彗星の広場 (1997年11月)

English version
Home page
Updated on October 27, 1997
Back to last version.
Go to next version.

星図は StellaNavigator Ver.2.0 for Windows (アストロアーツ編著 / アスキー出版局刊) によって作成したものです。

---------------------------------------------------------------------

  • 今月の彗星ランキング
  • 今月の彗星の解説
  • その他の彗星について
  • 位置推算表
  • ---------------------------------------------------------------------

    * 今月の彗星ランキング

    1997年11月に見える彗星のランキングはこのようになりまし た。

    ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)は9月から10月にかけて、5〜6等で日本からも 観測されました。今月は再び観測不能となり、日本からは二度と見られません。

    宇都宮章吾氏が発見した宇都宮彗星(C/1997 T1)が10等程度で見えています。 他に、ハートレー第2周期彗星(103P)、ミュラー彗星(C/1997 D1)、ムーニエ- デュプイ彗星(C/1997 J2)の3彗星も、11等程度で眼視観測可能です。

    テンペル-タットル周期彗星(55P)はしばらく太陽に近く見えませんでしたが、 その間に17等台にまで明るくなってきたはずです。今月からいよいよ明け方の 空に見え始め、急速に明るくなっていきます。

    コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3)が明け方の空に現れて来ました。 急速に明るくなると思われ、検出の好機です。

    エルスト-ピサロ周期彗星(133P)は、133Pという周期彗星の番号と同時に、 (7968)という小惑星の番号も付けられました。

    - 第1位 ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1) 5.5→6等

    * 第2位 ハートレー第2周期彗星(103P) 11→9.5等

    * 第3位 宇都宮彗星(C/1997 T1) 10→10.5等

    * 第4位 ミュラー彗星(C/1997 D1) 11.5→11等

    * 第5位 ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2) 11.5等

    * 第6位 ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P) 12.5等

    * 第7位 ゲーレルス第2周期彗星(78P) 12.5→13等

    * 第8位 コワル第2周期彗星(104P) 14→13.5等

    - 第9位 シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P) 14等

    * 第10位 ミュラー彗星(C/1997 J1) 14.5等

    その他の暗い彗星は以下の通りです。

    * テンペル-タットル周期彗星(55P) 17.5→15等
    * ガン周期彗星(65P) 15.5等
    * ティルブルック彗星(C/1997 O1) 15→16.5等
    * ジョンソン周期彗星(48P) 16等
    * エヴァンス-ドリンクウォーター彗星(C/1996 J1) 16.5→17等
    * ウィルド第4周期彗星(116P) 16.5→17等
    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P) 16.5等
    * ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星(132P) 16.5→17等
    + 紫金山第1周期彗星(62P) 18→17等
    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P) 17.5→17等
    + ボーティン周期彗星(85P) 17.5→18等
    * NEAT彗星(C/1997 A1) 17.5等
    * ヘリン-ローマン-アルー第1周期彗星(117P) 17.5→18等
    + 羽根田-カンポス周期彗星(D/1978 R1) 17.5→19.5等
    - グリグ-シェレルップ周期彗星(26P) 17.5→19等
    + ハウエル周期彗星(88P) 18.5→17.5等
    * 小惑星 1997 CU26 18等
    * スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星(74P) 18等
    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6) 18等
    * アラン-リゴー周期彗星(49P) 18等
    * 小惑星 1997 MD10 18等
    * ミュラー第2周期彗星(131P) 18→18.5等
    * ラーゲルクヴィスト周期彗星(P/1996 R2) 18等
    * テイラー周期彗星(69P) 19.5→18.5等
    * P/1997 T3 19等
    + コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3) 19.5→19等
    + カーンズ-クェー周期彗星(59P) 19等
    * ラッセル-ワトソン彗星(C/1996 P2) 19→19.5等
    * スペースウォッチ彗星(C/1997 P2) 19→19.5等
    * エルスト-ピサロ周期彗星(133P) 19.5等
    * モンタニ周期彗星(P/1997 G1) 19.5等
    * ゲーレルス周期彗星(P/1997 C1) 20.5等
    + シューメーカー-レヴィ第8周期彗星(P/1992 G2) 21→20.5等

    *今見えている彗星 -日本からは見えない彗星 +今回帰ではまだ観測されていない周期彗星 !今回帰ではまだ観測されていない周期彗星(日本からは見えない)

    ---------------------------------------------------------------------

    * 今月の彗星の解説

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    C/1995 O1 ( Hale-Bopp )

    [星図]

    5月中旬以降日本からは見えなくなっていたヘール-ボップ彗星ですが、その後 も南半球で観測が続いていました。 6月には太陽からの離角が21度しかありませんでしたが、その頃も観測数は少 なくなったものの、ほぼ欠測なく観測が続けられています。 近日点通過後の光度式は、

            m1 = -1.0 + 5 logΔ +  7.9 log r
    
    に良く沿っています。 日本からも、9月から10月にかけて明け方の南南東の空に低く見られ、5〜6等 級と観測されています。 これらは南半球での観測よりも少し暗いようですが、観測条件の悪さが影響し ているのでしょう。

    彗星はどんどん南下を続けており、中旬には薄明開始時でも地平線上に昇らな くなって、再び見えなくなってしまいます。 9月から10月が日本からこの彗星を見る最後の機会で、今後は二度と見えるこ とはありません。 しかし、彗星は今後数年かけてゆっくりと暗くなっていくと思われます。 1998年末でもまだ10等の明るさを保つでしょう。 ですが、その追跡は南半球の観測者に委ねられます。

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    103P/Hartley 2

    [星図]

    12月21日に近日点を通過し、12月から1月にかけて8等台まで明るくなると期待 されているハートレー第2周期彗星ですが、5月に19等、6月に17〜19等、7月 に16.5〜18.5等、8月に13〜15.5等、9〜10月に12〜15等と明るくなってきてい るようです。 眼視観測では夏以降は13等前後で観測されていますが、CCDでは15等と、若干 差があるようですが、だいたい

            m1 = 9.0 + 5 logΔ + 20.0 log r
    
    に沿って明るくきています。 これによると、今月は11等から9.5等となり、眼視でも明るく観測できると思 われます。

    今月はわし座からみずがめ座へと移動します。 夕方の南西の空に見えていますが、周りに明るい星がなく、探すのは多少困難 かもしれません。 11月30日には土星状星雲(NGC7009)に接近します。

    この彗星は、来年2月頃までずっと12等よりも明るく、眼視観測可能な状態が 続きますが、ずっと夕方の南西の空に同じような高度で見え続けます。 その後、6月に18等になるまで観測できるでしょう。

    尚、前回1991年の回帰では、11月10日から12日にかけて、この彗星に関連する 流星群が出現したという報告があります。検出された輻射点は(296°、+13°) 、わし座のアルタイルの辺りで、夕方南西の空にあります。

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    C/1997 T1 ( Utsunomiya )

    [星図]

    熊本県の宇都宮章吾氏が、10月3日に10.5等で発見した新彗星です。 ちょうど地球に接近して、急激に明るくなってきたところを発見されました。 この彗星の近日点通過は12月10日ですが、現在は地球から遠ざかりつつあり、 ゆっくりと暗くなっているところです。 それでも、今月から来月は10等台と明るく観測できるでしょう。

    発見位置は赤緯+72度という非常に高緯度で、この時はちょうど北極に最も近 づいていた頃でした。 その後彗星は南下を続けており、今月はこと座からわし座の西部へと移動しま す。 夏の天の川の中で、眼視では見づらいかもしれません。 夕方の空に見えていますが、急速に高度が低くなっていきます。 来月にはいったん太陽と合になり見えなくなってしまいます。 その後、1月末には明け方の空に11.5等で現れて来ます。

    氏は1995年9月にデ・ヴィコ周期彗星(122P)を再発見したことがありますが、 氏の名前が命名されたのは今回が初めてです。

    * ミュラー彗星(C/1997 D1)

    C/1997 D1 ( Mueller )

    [星図]

    Jean Mueller が第2次パロマー・スカイ・サーベイのプレートから2月17日に 発見した新彗星です。発見光度は16等と報じられましたが、実際にはそれより も1〜3等ほど明るく観測されています。 夏にはいったん太陽と合になりましたが、再び明け方の空に現れて来た9月以 降は、12〜14等と少し明るくなって観測されています。

    既に10月11日に近日点を通過しましたが、今後地球に近づいてくるため、この 秋から冬にかけてが光度のピークとなります。 予報では11等台に達すると思われます。 今月はこいぬ座からいっかくじゅう座を通り、オリオン座へと移動します。 未明の南の空に見えます。 1月になると急に暗くなり、2月下旬に夕方の西空に低くなる頃には、14等にな るでしょう。 しかし、近日点距離が2.2AUと大きいため、来年夏には16等で、南天に低いな がらも再び観測可能となります。

    11月20日にはばら星雲、11月30日には散光星雲M78、12月3日にはオリオン座大 星雲に接近します。

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    C/1997 J2 ( Meunier-Dupouy )

    [星図]

    5月7日に14等で発見された新彗星です。4日前に発見されたばかりのミュラー 彗星(C/1997 J1)の追跡観測中にたまたま同一視野に写り、発見されました。 発見当時は両者ともほぼ同じ明るさで見えていました。 その後の観測では、13等と1等ほど明るく報告されています。

    この彗星は来年3月10日に近日点を通過しますが、太陽には3AUまでしか接近し ません。 そのため、彗星の光度変化は非常にゆっくりとしたものです。 発見以来、半年の間に13等から12等に着実に明るくなってきています。 今後彗星は、近日点通過をはさんで、約1年もの間11等台の明るさで観測可能 でしょう。 計算上では、2000年になってもまだ16等で観測可能です。

    今月は、りゅう座の頭部とヘルクレス座の間を南東に進んで行きます。 夕方の北西の空に見えています。 探す時は、りゅう座頭部の四角形が目印となるでしょう。 1月にはだいぶ高度が低くなり、1月中旬以降は明け方の空に見えるようになり ます。

    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)

    43P/Wolf-Harrington

    [星図]

    ヴォルフ-ハリントン周期彗星は今年前半は太陽に近くて見えませんでしたが、 その間に急増光して、7月に14等で見え始めた後は、夏には13等前後、秋には 12等台で観測されています。 これは予報よりも若干明るいことになります。

    近日点通過は9月29日で、既にピークを過ぎ、今後は徐々に暗くなっていきま す。 しかし、今月はまだ12等台を保つでしょう。 うみへび座からろくぶんぎ座へと移動し、明け方の南の空に見えています。

    この彗星は今後しばらく位置的条件が良い状態が続き、来年初夏の頃に19等に 達する頃まで観測可能です。

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    78P/Gehrels 2

    [星図]

    ゲーレルス第2周期彗星は、今回帰は既に昨年6月に20〜21等で観測されてい ましたが、今年の前半はずっと太陽に近く見えませんでした。 その間に彗星はだいぶ明るくなり、7月に明け方の空に現れて来る時には、16 等程度になっていると思われました。 ところが、実際には8月上旬に12等台と予報よりも4等も明るくなっていること が分かりました。 その後も、10月まで約3カ月の間12等台と非常に明るい状態を保っています。 昨年6月の観測と最近の観測をつなぐと、光度式は

            m1 = 2.0 + 5 logΔ + 30.0 log r
    
    となります。

    この彗星の近日点通過はは8月7日でしたが、その後地球に近づいてきたため、 夏から冬にかけてずっと光度はほぼ一定となります。 今月もまだ12等台でしょう。 ふたご座の足もとにあり、見つけやすい位置にいます。 未明には天頂付近に達します。

    来月には衝となりますが、その後は地球からも遠ざかりますので、急激に暗く なっていくでしょう。 この彗星も今後しばらく位置的条件が良い状態が続き、来年初夏の頃に19等に 達する頃まで観測可能です。

    * コワル第2周期彗星(104P)

    104P/Kowal 2

    [星図]

    来年3月2日に近日点を通過するコワル第2周期彗星は、5月に19等で観測され た後、6月に18等、7月に17.5等、8月には16.5→15.5等、9〜10月に15等と明る くなってきています。この期間の光度式は、

            m1 = 9.5 + 5 logΔ + 15.0 log r
    
    となります。これは予報よりも1等ほど明るく、来年の冬から春にかけて12等 台に達すると期待されます。

    今月はペガスス座にいて、夕方の空に高く見えています。この彗星は、来年5 月までずっと夕方の空に見え続けます。

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    29P/Schwassmann-Wachmann 1

    [星図]

    シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星は現在遠日点付近にいますが、軌道 がほぼ円形のため、ほとんど関係ありません。相変わらずくすぶった状態が続 いているようで、今年も2月初旬と5月末に11等台に達するバーストを起こして います。但し明るく見える時期はほんの数日しか続かず、普段は全光度は13等 程度ながらも拡散しているため、実質的には16〜17等で、観測は困難です。

    しばらく太陽と合になって見えませんでしたが、来月からは明け方の空に現れ て来ます。今月はおとめ座とからす座の間ですが、まだ高度が低く観測は難し いでしょう。

    * ミュラー彗星(C/1997 J1)

    C/1997 J1 ( Mueller )

    [星図]

    Jean Mueller が第2次パロマー・スカイ・サーベイのプレートから5月3日に 発見した新彗星です。発見光度は14等と報じられましたが、実際には12〜14等 と若干明るく観測されています。 Jean Mueller は2月にミュラー彗星(C/1997 D1)を発見しており、これが今年2 個目の新彗星です。 この彗星はちょうど発見当日に近日点を通過して、今後は暗くなる一方です。 しかし近日点距離が2.3AUと大きく、10月にもまだ14等と明るく観測されてい ます。

    夏にはいったん太陽と合になりましたが、今月はやまねこ座にあり、明け方に 天頂付近に見えます。明るさも14等台でしょう。 ただ、近くに明るい星がないため、探すのは少し面倒かもしれません。

    この彗星は来年春に17等になるまで観測可能で、その後、秋には再び19等程度 で観測されるでしょう。

    ---------------------------------------------------------------------

    * その他の彗星について

    しし座流星群の母天体であるテンペル-タットル周期彗星 〔55P/Tempel-Tuttle〕[星図] が、いよいよ見え始めてきます。既に3月に22.4等という暗さで検出されてい ますが、明るくなり始める9月頃からは、太陽に近くずっと観測できませんで した。今月はしし座とおとめ座の間を北上し、明け方の空に現れて来ます。既 に17等台まで増光してきているはずですが、今月中に更に15等まで急に明るく なります。来月末には11等台になり、1月中旬には地球に0.36AUまで接近し、 北極の近くで8等台に達するでしょう。近日点通過は2月28日ですが、日本から は通過後の条件は悪く、ほとんど観測できません。今月から3月初めまでが観 測好期です。しし座流星雨の条件は、日本では1998年が最も良いと言われてい ます。しかし、過去の例でも母彗星回帰の前後数年間に渡って多くの出現が見 られています。今年は月明がありますが、是非確認しておきたいものです。

    ガン周期彗星〔65P/Gunn〕 [星図]は1996年7月24日に近日点を 通過した彗星ですが、軌道の離心率が小さく円軌道に近いので、いまだに15等 台で観測可能です。昨年9月以来しばらく観測がありませんでしたが、今年は7 月から10月まで、13〜16等で観測されています。眼視観測では、予報よりもか なり明るいと報告されています。今月はくじら座の尾部で、夕方の南の空に見 えています。この彗星は遠日点でも18等程度の明るさを保ち、軌道の全周で観 測可能です。

    ティルブルック彗星〔C/1997 O1 ( Tilbrook )〕 [星図]は、オーストラリアの Tilbrookが7月22日に、変光星からす座TVを観測中に発見した彗星です。変光 星観測中の彗星発見例は、日本でも1936年に下保茂氏がこじし座Rを観測中に C/1936 O1 ( Kaho-Kozik-Lis )を発見したケースがあります。ティルブルック 彗星の発見光度は10等でしたが、日本からは夕方の空の低空に位置したため、 明るさの割にあまり観測されませんでした。近日点を7月13日に通過した後で、 その後は暗くなっていくと思われましたが、実際には8月に10→12.5等、9月に は13→14.5等とやや速いペースで減光しました。光度式は
            m1 = 6.7 + 5 log Δ + 20.0 log r
    
    となります。いったん太陽と合となって観測できませんでしたが、今月末から は明け方の空に見えるようになります。しかし、明るさの方は16.5等とすっか り暗くなってしまっているでしょう。うしかい座からかんむり座へと北上中で す。

    ジョンソン周期彗星〔48P/Johnson〕 [星図]は、昨年春に21等で観測さ れて以来、太陽と合になってしばらく観測されない状態が続いていました。と ころが、今年に入って明け方に現れて来てから、5月に18.5等→17等、6月末に は15.5等と急激に増光し、夏にはCCDで15等、眼視では13.5等と大変明るく観 測されています。この彗星は10月31日に近日点を通過したばかりですが、光度 のピークは夏頃で、その後は暗くなってきているはずです。現在は16等台でしょ う。やぎ座で、夕方の空にかなり低くなってしまっています。いったん太陽と 合になった後も、来年秋に再び19等で観測されるでしょう。

    昨年5月10日に16等で発見されたエヴァンス-ドリンク ウォーター彗星〔C/1996 J1 ( Evans-Drinkwater )〕 [星図]は、7月に13等になるまで 観測された後は太陽に近づいて、それ以降ずっと観測できない状態が続いてい ました。ところが、再び明け方の空に現れて来た5月上旬に小林寿郎氏が観測 したところ、この彗星が互いに81″離れた10等(A核)と13等(B核)の2つの核に 分裂していることが明らかになりました。セカニナは、この分裂は1996年の7 月後半に起きたものとしています。これは、太陽に近づいて見えなくなってす ぐに分裂したことになります。その後、A核は急激に減光し、8月には18等になっ てしまいましたが、B核はゆっくりと暗くなり、9月末でもまだ15等でした。こ こでは明るさの予報はB核に基づいています。今月はペルセウス座からさんか く座へと移動します。衝となり、真夜中に天頂付近に見えることになります。 明るさは16.5等→17等でしょう。

    昨年1月から7月の長期に渡って12〜13等で観測されたウィ ルド第4周期彗星〔116P/Wild 4〕 [星図]は、既に昨年8月31日に近日点を通過していますが、今年の5月か ら8月にかけて、14〜16等の明るさで観測されています。近日点通過前は急激 に増光しましたが、通過後はゆるやかに減光していったようです。それでも、 今月は既に17等近くまで暗くなっているでしょう。いて座からやぎ座へと移動 しますが、夕方の空にかなり低くなってきました。来月以降は太陽と合になり ますが、その後、来年の夏には再び18等で観測できるでしょう。この彗星はお そらく軌道の全周で観測可能です。

    シューメーカー-ホルト第1周期彗星 〔128P/Shoemaker-Holt 1〕[星図] は、既に1996年9月に検出されています。光度は20.7等と大変暗かったのです が、核が2つに分裂していることが分かりました。今年に入ってからは、8月に 18等、9月に17等、10月に16等と予報よりもかなり明るくなってきています。 光度式は
            m1 = -4.4 + 5 logΔ + 40.0 log r
    
    と、log rの係数が40と異常に大きくなっていますが、実際にはこれよりも更 に1等ほど明るく、15等台になるかもしれません。これは分裂の影響なのでしょ うか。近日点通過は今月20日ですが、ちょうど今月に衝となり、条件は最良で す。ヒアデス星団の近くにいて、ほぼ天頂付近に見えています。

    ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星 〔132P/Helin-Roman-Alu 2〕[星図] は、7月13日に19.6等で検出されました。これは予報よりも2等ほど暗かったの ですが、その後は9月上旬に17.5等、9月末に16.5等、10月上旬には15.5等と急 激に明るくなってきたようです。今月10日に近日点を通過し、今がピークです。 予報では16.5等となっていますが、1等ほど明るいかもしれません。うお座に いて、宵の空に見えています。

    来年4月19日に近日点を通過する紫金山第1周期彗星 〔62P/Tsuchinshan 1〕[星図]は、 今回帰はまだ観測されていませんが、今月は18等から17等と明るくなってきて いるはずです。この夏以降、位置的条件が良く、明るさも20等から18等となっ てきているはずですが、まだ観測されていないことから、実際には少し暗いの かもしれません。今月はくじら座で、宵の空に高く見えています。

    来年3月4日に近日点を通過するシューメーカー-レヴィ 第3周期彗星〔129P/Shoemaker-Levy 3〕 [星図]は、早くも1996年10月に検出 されています。その頃は19等程度でしたが、この10月には17等台と明るくなっ てきています。この冬がピークですが、明るさは17等にしかなりません。しか し、軌道の離心率が0.25と円に近いため、1999年春の衝の頃でもまだ18.5等程 度の明るさを保ち、長期間観測されるでしょう。今月はふたご座にいて、明け 方に天頂近くまで昇ります。

    ボーティン周期彗星〔85P/Boethin〕 [星図]は4月17日に近日点を通過し たはずです。今回帰の条件は非常に悪く、近日点通過の頃には9.5等に達した はずですが、太陽に近く全く観測できませんでした。通過前は、昨年夏頃に衝 の位置で18〜19等だったはずですが、観測されませんでした。今月はようやく 明け方の空に現れて来ますが、既に18等程度まで暗くなってしまっているはず です。今後は更に暗くなっていくため、この冬に観測されない場合、今回帰は 見逃されることになるかもしれません。

    1月10日に18.6等で発見されたNEAT彗星 〔C/1997 A1 ( NEAT )〕[星図] が、北の空高く17等台で見えています。今月はきりん座からカシオペヤ座へと 移動します。発見以来ずっと同じような明るさで観測されてきましたが、既に 6月19日に近日点を通過しているため、来月からは急激に暗くなっていきます。

    ヘリン-ローマン-アルー第1周期彗星 〔117P/Helin-Roman-Alu 1〕[星図] は3月26日に近日点を通過しました。その頃は太陽に近く見えませんでし たが、離心率が0.18とほぼ円軌道のため、1996年春からずっと17等とほぼ一定 の光度で観測が続いています。今月はやぎ座にあり、夕方の空に低く見えてい ます。いったん太陽と合になりますが、来年の夏から秋にかけてまた17〜18等 で見られるでしょう。

    1978年の発見以来2回の回帰が見逃されている羽根田- カンポス周期彗星〔D/1978 R1 ( Haneda-Campos )〕 [星図]ですが、予報では8月15日に 近日点を通過したはずです。この彗星は近日点通過前後に急激に明るくなるは ずで、予報では明け方の空に15.5等程度で見えていたことになりますが、再発 見はされませんでした。ふたご座にいて、今後位置的条件が良い状態が続きま すが、明るさの方は17.5等から19.5等へと急激に暗くなってしまうでしょう。

    グリグ-シェレルップ周期彗星〔26P/Grigg-Skjellerup〕 [星図]は既に8月30日に近日点を通 過しました。今回帰は1月に20.8等で観測されていますが、条件は最悪で、近 日点通過前後はまったく観測できませんでした。唯一、この11月にわずかに観 測できる可能性がありますが、夕方の西空で、薄明終了時の高度がたったの14 度でしかありません。しかも、この彗星は近日点通過の頃に急激に明るくなる タイプで、既に2カ月以上過ぎている現在は18等にまで暗くなってしまってい るでしょう。事実上観測は不可能だと思われます。

    来年9月27日に近日点を通過するハウエル周期彗星 〔88P/Howell〕[星図]は、今回帰で はまだ観測されていません。今年初めに衝の位置で20等になっていたと思われ ますが、観測はされませんでした。その後太陽と合になっていましたが、今月 から再び明け方の空に現れて来ます。18等と明るくなってきていると思われ、 観測されるのは時間の問題でしょう。おとめ座にいます。今後彗星は太陽から 離れつつ急速に明るくなっていきます。来年夏から秋にかけて11等にまでなる と期待されています。

    2月15日に18等で発見された小惑星 1997 CU26 [星図]は、近日点距離が13AUと土星 よりも遠い、周期60年のセントール族の小惑星であることが分かりました。こ の天体の近日点通過はずっと先の2004年で、今後20年以上に渡って18等程度で 見えることになります。その間にコマが検出され彗星になるかもしれません。 かに座にあり、18等程度で明け方の空高く見えています。

    スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星〔74P/Smirnova-Chernykh〕 [星図]は、現在遠日点を通過した ばかりで、18等台と最も暗い時期になっています。これから2001年の近日点に 向かって、徐々に明るくなっていくでしょう。うお座とくじら座の間で、夕方 の空高く見えています。

    1月31日に19.4等で発見された新小惑星1997 BA6は、計算された軌道要素から 長周期彗星のような放物線軌道上を動いていることが分かり注目されましたが、 その後淡いコマが確認され、スペースウォッチ彗星 〔C/1997 BA6 ( Spacewatch )〕 [星 図]として登録されました。近日点通過は1999年11月で、14等まで明るく なると思われます。但し、その頃には南天にあり、日本からは観測できません。 現在は太陽から7AUという遠方にいて、しばらくは大変暗い状態が続きます。 夏には太陽と合となっていましたが、先月から再び明け方の空に現れて来てい ます。明るさは18等台でしょう。うみへび座とろくぶんぎ座の間で、下旬には ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)に接近します。今後、来年5月に17等にな るまで観測できますが、その後は南天に去り、再び北上してくる2000年秋まで 日本からは観測不可能となります。

    来年7月12日に近日点を通過するアラン-リゴー周期彗星 〔49P/Arend-Rigaux〕 [星図] は、既に8月に19.5等で観測されています。今回帰の条件は非常に悪く、近日 点通過の頃は太陽に近く全く見ることができません。今月はやぎ座とみなみの うお座の間にいて、夕方の空にかなり低くなっています。近日点通過前は来月 までしか観測できませんが、明るさは18等でしかありません。通過後は1999年 になるとようやく見え始めますが、既に17等にまで暗くなっているでしょう。

    6月29日に18.8等で発見された小惑星 1997 MD10[星図]は、近日点距離 が1.5AU、周期が128年という彗星のような軌道上を動いていることが分かりま した。しかし、その後の観測でも全くの恒星状にしか写らないようです。今月 10日に近日点を通過します。コマが観測されて彗星になる可能性はないのでしょ うか。興味深い天体ですが、18等と暗く観測は困難です。今月はヘルクレス座 からこと座、はくちょう座へと北上して、夕方の空に見えています。中旬には 宇都宮彗星(C/1997 T1)と接近します。

    ミュラー第2周期彗星〔131P/Mueller 2〕 [星図]は、昨年夏以降なかなか検出 されませんでしたが、6月末から7月初めにかけて、杉江淳氏と中村彰正氏によっ て18.9等、19.9等の明るさで検出されました。明るさは予報よりも2.5等ほど 暗く観測されています。今月22日に近日点を通過しますが、18等にしかならな いようです。うお座にあり、夕方の空高く見えています。

    昨年9月に発見された新周期彗星、ラーゲルクヴィス ト周期彗星〔P/1996 R2 ( Lagerkvist )〕 [星図]は、近日点通過は今年の1月 19日でしたが、昨年12月30日まで観測された後は、太陽に近くなって観測があ りませんでした。夏頃から再び明け方の空に現れて来ているはずですが、まだ 観測報告はありません。予報よりも暗くなっている可能性もあります。今月は ふたご座にあり、未明に天頂付近と位置的条件は非常に良くなります。予報で はまだ18等の明るさのはずです。

    12月12日に近日点を通過するテイラー周期彗星 〔69P/Taylor〕[星図]は、10月によ うやく観測されました。予報と1′ほど位置がずれていたようです。明るさは 18.9等で、予報よりも多少明るいようです。この彗星は近日点通過前後だけ明 るくなるタイプの彗星ですが、今回は18等止まりです。かに座にいて、明け方 の空に見えています。

    ヨーロッパ南天天文台のウプサラ-DLRトロヤ群捜索プログラムの中で、10月5 日に18.9等で発見された新彗星P/1997 T3 [星図]は、その後も名前が付けられ ていません。当初はトロヤ群の軌道も計算できると言われていましたが、その 後の観測からは違うようです。最新の軌道要素では、周期18年で、来年3月18 日に近日点を通過します。この天体は大望遠鏡でもコマが見られず、かすかな 尾がなんとか写る程度のようです。小惑星である可能性を考慮して、未だに名 前が付けられていないのでしょうか。

    1983年5月に発見された新周期彗星、コワル-ヴァーヴ ロヴァー周期彗星〔P/1983 J3 ( Kowal-Vavrova )〕 [星図]が初回帰を迎えています。近 日点通過は1年先の1998年11月ですが、既に19等程度で検出可能となっていま す。しし座の足もとにいて、先月から明け方の空に現れて来たばかりですので、 検出のチャンスです。今後、1月初めには18等、2月末には17.5等と明るくなっ ていきます。しかし、近日点通過の頃には太陽に近く観測は不可能です。

    1999年9月16日に近日点を通過するカーンズ-クェー周期 彗星〔59P/Kearns-Kwee〕 [星図] も今回帰はまだ観測されていませんが、予報ではそろそろ19等となってき ているはずです。しかし、この夏に衝となった頃には観測されなかったため、 実際には少し暗いのかもしれません。今月は夕空に低くなってきてしまいます。 いったん太陽と合になり、来年の初夏の頃に17等で明け方の空に現れます。 1999年末には12等台に達すると思われます。

    昨年8月10日に13等で発見されたラッセル-ワトソン彗 星〔C/1996 P2 ( Russell-Watson )〕 [星図]は、今年2月に16.7等で観測された後、しばらく太陽に近く見え ませんでしたが、再び明け方の空に現れて来た8月には、予報どおり18.6等と 観測されています。近日点を1996年3月1日に通過していますが、近日点距離が 大きいためゆるやかに減光しています。今月はエリダヌス座で衝となり、まだ 19等程度でしょう。

    8月12日に発見された新彗星、スペースウォッチ彗星 〔C/1997 P2 ( Spacewatch )〕[星 図]は、発見時がちょうどピークでしたが、19等前後と大変暗く観測され ています。既に9月18日に近日点を通過し、今後は更に暗くなっていきます。 今月はみずがめ座にあり、まだ夕方の空に高く見えますが、既に19等以下でしょ う。ただ、近日点距離が4.2AUと大きいため、3月に合となった後、来年の夏か ら秋にかけて、再び20等程度で観測可能となります。

    1996年7月に18等で発見された新周期彗星、エルスト-ピ サロ周期彗星〔133P/(7968) Elst-Pizarro〕[星図]は、コマはないが尾があるため に彗星として報告されましたが、その軌道要素は典型的なメインベルトの小惑 星そのものでした。その後、過去に小惑星1979 OW7として仮符号がつけられて いたこと、また1985年9月にも撮影されていたことが分かり、3回の回帰が確認 されました。しかし、過去のイメージでは完全に小惑星状であるようです。ま た、今年10月にも20等前後で観測されていますが、彗星らしい様子は見られま せんでした。そのため、周期彗星として133Pと番号登録されると同時に、小惑 星(7968)としても登録されることになりました。これはキロン周期彗星 (95P=2060)、ウィルソン-ハリントン周期彗星(107P=4015)に次いで3例目とな ります。この天体は軌道の全周で観測可能です。

    4月9日に19等で発見された新周期彗星、モンタニ周期 彗星〔P/1997 G1 ( Montani )〕[星 図]は、すぐに太陽に近くなって観測できなくなってしまいましたが、今 月から再び明け方の空に観測できるようになります。4月26日に近日点を通過 していますが、近日点距離が4AUと大きいため、急に暗くはならないでしょう。 今後、来年の春まで19等程度で観測できるでしょう。

    2月1日に18等で発見された新周期彗星、ゲーレルス周 期彗星〔P/1997 C1 ( Gehrels )〕 [星図]は、1996年1月に近日点を通過して、既に2年近くも経とうとして います。この夏は太陽と合になり観測できませんでしたが、今月は再び明け方 の空に現れて来ます。しかし、春には予報よりも急激に暗くなっていったため、 既に21等と大変暗くなってしまっているでしょう。

    1992年4月に発見された新周期彗星、シューメーカー- レヴィ第8周期彗星〔P/1992 G2 ( Shoemaker-Levy 8 )〕 [星図]が初回帰を迎えています。近 日点通過はまだ2年も先の1999年12月ですが、軌道の離心率が0.29と円軌道に 近いため、早々に検出されるでしょう。まだ21等と大変暗いのですが、この冬 は位置的条件が良くなります。

    ---------------------------------------------------------------------

    * 位置推算表

    最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

    * ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)

    m1 = -1.0 + 5 log Δ + 7.9 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   8  7.11  -49  2.0   3.229   3.233    80    5.6   4:52 (353,  5)
    1997-11- 8   8  0.70  -52 51.6   3.343   3.290    84    5.7   4:47 (  0,  2)
    1997-11-18   7 50.03  -56 20.1   3.456   3.356    87    5.9   3:57 (  0, -1)
    1997-11-28   7 34.65  -59 19.4   3.568   3.433    89    6.0   3:02 (  0, -4)
    1997-12- 8   7 14.60  -61 40.9   3.678   3.521    91    6.2   2:03 (  0, -7)
    

    * ハートレー第2周期彗星(103P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  19 30.59   -7 35.8   1.272   1.030    77   11.2  18:34 ( 32, 42)
    1997-11- 8  19 55.54   -8 29.4   1.199   1.003    73   10.6  18:26 ( 34, 40)
    1997-11-18  20 25.06   -9  7.6   1.136   0.970    70   10.0  18:20 ( 35, 39)
    1997-11-28  20 59.24   -9 27.3   1.086   0.932    68    9.6  18:18 ( 35, 39)
    1997-12- 8  21 38.18   -9 24.9   1.051   0.893    67    9.2  18:18 ( 35, 39)
    

    * 宇都宮彗星(C/1997 T1)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  19  9.84   40 19.6   1.489   1.163    86   10.1  18:34 (112, 67)
    1997-11- 8  18 55.44   29 19.1   1.433   1.338    74   10.2  18:26 ( 92, 56)
    1997-11-18  18 49.20   21 18.5   1.391   1.532    62   10.4  18:20 ( 87, 44)
    1997-11-28  18 46.72   15 26.2   1.363   1.723    52   10.5  18:18 ( 86, 33)
    1997-12- 8  18 46.15   11  0.6   1.350   1.897    42   10.7  18:18 ( 88, 22)
    

    * ミュラー彗星(C/1997 D1)

    m1 = 6.8 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   7 43.04   12  8.3   2.257   1.861   100   11.7   4:52 (347, 67)
    1997-11- 8   7 17.72    8 31.4   2.270   1.664   115   11.5   4:04 (  0, 63)
    1997-11-18   6 43.45    4  9.1   2.288   1.512   131   11.3   2:50 (  0, 59)
    1997-11-28   6  0.69   -0 45.8   2.312   1.426   146   11.2   1:28 (  0, 54)
    1997-12- 8   5 13.39   -5 30.9   2.342   1.428   151   11.3   0:02 (  0, 49)
    

    * ムーニエ-デュプイ彗星(C/1997 J2)

    m1 = 3.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  16 26.63   55 29.6   3.314   3.440    74   11.6  18:34 (137, 39)
    1997-11- 8  16 57.33   53 16.5   3.277   3.395    74   11.5  18:26 (134, 39)
    1997-11-18  17 27.11   50 56.4   3.243   3.365    74   11.4  18:20 (131, 38)
    1997-11-28  17 55.70   48 32.6   3.211   3.352    73   11.4  18:18 (128, 36)
    1997-12- 8  18 22.93   46  9.6   3.182   3.356    71   11.4  18:18 (126, 33)
    

    * ヴォルフ-ハリントン周期彗星(43P)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   9  5.70    7 42.4   1.610   1.466    79   12.5   4:52 (313, 54)
    1997-11- 8   9 24.32    3 44.5   1.631   1.413    83   12.5   5:01 (327, 54)
    1997-11-18   9 40.45   -0 15.8   1.658   1.362    88   12.6   5:09 (342, 53)
    1997-11-28   9 53.90   -4 13.7   1.691   1.314    93   12.7   5:17 (356, 51)
    1997-12- 8  10  4.34   -8  4.1   1.727   1.268    99   12.8   4:52 (  0, 47)
    

    * ゲーレルス第2周期彗星(78P)

    m1 = 2.0 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   6 52.49   16 33.2   2.113   1.518   112   12.7   4:18 (  0, 72)
    1997-11- 8   6 57.44   15 38.6   2.140   1.449   121   12.7   3:44 (  0, 71)
    1997-11-18   6 58.93   14 48.8   2.169   1.390   130   12.8   3:06 (  0, 70)
    1997-11-28   6 56.99   14  6.6   2.201   1.345   141   12.9   2:24 (  0, 69)
    1997-12- 8   6 51.97   13 34.8   2.235   1.318   151   13.1   1:40 (  0, 69)
    

    * コワル第2周期彗星(104P)

    m1 = 9.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  22  4.52   11 33.1   1.913   1.218   119   14.2  19:33 (  0, 67)
    1997-11- 8  22 10.01    9 51.2   1.848   1.243   111   14.0  18:59 (  0, 65)
    1997-11-18  22 19.39    8 28.8   1.786   1.273   103   13.8  18:29 (  0, 63)
    1997-11-28  22 32.35    7 28.7   1.725   1.307    96   13.6  18:18 (  8, 62)
    1997-12- 8  22 48.58    6 52.0   1.667   1.341    90   13.5  18:18 ( 20, 60)
    

    * シュヴァスマン-ヴァハマン第1周期彗星(29P)

    m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  12 55.96  -13 52.4   6.244   7.176    18   14.2   4:52 (285, -3)
    1997-11- 8  13  2.74  -14 40.5   6.243   7.114    26   14.2   5:01 (292,  5)
    1997-11-18  13  9.25  -15 28.0   6.242   7.031    34   14.2   5:09 (299, 12)
    1997-11-28  13 15.41  -16 14.4   6.241   6.929    42   14.2   5:17 (306, 18)
    1997-12- 8  13 21.12  -16 59.2   6.241   6.809    51   14.1   5:25 (315, 24)
    

    * ミュラー彗星(C/1997 J1)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   9 14.71   36 14.1   3.028   2.931    85   14.6   4:52 (259, 67)
    1997-11- 8   9  3.72   36 13.6   3.097   2.808    97   14.7   5:01 (260, 79)
    1997-11-18   8 48.79   36 16.9   3.168   2.691   110   14.7   4:55 (  0, 88)
    1997-11-28   8 29.62   36 17.0   3.240   2.591   123   14.7   3:57 (  0, 88)
    1997-12- 8   8  6.41   36  4.6   3.313   2.520   137   14.7   2:54 (  0, 88)
    

    * テンペル-タットル周期彗星(55P)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  12 12.15   12 37.9   2.064   2.728    39   17.5   4:52 (269, 21)
    1997-11- 8  12 18.01   12 49.7   1.950   2.465    48   16.8   5:01 (275, 30)
    1997-11-18  12 23.68   13 22.1   1.836   2.177    56   16.0   5:09 (282, 39)
    1997-11-28  12 28.99   14 26.3   1.722   1.867    66   15.1   5:17 (289, 48)
    1997-12- 8  12 33.63   16 23.2   1.609   1.537    75   14.1   5:25 (297, 57)
    

    * ガン周期彗星(65P)

    m1 = 7.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   0 15.97  -11 10.3   3.494   2.658   141   15.3  21:44 (  0, 44)
    1997-11- 8   0 12.18  -10 54.2   3.524   2.786   131   15.4  21:01 (  0, 44)
    1997-11-18   0 10.20  -10 25.0   3.553   2.931   121   15.5  20:20 (  0, 45)
    1997-11-28   0 10.04   -9 44.6   3.582   3.090   112   15.7  19:40 (  0, 45)
    1997-12- 8   0 11.63   -8 54.7   3.610   3.260   102   15.8  19:02 (  0, 46)
    

    * ティルブルック彗星(C/1997 O1)

    m1 = 6.7 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  14 31.23   14 13.1   2.046   2.870    27   15.2  18:34 (107,  1)
    1997-11- 8  14 42.56   16 20.1   2.145   2.907    32   15.6   5:01 (252,  3)
    1997-11-18  14 53.84   18 39.8   2.245   2.924    39   16.1   5:09 (255, 11)
    1997-11-28  15  5.02   21 16.0   2.347   2.924    45   16.4   5:17 (257, 20)
    1997-12- 8  15 16.00   24 12.2   2.450   2.910    53   16.8   5:25 (259, 29)
    

    * ジョンソン周期彗星(48P)

    m1 = 7.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  20  7.53  -26 47.6   2.308   2.213    82   16.0  18:34 ( 14, 27)
    1997-11- 8  20 24.38  -26 17.9   2.309   2.328    76   16.1  18:26 ( 18, 26)
    1997-11-18  20 42.24  -25 35.7   2.311   2.442    70   16.2  18:20 ( 22, 26)
    1997-11-28  21  0.83  -24 41.3   2.316   2.554    64   16.3  18:18 ( 27, 25)
    1997-12- 8  21 19.94  -23 35.6   2.322   2.663    59   16.4  18:18 ( 32, 24)
    

    * エヴァンス-ドリンクウォーター彗星(C/1996 J1)

    m1 = 7.1 + 5 log Δ + 11.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   2 37.64   40 13.0   4.055   3.146   152   16.3   0:04 (  0, 85)
    1997-11- 8   2 28.53   39 14.8   4.154   3.226   156   16.4  23:17 (  0, 86)
    1997-11-18   2 20.46   38  5.9   4.253   3.334   155   16.6  22:29 (  0, 87)
    1997-11-28   2 13.93   36 51.6   4.351   3.473   149   16.8  21:44 (  0, 88)
    1997-12- 8   2  9.24   35 37.1   4.448   3.638   141   17.0  21:00 (  0, 89)
    

    * ウィルド第4周期彗星(116P)

    m1 = 5.2 + 5 log Δ + 16.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  19 35.20  -25  9.3   3.388   3.491    75   16.4  18:34 ( 23, 26)
    1997-11- 8  19 45.35  -24 36.1   3.425   3.667    68   16.6  18:26 ( 28, 25)
    1997-11-18  19 56.26  -23 59.6   3.463   3.837    60   16.8  18:20 ( 33, 23)
    1997-11-28  20  7.75  -23 19.6   3.499   3.998    53   16.9  18:18 ( 39, 20)
    1997-12- 8  20 19.68  -22 36.0   3.536   4.147    46   17.1  18:18 ( 45, 17)
    

    * シューメーカー-ホルト第1周期彗星(128P)

    m1 = -4.4 + 5 log Δ + 40.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   4 38.17   19 27.8   3.050   2.183   144   16.7   2:04 (  0, 74)
    1997-11- 8   4 33.86   19  1.4   3.048   2.117   155   16.6   1:20 (  0, 74)
    1997-11-18   4 27.99   18 32.5   3.047   2.076   167   16.5   0:35 (  0, 73)
    1997-11-28   4 21.22   18  3.0   3.047   2.062   176   16.5  23:51 (  0, 73)
    1997-12- 8   4 14.42   17 35.4   3.049   2.077   168   16.6  23:04 (  0, 73)
    

    * ヘリン-ローマン-アルー第2周期彗星(132P)

    m1 = 12.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   2  7.53    5 32.4   1.913   0.925   172   16.6  23:35 (  0, 61)
    1997-11- 8   2  4.25    4 34.6   1.910   0.940   163   16.6  22:53 (  0, 60)
    1997-11-18   2  2.41    3 59.1   1.911   0.977   153   16.7  22:11 (  0, 59)
    1997-11-28   2  2.83    3 49.8   1.917   1.033   143   16.8  21:33 (  0, 59)
    1997-12- 8   2  5.98    4  6.8   1.927   1.106   134   17.0  20:56 (  0, 59)
    

    * 紫金山第1周期彗星(62P)

    m1 = 12.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   2 26.20   -2 57.9   2.260   1.291   163   17.9  23:54 (  0, 52)
    1997-11- 8   2 15.95   -3 29.1   2.196   1.246   158   17.6  23:04 (  0, 52)
    1997-11-18   2  5.94   -3 35.3   2.132   1.225   148   17.4  22:15 (  0, 51)
    1997-11-28   1 57.55   -3 12.3   2.069   1.226   138   17.2  21:27 (  0, 52)
    1997-12- 8   1 51.93   -2 19.1   2.007   1.244   128   17.0  20:42 (  0, 53)
    

    * シューメーカー-レヴィ第3周期彗星(129P)

    m1 = 11.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   7 53.93   23 32.5   2.890   2.552    99   17.6   4:52 (326, 77)
    1997-11- 8   8  0.22   23 11.3   2.879   2.411   108   17.5   4:46 (  0, 78)
    1997-11-18   8  4.29   22 54.6   2.869   2.278   117   17.4   4:11 (  0, 78)
    1997-11-28   8  5.93   22 43.1   2.860   2.156   126   17.2   3:33 (  0, 78)
    1997-12- 8   8  4.96   22 37.3   2.852   2.049   137   17.1   2:53 (  0, 78)
    

    * ボーティン周期彗星(85P)

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  10 55.38   10 23.9   2.626   3.074    54   17.3   4:52 (283, 36)
    1997-11- 8  11  5.92    9 22.3   2.715   3.039    61   17.6   5:01 (292, 42)
    1997-11-18  11 14.90    8 30.1   2.802   2.992    69   17.8   5:09 (302, 49)
    1997-11-28  11 22.23    7 48.4   2.889   2.936    77   18.1   5:17 (315, 55)
    1997-12- 8  11 27.74    7 18.4   2.975   2.872    86   18.3   5:25 (332, 59)
    

    * NEAT彗星(C/1997 A1)

    m1 = 10.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   5 13.49   64 30.7   3.399   2.788   120   17.5   2:39 (  0, 60)
    1997-11- 8   4 18.83   65 51.7   3.436   2.729   128   17.5   1:05 (  0, 59)
    1997-11-18   3 18.60   65 24.9   3.474   2.717   133   17.6  23:27 (  0, 60)
    1997-11-28   2 25.02   63 10.0   3.515   2.756   134   17.7  21:55 (  0, 62)
    1997-12- 8   1 45.01   59 43.8   3.557   2.844   129   17.8  20:35 (  0, 65)
    

    * ヘリン-ローマン-アルー第1周期彗星(117P)

    m1 = 6.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  20 38.04  -28  2.5   3.800   3.684    89   17.5  18:34 (  7, 27)
    1997-11- 8  20 45.10  -27 21.0   3.808   3.838    80   17.6  18:26 ( 13, 26)
    1997-11-18  20 53.34  -26 35.0   3.816   3.988    72   17.7  18:20 ( 19, 26)
    1997-11-28  21  2.59  -25 45.0   3.824   4.133    65   17.8  18:18 ( 26, 24)
    1997-12- 8  21 12.67  -24 51.1   3.833   4.270    57   17.9  18:18 ( 33, 22)
    

    * 羽根田-カンポス周期彗星(D/1978 R1)

    m1 = 13.0 + 5 log Δ + 25.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   7 22.53   22 41.6   1.540   0.926   106   17.5   4:48 (  0, 78)
    1997-11- 8   7 29.56   23 22.0   1.605   0.910   115   17.9   4:16 (  0, 78)
    1997-11-18   7 31.15   24 14.0   1.674   0.899   124   18.4   3:38 (  0, 79)
    1997-11-28   7 27.28   25 16.1   1.746   0.895   136   18.8   2:55 (  0, 80)
    1997-12- 8   7 18.51   26 22.4   1.819   0.906   148   19.3   2:07 (  0, 81)
    

    * グリグ-シェレルップ周期彗星(26P)

    m1 = 12.0 + 5 log Δ + 40.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  16 34.62   -9 46.7   1.283   1.967    34   17.5  18:34 ( 69, 12)
    1997-11- 8  17 12.56   -9 58.0   1.364   2.059    34   17.9  18:26 ( 68, 13)
    1997-11-18  17 48.15   -9 49.6   1.450   2.162    33   18.3  18:20 ( 67, 14)
    1997-11-28  18 21.38   -9 23.7   1.537   2.276    32   18.7  18:18 ( 68, 13)
    1997-12- 8  18 52.35   -8 42.8   1.626   2.395    30   19.0  18:18 ( 70, 12)
    

    * ハウエル周期彗星(88P)

    m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  12  2.87    3 18.8   3.161   3.905    36   18.5   4:52 (279, 18)
    1997-11- 8  12 15.13    2  1.6   3.108   3.756    43   18.3   5:01 (286, 24)
    1997-11-18  12 27.28    0 46.1   3.053   3.595    49   18.0   5:09 (293, 30)
    1997-11-28  12 39.28   -0 27.1   2.997   3.424    56   17.8   5:17 (301, 36)
    1997-12- 8  12 51.02   -1 37.0   2.941   3.242    63   17.6   5:25 (311, 41)
    

    * 小惑星 1997 CU26

    m1 = 6.5 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   9  9.18   11  8.7  13.754  13.904    79   17.9   4:52 (308, 56)
    1997-11- 8   9  9.99   10 56.2  13.749  13.729    89   17.9   5:01 (327, 62)
    1997-11-18   9 10.33   10 45.6  13.743  13.555    98   17.9   5:09 (352, 66)
    1997-11-28   9 10.18   10 37.1  13.737  13.384   108   17.8   4:37 (  0, 66)
    1997-12- 8   9  9.54   10 30.8  13.731  13.224   119   17.8   3:57 (  0, 65)
    

    * スミルノワ-チェルヌイフ周期彗星(74P)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   0 57.41   -1 39.6   4.647   3.723   155   18.0  22:25 (  0, 53)
    1997-11- 8   0 52.75   -1 55.4   4.640   3.793   145   18.1  21:41 (  0, 53)
    1997-11-18   0 49.12   -2  2.3   4.633   3.887   134   18.1  20:58 (  0, 53)
    1997-11-28   0 46.75   -1 59.7   4.625   4.002   123   18.2  20:17 (  0, 53)
    1997-12- 8   0 45.75   -1 47.8   4.618   4.133   113   18.2  19:36 (  0, 53)
    

    * スペースウォッチ彗星(C/1997 BA6)

    m1 = 7.5 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   9 48.03    0 55.2   7.266   7.592    67   18.4   4:52 (307, 42)
    1997-11- 8   9 49.41    0  2.4   7.200   7.368    76   18.3   5:01 (321, 48)
    1997-11-18   9 49.99   -0 49.6   7.135   7.138    85   18.2   5:09 (338, 52)
    1997-11-28   9 49.67   -1 40.2   7.069   6.907    95   18.1   5:17 (  0, 53)
    1997-12- 8   9 48.36   -2 28.6   7.004   6.680   105   18.0   4:36 (  0, 53)
    

    * アラン-リゴー周期彗星(49P)

    m1 = 11.3 + 5 log Δ + 11.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  21 44.90  -27 41.0   2.838   2.443   103   18.2  19:13 (  0, 27)
    1997-11- 8  21 47.86  -27 13.4   2.772   2.518    94   18.2  18:37 (  0, 28)
    1997-11-18  21 53.27  -26 33.4   2.705   2.592    85   18.1  18:20 (  4, 28)
    1997-11-28  22  0.89  -25 42.2   2.637   2.663    77   18.1  18:18 ( 12, 28)
    1997-12- 8  22 10.50  -24 40.7   2.568   2.727    70   18.0  18:18 ( 20, 28)
    

    * 小惑星 1997 MD10

    m1 = 16.0 + 5 log Δ + 5.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  18  3.31   20 21.7   1.544   1.657    65   18.0  18:34 ( 82, 48)
    1997-11- 8  18 20.99   23  9.4   1.535   1.674    64   18.0  18:26 ( 88, 46)
    1997-11-18  18 41.70   26  8.2   1.538   1.682    64   18.1  18:20 ( 94, 45)
    1997-11-28  19  5.80   29 19.1   1.552   1.684    65   18.1  18:18 ( 99, 43)
    1997-12- 8  19 33.77   32 40.7   1.578   1.686    66   18.1  18:18 (105, 42)
    

    * ミュラー第2周期彗星(131P)

    m1 = 13.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   1 12.92    9 30.5   2.417   1.445   164   18.1  22:41 (  0, 65)
    1997-11- 8   1  8.76    8 21.3   2.414   1.487   153   18.2  21:57 (  0, 63)
    1997-11-18   1  6.67    7 26.5   2.412   1.552   142   18.3  21:16 (  0, 62)
    1997-11-28   1  7.01    6 50.1   2.412   1.636   132   18.4  20:37 (  0, 62)
    1997-12- 8   1  9.88    6 33.5   2.414   1.736   122   18.5  20:00 (  0, 62)
    

    * ラーゲルクヴィスト周期彗星(P/1996 R2)

    m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   6 38.81   25 17.0   3.058   2.478   116   18.3   4:04 (  0, 80)
    1997-11- 8   6 38.71   25 28.2   3.085   2.387   126   18.2   3:25 (  0, 80)
    1997-11-18   6 36.06   25 41.4   3.112   2.310   137   18.2   2:43 (  0, 81)
    1997-11-28   6 31.01   25 55.4   3.139   2.254   148   18.2   1:59 (  0, 81)
    1997-12- 8   6 23.98   26  8.4   3.167   2.222   160   18.2   1:12 (  0, 81)
    

    * テイラー周期彗星(69P)

    m1 = 9.5 + 5 log Δ + 30.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   7 45.50   10 42.6   1.983   1.565    99   19.4   4:52 (346, 65)
    1997-11- 8   7 59.18   11 15.6   1.969   1.452   105   19.1   4:45 (  0, 66)
    1997-11-18   8 10.93   12  7.5   1.958   1.345   113   18.9   4:17 (  0, 67)
    1997-11-28   8 20.33   13 24.6   1.952   1.246   121   18.7   3:48 (  0, 68)
    1997-12- 8   8 26.96   15 12.5   1.948   1.159   130   18.5   3:15 (  0, 70)
    

    * P/1997 T3

    m1 = 10.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   1  3.62    2 11.0   4.226   3.282   159   18.8  22:31 (  0, 57)
    1997-11- 8   0 59.60    1 57.9   4.217   3.340   148   18.9  21:48 (  0, 57)
    1997-11-18   0 56.65    1 52.9   4.209   3.423   137   18.9  21:06 (  0, 57)
    1997-11-28   0 55.01    1 57.0   4.202   3.527   127   19.0  20:25 (  0, 57)
    1997-12- 8   0 54.82    2 10.5   4.195   3.649   117   19.0  19:45 (  0, 57)
    

    * コワル-ヴァーヴロヴァー周期彗星(P/1983 J3)

    m1 = 10.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  10  3.48    7 60.0   3.879   4.182    65   19.5   4:52 (296, 44)
    1997-11- 8  10 11.72    7  8.6   3.829   3.993    73   19.3   5:01 (308, 50)
    1997-11-18  10 19.14    6 20.1   3.780   3.799    81   19.2   5:09 (322, 56)
    1997-11-28  10 25.59    5 35.8   3.730   3.602    89   19.0   5:17 (340, 59)
    1997-12- 8  10 30.88    4 57.2   3.681   3.406    98   18.8   5:18 (  0, 60)
    

    * カーンズ-クェー周期彗星(59P)

    m1 = 5.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  20 19.52  -19 18.5   4.791   4.739    87   19.1  18:34 ( 13, 35)
    1997-11- 8  20 23.46  -18 58.0   4.755   4.861    77   19.1  18:26 ( 21, 33)
    1997-11-18  20 28.57  -18 33.3   4.719   4.978    69   19.1  18:20 ( 29, 31)
    1997-11-28  20 34.70  -18  4.5   4.682   5.086    60   19.1  18:18 ( 36, 28)
    1997-12- 8  20 41.75  -17 31.5   4.645   5.182    52   19.1  18:18 ( 44, 24)
    

    * ラッセル-ワトソン彗星(C/1996 P2)

    m1 = 5.6 + 5 log Δ + 12.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   3 33.95  -10 27.1   6.468   5.597   148   19.1   1:00 (  0, 45)
    1997-11- 8   3 28.91  -10 40.4   6.547   5.661   151   19.2   0:16 (  0, 44)
    1997-11-18   3 23.82  -10 44.9   6.626   5.752   149   19.3  23:33 (  0, 44)
    1997-11-28   3 18.97  -10 40.2   6.705   5.872   145   19.4  22:48 (  0, 44)
    1997-12- 8   3 14.59  -10 26.4   6.784   6.018   138   19.5  22:05 (  0, 45)
    

    * スペースウォッチ彗星(C/1997 P2)

    m1 = 5.6 + 5 log Δ + 12.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  21 29.85   -5 27.1   4.209   3.807   107   19.1  18:58 (  0, 50)
    1997-11- 8  21 34.16   -5  3.6   4.216   3.956    98   19.2  18:26 (  1, 50)
    1997-11-18  21 39.71   -4 34.2   4.226   4.109    89   19.3  18:20 ( 12, 50)
    1997-11-28  21 46.37   -3 58.9   4.237   4.264    81   19.4  18:18 ( 23, 48)
    1997-12- 8  21 53.99   -3 17.5   4.249   4.418    73   19.5  18:18 ( 35, 46)
    

    * エルスト-ピサロ周期彗星(133P)

    m1 = 13.5 + 5 log Δ + 7.5 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   3 35.84   17 26.9   3.314   2.364   159   19.3   1:02 (  0, 72)
    1997-11- 8   3 28.06   16 56.8   3.328   2.345   171   19.3   0:15 (  0, 72)
    1997-11-18   3 19.86   16 25.4   3.343   2.356   175   19.3  23:29 (  0, 71)
    1997-11-28   3 12.05   15 55.6   3.357   2.398   164   19.3  22:42 (  0, 71)
    1997-12- 8   3  5.35   15 30.4   3.371   2.468   152   19.4  21:56 (  0, 71)
    

    * モンタニ周期彗星(P/1997 G1)

    m1 = 9.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  10 39.39    5  6.8   4.356   4.829    56   19.5   4:52 (292, 36)
    1997-11- 8  10 47.04    4 12.0   4.370   4.711    64   19.5   5:01 (301, 42)
    1997-11-18  10 53.84    3 21.0   4.384   4.583    72   19.4   5:09 (313, 48)
    1997-11-28  10 59.66    2 34.9   4.399   4.449    80   19.4   5:17 (328, 53)
    1997-12- 8  11  4.38    1 54.7   4.415   4.312    89   19.3   5:25 (345, 56)
    

    * ゲーレルス周期彗星(P/1997 C1)

    m1 = 2.7 + 5 log Δ + 20.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29  11 26.70    1  9.7   5.106   5.777    43   20.7   4:52 (286, 24)
    1997-11- 8  11 33.46    0 24.2   5.141   5.692    51   20.7   5:01 (295, 31)
    1997-11-18  11 39.54   -0 17.5   5.176   5.594    60   20.7   5:09 (304, 38)
    1997-11-28  11 44.84   -0 54.6   5.212   5.484    68   20.7   5:17 (316, 44)
    1997-12- 8  11 49.27   -1 26.5   5.247   5.365    77   20.7   5:25 (329, 49)
    

    * シューメーカー-レヴィ第8周期彗星(P/1992 G2)

    m1 = 8.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
      年 月 日      α        δ       r      Δ    Elong   m1  最適時刻 (A, h)  
    1997-10-29   7 57.22   14 30.2   4.323   4.086    97   21.1   4:52 (336, 68)
    1997-11- 8   7 59.26   14  7.5   4.303   3.915   106   21.0   4:45 (  0, 69)
    1997-11-18   7 59.74   13 48.9   4.282   3.751   116   20.8   4:06 (  0, 69)
    1997-11-28   7 58.57   13 35.1   4.261   3.599   126   20.7   3:26 (  0, 69)
    1997-12- 8   7 55.74   13 27.0   4.240   3.465   137   20.6   2:44 (  0, 68)
    

    ---------------------------------------------------------------------

    Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.