今週の明るい彗星 (2023年12月2日：北半球版)

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 Updated on December 8, 2023
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* 紫金山第１彗星 (62P)

冬に7等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は9.6等(11月20日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   9 47.33   18 15.4   0.606   1.294   106    8.2   5:06 (  0, 73)  
Dec.  9  10 14.31   17  4.3   0.578   1.279   106    7.7   5:05 (  0, 72)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年の春に4.5等まで明るくなる。7月20日に5等級の大バーストを起こして、11.5等まで急増光した(E. Tamas, Francois Kugel)。11月15日に再び大バーストを起こして、9.4等まで急増光した(Nick James)。現在は8.9等(12月3日、宮崎修氏)。急激に増光中。日本では、次第に低くなる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  18 27.92   38 35.9   2.593   2.378    66    8.6  18:18 (115, 37)  
Dec.  9  18 41.60   38 11.9   2.519   2.291    65    8.5  18:18 (116, 34)

* レモン彗星 (C/2023 H2)

11月上旬に地球に0.2天文単位まで接近して、6.2等まで明るくなった(11月11日、Marco Goiato)。現在は8.6等(11月27日、宮崎修氏)。急激に減光中。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 19.01  -37 52.5   0.769   1.079    74   10.0  18:18 (  8, 16)  
Dec.  9  22 35.34  -39 58.9   0.996   1.150    70   10.8  18:18 ( 10, 14)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の初めに、8.5等まで明るくなると期待されている。現在は11.2等(11月25日、Marco Goiato)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では超低空。だが、冬には高く見えるようになる。5月以降は増光が鈍っている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  13  3.84  -39 58.2   2.225   1.713    47   10.4   5:20 (327,  4)  
Dec.  9  13 28.03  -40  0.4   2.145   1.652    47   10.2   5:25 (328,  5)

* ハートレー第２彗星 (103P)

秋に地球に0.38天文単位まで接近し、8.0等まで明るくなった(9月29日、Virgilio Gonano)。現在は10.2等(11月24日、Carlos Labordena)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   9  4.95   -9 22.4   0.569   1.265   105   10.8   4:24 (  0, 46)  
Dec.  9   9  5.11  -11 28.2   0.588   1.316   111   11.2   3:57 (  0, 43)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は11.1等(11月18日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23 24.94  -42 51.4   3.141   3.205    84   11.5  18:42 (  0, 12)  
Dec.  9  23 20.70  -42 33.5   3.310   3.258    78   11.7  18:18 (  2, 13)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は11.8等(12月4日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   6 10.02   -6 29.6   3.522   4.347   142   12.4   1:30 (  0, 48)  
Dec.  9   6  2.25   -5 50.0   3.545   4.409   147   12.4   0:55 (  0, 49)

* 串田彗星 (144P)

1月から2月にかけて、8.5等まで明るくなると期待されている。現在は13.2等(11月22日、Thomas Lehmann)。急激に増光中。条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   2 48.09   16 42.9   0.580   1.532   155   13.2  22:04 (  0, 72)  
Dec.  9   2 48.14   15 51.7   0.572   1.502   148   12.8  21:37 (  0, 71)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は13.7等(11月15日、安部裕史氏)。しばらく14等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  10 36.47  -35 10.9   4.364   4.241    76   13.2   5:20 (352, 19)  
Dec.  9  10 31.42  -36 53.2   4.297   4.273    82   13.2   5:23 (  0, 18)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は13.9等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく13等を保つ。条件良く観測できる。2024年から2025年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   9 36.05    7 58.2   4.092   4.457   105   13.4   4:55 (  0, 63)  
Dec.  9   9 31.87    8 52.6   3.933   4.423   113   13.2   4:24 (  0, 64)

* レモン彗星 (C/2021 T4)

7月下旬に7.8等まで明るくなった(7月20日、Thomas Lehmann)。現在は12.9等(10月3日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  15 12.77   -8 42.9   3.110   2.234    22   13.5   5:20 (284,  5)  
Dec.  9  15 14.44   -8  6.1   3.108   2.300    29   13.6   5:25 (288, 11)

* エンケ彗星 (2P)

秋に8.1等まで明るくなった(10月10日、Juan Jose Gonzalez)。急激に減光中。1月には18等以下になる。今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  17 26.69  -28  7.9   1.894   0.970    14   13.5  18:18 ( 63,-11)  
Dec.  9  17 57.97  -28 17.2   2.013   1.084    14   14.4  18:18 ( 62,-10)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は13等(11月22日、Giuseppe Pappa)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   8 43.38   20 28.9   5.587   6.158   121   13.7   4:03 (  0, 75)  
Dec.  9   8 42.31   20 30.4   5.496   6.160   128   13.6   3:34 (  0, 75)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は13.2等(7月14日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  11 23.92  -45 30.6   7.187   6.835    65   14.1   5:20 (346,  7)  
Dec.  9  11 25.99  -46 30.0   7.164   6.880    69   14.1   5:25 (351,  8)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は14.9等(9月18日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。2024年の春に12.5等まで明るくなると期待されている。最盛期は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からは低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  15 24.25  -12 16.2   3.811   2.892    18   14.4   5:20 (285,  0)  
Dec.  9  15 26.44  -13 30.7   3.737   2.867    24   14.3   5:25 (291,  6)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は15.0等(11月15日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。春から夏にかけて、10等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より暗かった。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  10 47.26  -85 34.2   3.920   3.665    67   14.5   5:20 (359,-31)  
Dec.  9   9 18.63  -86 38.2   3.943   3.701    68   14.6   4:08 (  0,-32)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は15.1等(11月17日、ATLAS Chile)。しばらく14等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  11 50.29  -34 37.5   5.827   5.430    61   14.7   5:20 (337, 16)  
Dec.  9  11 55.09  -35 14.6   5.728   5.409    66   14.6   5:25 (343, 17)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

2024年9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は14.7等(12月1日、門田健一氏)。今後は急激に増光する。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  14 46.02   -5 58.4   5.411   4.580    29   14.8   5:20 (286, 12)  
Dec.  9  14 49.81   -6 20.4   5.270   4.504    35   14.6   5:25 (291, 17)

* コマス・ソラ彗星 (32P)

現在は14.2等(11月15日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   2 53.73   16 51.1   1.430   2.368   156   14.8  22:10 (  0, 72)  
Dec.  9   2 48.81   17  7.9   1.440   2.338   148   14.7  21:37 (  0, 72)

* アトラス彗星 (C/2023 S2)

秋に12.6等まで明るくなった(10月3日、Chris Wyatt)。現在は15.2等(11月21日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  20 57.82   -0 55.1   1.312   1.318    68   14.8  18:18 ( 45, 44)  
Dec.  9  21 29.92    0 12.1   1.382   1.385    69   15.3  18:18 ( 45, 46)

* 西村彗星 (C/2023 P1)

9月半ばに太陽に0.23天文単位まで接近し、2.5等まで明るくなった(9月18日、Juan Jose Gonzalez)。現在は11.5等(11月22日、Giuseppe Pappa)。急激に減光中。1月には18等以下になる。日本では、1月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。最近はこの予報より明るい。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  12 46.66  -42 54.2   2.211   1.758    50   14.9   5:20 (331,  3)  
Dec.  9  12 41.41  -45 20.4   2.229   1.875    56   15.4   5:25 (338,  5)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

現在は14.7等(11月1日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には、南半球では4月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 39.38    3  1.0   3.502   3.692    93   14.9  18:18 ( 10, 58)  
Dec.  9  22 35.57    3  3.8   3.670   3.724    85   15.0  18:18 ( 24, 56)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は14.3等(11月3日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  16 36.26   15 45.9   6.823   6.072    37   15.1  18:18 (106,  4)  
Dec.  9  16 42.29   15 54.3   6.845   6.110    38   15.1   5:25 (256,  7)

* ピゴット-リニア-コワルスキー彗星 (226P)

現在は15.9等(11月17日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   0 36.93  -30  0.1   1.278   1.790   103   15.3  19:53 (  0, 25)  
Dec.  9   0 37.12  -24 58.1   1.319   1.782   100   15.3  19:26 (  0, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2022 JK5)

4月にアトラスによって彗星活動が捉えられた。近日点を通過した後も増光が続いている。現在は14.8等(11月18日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23 40.20  -18 41.8   3.157   3.442    98   15.4  18:57 (  0, 37)  
Dec.  9  23 44.20  -17 30.6   3.292   3.484    92   15.6  18:34 (  0, 38)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

昨年の冬から初春にかけて、9.5等まで明るくなった(1月30日、吉本勝己氏)。現在は14.9等(11月15日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。3月には18等以下になる。今後は次第に低くなり、2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 34.20  -12 32.2   3.738   3.804    86   15.6  18:18 (  9, 42)  
Dec.  9  22 36.08  -13  7.2   3.926   3.869    79   15.8  18:18 ( 17, 40)

* 2010 YK3彗星 (471P/2023 KF3)

6月にDavid Rankin氏によって彗星活動が捉えられた。現在は15.7等(11月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。4月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 49.73   -1 23.7   1.820   2.130    94   15.7  18:18 (  4, 54)  
Dec.  9  23  0.12   -0 32.7   1.889   2.126    89   15.7  18:18 ( 12, 54)

* ニート彗星 (207P)

2月から3月にかけて地球に0.2天文単位まで接近し、13等まで明るくなると期待されている。現在は18.1等(11月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に増光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23 52.89  -10  0.2   0.630   1.300   104   16.1  19:10 (  0, 45)  
Dec.  9  23 56.44  -11 16.4   0.617   1.235    98   15.9  18:46 (  0, 44)

* ファン・ネス彗星 (213P)

今回帰はまだ観測されていない。急激に増光して、夏に15等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、18等以下で写らない(10月14日、Martin Masek)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  20 15.32  -17 39.0   2.419   1.987    52   15.9  18:18 ( 44, 25)  
Dec.  9  20 31.20  -16 22.2   2.480   1.992    49   16.0  18:18 ( 47, 24)

* アイラス彗星 (126P)

夏に13.6等まで明るくなった(7月16日、津村光則氏)。現在は15.7等(11月21日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23 14.87   67  3.4   1.735   2.322   114   15.9  18:31 (180, 58)  
Dec.  9  23 17.42   66  8.4   1.811   2.369   112   16.1  18:18 (178, 59)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.9等(11月22日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   3  5.25  -66  2.6  16.915  16.955    90   16.0  22:20 (  0,-11)  
Dec.  9   3  2.39  -65 58.5  16.928  16.930    88   16.0  21:50 (  0,-11)

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

現在は14.3等(7月7日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、1月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  15  6.37  -48 48.7   3.999   3.202    31   16.0   5:20 (318,-18)  
Dec.  9  15 18.53  -48 42.9   4.043   3.260    32   16.1   5:25 (320,-15)

* レモン彗星 (C/2022 S4)

現在は16.1等(11月29日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、3月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。当初の予報より増光が鈍い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   2 11.65  -26 31.8   2.993   3.603   121   16.1  21:27 (  0, 28)  
Dec.  9   2  3.95  -27 40.7   3.044   3.560   113   16.1  20:52 (  0, 27)

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は16.8等(11月11日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   9 31.93  -58 18.1   3.812   3.747    78   16.1   4:51 (  0, -3)  
Dec.  9   9 24.03  -61  8.2   3.783   3.757    80   16.1   4:15 (  0, -6)

* コワルスキー彗星 (P/2007 T2)

2007年に16等まで明るくなった新周期彗星。まだ検出されていない。2013年と2018年には見逃された。冬に地球に0.34天文単位まで接近し、16等まで明るくなると期待されている。今後は急激に減光する。1月には18等以下になる。日本では、次第に高くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  19 34.57  -14 36.7   0.549   0.706    44   16.4  18:18 ( 54, 21)  
Dec.  9  20 12.59   -7 34.5   0.457   0.763    48   16.2  18:18 ( 57, 28)

* シューメーカー第４彗星 (199P)

現在は17.3等(11月14日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には観測できなくなる。だが、南半球では3月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  19 58.89  -33 51.7   3.608   3.026    47   16.3  18:18 ( 37,  9)  
Dec.  9  20 11.41  -33 31.0   3.684   3.040    43   16.4  18:18 ( 40,  8)

* レモン彗星 (C/2022 V2)

冬に16等まで明るくなると期待されている。現在は17.7等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。南半球では、次第に高くなる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  11 51.56   -1 53.7   2.206   2.093    70   16.4   5:20 (319, 45)  
Dec.  9  11 47.75   -5  2.8   2.095   2.108    77   16.3   5:25 (333, 46)

* 小惑星ファエトン (3200)

次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  20 35.44    5 23.5   0.957   1.057    65   16.4  18:18 ( 57, 46)  
Dec.  9  21 13.26    7 20.2   1.075   1.165    68   16.7  18:18 ( 56, 49)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

2月初めに地球に0.29天文単位まで接近して、4.5等まで明るくなった(2月1日、Juan Jose Gonzalez)。現在は16.1等(11月15日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   4 40.38  -62 52.7   4.138   4.341    95   16.5  23:54 (  0, -8)  
Dec.  9   4 22.09  -62 54.6   4.231   4.411    94   16.6  23:08 (  0, -8)

* レモン彗星 (C/2023 S3)

現在は16.2等(11月18日、Giuseppe Pappa)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には観測できなくなる。だが、2月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 48.46  -38 39.9   0.881   1.202    79   16.5  18:18 (  3, 16)  
Dec.  9  22 13.66  -39  4.8   1.039   1.119    67   16.6  18:18 ( 15, 14)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は16.0等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   4 45.46  -12 46.2   6.355   7.186   145   16.6   0:05 (  0, 42)  
Dec.  9   4 42.76  -12 39.0   6.332   7.155   144   16.6  23:31 (  0, 42)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。2024年の夏に7.5等まで明るくなる。現在は17.5等(11月14日、ATLAS Chile)。今後は急激に増光する。条件良く観測できる。最盛期は、日本からは低空。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   3 36.40  -20 39.8   2.248   3.031   135   16.9  22:52 (  0, 34)  
Dec.  9   3 27.57  -19 52.2   2.211   2.959   131   16.6  22:15 (  0, 35)

* グリグ-シェレルップ彗星 (26P)

ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。2月には18等以下になる。超低空。1月に13等まで明るくなるが、超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  14 13.32  -19  3.0   1.833   1.127    32   18.0   5:20 (301,  9)  
Dec.  9  14 44.51  -19 45.1   1.814   1.105    31   16.6   5:25 (302,  9)

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は16.8等(11月4日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   4 48.82   41 46.4   5.759   6.693   159   16.6   0:09 (180, 83)  
Dec.  9   4 45.73   41 46.9   5.754   6.691   160   16.6  23:34 (180, 83)

* リニア彗星 (237P)

夏に11.8等まで明るくなった(6月17日、Osamu Miyazaki)。現在は16.5等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に減光する。1月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、1月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  21 13.59   -2 13.5   2.642   2.509    71   16.7  18:18 ( 40, 45)  
Dec.  9  21 24.70   -1 46.5   2.751   2.539    67   16.9  18:18 ( 45, 43)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に、11.5等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は17.1等(11月14日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。1月には観測できなくなる。だが、南半球では3月には、日本では4月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  20 47.37  -18  8.9   6.779   6.346    60   16.7  18:18 ( 36, 28)  
Dec.  9  20 51.19  -17 50.9   6.832   6.303    53   16.7  18:18 ( 42, 25)

* アトラス彗星 (C/2023 E1)

7月下旬に8.4等まで明るくなった(7月22日、Thomas Lehmann)。現在は18.4等(11月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。急激に減光中。1月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、次第に低くなる。Thomas Lehmann氏は、11月18日に14.9等と明るく報告している。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23 24.46  -24  4.0   2.213   2.465    92   16.7  18:42 (  0, 31)  
Dec.  9  23 32.43  -23 25.0   2.381   2.544    87   17.1  18:22 (  0, 32)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は16.5等(11月16日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   0  4.30   -7 20.1   3.387   3.819   108   16.7  19:21 (  0, 48)  
Dec.  9   0  5.72   -6 50.1   3.504   3.835   102   16.8  18:55 (  0, 48)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に、12.5等まで明るくなると期待されている。現在は17.3等(7月28日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  13 25.72  -53 46.9   4.962   4.351    47   16.9   5:20 (332, -9)  
Dec.  9  13 36.97  -54 58.5   4.871   4.296    49   16.8   5:25 (335, -8)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.3等(11月17日、Jean-Claude Merlin)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   3 29.90  -77  7.0  10.428  10.313    80   16.8  22:43 (  0,-22)  
Dec.  9   3 14.47  -76 44.9  10.452  10.314    79   16.8  22:00 (  0,-22)

* ボク彗星 (C/2022 U3)

現在は17.3等(11月15日、A. Diepvens)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   4 54.44   36 44.5   4.219   5.174   164   16.8   0:15 (180, 88)  
Dec.  9   4 50.68   36  9.4   4.192   5.155   166   16.8  23:39 (180, 89)

* アトラス彗星 (C/2020 Y2)

2022年の春に14.1等まで明るくなった(2022年3月22日、Chris Wyatt)。現在は16.6等(11月29日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。4月には18等以下になる。今後は次第に低くなり、3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   1 32.10   -1 14.4   5.047   5.740   130   16.8  20:48 (  0, 54)  
Dec.  9   1 27.77   -0 50.8   5.190   5.788   123   16.9  20:16 (  0, 54)

* パンスターズ彗星 (C/2020 S4)

2023年の初めに13.9等まで明るくなった(1月21日、Hidenori Nohara)。現在は16.3等(6月17日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  13 53.79    7  3.3   4.920   4.323    47   16.9   5:20 (283, 30)  
Dec.  9  14  0.70    6 46.8   4.883   4.361    52   16.9   5:25 (288, 35)

* ガン彗星 (65P)

2024年から2025年にかけて、15〜16等で観測できる。現在は17.9等(4月25日、A. Diepvens)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  12 42.33    3 48.7   4.206   3.831    61   17.1   5:20 (301, 41)  
Dec.  9  12 48.37    3 17.9   4.097   3.816    66   17.0   5:25 (308, 45)

* レモン彗星 (C/2022 T1)

しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  12 48.15  -21 47.7   4.051   3.519    51   17.2   5:20 (319, 21)  
Dec.  9  12 57.31  -22 40.8   3.966   3.506    55   17.1   5:25 (324, 23)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.7等(11月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   5  3.93  -41  5.5   7.301   7.792   116   17.2   0:23 (  0, 14)  
Dec.  9   5  1.13  -41  5.0   7.283   7.768   116   17.2  23:49 (  0, 14)

* クリステンセン彗星 (170P)

現在は16.1等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   3 28.56    4  4.3   2.241   3.171   156   17.2  22:44 (  0, 59)  
Dec.  9   3 24.61    4  6.7   2.292   3.185   150   17.3  22:13 (  0, 59)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は16.9等(11月12日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  22 50.13   47 37.1   3.884   4.311   109   17.3  18:18 (172, 77)  
Dec.  9  22 43.89   45 52.5   3.962   4.298   103   17.3  18:18 (145, 76)

* ニート彗星 (P/2001 Q6)

2001年に10等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2024年の2月から3月にかけて、12〜13等まで明るくなると期待されている。今後は急激に増光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  23  8.21  -23 28.5   1.522   1.808    89   17.5  18:25 (  0, 32)  
Dec.  9  23  6.93  -19  5.7   1.557   1.755    84   17.4  18:18 (  6, 36)

* アトラス彗星 (P/2023 M4)

現在は17.2等(11月15日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。2021年には21.5等とたいへん暗かった。バーストを起こして一時的に明るくなっていると思われる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  21 25.59  -10 41.0   4.914   4.691    71   17.5  18:18 ( 31, 39)  
Dec.  9  21 30.28  -10 19.0   5.030   4.705    65   17.6  18:18 ( 37, 37)

* カタリナ-リニア彗星 (227P)

現在は19.5等(11月12日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   7 38.21   32 46.3   1.024   1.871   137   17.8   2:58 (  0, 88)  
Dec.  9   7 41.93   33 43.6   0.955   1.840   143   17.5   2:34 (  0, 89)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.0等(4月11日、Michael Jager)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  12 33.46   12 59.7   9.618   9.288    67   17.6   5:20 (293, 49)  
Dec.  9  12 33.49   13 13.9   9.514   9.300    74   17.6   5:25 (302, 55)

* カマラーサ-ドゥサノヴィッツ彗星 (C/2023 V4)

2024年の初夏に13等まで明るくなると期待されている。現在は18.3等(11月13日、Jean-Claude Merlin)。次第に明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では観測できない。日本からも低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   2 59.45  -46 33.4   2.341   2.815   108   17.8  22:14 (  0,  9)  
Dec.  9   2 45.91  -44 50.5   2.298   2.736   105   17.7  21:33 (  0, 10)

* ロニオス彗星 (150P)

1月から2月にかけて、16等まで明るくなる。現在は18.0等(11月15日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   9  0.79    9  5.5   1.378   1.994   114   17.9   4:20 (  0, 64)  
Dec.  9   9  6.04    6 51.6   1.288   1.965   118   17.7   3:58 (  0, 62)

* パンスターズ彗星 (C/2021 A9)

現在は18.3等(11月21日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   7 19.63    9 33.1   7.004   7.760   137   17.7   2:39 (  0, 65)  
Dec.  9   7 14.31    9 25.5   6.930   7.760   145   17.7   2:07 (  0, 64)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

2022年の夏に13.4等まで明るくなった(2022年7月7日、Giuseppe Pappa)。現在は18.6等(10月2日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  16  0.98   30 40.0   5.632   5.099    52   17.8   5:20 (244, 17)  
Dec.  9  16  5.24   31 16.6   5.640   5.148    55   17.8   5:25 (247, 23)

* ブレッシ彗星 (404P/2020 M6)

現在は18.8等(11月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   4 50.45   24  5.0   3.151   4.133   174   17.8   0:11 (  0, 79)  
Dec.  9   4 45.80   23 45.5   3.150   4.134   176   17.8  23:34 (  0, 79)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は17.2等(11月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2   1 23.90   -2 47.5   2.090   2.810   128   17.9  20:40 (  0, 52)  
Dec.  9   1 22.08   -2 33.2   2.133   2.773   121   17.9  20:11 (  0, 53)

* レナード彗星 (C/2023 V5)

リラー彗星（C/1988 A1）のグループのメンバーの小彗星。現在は17.5等(11月17日、Giuseppe Pappa)。今後は急激に減光する。日本では、次第に低くなる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  2  19  6.56   24 45.4   0.679   0.875    60   19.1  18:18 ( 96, 39)  
Dec.  9  18 49.76   26 12.6   0.810   0.852    55   19.3  18:18 (103, 30)

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