今週の明るい彗星 (2022年3月5日：北半球版)

English version Home page	Updated on March 5, 2022
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ボレリー彗星 (19P) 現在は10.1等と明るい(3月3日、宮崎修氏)。3月まで9〜10等の明るさを保つ。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 2 52.91 24 49.6 1.453 1.359 64 9.6 19:22 ( 91, 46) Mar. 12 3 14.82 28 29.0 1.508 1.383 63 9.9 19:28 ( 97, 45) パンスターズ彗星 (C/2017 K2) 現在は11.0等(2月26日、宮崎修氏)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、秋まで条件良く観測できる。だが、秋から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、今後は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 43.52 11 19.3 4.114 3.828 66 9.9 5:01 (290, 44) Mar. 12 18 47.10 11 22.0 3.965 3.764 71 9.7 4:51 (293, 47) アトラス彗星 (C/2019 L3) 現在は9.9等(3月3日、宮崎修氏)。日本からは、今後は低くなり、5月には観測できなくなる。南半球では、7月まで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 6 34.40 20 42.6 3.070 3.589 113 10.3 19:43 ( 0, 76) Mar. 12 6 35.26 19 34.1 3.177 3.598 107 10.4 19:28 ( 11, 74) コプフ彗星 (22P) 現在は12.0等(2月23日、Thomas Lehmann)。日本からは春まで超低空が続く。南半球では、6月まで11等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 20 12.73 -18 25.8 2.132 1.558 42 11.0 5:01 (299, 8) Mar. 12 20 34.92 -17 23.9 2.099 1.554 44 10.9 4:51 (298, 8) コワル第２彗星 (104P) 急激に増光した。現在もまだ10.9等と明るい(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 5 4.62 13 25.1 0.767 1.277 92 11.1 19:22 ( 39, 64) Mar. 12 5 37.03 14 28.8 0.824 1.327 93 11.7 19:28 ( 41, 64) レナード彗星 (C/2021 A1) 12月中旬から下旬にかけて、3等まで明るくなった。現在は減光中。既に11.0等まで暗くなった(2月23日、Martin Masek)。南半球では、明け方の空に現れてきた。日本からは、4月下旬に13等で、再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 21 21.42 -34 52.3 2.009 1.351 36 11.3 5:01 (303,-14) Mar. 12 21 18.06 -34 51.4 2.013 1.459 43 11.7 4:51 (305,-10) アトラス彗星 (C/2019 T4) 現在は12.0等と明るい(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。春に11.5等まで明るくなる。長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、春までやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 12 1.97 -26 28.8 3.474 4.317 144 11.6 1:13 ( 0, 28) Mar. 12 11 59.34 -25 22.8 3.417 4.307 150 11.6 0:43 ( 0, 29) パンスターズ彗星 (C/2021 O3) 2月に15.1等まで明るくなった(2月1日、門田健一氏)。現在は観測できない。4月に4.5等まで明るくなると期待されているが、最盛期は観測できない。日本からは、5月半ばに6等で姿を現し、その後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 23 48.78 -0 20.0 2.156 1.212 13 12.5 19:22 ( 93, -5) Mar. 12 0 5.48 -0 30.5 2.038 1.074 10 11.9 19:28 ( 96, -9) テンペル第１彗星 (9P) 現在は14.7等(2月3日、Giuseppe Pappa)。しばらく12〜13等を保つ。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、5月まで低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 54.27 -22 45.1 1.746 1.544 61 12.1 5:01 (316, 18) Mar. 12 19 16.49 -22 54.2 1.707 1.546 63 12.1 4:51 (315, 17) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 秋から冬にかけて、8.5等まで明るくなった(12月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。既に11.7等まで暗くなった(3月3日、宮崎修氏)。長期に渡って条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 8 24.57 26 19.5 1.022 1.878 137 12.3 21:33 ( 0, 81) Mar. 12 8 27.77 25 35.7 1.124 1.933 131 12.7 21:08 ( 0, 80) レモン-パンスターズ彗星 (C/2021 F1) 現在は12.4等と明るい(2月22日、吉田誠一)。春まで12等を保つ。日本からは、3月上旬までしか観測できない。南半球では、5月下旬まで観測できないが、その後は条件良く観測できる。Sandor Szabo氏は、3月1日に10.2等と、かなり明るく報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 23 1.44 42 14.7 1.524 1.142 48 12.5 5:01 (226, 12) Mar. 12 23 38.47 38 26.0 1.600 1.089 42 12.4 19:28 (130, 10) ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3) 現在は14.9等(11月28日、Thomas Lehmann)。春から夏にかけて、11等まで明るくなると期待されている。南半球では、今後は長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、今後はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 20 18.71 -18 20.5 2.817 2.175 41 13.6 5:01 (298, 7) Mar. 12 20 26.30 -20 0.0 2.675 2.126 47 13.4 4:51 (301, 8) アトラス彗星 (C/2020 Y2) 現在は16.1等(2月19日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。春に13等まで明るくなると期待されていた。だが、最近はこの予報より暗い。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 9 11.31 -70 12.4 2.951 3.292 101 13.5 22:14 ( 0,-15) Mar. 12 8 29.49 -69 5.4 2.928 3.272 101 13.5 21:06 ( 0,-14) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は12.7等(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。春にかけて、13等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 9 33.76 19 23.2 1.449 2.385 154 13.7 22:41 ( 0, 74) Mar. 12 9 29.53 19 28.2 1.470 2.367 147 13.7 22:09 ( 0, 74) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.7等と明るい(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。南半球では4月まで、日本からは5月まで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 4 21.88 29 14.2 5.976 5.963 84 13.7 19:22 ( 84, 66) Mar. 12 4 24.84 29 9.4 6.089 5.966 78 13.7 19:28 ( 89, 59) ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2) 現在は13.4等(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、2023年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 12 23.27 56 44.4 4.327 4.987 127 14.2 1:35 (180, 68) Mar. 12 12 10.63 58 10.9 4.297 4.930 124 14.1 0:55 (180, 67) ソニア彗星 (C/2020 J1) 春から夏にかけて、12.3等まで明るくなった(6月15日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に14.7等まで暗くなった(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 13 58.68 19 5.4 3.695 4.453 135 14.1 3:10 ( 0, 74) Mar. 12 13 50.38 21 4.0 3.676 4.493 141 14.1 2:34 ( 0, 76) パンスターズ彗星 (C/2019 U5) 現在は14.1等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2022年はずっと超低空だが、2023年には条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 16 36.64 36 45.7 4.733 4.980 98 14.3 5:01 (256, 80) Mar. 12 16 32.51 37 48.8 4.621 4.940 102 14.2 4:51 (239, 84) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は15.3等(2月23日、Thomas Lehmann)。夏には13等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 15.58 -25 49.4 3.287 3.102 70 14.4 5:01 (325, 20) Mar. 12 18 24.32 -26 1.3 3.188 3.095 75 14.4 4:51 (327, 21) アトラス彗星 (C/2020 R7) 現在は15.7等(2月2日、Thomas Lehmann)。夏に12.5等まで明るくなる。南半球では、2月には一時的に低くなったが、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 22 37.06 -55 17.2 4.092 3.526 49 14.5 5:01 (317,-34) Mar. 12 22 40.04 -54 45.9 4.011 3.490 52 14.4 4:51 (317,-32) フェイ彗星 (4P) 秋に10.6等まで明るくなった(10月10日、宮崎修氏)。現在は減光中。既に13.7等まで暗くなった(2月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 6 33.63 13 2.7 1.761 2.344 113 14.5 19:42 ( 0, 68) Mar. 12 6 39.68 13 32.2 1.879 2.387 108 14.8 19:28 ( 5, 68) アトラス彗星 (C/2021 P4) 現在は14.7等(2月23日、Thomas Lehmann)。夏に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、6月に11等になるまで、条件良く観測できるが、最盛期の後は観測できない。南半球では、10月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 0 8.68 52 39.4 2.769 2.441 60 15.1 19:22 (137, 27) Mar. 12 0 25.05 53 26.7 2.726 2.359 58 14.9 19:28 (139, 25) パンスターズ彗星 (C/2020 K1) 現在は15.2等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に11等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月まで条件良く観測できるが、その後は観測できない。南半球でも、明け方の空に現れてきた。今後は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 54.70 17 27.6 5.374 5.041 65 15.1 5:01 (281, 46) Mar. 12 18 57.41 17 36.0 5.250 4.994 69 15.0 4:51 (284, 49) レモン彗星 (C/2018 U1) 現在は15.8等(2月20日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。長期に渡って15〜16等を保つ。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、春に超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 17 20.89 -37 46.8 5.117 5.080 82 15.1 5:01 (342, 14) Mar. 12 17 19.83 -38 56.5 5.006 5.090 89 15.1 4:51 (346, 14) カタリナ彗星 (C/2021 U5) 現在は15.3等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点通過後も増光が続いている。しばらく15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 10 17.58 -16 31.8 1.465 2.400 154 15.2 23:25 ( 0, 39) Mar. 12 10 17.07 -13 33.4 1.474 2.414 155 15.2 22:57 ( 0, 42) アトラス彗星 (C/2020 M5) 現在は14.3等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点を通過した後に明るくなった。長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 11 59.28 10 16.3 2.601 3.568 165 15.2 1:11 ( 0, 65) Mar. 12 11 46.05 9 45.2 2.618 3.605 172 15.3 0:30 ( 0, 65) パロマー彗星 (C/2020 T2) 2021年の初夏に9.5等まで明るくなった(6月27日、Marco Goiato)。現在は減光中。秋には12.7等まで暗くなった(11月22日、Thomas Lehmann)。南半球では、明け方の空に現れてきた。日本からは、6月に17等になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 21 36.44 -31 32.0 4.176 3.377 32 15.4 5:01 (298,-15) Mar. 12 21 47.32 -31 17.8 4.184 3.435 36 15.6 4:51 (299,-13) パンスターズ彗星 (C/2020 PV6) 現在は16.2等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は減光していく。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 15 10.57 38 11.1 2.302 2.872 115 15.6 4:21 (180, 87) Mar. 12 14 50.67 40 38.2 2.275 2.916 121 15.7 3:34 (180, 85) 小島彗星 (70P) 現在は14.8等(3月1日、Sandor Szabo)。3月まで15等を保ち、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 11 43.07 11 32.8 1.253 2.233 168 15.8 0:54 ( 0, 66) Mar. 12 11 38.39 12 20.9 1.271 2.257 170 15.9 0:22 ( 0, 67) 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P) 今回帰はまだ観測されていない。急激に増光して、5月には9等まで明るくなる。今回帰は条件が悪い。日本からは5月半ばから7月半ばまで、南半球では6月初めから8月初めまで、超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 22 14.47 -12 52.0 2.055 1.114 13 16.8 5:01 (277,-12) Mar. 12 22 41.76 -10 18.1 1.958 1.016 13 15.8 4:51 (274,-13) ハートレー第３彗星 (110P) 急激に増光した。現在は15.8等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく条件良く観測できるが、今後は急激に減光して、5月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 7 51.29 13 26.2 1.818 2.595 132 16.0 20:59 ( 0, 68) Mar. 12 7 51.53 13 14.8 1.899 2.609 125 16.2 20:32 ( 0, 68) アトラス彗星 (C/2020 H6) 現在は15.8等(2月21日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年から2022年にかけて、16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 16 19.06 23 3.1 4.554 4.860 102 16.1 5:01 (331, 76) Mar. 12 16 20.23 24 55.7 4.495 4.874 106 16.1 4:51 (345, 80) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 現在は17.4等(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されている。南半球では条件良く観測できる。日本からは、8月から9月にかけては超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 10 26.41 30 21.7 1.359 2.294 154 16.3 23:33 ( 0, 85) Mar. 12 10 16.07 31 12.0 1.332 2.235 147 16.1 22:55 ( 0, 86) リニア彗星 (402P/2020 Q3) 2003年から2004年にかけて16等で観測された新周期彗星の初回帰。現在は16.3等(2月26日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。3月まで16等を保ち、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 6 2.35 11 35.2 3.573 3.965 106 16.2 19:22 ( 7, 66) Mar. 12 6 4.59 12 27.6 3.677 3.970 99 16.3 19:28 ( 26, 66) 楊-高彗星 (325P) 今回帰はまだ観測されていない。春に16等で、条件良く観測できると期待されていた。だが実際は、19.2等以下と暗い(1月22日、John Drummond)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 17 46.83 -33 35.3 1.312 1.457 77 16.5 5:01 (335, 16) Mar. 12 18 12.78 -32 28.1 1.266 1.445 78 16.4 4:51 (333, 16) アマラウ彗星 (C/2020 O2) 現在は16.3等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年に15等で観測された。現在は減光中。2022年は、しばらく17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 37.02 7 5.2 5.379 5.078 67 16.6 5:01 (296, 43) Mar. 12 18 40.15 8 27.8 5.303 5.094 72 16.6 4:51 (298, 46) フルス彗星 (P/2021 N2) 急激に増光した。現在は16.5等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。南半球では3月中旬、日本からも4月中旬には低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 2 48.44 13 0.9 4.260 3.854 59 16.7 19:22 ( 78, 39) Mar. 12 2 55.72 13 23.8 4.354 3.861 54 16.7 19:28 ( 83, 34) パンスターズ彗星 (C/2020 S4) 現在は17.1等(2月20日、C. Bell)。2023年の初めに、14等まで明るくなる。春まで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 4 25.56 8 17.0 4.611 4.581 82 16.7 19:22 ( 49, 54) Mar. 12 4 29.07 8 57.5 4.673 4.540 76 16.7 19:28 ( 59, 49) ヴィルト第２彗星 (81P) 現在は17.0等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年の冬に、11.5等まで明るくなる。ゆっくりと明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 3 21.91 15 39.6 3.143 2.922 68 16.9 19:22 ( 74, 47) Mar. 12 3 28.95 16 12.4 3.197 2.883 62 16.8 19:28 ( 80, 42) タットル彗星 (8P) 急激に増光して、8.9等まで明るくなった(9月11日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に18.5等まで暗くなった(2月11日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 17 52.93 -55 42.1 2.686 2.656 77 16.8 5:01 (343, -4) Mar. 12 17 57.38 -55 59.1 2.662 2.723 82 17.0 4:51 (345, -4) レモン彗星 (C/2020 F7) 現在は17.2等(1月18日、J. Drummond)。急激に増光した。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは超低空で、4月までしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 7 2.79 -46 18.4 5.044 5.395 105 16.8 20:10 ( 0, 9) Mar. 12 6 56.42 -45 46.5 5.097 5.403 102 16.9 19:36 ( 0, 9) スコッティ彗星 (430P/2021 Q2) 2011年に17等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は20.4等と、極端に暗い(2月4日、J.-G. Bosch, F. Kugel, A. Klotz, J. Nicolas)。10月には16.8等まで明るくなった(10月10日、門田健一氏)が、その後は減光している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 15 25.88 -14 53.6 1.171 1.787 111 16.9 4:36 ( 0, 40) Mar. 12 15 30.48 -15 20.9 1.139 1.819 116 16.9 4:13 ( 0, 40) パロマー彗星 (C/2019 O3) 現在は16.4等(2月21日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと減光中。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 19 19.28 53 45.7 9.256 9.065 75 16.9 5:01 (226, 49) Mar. 12 19 21.40 54 44.0 9.246 9.074 76 16.9 4:51 (224, 52) ヘリン-ローレンス彗星 (152P) 春から夏にかけて、16等まで明るくなる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 18 54.29 -21 58.5 3.455 3.107 61 17.0 5:01 (315, 18) Mar. 12 19 3.55 -21 57.7 3.373 3.111 66 17.0 4:51 (317, 20) アトラス彗星 (C/2020 F2) 現在は16.9(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2024年まで、長期に渡って17〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 14 27.25 -2 18.8 8.207 8.851 127 17.0 3:38 ( 0, 53) Mar. 12 14 23.92 -1 47.4 8.111 8.847 135 17.0 3:07 ( 0, 53) コワル第１彗星 (99P) 現在は16.5等(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。春に17等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 13 42.20 -9 42.1 3.935 4.708 136 17.1 2:53 ( 0, 45) Mar. 12 13 40.36 -9 35.1 3.865 4.708 144 17.1 2:24 ( 0, 45) パンスターズ彗星 (C/2020 U5) 現在は16.7等(2月17日、D. Buczynski)。近日点の前から減光し始めている。長期に渡って16等を保つと予想されていたが、秋には18等以下になるだろう。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2023年まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 23 36.30 76 14.7 3.783 3.786 82 17.1 19:22 (164, 32) Mar. 12 23 43.79 75 37.2 3.837 3.779 79 17.2 19:28 (164, 30) アトラス彗星 (C/2021 G2) 現在は16.8等(2月11日、ATLAS Chile, Rio Hurtado)。2024年から2025年にかけて、13〜14等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 7 10.33 -30 3.5 7.891 8.341 113 17.2 20:18 ( 0, 25) Mar. 12 7 9.62 -29 33.8 7.909 8.304 110 17.2 19:50 ( 0, 25) ハリントン-エーベル彗星 (52P) 秋から冬にかけて、16.4等まで明るくなった(10月6日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在は減光中。既に18.0等まで暗くなった(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 12 44.98 -12 50.8 1.341 2.244 147 17.3 1:56 ( 0, 42) Mar. 12 12 39.11 -13 2.6 1.338 2.280 155 17.4 1:23 ( 0, 42) ヘリン-ローマン-アルー第２彗星 (132P) 秋に13.1等まで明るくなった(10月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。だが、まだ16.2等と明るい(2月28日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。Sandor Szabo氏は、3月1日に眼視で15.0等と報告している。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 3 46.17 14 28.9 2.048 2.007 73 17.3 19:22 ( 68, 51) Mar. 12 4 1.26 15 26.4 2.149 2.042 70 17.6 19:28 ( 73, 48) マクノート彗星 (254P) 現在は17.5等(2月20日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。近日点を通過した後も、しばらく増光が続いた。しばらく17等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 4 31.83 -3 48.2 4.097 4.084 82 17.4 19:22 ( 37, 45) Mar. 12 4 35.78 -2 43.8 4.210 4.103 77 17.5 19:28 ( 46, 41) レモン彗星 (C/2019 T2) 現在は18.4等(1月9日、J. Drummond)。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、春に低空に見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 10 16.11 -48 19.7 3.500 4.144 124 17.5 23:22 ( 0, 7) Mar. 12 10 6.23 -46 17.9 3.520 4.194 127 17.6 22:45 ( 0, 9) トンボー-テナグラ彗星 (274P) 現在は17.8等(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。11月から3月にかけて、17等で観測できる。日本からは条件が良いが、南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 5 36.00 32 1.2 2.082 2.466 100 17.5 19:22 ( 72, 82) Mar. 12 5 43.58 32 19.5 2.161 2.461 95 17.6 19:28 ( 83, 77) アトラス彗星 (C/2021 Y1) 現在は17.5等(2月17日、J. L. Martin)。2023年の冬から夏にかけて、12等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年春まで条件良く観測できる。南半球では、夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 1 56.22 45 16.9 5.292 4.950 64 17.6 19:22 (123, 41) Mar. 12 2 2.76 44 35.6 5.322 4.891 59 17.5 19:28 (123, 36) アサシン彗星 (C/2018 N2) 現在は17.8等(3月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、ゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。南半球では超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 14 45.81 45 43.2 7.375 7.885 117 17.6 3:56 (180, 79) Mar. 12 14 42.26 46 11.3 7.388 7.932 120 17.6 3:25 (180, 79) パンスターズ彗星 (C/2020 U4) 現在は18.6等(2月6日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 2 37.17 26 53.8 5.756 5.360 61 17.6 19:22 ( 96, 43) Mar. 12 2 36.98 26 43.6 5.867 5.357 54 17.7 19:28 (100, 37) 小惑星A/2021 X1 (A/2021 X1) 現在は17.1等(2月18日、J.-G. Bosch, F. Kugel)。2023年に、15〜16等まで明るくなる。Cristovao Jacques氏は12月12日に、Luca Buzzi氏とAndrea Aletti氏は2月23日に、彗星活動を捉えた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 6 39.40 -20 15.8 4.771 5.201 110 17.6 19:47 ( 0, 35) Mar. 12 6 33.77 -19 17.1 4.817 5.155 104 17.7 19:28 ( 4, 36) 小惑星ファエトン (3200) 日本からは、4月に16等になるまで観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 2 16.51 18 22.6 1.794 1.453 54 17.8 19:22 ( 89, 35) Mar. 12 2 25.50 18 18.0 1.796 1.368 49 17.6 19:28 ( 92, 30) パンスターズ彗星 (C/2017 Y2) 現在は17.7等(2月19日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。2020年から2021年にかけて、16等で観測された。現在は減光中。春には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 15 29.08 -39 41.4 5.675 5.982 103 17.7 4:40 ( 0, 15) Mar. 12 15 23.82 -40 20.7 5.594 6.015 110 17.7 4:07 ( 0, 15) 小林彗星 (440P/2021 W2) 1997年に16.5等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.7等(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。当初の予報より暗く検出されたが、かなり急激に増光した。1月から3月にかけて条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 8 24.14 22 11.1 1.220 2.073 138 17.8 21:32 ( 0, 77) Mar. 12 8 25.17 20 55.6 1.259 2.065 132 17.8 21:06 ( 0, 76) ランキン彗星 (P/2020 V4) 現在は17.6等(2月20日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。まもなく18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 7 37.85 5 8.3 4.593 5.279 129 17.8 20:46 ( 0, 60) Mar. 12 7 37.45 5 29.3 4.683 5.286 122 17.8 20:18 ( 0, 60) ＺＴＦ彗星 (C/2021 D2) 現在は17.1等(2月23日、Thomas Lehmann)。冬に15.5等まで明るくなると期待されていた。だが、近日点通過の前に減光している。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球ではまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 6 15.26 78 28.5 2.626 2.961 99 17.8 19:26 (180, 47) Mar. 12 6 18.40 74 36.0 2.682 2.968 96 17.9 19:28 (177, 51) パンスターズ彗星 (C/2021 C5) 現在は17.4等(3月3日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2023年に16等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、5月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 10 7.91 -15 55.8 3.619 4.532 154 17.9 23:15 ( 0, 39) Mar. 12 10 2.03 -16 9.8 3.594 4.490 151 17.8 22:41 ( 0, 39) リニア彗星 (230P) 現在は18.5等(2月20日、Palomar Mountain--ZTF)。冬に16.5〜17等まで明るくなると期待されていた。前回2015年の回帰では、13等まで明るくなった。だが、今回帰は、完全に小惑星の光度変化をしている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 1 52.20 1 34.8 2.142 1.576 43 18.3 19:22 ( 77, 21) Mar. 12 2 10.79 3 59.9 2.169 1.571 41 18.3 19:28 ( 81, 20) 西村彗星 (C/2021 O1) 現在は18.7等(2月13日、Giuseppe Pappa)。7月末から8月初めにかけて、9〜10等で観測された。しばらく観測できなかったが、明け方の空に現れてきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 5 16 42.70 -29 34.6 3.024 3.198 90 19.5 5:01 (347, 24) Mar. 12 16 42.98 -30 15.4 2.996 3.281 97 19.6 4:51 (352, 24)