今週の明るい彗星 (2025年4月19日：北半球版)

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 Updated on April 21, 2025
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* スワン彗星 (C/2025 F2)

SWANの画像で発見された明るい新彗星。急激に増光して、4月8日に7.8等まで明るくなった(宮崎修氏)。その後は近日点を前に減光している。現在は9.1等(4月20日、宮崎修氏)。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   0 58.49   33 50.6   1.126   0.483    25    8.8   3:53 (232,  6)  
Apr. 26   2 25.83   34 17.7   0.999   0.367    21    9.8  20:13 (134, -1)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

SWANの画像で11等で見えている(1月27日、Vladimir Bezugly)。今後は急激に減光する。現在は観測できない。南半球では7月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   2  8.19    6 22.2   2.059   1.069     6   11.3  20:05 (111,-17)  
Apr. 26   2 36.92    6 39.1   2.089   1.105     8   11.6  20:13 (113,-18)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づいて、マイナス2〜3等まで明るくなり、白昼にも捉えられた。1月19日に核が崩壊したが、まだ残骸が見えている。今後は急激に減光する。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   1 25.32  -45 38.7   2.592   2.210    56   12.5   3:53 (303,-41)  
Apr. 26   1 37.82  -46 43.0   2.642   2.321    60   12.8   3:43 (305,-41)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は12.4等(3月22日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  20 21.18   21 50.1   3.519   3.455    78   12.8   3:53 (280, 53)  
Apr. 26  20 17.60   23  3.9   3.504   3.541    83   12.8   3:43 (282, 57)

* リニア彗星 (217P)

初夏に13等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。現在は14.4等(4月1日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   0  9.78   -3 52.0   2.102   1.310    28   13.9   3:53 (269, -8)  
Apr. 26   0 35.06   -1 48.9   2.068   1.281    28   13.7   3:43 (266, -8)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は11.1等(4月3日、Thomas Lehmann)。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   9 35.82   10 51.2   5.800   6.273   113   13.8  20:05 ( 12, 65)  
Apr. 26   9 35.90   10 50.0   5.905   6.274   107   13.8  20:13 ( 30, 63)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は11.9等(4月6日、Marco Goiato)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  15 28.52   -9 28.4   4.337   5.265   155   13.9   1:41 (  0, 45)  
Apr. 26  15 25.96   -8 29.9   4.318   5.282   161   13.9   1:11 (  0, 46)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

現在は13.7等(4月4日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   4 39.50   17 18.8   2.011   1.435    42   14.2  20:05 ( 98, 19)  
Apr. 26   5  2.62   19  8.0   2.043   1.442    40   14.3  20:13 (102, 18)

* ジョンソン彗星 (48P)

しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   0 10.48   -6 44.6   2.849   2.041    29   14.4   3:53 (271,-10)  
Apr. 26   0 25.73   -5 27.1   2.825   2.052    32   14.4   3:43 (271, -9)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

現在は14.9等(2月4日、Alfons Diepvens)。しばらく14等を保つ。現在は観測できない。5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   1  3.04   10 41.0   4.914   3.933    10   14.4   3:53 (249,-10)  
Apr. 26   1 11.88   11 38.8   4.881   3.919    15   14.4   3:43 (250, -8)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

2024年に長期に渡って12〜13等で観測された。現在は14.5等(4月3日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   1 40.89   48  0.1   4.900   4.142    36   14.4   3:53 (216,  9)  
Apr. 26   1 43.50   48 10.9   4.951   4.171    35   14.5   3:43 (217, 11)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.9等(3月22日、安部裕史氏)。しばらく15等を保つ。今後は次第に低くなり、6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 32.29   14 43.1   5.855   5.580    69   14.8  20:05 ( 79, 40)  
Apr. 26   6 36.58   15 12.2   5.945   5.570    63   14.8  20:13 ( 85, 34)

* アトラス彗星 (C/2024 L5)

現在は15.0等(4月3日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  12 29.60  -20 57.0   2.497   3.453   158   15.1  22:37 (  0, 34)  
Apr. 26  12 12.65  -18 32.4   2.549   3.461   150   15.1  21:53 (  0, 37)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光した。現在は14.6等(1月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できないが、5月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   0 29.98   17 19.0   2.765   1.851    19   15.1   3:53 (249,  0)  
Apr. 26   0 44.10   16 16.4   2.768   1.871    21   15.1   3:43 (250,  0)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

2024年の夏に12.7等まで明るくなった(2024年8月7日、Thomas Lehmann)。現在は14.9等(4月7日、吉見政義氏)。しばらく16等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  22 46.23   21 51.2   3.532   2.903    44   15.2   3:53 (259, 23)  
Apr. 26  22 54.11   24 12.7   3.521   2.947    48   15.2   3:43 (258, 26)

* パンスターズ彗星 (P/2023 S1)

現在は14.9等(4月2日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   8 45.81   15 13.0   2.259   2.640   100   15.2  20:05 ( 42, 65)  
Apr. 26   8 51.55   14 36.3   2.350   2.645    95   15.3  20:13 ( 53, 60)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(4月4日、ATLAS South Africa)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   3 59.72  -65 46.9  15.359  15.228    80   15.3  20:05 ( 29,-31)  
Apr. 26   4  4.40  -65 37.4  15.318  15.205    81   15.2  20:13 ( 30,-34)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は15.4等(4月7日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  13 11.08  -32 57.5   2.685   3.629   156   15.4  23:20 (  0, 22)  
Apr. 26  13  9.11  -31 56.8   2.699   3.643   156   15.5  22:51 (  0, 23)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は16.1等(3月27日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。5月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   4  3.98   19 18.5   3.335   2.563    33   15.5  20:05 (105, 13)  
Apr. 26   4 17.16   19 40.0   3.367   2.549    30   15.5  20:13 (108,  9)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は14.3等(3月29日、Thomas Lehmann)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 25.37   36  0.3   1.800   1.684    67   15.5  20:05 (107, 48)  
Apr. 26   6 49.68   35 46.1   1.863   1.708    65   15.6  20:13 (108, 46)

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は15.9等(1月12日、E. Prosperi, M. Jaeger)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。現在は観測できない。日本では5月に、南半球では6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   0 53.25   15 45.7   1.625   0.694    13   15.6   3:53 (247, -5)  
Apr. 26   1 12.71   18 39.2   1.760   0.835    15   16.1   3:43 (244, -4)

* ガン彗星 (65P)

現在は16.5等(3月26日、Andrew Pearce)。しばらく15等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  18 52.23  -26 46.0   2.483   2.940   107   15.7   3:53 (342, 26)  
Apr. 26  18 56.09  -27  6.5   2.392   2.937   113   15.6   3:43 (346, 26)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

2026年の初夏に、13等まで明るくなると期待されている。現在は16.8等(1月30日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  22 35.65   19 59.8   5.414   4.783    46   16.0   3:53 (262, 24)  
Apr. 26  22 35.99   20 32.3   5.293   4.744    52   15.9   3:43 (263, 28)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.1等(3月31日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  11 17.04  -40 39.3   4.456   5.222   135   15.9  21:26 (  0, 14)  
Apr. 26  11  7.91  -39  0.9   4.503   5.228   131   16.0  20:49 (  0, 16)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は15.8等(4月4日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  10 57.81   65 30.0   4.112   4.354    97   15.9  21:07 (180, 60)  
Apr. 26  10 50.10   65 45.2   4.187   4.346    92   16.0  20:32 (180, 59)

* アトラス彗星 (C/2024 J3)

2026年に13等まで明るくなる。現在は16.3等(4月9日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  19 48.31  -22 53.6   6.062   6.214    94   16.0   3:53 (328, 25)  
Apr. 26  19 48.20  -22 25.1   5.903   6.172   100   16.0   3:43 (331, 27)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 E1)

2026年1月に5等まで明るくなると期待されている。現在は16.6等(4月8日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、5月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  18 26.71   52  8.3   4.003   4.181    93   16.2   3:53 (202, 71)  
Apr. 26  18 24.25   53 20.6   3.898   4.103    94   16.1   3:43 (192, 71)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は15.8等(3月24日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。今後は次第に低くなり、6月には観測できなくなる。だが、日本では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 34.37    7 17.7   4.119   3.906    70   16.2  20:05 ( 71, 36)  
Apr. 26   6 37.14    8 50.0   4.222   3.899    64   16.3  20:13 ( 79, 31)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.1等(3月22日、Andrew Pearce)。しばらく16等を保つ。日本では、5月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 50.90  -17  3.3   6.721   6.623    80   16.3  20:05 ( 48, 22)  
Apr. 26   6 54.26  -16 10.8   6.798   6.617    75   16.4  20:13 ( 55, 18)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

冬に13.8等まで明るくなった(12月30日、Thomas Lehmann)。現在は16.4等(4月4日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   8 34.45   50  1.9   2.810   2.967    88   16.4  20:05 (142, 69)  
Apr. 26   8 43.43   47 54.3   2.919   3.004    85   16.6  20:13 (131, 67)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.3等(3月27日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、6月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   5 24.24  -39 14.8   7.480   7.218    71   16.6  20:05 ( 46, -7)  
Apr. 26   5 25.67  -38 35.2   7.568   7.263    68   16.6  20:13 ( 51,-12)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。昨年の初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は16.6等(4月8日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  18 46.21  -23 25.5   3.406   3.841   108   16.7   3:53 (343, 30)  
Apr. 26  18 44.46  -24  2.1   3.367   3.908   115   16.8   3:43 (348, 30)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は16.1等(4月7日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。5月には観測できなくなる。だが、7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   5 28.26   24 24.2   9.007   8.455    53   16.7  20:05 ( 99, 32)  
Apr. 26   5 30.44   24 35.3   9.152   8.507    47   16.8  20:13 (103, 26)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.2等(4月5日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  22 17.26  -63 18.1   7.225   7.198    84   16.9   3:53 (333,-22)  
Apr. 26  22 18.98  -64  2.6   7.193   7.250    89   16.9   3:43 (335,-21)

* アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P)

現在は17.2等(4月7日、E. Cortes, B. Lutkenhoner)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  22 15.21  -19 46.3   3.375   3.012    60   17.0   3:53 (298,  5)  
Apr. 26  22 24.23  -18 55.6   3.280   2.998    65   16.9   3:43 (299,  7)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2024年2月25日、Thomas Lehmann)。現在は16.7等(3月22日、門田健一氏)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、まもなく観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  23 14.49   36  6.4   5.952   5.256    42   16.9   3:53 (242, 25)  
Apr. 26  23 19.62   36 47.2   5.981   5.320    45   17.0   3:43 (242, 27)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は18.8等(3月26日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  12  1.42  -59 32.1   9.398  10.043   127   17.0  22:10 (  0, -5)  
Apr. 26  11 58.35  -59  9.9   9.437  10.086   127   17.0  21:40 (  0, -4)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.9等(12月20日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   1 13.68  -53 41.6  11.063  10.680    65   17.0   3:53 (314,-41)  
Apr. 26   1 16.43  -53 28.7  11.026  10.690    67   17.0   3:43 (314,-39)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.4等(3月25日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。南半球では、次第に低くなる。だが、7月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   5 40.84  -22 50.3   7.319   6.979    66   17.1  20:05 ( 56,  7)  
Apr. 26   5 43.49  -21 58.6   7.436   7.027    62   17.1  20:13 ( 62,  1)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.0等(4月7日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、7月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  11 24.93  -37 23.3   4.569   5.364   138   17.1  21:34 (  0, 18)  
Apr. 26  11 19.29  -35 30.1   4.600   5.360   135   17.1  21:01 (  0, 19)

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

冬に15.2等まで明るくなった(12月30日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在は16.3等(4月3日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 41.78   12 45.5   4.085   3.891    71   17.1  20:05 ( 75, 41)  
Apr. 26   6 48.39   12 51.4   4.201   3.914    66   17.2  20:13 ( 80, 35)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は16.5等(4月6日、ATLAS-HKO, Haleakala)。次第に暗くなっていく。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  17 52.94   12 53.3   2.367   2.930   114   17.1   3:53 (352, 68)  
Apr. 26  17 45.89   12 24.7   2.347   2.997   121   17.2   3:31 (  0, 67)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は17.9等(3月14日、ATLAS Chile)。ゆっくりと暗くなっていく。6月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  16 55.31  -51 43.3   4.098   4.738   124   17.2   3:09 (  0,  3)  
Apr. 26  16 47.61  -51 39.7   4.085   4.804   130   17.3   2:33 (  0,  3)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.3等(3月30日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では5月には、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では7月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6 36.97   -5 44.8   4.639   4.468    74   17.2  20:05 ( 59, 28)  
Apr. 26   6 41.79   -5 33.0   4.721   4.465    69   17.2  20:13 ( 65, 23)

* ハウエル彗星 (88P)

2026年の春に9等まで明るくなる。現在は17.3等(3月22日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、今後は次第に低くなり、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  10 19.36   15 59.9   2.531   3.178   121   17.3  20:29 (  0, 71)  
Apr. 26  10 17.67   15 56.6   2.583   3.140   114   17.2  20:13 ( 10, 71)

* アトラス彗星 (C/2024 X2)

現在は17.2等(3月31日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では5月には、南半球では7月には観測できなくなる。だが、南半球では8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   7 26.83  -38  5.3   3.553   3.740    92   17.3  20:05 ( 29,  9)  
Apr. 26   7 29.01  -35  8.2   3.612   3.730    88   17.3  20:13 ( 36,  8)

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.5等(2月24日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では6月には、南半球では8月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   5 25.65   -0 45.1   2.299   1.919    55   17.4  20:05 ( 76, 18)  
Apr. 26   5 41.91    0 11.4   2.316   1.894    53   17.4  20:13 ( 80, 15)

* 2008 GO98彗星 (362P/(457175))

現在は17.4等(9月20日、Taras Prystavski)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  21 21.11   -1 25.9   3.445   3.195    67   17.4   3:53 (293, 27)  
Apr. 26  21 27.68   -0 38.1   3.372   3.210    72   17.4   3:43 (294, 30)

* カタリナ彗星 (499P/2025 A5)

3月に地球に0.3天文単位まで接近して、16.2等まで明るくなった(3月4日、Alfons Diepvens)。現在は17.1等(4月4日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  11 36.17   72  7.2   0.473   1.140    94   17.4  21:52 (180, 53)  
Apr. 26  12 35.54   66 31.8   0.523   1.197    98   17.9  22:20 (180, 59)

* レモン-パンスターズ彗星 (302P)

現在は17.3等(10月31日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、まもなく観測できなくなる。だが、4月には再び観測できるようになる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  23 23.90   -7  4.1   3.999   3.294    40   17.5   3:53 (278,  0)  
Apr. 26  23 32.74   -6 16.6   3.937   3.296    44   17.5   3:43 (279,  2)

* アトラス彗星 (C/2024 G6)

現在は17.4等(4月1日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  17  9.16  -24 52.3   6.064   6.758   130   17.7   3:22 (  0, 30)  
Apr. 26  17  4.64  -24 16.6   5.960   6.744   138   17.7   2:50 (  0, 31)

* レモン彗星 (C/2023 V1)

現在は17.8等(3月27日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  19 16.89   58  5.6   5.130   5.134    84   17.8   3:53 (207, 62)  
Apr. 26  19  8.04   59 23.1   5.088   5.127    86   17.7   3:43 (200, 63)

* シャルネツキー彗星 (C/2024 N4)

現在は17.9等(4月7日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   7 44.43   58 31.2   5.527   5.447    80   17.8  20:05 (148, 58)  
Apr. 26   7 49.73   57 16.6   5.618   5.455    75   17.8  20:13 (142, 55)

* パンスターズ彗星 (C/2024 G4)

現在は18.5等(4月1日、Jean-Francois Soulier)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  17  7.04   15 11.0   4.916   5.541   123   17.9   3:19 (  0, 70)  
Apr. 26  17  6.40   15 43.5   4.836   5.516   128   17.8   2:51 (  0, 71)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は17.2等(3月29日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では超低空。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   6  8.93  -22 57.2   4.989   4.784    72   17.9  20:05 ( 52, 11)  
Apr. 26   6  9.80  -21 50.8   5.125   4.835    67   18.0  20:13 ( 58,  6)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.8等(4月7日、W. Hasubick)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  19 39.70   15 19.4   5.201   5.278    88   17.9   3:53 (299, 57)  
Apr. 26  19 36.49   15 33.5   5.127   5.312    95   17.9   3:43 (305, 61)

* 小惑星2008 HE (431760)

3月9日に太陽に0.11天文単位まで接近した。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19   8 14.83    6 50.1   0.392   1.112    95   18.4  20:05 ( 43, 54)  
Apr. 26   9 11.98    6 15.5   0.534   1.238   102   18.9  20:13 ( 36, 56)

* シンガー・ブルースター彗星 (105P)

近日点通過後に、予想以上に暗くなっている。現在は20.0等(3月12日、Taras Prystavski)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Apr. 19  19 59.98  -10 16.6   1.925   2.154    88   19.5   3:53 (317, 34)  
Apr. 26  20  8.66   -9 19.7   1.866   2.170    93   19.6   3:43 (319, 36)

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