- 6- 6  20 44.08   -4 11.3   2.795   2.124   121   18.1   3:01 (342, 49)  
    

    * ピーターズ-ハートレー周期彗星(80P)

    m1 = 13.8 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   9  1.66  -30 58.5   2.006   1.390   112   19.1  20:02 ( 10, 23)  
    1998- 4-27   9  8.43  -29  3.1   1.951   1.393   107   18.9  20:13 ( 20, 23)  
    1998- 5- 7   9 19.29  -27 12.7   1.900   1.402   102   18.7  20:25 ( 30, 21)  
    1998- 5-17   9 33.86  -25 32.3   1.851   1.415    98   18.6  20:36 ( 38, 18)  
    1998- 5-27   9 51.77  -24  4.3   1.805   1.431    93   18.4  20:47 ( 45, 15)  
    1998- 6- 6  10 12.65  -22 50.1   1.764   1.452    89   18.3  20:56 ( 51, 12)  
    

    * 葛-汪周期彗星(P/1988 V1)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  18 12.99   -9 32.2   3.914   3.414   112   19.6   3:57 (347, 45)  
    1998- 4-27  18 13.96   -8 54.8   3.869   3.243   121   19.4   3:42 (355, 46)  
    1998- 5- 7  18 13.23   -8 18.4   3.825   3.086   131   19.2   3:15 (  0, 47)  
    1998- 5-17  18 10.82   -7 44.7   3.780   2.946   140   19.0   2:33 (  0, 47)  
    1998- 5-27  18  6.80   -7 15.8   3.736   2.827   149   18.8   1:50 (  0, 48)  
    1998- 6- 6  18  1.44   -6 53.4   3.691   2.733   157   18.7   1:06 (  0, 48)  
    

    * 朱-ベーラム彗星(C/1997 L1)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  17 20.41   20 58.1   6.243   5.717   117   18.7   3:41 (  0, 76)  
    1998- 4-27  17 17.45   22 38.0   6.288   5.686   122   18.8   2:59 (  0, 78)  
    1998- 5- 7  17 13.51   24  9.8   6.334   5.675   127   18.8   2:16 (  0, 79)  
    1998- 5-17  17  8.78   25 30.9   6.380   5.686   129   18.8   1:32 (  0, 80)  
    1998- 5-27  17  3.50   26 39.2   6.427   5.720   130   18.9   0:47 (  0, 82)  
    1998- 6- 6  16 57.96   27 33.2   6.473   5.776   129   18.9   0:02 (  0, 83)  
    

    * コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(134P)

    m1 = 9.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   9 55.73    9  0.1   3.098   2.458   121   18.8  20:14 (  0, 64)  
    1998- 4-27   9 57.67    9  9.0   3.056   2.537   111   18.8  20:13 ( 20, 63)  
    1998- 5- 7  10  1.67    9  6.2   3.016   2.624   102   18.8  20:25 ( 42, 58)  
    1998- 5-17  10  7.59    8 51.8   2.977   2.716    94   18.8  20:36 ( 56, 51)  
    1998- 5-27  10 15.25    8 26.1   2.939   2.810    87   18.8  20:47 ( 66, 43)  
    1998- 6- 6  10 24.45    7 49.7   2.902   2.903    79   18.8  20:56 ( 73, 35)  
    

    * フェイ周期彗星(4P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  20 10.51  -10 41.3   3.559   3.513    84   20.0   3:57 (314, 32)  
    1998- 4-27  20 16.66   -9 55.3   3.505   3.316    92   19.8   3:42 (318, 35)  
    1998- 5- 7  20 21.48   -9 10.4   3.451   3.119   100   19.5   3:28 (323, 38)  
    1998- 5-17  20 24.80   -8 28.0   3.396   2.928   109   19.3   3:16 (329, 41)  
    1998- 5-27  20 26.43   -7 49.7   3.341   2.743   117   19.0   3:07 (338, 45)  
    1998- 6- 6  20 26.19   -7 17.4   3.285   2.571   127   18.8   3:01 (349, 47)  
    

    * 小惑星 1995 GO (8405)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  13 54.15  -21 30.5  10.183   9.198   168   18.9   0:15 (  0, 33)  
    1998- 4-27  13 51.07  -21 21.0  10.151   9.158   170   18.8  23:29 (  0, 34)  
    1998- 5- 7  13 48.07  -21  9.8  10.119   9.147   163   18.8  22:46 (  0, 34)  
    1998- 5-17  13 45.29  -20 57.7  10.087   9.166   154   18.8  22:04 (  0, 34)  
    1998- 5-27  13 42.87  -20 45.7  10.056   9.212   144   18.8  21:23 (  0, 34)  
    1998- 6- 6  13 40.92  -20 34.5  10.024   9.282   134   18.8  20:56 (  4, 34)  
    

    * テンペル第2周期彗星(10P)

    m1 = 10.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  10 58.19   19 11.7   3.872   3.144   130   18.9  21:16 (  0, 74)  
    1998- 4-27  10 54.52   19 16.5   3.836   3.229   120   18.9  20:33 (  0, 74)  
    1998- 5- 7  10 52.61   19  8.3   3.798   3.326   110   18.9  20:25 ( 27, 73)  
    1998- 5-17  10 52.51   18 48.5   3.760   3.432   101   18.9  20:36 ( 54, 65)  
    1998- 5-27  10 54.12   18 18.4   3.721   3.542    92   19.0  20:47 ( 69, 56)  
    1998- 6- 6  10 57.33   17 39.6   3.681   3.651    83   19.0  20:56 ( 78, 47)  
    

    * ミュラー第3周期彗星(P/1990 S1)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  21  2.81  -13 37.5   3.467   3.631    72   19.9   3:57 (305, 21)  
    1998- 4-27  21 11.98  -13  4.9   3.444   3.471    80   19.8   3:42 (308, 24)  
    1998- 5- 7  21 20.08  -12 36.4   3.422   3.309    87   19.6   3:28 (311, 27)  
    1998- 5-17  21 26.99  -12 13.5   3.400   3.146    95   19.5   3:16 (315, 30)  
    1998- 5-27  21 32.54  -11 57.7   3.378   2.987   103   19.3   3:07 (321, 34)  
    1998- 6- 6  21 36.57  -11 50.8   3.356   2.833   112   19.1   3:01 (329, 38)  
    

    * パーカー-ハートレー周期彗星(119P)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  10 47.40    1 11.0   4.293   3.517   135   19.2  21:05 (  0, 56)  
    1998- 4-27  10 45.87    1 35.2   4.317   3.654   125   19.3  20:24 (  0, 57)  
    1998- 5- 7  10 45.81    1 51.0   4.341   3.806   115   19.5  20:25 ( 18, 56)  
    1998- 5-17  10 47.15    1 58.1   4.365   3.969   106   19.6  20:36 ( 37, 51)  
    1998- 5-27  10 49.80    1 56.6   4.388   4.140    97   19.7  20:47 ( 52, 44)  
    1998- 6- 6  10 53.63    1 46.8   4.412   4.313    88   19.8  20:56 ( 62, 36)  
    

    * フォーブズ周期彗星(37P)

    m1 = 10.5 + 5 log Δ + 12.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   9 37.37   13 43.9   3.480   2.931   115   19.3  20:02 (  5, 69)  
    1998- 4-27   9 36.82   13 36.7   3.428   3.020   105   19.3  20:13 ( 35, 65)  
    1998- 5- 7   9 38.26   13 20.2   3.376   3.115    96   19.3  20:25 ( 55, 57)  
    1998- 5-17   9 41.56   12 55.0   3.322   3.211    87   19.3  20:36 ( 67, 49)  
    1998- 5-27   9 46.54   12 21.3   3.268   3.304    79   19.3  20:47 ( 76, 40)  
    1998- 6- 6   9 53.02   11 39.7   3.213   3.392    71   19.2  20:56 ( 83, 31)  
    

    * モンタニ周期彗星(P/1997 G1)

    m1 = 9.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  10 38.08    3 34.5   4.659   3.919   132   19.3  20:56 (  0, 59)  
    1998- 4-27  10 37.48    3 46.4   4.681   4.058   122   19.4  20:16 (  0, 59)  
    1998- 5- 7  10 38.17    3 50.9   4.703   4.212   113   19.5  20:25 ( 22, 57)  
    1998- 5-17  10 40.11    3 48.1   4.726   4.376   104   19.7  20:36 ( 41, 52)  
    1998- 5-27  10 43.21    3 37.9   4.749   4.546    95   19.8  20:47 ( 55, 44)  
    1998- 6- 6  10 47.37    3 20.7   4.772   4.719    86   19.9  20:56 ( 65, 36)  
    

    * ティルブルック彗星(C/1997 O1)

    m1 = 7.4 + 5 log Δ + 16.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17  13 47.27   77 45.4   3.751   3.581    91   19.4   0:11 (180, 47)  
    1998- 4-27  12 51.69   77 59.2   3.849   3.759    87   19.6  22:27 (180, 47)  
    1998- 5- 7  12  6.04   77 14.8   3.947   3.943    82   19.9  21:03 (180, 48)  
    1998- 5-17  11 34.77   75 56.3   4.044   4.128    78   20.2  20:36 (176, 49)  
    1998- 5-27  11 15.94   74 23.0   4.140   4.311    73   20.4  20:47 (169, 48)  
    1998- 6- 6  11  6.15   72 46.4   4.236   4.488    69   20.7  20:56 (163, 47)  
    

    * ラッセル第1周期彗星(83P)

    m1 = 13.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1998- 4-17   8 31.96   -2 30.0   2.396   1.956   103   20.1  20:02 ( 28, 49)  
    1998- 4-27   8 41.36   -1 36.6   2.367   2.034    96   20.2  20:13 ( 42, 45)  
    1998- 5- 7   8 52.87   -0 57.4   2.339   2.116    89   20.2  20:25 ( 53, 39)  
    1998- 5-17   9  6.18   -0 32.9   2.313   2.198    83   20.2  20:36 ( 62, 33)  
    1998- 5-27   9 21.01   -0 23.1   2.290   2.281    77   20.2  20:47 ( 69, 27)  
    1998- 6- 6   9 37.13   -0 27.9   2.268   2.363    72   20.2  20:56 ( 74, 21)  
    

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