今週の明るい彗星 (2022年4月2日：北半球版)

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 Updated on April 2, 2022
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パンスターズ彗星 (C/2021 O3)

2月に15.1等まで明るくなった(2月1日、門田健一氏)。4月に4.5等まで明るくなると期待されているが、現在は観測できない。日本からは、5月半ばに6等で姿を現し、その後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   1 12.27   -1  6.8   1.590   0.624     9    9.0  19:47 (100,-16)  
Apr.  9   1 43.87   -1  7.8   1.396   0.466    12    7.4  19:54 (101,-16)

* レモン-パンスターズ彗星 (C/2021 F1)

急激に増光した。現在は9.3等と、かなり明るい(3月24日、Michael Jager)。現在は観測できない。南半球では、5月下旬に明け方の空に現れて、その後は条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   0 54.14   26 52.0   1.849   0.999    22    9.3  19:47 (125, -2)  
Apr.  9   1 12.10   23 15.2   1.921   0.996    15    9.4  19:54 (125, -7)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

現在は9.9等(3月22日、Chris Wyatt)。今後は低くなる。日本からは、5月には観測できなくなる。南半球では、7月まで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   6 43.11   16 30.2   3.519   3.633    88   10.1  19:47 ( 59, 60)  
Apr.  9   6 47.20   15 34.5   3.636   3.647    82   10.2  19:54 ( 66, 54)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

現在は11.1等(3月16日、門田健一氏)。当初の予想より、増光が鈍い。2022年から2023年にかけて、長期に渡って7等で観測できると期待されている。日本からは、秋まで条件良く観測できる。だが、秋から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、今後は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  18 54.26   11 37.6   3.492   3.574    86   10.4   4:20 (305, 55)  
Apr.  9  18 55.12   11 43.0   3.330   3.510    91   10.2   4:09 (310, 58)

* コプフ彗星 (22P)

現在は12.4等(3月16日、Thomas Lehmann)。日本からは春まで超低空が続く。南半球では、6月まで11等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  21 38.61  -13 34.3   2.012   1.560    49   10.9   4:20 (293,  8)  
Apr.  9  21 58.67  -12  7.8   1.986   1.568    51   10.9   4:09 (291,  9)

* ボレリー彗星 (19P)

現在は10.2等と明るい(3月25日、宮崎修氏)。今後は減光していく。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   4 27.03   37  4.6   1.697   1.481    60   10.9  19:47 (111, 42)  
Apr.  9   4 52.98   39  5.8   1.768   1.521    59   11.3  19:54 (114, 41)

* 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P)

今回帰はまだ観測されていない。急激に増光して、5月には9等まで明るくなる。今回帰は条件が悪い。日本からは5月半ばから7月半ばまで、南半球では6月初めから8月初めまで、超低空にしか見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   0 18.30   -0  1.9   1.709   0.732     7   12.2   4:20 (259,-16)  
Apr.  9   0 56.52    4 13.0   1.646   0.652     4   11.0   4:09 (252,-17)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

現在は12.3等と明るい(3月22日、Chris Wyatt)。7月まで11〜12等を保つ。長期に渡って条件良く観測できる。日本からも、今後は高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  11 51.00  -21 14.3   3.332   4.280   159   11.5  23:08 (  0, 34)  
Apr.  9  11 48.59  -19 40.0   3.334   4.273   156   11.5  22:38 (  0, 35)

* テンペル第１彗星 (9P)

現在は13.4等(3月4日、Thomas Lehmann)。しばらく12〜13等を保つ。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、5月まで低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  20 20.30  -22 34.6   1.601   1.569    69   12.2   4:20 (313, 15)  
Apr.  9  20 40.22  -22 16.5   1.568   1.582    72   12.2   4:09 (312, 15)

* レナード彗星 (C/2021 A1)

12月中旬から下旬にかけて、3等まで明るくなった。現在は減光中。既に11.8等まで暗くなった(3月16日、Thomas Lehmann)。南半球では、条件良く観測できる。日本からも、まもなく再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  21  2.05  -35 32.7   1.935   1.775    65   12.4   4:20 (315,  0)  
Apr.  9  20 53.55  -36  1.9   1.889   1.878    73   12.6   4:09 (319,  3)

* ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3)

現在は11.3等(3月16日、Thomas Lehmann)。春から夏にかけて、11等まで明るくなる。南半球では、今後は長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、今後はほとんど観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  20 50.25  -26 36.2   2.209   1.995    64   12.7   4:20 (310,  8)  
Apr.  9  20 58.87  -29 37.6   2.047   1.957    70   12.5   4:09 (314,  7)

* アトラス彗星 (C/2020 Y2)

現在は14.1等(3月22日、Chris Wyatt)。春に13等まで明るくなると期待されていた。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、秋まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7  7.58  -62 11.9   2.942   3.219    96   13.4  19:47 ( 10, -9)  
Apr.  9   6 53.27  -59 26.3   2.970   3.204    94   13.4  19:54 ( 16, -8)

* ヴィルト第４彗星 (116P)

現在は13.1等(3月24日、津村光則氏)。初夏にかけて、13等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   9 24.84   18 57.5   1.589   2.318   125   13.6  20:42 (  0, 74)  
Apr.  9   9 26.25   18 32.9   1.643   2.303   119   13.6  20:16 (  0, 73)

* コワル第２彗星 (104P)

急激に増光して、冬に9.2等まで明るくなった(1月31日、Chris Wyatt)。現在は減光中。だが、まだ11.2等と明るい(3月22日、Chris Wyatt)。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7  1.47   15 39.2   1.055   1.490    92   13.7  19:47 ( 50, 63)  
Apr.  9   7 25.52   15 31.5   1.148   1.548    91   14.4  19:54 ( 54, 61)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は14.5等(3月23日、Thomas Lehmann)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2022年はずっと超低空だが、2023年には条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  16 12.34   40 57.3   4.327   4.823   114   13.9   3:32 (180, 84)  
Apr.  9  16  2.85   41 52.3   4.248   4.784   116   13.8   2:56 (180, 83)

* チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P)

秋から冬にかけて、8.5等まで明るくなった(12月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。既に13.3等まで暗くなった(3月22日、Chris Wyatt)。長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   8 44.04   23 15.2   1.468   2.099   115   13.9  20:02 (  0, 78)  
Apr.  9   8 51.08   22 25.8   1.593   2.154   110   14.2  19:54 ( 13, 77)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は14.3等以下と暗い(3月22日、Chris Wyatt)。南半球では4月まで、日本からは5月まで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   4 36.45   29  2.9   6.408   5.972    60   13.9  19:47 (100, 41)  
Apr.  9   4 41.10   29  2.7   6.505   5.974    54   13.9  19:54 (104, 35)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は13.9等(3月24日、Thomas Lehmann)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、2023年の夏まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  11 25.93   61  1.0   4.286   4.760   112   13.9  22:42 (180, 64)  
Apr.  9  11 10.47   61 24.5   4.305   4.703   107   13.9  21:59 (180, 64)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は15.8等(3月15日、Slooh.com Chile Observatory)。夏には13等まで明るくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  18 47.04  -26 37.0   2.886   3.077    91   14.1   4:20 (334, 23)  
Apr.  9  18 53.19  -26 50.4   2.786   3.072    96   14.0   4:09 (336, 24)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

現在は15.7等(2月2日、Thomas Lehmann)。夏に12.5等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、8月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  22 47.10  -54  1.7   3.711   3.387    63   14.1   4:20 (319,-26)  
Apr.  9  22 48.39  -54  5.6   3.594   3.354    68   14.0   4:09 (320,-24)

* アトラス彗星 (C/2021 P4)

現在は13.6等(3月21日、Thomas Lehmann)。夏に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、6月に11等になるまで、条件良く観測できるが、最盛期の後は観測できない。南半球では、10月まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   1 25.68   56 18.9   2.573   2.115    52   14.3  19:47 (145, 21)  
Apr.  9   1 50.75   57 18.3   2.516   2.033    50   14.1  19:54 (147, 20)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は15.1等(3月24日、Thomas Lehmann)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月まで条件良く観測できるが、その後は観測できない。南半球では、今後は条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  19  2.39   18 11.0   4.852   4.853    84   14.7   4:20 (294, 58)  
Apr.  9  19  2.79   18 23.9   4.714   4.806    89   14.5   4:09 (298, 61)

* ソニア彗星 (C/2020 J1)

春から夏にかけて、12.3等まで明るくなった(6月15日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に14.4等まで暗くなった(3月22日、Thomas Lehmann)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  13 21.29   26 22.5   3.740   4.616   147   14.6   0:42 (  0, 81)  
Apr.  9  13 10.96   27 47.6   3.803   4.657   144   14.7   0:05 (  0, 83)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

現在は15.8等(3月20日、ATLAS Chile)。長期に渡って15〜16等を保つ。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、春に超低空にしか見えない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  17 10.37  -42 37.6   4.691   5.124   110   15.0   4:20 (358, 12)  
Apr.  9  17  4.79  -43 52.7   4.599   5.136   117   14.9   3:58 (  0, 11)

* アトラス彗星 (C/2020 M5)

現在は14.6等(3月22日、Thomas Lehmann)。近日点を通過した後に明るくなった。長期に渡って14〜15等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  11  9.23    7 53.8   2.798   3.718   153   15.1  22:26 (  0, 63)  
Apr.  9  10 59.00    7 11.9   2.897   3.757   144   15.3  21:48 (  0, 62)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P)

現在は17.2等(3月29日、吉本勝己氏)。夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されている。南半球では条件良く観測できる。日本からは、8月から9月にかけては超低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   9 49.55   31 59.1   1.314   2.054   124   15.4  21:07 (  0, 87)  
Apr.  9   9 43.93   31 40.5   1.322   1.992   117   15.2  20:34 (  0, 87)

* カタリナ彗星 (C/2021 U5)

現在は15.3等(3月9日、門田健一氏)。近日点通過後も増光が続いている。しばらく15等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  10 20.09   -4 36.2   1.591   2.472   144   15.4  21:38 (  0, 50)  
Apr.  9  10 22.92   -1 56.3   1.658   2.496   138   15.5  21:13 (  0, 53)

* フェイ彗星 (4P)

秋に10.6等まで明るくなった(10月10日、宮崎修氏)。現在は減光中。既に13.8等まで暗くなった(3月22日、Thomas Lehmann)。長期に渡って条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7  2.23   14 33.5   2.254   2.517    93   15.7  19:47 ( 49, 62)  
Apr.  9   7 10.85   14 44.5   2.384   2.560    88   16.0  19:54 ( 58, 58)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は15.9等(3月6日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年から2022年にかけて、16等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  16 19.23   30 39.0   4.376   4.920   117   15.8   3:39 (  0, 86)  
Apr.  9  16 17.33   32 29.8   4.357   4.937   120   15.8   3:10 (  0, 87)

* フルス彗星 (C/2021 T2)

初夏に13.5等まで明るくなると期待されている。南半球では、5月に明け方の空に現れ、その後は条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   1 45.59   -5 14.4   2.520   1.603    18   16.1  19:47 ( 92,-12)  
Apr.  9   1 52.55   -6 39.2   2.465   1.541    17   15.8  19:54 ( 95,-18)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

現在は16.1等(3月21日、D. Buczynski)。2023年2月に地球に0.29天文単位まで接近して、5等まで明るくなると期待されている。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、9月下旬から2023年2月初めまでは観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  20 11.58    6 47.4   4.231   3.961    67   16.1   4:20 (291, 38)  
Apr.  9  20 13.21    8 11.3   4.057   3.889    73   15.9   4:09 (293, 42)

* パロマー彗星 (C/2020 T2)

2021年の初夏に9.5等まで明るくなった(6月27日、Marco Goiato)。現在は減光中。秋には12.7等まで暗くなった(11月22日、Thomas Lehmann)。南半球では、明け方の空に現れてきた。日本からは、6月に17等になるまで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  22 17.12  -30 47.4   4.172   3.610    49   16.0   4:20 (301, -9)  
Apr.  9  22 26.06  -30 42.8   4.157   3.669    54   16.1   4:09 (302, -8)

* 楊-高彗星 (325P)

現在は19.2等(2月28日、佐藤英貴氏)。春に16等で、条件良く観測できると期待されていた。だが実際は、予報より3等も暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  19 23.39  -26 55.3   1.148   1.432    83   16.1   4:20 (326, 19)  
Apr.  9  19 43.73  -24 28.7   1.115   1.437    85   16.1   4:09 (324, 21)

* パンスターズ彗星 (C/2020 PV6)

現在は16.4等(3月22日、Thomas Lehmann)。今後は減光していく。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  13 34.96   45 16.7   2.327   3.054   128   16.1   0:57 (180, 80)  
Apr.  9  13  8.22   45 32.9   2.393   3.101   127   16.3   0:03 (180, 80)

* 小島彗星 (70P)

現在は15.8等(3月24日、Thomas Lehmann)。眼視では14.8等と明るい(3月1日、Sandor Szabo)。今後は減光し、6月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  11 26.08   13 52.3   1.398   2.334   153   16.3  22:43 (  0, 69)  
Apr.  9  11 23.60   14  0.8   1.462   2.361   146   16.4  22:13 (  0, 69)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

現在は17.0等(3月22日、Thomas Lehmann)。2022年の冬に、11.5等まで明るくなる。ゆっくりと明るくなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   3 54.22   17 54.7   3.324   2.763    48   16.5  19:47 ( 94, 27)  
Apr.  9   4  3.90   18 28.4   3.355   2.722    43   16.4  19:54 ( 97, 23)

* リニア彗星 (402P/2020 Q3)

2003年から2004年にかけて16等で観測された新周期彗星の初回帰。現在は16.5等(3月4日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。6月には観測できなくなるが、秋から冬にかけて、再び17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   6 15.73   14 47.7   4.001   3.987    82   16.5  19:47 ( 65, 54)  
Apr.  9   6 20.75   15 28.1   4.109   3.993    76   16.6  19:54 ( 72, 49)

* アマラウ彗星 (C/2020 O2)

現在は16.2等(3月17日、D. Buczynski)。2021年に15等で観測された。現在は減光中。2022年は、しばらく16〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  18 46.37   12 54.1   5.076   5.145    88   16.6   4:20 (306, 57)  
Apr.  9  18 47.26   14 27.5   5.004   5.163    93   16.6   4:09 (310, 61)

* ニート彗星 (246P)

2020年から2021年にかけて、14等まで明るくなった。現在はゆっくりと減光中。2022年は、16.5〜17等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  23 17.27  -18 15.4   4.329   3.514    31   16.6   4:20 (283,-14)  
Apr.  9  23 26.13  -17 34.0   4.297   3.532    35   16.6   4:09 (283,-12)

* パンスターズ彗星 (C/2020 S4)

現在は16.9等(3月8日、Michael Jager)。2023年の初めに、14等まで明るくなる。5月にはいったん観測できなくなるが、8月には再び明け方の空に現れる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   4 43.12   10 56.8   4.843   4.420    59   16.7  19:47 ( 79, 34)  
Apr.  9   4 48.87   11 34.9   4.891   4.381    54   16.7  19:54 ( 85, 28)

* ヘリン-ローレンス彗星 (152P)

春から夏にかけて、16等まで明るくなる。日本からはやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  19 28.11  -21 54.3   3.110   3.124    81   16.8   4:20 (323, 23)  
Apr.  9  19 35.03  -21 54.6   3.020   3.129    86   16.7   4:09 (325, 24)

* ハートレー第３彗星 (110P)

急激に増光して、冬に14.5等まで明るくなった(2月9日、高橋俊幸氏)。現在は急激に減光中。既に16.3等まで暗くなった(3月22日、Thomas Lehmann)。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7 59.69   12 33.6   2.178   2.653   107   16.7  19:47 ( 18, 67)  
Apr.  9   8  4.54   12 16.2   2.278   2.669   101   16.9  19:54 ( 34, 64)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.0等(3月12日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2024年まで、長期に渡って17〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  14 11.94   -0  7.5   7.906   8.838   157   16.9   1:33 (  0, 55)  
Apr.  9  14  7.45    0 26.2   7.870   8.835   163   16.9   1:01 (  0, 55)

* レモン彗星 (C/2020 F7)

急激に増光して、秋に16.4等まで明るくなった(11月14日、F. Kugel, M. Audejean, J. Nicolas, J.-G. Bosch)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは超低空で、4月までしか見えない。最近は17.9等と、この予報より暗い(3月3日、J. Drummond)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   6 43.86  -43 56.9   5.281   5.431    93   17.0  19:47 ( 19,  7)  
Apr.  9   6 41.72  -43 21.0   5.347   5.441    90   17.0  19:54 ( 25,  5)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は16.9等(3月6日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと減光中。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  19 24.77   57 50.9   9.213   9.103    80   17.0   4:20 (215, 57)  
Apr.  9  19 24.68   58 55.5   9.203   9.113    81   17.0   4:09 (211, 58)

* コワル第１彗星 (99P)

現在は16.9等(3月12日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。春に17等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  13 31.93   -8 58.3   3.726   4.706   167   17.0   0:53 (  0, 46)  
Apr.  9  13 28.50   -8 42.7   3.708   4.706   175   17.0   0:22 (  0, 46)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は16.9等(3月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2024年から2025年にかけて、13〜14等まで明るくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7 10.19  -27 58.0   7.993   8.192    98   17.1  19:47 ( 19, 24)  
Apr.  9   7 11.29  -27 26.0   8.027   8.155    93   17.1  19:54 ( 27, 22)

* パンスターズ彗星 (C/2020 U5)

現在は17.1等(3月4日、A. Diepvens)。近日点の前から減光し始めている。長期に渡って16等を保つと予想されていたが、秋には18等以下になるだろう。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2023年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   0  3.35   74 58.1   3.977   3.763    70   17.3   4:20 (197, 30)  
Apr.  9   0  8.74   75  7.5   4.013   3.760    68   17.4   4:09 (197, 30)

* スミス彗星 (C/2019 K7)

2021年の夏から秋にかけて、14.2等まで明るくなった(9月3日、C. S. Morris)。現在は17.2等(3月7日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと減光中。日本からは、条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  16 43.69   65 44.7   6.578   6.781    97   17.4   4:03 (180, 59)  
Apr.  9  16 33.91   66 51.4   6.619   6.819    97   17.4   3:26 (180, 58)

* アトラス彗星 (C/2020 P3)

現在は17.5等(3月11日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年に長期に渡って17.5等を保った。今後はゆっくりと減光していく。日本からは、条件良く観測できる。南半球では観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  12 12.13   71  0.5   6.872   7.181   104   17.5  23:28 (180, 54)  
Apr.  9  12  3.07   70 25.4   6.930   7.195   101   17.5  22:52 (180, 55)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

現在は17.6等(3月14日、Catalina Sky Survey)。冬に12.5等まで明るくなると期待されている。7月に17等で、いったん観測できなくなる。日本からは、10月に再び観測できるようになり、その後は条件良く観測できる。南半球では、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  11  1.00   -8  6.2   3.208   4.131   154   17.7  22:18 (  0, 47)  
Apr.  9  10 54.01   -6 10.7   3.195   4.067   146   17.6  21:43 (  0, 49)

* タットル彗星 (8P)

急激に増光して、8.9等まで明るくなった(9月11日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に19等まで暗くなった(3月19日、WISE)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  17 58.21  -56 54.8   2.573   2.920   100   17.6   4:20 (352, -3)  
Apr.  9  17 53.94  -57 11.1   2.544   2.985   106   17.8   4:09 (355, -3)

* パンスターズ彗星 (C/2021 C5)

現在は17.4等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に16等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、5月までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   9 46.71  -16 25.8   3.600   4.364   135   17.7  21:04 (  0, 38)  
Apr.  9   9 42.85  -16 25.7   3.625   4.323   128   17.7  20:32 (  0, 38)

* パンスターズ彗星 (C/2017 Y2)

現在は17.1等(2月28日、佐藤英貴氏)。2020年から2021年にかけて、16等で観測された。現在は減光中。5月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  15  2.65  -41 54.4   5.406   6.116   131   17.7   2:24 (  0, 13)  
Apr.  9  14 54.03  -42 14.3   5.367   6.150   138   17.7   1:48 (  0, 13)

* 小惑星A/2021 X1 (A/2021 X1)

現在は17.2等(3月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に、15〜16等まで明るくなる。Cristovao Jacques氏は12月12日に、Luca Buzzi氏とAndrea Aletti氏は2月23日に、彗星活動を捉えた。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   6 22.01  -16 20.3   4.986   5.018    86   17.7  19:47 ( 36, 30)  
Apr.  9   6 19.70  -15 24.6   5.046   4.973    80   17.7  19:54 ( 45, 26)

* マクノート彗星 (254P)

現在は17.7等(3月8日、Michael Jager)。近日点を通過した後も、しばらく増光が続いた。しばらく17等で、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   4 50.62    0 11.9   4.538   4.159    61   17.7  19:47 ( 68, 28)  
Apr.  9   4 56.39    1  3.9   4.640   4.178    56   17.8  19:54 ( 74, 23)

* アサシン彗星 (C/2018 N2)

現在は17.8等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、ゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  14 28.72   47 11.0   7.483   8.073   123   17.7   1:49 (180, 78)  
Apr.  9  14 23.55   47 20.3   7.533   8.120   122   17.8   1:16 (180, 78)

* シャイン-シャルダハ彗星 (61P)

今回帰はまだ観測されていない。明け方の空に現れてきた。秋に15等まで明るくなり、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  22 12.09   -8 55.6   3.284   2.602    40   17.8   4:20 (284,  5)  
Apr.  9  22 23.94   -7 54.7   3.200   2.575    43   17.7   4:09 (284,  6)

* アトラス彗星 (C/2019 T3)

2020年から2021年にかけて、16等で観測された。現在は減光中。夏には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2  22 19.22   15 15.8   7.326   6.557    37   17.7   4:20 (263, 17)  
Apr.  9  22 21.36   15 17.2   7.288   6.577    41   17.8   4:09 (265, 20)

* トンボー-テナグラ彗星 (274P)

現在は17.8等(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは条件が良いが、南半球では低い。まもなく18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   6 12.78   32 55.6   2.404   2.454    80   17.8  19:47 ( 96, 62)  
Apr.  9   6 24.27   33  0.0   2.485   2.453    76   17.9  19:54 ( 98, 57)

* 小林彗星 (440P/2021 W2)

1997年に16.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.2等(3月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。当初の予報より暗く検出されたが、かなり急激に増光した。今後は減光して、4月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   8 37.74   17  1.1   1.418   2.056   115   17.9  19:56 (  0, 72)  
Apr.  9   8 44.68   15 41.5   1.482   2.059   110   18.0  19:54 ( 13, 70)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

現在は17.9等(2月18日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。非常に遠方の彗星。2021年から2026年にかけて、長期に渡って18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr.  2   7 34.04  -66 10.4  10.578  10.786    99   18.0  19:47 (  6,-12)  
Apr.  9   7 31.02  -65 41.0  10.574  10.775    98   17.9  19:54 ( 10,-12)

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