かみのけ座流星群 (Coma Berenicids)

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Updated on October 10, 1997
太陽黄経順インデックス
出現年月日順インデックス

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・ プロフィール

活動期間 極大日 λ α δ 速度
12月31日〜1月4日
1月3日

176
+24

微光の高速な小流星群。

従来より、かみのけ座流星群は1月中旬から下旬にかけて出現していると言わ れているが、これはそれとは別の群で、1月初旬に出現する。 リンドブラッドのかみのけ群と呼ばれるものに相当する。

出現時期がしぶんぎ流星群の極大日と重なるために目立たないが、小数ながら も定常的に出現が見られている。

輻射点はしし座のβ星デネボラから北に10°の辺り。 日本では真夜中直前に東から昇り始め、明け方には天頂付近に位置する。

1913I彗星が母彗星候補とも言われているが、この彗星はそもそも軌道がはっ きりしていない。

1991年に鈴木和博氏がかみのけ座周辺のTV観測を行い、いくつかの輻射点を検 出している。詳しくは

鈴木和博: かみのけ座流星群観測記, 天文回報 No.584, pp.12-13, 日本流星 研究会, 1991.
を参照。

・ 出現記録

* 1996年
12月31日〜1月4日
HR'=2.2
* 1995年
12月31日〜1月4日
HR'=2.4
* 1993年
1月2日〜1月3日
HR'=2.0 (32%)

・ 出現詳細

* 1996年
12月31日〜1月4日
HR'=2.2
12月31日〜1月4日の平均HR'=1.5(観測数34、群流星数50)。 12月31日〜1月1日の平均HR'=2.2(観測数6、群流星数13)。
参考文献:
天文回報 No.645

* 1995年
12月31日〜1月4日
HR'=2.4

12月31日〜1月4日の平均HR'=2.4(観測数12、群流星数29)。 1月1日〜1月2日に、長田和弘、橋本岳真、佐藤孝悦の各氏が合計16個の流星か ら(170〜179,+23〜+32)に4個の輻射点を検出(d=3〜7°、Wt=P〜1、速度M〜vR、 光度3.3〜4.0等、HR=2.0〜3.0)。
参考文献:
天文回報 No.633

* 1993年
1月2日〜1月3日
HR'=2.0 (32%)

1月2.81日〜1月3.86日(λ=282.53〜283.60)の平均HR'=2.0(観測数12、群流星 数24、散在数74、散在比32%)。
参考文献:
天文回報 No.608

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