今週の明るい彗星 (2025年5月17日：北半球版)

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 Updated on May 27, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等まで明るくなった(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に、日本では9月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   3 57.82    6 46.8   2.210   1.250    13   12.6  20:37 (117,-23)  
May  24   4 22.78    6 35.4   2.259   1.307    14   13.0  20:44 (119,-25)

* スワン彗星 (C/2025 F2)

SWANの画像で発見された明るい新彗星。急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。急激に減光中。8月には18等以下になる。日本では、今後は観測できない。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   5  4.40   -0  6.4   1.137   0.556    29   12.6  20:37 (100,-15)  
May  24   5 17.79   -8 12.5   1.248   0.703    34   13.4  20:44 ( 97,-24)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は12.6等(4月26日、安部裕史氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  20  0.35   26 23.2   3.467   3.793   101   13.0   3:16 (296, 73)  
May  24  19 52.48   27 16.8   3.463   3.875   106   13.1   3:09 (311, 79)

* リニア彗星 (217P)

SWANの画像で12〜13等で見えている(5月2日、Vladimir Bezugly)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1 52.56    4 21.3   2.013   1.231    29   13.3   3:16 (258, -9)  
May  24   2 18.62    6 17.2   2.009   1.226    29   13.2   3:09 (256, -9)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。次第に暗くなっていく。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   2 14.33  -50 40.7   2.767   2.639    72   13.4   3:16 (310,-38)  
May  24   2 26.23  -52 15.3   2.805   2.741    75   13.6   3:09 (313,-37)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は12.7等(5月20日、宮崎修氏)。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   9 39.08   10 32.4   6.239   6.277    87   14.0  20:37 ( 65, 46)  
May  24   9 41.04   10 22.0   6.351   6.278    81   14.0  20:44 ( 72, 40)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は13.4等(5月20日、宮崎修氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  15 17.32   -5 42.1   4.351   5.338   165   14.0  23:36 (  0, 49)  
May  24  15 14.51   -4 51.7   4.393   5.357   160   14.0  23:05 (  0, 50)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。やや低い。だが、日本では夏には、南半球では冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1 38.43   14 28.3   4.745   3.883    28   14.3   3:16 (252,  0)  
May  24   1 47.23   15 22.8   4.688   3.873    32   14.2   3:09 (253,  2)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は15.2等(5月10日、Taras Prystavski)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1  9.93   -1 49.2   2.742   2.092    41   14.4   3:16 (269, -4)  
May  24   1 24.11   -0 43.2   2.711   2.108    44   14.5   3:09 (269, -2)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は14.5等(4月21日、安部裕史氏)。今後は急激に減光する。9月には18等以下になる。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   6 14.17   23  6.4   2.160   1.487    37   14.6  20:37 (110, 13)  
May  24   6 38.26   23 53.9   2.206   1.509    36   14.8  20:44 (112, 11)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は14.6等(4月29日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1 50.15   49 12.3   5.030   4.261    36   14.6   3:16 (222, 18)  
May  24   1 51.71   49 41.0   5.033   4.292    38   14.7   3:09 (223, 21)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.6等(5月10日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   6 51.64   16 26.5   6.187   5.544    46   14.9  20:37 ( 99, 16)  
May  24   6 57.27   16 46.9   6.255   5.536    41   14.9  20:44 (103, 11)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は14.9等(5月3日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   4 19.58  -65 22.9  15.189  15.136    85   15.2  20:37 ( 30,-44)  
May  24   4 24.92  -65 22.9  15.146  15.113    86   15.2  20:44 ( 29,-47)

* ガン彗星 (65P)

現在は15.7等(5月7日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  19  0.88  -28 23.2   2.152   2.930   132   15.3   3:16 (358, 27)  
May  24  19  0.06  -28 53.4   2.086   2.928   139   15.3   2:55 (  0, 26)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1 23.39   12 47.5   2.735   1.954    32   15.3   3:16 (255,  2)  
May  24   1 35.53   11 27.9   2.710   1.988    36   15.4   3:09 (258,  3)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.5等(4月7日、Alfons Diepvens)。しばらく15等を保つ。現在は観測できない。8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   4 58.40   20 23.8   3.439   2.510    19   15.4  20:37 (118, -3)  
May  24   5 12.58   20 30.2   3.455   2.499    16   15.4  20:44 (121, -7)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は15.5等(5月24日、Martin Masek)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  23 15.19   31 16.8   3.477   3.083    59   15.4   3:16 (254, 36)  
May  24  23 21.23   33 37.0   3.460   3.130    62   15.4   3:09 (253, 40)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は15.3等(5月13日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  11 33.82  -11 48.2   2.852   3.491   121   15.4  20:37 ( 15, 42)  
May  24  11 24.92   -9 56.4   2.988   3.504   112   15.6  20:44 ( 29, 40)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(5月13日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  22 33.60   22 16.5   4.882   4.629    69   15.6   3:16 (269, 41)  
May  24  22 31.38   22 51.9   4.733   4.591    75   15.5   3:09 (272, 46)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(5月8日、門田健一氏)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  18  7.09   56 32.2   3.598   3.866    97   15.7   2:29 (180, 68)  
May  24  17 57.89   57 19.7   3.504   3.786    98   15.5   1:52 (180, 68)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は15.9等(4月29日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  19 44.17  -20 59.0   5.452   6.046   121   15.7   3:16 (346, 33)  
May  24  19 41.57  -20 29.8   5.315   6.005   129   15.6   3:09 (352, 34)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

冬に14.4等まで明るくなった(2月4日、門田健一氏)。現在は16.2等(5月13日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   9 13.11   12 29.1   2.631   2.665    80   15.6  20:37 ( 73, 43)  
May  24   9 21.41   11 41.0   2.724   2.673    76   15.7  20:44 ( 77, 37)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.3等(5月4日、高橋俊幸氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  13  6.35  -28 36.2   2.816   3.690   144   15.6  21:25 (  0, 26)  
May  24  13  6.79  -27 29.8   2.880   3.708   139   15.7  20:58 (  0, 27)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.2等(5月8日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では6月には、南半球では9月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  10 48.00  -34  0.9   4.734   5.249   115   16.1  20:37 ( 19, 18)  
May  24  10 43.70  -32 26.9   4.836   5.257   109   16.1  20:44 ( 28, 16)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.0等(5月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   7 59.82   33 31.5   2.073   1.796    60   16.1  20:37 (108, 38)  
May  24   8 21.69   32 21.2   2.149   1.831    58   16.3  20:44 (108, 35)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は15.6等(5月14日、Alfons Diepvens)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  10 36.83   65 43.7   4.412   4.328    78   16.1  20:37 (162, 56)  
May  24  10 35.80   65 33.4   4.482   4.324    74   16.2  20:44 (157, 53)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.5等(5月8日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   6 48.60   12 51.0   4.503   3.883    46   16.4  20:37 ( 96, 14)  
May  24   6 53.26   14  0.8   4.585   3.880    41   16.4  20:44 (101,  8)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.2等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   7  6.27  -13 53.4   7.020   6.601    61   16.4  20:37 ( 72,  2)  
May  24   7 10.81  -13 14.7   7.087   6.596    57   16.4  20:44 ( 77, -4)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.1等(5月7日、ATLAS Chile)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  22 48.70  -16 31.8   2.983   2.959    78   16.6   3:16 (302, 14)  
May  24  22 55.86  -15 47.9   2.882   2.947    83   16.5   3:09 (304, 17)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.4等(5月4日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   5 31.75  -37  4.5   7.806   7.397    62   16.8  20:37 ( 63,-28)  
May  24   5 34.19  -36 44.1   7.874   7.442    61   16.8  20:44 ( 66,-34)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.3等(4月30日、Andrew Pearce)。ゆっくりと明るくなっていく。今後は次第に低くなり、日本では8月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  10 19.19   15  9.7   2.761   3.024    95   17.0  20:37 ( 60, 57)  
May  24  10 21.74   14 43.2   2.822   2.984    89   16.9  20:44 ( 68, 50)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.6等(5月15日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  22 18.91  -66 39.2   7.109   7.408   103   17.0   3:16 (341,-19)  
May  24  22 16.70  -67 37.0   7.089   7.460   107   17.0   3:09 (343,-18)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   1 23.79  -53 12.1  10.888  10.720    77   17.0   3:16 (316,-31)  
May  24   1 25.83  -53 13.8  10.836  10.730    81   17.0   3:09 (317,-29)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は17.2等(5月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   9 10.96   41 49.0   3.263   3.120    72   17.0  20:37 (115, 53)  
May  24   9 20.16   39 53.3   3.380   3.161    68   17.1  20:44 (113, 48)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は17.0等(5月4日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  23 32.44   38 53.1   6.023   5.511    55   17.1   3:16 (244, 36)  
May  24  23 35.76   39 35.1   6.022   5.575    59   17.1   3:09 (244, 39)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は17.7等(5月13日、Jean-Claude Merlin)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  11 52.08  -57 48.0   9.612  10.216   124   17.1  20:37 (  3, -3)  
May  24  11 51.06  -57 17.8   9.688  10.259   121   17.2  20:44 (  8, -3)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では7月には、南半球では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  11  7.86  -29 51.6   4.786   5.352   119   17.2  20:37 ( 16, 23)  
May  24  11  5.80  -28  5.6   4.873   5.350   112   17.2  20:44 ( 25, 22)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は17.4等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  21 43.65    1 35.5   3.141   3.256    87   17.3   3:16 (301, 38)  
May  24  21 47.58    2 15.0   3.063   3.271    92   17.2   3:09 (304, 42)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.4等(3月25日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   5 52.78  -19 49.0   7.755   7.172    51   17.3  20:37 ( 77,-16)  
May  24   5 56.18  -19 14.4   7.849   7.220    48   17.3  20:44 ( 81,-22)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.1等(5月1日、A. Nagy Melykuti)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   6 58.74   -5 16.4   4.944   4.456    55   17.3  20:37 ( 80,  5)  
May  24   7  5.06   -5 17.7   5.009   4.453    51   17.3  20:44 ( 84,  0)

* アトラス彗星 (C/2024 T5)

現在は18.0等(2月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。2026〜2027年の冬に13等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   2 22.81  -37 29.5   7.495   7.032    59   17.3   3:16 (294,-36)  
May  24   2 28.54  -37 19.8   7.404   6.988    62   17.3   3:09 (295,-34)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は16.3等(5月10日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  18 33.29  -25 59.1   3.293   4.105   138   17.3   2:56 (  0, 29)  
May  24  18 27.84  -26 38.3   3.289   4.170   146   17.5   2:23 (  0, 28)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  23 57.66   -4  5.6   3.722   3.303    58   17.4   3:16 (281,  9)  
May  24   0  5.34   -3 26.9   3.642   3.307    62   17.4   3:09 (283, 12)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.3等(5月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   7 39.65  -27 18.7   3.827   3.704    75   17.4  20:37 ( 56,  0)  
May  24   7 44.16  -25  4.8   3.907   3.697    70   17.4  20:44 ( 62, -4)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.9等(3月14日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  16 21.07  -50 41.5   4.117   4.997   147   17.5   0:45 (  0,  4)  
May  24  16 12.04  -50  5.8   4.154   5.061   150   17.6   0:08 (  0,  5)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は16.9等(5月9日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  16 48.35  -22 14.9   5.731   6.703   162   17.6   1:11 (  0, 33)  
May  24  16 42.32  -21 30.2   5.688   6.690   170   17.5   0:38 (  0, 33)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は16.9等(5月14日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  17 18.78   10  5.1   2.346   3.196   141   17.6   1:41 (  0, 65)  
May  24  17  8.66    8 59.3   2.372   3.263   146   17.8   1:04 (  0, 64)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.5等(4月28日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  18 28.89   62 34.1   4.987   5.111    91   17.7   2:50 (180, 62)  
May  24  18 11.78   63 14.1   4.965   5.107    92   17.6   2:06 (180, 62)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は17.9等(5月5日、Alfons Diepvens)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  17  1.71   16 57.9   4.652   5.445   137   17.7   1:24 (  0, 72)  
May  24  16 59.45   17 12.4   4.611   5.422   139   17.7   0:54 (  0, 72)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.3等(3月6日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   3 12.00  -47 52.2   5.548   5.242    67   17.8   3:16 (305,-47)  
May  24   3 14.76  -48  9.4   5.524   5.259    69   17.8   3:09 (306,-44)

* P/2010 LH155彗星 (P/2010 LH155)

急激に増光して、春に16.9等まで明るくなった(3月30日、ATLAS South Africa)。現在は17.9等(5月14日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  10 24.42    2 46.4   1.820   2.241   100   17.8  20:37 ( 45, 48)  
May  24  10 33.21    2 34.0   1.901   2.248    96   18.0  20:44 ( 53, 44)

* シャルネツキー彗星 (C/2024 N4)

現在は17.8等(4月17日、Taras Prystavski)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17   8  8.19   53 39.8   5.883   5.479    61   17.9  20:37 (134, 44)  
May  24   8 14.95   52 30.2   5.967   5.488    57   17.9  20:44 (133, 39)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.6等(4月26日、井狩康一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  19 22.42   15 58.0   4.926   5.414   113   17.9   3:16 (339, 70)  
May  24  19 16.33   15 57.3   4.872   5.449   119   17.9   3:09 (359, 71)

* パンスターズ彗星 (C/2023 H1)

現在は16.7等(5月13日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  17  20 19.39  -20 23.3   4.156   4.654   113   17.9   3:16 (336, 31)  
May  24  20 19.84  -19 58.2   4.080   4.671   120   17.9   3:09 (342, 33)

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