今週の明るい彗星 (2013年10月19日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

エンケ彗星 (2P) 予報どおり、急激に増光した。現在は7.9等と、かなり明るい(10月16日、Juan Jose Gonzalez)。11月21日に近日点を通過し、7等まで明るくなる。日本からは、11月半ばまで明け方の空で条件良く観測できるが、今後は急激に低くなる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 10 38.15 31 7.5 0.480 0.854 58 8.2 3:44 (236, -7) Oct. 26 11 49.39 19 12.0 0.522 0.729 45 7.9 3:33 (253,-10) ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) 明るい新彗星。現在は8.7等(10月16日、Juan Jose Gonzalez)。11月から12月にかけて、地球に0.4天文単位、太陽に0.8天文単位まで接近し、5等級の明るさになると期待されている。日本からは、2014年秋に暗くなるまで、ずっと非常に良い条件で観測できる。南半球では、11月中旬から2月初めにかけては観測できなくなるが、11月中旬に6等になるまでは、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 7 16.04 2 3.2 0.922 1.415 94 8.8 3:44 (218, 46) Oct. 26 7 38.48 6 2.2 0.761 1.322 96 8.1 3:33 (217, 42) リニア彗星 (C/2012 X1) 予報では14等のはずだったが、バーストを起こし、8.5等とたいへん明るくなっている(10月20日、佐藤英貴氏)。2014年の春に、条件良く観測できる。日本からは、明け方の空で、次第に高くなっていく。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 12 59.54 25 6.4 3.019 2.289 36 8.5 3:44 (259,-31) Oct. 26 13 17.05 23 57.5 2.928 2.229 37 8.3 3:33 (261,-30) アイソン彗星 (C/2012 S1) 現在は9.7等(10月16日、宇都宮章吾氏)。11月28日に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されている。11月から1月にかけて肉眼彗星となり、最大で金星級か、それ以上の明るさになる可能性がある。だが、最近は、当初の予報より2〜3等ほど暗い。実際には、明け方の空で見える姿は、3等級止まりかもしれない。日本からは非常に条件が良く、最盛期も、その前後も、ほぼずっと観測できる。南半球では条件が悪く、最盛期の後半はまったく見えず、それ以外の時期も低空になってしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 10 20.74 12 43.4 1.611 1.291 53 9.9 3:44 (249, 7) Oct. 26 10 45.56 9 45.7 1.402 1.137 53 9.2 3:33 (252, 7) リニア彗星 (C/2012 V2) 予想以上に明るくなった。現在は8.9等と、かなり明るい(10月12日、Michael Mattiazzo)。南半球では、今後は、2014年夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 10 45.63 -42 42.5 2.179 1.706 49 9.9 3:44 (303, 31) Oct. 26 11 9.12 -46 28.9 2.229 1.758 49 10.2 3:33 (308, 31) ブルーイントン彗星 (154P) 急激に増光した。現在は10.8等と、かなり明るい(10月11日、吉田誠一)。秋から冬にかけて、10等の明るさを保つ。日本からは、暗くなるまで非常に条件良く観測できる。南半球では、2013年中は条件良く観測できるが、2014年には見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 21 58.43 -2 40.5 0.941 1.716 124 11.6 20:06 (180, 57) Oct. 26 22 0.53 -0 46.3 0.970 1.691 118 11.3 19:55 (174, 55) ボリソフ彗星 (C/2013 N4) 現在は10.8等(10月12日、吉田誠一)。秋まで11〜13等を保つが、ずっと明け方の超低空。南半球では、11月になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 11 31.12 -3 13.2 2.256 1.499 31 12.5 3:44 (272, 2) Oct. 26 11 44.38 -6 49.6 2.280 1.561 34 12.7 3:33 (275, 5) レモン彗星 (C/2012 F6) 3月24日に太陽に0.73天文単位まで近づき、4.7等まで明るくなった(3月11日、Michael Mattiazzo)。現在は減光中だが、まだ11.7等と明るい(10月13日、吉田誠一)。日本からは、今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 18 43.13 54 28.0 3.122 3.288 90 12.6 19:46 (156, -7) Oct. 26 18 46.96 53 8.7 3.236 3.371 89 12.8 19:55 (151, -9) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は12.4等(10月3日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 19 15.97 14 54.3 5.948 5.997 88 13.5 19:46 (140, 30) Oct. 26 19 15.73 13 41.5 6.061 6.006 82 13.6 19:55 (131, 26) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は14.0等で、眼視でも見えている(9月6日、Sandor Szabo)。2014年秋に、5〜6等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月下旬には一時的に観測できなくなるが、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 15 42.47 12 18.4 4.994 4.262 38 13.8 19:46 (101, -6) Oct. 26 15 45.13 11 47.8 4.963 4.191 35 13.7 19:55 ( 96,-13) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 0 22.37 -17 59.7 2.217 3.099 146 13.7 22:29 (180, 73) Oct. 26 0 17.77 -17 47.3 2.278 3.109 140 13.9 21:57 (180, 73) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在も13.7等と明るい(7月24日、Taras Prystavski)。現在は観測できない。だが、日本からは11月下旬には、南半球でも12月中旬には、再び14等で観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 13 21.65 -12 7.0 7.557 6.564 3 13.9 3:44 (296,-14) Oct. 26 13 23.28 -12 23.8 7.574 6.595 9 13.9 3:33 (294,-11) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は13.4等で、眼視でも見えている(10月12日、吉田誠一)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 11 4.81 63 58.8 3.548 3.499 79 14.0 3:44 (210,-28) Oct. 26 11 17.58 66 16.7 3.446 3.488 84 14.0 3:33 (207,-28) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は観測できない。12月下旬には、再び明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 14 30.78 -23 24.6 7.122 6.189 19 14.2 19:46 ( 61, 1) Oct. 26 14 36.32 -23 47.8 7.147 6.188 14 14.2 19:55 ( 57, -4) イェーガー彗星 (290P/2013 N1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。発見時は10等級まで明るくなった。現在は14.6等(10月13日、吉田誠一)。日本からは、秋から春にかけて、非常に条件良く観測できる。当初の予報より暗いが、12等級になりそう。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 6 34.12 41 32.8 2.045 2.534 107 14.7 3:44 (192, 12) Oct. 26 6 41.09 41 39.1 1.939 2.502 113 14.4 3:33 (190, 12) リニア彗星 (C/2012 L2) 2013年の春に、9〜10等の明るさに達した。現在は減光中。既に14.6等まで暗くなった(8月28日、佐藤英貴氏)。南半球では、低空ながらも、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 12 21.37 -57 1.7 3.155 2.616 49 14.7 3:44 (325, 23) Oct. 26 12 44.76 -58 28.7 3.240 2.684 48 14.9 3:33 (327, 23) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は14.3等(7月8日、Chris Wyatt)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは、すでに観測できない。南半球でも、まもなく観測できなくなるが、2014年2月には、再び明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 15 46.78 -21 12.9 3.935 3.154 33 15.0 19:46 ( 73, 14) Oct. 26 15 57.36 -21 53.5 3.976 3.146 29 15.0 19:55 ( 70, 9) ウィルタネン彗星 (46P) 今回帰は条件が悪く、ほとんど観測できない。日本からは、ようやく明け方の空に現れてきたが、まだ超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 12 10.04 7 21.4 2.477 1.656 27 15.1 3:44 (269,-12) Oct. 26 12 25.78 5 55.4 2.504 1.716 29 15.6 3:33 (270,-11) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。2014年に再び戻ってくる。通常であれば、14等止まりだろう。だが実際には、予報より明るい。すでに、15.2等まで明るくなっている(9月22日、J. F. Hernandez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 18 11.15 -32 50.9 2.594 2.390 67 15.3 19:46 ( 78, 48) Oct. 26 18 23.73 -31 57.2 2.646 2.364 62 15.2 19:55 ( 77, 43) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は15.7等(10月11日、門田健一氏)。2013年いっぱいは15等を保ち、条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 3 54.64 -25 52.7 6.518 7.207 130 15.3 2:06 (180, 81) Oct. 26 3 50.37 -25 53.8 6.518 7.238 133 15.3 1:34 (180, 81) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 現在は15.7等(10月8日、K. Hills)。2014年の夏から秋にかけて、7.5等に達し、南半球では非常に条件良く観測できると期待されている。日本からは条件が悪い。2014年10月には、火星に大接近する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 5 23.08 -30 28.5 4.219 4.684 111 15.5 3:34 (180, 85) Oct. 26 5 16.78 -32 2.9 4.101 4.618 115 15.4 3:00 (180, 87) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 3月10日に近日点を通過し、0〜1等の明るさに達した。現在は減光中。既に14.5等まで暗くなった(10月3日、Catalina Sky Survey)。日本からは、11〜12月にはいったん低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 15 51.28 29 46.5 4.304 3.766 51 15.5 19:46 (117,-14) Oct. 26 15 58.10 28 49.1 4.414 3.849 49 15.8 19:55 (112,-19) マクノート彗星 (P/2013 J2) 急激に増光した。現在は14.3等で、眼視でも見えている(10月11日、吉田誠一)。秋にかけて、非常に条件良く観測できる。一部の眼視観測者は、8月には12等台と、かなり明るく報告していた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 21 24.34 4 57.2 1.567 2.215 117 15.7 19:46 (175, 50) Oct. 26 21 30.85 5 9.2 1.648 2.232 112 15.8 19:55 (164, 49) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年には12等まで明るくなった。現在も14.8等と明るい(9月18日、Y. Sugiyama)。今後は減光しつつ低くなり、12月には17等で見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 19 41.88 -34 29.5 3.106 3.192 85 15.7 19:46 ( 83, 66) Oct. 26 19 49.31 -34 2.3 3.215 3.207 80 15.8 19:55 ( 81, 60) パンスターズ彗星 (C/2012 S3) 7月に14.5等まで明るくなった(7月16日、M. Brusa, L. Sempio)。現在は減光中。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 17 51.97 -42 15.0 2.627 2.373 64 15.9 19:46 ( 63, 46) Oct. 26 17 53.45 -43 30.1 2.757 2.393 58 16.0 19:55 ( 59, 40) 小惑星ファエトン (3200) 10月7日に太陽に0.14天文単位まで接近した。日本からは、10月下旬から12月中旬にかけて、夕空で16等で条件良く観測できる。南半球では、11月から12月にかけて、低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 15 9.29 -5 48.0 0.783 0.421 23 15.9 19:46 ( 82, -2) Oct. 26 16 19.75 -1 42.7 0.678 0.596 35 16.1 19:55 ( 90, 3) ギクラス彗星 (84P) 現在は16.8等(10月1日、Taras Prystavski)。近日点を通過して、4ヶ月も後に最大光度となる。秋から冬にかけて15.5等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 6 31.85 16 20.8 1.451 1.995 107 16.1 3:44 (198, 37) Oct. 26 6 37.17 16 20.9 1.406 2.019 113 16.0 3:33 (194, 37) フェイ彗星 (4P) 2014年の春に12等に達するが、今回は条件が悪く、最盛期は低空にしか見えない。現在は16.4等(10月9日、J. L. Martin)。冬に15〜16等になるまでは、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 19 25.33 -13 14.7 2.510 2.626 85 16.3 19:46 (118, 53) Oct. 26 19 32.02 -13 25.3 2.561 2.584 80 16.2 19:55 (110, 48) 岩本彗星 (C/2013 E2) ゆっくりと減光中。現在もまだ14.4等と明るい(10月3日、Sandor Szabo)。12月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 0 46.98 -2 28.1 2.259 3.224 162 16.4 22:54 (180, 57) Oct. 26 0 43.15 -3 17.6 2.366 3.294 155 16.5 22:23 (180, 58) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は17.2等(10月9日、C. Bell)。2013年夏から2015年初めにかけて、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 2 0.44 16 39.5 2.163 3.151 170 16.7 0:12 (180, 38) Oct. 26 1 55.96 16 6.8 2.148 3.141 176 16.6 23:35 (180, 39) カタリナ彗星 (257P/2012 F4) 現在は16.4等(10月14日、Catalina Sky Survey)。夏から秋にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 0 12.70 10 11.3 1.408 2.368 159 16.7 22:20 (180, 45) Oct. 26 0 11.32 8 29.7 1.463 2.390 152 16.9 21:51 (180, 47) ハリントン-エーベル彗星 (52P) 現在は18.0等(10月3日、Catalina Sky Survey)。急激に増光し、冬には15等で、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 4 42.18 37 56.1 1.411 2.185 129 17.0 2:53 (180, 17) Oct. 26 4 44.05 38 53.2 1.326 2.150 135 16.8 2:27 (180, 16) リニア彗星 (C/2012 A2) 2012年には、15〜16等で観測された。現在はゆっくりと減光中だが、まだ15.6等を保っている(10月13日、Catalina Sky Survey)。年末には18等以下になる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 0 49.47 26 0.6 3.744 4.696 160 16.8 22:56 (180, 29) Oct. 26 0 41.51 24 8.6 3.800 4.735 157 16.9 22:21 (180, 31) パンスターズ彗星 (P/2013 O2) 現在は18.7等(9月27日、井狩康一氏)。秋から冬にかけて条件良く観測できる。16.5等に達すると期待されているが、最近は予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 3 17.59 13 11.8 1.251 2.193 154 17.1 1:29 (180, 42) Oct. 26 3 15.39 11 52.1 1.216 2.182 161 17.0 0:59 (180, 43) ニート彗星 (291P/2013 N2) 現在は17.6等(10月11日、A. Smolin)。秋から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 3 7.46 20 51.3 1.684 2.622 155 17.1 1:19 (180, 34) Oct. 26 3 4.14 20 23.0 1.648 2.615 162 17.1 0:48 (180, 35) 高見沢彗星 (98P) 異常な速度で急激に増光し、夏には15等に達した。現在もまだ16.2等と明るい(9月29日、門田健一氏)。既に近日点を通過しているが、もうしばらく16等を保ちそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 18 46.81 -26 15.4 1.812 1.827 74 17.1 19:46 ( 92, 53) Oct. 26 19 6.05 -26 17.7 1.897 1.855 72 17.4 19:55 ( 89, 49) ロヴァシュ第２彗星 (184P) 予報より暗かったが、次第に増光してきた。近日点を通過した後に最大光度になる傾向があるようだ。現在は17.0等(10月7日、D. Buczynski)。12月まで、17〜18等で観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 5 17.80 25 13.7 0.878 1.664 125 17.2 3:29 (180, 30) Oct. 26 5 17.54 25 9.5 0.871 1.705 132 17.2 3:01 (180, 30) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 2012年の秋から冬にかけて、12〜13等に達した。現在は減光中。だが、まだ15.9等と明るい(10月9日、門田健一氏)。2013年末に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 6 13.48 5 7.4 3.875 4.331 110 17.3 3:44 (195, 49) Oct. 26 6 13.27 4 10.0 3.828 4.374 117 17.3 3:33 (189, 50) リー彗星 (292P/2013 O1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は17.6等(10月4日、K. Hills)。当初の予報より2等ほど暗い。2013年の秋から2014年の初めにかけて、15.5等で条件良く観測できると期待されていたが、実際には17等止まりだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 1 58.02 -26 26.1 1.812 2.677 143 17.3 0:09 (180, 81) Oct. 26 1 53.06 -26 14.6 1.808 2.658 141 17.3 23:32 (180, 81) パンスターズ彗星 (C/2012 S4) 現在は17.1等(10月12日、高橋俊幸氏)。2012年には18等で観測された。2013年には17等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 23 2.69 -6 53.1 3.651 4.447 138 17.3 21:10 (180, 62) Oct. 26 22 56.82 -8 31.8 3.759 4.459 129 17.4 20:37 (180, 64) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年秋に9.0等まで明るくなった(11月4日、Juan Jose Gonzalez)。だが、近日点通過の頃に、予想外に急減光した。現在は、当初の予報より4〜5等級も暗い。既に17.4等まで暗くなった(10月1日、K. Hills)。南半球では、今後は、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 3 29.06 -53 56.8 3.289 3.774 111 17.4 1:40 ( 0, 71) Oct. 26 3 19.64 -53 47.4 3.355 3.837 111 17.6 1:03 ( 0, 71) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 現在は17.7等(7月20日、A. Novichonok, T. Prystavski)。近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2013年は、夏から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 3 3.08 27 8.8 12.953 13.848 152 17.5 1:14 (180, 28) Oct. 26 3 1.13 27 11.3 12.883 13.819 159 17.5 0:45 (180, 28) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.4等(9月28日、井狩康一氏)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 18 34.55 24 13.2 6.872 6.781 80 17.5 19:46 (137, 16) Oct. 26 18 34.68 23 57.6 6.940 6.767 75 17.5 19:55 (130, 11) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は17.4等(9月25日、Catalina Sky Survey)。当初の予報より明るい。2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 0 29.48 -7 53.9 2.584 3.516 155 17.6 22:37 (180, 63) Oct. 26 0 24.70 -8 5.2 2.593 3.479 148 17.5 22:04 (180, 63) ハグ-ベル彗星 (178P) 現在は17.8等(10月11日、門田健一氏)。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 7 9.82 16 33.3 1.670 2.070 98 17.8 3:44 (208, 34) Oct. 26 7 17.03 16 41.1 1.615 2.091 103 17.7 3:33 (205, 34) マクノート彗星 (C/2012 C1) 現在は17.7等(10月3日、K. Hills)。2012年から2013年にかけて、長期に渡って17等を保ち、南半球では条件良く観測できる。日本からはまったく見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 20 46.45 -68 50.6 5.186 5.231 87 17.8 19:46 ( 8, 56) Oct. 26 20 41.96 -67 7.8 5.287 5.251 82 17.8 19:55 ( 16, 55) シューメーカー第１彗星 (102P) 現在は17.6等(10月13日、Catalina Sky Survey)。夏から秋にかけて、17等に達し、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 23 29.18 29 57.7 1.113 2.009 144 17.8 21:36 (180, 25) Oct. 26 23 24.03 30 18.2 1.160 2.021 139 17.9 21:04 (180, 25) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は18.1等(10月8日、K. Hills)。南半球では、ゆっくりと減光していく様子を、条件良く観測できる。日本からは、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 5 44.63 -45 50.3 5.016 5.300 101 17.9 3:44 (350, 79) Oct. 26 5 40.40 -46 10.0 5.016 5.339 103 17.9 3:23 ( 0, 79) カタリナ彗星 (C/2013 G5) 9月には、太陽に0.9天文単位、地球に0.4天文単位まで接近し、11〜12等まで明るくなると期待されていた。だが、7月12日のMichael Jager氏の観測では、極端に拡散しており、すでに核が崩壊していたと思われる。その後は観測されていない。南半球では、今後はずっと観測条件が良い。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 19 21 54.83 -71 18.5 0.724 1.242 91 21.1 20:08 ( 0, 54) Oct. 26 23 1.78 -68 56.6 0.823 1.321 92 21.7 20:46 ( 0, 56)