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Updated on May 26, 1997 |
太陽黄経順インデックス 出現年月日順インデックス |
プロフィール
1930年に塩見幸三氏によって観測された緩速、微光の突発群。 同年に回帰したシュヴァ スマン-ヴァハマン第3周期彗星 73P/Schwassmann-Wachmann 3との関連性 が指摘されている。 これ以降、この群の出現は全く捉えられていないが、1982年と翌1983年に観測 された6月うしかい座ε群はこの群の再現であるとの指摘もある。 但し、1982年にはシュヴァスマン-ヴァハマン第3周期彗星は遠日点付近にい た上、観測された流星の速度は中速で、輻射点位置も多少異なっている。 輻射点位置はうしかい座のアークトゥルス付近を中心に約20°の範囲に広がっ ている。 21時頃に南中し、明け方には西に沈む。 シュヴァスマン-ヴァハマン第3周期彗星が回帰した1930年には、予報輻射点 位置であるうしかい座周辺で、5月から6月にかけて5月うしかい座ε、ヘルク レス座τ、6月うしかい座αの3つの緩速、微光の突発群が出現したとされてい る。 これらの群の相関性、及びシュヴァスマン-ヴァハマン第3周期彗星との関連 性には不明な点が多い。 この3群に加えて、1970年の5月うしかい座α群、1982年〜1983年の6月うしか い座ε群、1996年のへび座κ群は同一群の可能性もある。 5月から6月にかけてのうしかい座周辺の流星群についての詳細は、 橋本岳真: うしかい座α群(NMS)について, 天文回報 No.623, pp.16-19, 日本 流星研究会, 1994.を参照。 |
軌道要素
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出現記録
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出現詳細
6月11日〜6月19日に、塩見幸三氏がHR=2.3〜19の突発出現を観測。 輻射点はうしかい座南部を中心に20°の範囲に広がっている。 暗い流星が多い。
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