今週の明るい彗星 (2025年12月20日：北半球版)

English version
Home page
 Updated on December 20, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

---------------------------------------------------------------------

* ショーマス彗星 (24P)

現在は10.7等(12月18日、宮崎修氏)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  11 52.93   16 43.1   0.609   1.211    96    8.7   5:32 (341, 71)  
Dec. 27  12 26.53   15 24.7   0.597   1.195    95    8.4   5:36 (340, 69)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

1月に5等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より増光が鈍い。最大で8等止まりと思われる。現在は9.6等(12月10日、Mike Olason)。7.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。現在は観測できない。南半球では1月に、日本では2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  18 25.75  -18 13.8   1.849   0.894     9   10.0  18:22 ( 73, -9)  
Dec. 27  18 47.03  -22 47.9   1.760   0.788     5    9.5  18:26 ( 71,-13)

* レモン彗星 (C/2025 A6)

10月下旬に3.7等まで明るくなった(10月26日、Juan Jose Gonzalez)。急激に減光中。現在は観測できない。南半球ではまもなく姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  17 12.33  -35 13.9   1.967   1.044    14   10.3   5:32 (302,-17)  
Dec. 27  17 12.13  -37 39.5   2.027   1.161    20   11.0   5:36 (307,-13)

* アトラス彗星 (C/2025 T1)

現在は9.8等(12月18日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  20 13.48    5 56.4   1.595   1.145    45   10.7  18:22 ( 77, 27)  
Dec. 27  20 28.46    1 31.5   1.758   1.179    39   11.2  18:26 ( 76, 21)

* 恒星間天体アトラス (3I)

オウムアムア、ボリソフに続く、史上3個目の恒星間天体。離心率が6と極端に大きい。10月末に太陽に1.38天文単位まで接近した。11月に8.9等まで明るくなった(11月12日、高橋俊幸氏)。現在は11.2等(12月18日、宮崎修氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  10 42.57    7 23.8   1.798   2.309   108   11.8   4:50 (  0, 62)  
Dec. 27  10  9.07   10  7.0   1.825   2.516   124   12.4   3:49 (  0, 65)

* クリステンセン彗星 (210P)

11月末に9.5等まで明るくなった(11月28日、Michael Jager, Gerald Rhemann, E. Prosperi)。現在は11.6等(12月18日、宮崎修氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  14 45.22   -8 32.2   0.950   0.770    46   11.9   5:32 (303, 26)  
Dec. 27  14 57.82   -8 28.8   1.032   0.870    51   12.8   5:36 (307, 29)

* ニート彗星 (240P)

現在は12.1等(12月16日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。B核が急激に増光中。現在は14.3等と明るい(12月7日、Andrew Pearce)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   3 22.83   13  1.2   1.249   2.122   143   12.2  21:26 (  0, 68)  
Dec. 27   3 19.79   14 50.8   1.300   2.122   136   12.3  20:56 (  0, 70)

* ハウエル彗星 (88P)

次第に明るくなっていく。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  16 14.63  -21  0.9   2.524   1.658    22   12.5   5:32 (297,  2)  
Dec. 27  16 36.49  -22  1.5   2.462   1.618    24   12.3   5:36 (299,  3)

* リニア彗星 (235P)

予想以上に明るくなっている。現在は13.5等(11月29日、門田健一氏)。しばらく13等を保つ。日本ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  14  8.48  -14 18.4   2.405   1.978    53   13.3   5:32 (315, 27)  
Dec. 27  14 24.29  -15 13.6   2.345   1.978    56   13.2   5:36 (319, 29)

* スワン彗星 (C/2025 R2)

10月に5.2等まで明るくなった(10月11日、Virgilio Gonano)。現在は12.9等(12月18日、遊佐徹氏)。急激に減光中。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   0 41.76   10 35.2   1.441   1.952   105   13.3  18:46 (  0, 66)  
Dec. 27   0 52.59   11 23.4   1.622   2.055   101   13.8  18:30 (  0, 67)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は13.0等(12月16日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   3 12.36   24 58.2   3.184   4.021   143   13.6  21:16 (  0, 80)  
Dec. 27   3 11.82   24 45.5   3.267   4.040   136   13.6  20:48 (  0, 80)

* アトラス彗星 (C/2025 K1)

11月に9.3等まで明るくなった(11月2日、Virgilio Gonano)。現在は12.6等(12月11日、宮崎修氏)。急激に減光中。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、2月には観測できなくなる。核が3個に分裂している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   1  2.34   44 57.9   0.929   1.645   118   13.7  19:06 (180, 80)  
Dec. 27   0 57.68   40 20.1   1.147   1.762   111   14.5  18:34 (180, 85)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

12月5日にバーストを起こした。現在は12.6等(12月18日、宮崎修氏)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  11 33.25   -2 54.0   6.177   6.305    92   14.0   5:32 (357, 52)  
Dec. 27  11 34.10   -3  9.9   6.064   6.306    99   13.9   5:13 (  0, 52)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.4等(11月29日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   9 27.03   23  7.9   4.832   5.525   130   14.3   3:34 (  0, 78)  
Dec. 27   9 26.47   23 50.7   4.762   5.532   137   14.3   3:06 (  0, 79)

* アトラス彗星 (C/2025 L1)

2026年の春に13.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  15 33.51  -40 39.0   2.440   1.709    33   14.8   5:32 (318, -5)  
Dec. 27  15 40.36  -38 50.1   2.364   1.694    37   14.7   5:36 (320,  0)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.4等(10月11日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  16 40.78   -0 21.6   6.951   6.107    28   14.8   5:32 (277,  9)  
Dec. 27  16 46.22   -0  3.1   6.938   6.136    32   14.8   5:36 (280, 14)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は14.9等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。日本では、1月には一時的に観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  19  6.19   -5 33.8   5.712   4.842    25   14.8  18:22 ( 78,  7)  
Dec. 27  19 11.22   -4 51.0   5.706   4.807    21   14.8  18:26 ( 83,  2)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は14.5等(12月15日、ATLAS Chile)。しばらく14等を保つ。日本では、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に11等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   2 38.88  -42 47.5   5.457   5.716   100   14.8  20:42 (  0, 12)  
Dec. 27   2 37.01  -41 48.0   5.477   5.676    96   14.8  20:13 (  0, 13)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.3等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   5  7.71  -74 57.8  14.551  14.436    81   14.9  23:08 (  0,-20)  
Dec. 27   5  2.72  -74 54.3  14.537  14.414    80   14.9  22:36 (  0,-20)

* ゲーレルス第２彗星 (78P)

2026年の夏に12等まで明るくなる。現在は16.3等(12月14日、Catalina Sky Survey)。次第に明るくなっていく。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  21 17.56  -11 19.2   2.998   2.489    50   15.1  18:22 ( 51, 27)  
Dec. 27  21 29.05  -10 37.0   3.035   2.460    46   15.0  18:26 ( 56, 25)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は15.3等(12月4日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、1月には一時的に観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  19 17.54   -1  4.1   4.531   3.718    30   15.3  18:22 ( 80, 12)  
Dec. 27  19 19.49   -1 33.8   4.562   3.701    25   15.3  18:26 ( 84,  5)

* パンスターズ彗星 (C/2024 R4)

急激に増光中。2027年から2028年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(11月17日、Alfons Diepvens)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に低くなる。だが、2月からは再び高くなっていく。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  21 30.47   20 57.5   7.166   6.882    69   15.9  18:22 ( 81, 51)  
Dec. 27  21 31.96   21  0.9   7.217   6.844    64   15.9  18:26 ( 86, 45)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は15.8等(12月10日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  22 27.67   33 46.8   5.375   5.415    87   16.0  18:22 ( 95, 67)  
Dec. 27  22 28.87   32 40.9   5.520   5.457    81   16.1  18:26 ( 96, 61)

* アトラス彗星 (C/2025 Q3)

現在は15.6等(12月10日、野原秀憲氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   2 15.58   -0 21.5   1.570   2.257   122   16.1  20:19 (  0, 54)  
Dec. 27   2  9.42   -4  5.3   1.659   2.230   112   16.1  19:45 (  0, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(12月15日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   8 56.72  -11 49.3   6.030   6.612   122   16.1   3:03 (  0, 43)  
Dec. 27   8 55.20  -11 34.4   5.956   6.617   128   16.1   2:34 (  0, 43)

* ヴァイサラ第１彗星 (40P)

現在は15.4等(12月4日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  14 50.13   -7 25.3   2.404   1.864    46   16.5   5:32 (301, 26)  
Dec. 27  15  7.20   -8 19.2   2.372   1.880    49   16.5   5:36 (305, 28)

* ボリソフ彗星 (C/2025 J1)

現在は16.2等(12月17日、杉山行浩氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   9 27.47   79 13.0   3.329   3.908   119   16.5   3:37 (180, 46)  
Dec. 27   8 33.91   79 43.0   3.274   3.883   121   16.5   2:18 (180, 45)

* ロニオス彗星 (493P/2024 Q2)

現在は16.2等(12月17日、杉山行浩氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、4月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   4 37.78   53 37.8   2.965   3.826   146   16.5  22:41 (180, 71)  
Dec. 27   4 32.40   53 19.4   2.989   3.825   143   16.5  22:08 (180, 72)

* ラーソン彗星 (261P)

現在は16.2等(12月14日、Catalina Sky Survey)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。南半球では2月には、日本では4月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  22  0.25   -7  4.0   2.284   2.015    61   16.5  18:22 ( 44, 37)  
Dec. 27  22 14.50   -5 45.5   2.346   2.014    58   16.5  18:26 ( 50, 36)

* シューメーカー-レヴィ第５彗星 (145P)

現在は16.5等(12月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  23 16.47   -6 46.7   1.852   1.931    79   16.5  18:22 ( 22, 46)  
Dec. 27  23 28.00   -4 48.4   1.909   1.918    75   16.5  18:26 ( 30, 46)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.2等(12月18日、D. Buczynski)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   8 36.62   52 14.6   3.432   4.209   137   16.5   2:44 (180, 73)  
Dec. 27   8 27.51   54 28.6   3.423   4.233   141   16.5   2:08 (180, 71)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.9等(12月13日、Alfons Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  22 40.94   49 12.9   4.504   4.724    96   16.5  18:22 (136, 67)  
Dec. 27  22 47.45   48 45.7   4.624   4.780    93   16.6  18:26 (131, 64)

* クリステンセン彗星 (164P)

現在は16.8等(12月4日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  11 21.03   21 15.6   2.061   2.501   104   16.6   5:27 (  0, 76)  
Dec. 27  11 24.61   21 59.6   2.016   2.542   111   16.6   5:03 (  0, 77)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.6等(12月13日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  17 47.76   62 46.9   4.500   4.542    86   16.7   5:32 (211, 29)  
Dec. 27  18  9.37   62 33.6   4.523   4.560    85   16.7   5:36 (212, 29)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(12月15日、Alfons Diepvens)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  11  6.99   -5 48.4   2.314   2.633    97   16.7   5:13 (  0, 49)  
Dec. 27  11 10.86   -6 42.0   2.244   2.652   103   16.7   4:49 (  0, 48)

* パンスターズ彗星 (C/2025 R3)

4月に7等まで明るくなると期待されている。現在は17.3等(12月10日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。今後は急激に増光する。南半球ではまもなく、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には、南半球では4月には再び観測できるようになる。最盛期には、日本からは近日点通過の前に、南半球では近日点通過の後に、低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  22 18.21   22 42.2   2.259   2.295    79   16.9  18:22 ( 73, 61)  
Dec. 27  22 15.06   21 23.3   2.287   2.195    72   16.7  18:26 ( 79, 54)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.7等(12月17日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  10 51.72  -24 50.8   5.589   5.720    92   16.8   4:58 (  0, 30)  
Dec. 27  10 47.40  -24 52.4   5.493   5.742    99   16.8   4:26 (  0, 30)

* ヒル彗星 (195P)

現在は16.9等(11月22日、嶋邦博氏)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   9 58.14  -29 55.5   4.202   4.484   100   16.8   4:04 (  0, 25)  
Dec. 27   9 57.78  -30 54.0   4.130   4.488   105   16.8   3:36 (  0, 24)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は16.4等(11月27日、Andrew Pearce)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  23  9.19   -2 52.4   2.838   2.824    79   16.8  18:22 ( 27, 49)  
Dec. 27  23 16.44   -1 48.1   2.934   2.829    74   16.9  18:26 ( 36, 47)

* レモン彗星 (C/2023 X2)

現在は17.0等(11月29日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  17 19.40   84 60.0   4.691   5.089   108   16.8   5:32 (186, 35)  
Dec. 27  18  7.93   84 18.5   4.704   5.089   107   16.8   5:36 (187, 35)

* パンスターズ彗星 (C/2023 RS61)

ふだんは20等ほどだが、バーストを起こして明るくなっている。現在は17.2等(11月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   2 45.11   37 20.2   8.038   8.793   137   17.0  20:49 (180, 88)  
Dec. 27   2 43.72   37  5.2   8.101   8.784   131   17.0  20:20 (180, 88)

* ロヴァシュ第１彗星 (93P)

現在は18.1等(12月8日、Catalina Sky Survey)。ゆっくりと明るくなっていく。南半球では1月には、日本では3月には観測できなくなる。春に15.5等まで明るくなるが、近日点の頃は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  21 53.87  -10 42.5   2.488   2.153    58   17.3  18:22 ( 44, 33)  
Dec. 27  22  5.17   -9 17.3   2.519   2.113    54   17.2  18:26 ( 49, 31)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.6等(10月19日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、4月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   0  5.41  -52 15.3  11.322  11.087    73   17.2  18:22 (  2,  3)  
Dec. 27   0  4.87  -51 32.0  11.410  11.101    69   17.2  18:26 (  7,  3)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

急激に増光して、予想以上に明るくなっている。現在は16.5等(12月18日、A. Sankovich)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   0 24.70   -4 14.8   3.282   3.523    95   17.2  18:29 (  0, 51)  
Dec. 27   0 28.40   -3 39.7   3.395   3.533    89   17.3  18:26 (  8, 51)

* ウェスト-ハートレー彗星 (123P)

2026年の秋から冬にかけて、15等まで明るくなる。現在は17.6等(12月14日、Purple Mountain Observatory, XuYi Station)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   3 29.86   27 13.0   2.060   2.941   147   17.3  21:33 (  0, 82)  
Dec. 27   3 25.10   27 15.3   2.088   2.911   139   17.2  21:01 (  0, 82)

* 小惑星2010 NK83 (306173)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.1等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   8  6.44   21 39.6   1.642   2.536   148   17.4   2:13 (  0, 77)  
Dec. 27   8  3.91   22 28.7   1.617   2.550   156   17.3   1:43 (  0, 77)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.9等(12月15日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   9  4.63    0 24.2   3.260   3.940   127   17.3   3:11 (  0, 55)  
Dec. 27   8 57.62    1 55.5   3.188   3.962   136   17.3   2:37 (  0, 57)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は17.0等(12月1日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   5 53.41   30 39.1   9.234  10.210   172   17.5   0:01 (  0, 86)  
Dec. 27   5 49.92   30 46.2   9.290  10.259   169   17.5  23:25 (  0, 86)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.5等(12月14日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   3  9.28    4  1.8   2.109   2.902   136   17.5  21:13 (  0, 59)  
Dec. 27   3  7.42    4 38.1   2.207   2.932   129   17.7  20:43 (  0, 60)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.8等(11月14日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  12 12.57  -10 50.9   5.599   5.528    80   17.7   5:32 (344, 43)  
Dec. 27  12 12.10  -10 20.2   5.484   5.542    88   17.6   5:36 (355, 44)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は17.2等(11月26日、Andrew Pearce)。しばらく18等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   4 56.47  -47 42.4   8.424   8.775   107   17.7  22:59 (  0,  7)  
Dec. 27   4 50.43  -47 25.1   8.493   8.820   106   17.7  22:25 (  0,  8)

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は17.7等(11月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと暗くなっていく。2月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   6 57.42    4 49.6   3.319   4.234   155   17.7   1:04 (  0, 60)  
Dec. 27   6 53.40    4 43.1   3.308   4.246   159   17.7   0:33 (  0, 60)

* リニア彗星 (217P)

初夏に12.1等まで明るくなった(6月10日、Taras Prystavski)。現在は16.4等(12月11日、野原秀憲氏)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   9 13.73   14 17.3   1.859   2.616   131   17.7   3:20 (  0, 69)  
Dec. 27   9  9.28   15  2.8   1.843   2.671   139   17.8   2:48 (  0, 70)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

昨年の冬に、13.7等まで明るくなった(2025年1月4日、W. Pei)。しばらく18等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  14 25.46  -22  5.6   3.705   3.121    47   17.7   5:32 (316, 19)  
Dec. 27  14 34.40  -23  0.9   3.649   3.141    52   17.8   5:36 (321, 21)

* 小惑星2013 LU28 (468861)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。2024年から2025年にかけて、17等まで明るくなった。現在は17.8等(10月5日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   6 27.43   22 21.3   8.301   9.275   171   17.9   0:35 (  0, 77)  
Dec. 27   6 22.81   22  5.9   8.305   9.288   178   17.8   0:03 (  0, 77)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20   6 15.82  -20 21.8   7.906   8.639   135   17.8   0:23 (  0, 35)  
Dec. 27   6 12.09  -20  5.4   7.945   8.685   136   17.8  23:47 (  0, 35)

* 紫金山第２彗星 (60P)

今回帰は条件が悪く、夏に16等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  14 15.57  -16 31.2   2.653   2.170    50   17.9   5:32 (315, 25)  
Dec. 27  14 27.66  -17 33.3   2.623   2.209    54   18.0   5:36 (320, 26)

* デニング彗星 (489P)

113年間行方不明だった彗星。12月4日に近日点を通過した。2007年にはバーストを起こして、18等まで明るくなった。ゆっくりと明るくなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 20  12  4.25    4 20.8   1.247   1.571    88   22.0   5:32 (342, 58)  
Dec. 27  12 19.25    2 40.0   1.209   1.582    91   21.9   5:36 (350, 57)

---------------------------------------------------------------------

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.