今週の明るい彗星 (2024年6月29日：北半球版)

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 Updated on June 29, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。現在は6.7等(6月25日、Virgilio Gonano)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。最近はこの予報より明るい。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   8 22.92   42 23.2   1.942   1.176    29    7.2  21:04 (134, 12)  
July  6   9  0.92   42  9.4   1.917   1.179    31    7.3  21:02 (132, 14)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は7.4等(6月26日、Chris Wyatt)。急激に減光中。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   7 45.33  -35  4.8   1.634   1.443    60    8.2  21:04 ( 70,-39)  
July  6   8 18.39  -38 10.7   1.691   1.536    63    8.7  21:02 ( 66,-39)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、2等まで明るくなると期待されている。5月以降は増光が鈍っている。現在は9.8等(6月26日、Chris Wyatt)。今後は急激に増光する。日本ではまもなく、南半球では8月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には、日本では10月には再び観測できるようになる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  11 18.33    2 50.3   1.960   1.907    71    9.6  21:04 ( 77, 22)  
July  6  11 11.53    2 32.6   1.996   1.796    63    9.4  21:02 ( 82, 16)

* ウィルタネン彗星 (46P)

今回帰は条件が悪い。初夏に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。今後は急激に減光する。10月には18等以下になる。今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   7 32.10   25 59.5   2.150   1.188    13   11.0  21:04 (129, -7)  
July  6   8  1.49   25 22.9   2.194   1.232    14   11.4  21:02 (127, -7)

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

急激に増光した。現在は10.8等(6月25日、Virgilio Gonano)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   8 14.31   59 17.8   1.802   1.219    40   11.2  21:04 (149, 21)  
July  6   9 15.24   58 46.2   1.799   1.267    43   11.5  21:02 (146, 24)

* ブルーイントン彗星 (154P)

現在は12.0等(6月13日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。日本ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   3 52.38   30 40.0   2.263   1.563    36   11.5   3:02 (242, 13)  
July  6   4 15.99   32 17.6   2.251   1.574    37   11.6   3:07 (241, 16)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R2)

8月に11等まで明るくなる。11.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。現在は観測できない。日本では9月に姿を現す。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   6 50.56    6 23.3   2.124   1.193    17   12.9  21:04 (122,-28)  
July  6   7 18.47    6 31.0   2.054   1.119    16   12.6  21:02 (121,-27)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.8等(5月31日、安部裕史氏)。しばらく12等を保つ。現在は観測できない。日本ではまもなく姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   7  5.60   36 38.9   4.703   3.731    15   12.7  21:04 (140, -3)  
July  6   7  9.03   37 13.1   4.695   3.720    14   12.7  21:02 (144, -6)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は12.3等(6月19日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  20 15.75   62 18.0   2.043   2.313    92   12.7   1:47 (180, 63)  
July  6  20  6.56   62 45.1   2.097   2.387    93   12.9   1:10 (180, 62)

* エレーニン彗星 (479P/2023 WM26)

2011年に、近日点通過の半年後に発見された新周期彗星の初回帰。急激に増光した。現在は12.6等(6月11日、Thomas Lehmann)。急激に減光中。9月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  12 51.38  -28 59.2   0.795   1.443   104   13.0  21:04 ( 36, 15)  
July  6  13 22.15  -29 13.7   0.856   1.491   105   13.5  21:02 ( 35, 16)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

現在は13.5等(6月11日、Thomas Lehmann)。しばらく13等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  15 23.95  -70 55.5   2.118   2.829   125   13.1  21:04 (  1,-16)  
July  6  15 24.40  -68 43.1   2.093   2.789   123   13.1  21:02 (  3,-14)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.9等(6月6日、Thomas Lehmann)。しばらく14等を保つ。日本では8月には、南半球では10月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  12  7.78  -22 19.8   4.849   5.013    93   13.9  21:04 ( 49, 14)  
July  6  12 12.10  -21 38.7   4.944   5.008    87   14.0  21:02 ( 53, 12)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は13.4等(6月14日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   0 37.81  -56  4.5   4.473   4.889   108   14.1   3:02 (336, -9)  
July  6   0 34.69  -58  2.1   4.466   4.946   112   14.2   3:07 (341, -8)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、まもなく観測できなくなる。だが、9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   8 42.64   18  6.2   7.063   6.213    30   14.2  21:04 (112,  0)  
July  6   8 47.54   17 43.4   7.117   6.214    25   14.2  21:02 (115, -4)

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

現在は14.2等(6月18日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   1 30.57    3  1.8   1.920   1.933    75   14.6   3:02 (286, 26)  
July  6   1 42.37    4  2.1   1.874   1.953    78   14.7   3:07 (288, 31)

* シューメーカー-レヴィ第１彗星 (192P)

現在は16.7等(6月7日、Taras Prystavski)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   3 46.98   13 37.2   2.158   1.530    40   14.9   3:02 (257,  5)  
July  6   4  5.20   15 47.6   2.157   1.557    41   14.8   3:07 (257,  9)

* フォーブズ彗星 (37P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなる。現在は15.8等(6月8日、A. Pearce)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  12 44.72  -17 35.4   1.447   1.902    99   15.0  21:04 ( 45, 24)  
July  6  12 53.41  -17 53.7   1.481   1.869    95   14.8  21:02 ( 48, 21)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は14.1等(6月3日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できないが、10月に姿を現す。南半球では、次第に低くなる。だが、8月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   9 44.09  -22 49.9   3.192   2.921    65   14.8  21:04 ( 70,-11)  
July  6   9 43.74  -22 32.4   3.322   2.950    60   15.0  21:02 ( 73,-16)

* コマス・ソラ彗星 (32P)

現在は14.7等(5月31日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく観測できなくなる。だが、日本では10月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   8 36.28   25 52.4   2.958   2.118    28   14.9  21:04 (119,  4)  
July  6   8 53.34   24 47.8   3.007   2.136    25   15.0  21:02 (119,  1)

* シューメーカー-リニア彗星 (146P)

夏に14.5等まで明るくなる。現在は15.8等(6月19日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   2 16.26   -9 38.2   1.469   1.484    70   15.1   3:02 (289,  9)  
July  6   2 36.55   -7 18.2   1.427   1.463    71   14.9   3:07 (289, 13)

* レモン彗星 (C/2022 S4)

現在は16.5等(6月20日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。当初の予報より増光が鈍い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   5  0.48  -48 27.0   2.861   2.769    74   15.0   3:02 (307,-39)  
July  6   5 21.98  -50 48.5   2.816   2.765    76   15.0   3:07 (311,-38)

* 南山-ハーン彗星 (P/2024 FG9)

Alan Hale氏によって彗星活動が捉えられた。現在は14.7等(6月12日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。10月には18等以下になる。日本ではまもなく、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   9 21.58   14  7.9   2.268   1.642    40   15.1  21:04 (103,  5)  
July  6   9 41.21   12 33.1   2.315   1.659    39   15.2  21:02 (103,  3)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は14.5等(4月27日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   5 56.73   15 29.2   7.147   6.153    11   15.1   3:02 (235,-18)  
July  6   6  0.57   15 45.0   7.183   6.211    15   15.2   3:07 (239,-13)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は16.1等(6月18日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  23  3.48   -4 20.5   4.652   5.122   112   15.4   3:02 (326, 45)  
July  6  23  4.25   -4  8.5   4.519   5.084   118   15.3   3:07 (337, 48)

* カタリナ-パンスターズ彗星 (299P)

5月下旬にバーストを起こして急増光した。現在は15.3等(6月12日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  15 24.03  -24 39.0   2.349   3.171   137   15.4  21:04 (  3, 30)  
July  6  15 23.72  -24  9.0   2.420   3.175   130   15.5  21:02 ( 10, 30)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は16.9等(6月7日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、9月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  10 48.66  -47  1.3   8.111   8.189    90   15.4  21:04 ( 42,-14)  
July  6  10 52.20  -46 44.3   8.229   8.234    86   15.5  21:02 ( 44,-17)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.9等(3月26日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   5 42.85    2 41.2   7.255   6.338    23   15.5   3:02 (247,-25)  
July  6   5 48.24    2 53.8   7.207   6.313    26   15.5   3:07 (252,-20)

* ソーホー彗星 (P/2003 T12)

2003年、2012年、2016年の3回帰で観測されている。今回帰はまだ観測されていない。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   4 37.09   19 47.6   1.291   0.601    26   15.5   3:02 (245, -1)  
July  6   5 24.19   19 46.5   1.384   0.595    22   15.6   3:07 (242, -4)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は14.9等(6月5日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   7 33.34  -31 57.6   5.858   5.374    57   15.6  21:04 ( 76,-41)  
July  6   7 35.99  -32  5.2   5.928   5.416    55   15.7  21:02 ( 78,-46)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(6月19日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   3 57.49  -62 33.1  16.171  16.223    91   15.6   3:02 (327,-33)  
July  6   4  1.16  -62 52.7  16.120  16.199    92   15.6   3:07 (328,-30)

* 串田彗星 (144P)

1月から3月にかけて、8.9等まで明るくなった(2月13日、Chris Wyatt)。現在は15.1等(6月5日、門田健一氏)。急激に減光中。8月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  10 41.51    5  4.3   2.444   2.173    62   15.7  21:04 ( 84, 16)  
July  6  10 54.77    3 52.1   2.560   2.223    59   16.1  21:02 ( 85, 13)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は16.3等(3月29日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。現在は観測できない。日本では9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   6 47.39   21 41.0   2.880   1.867     3   15.8  21:04 (133,-17)  
July  6   7  6.66   21 32.5   2.869   1.853     1   15.8  21:02 (134,-18)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は15.4等(6月10日、吉見政義氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  17 23.10   33  7.6   6.677   7.257   121   16.2  22:51 (  0, 88)  
July  6  17 20.48   32 59.2   6.745   7.298   119   16.3  22:21 (  0, 88)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.5等(6月6日、Giuseppe Pappa)。しばらく16等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  13 50.23  -46 58.9   4.868   5.446   119   16.3  21:04 ( 18,  5)  
July  6  13 43.08  -45 55.0   4.949   5.430   113   16.3  21:02 ( 23,  3)

* ラッセル第２彗星 (89P)

現在は16.7等(6月9日、A. Pearce)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  23 46.09  -18  5.6   1.812   2.326   107   16.5   3:02 (323, 28)  
July  6  23 51.12  -18  2.9   1.755   2.341   112   16.5   3:07 (330, 31)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は15.4等(5月30日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   6 12.36  -36 23.1   5.385   4.952    59   16.5   3:02 (287,-50)  
July  6   6 18.54  -35 59.9   5.437   4.999    59   16.6   3:07 (288,-45)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.1等(4月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   3  1.41  -63 59.4  10.223  10.384    96   16.7   3:02 (330,-28)  
July  6   3  2.59  -64 21.0  10.191  10.388    98   16.7   3:07 (332,-25)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は17.0等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   6  3.65  -24  1.7   7.793   7.149    47   16.8   3:02 (271,-44)  
July  6   6  9.22  -23 56.1   7.767   7.131    48   16.7   3:07 (274,-39)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.5等(6月19日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、日本では9月には、南半球では10月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  12 39.13    2  1.2   3.198   3.369    90   16.8  21:04 ( 61, 37)  
July  6  12 42.82    1 16.4   3.281   3.354    85   16.8  21:02 ( 65, 33)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

2023年の初めと秋に、14等まで明るくなった。現在は17.3等(6月19日、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。10月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  22 16.72   21 51.2   4.450   4.879   109   16.9   3:02 (319, 74)  
July  6  22  9.02   22 18.6   4.395   4.924   115   16.9   3:07 (353, 77)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

2025年1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-1等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は17.2等(6月13日、ATLAS South Africa)。次第に明るくなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  13  0.54  -71 58.0   3.116   3.652   114   17.1  21:04 ( 12,-20)  
July  6  12 54.23  -69 40.0   3.076   3.564   110   17.0  21:02 ( 16,-20)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は16.4等(5月4日、高橋俊幸氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  15  0.59   -1  0.8   2.172   2.868   124   17.0  21:04 ( 15, 53)  
July  6  15  1.47   -1 14.1   2.245   2.867   118   17.0  21:02 ( 24, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   3  2.59   35 46.0   3.660   3.055    46   17.2   3:02 (242, 25)  
July  6   3 14.17   37 29.6   3.559   3.017    50   17.1   3:07 (243, 29)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.4等(6月10日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  21 55.80   48 44.3   4.068   4.277    94   17.4   3:02 (197, 75)  
July  6  21 42.48   49  5.6   3.998   4.288    99   17.3   2:47 (180, 76)

* カタリナ-リニア彗星 (227P)

2月から3月にかけて、14.5等まで明るくなった(3月11日、W. Pei)。現在は16.9等(6月15日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  11 29.82    5 27.7   1.971   1.944    73   17.4  21:04 ( 77, 26)  
July  6  11 43.51    3 33.2   2.067   1.979    70   17.7  21:02 ( 77, 23)

* ロニオス-タッカー彗星 (328P)

現在は18.9等(6月12日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   1 37.03   15 14.9   1.993   1.893    69   17.6   3:02 (273, 32)  
July  6   1 50.71   17 39.7   1.928   1.885    72   17.4   3:07 (274, 37)

* レモン彗星 (C/2022 T1)

現在は17.8等(6月10日、Mt. Lemmon Survey)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  14  7.14  -16 42.4   3.068   3.655   117   17.5  21:04 ( 26, 34)  
July  6  14 10.50  -16 15.4   3.176   3.677   111   17.6  21:02 ( 32, 32)

* スペースウォッチ彗星 (125P)

現在は16.5等(6月13日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  21 53.05   -3 40.1   1.072   1.875   127   17.7   3:02 (351, 51)  
July  6  21 52.42   -4 15.8   1.055   1.912   134   17.8   2:56 (  0, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は17.9等(6月8日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   0 19.02   30 10.5   6.671   6.593    81   17.8   3:02 (265, 55)  
July  6   0 16.89   30 37.0   6.514   6.548    87   17.7   3:07 (269, 62)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

現在は17.1等(6月13日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では超低空。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。2026年に13等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。最盛期は、南半球では低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  19  1.50  -42 38.7   7.052   8.013   159   17.8   0:34 (  0, 12)  
July  6  18 56.59  -42 25.8   7.005   7.969   160   17.7   0:02 (  0, 13)

* 紫金山第１彗星 (62P)

12月から1月にかけて、7.4等まで明るくなった(12月24日、宮崎修氏)。現在は16.3等(5月29日、門田健一氏)。急激に減光中。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  12 49.34   -2 14.3   2.038   2.353    94   17.8  21:04 ( 55, 36)  
July  6  12 57.18   -3 20.2   2.172   2.404    90   18.2  21:02 ( 58, 32)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q2)

現在は18.9等(6月15日、Roland Fichtl)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29  18 12.19  -13 22.4   2.206   3.210   169   17.8  23:39 (  0, 41)  
July  6  17 57.37  -15 51.8   2.224   3.211   163   17.8  22:57 (  0, 39)

* 小惑星2020 TS2

8月4日に太陽に0.12天文単位まで接近し、11等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。12等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、現在は観測できない。南半球では、8月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
June 29   5 25.53   13 28.1   1.951   1.039    18   21.1   3:02 (242,-14)  
July  6   5 52.10   14 37.3   1.803   0.896    18   20.3   3:07 (242,-13)

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