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Updated on August 1, 1996 |
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1996年8月に見える彗星のランキングはこのようになりました。
世紀の大彗星ヘール-ボップ彗星(C/1995 O1)が本当に明るくなってきました。 現在5.5〜6等と、早くも肉眼彗星となっています。今年の夏はこの彗星で決ま りです。 7月4日に発見されたばかりの新彗星ブリュウィントン彗星(C/1996 N1)は今月 も夕空で9〜10等です。また、先月近日点を通過したコプフ周期彗星(22P)も9 等前後で見えています。 18等以下のはずのデュトイト-ネウイミン-デルポール周期彗星(57P)が13等に までバーストしています。普段は手が届きませんが、写真やCCDで狙うチャン スです。また、15等程度のはずのNEAT彗星(C/1996 E1)が何と10等台にま でバーストしているとの報告もありますが、 北の空に低いせいか、どうも見 えないようです。事実上光度不明です。 3月下旬に地球に0.10AUまで接近し、光度0等、尾の長さ100度の大彗星になっ た百武彗星(C/1996 B2)は南天に去りました。5月1日に近日点を通過した後は ゆっくりと減光し、現在8等です。
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1年以上前の1995年7月に11等で発見された、世紀の大彗星ヘール-ボップ彗星
〔C/1995 O1 (Hale-Bopp)〕がいよいよ明るくなってきました。昨年秋に西に
沈む時には10等ほどだったのですが、いったん太陽と合になった後、2月に再
び明け方の空に姿を現した時には8等台になっていました。その後も順調に増
光し、5月に7等台、6月に6等、7月は5.5〜6等と、早くも肉眼彗星になってい
ます。視直径も既に15′と満月の半分もの大きさになっており、5cmのファイ
ンダーでも分かる程です。この夏休みは大いに期待が持てます。
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| 日付 | 時刻 | 彗星光度 | 星名 | 星の光度 |
| 7月30日 | 20:30 | 5.8等 | PPM201505 | 9.5等 |
| 9月 4日 | 21:51 | 5.3等 | PPM200854 | 9.8等 |
彗星は9月下旬まで西に進んだ後、へびつかい座の中で10月以降は北東方向に 転じます。ただ、その動きはまだあまり速くなく、12月初めにいったん西空に 沈むまでずっとへびつかい座にいます。光度は予報どおりならば、12月初めに 4等にまでなっているでしょう。その途中で、10月中旬から下旬にかけて、へ びつかい座の球状星団M14(7.5等、12′)に接近します。最接近は10月27日頃で、 約20′程まで接近します。この頃の彗星は4等台でしょう。
年末年始の頃は太陽に近く見えませんが、来年に入って、1月中旬には今度は 明け方の空に姿を現します。3月中旬までは明け方の空に見えることになりま すが、この間に彗星は2等から-1等へと急激に明るく成長していきます。3月9 日にはモンゴル・シベリア皆既日食がありますが、この日食中にも頭上高く肉 眼で彗星を見ることができると期待されています。日食中の肉眼彗星は115年 ぶりだそうです。3月20日頃また一旦太陽を追い抜きますが、この合の時には 太陽の北に45°も離れ、光度ももっとも明るく予報では-1等ですので、夕方と 明け方の両方で楽に見られるでしょう。3月下旬から5月末までは夕空に廻り、- 2等から1等へとゆっくりと減光していきます。夕空にまわってからは南下し、 5月下旬に1等級で西空に沈んだ後はしばらく見えなくなります。その後秋になっ て、9月から10月にかけて明け方の南東の空低く、5等級で再び姿を現しますが、 彗星が南下を続けるため11月にはまた見えなくなります。そしてその後は二度 と地平線から昇ってくることはありません。
1月31日の朝に鹿児島の百武裕司氏によって発見された百武彗星〔C/1996 B2
(Hyakutake)〕は1976年のヴェスト彗星以来の大彗星になりました。3月25日に
地球に0.10AUまで接近し、その頃には光度0等、尾の長さは100度にも達し、真
夜中にほぼ天頂付近という絶好の条件で、一晩中その雄姿を堪能することがで
きました。また、望遠鏡では星々の間を彗星がどんどん動いていく様子が観測
できました。
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先月2日に近日点を通過したコプフ周期彗星〔22P/Kopff〕ですが、7月も8等台
で観測されています。さすがに太陽に近付いたせいか、7月は視直径が5〜
10′と、6月までよりもずいぶんと大きくなったようです。今月からは太陽か
らも地球からも遠ざかるため、徐々に減光していくことになります。
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7月4日にアメリカ・ニューメキシコのブリュウィントン氏によって、夕空の
しし座に10等の新彗星、ブリュウィントン彗星〔C/1996 N1 (Brewington)〕が
発見されました。この彗星は今月3日に近日点を通過し、今が一番明るい時期
となっています。
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秋から冬にかけて11等で見えると予想されているアイラス周期彗星〔P/1983
M1 (IRAS)〕ですが、7月末になってもまだ検出されていません。現在彗星は
日本からは観測できない位置にいますが、南半球での条件は非常に良く、今月
は12.5等から11.5等にまで明るくなってくるはずですので、さすがに検出され
るのではと思われます。
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今年の春に12等まで明るくなったヴィルト第4周期彗星〔116P/Wild 4〕が今
月31日に近日点を通過します。ですが、今回帰の条件は悪く、近日点通過の今
月は太陽に近く観測できません。
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今年の3月15日に発見された新彗星NEAT彗星〔C/1996 E1 (NEAT)〕ですが、
現在バーストして10等になっているとの報告があり、注目を集めています。現
在は北の低くたいへん観測しづらい場所にいるのですが、今後徐々に高度をあ
げてきますので、是非確認してみて下さい。
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5月10日に16等で発見されたばかりの新彗星エヴァンス-ドリンクウォーター彗
星〔C/1996J1 (Evans-Drinkwater)〕です。発見光度は16等と暗いのですが、
どうやら実際の光度はそれよりも2等程明るく、14等程度のようです。この彗
星の近日点通過は半年以上も先の1997年1月2日頃で、近日点距離は1.2AUです。
今後徐々に増光して、近日点通過の頃には9〜10等に達します。
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ガン周期彗星〔65P/Gunn〕は既に先月24日に近日点を通過しました。この彗星
はここ数カ月の間、ずっと12〜13等で観測されています。これからは徐々に暗
くなっていくでしょう。
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| 最接近 | 期間 | 彗星 | 天体 | 種類 | 等級 | 視直径 | 離角 |
| 8月16日 | 〜17日 | 13等 | M4 | 球状星団 | 5.9等 | 26′ | 前面通過 |
| 8月16日 | 12日間 | 13等 | M4 | 球状星団 | 5.9等 | 26′ | 1°以内 |
| 8月20日 | 12日間 | 13等 | アンタレス | 1.0等 | 1°以内 | ||
| 9月17日 | 4日間 | 13.5等 | M62 | 球状星団 | 6.5等 | 14′ | 2° |
| 9月17日 | 4日間 | 13.5等 | M19 | 球状星団 | 7.1等 | 14′ | 3° |
| 9月25日 | 13.5等 | NGC6304 | 球状星団 | 8.3等 | 7′ | 40′ | |
| 9月26日 | 13.5等 | NGC6316 | 球状星団 | 9.0等 | 5′ | 1.5° |
但し、西に低く、彗星の明るさもかなり暗いため、接近を楽しむのは難しいか もしれません。
今年の春、3月5日に近日点を通過したデュトイト-ネウイミン-デルポール周期
彗星〔57P/du Toit-Neujmin-Delporte〕が約6等にも及ぶバーストを起こして、
現在13等で明け方の空に見えています。
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6月10日に近日点を通過したコマスソラ周期彗星〔32P/Comas Sola〕は現在太
陽と合となっており、観測できません。今回帰は条件は悪かったのですが、光
度は予想よりも明るめに観測されました。今年は3月までずっと15等程度でし
た。昨年8月に20等で捉えられて以来の光度変化は、
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2月に11等にも達する大バーストを起こしたシュヴァスマン-ヴァハマン第1周
期彗星〔29P/Schwassmann-Wachmann 1〕ですが、その後は極めて拡散してしま
い、観測が難しい状態が続いていました。3〜4月は視直径4〜5′程度まで大き
く拡散していましたが、最近は視直径1′以下にまで小さくなってきているよ
うです。また、5月からは報告される光度も減光してきて、6月中旬には14等程
度になったようです。
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10月15日に近日点を通過する、近日点距離が0.12AUと極端に小さいことで有名
なマックホルツ第1周期彗星〔96P/Machholz 1〕が今月からいよいよ急増光し
てきます。南天に位置し、今回帰ではまだ観測されていませんが、今月は16.5
→14.5等、来月は14.5→9等まで明るくなるはずなので、もうすぐ観測報告も
入るでしょう。尚、この彗星は、今回帰では日本からはまったく観測できませ
ん。
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初回帰のスペースウォッチ彗星〔125P/Spacewatch〕は3月に17等で検出され、
その後もずっと17等で観測されていました。ところが、先月7月はそれまでよ
りも明るく、上旬に15.5等、下旬に14.5等程度で観測されています。近日点通
過は7月14日でしたので、今後は徐々に暗くなっていくと思われます。今月は
15等でしょう。
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| 小惑星から彗星になったキロン周期彗星〔95P/Chiron〕 ですが、今月もスピカの西で、夕空にずいぶんと低くなり、おそらく観測 はできないでしょう。8月初旬でも薄明終了時の高度は10°強しかありません。 下旬には既に地平線下になります。次に見られるのは12月になります。この彗 星は今年2月に初めての近日点通過を迎えましたが、近日点距離が8.5AUもある ので特に変化はなく、ずっと15等台の恒星状でした。今年の観測時期はこれで 終了ですが、近日点距離の大きさと、小惑星のように鈍い光度変化をすること により、CCDを使えば今後数年間は追い続けることができます。概略の光度変 化は、2000年頃に16等、2002年頃に17等、2004年頃に18等でしょう。 |
| 1997年11月に近日点を通過するシューメーカー-ホル ト第1周期彗星〔P/1987 U1 (Shoemaker-Holt 1)〕はまだ検出されていま せんが、8〜9月はみずがめ座の三つ矢のあたりで16.5等のはずです。来月には 衝となります。ただ、先月に検出を試みた人がいますが、写らなかったようで すので、実際にはもっと暗い可能性が高いです。いずれにしても条件が良いの で、CCDが使える人は狙ってみてはどうでしょう。今シーズンはまだ近日点通 過1年前ですので、予報では夏から秋にかけて16.5等程度になります。来年2月 に17等で西に沈みますが、7月にまた16等で明け方に現れ、11月には15等にま でなります。その後も1〜2年程は観測されるでしょう。 |
| 初回帰のパーカー-ハートリー周期彗星 〔119P/Parker-Hartley〕です。近日点通過は6月24日で、その頃は太陽に 近く観測できませんでしたが、ようやく明け方の空に見え始めます。近日点通 過前は、昨年夏から冬にかけて、19等から16等へと増光していく様子が観測さ れました。今後は太陽から遠ざかりますが、日心距離がほとんど変化しないの で、衝になる1月までずっと16等台で見られるでしょう。その後は5月に西に低 くなる頃に18.5等まで減光します。8〜9月はふたご座で、ヴィルト第2彗星と ずっと3°以内に接近したまま一緒に動いていきます。特に、8月1日頃は金星、 M1(かに星雲、8.3等、6′)とその2彗星が5°以内に接近しています。 |
| 初回帰のシューメーカー-レヴィ第4周期彗星 〔118PShoemaker-Levy 4〕も再び明け方に見えるようになってきています。 昨年の夏から秋にかけて22等から20等へと増光した後、先月再び明け方に現れ た時には17等になっていました。これは予想よりも少し明るいです。今月はお うし座、9月はオリオン座で17.5→16.5等程度でしょう。近日点通過は来年1月 で、その頃にはちょうど衝となり、今回帰の条件は最良です。その頃には14.5 等にまでなるでしょう。その後6月に18等で西に沈むまでずっと観測できます。 |
| 初回帰のヘリン-ローマン-アルー第1周期彗星 〔117P/Helin-Roman-Alu 1〕は昨年5月の検出以来ずっと17等で観測されて いましたが、今月はさそり座の頭部で西に低くなり、観測はいったん終了です。 近日点通過は1997年3月、近日点距離が3.7AUなので、来年5月にまた17等で観 測できるようになります。 |
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昨年の12月26日の朝に発見され、2〜3月にかけて8等まで明るくなった百武彗星〔C/1995Y1 (Hyakutake)〕は4月に11等になっ
た後に大減光し、5月下旬には16等にまで暗くなりました。7月には17等台で捉
えられています。減光前後の光度式を比べると、
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| 来年2月に近日点を通過する、初回帰のホルト-オルム ステッド周期彗星〔P/1990 R2 (Holt-Olmstead)〕が8〜9月にかけてみな みのうお座で衝となります。南に低くまだ検出されていませんが、予報では 17.5等になっているはずです。しかし、7月に検出を試みた人がいますが写ら なかったようですので、実際にはもっと暗い可能性もあります。今回帰の条件 は良くなく、近日点通過の頃は太陽に近く観測しづらく、光度も18.5等程度で す。今年の秋の方が光度も約1等程明るく、衝をすぎたばかりで位置的条件も 良く、検出されるなら今年の夏から秋にかけてでしょう。CCDをお持ちの方は 是非狙ってみて下さい。 |
| 来年3月に近日点を通過し、その頃10等級になると予想されていたワータネン周期彗星〔46P/Wirtanen〕ですが、7月には 予想よりも1等ほど暗く、19等でした。8月はみなみのうお座で衝、9月はけん びきょう座に入ります。南に低く、すぐ夕方の西空に傾きますが、12月から来 年7月初めに16等になるまではずっと夕方の西空でほぼ同じ高度(25°)で見え 続けます。今回帰では、3月に12等程度になると思われます。尚、近くには初 回帰のホルト-オルムステッド周期彗星もいます。 |
| 来年4月に近日点を通過するボーシン周期彗星 〔85P/Boethin〕は、今回帰はまだ観測されていません。8〜9月はいて座 の北西部で、天の川の真ん中にいます。近くにはM6(4.1等、15′)、M7(3.2等、 80′)などの散開星団があります。既に夕方には南中していて、9月下旬には西 に低くなり、10月には見えなくなります。今回帰の条件は最悪で、近日点通過 の頃は9.5等になるはずですが、太陽に近くずっと見えません。来月に西に沈 んだ後、次に見られるのは何と1年後の10月で、既に17等にまで暗くなってい るでしょう。 |
| 来年5月に近日点を通過するヴィルト第2周期彗星 〔81P/Wild 2〕が明け方の空に見え始めます。今年の1月に20.5等でした が、今月はふたご座で18等程度でしょう。パーカー-ハートリー周期彗星と平 走しています。この彗星は来年1月から7月までずっと夕空で12〜13等で見られ るでしょう。近日点をはさんで、今後約1年の間観測し続けることができます。 |
| ロストコメットのトリトン周期彗星〔D/1978 X2 (Tritton)〕が、予報どおりならばそろそろ見え始めてくる頃です。現在 明け方にあり、8月はおうし座からぎょしゃ座、9月はふたご座へと移動します。 予想では19等から18等のはずです。近日点通過は11月で、その頃から地球に近 づく1月頃まで、16〜17等で観測できる位置にいます。その後衝を過ぎて、4月 には20等になります。今回帰の条件は悪くありませんが、果して見つかるでしょ うか。 |
| ロングモア周期彗星〔77P/Longmore〕は既に昨年10 月に近日点を通過していて、暗くなる一方です。今回帰では1995年の春に16〜 17等で観測されています。現在彗星はぼうえんきょう座にあり、日本からは見 えません。南半球では観測可能ですが、明るさは19等ですので、観測されない かもしれません。 |
| 小惑星としても登録されているウィルソン-ハリントン 周期彗星〔107P/Wilson-Harrington〕は12月6日に近日点を通過します。 今回帰では既に5月に19等で観測されています。8月はてんびん座、9月はさそ り座で18等です。既にだいぶ西に傾いてきました。9〜11月は薄明終了時に20°よ りも低くなり、観測は困難です。その後は再び高度を上げ、来年3月頃まで充 分な高さを保ちます。この間はほぼ17等台です。その後は急激に暗く低くなり、 5月下旬には20等で西に沈みます。。 |
| 1997年9月に近日点を通過するヴォルフ-ハリントン周期 彗星〔43P/Wolf-Harrington〕がわし座で衝となり、頭上高く見えていま す。現在18.5等のはずですが、今回帰はまだ誰も観測していません。今後彗星 は1月に西に沈む頃17.5等まで増光した後、来年6月下旬に再び明け方の空、プ レアデス星団の側に14等で姿を現します。その後9月から1998年1月にかけて、 ずっと12等で見えることになります。さらに1998年6月に17等で西に低くなる まで、1年以上に渡って観測できるでしょう。 |
| 初回帰のミューラー第2周期彗星〔P/1990 R1 (Mueller 2)〕もそろそろ検出されるかもしれません。現在はたて座で19 等で、11月下旬頃まで観測可能です。この彗星の近日点通過は1997年11月で、 その頃には15.5〜16等になると思われます。一旦合になった後、来年5月に再 び明け方の空に17.5〜18等で現れます。尚、今年の初夏の衝の頃に検出されて いないため、実際の光度はもっと暗い可能性もあります。 |
| 昨年秋に6等までバーストしたシュヴァスマン-ヴァハマ ン第3周期彗星〔73P/Schwassmann-Wachmann 3〕が明け方の空高くなって きました。現在ヒアデス星団の中にいます。バースト自体はもう収まっている ので、相当暗くなっているはずです。2月に14等だったことから今月は19等と しましたが、実際はもっと暗いと思われます。 |
| 有名なエンケ周期彗星〔2P/Encke〕が来年5月の近日 点に向かってゆっくりと増光してきます。8〜9月はうお座で19等です。すぐ南 には土星がいます。来月は衝となり、来年2月中旬に16等で西に沈むまで、徐々 に増光してくる様子が観測できます。近日点通過の頃は太陽に近く見えず、そ の後は急激に南下するため、今回帰の条件は南半球で良く、日本からはあまり 観測できません。近日点通過後、南半球では6月に7等で見え始め、その後秋に 18等になるまでずっと観測できるでしょう。日本からは8月中旬になってよう やく夕方南の空に見え始めますが、既に13等よりも暗くなっています。 |
| 実に21回目の回帰を迎えたポン-ヴィネッケ周期彗星 〔7P/Pons-Winnecke〕ですが、今回帰はずっと太陽に近いため、全く見る ことができませんでした。ようやく明け方の空に見え始めてきましたが、既に 7月に19等になっています。8〜9月はエリダヌス座で、徐々に高くなってきま すが、観測は難しいでしょう。尚、8月初旬は青木氏によって7月27日に14等で 発見されたNGC1084の超新星SN1996anに近いです。 |
| 5月29日に近日点を通過したはずのデニング-藤川周期彗 星〔72P/Denning-Fujikawa〕ですが、今回帰もまた観測されることなく去っ ていくようです。光度変化が極めて急激で、近日点通過の頃にしか観測できる 明るさになりません。今回帰では春に南半球でわずかな可能性がありましたが、 結局見つかりませんでした。8月はふたご座からかに座で、太陽に近く観測で きない位置にいます。9月にはしし座でようやく日本から明け方の空に観測で きる位置に来ますが、その頃には24等以下になっており、とても観測できない でしょう。 |
m1 = -2.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
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m1 = 4.9 + 5 log Δ + 7.0 log r
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m1 = 5.3 + 5 log Δ + 21.0 log r
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m1 = 9.8 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 6.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 1.4 + 5 log Δ + 27.0 log r
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m1 = 8.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 6.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
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m1 = 7.7 + 5 log Δ + 10.0 log r
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m1 = 6.5 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 5.5 + 5 log Δ + 22.5 log r
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m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
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m1 = 13.0 + 5 log Δ + 12.0 log r
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m1 = 10.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 4.0 + 5 log Δ + 7.5 log r
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m1 = 8.5 + 5 log Δ + 10.0 log r
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m1 = 2.0 + 5 log Δ + 25.0 log r
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m1 = 10.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 6.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 10.0 + 5 log Δ + 14.5 log r
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m1 = 11.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 11.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 6.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 9.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 13.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 7.0 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 16.5 + 5 log Δ + 5.0 log r
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m1 = 8.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 11.0 + 5 log Δ + 10.0 log r
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m1 = 5.5 + 5 log Δ + 20.0 log r
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m1 = 11.0 + 5 log Δ + 12.0 log r
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m1 = 11.0 + 5 log Δ + 15.0 log r
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m1 = 15.5 + 5 log Δ + 25.0 log r
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