今週の明るい彗星 (2015年7月18日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 7月6日に太陽に0.3天文単位まで接近し、3.9等まで明るくなった(7月6日、Thomas Lehmann)。現在は5.2等(7月16日、Paul Camilleri)。南半球では、これから暗くなるまで、ずっと観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 9 16.35 13 23.4 1.184 0.462 22 6.0 20:55 (112, -8) July 25 9 58.15 2 15.7 1.197 0.610 30 7.1 20:48 (100,-11) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は9.0等と明るい(7月14日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて、5等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、まもなく見えなくなり、その後は、11月末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 41.42 -48 34.7 1.399 2.162 126 8.7 3:16 (353, 6) July 25 23 22.68 -55 39.4 1.266 2.070 129 8.3 3:15 ( 0, 0) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ9.5等と明るい(7月11日、Gabor Santa)。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 14 60.00 64 54.1 2.680 2.667 78 9.5 20:55 (161, 57) July 25 15 6.01 61 20.9 2.755 2.741 78 9.7 20:48 (154, 58) ジャック彗星 (C/2015 F4) 急激に増光した。現在は10.7等と、かなり明るい(7月14日、Juan Jose Gonzalez)。8月まで、11等の明るさを保つ。日本からは条件良く観測できるが、南半球では次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 20 7.19 17 2.4 0.755 1.674 141 10.9 0:28 ( 0, 72) July 25 19 51.86 23 46.0 0.771 1.659 136 10.9 23:39 ( 0, 79) マスター彗星 (C/2015 G2) 5月半ばに、6.0等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。6月下旬には9.0等まで暗くなった(6月21日、Marco Goiato)。現在は観測できない。南半球では、9月からは再び観測できるようになるが、13等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 8 18.53 12 2.0 2.260 1.283 11 11.4 20:55 (121,-20) July 25 8 22.63 13 5.4 2.380 1.378 6 11.8 20:48 (125,-22) ハウエル彗星 (88P) 現在は10.5等と明るい(7月12日、Gabor Santa)。今後は減光していく。冬に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 15.92 9 23.1 1.601 1.741 79 11.5 3:16 (287, 38) July 25 2 25.99 10 14.0 1.576 1.784 84 11.8 3:23 (291, 43) ボレリー彗星 (19P) 3月までに、12.8等まで明るくなった(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなったはずだが、観測できなかった。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 7 23.73 31 12.4 2.451 1.468 11 11.6 3:16 (224, -7) July 25 7 48.81 31 39.7 2.472 1.501 13 11.9 3:23 (225, -5) コプフ彗星 (22P) 現在は11.8等(7月10日、Gabor Santa)。秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 13 3.30 -1 29.4 1.717 1.842 80 12.0 20:55 ( 66, 28) July 25 13 14.09 -2 53.2 1.747 1.808 76 11.9 20:48 ( 66, 25) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は13.6等(7月18日、Alan Hale)。8月から10月にかけて、12等まで明るくなる。日本からは、7月からは次第に高くなり、その後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 4 43.38 21 22.1 1.831 1.284 42 13.2 3:16 (254, 15) July 25 5 11.43 22 35.5 1.807 1.265 42 13.0 3:23 (254, 17) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は12.9等(7月11日、Gabor Santa)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 19 15.95 -9 23.7 2.589 3.584 166 13.1 23:32 ( 0, 46) July 25 19 13.60 -9 48.1 2.621 3.601 162 13.2 23:02 ( 0, 45) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 7月11日にバーストを起こし、13.4等まで明るくなっている(John Drummond)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 17 21.95 -31 0.1 5.155 6.025 146 13.4 21:38 ( 0, 24) July 25 17 19.62 -30 48.4 5.218 6.023 139 13.4 21:08 ( 0, 24) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は15.1等(4月17日、Taras Prystavski)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。日本からは、明け方の空で次第に高くなり、冬まで非常に条件良く観測できる。南半球では、8月半ばから観測できるようになるが、冬までずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 5 30.25 34 42.8 4.615 3.802 32 14.6 3:16 (237, 13) July 25 5 33.77 35 0.3 4.471 3.731 38 14.5 3:23 (240, 19) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.1等で、眼視でも見えている(7月10日、Jakub Cerny)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 21 28.50 -0 53.9 4.492 5.382 148 14.6 1:48 ( 0, 54) July 25 21 26.64 -1 9.0 4.427 5.361 154 14.5 1:19 ( 0, 54) テンペル第２彗星 (10P) 現在は16.7等(7月10日、J. Gonzalez)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 14 5.88 0 29.3 1.482 1.857 94 14.9 20:55 ( 54, 40) July 25 14 12.38 -1 7.9 1.510 1.816 89 14.6 20:48 ( 56, 37) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光し、13.8等まで明るくなった(5月11日、Sandor Szabo)。日本からは、既に観測できない。南半球でも、8月初めには見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 10 17.78 1 44.4 4.129 3.435 41 14.7 20:55 ( 94, -3) July 25 10 26.65 0 49.3 4.190 3.438 37 14.7 20:48 ( 95, -6) ダレスト彗星 (6P) 現在は13.6等(6月27日、Chris Wyatt)。明け方の空で次第に高くなってくる。だが、急激に減光し、8月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 4 15.03 5 18.0 2.436 2.010 53 14.8 3:16 (272, 12) July 25 4 27.52 5 14.7 2.425 2.059 57 15.3 3:23 (275, 16) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は16.5等(7月10日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 3 14.78 8 42.4 4.501 4.201 66 15.0 3:16 (278, 26) July 25 3 13.89 9 20.7 4.376 4.196 73 14.9 3:23 (283, 33) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 現在は15.3等と明るい(7月17日、S. Shurpakov)。秋から来年の春にかけて、13等まで明るくなり、日本からは、非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 17.04 42 23.8 2.843 2.682 70 15.3 3:16 (244, 51) July 25 2 24.20 45 33.8 2.718 2.635 74 15.1 3:23 (239, 56) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は14.8等(6月24日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 19.93 28 15.6 4.209 4.036 73 15.2 3:16 (264, 47) July 25 2 21.93 29 50.8 4.124 4.053 78 15.2 3:23 (266, 54) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中。既に15.9等まで暗くなった(6月3日、K. Hills)。南半球では、暗くなるまで条件良く観測できる。日本からも、冬まで観測できるが、やや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 0 40.94 -21 21.9 3.893 4.381 112 15.2 3:16 (332, 29) July 25 0 35.40 -22 18.6 3.860 4.452 119 15.2 3:23 (343, 31) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は14.6等で、眼視でも見えている(7月12日、Jakub Cerny)。夏に14〜15等で、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 0 15.72 4 26.1 1.191 1.805 109 15.2 3:16 (325, 55) July 25 0 22.45 5 2.4 1.153 1.825 114 15.2 3:23 (336, 58) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.0等(6月27日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 5.88 -34 5.8 1.780 2.596 134 15.5 3:16 (358, 21) July 25 23 6.74 -34 35.7 1.718 2.576 139 15.3 2:59 ( 0, 21) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って13等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球ではずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 5 23.49 42 32.3 4.362 3.600 36 15.5 3:16 (231, 19) July 25 5 31.96 43 54.0 4.250 3.555 41 15.4 3:23 (232, 23) マックホルツ第２彗星 (141P) 眼視では14.6等と明るく報告されている(7月11日、Jakub Cerny)。だが、CCDでは16.9等とかなり暗い(7月18日、Klotz, F. Kugel, C. Rinner, J. Nicolas)。急激に増光し、夏から秋にかけて、11等まで明るくなると期待されていたが、15等止まりかもしれない。日本からは、明け方の空で条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 40.10 35 3.1 0.688 0.986 67 16.1 3:16 (253, 45) July 25 3 40.32 36 46.1 0.704 0.920 61 15.8 3:23 (249, 41) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は16.0等(5月26日、井狩康一氏)。秋まで15〜16等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 18 0.75 -23 48.1 7.082 8.016 155 15.8 22:17 ( 0, 31) July 25 17 56.11 -24 7.9 7.172 8.047 147 15.9 21:45 ( 0, 31) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に15.5等まで暗くなった(5月11日、Sandor Szabo)。南半球でも、8月上旬には観測できなくなる。だが、冬から来年の春にかけて、再び16等で条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 10 57.50 -3 48.0 10.392 9.812 52 15.9 20:55 ( 84, 2) July 25 10 58.43 -3 50.9 10.521 9.850 46 16.0 20:48 ( 87, -2) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 2016年まで、長期に渡って15〜16等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 4 45.62 47 26.9 5.893 5.222 44 16.0 3:16 (229, 27) July 25 4 52.14 48 33.9 5.816 5.216 49 16.0 3:23 (230, 32) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。現在は16.7等(6月3日、Taras Prystavski)。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 1 34.81 2 8.1 3.572 3.750 92 16.1 3:16 (303, 41) July 25 1 37.67 2 17.8 3.487 3.765 98 16.1 3:23 (311, 46) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は16.7等(7月18日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。秋に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 1 31.31 7 50.5 1.928 2.193 90 16.2 3:16 (298, 46) July 25 1 41.46 8 25.8 1.842 2.180 94 16.1 3:23 (304, 50) ラインムート第２彗星 (44P) 2014年には16.4等まで明るくなった(11月14日、J. F. Hernandez)。現在は17.5等(6月28日、B. Lutkenhoner, M. Kumrucu-Lohmiller, P. Cox)。2015年には、夏から秋にかけて、再び16等で条件良く観測できるはずだが、最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 3 5.72 22 53.4 2.538 2.294 64 16.2 3:16 (265, 35) July 25 3 17.23 23 44.8 2.485 2.314 68 16.2 3:23 (267, 40) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は16.8等(6月21日、J. Nicolas, C. Rinner, F. Kugel, A. Klotz)。春から夏にかけて地球に接近し、急激に増光する。16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 5.67 -4 37.0 0.713 1.215 87 16.4 3:16 (302, 31) July 25 2 28.50 -4 51.3 0.726 1.233 88 16.5 3:23 (305, 33) マクノート彗星 (320P/2015 HC10) 現在は19等(6月13日、WISE)。急激に増光し、8月には15等まで明るくなると期待されている。南半球では条件が良いが、日本からは8月まではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 12 40.16 -9 45.4 0.429 1.019 78 16.8 20:55 ( 63, 18) July 25 12 58.82 -10 10.9 0.389 0.996 75 16.4 20:48 ( 63, 18) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は16.4等(6月12日、織部隆明氏)。減光中だが、晩秋にかけて、17等で条件良く観測できる。B核とC核は、既に20等以下(6月12日、織部隆明氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 40.85 10 43.6 5.542 6.033 114 16.8 3:16 (335, 64) July 25 23 37.61 10 7.1 5.481 6.079 121 16.8 3:23 (356, 65) リニア彗星 (221P) 現在は16.7等(6月12日、津村光則氏)。5月から7月にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 16 29.27 -6 38.9 0.924 1.759 130 16.8 20:55 ( 3, 48) July 25 16 35.18 -6 37.7 0.970 1.763 125 16.9 20:48 ( 9, 48) 楊-高彗星 (325P/2015 J4) 2009年に12等まで明るくなった新周期彗星の、初回帰。現在は18.3等(6月10日、佐藤英貴氏)。この予報より1等ほど暗い。今回帰は17〜18等止まり。南半球では条件良く観測できる。日本からは、6月以降はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 11 51.40 -9 26.4 1.518 1.464 67 16.9 20:55 ( 71, 9) July 25 12 12.37 -10 16.2 1.535 1.450 65 16.9 20:48 ( 71, 9) リニア彗星 (218P) 5月には13.9等まで明るくなった(5月14日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に16.1等まで暗くなった(7月11日、J. Aledo)。まもなく18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 21 33.50 -8 33.9 0.587 1.557 151 16.9 1:53 ( 0, 47) July 25 21 26.42 -9 34.3 0.616 1.609 159 17.2 1:19 ( 0, 46) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は16.2等(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 16 37.72 -24 2.9 2.413 3.226 136 17.0 20:55 ( 0, 31) July 25 16 37.26 -23 39.8 2.491 3.234 129 17.1 20:48 ( 6, 31) マスター彗星 (C/2015 K1) 現在は16.5等(6月3日、Taras Prystavski)。今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。2014年には14等で、南半球で条件良く見えていたはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 0 52.47 0 10.4 3.465 3.819 102 17.0 3:16 (316, 46) July 25 0 52.60 0 39.8 3.415 3.869 109 17.0 3:23 (327, 51) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は16.9等(7月9日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel)。8月下旬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 35.61 -9 34.9 2.121 2.227 82 17.1 3:16 (300, 22) July 25 2 42.45 -9 56.3 2.094 2.280 87 17.3 3:23 (306, 26) カタリナ彗星 (C/2014 AA52) 冬に15.3等まで明るくなった(1月17日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に17.8等まで暗くなった(6月3日、Taras Prystavski)。しばらく良い条件で観測できるが、9月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 55.74 -15 11.5 1.930 2.603 121 17.2 3:16 (342, 38) July 25 23 39.13 -14 42.7 1.873 2.655 131 17.2 3:23 (357, 40) スワン彗星 (C/2015 C2) 3月には9.2等まで明るくなった(3月9日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に17.6等まで暗くなった(7月9日、A. Diepvens)。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 14 15.20 83 41.3 2.542 2.389 69 17.3 20:55 (175, 40) July 25 14 32.36 79 41.7 2.612 2.480 71 17.5 20:48 (171, 43) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 6月には15.3等まで明るくなった(6月21日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(7月4日、K. Hills)。8月には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 16 4.02 -23 22.9 1.880 2.637 128 17.4 20:55 ( 9, 31) July 25 16 5.67 -23 26.8 1.961 2.648 122 17.5 20:48 ( 14, 30) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.7等(5月10日、A. Maury, J.-F. Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。現在は近日点にいる。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 29.43 -2 24.4 5.218 5.832 122 17.5 3:16 (347, 52) July 25 23 29.01 -2 29.4 5.133 5.834 129 17.4 3:21 ( 0, 53) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.4等(6月14日、A. Diepvens)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 22 19.28 54 51.9 4.150 4.397 97 17.5 2:39 (180, 70) July 25 22 16.96 55 3.8 4.123 4.426 100 17.5 2:09 (180, 70) ポローニア彗星 (C/2015 F2) 地球に接近し、4月から5月にかけて、12.0等まで明るくなった(4月24日、Taras Prystavski)。現在は急激に減光中。既に17.9等まで暗くなった(7月1日、W. Hasubick)。7月下旬には18等以下になる。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 21 58.74 35 14.7 0.991 1.698 115 17.6 2:18 (180, 90) July 25 21 50.98 36 38.3 1.034 1.768 119 18.0 1:43 (180, 88) ジャコビニ彗星 (205P) 現在は17.0等(6月20日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されていたが、予報より暗い。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 3 3.11 13 40.9 1.774 1.676 67 17.6 3:16 (275, 31) July 25 3 19.08 13 40.8 1.748 1.706 70 17.7 3:23 (278, 35) マクノート彗星 (220P) 現在は17.2等(6月13日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏に17.5等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 2 1.04 8 31.9 1.338 1.589 83 17.7 3:16 (291, 40) July 25 2 16.73 9 5.2 1.305 1.605 86 17.7 3:23 (295, 44) リニア彗星 (230P) 現在は18等(7月16日、WISE)。急激に増光し、秋に14.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 1 49.74 -4 48.5 1.628 1.937 91 17.9 3:16 (305, 33) July 25 2 4.49 -4 33.6 1.530 1.895 94 17.7 3:23 (310, 37) パロマー彗星 (C/2012 LP26) 遠方の彗星。現在は16.7等(7月17日、J. Jahn)。夏から秋にかけて、18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 19 55.03 -2 41.8 5.568 6.539 161 17.9 0:15 ( 0, 52) July 25 19 52.95 -3 2.4 5.562 6.538 162 17.9 23:41 ( 0, 52) レモン-パンスターズ彗星 (C/2014 W5) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って16等の明るさを保つ。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 3 25.05 -1 0.2 3.626 3.374 67 18.1 3:16 (284, 18) July 25 3 25.67 -2 18.5 3.457 3.329 74 17.9 3:23 (291, 24) ハリントン彗星 (51P) 予報通り、6月に15.9等まで増光した(6月23日、門田健一氏)。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できると期待されていた。だが、7月になって、彗星が崩壊した様子が、Jean-Gabriel Bosch氏によって捉えられた。現在は18.7等と、極めて暗い(7月13日、Jean-Gabriel Bosch)。5月には、分裂核のD核も21.9等で観測された(5月30日、Pan-STARRS 1)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 1 5.20 -1 5.3 1.217 1.718 100 18.3 3:16 (313, 43) July 25 1 18.82 -0 9.5 1.161 1.709 103 18.2 3:23 (319, 47) アラン彗星 (50P) 現在は18.9等(7月13日、A. Maury, J.-G. Bosch, T. Noel, J.-F. Soulier)。急激に増光し、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できると期待されていたが、予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) July 18 23 37.08 -15 13.1 1.871 2.595 125 19.0 3:16 (348, 39) July 25 23 37.45 -14 53.1 1.769 2.559 131 18.8 3:23 (358, 40)