|
6月上旬に急激に明るくなり、6月10日には8.9等に達した(Juan Jose Gonzalez)。その後は9等で停滞したまま、6月下旬には日本から見えなくなった。南半球では夕空の超低空に見えている。7月4日にはまだ写った(Michael Mattiazzo)が、7月10日には12等か、それ以下まで、急激に暗くなった(Terry Lovejoy)。7月5日の近日点通過で太陽に0.54AUまで近づいたため、まもなく消滅する可能性がある。南半球では、7月下旬から明け方の空で高くなっていくが、急激に暗くなる。日本からは9月にまで見えない。6月12日には、Giovanni Sosteroら多数によって、核が分裂しているのが捉えられた。分裂核は、6月22日まで見えていたが、23日には見えなくなった(Ernesto Guido, Giovanni Sostero)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 8 19.66 -3 29.0 1.066 0.551 30 9.4 21:01 (104,-25)
July 16 8 5.61 -7 32.0 1.210 0.597 29 10.0 20:56 (107,-35)
|
|
7月4日のディープ・インパクト・ミッションは成功した。5月から衝突の直前まで、2ヵ月ほど10等の明るさで見えていた。集光はだんだん弱くなってきていた。衝突の直後は、中心が明るく輝く姿が、地上でも見えた。Mike Linnoltは、30分の間に集光度が4から8まで変化するのを捉えた。しかし、全光度は、0.5等しか増光しなかった。核光度は1〜2等ほど増光した。彗星の変化は一時的で、翌日にはほぼ元通りの状態に戻っている。現在は10.0等で、集光度は5(7月5日、Mike Begbie)。彗星への影響が小さかったため、今後は予報通りに暗くなっていくだろう。9月には12等以下になる。南半球では条件が良いが、日本からは8月中旬には高度が20度以下になってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 13 46.80 -11 25.5 0.920 1.507 102 10.3 21:01 ( 43, 32)
July 16 14 1.12 -14 7.0 0.960 1.510 99 10.4 20:56 ( 43, 29)
|
|
3月14日には15.2等と暗かった(大島雄二氏)が、4月中に増光し、5月2日には12.3等で眼視でも見え始めた(Juan Jose Gonzalez)。彗星はその後も増光を続け、現在は9.4等に達している(7月6日、Juan Jose Gonzalez)。この予報より1等ほど明るくなっている。これから7月まで10等を保つ。しかし、ずっと明け方の空低くにしか見えない。高度は、9月に12等以下になるまで、ずっと20度以下。10月に13等以下になってから、ようやく30度を超えるようになる。8月1日には、P/2005 JQ5と0.5度まで接近する。11等の彗星が2つ、同一視野に見えるかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 3 53.22 20 12.7 1.439 1.042 46 10.4 3:09 (256, 16)
July 16 4 23.31 18 18.6 1.454 1.055 46 10.7 3:15 (258, 16)
|
|
周期が4.4年とかなり短い新周期彗星。6月に地球に0.1AUまで大接近した。5月上旬には17.5等とたいへん暗かったが、6月6日に13.5等、6月12日に12.0〜12.5等(Michael Jager)と急激に明るくなり、6月25日には10.3等と眼視でも明るく見えた(Juan Jose Gonzalez)。地球に接近したため、コマは4〜8分角と非常に淡く大きく拡散していた。驚くべきことに、6月24日のサーベイ画像では、8〜9等、視直径20分角という明るく大きな姿で写った(Terry Lovejoy)。すでに観測不可能だが、7月末に再び明け方の空に現れる。明るさの予報は難しいが、11〜14等で、眼視でも見える可能性もある。但し、まだ地球から0.3AUとかなり近いため、淡く大きく拡散して、空の条件が良くないとかなり見づらく、CCDでも写りづらいだろう。8月1日には、21Pと0.5度まで接近する。11等の彗星が2つ、同一視野に見えるかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 6 58.21 15 39.0 0.140 0.878 7 10.4 3:09 (231,-21)
July 16 6 6.52 13 39.0 0.189 0.847 23 10.7 3:15 (247, -7)
|
|
明け方の低空に姿を現してきた5月12日には、14等で観測された(Michael Mattiazzo)。その後も順調に増光して、近日点を通過した6月中旬には11.3等で見えた(6月16日、Juan Jose Gonzalez)。発見時は近日点を過ぎてから予想外の増光をし、近日点通過の45日後に最大光度となった。今回も、近日点を過ぎた後も明るくなり、現在は10.2等に達している(7月2日、Juan Jose Gonzalez)。視直径は、6月中旬には1.5分角と小さかったが、7月初めには5分角と、急に大きく見えるようになった。期待通りに、7月から8月にかけて9等になりそう。日本では、今後はずっと観測可能。南半球では暗くなるまで見えない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 3 19.84 72 35.7 1.478 1.300 59 11.0 3:09 (202, 38)
July 16 5 13.96 79 38.8 1.483 1.322 60 10.7 3:15 (193, 33)
|
|
1月上旬の最盛期には、3.5等、視直径30分角という巨大な姿が、頭上高く、たいへん明るく見えた。その後は次第に暗くなってきており、現在は10.6等(6月26日、Juan Jose Gonzalez)。視直径は約4分角と、だいぶ暗く小さくなったが、望遠鏡ではまだ良く見えている。日本からは、10月に14等になるまで、眼視で見える時期はずっと好条件で観測できる。5月下旬には、Dennis Persykによって、27分角にも及ぶ長いアンチ・テールが捉えられた。長いアンチ・テールは現在も見えており、地球が彗星軌道面を通過したのが6月下旬なので、もうしばらく見えるだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 13 23.97 29 42.8 2.585 2.632 81 11.3 21:01 ( 93, 55)
July 16 13 31.49 27 16.2 2.726 2.709 78 11.5 20:56 ( 91, 51)
|
|
発見以来、4月初めに近日点を通過するまで、ずっと、ふつうの彗星より鈍い増光が続いてしまった。3月中旬から5月初めまで8等を保ったが、5月中旬には8.4等と、予報通り、少し暗くなり始めたようだ(5月12日、Michael Mattiazzo)。今後、日本からは、9月下旬に明け方の超低空に14等で現れるまで観測できない。南半球でも、7月上旬までは高度が低くなっていた。その間に、彗星は12等まで、急激に暗くなってしまったはず。しかし、5月中旬以降の観測がなく、減光の様子が良く分からない。軌道計算では、異常に大きな非重力効果が現れているが、その意味はまだ明らかにされていない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 6 25.91 -33 43.1 2.177 1.838 57 11.5 3:09 (286,-43)
July 16 6 38.30 -33 29.0 2.286 1.929 56 11.8 3:15 (288,-39)
|
|
日本から見えていた1月は11等台で小さい姿だったが、南天に去った後の3月から4月にかけて、8.0等と双眼鏡でも見える明るさになった(3月4日及び4月7日、Alexandre Amorim)。予報では、4月中旬から減光していくはずだったが、5月12日にもまだ8.9等(Michael Mattiazzo)と、予報よりも1等ほど明るい状態を保っていた。その後は、南半球でも高度が低かったが、5月31日に10〜10.5等、6月15日に約11等と、次第に暗くなってきている(Terry Lovejoy)。近日点通過前には急激に増光したが、通過後はごくふつうのペースで減光している。現在は11.1等(7月2日、Juan Jose Gonzalez)。日本からも、久しぶりに明け方の空に現れて来た。今後は冬に18等以下になるまで、ずっと条件良く観測できる。6月25日には、核が分裂しているのが見つかった。副核は主核より0.7等ほど暗く、CCDでも2つの核が写る。分裂しても、彗星の明るさに影響はないようだ。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 1 52.66 11 22.2 1.680 1.751 76 11.7 3:09 (282, 36)
July 16 1 46.98 14 8.9 1.652 1.841 83 11.8 3:15 (286, 45)
|
|
新彗星。CCDでは14等だが、眼視では12.4等と明るい(7月8日、Juan Jose Gonzalez)。9月まで12等を保つ。北天を移動するため、南半球では暗くなるまで見えない。日本からもずっと明け方の低空で、暗くなるまで高くならない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 3 43.68 39 12.6 1.790 1.330 47 12.5 3:09 (240, 27)
July 16 4 18.04 43 36.4 1.723 1.277 47 12.2 3:15 (235, 29)
|
|
1月には19等と暗かったが、予報通りに増光して、6月7日には12.5等で眼視でも見え始めた(John Drummond)。現在は11.7等(7月1日、Nicolas Biver)。9月まで12等で見える。なお、前回の回帰では、眼視ではこの予報より1.5等ほど明るかった。今回も、眼視では11.0等前後に達する可能性もある。南半球では好条件だが、日本からはずっと南に低い。今後は少しずつ高くなるが、30度を超えるのは9月になってから。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 15 56.24 -35 22.5 0.697 1.590 135 12.2 21:01 ( 3, 20)
July 16 16 4.66 -34 6.5 0.716 1.581 130 12.3 20:56 ( 6, 21)
|
|
2006年春に9等に達する。南半球では、それまでずっと観測可能。日本では、8月末から9月上旬にかけて、明け方の超低空で12等で見える以外は、2006年3月までずっと見えない。2006年3月以降は、暗くなっていく様子をずっと観測できるようになる。3月5日には15.1等(津村光則氏)と、順調に明るくなってきていた。だが、3月中旬以降の観測がなく、現在の様子は不明。南半球でもしばらく超低空だったが、7月以降は再び高く見えるようになる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 5 11.58 -19 19.1 3.663 3.127 51 13.3 3:09 (279,-22)
July 16 5 17.52 -20 39.9 3.530 3.060 54 13.1 3:15 (284,-17)
|
|
3月に発見された頃は16.4等だった(3月12日、R. H. McNaught)が、6月6日には14.4等まで増光してきている(大島雄二氏)。2006年の初めに10等に達すると期待されている。南半球では、11月までずっと高い位置で、明るくなっていく様子を観測できるが、日本からは、9月までずっと高度が15度ほどで、高くならないので、眼視ではなかなか観測できないかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 20 23.21 -39 32.5 2.317 3.278 157 13.4 1:16 ( 0, 15)
July 16 20 16.74 -39 51.2 2.235 3.209 160 13.2 0:43 ( 0, 15)
|
|
1月初めには7.5等と、双眼鏡で楽に見える明るさだったが、その後は夕空で急激に拡散、減光した。眼視では3月15日に10.7等(Alexandre Amorim)、CCDでは4月4日に11.5等(津村光則氏)まで暗くなり、西空に沈んだ。南半球では、6月中旬から明け方の空に現れて来ているが、まだ観測されていない。日本では、8月には明け方の空に現れるが、その頃もまだ13等台を保ち、眼視で見える可能性もある。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 4 28.45 -3 59.4 4.418 3.814 48 13.4 3:09 (271, -5)
July 16 4 30.22 -4 10.0 4.409 3.889 53 13.5 3:15 (276, 2)
|
|
明け方の空に現れて来た。2004年は、シーズンを通して常に13等より明るく見えていた。2005年は、夏から冬にかけて、日本では天頂付近と非常に良い条件で見られる。2004年同様の活動を見せれば、長期に渡って良い観測対象となりそう。5月31日に14.2等(門田健一氏)。6月中は核光度で16等と暗く報告されている。しかし、6月29日には12.8等と明るく、視直径2.5分角の淡く集光のない姿が捉えられている(Jiri Srba)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 2 9.42 22 16.3 6.029 5.749 69 13.6 3:09 (268, 38)
July 16 2 12.55 22 42.8 5.927 5.750 75 13.6 3:15 (272, 44)
|
|
11月からずっと12.5〜13.0等を保ち、5月4日にもまだ12.7等で眼視で見えていた(吉田誠一)。その後は高度がどんどん低くなっている。まもなく見えなくなり、その後、今回帰はもう観測不可能。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 9 30.79 24 30.4 2.851 2.055 31 14.6 21:01 (115, 6)
July 16 9 47.61 23 4.5 2.912 2.084 29 14.8 20:56 (115, 4)
|
|
南半球では、すでに明け方の低空に現れて来ている。5月12日には13.6等と、ほぼ予報通りの明るさだった(Michael Mattiazzo)。日本でもそろそろ明け方の空に現れてくる。今後は暗くなっていく。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 3 48.08 10 9.6 2.498 2.010 50 14.6 3:09 (266, 12)
July 16 4 0.80 10 36.2 2.481 2.053 53 14.8 3:15 (268, 16)
|
|
2003年末から2005年までの1年間に、18等から15等まで増光した。これは、ふつうの彗星と比べて、かなり増光のペースが速い。その後は5月まで、15〜15.5等を保った。しばらく観測できないが、8月には再び明け方の空で高くなってくる。冬には13等に達し、眼視でも見えるかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 7 25.49 45 24.7 6.510 5.589 23 14.8 21:01 (148, 2)
July 16 7 34.84 45 18.9 6.484 5.570 23 14.8 3:15 (212, 2)
|
|
2004年春に発見された明るい新周期彗星。2004年の春から夏にかけて、15.0〜15.5等と明るく観測された。計算上は遠日点でも19等と明るいはずだが、2004年まで発見されなかったことを考えると、一時的に明るくなっていたのかもしれない、とも思われた。だが、2005年になっても同じ明るさを保っている。現在は14.8等(5月15日、中村彰正氏)。秋まで14.5等で観測できると思われる。但し、日本からの高度はずっと20度前後で、かなり低いため、眼視で見るのは難しいだろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 20 19.95 -34 14.4 2.051 3.031 161 14.9 1:13 ( 0, 21)
July 16 20 14.81 -35 2.4 2.052 3.043 164 14.9 0:41 ( 0, 20)
|
|
長い間行方不明だった彗星。1978年に再発見された後も、2回の回帰で出現せず、再び行方不明となっている。おそらく、ふだんは相当に暗く、稀に大増光した時にだけ観測されているのだろう。彗星はおおよそ予報通りの位置にいると思われるが、この予報よりはるかに暗いと思われる。今回帰は条件が悪く、ずっと超低空に位置するため、再発見は不可能だろう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 5 15.62 23 59.2 1.634 0.862 26 15.0 3:09 (242, 2)
July 16 5 48.42 25 13.1 1.708 0.913 26 15.7 3:15 (241, 3)
|
|
2月までは大きく、集光も強くて見やすかったが、3月には拡散状になってきた。5月4日でもまだ12.8等と、眼視では明るく見えていた(吉田誠一)。近日点通過後の減光は緩やかで、もうしばらく14等で見られそう。だが、5月中旬以降の眼視観測は報告されていない。今後はゆっくりと夕空に低くなっていくが、8月中旬でもまだ高度は20度以上を保つ。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 10 1.02 57 21.5 3.802 3.185 46 15.0 21:01 (142, 28)
July 16 10 17.18 55 32.0 3.884 3.242 44 15.2 20:56 (141, 26)
|
|
2004年初めには19等から17等まで一気に増光したが、その後は落ち着いており、緩やかに増光してきている。2007年初めまで、長期に渡って15〜16等を保つ。あまり高度は高くならないが眼視でも見えている。眼視の明るさは、5月7日に14.3等(Juan Jose Gonzalez)、6月7日に14.2等(John Drummond)で、視直径は0.2〜0.6分角とかなり小さい。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 15 20.16 -20 14.7 2.435 3.143 126 15.2 21:01 ( 14, 33)
July 16 15 20.42 -20 28.0 2.506 3.134 119 15.2 20:56 ( 20, 32)
|
|
2月初めには16.5等だったが、4月末には15.2等(4月27日、門田健一氏)と、順調に明るくなってきた。7月中旬まで、14.5〜15等で条件良く観測できる。高度が高いので、透明度が良ければ、大口径なら眼視でも見えるだろう。5月7日には、眼視で15.0等と観測されている(村上茂樹氏)。6月13日には、CCDで14.1等と、さらに1等ほど明るくなっている(江崎裕介氏)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 14 26.64 16 12.0 3.072 3.399 100 15.3 21:01 ( 58, 60)
July 16 14 17.43 15 33.4 3.203 3.401 92 15.3 20:56 ( 66, 54)
|
|
2006年1月まで長期に渡って15.5等を保つ。南半球では好条件だが、日本からは見えない。日本からは、2006年8月にようやく観測できるようになるが、その頃には16.5〜17等まで暗くなってしまう。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 0 15.49 -63 10.6 3.388 3.946 116 15.4 3:09 (347,-11)
July 16 0 24.34 -64 50.9 3.355 3.929 117 15.4 3:15 (350,-11)
|
|
今後は北上して高く見えるようになる。7月から11月にかけて、15.5等で条件良く観測できる。もしかしたら、眼視でも見えるかもしれない。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 1 39.92 8 14.1 1.350 1.553 80 15.8 3:09 (288, 36)
July 16 1 56.91 11 17.6 1.296 1.537 82 15.6 3:15 (288, 42)
|
|
6月26日に15.7等(Giovanni Sostero)と、発見時の報告より1等ほど明るい。鋭く集光しており、細く長い尾も見えている。2005年の夏と2006年の夏に15.5等に達する。南下していくため、日本からは2005年の方が条件が良い。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 16 39.54 57 23.9 3.679 3.884 94 15.7 21:29 (180, 68)
July 16 16 34.26 55 18.2 3.666 3.866 93 15.7 20:56 (180, 70)
|
|
2004年春に発見された小惑星2004 FS101の再発見。1月中旬には18等だったが、5月中旬には16〜16.5等まで増光してきている。これは、ふつうの彗星と比べて、やや増光のペースが速い。2006年1月頃には、日本からは低いが、14.5等になりそう。2005年春から2006年暮れにかけて、長い間15〜16等で見える。北天を移動するため、日本からはずっと観測できる。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 13 9.66 49 27.4 4.049 3.869 72 16.0 21:01 (128, 54)
July 16 13 10.77 49 9.6 4.078 3.834 69 15.9 20:56 (127, 51)
|
|
しばらく低かったが、再び高く見えるようになってきた。ゆっくりと減光中だが、まだ16等と明るい。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 2 5.87 60 28.7 5.731 5.367 64 16.8 3:09 (217, 46)
July 16 2 7.26 61 5.0 5.726 5.433 68 16.8 3:15 (214, 49)
|
|
9月から12月にかけて15.5等に達する。今回帰はまだ観測されていないが、すでに明け方の空に高くなり、急激に明るくなってきているはず。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 0 12.10 -2 4.0 2.307 2.749 104 17.1 3:09 (318, 44)
July 16 0 17.60 -1 47.1 2.197 2.720 110 16.9 3:15 (326, 48)
|
|
短周期彗星のような軌道を持つ特異小惑星。5月から6月にかけて地球に接近し、14等に達した。現在は、急激に減光中。7月中旬には18等以下になってしまう。4月初めに近日点を通過した際も18.5等と極めて暗かったことから、この天体は小惑星であろう。Michael Mattiazzoの観測では、5月29日に完全に恒星状。6月6日には、14.0等以下で見えなかった(吉田誠一)。
Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h)
July 9 15 46.24 11 12.5 0.858 1.619 119 17.6 21:01 ( 15, 66)
July 16 15 49.49 12 57.3 0.990 1.678 113 18.0 20:56 ( 27, 66)
|
|