今週の明るい彗星 (2024年12月21日：北半球版)

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 Updated on December 21, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-3等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は8.6等(12月14日、Martin Masek)。-3等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、今後は観測できない。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  16 49.54  -35 59.2   1.680   0.818    19    7.3   5:33 (306,-12)  
Dec. 28  17 15.87  -32 52.6   1.481   0.631    18    5.9   5:36 (303,-10)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は9.8等(12月19日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  19 30.95    5 31.2   2.490   1.804    36    9.9  18:23 ( 85, 17)  
Dec. 28  19 37.87    6  1.0   2.651   1.915    33   10.2  18:26 ( 89, 12)

* リニア彗星 (333P)

12月初めに地球に0.55天文単位まで接近して、10.7等まで明るくなった(12月5日、Mike Olason)。現在は11.6等(12月18日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  20  7.02   57 50.0   0.680   1.153    85   11.4  18:23 (139, 43)  
Dec. 28  21 10.02   47 51.7   0.851   1.182    79   12.2  18:26 (125, 47)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は10.1等(11月10日、Mike Olason)。次第に暗くなっていく。現在は観測できない。1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  17 11.03  -14 20.1   3.590   2.647    14   12.2   5:33 (285, -4)  
Dec. 28  17 21.33  -15  8.9   3.641   2.720    17   12.4   5:36 (288,  0)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.6等(12月19日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   2 56.70   66 13.6   3.076   3.770   128   12.8  20:54 (180, 59)  
Dec. 28   2 29.11   64 21.9   3.148   3.785   123   12.8  19:59 (180, 61)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は14.6等(10月22日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  16 17.50  -48  3.0   4.354   3.553    31   13.7   5:33 (319,-15)  
Dec. 28  16 26.77  -48 10.8   4.394   3.627    34   13.8   5:36 (321,-12)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

11月1日から2日の間に、大きなアウトバーストを起こした。11月末に再びバーストを起こした。現在は11.4等(12月8日、吉田誠一)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  10 12.62    8 53.7   5.738   6.251   117   13.8   4:14 (  0, 64)  
Dec. 28  10 11.80    8 51.1   5.641   6.253   124   13.7   3:46 (  0, 64)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

夏に12.7等まで明るくなった(8月7日、Thomas Lehmann)。現在は14.2等(12月10日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、1月には観測できなくなる。だが、3月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  19 51.17  -15  6.7   3.221   2.399    28   13.8  18:23 ( 65,  9)  
Dec. 28  20  3.13  -13  9.2   3.270   2.413    24   13.8  18:26 ( 69,  6)

* フォーブズ彗星 (37P)

現在は12.9等(12月4日、Mike Olason)。今後は急激に減光する。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  20 28.45  -17 57.9   2.460   1.758    35   14.0  18:23 ( 57, 13)  
Dec. 28  20 47.61  -16 23.6   2.521   1.785    33   14.2  18:26 ( 60, 12)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は14.2等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   6 35.32    4 17.6   4.881   5.809   158   14.1   0:37 (  0, 59)  
Dec. 28   6 32.39    4 43.9   4.851   5.792   161   14.1   0:07 (  0, 60)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.1等(8月29日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  14 51.54  -19  9.8   5.717   5.045    43   14.3   5:33 (311, 18)  
Dec. 28  14 57.61  -19  2.3   5.645   5.054    48   14.3   5:36 (315, 22)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

現在は18.2等(10月13日、F. Kugel, J. Nicolas)。急激に増光中。現在は観測できない。2025年の春に10等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪く、明るい時期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  18 28.29   -3  5.9   2.489   1.617    21   14.7  18:23 ( 87, -1)  
Dec. 28  18 48.47   -3  6.7   2.432   1.552    20   14.3  18:26 ( 88, -3)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.6等(11月19日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  22 55.40   -3 25.4   4.446   4.290    74   14.6  18:23 ( 33, 47)  
Dec. 28  23  0.53   -2 53.1   4.519   4.264    68   14.6  18:26 ( 41, 44)

* アトラス彗星 (C/2024 M1)

ほぼ恒星状。現在は13.7等(12月5日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、1月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   3 55.75   29 39.4   0.817   1.749   152   14.6  21:52 (  0, 85)  
Dec. 28   3 27.42   35 22.9   0.905   1.771   139   15.1  20:57 (180, 89)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光中。現在は14.8等(12月12日、門田健一氏)。しばらく14等を保つ。日本では、4月には観測できなくなる。南半球では、現在は観測できない。冬から春にかけて14等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  18 37.21   33 34.9   2.479   2.125    57   14.9  18:23 (117, 21)  
Dec. 28  19  2.32   32 51.1   2.452   2.081    56   14.7  18:26 (117, 20)

* P/2023 S1彗星 (P/2023 S1)

現在は15.2等(12月14日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   9 19.88   19 31.4   1.880   2.649   132   14.8   3:21 (  0, 74)  
Dec. 28   9 18.65   19 19.5   1.811   2.643   140   14.7   2:53 (  0, 74)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は14.0等(12月1日、Thomas Lehmann)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  16 44.42   23  0.2   2.392   1.908    49   14.9   5:33 (257, 22)  
Dec. 28  16 57.27   21 24.0   2.441   1.956    49   15.1   5:36 (261, 25)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(11月10日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   3 42.83  -70 38.2  15.715  15.626    83   15.4  21:40 (  0,-16)  
Dec. 28   3 39.71  -70 28.3  15.714  15.602    81   15.4  21:09 (  0,-15)

* サイディング・スプリング彗星 (487P/2024 N5)

2012年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は15.0等(12月10日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   2 53.80   53 44.9   1.099   1.920   134   15.5  20:52 (180, 71)  
Dec. 28   2 45.54   54 44.7   1.173   1.944   128   15.8  20:17 (180, 70)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は15.6等(12月13日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  21  6.14   31 58.8   4.328   4.123    71   15.5  18:23 (100, 49)  
Dec. 28  21 14.95   31 33.4   4.463   4.192    67   15.6  18:26 (102, 45)

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

現在は15.5等(12月1日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   6 27.72    9 22.8   2.610   3.566   164   15.6   0:30 (  0, 64)  
Dec. 28   6 23.71    9 18.1   2.619   3.581   165   15.6  23:54 (  0, 64)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.6等(10月9日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと明るくなっていく。現在は観測できない。南半球では3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  19 21.69  -23 16.6   2.986   2.084    19   15.8  18:23 ( 63, -2)  
Dec. 28  19 39.19  -23  2.2   2.995   2.070    16   15.6  18:26 ( 65, -4)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は15.4等(12月1日、W. Pei)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   1 42.20   14 32.0   2.298   2.912   119   15.7  19:41 (  0, 70)  
Dec. 28   1 43.97   14 14.9   2.360   2.888   112   15.7  19:15 (  0, 69)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.5等(12月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   5 51.30   20 52.0   6.568   7.551   177   15.7  23:49 (  0, 76)  
Dec. 28   5 46.82   21  6.9   6.634   7.605   170   15.7  23:17 (  0, 76)

* リニア彗星 (249P)

今回帰はまだ観測されていない。11.5等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。3月には18等以下になる。1月には観測できなくなる。2月に太陽に0.5天文単位まで接近して、11.5等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  15 47.13  -22 22.3   1.707   0.984    29   16.5   5:33 (303,  7)  
Dec. 28  16 26.55  -23 25.3   1.621   0.880    27   15.7   5:36 (303,  5)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.3等(12月3日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   7 47.57  -25  6.1   3.525   4.162   124   15.9   1:49 (  0, 30)  
Dec. 28   7 39.92  -24  8.8   3.446   4.141   129   15.8   1:14 (  0, 31)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

現在は16.1等(12月13日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  12 19.82   34 32.3   4.340   4.592    98   16.1   5:33 (270, 80)  
Dec. 28  12 22.73   36 24.9   4.225   4.572   104   16.0   5:36 (252, 86)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は16.2等(12月14日、門田健一氏)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  12 37.45  -29  8.3   3.770   3.563    70   16.1   5:33 (344, 24)  
Dec. 28  12 44.81  -30  9.3   3.681   3.558    75   16.0   5:36 (350, 24)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

現在は16.0等(12月8日、吉本勝己氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   8 44.41   75 12.8   1.903   2.585   123   16.1   2:48 (180, 50)  
Dec. 28   8 39.79   75 38.1   1.899   2.592   125   16.2   2:16 (180, 49)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.0等(12月2日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、4月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   6 45.36  -51 16.7   6.143   6.460   104   16.2   0:47 (  0,  4)  
Dec. 28   6 35.12  -51 21.2   6.175   6.504   105   16.2   0:09 (  0,  4)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は16.5等(11月2日、Martin Masek)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  13 49.03   -4 16.7   2.396   2.131    62   16.2   5:33 (314, 39)  
Dec. 28  14  0.77   -5  0.4   2.353   2.162    66   16.2   5:36 (319, 41)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は16.1等(11月22日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  21  2.98  -62 18.8   6.875   6.285    49   16.2  18:23 ( 22,-15)  
Dec. 28  21  6.95  -61 49.8   6.969   6.339    47   16.2  18:26 ( 25,-17)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.8等(11月30日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   2 12.77   11 53.6   1.100   1.856   125   16.4  20:12 (  0, 67)  
Dec. 28   2 13.35   13 30.3   1.123   1.819   119   16.2  19:45 (  0, 69)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.4等(11月23日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   7  0.40  -30 41.7   6.178   6.774   123   16.3   1:02 (  0, 24)  
Dec. 28   6 57.64  -30 30.1   6.141   6.763   125   16.2   0:32 (  0, 24)

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなった。現在は16.6等(11月30日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   1 50.19    8  1.9   2.059   2.679   119   16.3  19:49 (  0, 63)  
Dec. 28   1 52.44    8 35.0   2.177   2.713   112   16.5  19:24 (  0, 64)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.5等(6月6日、Giuseppe Pappa)。しばらく16等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  13 43.60  -43 20.7   5.702   5.201    55   16.4   5:33 (337,  6)  
Dec. 28  13 42.28  -43 56.7   5.604   5.198    60   16.4   5:36 (342,  8)

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は16.0等(11月30日、吉本勝己氏)。次第に明るくなっていく。3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   2 17.09   28 33.3   0.905   1.717   130   16.4  20:15 (  0, 83)  
Dec. 28   2  0.50   25 24.7   0.925   1.650   119   16.6  19:31 (  0, 80)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は15.1等(8月2日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  12 36.25  -55  1.7   9.667   9.300    65   16.6   5:33 (351, -1)  
Dec. 28  12 37.97  -55 41.3   9.642   9.344    69   16.6   5:36 (355, -1)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は16.7等(11月28日、A. Diepvens)。しばらく16等を保つ。南半球ではまもなく、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には、南半球では4月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  22 10.39   18 52.7   5.660   5.487    74   16.7  18:23 ( 70, 56)  
Dec. 28  22 10.40   18 20.3   5.728   5.444    68   16.6  18:26 ( 76, 50)

* スキッフ彗星 (305P)

現在は16.8等(12月3日、ATLAS Chile)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   0 40.74    7  6.0   0.902   1.475   102   16.7  18:41 (  0, 62)  
Dec. 28   1  2.76    7 37.4   0.961   1.500   100   16.8  18:35 (  0, 63)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は16.5等(12月2日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   8 40.42  -43  3.7   3.580   3.930   103   16.7   2:42 (  0, 12)  
Dec. 28   8 25.03  -43 27.7   3.562   3.978   108   16.8   1:59 (  0, 11)

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は16.9等(11月30日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   2 40.19    8 54.5   3.184   3.899   130   16.8  20:39 (  0, 64)  
Dec. 28   2 39.73    8 44.4   3.268   3.899   123   16.9  20:11 (  0, 64)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は16.7等(11月12日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   6 13.11  -40 47.3   5.665   6.156   115   16.9   0:15 (  0, 14)  
Dec. 28   6  6.74  -40 12.9   5.705   6.204   116   16.9  23:36 (  0, 15)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.8等(11月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   0 49.45  -64 37.3  10.757  10.534    74   16.9  18:48 (  0, -9)  
Dec. 28   0 47.25  -63 47.9  10.815  10.541    71   16.9  18:26 (  1, -9)

* コマス・ソラ彗星 (32P)

昨年の冬に13.5等まで明るくなった(2023年12月5日、Chris Wyatt)。現在は16.6等(11月10日、J. Nicolas, F. Kugel)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  13 51.86   -4 48.5   3.216   2.884    61   17.0   5:33 (313, 38)  
Dec. 28  13 59.38   -5 29.4   3.165   2.921    66   17.0   5:36 (320, 41)

* スパール彗星 (242P)

現在は17.3等(12月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   3 50.77  -16 50.1   3.275   3.972   129   17.1  21:49 (  0, 38)  
Dec. 28   3 48.43  -16 33.9   3.334   3.972   124   17.2  21:19 (  0, 39)

* ブルーイントン彗星 (154P)

6月に12.0等まで明るくなった(6月13日、門田健一氏)。現在は18.0等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   9 42.09   32 27.8   1.778   2.525   129   17.2   3:44 (  0, 87)  
Dec. 28   9 37.39   32 45.4   1.764   2.576   137   17.2   3:12 (  0, 88)

* リニア彗星 (492P/2024 O3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.6等(12月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   9 46.38   30 15.3   1.635   2.379   128   17.3   3:48 (  0, 85)  
Dec. 28   9 44.29   30 42.2   1.618   2.423   135   17.4   3:18 (  0, 86)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

2025年の春に、14等まで明るくなる。現在は17.3等(12月2日、ATLAS South Africa)。今後は急激に増光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   0  0.77  -22 30.8   1.713   1.855    82   17.4  18:23 (  6, 32)  
Dec. 28   0 10.04  -20 40.9   1.737   1.811    78   17.3  18:26 ( 13, 34)

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.5等(9月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   3 24.68  -15 48.6   1.895   2.597   125   17.4  21:23 (  0, 39)  
Dec. 28   3 21.86  -15 49.5   1.911   2.549   120   17.4  20:53 (  0, 39)

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.5等(12月5日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   7 35.75   41 39.4   6.183   7.070   152   17.4   1:38 (180, 83)  
Dec. 28   7 33.00   41 48.2   6.169   7.085   157   17.5   1:08 (180, 83)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.3等(12月10日、門田健一氏)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   6 48.83   -7 25.2   3.704   4.558   146   17.7   0:51 (  0, 48)  
Dec. 28   6 44.65   -7 57.2   3.684   4.551   148   17.7   0:19 (  0, 47)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.9等(5月17日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  13  1.12  -47 54.8   5.890   5.502    62   17.8   5:33 (345,  5)  
Dec. 28  13  1.20  -48  7.4   5.791   5.490    67   17.7   5:36 (350,  6)

* 小惑星2013 LU28 (468861)

現在は18.0等(8月18日、Taras Prystavski)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   7 30.33   37 40.4   7.901   8.806   155   17.8   1:33 (180, 87)  
Dec. 28   7 24.60   37 34.7   7.874   8.810   161   17.7   1:00 (180, 87)

* パンスターズ彗星 (253P)

現在は17.4等(11月30日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   1  4.09    0  3.1   1.591   2.081   105   17.8  19:03 (  0, 55)  
Dec. 28   1 12.19    1  7.4   1.676   2.094   100   17.9  18:44 (  0, 56)

* アラン彗星 (50P)

現在は18.3等(12月12日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21  10 14.34   32  9.3   2.018   2.685   123   17.8   4:16 (  0, 87)  
Dec. 28  10 12.35   32 29.7   1.983   2.722   130   17.8   3:46 (  0, 87)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.8等(12月1日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec. 21   4 25.58  -60 30.7   4.835   5.001    94   17.9  22:22 (  0, -5)  
Dec. 28   4  9.21  -60 20.5   4.880   5.007    91   17.9  21:38 (  0, -5)

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