今週の明るい彗星 (2013年10月12日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

エンケ彗星 (2P) 急激に増光中。すでに9.3等まで明るくなっている(10月7日、Juan Jose Gonzalez)。11月21日に近日点を通過し、7等まで明るくなる。日本からは、明け方の空で急激に明るくなっていく様子を、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 9 7.89 40 2.0 0.492 0.974 72 8.7 3:54 (220, -2) Oct. 19 10 38.15 31 7.5 0.480 0.854 58 8.2 3:44 (236, -7) ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) 明るい新彗星。現在は9.8等(10月9日、Chris Wyatt)。11月から12月にかけて、地球に0.4天文単位、太陽に0.8天文単位まで接近し、5等級の明るさになると期待されている。日本からは、2014年秋に暗くなるまで、ずっと非常に良い条件で観測できる。南半球では、11月中旬から2月初めにかけては観測できなくなるが、11月中旬に6等になるまでは、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 6 58.50 -0 39.5 1.089 1.509 92 9.5 3:54 (220, 48) Oct. 19 7 16.04 2 3.2 0.922 1.415 94 8.8 3:44 (218, 46) リニア彗星 (C/2012 V2) 予想以上に明るくなった。現在は9.2等と、かなり明るい(9月28日、Chris Wyatt)。秋にかけて、8〜9等の明るさを保つ。南半球では、今後は、2014年夏に暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 10 23.00 -38 35.6 2.138 1.658 48 9.6 3:54 (298, 30) Oct. 19 10 45.63 -42 42.5 2.179 1.706 49 9.9 3:44 (303, 31) アイソン彗星 (C/2012 S1) 現在は10.1等(10月9日、Chris Wyatt)。11月28日に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されている。11月から1月にかけて肉眼彗星となり、最大で金星級か、それ以上の明るさになる可能性がある。だが、最近は、当初の予報より2〜3等ほど暗い。実際には、明け方の空で見える姿は、3等級止まりかもしれない。日本からは非常に条件が良く、最盛期も、その前後も、ほぼずっと観測できる。南半球では条件が悪く、最盛期の後半はまったく見えず、それ以外の時期も低空になってしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 10 0.53 14 58.6 1.823 1.436 51 10.5 3:54 (247, 6) Oct. 19 10 20.74 12 43.4 1.611 1.291 53 9.9 3:44 (249, 7) ブルーイントン彗星 (154P) 急激に増光した。現在は11.4等と、かなり明るい(10月3日、Sandor Szabo)。秋から冬にかけて、10等の明るさを保つ。日本からは、暗くなるまで非常に条件良く観測できる。南半球では、2013年中は条件良く観測できるが、2014年には見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 21 58.54 -4 32.5 0.918 1.744 131 11.9 20:34 (180, 59) Oct. 19 21 58.43 -2 40.5 0.941 1.716 124 11.6 20:06 (180, 57) ボリソフ彗星 (C/2013 N4) 現在は11.7等(9月18日、門田健一氏)。秋まで11〜13等を保つが、ずっと明け方の超低空。南半球では、11月になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 11 17.13 0 30.4 2.231 1.441 28 12.3 3:54 (270, 0) Oct. 19 11 31.12 -3 13.2 2.256 1.499 31 12.5 3:44 (272, 2) レモン彗星 (C/2012 F6) 3月24日に太陽に0.73天文単位まで近づき、4.7等まで明るくなった(3月11日、Michael Mattiazzo)。現在は減光中だが、まだ12.0等と明るい(10月1日、Jakub Cerny)。日本からは、今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 18 40.56 55 57.4 3.009 3.205 92 12.4 19:39 (161, -6) Oct. 19 18 43.13 54 28.0 3.122 3.288 90 12.6 19:46 (156, -7) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は12.4等(10月3日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 19 16.81 16 11.5 5.836 5.988 93 13.5 19:39 (149, 33) Oct. 19 19 15.97 14 54.3 5.948 5.997 88 13.5 19:46 (140, 30) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 0 27.69 -18 2.1 2.168 3.089 152 13.6 23:02 (180, 73) Oct. 19 0 22.37 -17 59.7 2.217 3.099 146 13.7 22:29 (180, 73) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は14.0等で、眼視でも見えている(9月6日、Sandor Szabo)。2014年秋に、5〜6等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月下旬には一時的に観測できなくなるが、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 15 40.18 12 52.0 5.015 4.334 42 13.9 19:39 (106, 0) Oct. 19 15 42.47 12 18.4 4.994 4.262 38 13.8 19:46 (101, -6) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在も13.7等と明るい(7月24日、Taras Prystavski)。現在は観測できない。だが、日本からは11月下旬には、南半球でも12月中旬には、再び14等で観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 13 19.99 -11 50.3 7.526 6.533 5 13.9 19:39 ( 65,-13) Oct. 19 13 21.65 -12 7.0 7.557 6.564 3 13.9 3:44 (296,-14) リニア彗星 (C/2012 X1) 2014年の春に11等に達し、条件良く観測できると期待されている。日本からは、8月から9月は超低空だが、10月からは明け方の空で、次第に高くなっていく。南半球では、2014年2月まで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 12 42.58 26 12.3 3.110 2.351 34 14.2 3:54 (258,-31) Oct. 19 12 59.54 25 6.4 3.019 2.289 36 14.0 3:44 (259,-31) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は14.4等(10月4日、Sandor Szabo)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 10 53.37 61 55.5 3.653 3.511 74 14.1 3:54 (212,-28) Oct. 19 11 4.81 63 58.8 3.548 3.499 79 14.0 3:44 (210,-28) 小惑星ファエトン (3200) 10月7日に太陽に0.14天文単位まで接近した。現在は観測できない。日本からは、10月下旬から12月中旬にかけて、夕空で16等で条件良く観測できる。南半球では、11月から12月にかけて、低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 13 59.67 -8 56.4 0.973 0.219 12 14.1 19:39 ( 74, -7) Oct. 19 15 9.29 -5 48.0 0.783 0.421 23 15.9 19:46 ( 82, -2) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は観測できない。12月下旬には、再び明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 14 25.34 -23 2.1 7.087 6.190 24 14.2 19:39 ( 66, 6) Oct. 19 14 30.78 -23 24.6 7.122 6.189 19 14.2 19:46 ( 61, 1) リニア彗星 (C/2012 L2) 2013年の春に、9〜10等の明るさに達した。現在は減光中。既に14.6等まで暗くなった(8月28日、佐藤英貴氏)。南半球では、低空ながらも、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 11 58.08 -55 23.8 3.070 2.547 50 14.5 3:54 (323, 23) Oct. 19 12 21.37 -57 1.7 3.155 2.616 49 14.7 3:44 (325, 23) イェーガー彗星 (290P/2013 N1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。発見時は10等級まで明るくなった。現在は15.0等(9月5日、Michael Jager)。日本からは、秋から春にかけて、非常に条件良く観測できる。当初の予報より暗いが、12等級になりそう。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 6 26.02 41 24.4 2.154 2.567 102 14.9 3:54 (193, 12) Oct. 19 6 34.12 41 32.8 2.045 2.534 107 14.7 3:44 (192, 12) ウィルタネン彗星 (46P) 今回帰は条件が悪く、ほとんど観測できない。日本からは、ようやく明け方の空に現れてきたが、まだ超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 11 53.45 8 51.8 2.447 1.596 24 14.7 3:54 (268,-13) Oct. 19 12 10.04 7 21.4 2.477 1.656 27 15.1 3:44 (269,-12) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は14.3等(7月8日、Chris Wyatt)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは、すでに観測できない。南半球では、10月下旬まで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 15 36.55 -20 30.7 3.888 3.163 38 15.0 19:39 ( 77, 18) Oct. 19 15 46.78 -21 12.9 3.935 3.154 33 15.0 19:46 ( 73, 14) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は15.5等(8月25日、門田健一氏)。2013年いっぱいは15等を保ち、条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 3 58.59 -25 47.2 6.529 7.176 127 15.3 2:37 (180, 81) Oct. 19 3 54.64 -25 52.7 6.518 7.207 130 15.3 2:06 (180, 81) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 3月10日に近日点を通過し、0〜1等の明るさに達した。現在は減光中。既に13.2等まで暗くなった(9月6日、Sandor Szabo)。日本からは、11〜12月にはいったん低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 15 44.44 30 52.2 4.189 3.681 53 15.3 19:39 (121,-10) Oct. 19 15 51.28 29 46.5 4.304 3.766 51 15.5 19:46 (117,-14) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。2014年に再び戻ってくる。通常であれば、14等止まりだろう。だが実際には、予報より明るい。すでに、15.2等まで明るくなっている(9月22日、J. F. Hernandez)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 17 59.13 -33 43.0 2.539 2.415 71 15.4 19:39 ( 79, 53) Oct. 19 18 11.15 -32 50.9 2.594 2.390 67 15.3 19:46 ( 78, 48) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 現在は16.4等(9月28日、J. F. Hernandez)。2014年の夏から秋にかけて、7.5等に達し、南半球では非常に条件良く観測できると期待されている。日本からは条件が悪い。2014年10月には、火星に大接近する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 5 28.12 -28 53.7 4.346 4.749 107 15.7 3:54 (203, 83) Oct. 19 5 23.08 -30 28.5 4.219 4.684 111 15.5 3:34 (180, 85) マクノート彗星 (P/2013 J2) 急激に増光した。現在は14.5等で、眼視でも見えている(9月14日、Todd Augustyniak)。秋にかけて、非常に条件良く観測できる。一部の眼視観測者は、8月には12等台と、かなり明るく報告していた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 21 18.93 4 47.8 1.492 2.199 122 15.5 19:55 (180, 50) Oct. 19 21 24.34 4 57.2 1.567 2.215 117 15.7 19:46 (175, 50) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年には12等まで明るくなった。現在も14.8等と明るい(9月18日、Y. Sugiyama)。秋まで13〜14等の明るさを保つ。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 19 35.11 -34 54.4 2.997 3.178 91 15.6 19:39 ( 84, 72) Oct. 19 19 41.88 -34 29.5 3.106 3.192 85 15.7 19:46 ( 83, 66) パンスターズ彗星 (C/2012 S3) 7月に14.5等まで明るくなった(7月16日、M. Brusa, L. Sempio)。現在は減光中。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは、10月には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 17 51.86 -40 54.9 2.489 2.356 70 15.7 19:39 ( 66, 52) Oct. 19 17 51.97 -42 15.0 2.627 2.373 64 15.9 19:46 ( 63, 46) ギクラス彗星 (84P) 現在は16.8等(10月1日、Taras Prystavski)。近日点を通過して、4ヶ月も後に最大光度となる。秋から冬にかけて15.5等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 6 24.94 16 22.5 1.498 1.972 102 16.2 3:54 (201, 36) Oct. 19 6 31.85 16 20.8 1.451 1.995 107 16.1 3:44 (198, 37) 岩本彗星 (C/2013 E2) ゆっくりと減光中。現在もまだ14.4等と明るい(10月3日、Sandor Szabo)。12月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 0 51.45 -1 29.2 2.165 3.153 170 16.2 23:26 (180, 57) Oct. 19 0 46.98 -2 28.1 2.259 3.224 162 16.4 22:54 (180, 57) フェイ彗星 (4P) 2014年の春に12等に達するが、今回は条件が悪く、最盛期は低空にしか見えない。現在は15.7等(8月26日、J. Aledo)。冬に15〜16等になるまでは、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 19 19.66 -13 0.1 2.458 2.669 90 16.4 19:39 (127, 58) Oct. 19 19 25.33 -13 14.7 2.510 2.626 85 16.3 19:46 (118, 53) カタリナ彗星 (257P/2012 F4) 現在は16.9等(9月4日、D. buczynski)。夏から秋にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 0 14.99 12 0.3 1.365 2.346 165 16.6 22:50 (180, 43) Oct. 19 0 12.70 10 11.3 1.408 2.368 159 16.7 22:20 (180, 45) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は17.6等(9月30日、D. Buczynski)。2013年夏から2015年初めにかけて、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 2 4.68 17 8.6 2.192 3.161 163 16.7 0:44 (180, 38) Oct. 19 2 0.44 16 39.5 2.163 3.151 170 16.7 0:12 (180, 38) リニア彗星 (C/2012 A2) 2012年には、15〜16等で観測された。現在はゆっくりと減光中だが、まだ15.6等を保っている(9月16日、Catalina Sky Survey)。年末には18等以下になる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 0 58.08 27 49.9 3.710 4.657 159 16.8 23:32 (180, 27) Oct. 19 0 49.47 26 0.6 3.744 4.696 160 16.8 22:56 (180, 29) 高見沢彗星 (98P) 異常な速度で急激に増光し、夏には15等に達した。現在もまだ16.2等と明るい(9月29日、門田健一氏)。既に近日点を通過しているが、もうしばらく16等を保ちそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 18 27.49 -26 1.2 1.730 1.801 77 16.9 19:39 ( 94, 56) Oct. 19 18 46.81 -26 15.4 1.812 1.827 74 17.1 19:46 ( 92, 53) ハリントン-エーベル彗星 (52P) 現在は18.0等(10月3日、Catalina Sky Survey)。急激に増光し、冬には15等で、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 4 38.77 36 57.1 1.502 2.220 123 17.3 3:17 (180, 18) Oct. 19 4 42.18 37 56.1 1.411 2.185 129 17.0 2:53 (180, 17) パンスターズ彗星 (P/2013 O2) 現在は18.7等(9月27日、井狩康一氏)。秋から冬にかけて条件良く観測できる。16.5等に達すると期待されているが、最近は予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 3 18.65 14 25.1 1.297 2.205 147 17.2 1:57 (180, 40) Oct. 19 3 17.59 13 11.8 1.251 2.193 154 17.1 1:29 (180, 42) ニート彗星 (291P/2013 N2) 現在は17.8等(9月1日、Catalina Sky Survey)。秋から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 3 9.88 21 13.7 1.732 2.630 147 17.2 1:49 (180, 34) Oct. 19 3 7.46 20 51.3 1.684 2.622 155 17.1 1:19 (180, 34) ロヴァシュ第２彗星 (184P) 予報より暗かったが、次第に増光してきた。近日点を通過した後に最大光度になる傾向があるようだ。現在は17.0等(10月7日、D. Buczynski)。12月まで、17〜18等で観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 5 15.42 25 14.1 0.890 1.625 118 17.3 3:54 (180, 30) Oct. 19 5 17.80 25 13.7 0.878 1.664 125 17.2 3:29 (180, 30) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 2012年の秋から冬にかけて、12〜13等に達した。現在は減光中。既に16.3等まで暗くなった(9月14日、P. C. Sherrod, L. P. Sherrod)。2013年末に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 6 12.90 6 5.1 3.927 4.289 104 17.2 3:54 (201, 47) Oct. 19 6 13.48 5 7.4 3.875 4.331 110 17.3 3:44 (195, 49) パンスターズ彗星 (C/2012 S4) 現在は16.4等(9月16日、Mt. Lemmon Survey)。2012年には18等で観測された。2013年には17等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 23 9.42 -5 4.9 3.559 4.435 147 17.2 21:44 (180, 60) Oct. 19 23 2.69 -6 53.1 3.651 4.447 138 17.3 21:10 (180, 62) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年秋に9.0等まで明るくなった(11月4日、Juan Jose Gonzalez)。だが、近日点通過の頃に、予想外に急減光した。現在は、当初の予報より4〜5等級も暗い。既に17.6等まで暗くなった(8月31日、A. Maury, J. F Soulier, T. Noel, J. G. Bosch)。南半球では、今後は、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 3 38.05 -53 51.8 3.230 3.711 111 17.3 2:16 ( 0, 71) Oct. 19 3 29.06 -53 56.8 3.289 3.774 111 17.4 1:40 ( 0, 71) リー彗星 (292P/2013 O1) 1998年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は17.5等(8月31日、佐藤英貴氏)。当初の予報より2等ほど暗い。2013年の秋から2014年の初めにかけて、15.5等で条件良く観測できると期待されていたが、実際には17等止まりだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 2 2.75 -26 21.5 1.825 2.696 143 17.4 0:42 (180, 81) Oct. 19 1 58.02 -26 26.1 1.812 2.677 143 17.3 0:09 (180, 81) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 現在は17.7等(7月20日、A. Novichonok, T. Prystavski)。近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2013年は、夏から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 3 4.91 27 5.3 13.037 13.876 146 17.5 1:44 (180, 28) Oct. 19 3 3.08 27 8.8 12.953 13.848 152 17.5 1:14 (180, 28) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.8等(9月15日、J. L. Salto)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 18 34.93 24 30.9 6.803 6.796 85 17.5 19:39 (144, 21) Oct. 19 18 34.55 24 13.2 6.872 6.781 80 17.5 19:46 (137, 16) コマス・ソラ彗星 (32P) 現在は17.4等(9月25日、Catalina Sky Survey)。当初の予報より明るい。2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 0 34.62 -7 36.7 2.588 3.554 162 17.7 23:09 (180, 63) Oct. 19 0 29.48 -7 53.9 2.584 3.516 155 17.6 22:37 (180, 63) シューメーカー第１彗星 (102P) 現在は17.1等(9月16日、Catalina Sky Survey)。夏から秋にかけて、17等に達し、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 23 36.29 29 23.3 1.075 1.998 149 17.7 22:11 (180, 25) Oct. 19 23 29.18 29 57.7 1.113 2.009 144 17.8 21:36 (180, 25) パンスターズ彗星 (P/2013 CU129) 8月6日に太陽に0.8天文単位まで近づいて、急激に増光した。8月から9月にかけて、13等に達した。現在は減光中。南半球では、夕空で条件良く観測できる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 19 42.16 -39 49.8 0.777 1.282 91 17.7 19:39 ( 68, 74) Oct. 19 20 22.83 -36 26.7 0.860 1.356 93 18.6 19:46 ( 80, 75) マクノート彗星 (C/2012 C1) 現在は17.7等(9月8日、K. Hills)。2012年から2013年にかけて、長期に渡って17等を保ち、南半球では条件良く観測できる。日本からはまったく見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 20 53.71 -70 33.2 5.088 5.210 91 17.7 19:39 ( 1, 55) Oct. 19 20 46.45 -68 50.6 5.186 5.231 87 17.8 19:46 ( 8, 56) ハグ-ベル彗星 (178P) 現在は17.9等(9月16日、J. L. Martin)。秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 7 1.33 16 28.4 1.725 2.050 93 17.8 3:54 (210, 33) Oct. 19 7 9.82 16 33.3 1.670 2.070 98 17.8 3:44 (208, 34) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は18.0等(9月21日、K. Hills)。南半球では、ゆっくりと減光していく様子を、条件良く観測できる。日本からは、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 5 47.98 -45 25.8 5.020 5.263 98 17.8 3:54 (332, 78) Oct. 19 5 44.63 -45 50.3 5.016 5.300 101 17.9 3:44 (350, 79) カタリナ彗星 (C/2013 G5) 9月には、太陽に0.9天文単位、地球に0.4天文単位まで接近し、11〜12等まで明るくなると期待されていた。だが、7月12日のMichael Jager氏の観測では、極端に拡散しており、すでに核が崩壊していたと思われる。その後は観測されていない。南半球では、今後はずっと観測条件が良い。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Oct. 12 20 21.06 -71 31.4 0.630 1.168 88 20.6 19:39 ( 5, 53) Oct. 19 21 54.83 -71 18.5 0.724 1.242 91 21.1 20:08 ( 0, 54)