今週の明るい彗星 (2025年5月31日：北半球版)

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 Updated on June 2, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* リニア彗星 (217P)

SWANの画像で12〜13等で見えている(5月2日、Vladimir Bezugly)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   2 44.58    8  5.7   2.011   1.229    29   13.2   3:04 (254, -9)  
June  7   3 10.33    9 44.8   2.020   1.238    29   13.2   3:00 (252, -8)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、SOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(2024年10月9日、Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は12.6等(4月26日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  19 43.66   28  1.1   3.467   3.957   111   13.2   3:04 (348, 83)  
June  7  19 34.06   28 34.4   3.479   4.038   116   13.3   2:33 (  0, 84)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等まで明るくなった(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に、日本では9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   4 46.68    6 17.4   2.312   1.366    16   13.3  20:51 (121,-27)  
June  7   5  9.50    5 53.2   2.367   1.428    16   13.7  20:57 (122,-29)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。次第に暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   2 38.02  -53 57.5   2.843   2.841    79   13.8   3:04 (315,-36)  
June  7   2 49.66  -55 47.0   2.881   2.940    83   14.0   3:00 (318,-35)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.4等(5月27日、Thomas Lehmann)。日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   9 43.40   10  9.4   6.461   6.280    75   14.0  20:51 ( 78, 34)  
June  7   9 46.14    9 54.6   6.568   6.281    69   14.1  20:57 ( 83, 27)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.4等(5月20日、宮崎修氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  15 11.90   -4  5.4   4.448   5.376   153   14.0  22:35 (  0, 51)  
June  7  15  9.60   -3 23.7   4.517   5.397   147   14.1  22:06 (  0, 52)

* スワン彗星 (C/2025 F2)

急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。急激に減光中。8月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   5 27.80  -14 25.3   1.352   0.849    38   14.1  20:51 ( 94,-33)  
June  7   5 36.43  -19 31.5   1.447   0.991    43   14.7  20:57 ( 93,-40)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   1 55.95   16 16.1   4.625   3.864    37   14.2   3:04 (254,  6)  
June  7   2  4.58   17  7.9   4.557   3.856    41   14.2   3:00 (255,  9)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は15.2等(5月10日、Taras Prystavski)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   1 37.98    0 18.7   2.677   2.125    47   14.5   3:04 (270,  0)  
June  7   1 51.52    1 16.2   2.641   2.144    50   14.6   3:00 (270,  3)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は14.6等(4月29日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   1 52.80   50 13.2   5.024   4.323    41   14.7   3:04 (224, 24)  
June  7   1 53.33   50 48.6   5.005   4.356    45   14.7   3:00 (225, 28)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.6等(5月10日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。まもなく観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   7  3.15   17  5.3   6.316   5.529    36   14.9  20:51 (107,  5)  
June  7   7  9.25   17 21.5   6.369   5.522    30   14.9  20:57 (111,  0)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は14.5等(5月23日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。9月には18等以下になる。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   7  2.21   24 25.2   2.256   1.535    34   14.9  20:51 (113,  9)  
June  7   7 25.87   24 40.9   2.308   1.564    33   15.1  20:57 (115,  8)

* ガン彗星 (65P)

現在は15.4等(5月25日、Thomas Lehmann)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  18 58.03  -29 25.1   2.029   2.927   146   15.2   2:25 (  0, 26)  
June  7  18 54.87  -29 57.2   1.983   2.926   153   15.1   1:55 (  0, 25)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.7等(5月24日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   4 30.34  -65 25.3  15.104  15.090    87   15.2   3:04 (332,-49)  
June  7   4 35.81  -65 30.2  15.062  15.067    88   15.2   3:00 (331,-47)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は15.9等(5月14日、B. Haeusler)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  17 47.02   57 54.4   3.414   3.705    98   15.4   1:14 (180, 67)  
June  7  17 34.76   58 13.3   3.327   3.623    98   15.2   0:34 (180, 67)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(5月13日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  22 28.28   23 26.5   4.581   4.554    82   15.4   3:04 (275, 51)  
June  7  22 24.21   23 59.3   4.428   4.517    88   15.3   3:00 (280, 57)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(4月7日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   5 26.93   20 31.9   3.466   2.489    13   15.3  20:51 (124,-10)  
June  7   5 41.41   20 28.7   3.474   2.480     9   15.3  20:57 (127,-14)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は16.0等(5月23日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  19 38.35  -20  0.3   5.188   5.963   136   15.5   3:04 (  0, 35)  
June  7  19 34.54  -19 30.3   5.072   5.922   143   15.5   2:34 (  0, 36)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.5等(5月24日、Martin Masek)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  23 26.68   35 55.9   3.443   3.178    66   15.5   3:04 (251, 44)  
June  7  23 31.47   38 13.1   3.425   3.226    70   15.5   3:00 (249, 48)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   1 47.21   10  1.6   2.679   2.026    41   15.5   3:04 (260,  4)  
June  7   1 58.41    8 27.7   2.642   2.066    45   15.5   3:00 (263,  6)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は15.3等(5月13日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  11 17.80   -8 18.4   3.134   3.518   103   15.7  20:51 ( 42, 37)  
June  7  11 12.27   -6 54.0   3.288   3.533    95   15.8  20:57 ( 52, 32)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.3等(5月4日、高橋俊幸氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  13  7.98  -26 26.6   2.954   3.727   133   15.8  20:51 (  5, 28)  
June  7  13  9.92  -25 27.7   3.037   3.747   127   15.8  20:57 ( 13, 28)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

冬に14.4等まで明るくなった(2月4日、門田健一氏)。現在は16.1等(5月20日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   9 30.14   10 50.0   2.816   2.681    71   15.8  20:51 ( 81, 31)  
June  7   9 39.24    9 56.2   2.907   2.691    67   15.9  20:57 ( 84, 26)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.2等(5月8日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本ではまもなく、南半球では9月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  10 40.41  -30 58.5   4.946   5.266   102   16.2  20:51 ( 36, 13)  
June  7  10 38.05  -29 36.7   5.062   5.275    96   16.2  20:57 ( 43, 10)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は15.6等(5月14日、Alfons Diepvens)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  10 36.38   65 20.5   4.547   4.320    70   16.2  20:51 (153, 51)  
June  7  10 38.46   65  6.1   4.607   4.317    67   16.2  20:57 (151, 48)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.1等(5月7日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  23  2.43  -15  6.6   2.780   2.936    88   16.3   3:04 (307, 20)  
June  7  23  8.36  -14 28.3   2.679   2.924    93   16.2   3:00 (310, 24)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   7 15.56  -12 39.8   7.151   6.592    53   16.5  20:51 ( 81,-10)  
June  7   7 20.48  -12  8.6   7.209   6.588    48   16.5  20:57 ( 86,-15)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.0等(5月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   8 42.67   31  1.1   2.229   1.869    56   16.5  20:51 (108, 32)  
June  7   9  2.72   29 33.3   2.312   1.908    54   16.7  20:57 (107, 29)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.3等(4月30日、Andrew Pearce)。次第に明るくなっていく。今後は次第に低くなり、日本では8月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  10 25.21   14 11.7   2.883   2.944    83   16.9  20:51 ( 74, 44)  
June  7  10 29.54   13 35.7   2.941   2.903    77   16.8  20:57 ( 79, 38)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.4等(5月4日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   5 36.76  -36 28.7   7.936   7.487    60   16.8  20:51 ( 69,-40)  
June  7   5 39.41  -36 18.4   7.991   7.531    59   16.9  20:57 ( 72,-46)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   1 27.59  -53 18.9  10.781  10.740    84   17.0   3:04 (318,-26)  
June  7   1 29.04  -53 27.4  10.726  10.751    88   17.0   3:00 (320,-23)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.6等(5月15日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  22 13.12  -68 36.2   7.075   7.512   111   17.0   3:04 (346,-17)  
June  7  22  7.98  -69 35.5   7.068   7.565   115   17.0   3:00 (349,-17)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は17.0等(5月4日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  23 38.54   40 16.7   6.016   5.637    63   17.2   3:04 (245, 43)  
June  7  23 40.76   40 57.2   6.004   5.700    67   17.2   3:00 (245, 47)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は18.0等(2月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   2 34.18  -37 14.1   7.309   6.945    65   17.2   3:04 (296,-30)  
June  7   2 39.71  -37 12.5   7.210   6.902    68   17.2   3:00 (298,-27)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は17.4等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  21 50.74    2 50.9   2.984   3.287    98   17.2   3:04 (308, 45)  
June  7  21 53.07    3 22.5   2.908   3.303   104   17.2   3:00 (314, 49)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は17.7等(5月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  11 50.59  -56 47.2   9.772  10.302   118   17.2  20:51 ( 13, -4)  
June  7  11 50.65  -56 16.9   9.864  10.345   115   17.2  20:57 ( 17, -5)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  11  4.53  -26 25.3   4.970   5.349   106   17.3  20:51 ( 34, 20)  
June  7  11  3.99  -24 51.6   5.075   5.348   100   17.3  20:57 ( 41, 17)

* アトラス彗星 (C/2025 K1)

10月に7.5等まで明るくなると期待されている。現在は17.7等(5月26日、佐藤英貴氏)。今後は急激に増光する。日本では、今後は次第に低くなり、9月には観測できなくなる。だが、6月には再び観測できるようになる。南半球では、条件良く観測できる。近日点の前後1ヶ月間は観測できないが、日本からは9月半ばまでと、10月下旬以降に、条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前までしか観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  22 26.33   16  1.1   2.415   2.540    85   17.7   3:04 (286, 48)  
June  7  22 25.73   17  1.3   2.199   2.439    91   17.3   3:00 (290, 53)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は17.2等(5月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   9 29.33   38  0.6   3.499   3.203    64   17.3  20:51 (112, 43)  
June  7   9 38.43   36 10.9   3.617   3.246    60   17.4  20:57 (111, 38)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   0 12.64   -2 51.2   3.558   3.310    67   17.4   3:04 (285, 16)  
June  7   0 19.54   -2 19.0   3.472   3.314    72   17.3   3:00 (287, 19)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.1等(5月1日、A. Nagy Melykuti)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、7月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   7 11.66   -5 22.6   5.068   4.451    47   17.3  20:51 ( 88, -6)  
June  7   7 18.48   -5 31.2   5.121   4.449    44   17.3  20:57 ( 91,-12)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   7 49.01  -23  2.2   3.988   3.691    65   17.5  20:51 ( 68, -9)  
June  7   7 54.12  -21 10.7   4.068   3.686    61   17.5  20:57 ( 73,-13)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は16.9等(5月9日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  16 36.19  -20 44.1   5.663   6.677   178   17.5   0:04 (  0, 34)  
June  7  16 30.07  -19 57.1   5.657   6.664   172   17.5  23:26 (  0, 35)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は17.9等(5月5日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  16 56.97   17 20.6   4.581   5.400   140   17.6   0:24 (  0, 72)  
June  7  16 54.38   17 22.1   4.562   5.378   139   17.6  23:50 (  0, 72)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.5等(4月28日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  17 53.16   63 37.5   4.949   5.103    93   17.6   1:20 (180, 61)  
June  7  17 33.66   63 42.3   4.940   5.100    93   17.6   0:33 (180, 61)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は17.3等(5月24日、Mike Olason)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  18 21.72  -27 16.3   3.298   4.235   154   17.6   1:49 (  0, 28)  
June  7  18 15.13  -27 52.1   3.321   4.299   162   17.8   1:15 (  0, 27)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.4等(5月24日、Mike Olason)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  16  3.38  -49 22.6   4.207   5.124   151   17.7  23:27 (  0,  6)  
June  7  15 55.37  -48 33.4   4.275   5.187   151   17.8  22:51 (  0,  6)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.3等(3月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31   3 17.42  -48 34.5   5.495   5.277    72   17.8   3:04 (307,-41)  
June  7   3 19.90  -49  7.8   5.462   5.295    75   17.8   3:00 (309,-38)

* パンスターズ彗星 (C/2023 H1)

現在は16.7等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  20 19.58  -19 34.4   4.010   4.689   126   17.9   3:04 (348, 35)  
June  7  20 18.65  -19 12.1   3.948   4.707   133   17.9   3:00 (355, 36)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は16.9等(5月14日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  16 58.54    7 44.9   2.415   3.329   149   17.9   0:26 (  0, 63)  
June  7  16 48.76    6 23.2   2.474   3.396   150   18.1  23:44 (  0, 61)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.6等(4月26日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  31  19  9.63   15 50.7   4.828   5.484   125   17.9   2:37 (  0, 71)  
June  7  19  2.43   15 37.6   4.796   5.519   131   17.9   2:02 (  0, 71)

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