今週の明るい彗星 (2008年3月1日：北半球版)

English version
Home page
 Updated on March 2, 2008
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。

---------------------------------------------------------------------

* 17P/Holmes

10月24日に大バーストを起こし、2等級の明るさに達して、肉眼彗星となった。2月22日になっても、まだ4.2等の明るさを保っている(Juan Jose Gonzalez)。空の条件が良ければ、まだしばらくは肉眼で見られそう。だが、最近は淡くなって、空の条件が悪いところでは、5〜6等とかなり暗く報告されている。バースト直後は完全に恒星状だったが、その後は拡散して、巨大な星雲のように見えている。視直径は、12月〜1月におよそ90分角まで大きくなったが、その後は地球から遠ざかって、60分角ていどに小さくなっている。今後は夕空に低くなっていく。4月末には高度が30度以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   3 50.44   37 60.0   2.922   2.976    83    4.7  19:19 (106, 65)  
Mar.  8   4  0.11   37 39.9   3.043   3.006    78    4.8  19:25 (106, 60)

* 8P/Tuttle

1月初めに地球に接近して、5.4等まで明るくなった(1月3日、吉田誠一)。大きな姿が肉眼でも見えた。現在は減光中だが、当初の予報より暗くなるのが遅く、まだ7.4等と明るい(2月26日、Marco Goiato)。すでに南の空に去り、日本からは二度と観測できない。南半球では暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   3 35.70  -54  8.9   0.934   1.149    73    7.5  19:19 ( 20, -4)  
Mar.  8   3 48.58  -55 49.3   1.000   1.199    74    7.8  19:25 ( 22, -7)

* 46P/Wirtanen

現在は8.3等(2月6日、Juan Jose Gonzalez)と、最も明るく見えている。3月まで8.5等で、好条件で観測できる。日本からは、7月に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   3  9.97   24 23.4   0.932   1.120    71    8.7  19:19 ( 85, 53)  
Mar.  8   3 44.62   27 58.9   0.954   1.154    72    9.0  19:25 ( 91, 55)

* C/2007 T1 ( McNaught )

1月6日に8.5等まで明るくなった(Alexandre Amorim)。現在はゆっくりと減光中だが、まだ10.2等と明るい(2月26日、Marco Goiato)。南半球で条件良く観測できる。日本でも夕空に姿を現してきた。今後は暗くなっていく様子を5月まで観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   5 56.31  -41 11.3   1.171   1.629    97   10.8  19:19 (  0, 14)  
Mar.  8   5 58.92  -31 18.2   1.285   1.715    96   11.3  19:25 (  7, 24)

* C/2006 Q1 ( McNaught )

現在は12.1等と明るい(2月7日、Stuart Rae)。春に11等に達する。長期に渡って明るく見える彗星だが、しばらくは南天を移動する。南半球では、夏までずっと条件良く観測できる。日本からは、しばらくは超低空で観測は困難。だが、3月からは次第に高くなり、6月にかけては、夕空で11等で眼視でも見えるだろう。その後、再び見えなくなるが、2008年末には再び13等で明け方の空に現れ、その後はしばらく明るく観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   9 30.64  -48  9.5   2.407   3.046   121   11.5  22:51 (  0,  7)  
Mar.  8   9 27.83  -46 25.6   2.353   3.017   123   11.5  22:21 (  0,  9)

* C/2003 T12 ( SOHO )

2003年に太陽観測探査機SOHOで観測された彗星。周期4年の短周期彗星の可能性があり、もしそうなら、2008年春に戻ってくると予想されている。春に近日点を通過すれば、夕空に12〜15等の明るさで見えるはず。但し、周期の誤差は数ヵ月もあり、偶然の再発見を期待するしかない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   0 24.46   -3 20.5   1.164   0.483    24   11.6  19:19 ( 83,  4)  
Mar.  8   1 17.11    0 29.1   1.062   0.554    31   12.3  19:25 ( 83, 11)

* C/2008 C1 ( Chen-Gao )

中国のアマチュア2人(陳韜氏、高興氏)によって発見された、明るい新彗星。眼視では12.2等と、かなり明るく見えている(2月6日、Juan Jose Gonzalez)。5月まで12等の明るさを保つ。日本からは、5月中旬まで夕空で条件良く観測できるが、その後は南下して、二度と見えなくなる。南半球では、3月末に姿を現し、その後は暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   2 14.02   55 41.1   1.320   1.448    76   12.2  19:19 (137, 48)  
Mar.  8   2 57.05   51 52.2   1.304   1.400    73   12.0  19:25 (131, 49)

* 26P/Grigg-Skjellerup

現在は16.8等(2月13日、吉本勝己氏)。急激に増光している。だが、これまでは、この予報より1.5等も暗い。3月から4月にかけて13等に達し、眼視でも見られると期待されているが、もっと暗いかもしれない。南半球ではずっと条件良く観測できる。北半球では、3月までずっと高度が低いが、4月からは高くなり、暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  16 28.45  -37 45.1   0.604   1.154    89   13.4   5:05 (350, 16)  
Mar.  8  17  9.56  -33 58.8   0.580   1.135    88   13.0   4:56 (345, 19)

* C/2006 OF2 ( Broughton )

2007年秋には13.5等まで明るくなり、眼視でも見えた(11月13日、Juan Jose Gonzalez)。2008年の秋に10.5等に達し、条件良く見られる。現在は観測できないが、5月には明け方の空に12.5等で姿を現し、その後は2009年5月まで、1年に渡ってずっと14等より明るく、眼視で観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  22 55.77    7 26.2   4.180   3.234    15   13.2  19:19 (105, -8)  
Mar.  8  23  5.05    8 51.5   4.141   3.187    13   13.1   4:56 (253, -8)

* C/2007 W1 ( Boattini )

すでに14.3等と、眼視でも見える明るさになったきた(2月7日、Juan Jose Gonzalez)。6月下旬に太陽に0.85天文単位まで接近し、6等に達すると期待されている。日本からは、これからしばらく条件が良く、明るくなっていく様子を観測できる。5月25日頃に7.5等になるまで観測できる。近日点の頃は1ヶ月半ほど観測できなくなるが、7月上旬には再び明け方の空に7等で姿を現し、その後は次第に暗くなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球では、6月中旬に低くなるが、暗くなるまでずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  12 46.23  -13  1.6   1.207   2.093   144   13.6   2:11 (  0, 42)  
Mar.  8  12 43.14  -13 59.0   1.075   2.002   151   13.2   1:40 (  0, 41)

* C/2008 A1 ( McNaught )

すでに14.0等で、眼視でも見えている(1月12日、Alan Hale)。9月に7等に達すると期待されている。だが、ずっと南天を移動するため、日本からは見づらい。日本からは、3月中旬までずっと高度10度ほどの超低空に位置した後、しばらく見えなくなる。その後、9月下旬に夕空に7等で姿を現した後、年末に10等になるまで、夕空の低空に位置し続ける。その後は明け方の空に回り、北天で暗くなっていく様子をずっと観測できる。南半球では、これから10月下旬まで、ずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   5 22.83  -41 55.9   3.004   3.183    91   13.4  19:19 (  7, 13)  
Mar.  8   5 17.83  -40 58.8   2.988   3.105    87   13.3  19:25 ( 14, 12)

* 29P/Schwassmann-Wachmann 1

12月29日にバーストを起こした後、1月中旬までバーストを繰り返した。1月15日には10.4等と、かなり明るくなった(P. Clay Sherrod)。その後は少し暗くなってきているが、2月7日にもまだ11.5等と明るく見えている(Juan Jose Gonzalez)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   5 47.67   29 20.7   5.642   6.000   106   13.6  19:19 ( 20, 84)  
Mar.  8   5 48.56   29 10.3   5.753   6.002    99   13.6  19:25 ( 60, 79)

* C/2007 B2 ( Skiff )

現在は14.1等で、すでに眼視でも見えている(2月8日、Alan Hale)。3月から7月にかけて13.5等に達する。これから5月までは、ずっと条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  12 44.55    6 25.0   2.524   3.426   151   14.1   2:09 (  0, 61)  
Mar.  8  12 40.78    6  4.1   2.450   3.393   158   14.0   1:38 (  0, 61)

* C/2007 G1 ( LINEAR )

現在は15.2等(1月25日、門田健一氏)。2008年春から2009年春にかけて、長期に渡って12等と明るくなる。但し、彗星は南下するため、日本からは8月までしか観測できない。南半球ではずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  18 13.23   -3  5.1   3.998   3.752    68   14.3   5:05 (309, 38)  
Mar.  8  18 16.18   -3 36.1   3.846   3.705    74   14.1   4:56 (313, 40)

* 19P/Borrelly

夏に11等に達する。すでに15等まで明るくなってきているはずだが、今回帰は条件が悪く、最近の観測は無い。南半球ではずっと超低空か、地平線の下になり、ほとんど観測できない。日本からは、8月に11等で明け方の空に姿を現すまで観測できない。8月以降は、明け方の空で暗くなっていく様子を観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  23 33.32  -25 24.4   2.958   2.062    20   14.5  19:19 ( 72,-19)  
Mar.  8  23 49.14  -23 29.9   2.912   2.011    20   14.3  19:25 ( 76,-21)

* C/2006 U6 ( Spacewatch )

1月14日には15等(Michael Mattiazzo)と、予報どおりに明るくなってきていた。春から夏にかけて、南天で13.5等に達する。南半球では、これからずっと観測できる状態が続く。日本からはすでに見えない。今後は、2008年末に、15等まで暗くなってから、再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   1 29.73  -44 55.7   3.217   2.707    51   14.4  19:19 ( 41,-10)  
Mar.  8   1 43.04  -44 42.9   3.184   2.679    51   14.3  19:25 ( 44,-13)

* C/2006 S5 ( Hill )

現在は13.4等と明るく、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。3月までは14等で、眼視で見られそう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   7 38.54   14 51.6   1.995   2.766   132   14.4  21:00 (  0, 70)  
Mar.  8   7 40.74   14 34.1   2.082   2.790   126   14.5  20:35 (  0, 70)

* C/2007 K3 ( Siding Spring )

明け方の空に現れてきた。すでに15等まで明るくなっているはず。これから次第に高く見えるようになり、春から夏にかけて14等で条件良く観測できる。眼視でも見られるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  19  6.61  -22 37.5   2.545   2.143    55   14.8   5:05 (312, 15)  
Mar.  8  19 23.62  -21 22.1   2.467   2.120    58   14.7   4:56 (311, 16)

* C/2005 L3 ( McNaught )

2007年の春から秋にかけて、14等で眼視でも見えた。現在は13.8等(2月13日、Alan Hale)。しばらく高い位置で、14等で眼視でも見える。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  17 13.34    7 50.9   5.602   5.603    84   14.8   5:05 (317, 56)  
Mar.  8  17 11.53    8 57.6   5.491   5.606    91   14.8   4:56 (324, 59)

* 2005 WY3

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は15.2等と、最も明るくなっている(2月11日、Alan Hale)。1月下旬に近日点を通過したが、現在も完全に小惑星状。3月まで15等を保つ。その後、7月に18等以下になるまで、日本からはずっと観測できる。今後は遠ざかるが、これから彗星活動を見せるかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  10 17.27  -22 18.4   0.907   1.830   149   15.0  23:38 (  0, 33)  
Mar.  8  10 18.64  -18 47.7   0.910   1.848   152   14.9  23:12 (  0, 36)

* 192P/2007 T3 ( Shoemaker-Levy 1 )

現在は13.4等と明るく、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。すでに近日点を通過しているが、近日点の後に最大光度となるタイプの彗星である。だが、今後は暗くなる。4月に17等で西空に低くなるまで観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   1 45.01   11 40.2   2.224   1.724    47   15.1  19:19 ( 84, 29)  
Mar.  8   2  2.01   14 26.3   2.312   1.769    45   15.3  19:25 ( 89, 27)

* C/2006 V1 ( Catalina )

2007年春から夏にかけて、16等で観測された。南半球では、夏まで15〜16等で条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。最近の観測がなく、明るさが不明となっている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  18 58.99  -50  5.5   3.151   2.853    63   15.2   5:05 (331, -6)  
Mar.  8  19 14.91  -50 10.0   3.111   2.879    67   15.3   4:56 (331, -5)

* 93P/Lovas 1

12月4日に12.7等に達した(Juan Jose Gonzalez)。今後もしばらく位置の条件が良いが、すでにゆっくりと減光中。だが、現在は13.3等と、まだ眼視でも明るく見えている(1月4日、吉田誠一)。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   3 49.16   32 21.3   1.731   1.866    81   15.3  19:19 ( 93, 64)  
Mar.  8   4  8.58   32 28.6   1.818   1.895    78   15.5  19:25 ( 95, 61)

* C/2006 W3 ( Christensen )

すでに14.3等と明るく、眼視でも見えている(12月9日、吉田誠一)。2009年夏に11等に達すると期待されている。北天を移動するため、それまで日本からはずっと観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   3 10.73   58  9.3   5.489   5.475    83   15.3  19:19 (143, 54)  
Mar.  8   3  9.57   57 35.0   5.544   5.427    78   15.3  19:25 (140, 50)

* 110P/Hartley 3

現在は14.5等で、眼視でも見えている(1月4日、吉田誠一)。2月まで、14.5〜15等で非常に条件良く観測できる。3月からは暗くなり、6月には17等で西空に沈む。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   5 16.90   24  9.5   2.130   2.494    99   15.7  19:19 ( 41, 76)  
Mar.  8   5 24.37   23 46.6   2.220   2.497    94   15.8  19:25 ( 56, 72)

* 124P/Mrkos

現在は16.4等(2月7日、J. R. Vidal)と、予報どおりに明るくなった。2月から4月にかけて16等に達し、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  10  0.93   55 52.0   0.747   1.583   130   16.2  23:20 (180, 69)  
Mar.  8   9 43.69   52  6.0   0.728   1.558   129   16.1  22:36 (180, 73)

* 70P/Kojima

現在は16.6等(1月19日、門田健一氏)と、予報どおりに明るくなった。4月まで16.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  12 43.39    5 21.3   1.406   2.325   151   16.4   2:08 (  0, 60)  
Mar.  8  12 39.67    6  9.9   1.398   2.352   158   16.5   1:37 (  0, 61)

* C/2007 M2 ( Catalina )

2008年春から2009年春まで、1年に渡って16等を保つ。日本からは、2008年春まで増光していく様子を条件良く観測できる。但し、彗星が南下するため、2008年7月からは二度と観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  12 21.44   12  8.8   3.426   4.353   156   16.6   1:46 (  0, 67)  
Mar.  8  12 13.09   11 52.2   3.356   4.318   163   16.5   1:10 (  0, 67)

* 79P/du Toit-Hartley

現在は17.3等(1月26日、J. Manteca, A. Sanchez)。当初の予報より1等ほど明るい。4月から7月にかけて、15.5〜16等で見られる。8月末には18等以下になるが、ずっと夕方の空に見える。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   6 51.37   22 19.1   0.836   1.593   121   16.6  20:13 (  0, 77)  
Mar.  8   6 52.67   21 57.3   0.844   1.547   114   16.5  19:47 (  0, 77)

* 180P/2006 U3 ( NEAT )

現在は16.7等(2月7日、J. R. Vidal)と、予報どおりに明るくなった。これから春まで、しばらく条件良く観測できる。3月に16.5等に達する。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  10 45.80   35 23.3   1.613   2.532   152   16.6   0:11 (180, 90)  
Mar.  8  10 40.76   35 53.2   1.625   2.523   148   16.6  23:34 (180, 89)

* 74P/Smirnova-Chernykh

2009年から2010年にかけて15等に達する。現在は16.5等(12月18日、J. R. Vidal)。3月まで16.5等で条件良く観測できるだろう。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   4 50.54   23 53.9   3.752   3.938    93   16.8  19:19 ( 57, 72)  
Mar.  8   4 54.09   24  3.5   3.849   3.930    87   16.8  19:25 ( 69, 66)

* C/2007 U1 ( LINEAR )

現在は16.6等(1月19日、門田健一氏)。秋に15.5等に達し、条件良く観測できる。この冬は、3月まで17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   4 22.57    9 12.8   3.600   3.647    84   16.9  19:19 ( 46, 56)  
Mar.  8   4 17.87    9 54.9   3.714   3.621    76   16.9  19:25 ( 59, 51)

* 65P/Gunn

2010年に13等に達する。現在は遠日点に近いが、17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   8 15.57   31 10.6   3.407   4.189   137   16.9  21:37 (  0, 86)  
Mar.  8   8 12.49   31  9.9   3.468   4.174   129   16.9  21:06 (  0, 86)

* 50P/Arend

1月4日には14.6等で眼視でも見えていた(吉田誠一)。だが、すでに減光中。しばらく条件良く観測できるが、4月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   4  1.89   41 40.2   2.026   2.199    86   17.0  19:19 (115, 67)  
Mar.  8   4 18.21   41 22.8   2.124   2.228    82   17.2  19:25 (114, 64)

* C/2007 T5 ( Gibbs )

5月まで17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   7 59.09   38 36.0   3.390   4.107   130   17.3  21:20 (180, 86)  
Mar.  8   7 57.53   39 12.4   3.461   4.098   123   17.3  20:51 (180, 86)

* C/2005 S4 ( McNaught )

2006年と2007年に、16.5〜17等で観測された。遠方のため、2008年も17等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  19 44.87   24 15.0   6.581   6.066    54   17.4   5:05 (264, 37)  
Mar.  8  19 46.31   25 23.6   6.532   6.079    58   17.4   4:56 (265, 41)

* C/2002 VQ94 ( LINEAR )

2005年から2007年にかけて、長期に渡って16.5等で観測された。現在は減光中だが、7月まで、長期に渡って17.5等で条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  14 34.54   15 55.7   7.716   8.314   124   17.5   3:59 (  0, 71)  
Mar.  8  14 32.50   16  3.4   7.663   8.338   130   17.5   3:29 (  0, 71)

* C/2007 D1 ( LINEAR )

現在は17.7等(12月15日、門田健一氏)。遠方の彗星のため、2009年まで17.5〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  11  5.16    0 47.1   7.935   8.918   172   17.5   0:30 (  0, 56)  
Mar.  8  11  3.48    1 15.0   7.935   8.924   175   17.5   0:01 (  0, 56)

* C/2007 Y1 ( LINEAR )

3月まで17.5〜18等で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   8 23.42   10 12.1   2.492   3.345   144   17.5  21:44 (  0, 65)  
Mar.  8   8 14.27   13  1.0   2.568   3.342   134   17.6  21:07 (  0, 68)

* P/2007 T6 ( Catalina )

しばらく17等で条件良く観測できたが、3月には18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   8 54.20   37 36.4   1.868   2.706   140   17.7  22:15 (180, 87)  
Mar.  8   8 52.16   37 49.1   1.953   2.735   133   17.8  21:46 (180, 87)

* C/2003 WT42 ( LINEAR )

2005年末から2006年前半にかけて、13等で眼視でも明るく観測された。すでに17.6等まで暗くなっている(1月9日、M. Reszelski)。まもなく18等以下になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1  14 27.34   -0 49.8   6.626   7.238   124   17.9   3:51 (  0, 54)  
Mar.  8  14 26.16   -0 47.4   6.572   7.272   131   17.9   3:23 (  0, 54)

* 173P/2005 T1 ( Mueller 5 )

2006年末〜2007年初めにかけて、16.5〜17等と明るく観測された。だが、太陽に近づいてきているにも関わらず、その後は暗くなっている。現在は条件良く観測できるが、18.3等とかなり暗い(1月27日、門田健一氏)。この彗星は、発見時にも、近日点通過の頃には極めて暗く観測された。今回も、近日点を前に暗くなってしまった。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   7 26.36   28 37.1   3.545   4.228   128   19.1  20:48 (  0, 84)  
Mar.  8   7 25.77   28 45.6   3.629   4.226   120   19.2  20:20 (  0, 84)

* 128P/Shoemaker-Holt 1

現在は17.3等(1月5日、門田健一氏)。前回1997年には、近日点を通過した後に明るくなり、13等で眼視でも見られた。だが、今回はそのような増光は起こらず、暗いままであった。但し、この予報よりは少し明るいかもしれない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Mar.  1   6 49.25   17 39.4   2.760   3.378   120   19.5  20:11 (  0, 73)  
Mar.  8   6 50.57   17 46.9   2.862   3.393   114   19.6  19:45 (  0, 73)

---------------------------------------------------------------------

Copyright(C) Seiichi Yoshida (comet@aerith.net). All rights reserved.