彗星の広場 (1997年12月)

English version
Home page
Updated on December 5, 1997
Back to last version.
Go to next version.

星図は StellaNavigator Ver.2.0 for Windows (アストロアーツ編著 / アスキー出版局刊) によって作成したものです。

---------------------------------------------------------------------

  • 今月の彗星ランキング
  • 今月の彗星の解説
  • その他の彗星について
  • 位置推算表
  • ---------------------------------------------------------------------

    * 今月の彗星ランキング

    1997年12月に見える彗星のランキングはこのようになりまし た。

    テンペル-タットル周期彗星(55P)が急激に明るくなってくるはずです。 月初めに既に15等で、年末には11等に達し、眼視観測の対象となると予報され ています。 しかし、11月初めの観測では予報よりも暗く、その後も明るくなってきている という情報はありません。 いずれにせよ、今月最も注意が必要な彗星です。

    その他の明るい彗星は皆夕空にあります。 最も期待できるのはハートレー第2周期彗星(103P)で、明るさは9等です。 先月に最も明るかった宇都宮彗星(C/1997 T1)は、下旬には太陽に近くなって 観測できなくなってしまいます。 ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)も11等ながらだいぶ低くなってきました。

    ラーセン周期彗星(P/1997 V1)が発見されましたが、17等で明るくなりません。

    コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3)が明け方の空に現れて来ました。 急速に明るくなると思われ、検出の好機です。

    - 第1位 ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1) 6→6.5等

    * 第2位 ハートレー第2周期彗星(103P) 9.5→9等

    * 第3位 宇都宮彗星(C/1997 T1) 10.5→11等

    * 第4位 テンペル-タットル周期彗星(55P) 15→11等

    * 第5位 ミュラー彗星(C/1997 D1) 11→12等

    * 第6位 ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2) 11.5等

    * 第7位 ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P) 12.5→13等

    * 第8位 ゲーレルス第2周期彗星(78P) 13→13.5等

    * 第9位 コワル第2周期彗星(104P) 13.5→13等

    * 第10位 シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P) 14等

    * 第11位 ミュラー彗星(C/1997 J1) 14.5→15等

    その他の暗い彗星は以下の通りです。

    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P) 15.5等
    * ガン周期彗星(65P) 15.5→16等
    * ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星(132P) 16→16.5等
    * キロン周期彗星(95P) 16等
    * エヴァンス-ドリンクウォーター彗星(C/1996 J1) 16→16.5等
    * ジョンソン周期彗星(48P) 16.5等
    * ティルブルック彗星(C/1997 O1) 16.5→17.5等
    * 紫金山第1周期彗星(62P) 17→16.5等
    * ラーセン周期彗星(P/1997 V1) 16.5→17等
    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P) 17等
    + ハウエル周期彗星(88P) 18→17等
    * コプフ周期彗星(22P) 17→17.5等
    * テイラー周期彗星(69P) 17.5等
    * NEAT彗星(C/1997 A1) 17.5→18等
    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6) 18→17.5等
    * 小惑星 1997 CU26 18→17.5等
    * アラン-リゴー周期彗星(49P) 18等
    * 小惑星フォルス(5145) 18等
    * 小惑星 1997 MD10 18→18.5等
    + ボーティン周期彗星(85P) 18→18.5等
    * スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星(74P) 18→18.5等
    * ラーゲルクヴィスト周期彗星(P/1996 R2) 18→18.5等
    + コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3) 19→18.5等
    * ミュラー第2周期彗星(131P) 18.5→19等
    * ラッセル-ワトソン彗星(C/1996 P2) 18.5→19等
    * P/1997 T3 19等
    + シューメーカー-レヴィ第8周期彗星(P/1992 G2) 20.5等

    *今見えている彗星 -日本からは見えない彗星 +今回帰ではまだ観測されていない周期彗星 !今回帰ではまだ観測されていない周期彗星(日本からは見えない)

    ---------------------------------------------------------------------

    * 今月の彗星の解説

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    C/1995 O1 ( Hale-Bopp )

    [星図]

    9月から10月にかけて、日本から明け方の南南東の空に低く、5〜6等で見られ たヘール-ボップ彗星ですが、11月2日の観測を最後に南天に去りました。 今後日本からは二度と見えることはありません。

    この彗星は大型のため、今後数年かけてゆっくりと暗くなっていくと思われま す。 1998年末でもまだ10等の明るさを保つでしょう。 ですが、その追跡は南半球の観測者に委ねられます。 11月中は6等台前半で観測されています。 既に太陽から3.5AU以上という遠方にありますが、今月も同じような明るさで、 もうしばらく肉眼彗星であり続けるでしょう。 りゅうこつ座の中ほどから、大マゼラン雲の方へと移動していきます。

    尚、ヘール-ボップ彗星の軌道と地球軌道とが接近する場所を、地球が1月3日 頃に通過します。 その時、ヘール-ボップ彗星の軌道上に流星物質が存在すれば、ヘール-ボップ 彗星関連流星群が見られる可能性があるとの予報が出されています。 しかし、両者の軌道は0.1AUとかなり離れているため、出現の可能性はかなり 低いです。 また、当日はしぶんぎ流星群の極大日で、かつヘール-ボップ彗星関連流星群 の予報輻射点はうしかい座頭部と、しぶんぎ流星群の輻射点に近く、眼視観測 で関連群の出現を確認することは非常に困難でしょう。

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    103P/Hartley 2

    [星図]

    ハートレー第2周期彗星がいよいよ今月21日に近日点を通過します。 今月最も期待できる彗星です。

    この彗星は、5月に19等、6月に17〜19等、7月に16.5〜18.5等、8月に13〜15.5 等、9〜10月に12〜15等と明るくなってきました。 彗星が拡散しているためか、CCDでは眼視観測よりも1〜3等暗く見積もられて いるようです。 しかし、先月は10等から9等で、眼視でも楽に見られるようになってきました。 今月は9.5等から9等で、8等台に達するかもしれません。

    今月はみずがめ座を東に移動していきます。 夕方の南西の空で、薄明終了時の高度は40°とほぼ一定を保ちます。 上旬には木星のすぐ北にいますが、その後は周りに明るい星がなく、探すのは 多少面倒かもしれません。

    この彗星は、来年2月頃までずっと12等よりも明るく、眼視観測可能な状態が 続きますが、ずっと夕方の南西の空に同じような高度で見え続けます。 その後、6月に18等になるまで観測できるでしょう。

    尚、前回1991年の回帰では、11月10日から12日にかけて、この彗星に関連する 流星群が出現したという報告があります。検出された輻射点は(296°、+13°) 、わし座のアルタイルの辺りで、夕方南西の空にあります。 軌道の変化により、今年は11月初めにはくちょう座の頭付近に予報が出されて いましたが、若干数の出現があったという報告もあります。

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    C/1997 T1 ( Utsunomiya )

    [星図]

    熊本県の宇都宮章吾氏が、10月3日に10.5等で発見した新彗星です。 ちょうど地球に接近して、急激に明るくなってきたところを発見されました。 10月中旬から11月中旬にかけて、9等台で観測されています。 ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)が去った後、11月に最も明るかった彗星でした。 発見位置は赤緯+72度という非常に高緯度でしたが、急速に南下し、夕空に低 くなっていきましたので、11月中旬以降はやや観測しづらくなってきました。

    近日点通過は今月の10日で、今後は地球からも遠ざかり、どんどん暗くなって いきます。 今月は10.5等から11等でしょう。 わし座の西を南下しています。 中旬までは夕方の西空に見えますが、急激に高度が低くなって、下旬には観測 できなくなるでしょう。 その後太陽と合になり、来月末には明け方の空に11.5等で現れます。

    * テンペル-タットル彗星(55P)

    55P/Tempel-Tuttle

    [星図]

    しし座流星群の母天体であるテンペル-タットル周期彗星が、予報では急激に 明るくなってくるはずです。

    ここでの予報に使用している光度式

            m1 = 9.0 + 5 logΔ + 20.0 log r
    
    は、1366年、1699年、1865年の回帰の時の光度から求めたものです。 しかし、これらはいずれも近日点通過日から1カ月以内の、彗星が明るい僅か な期間のみから求められたものです。 前回1965年の回帰では条件が悪く、近日点通過後2カ月した時に撮影された乾 板からようやく検出されましたが、この時は、上式から予報される13等よりも 3等も暗い16等と見積もられています。 また、1865年の回帰時には、近日点通過日の近くで上式よりも2等明るく観測 されました。 このように、テンペル-タットル彗星の光度変化はかなり不安定で、近日点通 過日の前後のほんのわずかな間だけ明るくなる可能性もあります。

    今回帰では、早くも3月に22.4等という暗さで検出されました。 その後は太陽に近く観測できませんでしたが、明け方の空に現れて来た11月上 旬に、芸西、佐治、久万の各天文台で、18.4〜19.5等と観測されました。 これは上式の予報よりも暗く、またその後も明るくなってきたという情報はあ りません。 しかし、この彗星がこれほど暗い時期から観測されたのは史上初めてなので、 今後の彗星の明るさの変化はどうなるか予想できません。

    彗星は、予報では今月初めには既に15等を切っていて、CCDであれば充分観測 できるようになっているはずです。 急激に増光し、年末には11等に達しますので、中旬からは眼視観測可能となる はずです。 かみのけ座からりょうけん座へと北上し、明け方の東の空高く見えています。 今月下旬からは急激に移動を速めていきます。 1月中旬には地球に0.36AUまで接近し、北極の近くで8等台に達するでしょう。 近日点通過は2月28日ですが、日本からは通過後の条件は悪く、ほとんど観測 できません。 3月初めまでが日本からの観測好期です。 これから3カ月間は、この彗星から目が離せない状態が続きます。

    彗星は、12月上旬はかみのけ座からおとめ座にかけての銀河の密集地帯を抜け て行きます。 特に、12月1〜3日にはM88に1°以内まで接近します。 来月にはかなりの速度で天球上を移動しますので、たくさんの天体と接近しま す。 特に、1月8日にはM106に1.3°、1月24日にはM76に30′まで接近します。 また、1月末にはM33に2.6°まで近づきます。

    この彗星の過去の回帰の際には、何度もしし座流星群が大出現しています。 今回帰では、日本では1998年が最も良い条件だと言われています。 今年は前年であり、極大日には満月すぎの月があって条件は良くありませんで した。 また、悪天候にも悩まされました。 しかし、極大日にはマイナス等級の明るい流星がたくさん見られ、来年に向け て期待が高まっています。

    * ミュラー彗星(C/1997 D1)

    C/1997 D1 ( Mueller )

    [星図]

    Jean Mueller が第2次パロマー・スカイ・サーベイのプレートから2月17日に 発見した新彗星です。発見光度は16等と報じられましたが、実際にはそれより も1〜3等ほど明るく観測されました。 夏にはいったん太陽と合になりましたが、再び明け方の空に現れて来た9月以 降は、12〜14等と少し明るくなって観測されました。 眼視観測では、11月には11等台に達したとされています。 しかし、写真やCCDによる観測では、13〜14.5等とかなり暗く見積もられてい ます。 ここでは、最も明るい報告を採用して予報しています。

    10月11日に近日点を通過した後も地球に近づいてきたため、11月末から12月初 めがちょうど光度のピークです。 予報では、今月は11等から12等へと減光していきます。 しかし、CCD等による結果を考慮すると、実際に観測する際には、これよりも2〜 3等ほど暗いという心づもりが必要かもしれません。

    彗星は冬の星座の間を急速に南西に移動しています。 今月はオリオン座の中央部からエリダヌス座へと移動します。 上旬には衝となって、真夜中の南の空に見えますが、下旬には宵の21:00頃に もう南中してしまうようになります。

    彗星は、12月2日には馬頭星雲に24′まで接近します。また、4日にはオリオン 大星雲M42に1.8°まで接近します。

    1月になると彗星は急に暗くなり、2月下旬に夕方の西空に低くなる頃には14等 以下になるでしょう。 しかし、近日点距離が2.2AUと大きいため、来年夏には16等で、南天に低いな がらも再び観測可能となります。

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    C/1997 J2 ( Meunier-Dupouy )

    [星図]

    5月7日に14等で発見された新彗星です。4日前に発見されたばかりのミュラー 彗星(C/1997 J1)の追跡観測中にたまたま同一視野に写り、発見されました。 発見当時は両者ともほぼ同じ明るさで見えていました。 その後の観測では、13等と1等ほど明るく報告されています。

    この彗星は来年3月10日に近日点を通過しますが、太陽には3AUまでしか接近し ません。 そのため、彗星の光度変化は非常にゆっくりとしたものです。 発見以来着実に明るくなり、11月には11等から12等で眼視観測されています。 今後彗星は、近日点通過をはさんで、約1年もの間11等台の明るさで観測可能 でしょう。 計算上では、2000年になってもまだ16等で観測可能です。

    今月は、こと座の北を南東に進んで行きます。 来月にははくちょう座に入ります。 夕方の北西の空に見えていますが、薄明終了時の高度は35→25°とだいぶ低く なってきました。 来月には高度が15°まで下がってしまう上、はくちょう座の天の川の中に入り ますので、観測は非常に困難になります。 1月中旬以降は明け方の空に変わり、その後はまた高度が上がって行きます。

    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)

    43P/Wolf-Harrington

    [星図]

    ヴォルフ-ハリントン周期彗星は今年前半は太陽に近くて見えませんでしたが、 その間に急増光して、7月に14等で見え始めた後は、夏には13等前後、秋には 12等台で観測されています。 これは予報よりも若干明るいことになります。

    近日点通過は9月29日で、既にピークを過ぎ、今後は徐々に暗くなっていきま す。 予報では、今月は12等台から13等台になります。 しかし、先月になっても彗星はまだ暗くなる素振りを見せていません。 そのため、もうしばらく明るい状態を保つかもしれません。 明け方の南の空にあり、ろくぶんぎ座からうみへび座の中央部へと南下してい きます。

    この彗星は来年2月に衝となりますが、南天にあるため、来月以降は高度が30°強 と、南に低い位置での観測となります。 それでも、来年初夏の頃に19等に達するまで観測可能でしょう。

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    78P/Gehrels 2

    [星図]

    ゲーレルス第2周期彗星は8月7日に近日点を通過しています。 しかし、この彗星は8月から11月にかけての4カ月間、ずっと12等と非常に明る く観測されています。 この彗星も既にピークを過ぎたはずですが、いまだに暗くなる様子を見せてい ません。

    今月もふたご座の足元にあり、未明に頭上高くに見えています。 年末には衝となります。 明るさは12等後半から13等台へと減光していくと予想されていますが、実際に はもうしばらく明るい状態を保つかもしれません。

    来月以降、彗星は地球からも遠ざかるようになり、急激に暗くなっていくでしょ う。 しかし、今後しばらくは位置的条件が良い状態が続き、来年初夏の頃に19等に 達するまで観測可能です。

    * コワル第2周期彗星(104P)

    104P/Kowal 2

    [星図]

    来年3月2日に近日点を通過するコワル第2周期彗星は、5月に19等で観測され た後、6月に18等、7月に17.5等、8月には16.5→15.5等、9〜10月に15等、11月 には14.5→13.5等と順調に明るくなってきています。この期間の光度式は、

            m1 = 9.5 + 5 logΔ + 15.0 log r
    
    となります。これは予報よりも1等ほど明るく、来年の冬から春にかけて12等 台に達すると期待されます。

    今月はペガスス座の頭部からうお座へと移動します。 光度は13等台で、そろそろ眼視観測可能な明るさになってきました。 夕方の空高く見えています。 この彗星は、来年5月までずっと夕方の空に見え続けます。

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    29P/Schwassmann-Wachmann 1

    [星図]

    シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星は現在遠日点付近にいますが、軌道 がほぼ円形のため、ほとんど関係ありません。 相変わらずくすぶった状態が続いているようで、今年も2月初旬と5月末に11等 台に達するバーストを起こしています。 但し明るく見える時期はほんの数日しか続かず、普段は全光度は13等程度なが らも拡散しているため、実質的には16〜17等で、観測は困難です。

    しばらく太陽と合になって見えませんでしたが、今月からは明け方の空に現れ て来ます。 スピカの南にあり、薄明開始時の高度は20→33°と高くなってきます。

    * ミュラー彗星(C/1997 J1)

    C/1997 J1 ( Mueller )

    [星図]

    Jean Mueller が第2次パロマー・スカイ・サーベイのプレートから5月3日に 発見した新彗星です。 発見光度は14等と報じられましたが、実際には12〜14等と若干明るく観測され ています。 この彗星はちょうど発見当日に近日点を通過して、今後は暗くなる一方です。 しかし近日点距離が2.3AUと大きく、10月〜11月にもまだ14等台と明るく観測 されています。

    今月はふたご座の北を西に移動します。 未明に天頂に位置するため、観測条件は良いでしょう。 明るさもまだ14等台を保ちます。

    この彗星は来年春に17等になるまで観測可能で、その後、秋には再び19等程度 で観測されるでしょう。

    ---------------------------------------------------------------------

    * その他の彗星について

    シューメーカー-ホルト第1周期彗星 〔128P/Shoemaker-Holt 1〕[星図] は、既に1996年9月に検出されています。光度は20.7等と大変暗かったのです が、核が2つに分裂していることが分かりました。今年に入ってからは、8月に 18等、9月に17等、10月に16等と予報をはるかに上回って急激に増光し、11月 下旬には15等に達しています。この増光期間の光度式は、
            m1 = -92.5 + 5 logΔ + 220 log r
    
    という異常な値となります。これは分裂の影響なのでしょうか。近日点通過は 先月の20日で、今後は減光に転じると思われますが、衝を過ぎたばかりですの で、今月も15等台でしょう。ヒアデス星団の近くで、真夜中前に頭上高く見え ています。

    ガン周期彗星〔65P/Gunn〕 [星図]は1996年7月24日に近日点を 通過した彗星ですが、軌道の離心率が小さく円軌道に近いので、いまだに16等 で観測可能です。昨年9月以来しばらく観測がありませんでしたが、今年は7 月から11月まで、13〜17等で観測されています。眼視観測では、予報よりもか なり明るいと報告されています。今月はくじら座の尾部、β星の近くで、夕方 の南の空に見えています。この彗星は遠日点でも18等程度の明るさを保ち、軌 道の全周で観測可能です。

    ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星 〔132P/Helin-Roman-Alu 2〕[星図] は、7月13日に19.6等で検出されました。これは予報よりも2等ほど暗かったの ですが、その後は9月上旬に17.5等、9月末に16.5等、10月〜11月に15.5〜16等 と急激に明るくなりました。しかし、先月10日に近日点を通過して、今月から は減光に転じます。うお座のつけ根の辺りにいて、宵の空高くに見えています。 明るさは16→16.5等でしょう。

    小惑星(2060)としても登録されている、周期50年のキロ ン周期彗星〔95P/Chiron〕 [星図] が、明け方の空に現れて来ました。12月上旬はまだ高度が低いですが、下 旬には観測可能となります。昨年2月に近日点を通過しましたが、近日点距離 が8.5AUと大きいため、今後数年間はほとんど明るさは変わりません。その姿 も恒星状で面白みがありませんが、今年前半の観測では、予報よりも若干暗い ようでした。てんびん座で16等でしょう。

    1年前の12月30日に近日点を通過したエヴァンス-ドリ ンクウォーター彗星〔C/1996 J1 ( Evans-Drinkwater )〕 [星図]は、5月上旬に小林寿郎氏 によって、10等(A核)と13等(B核)の2つの核に分裂していることが発見されま した。その後、A核は急激に減光し、7月初めに16等、8月には17.5〜18等まで 暗くなってしまいました。その後は減光が緩やかになり、先月23日には18.7等 で観測されています。A核の光度変化は、
            m1 = -0.2 + 5 logΔ + 27.6 log r
    
    という式で表されます。一方のB核は、7月初めには14.7等、その後もゆっくり と減光していて、先月もまだ15等台の明るさを保っています。B核の光度変化 は、
            m1 =  9.0 + 5 logΔ +  6.6 log r
    
    という式になります。ここではB核の光度式を用いて予報しています。今月は さんかく座にあり、宵の頃に天頂付近に位置します。明るさはまだ16等程度で しょう。

    ジョンソン周期彗星〔48P/Johnson〕 [星図]は、昨年春に21等で観測さ れて以来、太陽と合になってしばらく観測されない状態が続いていました。と ころが、今年に入って明け方に現れて来てから、5月に18.5等→17等、6月末に は15.5等と急激に増光し、夏にはCCDで15等、眼視では13.5等と大変明るく観 測されました。この彗星は10月31日に近日点を通過したばかりですが、光度の ピークは夏頃で、その後は減光に転じ、秋には16等前後で観測されています。 今月はやぎ座を東へ移動しています。12月17〜19日には球状星団M30に1°まで 接近します。明るさは16.5等ですが、夕方の南西の空にかなり低くなってきま した。来月には観測不可能となります。いったん太陽と合になった後は、来年 秋に再び19等で観測されるでしょう。

    ティルブルック彗星〔C/1997 O1 ( Tilbrook )〕 [星図]は、オーストラリアの Tilbrookが7月22日に、変光星からす座TVを観測中に発見した彗星です。変光 星観測中の彗星発見例は、日本でも1936年に下保茂氏がこじし座Rを観測中に C/1936 O1 ( Kaho-Kozik-Lis )を発見したケースがあります。ティルブルック 彗星の発見光度は10等でしたが、日本からは夕方の空の低空に位置したため、 明るさの割にあまり観測されませんでした。9月21日に14.2等で観測された後 は、太陽と合になっていました。今月は再び明け方の空に現れて来ます。かん むり座を北上し、薄明開始時の高度は22→48°と高くなっていきます。しかし、 明るさの方は16.5→17.5等とすっかり暗くなってしまっているでしょう。

    来年4月19日に近日点を通過する紫金山第1周期彗星 〔62P/Tsuchinshan 1〕[星図]は、 今回帰は佐治天文台で11月3日に初観測されました。予報では18等程度のはず ですが、実際には核光度20.3等の恒星状と、かなり暗いようです。今月は予報 では17等から16.5等に達するはずですが、もっと暗いと思われます。うお座の つけ根あたりにいて、宵の空高く見えています。

    キットピークのスペースウォッチ望遠鏡を使って、Jeff Larsenが11月3日に 16.6等で発見した新彗星、ラーセン周期彗星 〔P/1997 V1 ( Larsen )〕[星図]は、 周期10.8年の新周期彗星であることが分かりました。既に8月16日に近日点を 通過していて、今後も明るくなりません。今月はうお座にあり、夕方の南の空 高く見えていますが、16.5→17等と暗くなっていきます。近日点距離が3.3AU と大きく、離心率が0.33と比較的円に近いので、今後しばらく観測可能でしょ う。

    来年3月4日に近日点を通過するシューメーカー-レヴィ 第3周期彗星〔129P/Shoemaker-Levy 3〕 [星図]は、早くも1996年10月に検出 されています。その頃は19等程度でしたが、この秋には17等台と明るくなって きています。この冬がピークですが、明るさは17等にしかなりません。しかし、 軌道の離心率が0.25と円に近いため、1999年春の衝の頃でもまだ18.5等程度の 明るさを保ち、長期間観測されるでしょう。今月はふたご座とかに座の間にい て、未明に天頂近くまで昇ります。

    来年9月27日に近日点を通過するハウエル周期彗星 〔88P/Howell〕[星図]は、今回帰で はまだ観測されていません。今年初めに衝の位置で20等になっていたと思われ ますが、観測はされませんでした。太陽と合になった後、先月から再び明け方 の空に現れて来ています。予報では18→17等と充分に明るくなってきているは ずです。今月は薄明開始時の高度も38→48°と高くなってきますので、観測さ れるのは時間の問題でしょう。今後彗星は太陽から離れつつ急速に明るくなっ ていきます。来年夏から秋にかけて11等にまでなると期待されています。

    昨年の春から夏にかけて8等まで明るくなったコプフ周期 彗星〔22P/Kopff〕[星図]は、 今年の2月に16等で観測されたのを最後に、太陽に近付いて見えなくなりまし た。その後、夏以降は再び観測可能になっていたのですが、予報では20等以下 にまでなってしまっているはずでした。ところが、11月2日から3日にかけて織 部隆明氏と杉江淳氏が観測を行い、17等と3等ほど明るくなっているのを発見 しました。しかし、その姿は拡散していて、非常に観測しづらいものであった そうです。おそらくバーストを起こしてしばらくたった後の状態だと思われま すが、それ以前の観測がなく、詳細は不明です。今月はおうし座の胴体の中に あります。衝を過ぎたばかりで位置的な条件は良いのですが、拡散しているた めに観測は非常に困難でしょう。明るさもあてになりません。

    今月12日に近日点を通過するテイラー周期彗星 〔69P/Taylor〕[星図]は、10月になっ てようやく観測されました。予報と1′ほど位置がずれていたようです。明る さは18.9等でしたが、その後も18等台と予報よりも少し明るく観測されていま す。それでも、今回帰では17等止まりで明るくなりません。かに座を北上中で、 未明に頭上高くに達します。中旬から下旬にかけて、プレセペ星団に接近しま す。今月から来月にかけてがピークです。

    1月10日に18.6等で発見されたNEAT彗星 〔C/1997 A1 ( NEAT )〕[星図] は、宵の空高く18等程度で見えています。今月はカシオペヤ座からアンドロメ ダ座へと移動します。12月9日にはM103に1.7°まで、12月22〜24日にはカシオ ペヤ座新星1995に30′まで接近します。カシオペヤ座新星は現在も11等台後半 の明るさを保っています。2月上旬にはアンドロメダ銀河M31の前を通過します。 しかし、既に6月19日に近日点を通過しているため、今後は急速に暗くなって しまいます。

    1月31日に19.4等で発見されたスペースウォッチ彗星 〔C/1997 BA6 ( Spacewatch )〕 [星 図]は、初めは小惑星として報告されたといういわくつきの天体ですが、 最近はコマのある彗星らしい姿になってきているようです。11月には18等台で 観測されています。近日点通過は1999年11月で、14等まで明るくなると思われ ます。但し、その頃には南天にあり、日本からは観測できません。現在は太陽 から7AU弱という遠方にいて、しばらくは大変暗い状態が続きます。今月はろ くぶんぎ座の西にあり、明け方の南の空に位置します。今後、来年5月に17等 になるまで観測できますが、その後は南天に去り、再び北上してくる2000年秋 まで日本からは観測不可能となります。

    2月15日に18等で発見された小惑星 1997 CU26 [星図]は、近日点距離が13AUと土星 よりも遠い、周期60年のセントール族の小惑星であることが分かりました。こ の天体の近日点通過はずっと先の2004年で、今後20年以上に渡って18等程度で 見えることになります。その間にコマが検出され彗星になるかもしれません。 かに座の南東部にあり、未明に南の空に見えます。

    来年7月12日に近日点を通過するアラン-リゴー周期彗星 〔49P/Arend-Rigaux〕 [星図] は、既に8月に19.5等で観測されています。今回帰の条件は非常に悪く、近日 点通過の頃は太陽に近く全く見ることができません。今月はみなみのうお座の 北にあり、12月27日の前後1週間ほどは、らせん状星雲NGC7293に2°弱まで接 近します。夕方の南西の空に見えていますが、薄明終了時の高度が28→23°と 低くなってしまいます。来月には観測不可能となります。近日点通過後は1999 年になるとようやく見え始めますが、既に17等にまで暗くなっているでしょう。

    1992年1月9日に17等で発見された小惑星フォルス 〔(5145) Pholus〕 [星図]は、 近日点距離が8.7AUで周期が約90年という巨大な楕円軌道上をまわっていまし た。長らく小惑星と思われていたキロン周期彗星(95P)と同じセントール族の 天体ですが、その後も恒星状でコマは検出されていません。しかし、小惑星の 中でも特に赤く見える天体として有名です。既に近日点を通過してから6年以 上過ぎていますが、土星よりも遠くにいるため、明るさはほとんど変化せず、 今後数年から10数年は観測できます。今月はアークトゥルスのすぐ南西にあり、 明け方の東の空に見えています。

    6月29日に18.8等で発見された小惑星 1997 MD10[星図]は、近日点距離 が1.5AU、周期が128年という彗星のような軌道上を動いていることが分かりま した。しかし、その後の観測でも全くの恒星状にしか写らないようです。先月 10日に近日点を通過し、太陽に1.5AUまで接近しましたが、コマは観測されな かったようです。今月は、はくちょう座を北東へ移動し、夕方の北西の空、薄 明終了時の高度が40°強の辺りにあります。興味深い天体ですが、18等と暗く 観測は困難です。

    ボーティン周期彗星〔85P/Boethin〕 [星図]は4月17日に近日点を通過し たはずです。今回帰の条件は非常に悪く、近日点通過の頃には9.5等に達した はずですが、太陽に近く全く観測できませんでした。通過前は、昨年夏頃に衝 の位置で18〜19等だったはずですが、観測されませんでした。近日点通過後は、 先月からようやく明け方の空に現れて来たばかりです。しかし、既に明るさの 方は18等から19等と大変暗くなってしまっています。今月は明け方の南の空高 くに位置します。今後は更に暗くなっていくため、今月から来月のうちに観測 されない場合、今回帰は見逃されることになるでしょう。

    スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星〔74P/Smirnova-Chernykh〕 [星図]は、現在遠日点を通過した ばかりで、18等台と最も暗い時期になっています。これから2001年の近日点に 向かって、徐々に明るくなっていくでしょう。うお座とくじら座の間で、夕方 の空高く見えています。

    昨年9月に発見された新周期彗星、ラーゲルクヴィス ト周期彗星〔P/1996 R2 ( Lagerkvist )〕 [星図]は、近日点通過は今年の1月 19日でしたが、昨年12月30日まで観測された後は、太陽に近くなって観測があ りませんでした。夏頃から再び明け方の空に現れて来ているはずですが、まだ 観測報告はありません。予報よりも暗くなっている可能性もあります。彗星は ふたご座の西部、散開星団M35の約2°北にあり、今月は衝となって、真夜中の 天頂付近に見えます。予報ではまだ18等の明るさのはずです。

    1983年5月に発見された新周期彗星、コワル-ヴァーヴ ロヴァー周期彗星〔P/1983 J3 ( Kowal-Vavrova )〕 [星図]が初回帰を迎えています。 しし座とろくぶんぎ座の間にいて、明け方の南の空高く見えています。今月は 予報では18等台になり、検出のチャンスです。彗星は今後、1月初めには18等、 2月末には17.5等と急速に明るくなってくると思われます。しかし、既に10月 から明け方の空に現れて来ているはずですが、いまだ検出されていないことか ら、実際の光度はもっと暗い可能性もあります。近日点通過は1998年11月です が、その頃には太陽に近く観測は不可能です。

    ミュラー第2周期彗星〔131P/Mueller 2〕 [星図]は、6月末から7月初めにかけ て、杉江淳氏と中村彰正氏によって18.9等、19.9等の明るさで検出されました。 この時は予報よりも2.5等ほど暗かったのですが、その後は若干明るく観測さ れました。先月22日に近日点を通過し、地球からも遠ざかりつつあるため、今 後はどんどん暗くなっていきます。うお座にあり、夕方の空高く見えています。

    昨年8月10日に13等で発見されたラッセル-ワトソン彗 星〔C/1996 P2 ( Russell-Watson )〕 [星図]は、今年2月に16.7等で観測された後、しばらく太陽に近く見え ませんでしたが、再び明け方の空に現れて来た8月には18.6等、11月には17等 台と予報より明るく観測されています。近日点を1996年3月1日に通過していま すが、近日点距離が大きいためゆるやかに減光しています。今月もエリダヌス 座北部にあり、宵の空高く18等台で見えるでしょう。

    ヨーロッパ南天天文台のウプサラ-DLRトロヤ群捜索プログラムの中で、10月5 日に18.9等で発見された新彗星P/1997 T3 [星図]ですが、いまだに名前がつけ られていません。最新の軌道要素では、周期18年で、来年3月18日に近日点を 通過します。この天体は大望遠鏡でもコマが見られず、かすかな尾がなんとか 写る程度でした。これは最近小惑星(7968)として登録されたエルスト-ピサロ 周期彗星(133P/Elst-Pizarro)の場合と良く似ています。宵の空高く見えてい ます。
    「11月13日付のM.P.E.C. 1997-V24の「観測可能な彗星」一覧には名前があり ません。おそらく今後は小惑星として扱われるものと思われます。」という記 述は間違いでした。訂正致します。

    1992年4月に発見された新周期彗星、シューメーカー- レヴィ第8周期彗星〔P/1992 G2 ( Shoemaker-Levy 8 )〕 [星図]が初回帰を迎えています。近 日点通過はまだ2年も先の1999年12月ですが、軌道の離心率が0.29と円軌道に 近いため、早々に検出されるでしょう。まだ20等級と大変暗いのですが、この 冬は位置的条件が良くなります。今月はふたご座とかに座の間にいて、未明に 頭上高くに位置します。

    ---------------------------------------------------------------------

    * 位置推算表

    最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    m1 = -1.0 + 5 log Δ + 7.9 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   7 34.66  -59 19.3   3.568   3.433    89    6.0   3:02 (  0, -4)
    1997-12- 8   7 14.60  -61 40.8   3.678   3.521    91    6.2   2:03 (  0, -7)
    1997-12-18   6 50.83  -63 17.9   3.787   3.618    92    6.4   1:00 (  0, -8)
    1997-12-28   6 25.27  -64  7.3   3.896   3.726    92    6.5  23:56 (  0, -9)
    1998- 1- 7   6  0.47  -64 11.0   4.003   3.841    92    6.7  22:52 (  0, -9)
    

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  20 59.23   -9 27.2   1.086   0.932    68    9.6  18:18 ( 35, 39)
    1997-12- 8  21 38.17   -9 24.8   1.051   0.893    67    9.2  18:18 ( 35, 39)
    1997-12-18  22 21.73   -8 56.4   1.033   0.858    67    9.0  18:21 ( 35, 39)
    1997-12-28  23  9.40   -7 58.3   1.035   0.832    68    8.9  18:26 ( 35, 40)
    1998- 1- 7   0  0.19   -6 28.6   1.056   0.820    71    9.0  18:33 ( 35, 42)
    

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  18 47.12   15 41.8   1.371   1.729    52   10.6  18:18 ( 86, 33)
    1997-12- 8  18 46.60   11 18.3   1.360   1.903    43   10.7  18:18 ( 88, 23)
    1997-12-18  18 47.05    7 53.2   1.365   2.049    34   10.9  18:21 ( 91, 12)
    1997-12-28  18 47.97    5  8.3   1.385   2.162    28   11.1  18:26 ( 95,  2)
    1998- 1- 7  18 48.96    2 51.7   1.420   2.239    25   11.3   5:38 (267,  1)
    

    * テンペル-タットル周期彗星(55P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  12 29.03   14 25.8   1.723   1.868    66   15.1   5:17 (289, 48)
    1997-12- 8  12 33.67   16 22.5   1.610   1.539    75   14.1   5:25 (297, 57)
    1997-12-18  12 37.10   19 56.2   1.498   1.197    86   12.9   5:31 (305, 67)
    1997-12-28  12 37.93   27  1.6   1.390   0.852    98   11.5   5:36 (313, 79)
    1998- 1- 7  12 29.56   43 53.7   1.287   0.534   112    9.8   5:19 (  0, 81)
    

    * ミュラー彗星(C/1997 D1)

    m1 = 6.8 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   6  0.69   -0 45.8   2.312   1.426   146   11.2   1:28 (  0, 54)
    1997-12- 8   5 13.39   -5 30.9   2.342   1.428   151   11.3   0:02 (  0, 49)
    1997-12-18   4 28.15   -9 15.6   2.376   1.518   142   11.5  22:39 (  0, 46)
    1997-12-28   3 50.33  -11 39.3   2.415   1.681   128   11.8  21:22 (  0, 43)
    1998- 1- 7   3 21.77  -12 54.2   2.458   1.894   113   12.1  20:14 (  0, 42)
    

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    m1 = 3.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  17 55.70   48 32.6   3.211   3.352    73   11.4  18:18 (128, 36)
    1997-12- 8  18 22.94   46  9.6   3.182   3.356    71   11.4  18:18 (126, 33)
    1997-12-18  18 48.69   43 51.4   3.156   3.374    68   11.3  18:21 (125, 30)
    1997-12-28  19 12.93   41 41.7   3.132   3.404    65   11.3  18:26 (124, 26)
    1998- 1- 7  19 35.67   39 43.4   3.111   3.443    62   11.3  18:33 (125, 21)
    

    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   9 53.90   -4 13.7   1.691   1.313    93   12.7   5:17 (356, 51)
    1997-12- 8  10  4.34   -8  4.1   1.727   1.268    99   12.8   4:52 (  0, 47)
    1997-12-18  10 11.50  -11 41.1   1.768   1.228   105   12.9   4:20 (  0, 43)
    1997-12-28  10 15.06  -14 58.2   1.813   1.192   112   13.0   3:44 (  0, 40)
    1998- 1- 7  10 14.84  -17 47.0   1.860   1.164   119   13.2   3:04 (  0, 37)
    

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    m1 = 1.3 + 5 log Δ + 31.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   6 56.99   14  6.6   2.201   1.345   141   12.7   2:24 (  0, 69)
    1997-12- 8   6 51.97   13 34.8   2.235   1.318   151   12.9   1:40 (  0, 69)
    1997-12-18   6 44.68   13 15.1   2.270   1.313   162   13.1   0:54 (  0, 68)
    1997-12-28   6 36.28   13  8.0   2.307   1.333   169   13.4   0:06 (  0, 68)
    1998- 1- 7   6 28.12   13 12.6   2.346   1.380   166   13.7  23:20 (  0, 68)
    

    * コワル第2周期彗星(104P)

    m1 = 9.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  22 32.35    7 28.7   1.725   1.307    96   13.6  18:18 (  8, 62)
    1997-12- 8  22 48.57    6 52.0   1.667   1.341    90   13.5  18:18 ( 20, 60)
    1997-12-18  23  7.71    6 38.3   1.613   1.375    84   13.3  18:21 ( 30, 58)
    1997-12-28  23 29.43    6 45.6   1.563   1.407    79   13.2  18:26 ( 40, 56)
    1998- 1- 7  23 53.51    7 11.6   1.518   1.439    75   13.0  18:33 ( 48, 53)
    

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  13 16.37  -16 20.5   6.263   6.953    42   14.2   5:17 (306, 18)
    1997-12- 8  13 22.08  -17  5.1   6.262   6.834    51   14.1   5:25 (315, 24)
    1997-12-18  13 27.24  -17 47.5   6.261   6.699    59   14.1   5:31 (324, 29)
    1997-12-28  13 31.74  -18 27.3   6.260   6.552    68   14.1   5:36 (335, 32)
    1998- 1- 7  13 35.47  -19  3.8   6.258   6.396    77   14.0   5:38 (345, 35)
    

    * ミュラー彗星(C/1997 J1)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   8 29.62   36 17.0   3.240   2.591   123   14.7   3:57 (  0, 88)
    1997-12- 8   8  6.41   36  4.5   3.313   2.520   137   14.7   2:54 (  0, 88)
    1997-12-18   7 40.22   35 29.6   3.388   2.488   151   14.8   1:49 (  0, 89)
    1997-12-28   7 12.89   34 26.4   3.463   2.504   165   14.9   0:42 (  0, 89)
    1998- 1- 7   6 46.67   32 56.3   3.539   2.571   168   15.0  23:38 (  0, 88)
    

    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P)

    m1 = -0.8 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   4 21.22   18  3.0   3.047   2.062   176   15.3  23:51 (  0, 73)
    1997-12- 8   4 14.42   17 35.3   3.049   2.077   168   15.3  23:04 (  0, 73)
    1997-12-18   4  8.44   17 12.2   3.051   2.121   156   15.4  22:19 (  0, 72)
    1997-12-28   4  3.97   16 55.8   3.054   2.191   145   15.5  21:35 (  0, 72)
    1998- 1- 7   4  1.50   16 47.5   3.059   2.283   135   15.6  20:54 (  0, 72)
    

    * ガン周期彗星(65P)

    m1 = 7.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   0  9.83   -9 45.4   3.583   3.092   112   15.7  19:40 (  0, 45)
    1997-12- 8   0 11.42   -8 55.5   3.611   3.262   102   15.8  19:02 (  0, 46)
    1997-12-18   0 14.61   -7 57.8   3.640   3.437    93   16.0  18:26 (  0, 47)
    1997-12-28   0 19.21   -6 54.0   3.668   3.614    85   16.1  18:26 ( 13, 47)
    1998- 1- 7   0 25.03   -5 45.3   3.696   3.790    77   16.3  18:33 ( 27, 46)
    

    * ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星(132P)

    m1 = 11.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   2  2.83    3 49.8   1.917   1.033   143   15.8  21:33 (  0, 59)
    1997-12- 8   2  5.98    4  6.8   1.927   1.106   134   16.0  20:56 (  0, 59)
    1997-12-18   2 11.94    4 47.0   1.941   1.193   125   16.2  20:23 (  0, 60)
    1997-12-28   2 20.49    5 45.8   1.959   1.292   118   16.4  19:52 (  0, 61)
    1998- 1- 7   2 31.36    6 58.0   1.980   1.402   111   16.7  19:24 (  0, 62)
    

    * キロン周期彗星(95P)

    m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  14 37.59  -14 17.5   8.778   9.668    24   16.0   5:17 (291,  5)
    1997-12- 8  14 42.76  -14 38.0   8.788   9.596    33   16.0   5:25 (298, 13)
    1997-12-18  14 47.64  -14 56.4   8.798   9.503    42   16.0   5:31 (306, 20)
    1997-12-28  14 52.16  -15 12.5   8.808   9.391    51   15.9   5:36 (314, 26)
    1998- 1- 7  14 56.22  -15 26.0   8.818   9.262    60   15.9   5:38 (322, 31)
    

    * エヴァンス-ドリンクウォーター彗星(C/1996 J1)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 6.6 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   2 13.91   36 51.5   4.351   3.473   149   15.9  21:44 (  0, 88)
    1997-12- 8   2  9.21   35 37.0   4.448   3.638   141   16.1  21:00 (  0, 89)
    1997-12-18   2  6.44   34 26.8   4.545   3.829   131   16.3  20:18 (  0, 89)
    1997-12-28   2  5.54   33 24.0   4.641   4.039   122   16.4  19:37 (  0, 88)
    1998- 1- 7   2  6.35   32 30.6   4.737   4.266   112   16.6  18:59 (  0, 88)
    

    * ジョンソン周期彗星(48P)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  21  0.83  -24 41.4   2.316   2.554    64   16.3  18:18 ( 27, 25)
    1997-12- 8  21 19.94  -23 35.7   2.322   2.663    59   16.4  18:18 ( 32, 24)
    1997-12-18  21 39.36  -22 19.5   2.331   2.768    54   16.6  18:21 ( 38, 23)
    1997-12-28  21 58.93  -20 54.1   2.341   2.869    48   16.7  18:26 ( 44, 20)
    1998- 1- 7  22 18.55  -19 20.6   2.353   2.965    43   16.8  18:33 ( 50, 18)
    

    * ティルブルック彗星(C/1997 O1)

    m1 = 6.7 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  15  5.02   21 16.0   2.347   2.924    45   16.4   5:17 (257, 20)
    1997-12- 8  15 16.00   24 12.2   2.450   2.910    53   16.8   5:25 (259, 29)
    1997-12-18  15 26.65   27 31.2   2.553   2.887    60   17.1   5:31 (260, 37)
    1997-12-28  15 36.84   31 15.0   2.657   2.861    68   17.5   5:36 (259, 45)
    1998- 1- 7  15 46.33   35 24.3   2.760   2.837    75   17.8   5:38 (256, 53)
    

    * 紫金山第1周期彗星(62P)

    m1 = 12.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   1 57.55   -3 12.3   2.069   1.226   138   17.2  21:27 (  0, 52)
    1997-12- 8   1 51.94   -2 19.0   2.007   1.244   128   17.0  20:42 (  0, 53)
    1997-12-18   1 49.80   -0 58.1   1.946   1.276   118   16.9  20:01 (  0, 54)
    1997-12-28   1 51.37    0 46.4   1.887   1.315   109   16.7  19:23 (  0, 56)
    1998- 1- 7   1 56.64    2 50.4   1.830   1.360   101   16.6  18:49 (  0, 58)
    

    * ラーセン周期彗星(P/1997 V1)

    m1 = 9.3 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   0 14.67   10 25.5   3.334   2.712   121   16.7  19:45 (  0, 65)
    1997-12- 8   0 18.02    9 57.6   3.343   2.848   111   16.8  19:09 (  0, 65)
    1997-12-18   0 23.06    9 43.3   3.354   2.993   102   16.9  18:34 (  0, 65)
    1997-12-28   0 29.59    9 41.8   3.365   3.145    94   17.1  18:26 ( 14, 64)
    1998- 1- 7   0 37.46    9 51.9   3.377   3.300    85   17.2  18:33 ( 34, 61)
    

    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P)

    m1 = 11.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   8  6.01   22 42.8   2.860   2.156   126   17.2   3:33 (  0, 78)
    1997-12- 8   8  5.04   22 36.9   2.852   2.049   137   17.1   2:53 (  0, 78)
    1997-12-18   8  1.52   22 36.0   2.844   1.960   148   17.0   2:10 (  0, 78)
    1997-12-28   7 55.71   22 38.5   2.838   1.895   159   16.9   1:25 (  0, 78)
    1998- 1- 7   7 48.21   22 42.1   2.832   1.856   171   16.9   0:38 (  0, 78)
    

    * ハウエル周期彗星(88P)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  12 39.28   -0 27.0   2.997   3.424    56   17.8   5:17 (301, 36)
    1997-12- 8  12 51.02   -1 37.0   2.941   3.242    63   17.6   5:25 (311, 41)
    1997-12-18  13  2.40   -2 42.8   2.884   3.054    70   17.3   5:31 (321, 45)
    1997-12-28  13 13.30   -3 43.6   2.825   2.861    78   17.0   5:36 (333, 48)
    1998- 1- 7  13 23.55   -4 38.3   2.766   2.664    85   16.8   5:38 (345, 49)
    

    * コプフ周期彗星(22P)

    m1 = 2.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   3 52.98   14 42.9   4.052   3.073   171   17.1  23:22 (  0, 70)
    1997-12- 8   3 45.30   14 26.1   4.092   3.150   160   17.2  22:35 (  0, 69)
    1997-12-18   3 38.70   14 14.4   4.132   3.256   149   17.4  21:50 (  0, 69)
    1997-12-28   3 33.57   14  8.9   4.171   3.388   137   17.6  21:05 (  0, 69)
    1998- 1- 7   3 30.13   14 10.0   4.209   3.543   127   17.7  20:22 (  0, 69)
    

    * テイラー周期彗星(69P)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   8 20.33   13 24.6   1.952   1.246   121   17.7   3:48 (  0, 68)
    1997-12- 8   8 26.96   15 12.5   1.948   1.159   130   17.5   3:15 (  0, 70)
    1997-12-18   8 30.47   17 34.6   1.948   1.086   140   17.4   2:39 (  0, 73)
    1997-12-28   8 30.68   20 29.3   1.952   1.032   151   17.3   2:00 (  0, 75)
    1998- 1- 7   8 27.77   23 47.6   1.960   1.000   162   17.3   1:18 (  0, 79)
    

    * NEAT彗星(C/1997 A1)

    m1 = 10.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   2 25.03   63 10.0   3.515   2.756   134   17.7  21:55 (  0, 62)
    1997-12- 8   1 45.02   59 43.8   3.557   2.844   129   17.8  20:35 (  0, 65)
    1997-12-18   1 18.15   55 51.2   3.601   2.977   122   17.9  19:29 (  0, 69)
    1997-12-28   1  1.22   52  4.4   3.647   3.146   113   18.1  18:33 (  0, 73)
    1998- 1- 7   0 51.23   48 41.1   3.695   3.341   103   18.3  18:33 (150, 74)
    

    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   9 49.73   -1 39.7   7.067   6.905    95   18.1   5:17 (  0, 53)
    1997-12- 8   9 48.42   -2 28.1   7.001   6.678   105   18.0   4:36 (  0, 53)
    1997-12-18   9 46.07   -3 13.4   6.936   6.460   115   17.9   3:54 (  0, 52)
    1997-12-28   9 42.67   -3 54.6   6.870   6.256   125   17.8   3:12 (  0, 51)
    1998- 1- 7   9 38.25   -4 31.0   6.804   6.072   135   17.7   2:28 (  0, 50)
    

    * 小惑星 1997 CU26

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   9 10.18   10 37.1  13.737  13.384   108   17.8   4:37 (  0, 66)
    1997-12- 8   9  9.54   10 30.8  13.731  13.224   119   17.8   3:57 (  0, 65)
    1997-12-18   9  8.45   10 26.7  13.725  13.078   129   17.8   3:17 (  0, 65)
    1997-12-28   9  6.95   10 24.9  13.719  12.953   139   17.7   2:36 (  0, 65)
    1998- 1- 7   9  5.09   10 25.1  13.714  12.851   150   17.7   1:55 (  0, 65)
    

    * アラン-リゴー周期彗星(49P)

    m1 = 11.3 + 5 log Δ + 11.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  22  0.89  -25 42.2   2.637   2.663    77   18.1  18:18 ( 12, 28)
    1997-12- 8  22 10.50  -24 40.8   2.568   2.727    70   18.0  18:18 ( 20, 28)
    1997-12-18  22 21.86  -23 29.7   2.499   2.783    63   17.9  18:21 ( 28, 26)
    1997-12-28  22 34.76  -22  9.5   2.429   2.828    56   17.8  18:26 ( 35, 24)
    1998- 1- 7  22 49.04  -20 40.3   2.359   2.862    50   17.7  18:33 ( 43, 21)
    

    * 小惑星フォルス(5145)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  13 44.86   13 46.7  12.695  13.293    50   18.1   5:17 (276, 32)
    1997-12- 8  13 47.81   13 45.0  12.722  13.196    59   18.1   5:25 (283, 41)
    1997-12-18  13 50.44   13 47.3  12.748  13.085    67   18.1   5:31 (292, 50)
    1997-12-28  13 52.68   13 53.7  12.775  12.964    76   18.1   5:36 (303, 57)
    1998- 1- 7  13 54.48   14  3.9  12.801  12.836    85   18.1   5:38 (318, 64)
    

    * 小惑星 1997 MD10

    m1 = 16.0 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  19  5.80   29 19.1   1.552   1.684    65   18.1  18:18 ( 99, 43)
    1997-12- 8  19 33.77   32 40.7   1.578   1.686    66   18.1  18:18 (105, 42)
    1997-12-18  20  6.07   36  8.0   1.615   1.692    68   18.2  18:21 (110, 41)
    1997-12-28  20 43.06   39 31.3   1.661   1.709    70   18.3  18:26 (115, 41)
    1998- 1- 7  21 24.78   42 37.6   1.715   1.743    71   18.4  18:33 (119, 41)
    

    * ボーティン周期彗星(85P)

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  11 22.22    7 48.4   2.889   2.936    77   18.1   5:17 (315, 55)
    1997-12- 8  11 27.73    7 18.4   2.975   2.872    86   18.3   5:25 (332, 59)
    1997-12-18  11 31.28    7  1.1   3.060   2.805    95   18.5   5:31 (353, 62)
    1997-12-28  11 32.74    6 57.2   3.143   2.737   105   18.6   5:01 (  0, 62)
    1998- 1- 7  11 31.97    7  7.0   3.226   2.675   115   18.8   4:21 (  0, 62)
    

    * スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星(74P)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   0 46.31   -2  2.9   4.621   3.999   123   18.2  20:16 (  0, 53)
    1997-12- 8   0 45.32   -1 50.7   4.613   4.130   113   18.2  19:36 (  0, 53)
    1997-12-18   0 45.74   -1 29.7   4.606   4.272   103   18.3  18:57 (  0, 54)
    1997-12-28   0 47.51   -1  0.6   4.598   4.420    94   18.4  18:26 (  3, 54)
    1998- 1- 7   0 50.55   -0 24.3   4.590   4.570    84   18.4  18:33 ( 21, 53)
    

    * ラーゲルクヴィスト周期彗星(P/1996 R2)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   6 31.01   25 55.4   3.139   2.254   148   18.2   1:59 (  0, 81)
    1997-12- 8   6 23.98   26  8.4   3.167   2.222   160   18.2   1:12 (  0, 81)
    1997-12-18   6 15.69   26 18.6   3.195   2.218   172   18.3   0:25 (  0, 81)
    1997-12-28   6  7.01   26 24.7   3.223   2.243   174   18.4  23:38 (  0, 81)
    1998- 1- 7   5 58.90   26 26.5   3.252   2.299   162   18.5  22:51 (  0, 81)
    

    * コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3)

    m1 = 10.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28  10 25.59    5 35.8   3.731   3.602    89   19.0   5:17 (340, 59)
    1997-12- 8  10 30.89    4 57.2   3.681   3.406    98   18.8   5:18 (  0, 60)
    1997-12-18  10 34.86    4 25.7   3.633   3.215   107   18.6   4:43 (  0, 59)
    1997-12-28  10 37.33    4  2.9   3.584   3.031   116   18.5   4:06 (  0, 59)
    1998- 1- 7  10 38.15    3 50.4   3.536   2.859   126   18.3   3:28 (  0, 59)
    

    * ミュラー第2周期彗星(131P)

    m1 = 13.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   1  7.01    6 50.2   2.412   1.636   132   18.4  20:37 (  0, 62)
    1997-12- 8   1  9.88    6 33.6   2.414   1.736   122   18.5  20:00 (  0, 62)
    1997-12-18   1 15.17    6 36.0   2.418   1.848   113   18.7  19:26 (  0, 62)
    1997-12-28   1 22.64    6 55.3   2.423   1.970   105   18.8  18:55 (  0, 62)
    1998- 1- 7   1 32.05    7 28.9   2.430   2.097    97   19.0  18:33 (  5, 62)
    

    * ラッセル-ワトソン彗星(C/1996 P2)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 9.2 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   3 18.96  -10 40.2   6.705   5.872   145   18.4  22:48 (  0, 44)
    1997-12- 8   3 14.59  -10 26.4   6.784   6.018   138   18.5  22:05 (  0, 45)
    1997-12-18   3 10.92  -10  4.2   6.862   6.188   129   18.7  21:22 (  0, 45)
    1997-12-28   3  8.08   -9 34.7   6.940   6.379   121   18.8  20:40 (  0, 45)
    1998- 1- 7   3  6.18   -8 59.1   7.018   6.587   112   18.9  19:58 (  0, 46)
    

    * P/1997 T3

    m1 = 10.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   0 56.20    2  8.3   3.771   3.084   127   18.2  20:26 (  0, 57)
    1997-12- 8   0 56.69    2 27.0   3.774   3.210   117   18.3  19:47 (  0, 57)
    1997-12-18   0 58.79    2 55.4   3.778   3.349   108   18.4  19:10 (  0, 58)
    1997-12-28   1  2.42    3 32.6   3.784   3.496    99   18.5  18:34 (  0, 59)
    1998- 1- 7   1  7.48    4 17.7   3.790   3.648    90   18.6  18:33 ( 16, 58)
    

    * シューメーカー-レヴィ第8周期彗星(P/1992 G2)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-11-28   7 58.57   13 35.1   4.261   3.599   126   20.7   3:26 (  0, 69)
    1997-12- 8   7 55.74   13 27.0   4.240   3.465   137   20.6   2:44 (  0, 68)
    1997-12-18   7 51.34   13 24.8   4.219   3.351   148   20.5   2:00 (  0, 68)
    1997-12-28   7 45.61   13 28.7   4.197   3.264   159   20.4   1:15 (  0, 68)
    1998- 1- 7   7 38.93   13 38.0   4.175   3.205   169   20.3   0:29 (  0, 69)
    

    ---------------------------------------------------------------------

    Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.