今週の明るい彗星 (2022年5月7日：北半球版)

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 Updated on May 10, 2022
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

現在は9.9等(5月4日、佐藤裕久氏)。当初の予想より、増光が鈍い。2022年から2023年にかけて、長期に渡って7等で観測できると期待されている。日本からは、秋まで条件良く観測できる。だが、秋から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  18 47.86   11 34.2   2.688   3.257   115    9.5   3:28 (346, 66)  
May  14  18 42.69   11 15.6   2.538   3.193   122    9.3   3:17 (  0, 66)

* 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P)

4月21〜27日に、SOHO LASCOの画像で6.8等とかなり明るく見えた(佐藤裕久氏)。現在も6.7等と、かなり明るい(5月10日、Mike Olason)。今回帰は条件が悪い。日本からは5月半ばから7月半ばまで、南半球では6月初めから8月初めまで、超低空にしか見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   4  1.13   20 42.5   1.504   0.605    16    9.6  20:25 (119, -3)  
May  14   4 51.05   23  8.7   1.505   0.672    21   10.3  20:33 (118,  1)

* パンスターズ彗星 (C/2021 O3)

4等まで明るくなると期待されていたが、近日点通過の際に核が崩壊した。南半球では、4月半ばに超低空で観測できたが、9.0等以下で写らなかった(4月22日、Michael Mattiazzo)。日本からは、夕空に姿を現してきた。現在は12.5等と、かなり暗く、拡散状(5月10日、Michael Jager)。今後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   3 52.61   41 41.0   0.604   0.553    27   10.3  20:25 (137,  9)  
May  14   4 25.57   61 11.6   0.622   0.711    44   11.5  20:33 (153, 21)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

現在は10.1等(5月4日、宮崎修氏)。今後は低くなる。日本からは、5月には観測できなくなる。南半球では、7月まで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   7  8.76   12  5.1   4.086   3.711    61   10.5  20:25 ( 85, 28)  
May  14   7 15.11   11 13.7   4.190   3.730    56   10.6  20:33 ( 89, 22)

* レモン-パンスターズ彗星 (C/2021 F1)

急激に増光して、3月には9.3等まで明るくなった(3月24日、Michael Jager)。現在は観測できない。南半球では、5月下旬に明け方の空に現れて、その後は条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   2  8.45    9 49.4   2.078   1.120    13   10.6   3:28 (246,-14)  
May  14   2 20.64    6 33.3   2.085   1.177    19   11.0   3:19 (250,-15)

* コプフ彗星 (22P)

現在は11.2等(5月1日、Thomas Lehmann)。日本からは春まで超低空が続く。南半球では、6月まで11等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  23 12.15   -6 10.8   1.893   1.633    59   11.2   3:28 (286, 11)  
May  14  23 28.73   -4 45.2   1.870   1.656    61   11.3   3:19 (285, 13)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3)

現在は11.4等と、かなり明るい(4月30日、Marco Goiato)。春から夏にかけて、10〜11等まで明るくなる。南半球では、今後は長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、今後はほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  21 43.72  -49 25.8   1.451   1.837    94   11.4   3:28 (330, -5)  
May  14  22  2.44  -57  3.3   1.342   1.816   100   11.2   3:19 (335,-11)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

現在は11.7等と明るい(5月3日、佐藤裕久氏)。7月まで11〜12等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  11 43.98  -13 20.1   3.489   4.251   133   11.5  20:43 (  0, 42)  
May  14  11 44.41  -11 53.8   3.559   4.248   127   11.6  20:33 (  6, 43)

* アトラス彗星 (C/2021 P4)

現在は12.7等と明るい(5月2日、Michael Jager)。夏に9〜10等まで明るくなると期待されている。日本からは、6月に10等になるまで、条件良く観測できるが、最盛期の後は観測できない。南半球では、10月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   4  1.89   59 23.0   2.278   1.711    44   12.3  20:25 (149, 21)  
May  14   4 41.27   58 52.1   2.221   1.633    42   12.0  20:33 (149, 21)

* ボレリー彗星 (19P)

現在は10.4等と明るい(5月4日、宮崎修氏)。今後は減光していくが、もうしばらく、この予報より明るいかもしれない。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6 40.01   42 59.4   2.078   1.699    54   12.4  20:25 (121, 36)  
May  14   7  6.10   43  1.3   2.161   1.748    52   12.7  20:33 (122, 34)

* テンペル第１彗星 (9P)

現在は13.4等(4月17日、Thomas Lehmann)。しばらく12〜13等を保つ。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、5月まで低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  21 50.65  -20 47.0   1.442   1.662    83   12.5   3:28 (311, 16)  
May  14  22  5.56  -20 28.5   1.411   1.688    86   12.6   3:19 (311, 17)

* レナード彗星 (C/2021 A1)

12月中旬から下旬にかけて、3等まで明るくなった。現在は減光中。既に12.2等まで暗くなった(4月2日、Thomas Lehmann)。南半球では、条件良く観測できる。日本からも、再び観測できるようになってきた。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  19 52.56  -38 38.0   1.691   2.274   112   13.2   3:28 (342, 14)  
May  14  19 29.16  -39  3.3   1.660   2.370   123   13.3   3:19 (351, 15)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

現在は14.4等(5月1日、Thomas Lehmann)。夏に12.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  22 42.79  -56 11.6   3.077   3.234    89   13.5   3:28 (328,-16)  
May  14  22 36.95  -57 13.1   2.943   3.207    95   13.4   3:19 (332,-14)

* アトラス彗星 (C/2020 Y2)

現在は14.8等(5月3日、Chris Wyatt)。春に13等まで明るくなると期待されていた。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、秋まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6 29.96  -49 21.6   3.149   3.158    81   13.5  20:25 ( 41,-17)  
May  14   6 28.96  -47 19.7   3.201   3.151    78   13.5  20:33 ( 46,-21)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は14.9等(5月1日、F. Kugel, J.-G. Bosch)。夏には13等まで明るくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  19  8.62  -28  3.4   2.413   3.055   120   13.6   3:28 (349, 26)  
May  14  19  9.82  -28 27.7   2.332   3.052   127   13.6   3:19 (354, 26)

* ヴィルト第４彗星 (116P)

現在は13.8等(5月3日、Chris Wyatt)。初夏にかけて、13等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   9 45.21   15 53.5   1.894   2.253    97   13.7  20:25 ( 56, 61)  
May  14   9 52.69   15  0.1   1.962   2.243    92   13.7  20:33 ( 63, 55)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は13.3等(5月2日、Michael Jager)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、2023年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  10 19.74   60 40.5   4.440   4.474    85   13.7  20:25 (162, 62)  
May  14  10 11.20   60  6.5   4.480   4.417    79   13.7  20:33 (153, 59)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は13.8等(5月4日、佐藤裕久氏)。2023年に12等まで明るくなると期待されている。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2022年はずっと超低空だが、2023年には条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  15 13.60   43 44.6   4.053   4.633   119   13.9   0:17 (180, 81)  
May  14  14 59.85   43 35.3   4.039   4.597   117   13.8  23:30 (180, 82)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は14.5等(5月4日、佐藤裕久氏)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月まで条件良く観測できるが、その後は観測できない。南半球では、今後は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  18 56.66   18 59.4   4.168   4.621   110   14.1   3:28 (335, 73)  
May  14  18 52.98   18 58.8   4.040   4.575   116   14.0   3:19 (353, 74)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は16.7等と暗い(4月30日、Jean-Francois Soulier)。南半球では、既に観測できない。日本からも、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   5  2.52   29  7.3   6.816   5.983    31   14.0  20:25 (117, 12)  
May  14   5  8.41   29  9.0   6.872   5.985    26   14.0  20:33 (121,  7)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P)

現在は16.2等(5月2日、Michael Jager)。夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されている。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では条件良く観測できる。日本からは、8月から9月にかけては超低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   9 42.60   28 19.5   1.377   1.738    92   14.4  20:25 ( 80, 67)  
May  14   9 47.28   27  4.2   1.387   1.674    87   14.1  20:33 ( 83, 60)

* コワル第２彗星 (104P)

急激に増光して、冬に9.2等まで明るくなった(1月31日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に、14.7等まで暗くなった(5月3日、Chris Wyatt)。7月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   8 45.86   13 27.5   1.580   1.786    84   14.2  20:25 ( 69, 48)  
May  14   9  2.90   12 41.1   1.700   1.846    81   14.7  20:33 ( 72, 44)

* 小惑星ファエトン (3200)

5月15日に太陽に0.14天文単位まで接近するが、その頃は観測できない。日本からは、6月に16等で明け方の空に姿を現す。南半球では、ほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   4  4.33   16 44.7   1.143   0.339    16   14.4  20:25 (115, -6)  
May  14   3 45.18   16 25.6   0.898   0.149     5   16.3  20:33 (125,-17)

* フルス彗星 (C/2021 T2)

初夏に13.5等まで明るくなると期待されている。南半球では、明け方の空に現れてきた。今後は条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   2 27.57  -14  3.3   2.093   1.340    31   14.9   3:28 (264,-33)  
May  14   2 39.07  -16 38.0   1.967   1.305    36   14.6   3:19 (268,-32)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

現在は15.7等(5月1日、Thomas Lehmann)。長期に渡って15〜16等を保つ。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、春に超低空にしか見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  16 29.22  -48 23.0   4.351   5.191   142   14.8   1:33 (  0,  7)  
May  14  16 17.42  -49 13.8   4.327   5.206   147   14.8   0:54 (  0,  6)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

現在は15.1等(5月4日、佐藤裕久氏)。2023年2月に地球に0.29天文単位まで接近して、5等まで明るくなると期待されている。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、9月下旬から2023年2月初めまでは観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  20 12.03   14 54.6   3.349   3.590    95   15.2   3:28 (303, 59)  
May  14  20  9.12   16 53.1   3.179   3.516   101   15.0   3:19 (308, 64)

* ソニア彗星 (C/2020 J1)

2021年の春から夏にかけて、12.3等まで明るくなった(2021年6月15日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に14.9等まで暗くなった(5月2日、Michael Jager)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  12 33.41   31 15.4   4.225   4.826   121   15.1  21:32 (  0, 86)  
May  14  12 25.95   31 37.1   4.363   4.869   114   15.3  20:57 (  0, 87)

* チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P)

秋から冬にかけて、8.5等まで明るくなった(12月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。既に15.9等まで暗くなった(5月4日、Catalina Sky Survey)。長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   9 23.77   18 56.7   2.124   2.371    91   15.5  20:25 ( 67, 59)  
May  14   9 32.63   18  1.6   2.262   2.425    86   15.8  20:33 ( 72, 53)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

現在は16.5等(4月13日、ATLAS-HKO, Haleakala)。2022年の冬に、11.5等まで明るくなる。ゆっくりと明るくなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   4 48.16   20 28.3   3.415   2.558    27   15.9  20:25 (112,  5)  
May  14   5  0.50   20 52.3   3.414   2.517    23   15.8  20:33 (116,  0)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は15.9等(5月3日、Thomas Lehmann)。2021年から2022年にかけて、16等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  16  2.94   38 47.9   4.395   5.007   122   15.9   1:05 (180, 86)  
May  14  15 58.12   39 59.0   4.432   5.026   120   15.9   0:33 (180, 85)

* アトラス彗星 (C/2020 M5)

近日点を通過した後に明るくなって、2022年の初めに、13.4等まで明るくなった(1月7日、安部裕史氏)。現在は減光中。既に15.4等まで暗くなった(5月3日、Chris Wyatt)。夏には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  10 31.66    4 13.3   3.430   3.919   111   15.9  20:25 ( 25, 57)  
May  14  10 28.03    3 27.2   3.585   3.960   104   16.1  20:33 ( 40, 52)

* カタリナ彗星 (C/2021 U5)

近日点通過後も増光が続いて、15.2等まで明るくなった(2月16日、門田健一氏)。現在現在は減光中。既に17,5等まで暗くなった(5月1日、Catalina Sky Survey)。7月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  10 42.91    5 50.9   2.033   2.610   113   16.1  20:25 ( 21, 59)  
May  14  10 49.69    7  4.3   2.147   2.643   108   16.3  20:33 ( 34, 58)

* 楊-高彗星 (325P)

現在は18.4等(5月4日、F. Kugel, J.-G. Bosch)。春に16等で、条件良く観測できると期待されていた。だが実際は、予報より2〜3等も暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  20 46.53  -13  5.3   1.008   1.494    95   16.1   3:28 (319, 31)  
May  14  20 57.39  -10  4.9   0.986   1.518    98   16.2   3:19 (319, 35)

* ヘリン-ローレンス彗星 (152P)

現在は17.2等(5月4日、ATLAS South Africa)。春から夏にかけて、16等まで明るくなる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  19 54.75  -22 17.3   2.668   3.155   109   16.4   3:28 (336, 29)  
May  14  19 57.38  -22 30.8   2.587   3.163   115   16.4   3:19 (341, 30)

* アマラウ彗星 (C/2020 O2)

現在は16.8等(5月4日、佐藤裕久氏)。2021年に15等で観測された。現在は減光中。2022年は、しばらく16〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  18 44.19   20 42.9   4.770   5.239   112   16.6   3:28 (343, 75)  
May  14  18 41.74   22 12.1   4.731   5.259   116   16.6   3:16 (  0, 77)

* マスター彗星 (C/2020 F5)

2021年に14等まで明るくなった。現在は減光中。明け方の空に現れてきた。2022年は、16〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  23 58.78    3 45.5   6.116   5.450    45   16.6   3:28 (271,  8)  
May  14   0  1.98    4 41.2   6.068   5.483    50   16.6   3:19 (272, 11)

* パロマー彗星 (C/2020 T2)

2021年の初夏に9.5等まで明るくなった(6月27日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に17.7等まで暗くなった(5月3日、ATLAS Chile)。日本からは、6月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  22 56.38  -31  4.6   4.051   3.904    74   16.6   3:28 (307, -2)  
May  14  23  2.46  -31 21.6   4.017   3.963    79   16.7   3:19 (310,  0)

* ニート彗星 (246P)

2020年から2021年にかけて、14等まで明るくなった。現在はゆっくりと減光中。2022年は、16.5〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  23 58.74  -15 15.1   4.105   3.604    53   16.6   3:28 (286, -3)  
May  14   0  6.07  -14 48.5   4.044   3.622    58   16.6   3:19 (288, -1)

* アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1)

2021年の夏に、14.2等まで明るくなった(2021年7月18日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.2等まで暗くなった(1月27日、SONEAR Observatory, Oliveira)。南半球では、3月から4月にかけて超低空になったが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、7月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   1 36.42  -28 21.1   5.173   4.573    48   16.7   3:28 (286,-29)  
May  14   1 42.50  -27 38.3   5.162   4.610    52   16.7   3:19 (286,-26)

* リニア彗星 (402P/2020 Q3)

2003年から2004年にかけて16等で観測された新周期彗星の初回帰。現在は16.7等(4月22日、門田健一氏)。6月には観測できなくなるが、秋から冬にかけて、再び17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6 45.81   17 36.6   4.515   4.022    55   16.8  20:25 ( 94, 26)  
May  14   6 53.06   18  0.4   4.606   4.031    49   16.9  20:33 ( 98, 21)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は16.8等(5月1日、Catalina Sky Survey)。2024年まで、長期に渡って17〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  13 48.89    2 29.9   7.902   8.826   154   16.9  22:48 (  0, 57)  
May  14  13 44.46    2 55.8   7.953   8.825   147   16.9  22:16 (  0, 58)

* フェイ彗星 (4P)

秋に10.6等まで明るくなった(10月10日、宮崎修氏)。現在は減光中。既に16.4等まで暗くなった(5月5日、Catalina Sky Survey)。長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   7 48.51   14 43.2   2.903   2.734    70   17.0  20:25 ( 81, 38)  
May  14   7 58.40   14 32.2   3.030   2.777    65   17.1  20:33 ( 85, 32)

* コワル第１彗星 (99P)

現在は16.7等(4月21日、Michael Jager)。しばらく17等を保つ。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  13 15.28   -7 42.7   3.778   4.707   154   17.0  22:14 (  0, 47)  
May  14  13 12.73   -7 32.0   3.830   4.708   146   17.1  21:44 (  0, 47)

* ラインムート第２彗星 (44P)

明け方の空に現れてきた。夏から秋にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   0 20.11    6 30.5   2.800   2.115    39   17.1   3:28 (265,  5)  
May  14   0 33.96    8  9.6   2.758   2.118    42   17.1   3:19 (265,  7)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は16.5等(5月3日、V. Nevski)。ゆっくりと減光中。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  19 16.50   63  7.1   9.176   9.155    85   17.1   3:28 (192, 61)  
May  14  19 12.22   64  4.6   9.174   9.166    86   17.1   3:19 (186, 61)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は16.8等(4月29日、ATLAS South Africa)。2024年から2025年にかけて、13〜14等まで明るくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   7 19.84  -25 31.7   8.172   8.006    77   17.1  20:25 ( 53,  6)  
May  14   7 22.90  -25  8.6   8.205   7.969    73   17.1  20:33 ( 58,  1)

* 小島彗星 (70P)

現在は16.4等(4月28日、Thomas Lehmann)。今後は減光し、6月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  11 25.20   12 54.7   1.806   2.474   120   17.1  20:25 (  0, 68)  
May  14  11 28.32   12 18.3   1.907   2.504   114   17.3  20:33 ( 20, 66)

* パンスターズ彗星 (C/2020 PV6)

2021年に13.9等まで明るくなった(2021年8月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。既に17.6等まで暗くなった(5月3日、Thomas Lehmann)。6月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  11 46.40   41 35.2   2.852   3.297   107   17.2  20:45 (180, 84)  
May  14  11 33.95   39 58.4   3.002   3.347   101   17.4  20:33 (133, 83)

* シャイン-シャルダハ彗星 (61P)

今回帰はまだ観測されていない。明け方の空に現れてきた。秋に15等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  23 10.52   -3 42.7   2.836   2.472    58   17.3   3:28 (284, 13)  
May  14  23 21.91   -2 39.6   2.740   2.447    62   17.2   3:19 (284, 15)

* レモン彗星 (C/2020 F7)

現在は17.8等(4月22日、ATLAS Chile)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6 41.42  -41 29.5   5.602   5.485    78   17.2  20:25 ( 46,-10)  
May  14   6 42.99  -41 13.4   5.660   5.498    75   17.3  20:33 ( 50,-15)

* ニオワイズ彗星 (C/2022 F2)

現在は16.4等(4月15日、ATLAS Chile)。4月は16〜17等で観測できるが、急激に暗くなり、5月末には18等以下になる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6  3.46  -71 45.3   1.287   1.689    93   17.3  20:25 ( 21,-30)  
May  14   6 26.22  -64 59.7   1.386   1.723    90   17.6  20:33 ( 29,-29)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

現在は17.5等(4月25日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。冬に12.5等まで明るくなると期待されている。7月に17等で、いったん観測できなくなる。日本からは、10月に再び観測できるようになり、その後は条件良く観測できる。南半球では、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  10 33.27    1  8.5   3.298   3.810   113   17.4  20:25 ( 23, 54)  
May  14  10 30.33    2 43.5   3.350   3.745   105   17.4  20:33 ( 38, 51)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

現在は17.1等(4月17日、ATLAS South Africa)。2023年に14等まで明るくなる。南半球では、6月に一時的に超低空になるが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   6 17.02  -12 16.7   5.257   4.795    57   17.4  20:25 ( 73,  3)  
May  14   6 17.65  -11 40.0   5.293   4.751    52   17.4  20:33 ( 78, -3)

* ニート彗星 (169P)

現在は17.9等(4月26日、J. Drummond)。急激に増光して、6月から7月にかけて、12等まで明るくなる。6月まで明け方の空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  22 37.33    1 52.2   1.276   1.247    64   18.1   3:28 (285, 23)  
May  14  23 10.16    4 44.7   1.190   1.158    62   17.5   3:19 (280, 22)

* パンスターズ彗星 (C/2020 U5)

現在は17.2等(5月4日、佐藤裕久氏)。近日点の前から減光し始めている。長期に渡って16等を保つと予想されていたが、秋には18等以下になるだろう。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2023年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   0 20.52   77 21.1   4.094   3.757    63   17.5   3:28 (195, 34)  
May  14   0 19.27   78 15.4   4.098   3.759    63   17.5   3:19 (194, 35)

* パンスターズ彗星 (C/2021 C5)

現在は17.6等(5月3日、ATLAS Chile)。2023年に16等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、5月までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   9 35.65  -16 26.6   3.799   4.163   104   17.6  20:25 ( 32, 32)  
May  14   9 35.97  -16 31.8   3.853   4.124    98   17.6  20:33 ( 40, 28)

* スミス彗星 (C/2019 K7)

2021年の夏から秋にかけて、14.2等まで明るくなった(9月3日、C. S. Morris)。現在は17.4等(5月3日、Catalina Sky Survey)。ゆっくりと減光中。日本からは、条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  15 39.36   69 41.7   6.842   6.973    93   17.6   0:42 (180, 55)  
May  14  15 23.52   69 54.6   6.910   7.012    91   17.7  23:52 (180, 55)

* ハートレー第３彗星 (110P)

急激に増光して、冬に14.5等まで明るくなった(2月9日、高橋俊幸氏)。現在は急激に減光中。既に17.8等まで暗くなった(4月22日、門田健一氏)。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   8 31.57   10 41.2   2.696   2.735    81   17.6  20:25 ( 69, 44)  
May  14   8 39.74   10 10.2   2.800   2.753    76   17.8  20:33 ( 74, 38)

* アトラス彗星 (C/2020 P3)

現在は17.8等(4月28日、W. Hasubick)。2021年に長期に渡って17.5等を保った。今後はゆっくりと減光していく。日本からは、条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  11 38.71   66 59.4   7.204   7.256    88   17.7  20:38 (180, 58)  
May  14  11 35.73   65 56.2   7.279   7.272    85   17.7  20:33 (175, 59)

* ハートレー第１彗星 (100P)

現在は17.8等(4月25日、J.-G. Bosch)。春から夏にかけて、17等で観測できる。日本からは、夏には低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  11 11.87   27  0.3   1.575   2.148   110   17.8  20:25 ( 20, 81)  
May  14  11 13.08   24 38.8   1.623   2.130   105   17.7  20:33 ( 48, 75)

* パンスターズ彗星 (C/2017 Y2)

現在は17.1等(2月28日、佐藤英貴氏)。2020年から2021年にかけて、16等で観測された。現在は減光中。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  14 16.23  -42 21.1   5.372   6.288   153   17.8  23:15 (  0, 13)  
May  14  14  7.03  -42  5.2   5.416   6.323   151   17.9  22:38 (  0, 13)

* アトラス彗星 (C/2019 T3)

2020年から2021年にかけて、16等で観測された。現在は減光中。夏には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  22 26.73   15 23.2   7.040   6.661    64   17.8   3:28 (274, 33)  
May  14  22 27.12   15 22.7   6.959   6.683    70   17.8   3:19 (277, 37)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は18.1等(5月3日、ATLAS Chile)。2024年から2025年にかけて、12〜13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   9 55.55  -24 37.0   7.510   7.918   110   17.9  20:25 ( 23, 27)  
May  14   9 54.15  -23 46.2   7.560   7.873   104   17.9  20:33 ( 32, 24)

* アサシン彗星 (C/2018 N2)

現在は17.6等(5月3日、B. Vauquelin)。日本からは、ゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7  14  2.55   46 55.4   7.825   8.307   115   17.9  23:01 (180, 78)  
May  14  13 57.80   46 33.9   7.919   8.354   112   18.0  22:29 (180, 79)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

現在は16.7等(5月3日、ATLAS Chile)。非常に遠方の彗星。2021年から2026年にかけて、長期に渡って18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May   7   7 26.86  -63 46.8  10.586  10.733    95   17.9  20:25 ( 24,-19)  
May  14   7 27.50  -63 22.2  10.595  10.723    94   17.9  20:33 ( 27,-22)

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