シュヴァスマン-ヴァハマン第3彗星

73P/Schwassmann-Wachmann 3

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Updated on March 24, 2016

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・ プロフィール

1930年の発見から、1995年8月まで、長期に渡って光度変化は安定していた。彗星の明るさは、m1 = 11.5 + 5 logΔ + 18.0 log r で表されていた。やや急激な増減光である。

1995年8月に核が分裂し、バーストを起こした。彗星の明るさは6等明るくなり、絶対光度は5.5等になった。

核が分裂した後は、彗星本体の明るさは、回帰のたびに少しずつ暗くなっている。彗星の絶対光度は、1995年のバースト時には5.5等だったが、翌2001年の回帰では7.5等と暗くなった。翌々2006年の回帰では、検出された時点ですでに9.0等まで暗くなっていた。さらに、2006年の回帰中に11.5等まで暗くなり、完全に元の明るさに戻った。

6月に近日点を通過すると、地球に極端に接近し、極めて明るくなる。1930年には0.062AUまで接近し、発見された。2006年には再び0.076AUまで接近し、肉眼彗星となった。

分裂後の最初の回帰である2001年には、本体であるC核の他に、E核とB核が観測された。2006年には、C核とB核の2つが肉眼彗星となり、その他にも無数の微小な核が観測された。

・ 核分裂の系統図

・ 回帰記録

!発見 *出現 -観測されなかった回帰 #発見前の出現 +発見前の観測されなかった回帰 .将来の回帰
* 73P
2017/03/16
* 73P
2011/10/16
* 73P
2006/06/06
* 73P
2001/01/27
* 73P
1995/09/22
* 73P
1990/05/19
-
1985/01/11
* 73P/1979 P1
1979/09/02
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1974/04/05
-
1968/10/23
-
1963/05/15
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1957/09/22
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1952/02/14
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1946/09/07
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1941/04/05
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1935/11/07
! 73P/1930 J1
1930/06/14

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過去の出現の近日点通過日はCatalog of Cometary Orbits 1996に掲載されたもの。
1935年から1985年までの観測されなかった回帰の近日点通過日はMinor Planet & Comet Ephemeris Serviceで計算したもの。
発見事情と歴史はGeneral Comet Info (Gary W. Kronk)にある。
過去と未来の軌道要素は木下一男氏によって計算されている(http://www9.ocn.ne.jp/~comet/pcmtn/0073p.htm)。
核分裂の系統図は、中野主一氏の計算に基づく (NK 1303, NK 1331, NK 1332, NK 1333, NK 1334)。

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