今週の明るい彗星 (2024年12月7日：北半球版)

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 Updated on December 10, 2024
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

前方散乱により、10月9日にSOHO探査機のコロナグラフでマイナス3等まで明るくなった(Q.-c. Zhang, Charles S. Morris)。地上からも、0等級の大彗星になった。現在は9.3等(12月8日、永井佳実氏)。急激に減光中。日本では、1月には観測できなくなる。だが、1月には再び観測できるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  19 15.39    4 44.1   2.129   1.574    43    9.1  18:18 ( 77, 26)  
Dec. 14  19 23.51    5  5.6   2.316   1.690    40    9.5  18:20 ( 81, 22)

* リニア彗星 (333P)

現在は10.8等(12月8日、Carlos Labordena)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。だが、12月からは再び高くなっていく。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  13 42.01   56 33.7   0.547   1.118    88    9.6   5:24 (222, 52)  
Dec. 14  17 17.93   66 24.7   0.565   1.132    89    9.9   5:29 (208, 31)

* アトラス彗星 (C/2024 G3)

1月13日に太陽に0.09天文単位まで近づく。計算上は-1等まで明るくなるが、消滅する可能性が高い。最盛期は、南半球でのみ、近日点通過後に観測できる可能性がある。現在は9.7等(12月3日、Martin Masek)。-1等まで明るくなるが、その後は急激に暗くなる。日本では、今後は観測できない。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  16  8.64  -39 42.3   2.023   1.145    19   11.1   5:24 (306,-18)  
Dec. 14  16 27.70  -38  7.7   1.860   0.988    19   10.3   5:29 (306,-15)

* オルバース彗星 (13P)

68年ぶりに回帰した。初夏に6.2等まで明るくなった(7月1日、Virgilio Gonano)。現在は10.1等(11月10日、Mike Olason)。次第に暗くなっていく。現在は観測できない。1月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  16 49.20  -12 25.2   3.462   2.499    10   11.7   5:24 (277,-11)  
Dec. 14  17  0.31  -13 25.7   3.530   2.573    11   12.0   5:29 (281, -8)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は12.7等(12月8日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   4 11.65   68 23.3   2.993   3.743   133   12.6  23:03 (180, 57)  
Dec. 14   3 31.32   67 38.8   3.023   3.756   132   12.7  21:56 (180, 57)

* アトラス彗星 (C/2023 C2)

現在は13.4等(10月31日、Thomas Lehmann)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球ではまもなく、日本では1月には観測できなくなる。だが、3月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  19 26.81  -18 58.3   3.110   2.379    35   13.2  18:18 ( 56, 12)  
Dec. 14  19 39.07  -17  3.0   3.167   2.388    31   13.3  18:20 ( 60, 11)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。4月初めに3.7等まで明るくなった(4月6日、Jose Guilherme Aguiar)。現在は14.6等(10月22日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  15 57.19  -47 50.2   4.243   3.402    27   13.4   5:24 (315,-21)  
Dec. 14  16  7.63  -47 56.1   4.303   3.478    29   13.6   5:29 (317,-18)

* アトラス彗星 (C/2024 M1)

現在は13.9等(11月30日、L. Hudin)。今後は急激に減光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は次第に低くなり、1月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   4 59.73   13 45.9   0.737   1.717   171   13.7  23:50 (  0, 70)  
Dec. 14   4 27.41   22 18.3   0.758   1.731   166   13.8  22:51 (  0, 78)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

11月1日から2日の間に、大きなアウトバーストを起こした。11月末に再びバーストを起こした。現在は11.4等(12月8日、吉田誠一)。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  10 12.70    9  7.3   5.949   6.248   103   13.8   5:09 (  0, 64)  
Dec. 14  10 12.92    8 59.1   5.841   6.250   110   13.8   4:42 (  0, 64)

* アトラス彗星 (C/2022 QE78)

現在は15.1等(12月1日、ATLAS South Africa)。しばらく14等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   6 40.62    3 36.4   4.983   5.843   148   14.2   1:38 (  0, 59)  
Dec. 14   6 38.10    3 55.1   4.925   5.826   153   14.2   1:08 (  0, 59)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

現在は14.1等(8月29日、Chris Wyatt)。しばらく14等を保つ。次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  14 38.60  -19 17.9   5.838   5.029    31   14.3   5:24 (302,  9)  
Dec. 14  14 45.19  -19 15.0   5.782   5.037    37   14.3   5:29 (306, 14)

* レモン彗星 (C/2024 B1)

秋に13.1等まで明るくなった(11月1日、Thomas Lehmann)。現在は15.5等(11月28日、門田健一氏)。今後は急激に減光する。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、2月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  16 14.62   26 52.7   2.282   1.821    50   14.5   5:24 (249, 18)  
Dec. 14  16 30.26   24 49.7   2.338   1.863    49   14.7   5:29 (253, 20)

* パンスターズ彗星 (C/2022 N2)

2025年の秋に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。現在は14.6等(11月19日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。今後は次第に低くなり、南半球では2月には、日本では3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  22 46.69   -4 19.3   4.295   4.346    86   14.5  18:18 ( 14, 50)  
Dec. 14  22 50.77   -3 54.1   4.371   4.318    80   14.6  18:20 ( 24, 49)

* フォーブズ彗星 (37P)

現在は12.9等(12月4日、Mike Olason)。今後は急激に減光する。3月には18等以下になる。南半球では1月には、日本では2月には観測できなくなる。最近はこの予報より明るくなっている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  19 48.32  -20 49.3   2.341   1.710    40   14.9  18:18 ( 51, 15)  
Dec. 14  20  8.69  -19 26.8   2.400   1.733    38   15.1  18:20 ( 54, 14)

* P/2023 S1彗星 (P/2023 S1)

現在は16.1等(12月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   9 18.33   20  6.1   2.039   2.662   119   15.1   4:15 (  0, 75)  
Dec. 14   9 19.76   19 46.9   1.956   2.655   125   14.9   3:49 (  0, 75)

* サイディング・スプリング彗星 (487P/2024 N5)

2012年に16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は14.8等(11月30日、安部裕史氏)。今後は急激に減光する。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   3 20.73   50 24.9   0.976   1.879   146   15.0  22:14 (180, 74)  
Dec. 14   3  5.75   52 21.2   1.032   1.898   140   15.2  21:31 (180, 72)

* パンスターズ彗星 (C/2023 Q1)

現在は16.0等(11月23日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、4月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   8 40.94   73 42.7   1.929   2.576   120   15.0   3:39 (180, 51)  
Dec. 14   8 44.78   74 33.4   1.913   2.579   122   15.0   3:15 (180, 51)

* フィエチジョシュ彗星 (C/2024 J2)

急激に増光中。現在は14.7等(12月1日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、現在は観測できない。冬から春にかけて14等まで明るくなるが、最盛期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  17 48.67   34 50.3   2.562   2.218    58   15.2  18:18 (117, 24)  
Dec. 14  18 12.58   34 14.5   2.516   2.170    58   15.1  18:20 (117, 23)

* ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P)

現在は18.2等(10月13日、F. Kugel, J. Nicolas)。今後は急激に増光する。日本では、まもなく観測できなくなる。南半球では、現在は観測できない。2025年の春に10等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪く、明るい時期は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  17 51.01   -2 44.5   2.600   1.747    24   15.5  18:18 ( 84,  4)  
Dec. 14  18  9.15   -2 58.3   2.545   1.682    22   15.2  18:20 ( 85,  2)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2月から3月にかけて、9.6等まで明るくなった(2月25日、Thomas Lehmann)。現在は15.6等(11月28日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に低くなる。だが、3月からは再び高くなっていく。南半球では、現在は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  20 48.48   33 11.9   4.057   3.984    78   15.2  18:18 ( 98, 58)  
Dec. 14  20 57.31   32 31.6   4.192   4.054    75   15.4  18:20 ( 99, 54)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に13等まで明るくなると期待されている。現在は15.3等(11月10日、Thomas Lehmann)。しばらく15等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   3 50.12  -70 48.7  15.713  15.673    85   15.4  22:42 (  0,-16)  
Dec. 14   3 46.33  -70 45.1  15.714  15.649    84   15.4  22:11 (  0,-16)

* アトラス彗星 (C/2024 A1)

現在は16.3等(12月3日、ATLAS South Africa)。しばらく15等を保つ。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   8  0.63  -26 20.6   3.716   4.208   113   15.6   2:57 (  0, 29)  
Dec. 14   7 54.53  -25 49.6   3.616   4.185   119   15.5   2:24 (  0, 29)

* ニート-リニア彗星 (472P/2023 RL75)

現在は15.5等(12月1日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   6 35.06    9 45.5   2.632   3.537   152   15.5   1:32 (  0, 65)  
Dec. 14   6 31.57    9 31.9   2.614   3.551   159   15.5   1:01 (  0, 65)

* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は15.5等(12月3日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   6  0.38   20 21.2   6.488   7.442   164   15.6   0:58 (  0, 75)  
Dec. 14   5 55.85   20 36.7   6.520   7.497   172   15.6   0:26 (  0, 76)

* ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P)

現在は15.4等(12月1日、W. Pei)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   1 42.11   15 27.1   2.191   2.962   134   15.7  20:36 (  0, 71)  
Dec. 14   1 41.58   14 56.2   2.241   2.937   126   15.7  20:08 (  0, 70)

* レモン彗星 (C/2023 H5)

2025年に北半球で長期に渡って15等で観測できる。現在は16.3等(12月2日、佐藤裕久氏)。しばらく15等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、2月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  12 12.42   31 17.0   4.587   4.632    86   15.8   5:24 (273, 68)  
Dec. 14  12 16.35   32 49.6   4.462   4.612    92   15.7   5:29 (273, 74)

* マクノート-ヒューズ彗星 (130P)

夏から秋にかけて、14等まで明るくなった。現在は16.6等(11月30日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   1 49.07    7  9.5   1.840   2.611   132   15.9  20:43 (  0, 62)  
Dec. 14   1 49.04    7 33.2   1.946   2.645   125   16.1  20:15 (  0, 63)

* ジョンソン彗星 (48P)

現在は16.6等(10月9日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと明るくなっていく。まもなく観測できなくなる。だが、南半球では3月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  18 47.37  -23 22.7   2.959   2.116    25   16.1  18:18 ( 59,  3)  
Dec. 14  19  4.40  -23 23.4   2.974   2.100    22   15.9  18:20 ( 61,  0)

* パンスターズ彗星 (C/2022 R6)

現在は16.8等(12月1日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   7  5.26  -30 44.8   6.277   6.798   118   16.0   2:02 (  0, 24)  
Dec. 14   7  2.97  -30 46.5   6.223   6.786   121   15.9   1:32 (  0, 24)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

2023年に、長期に渡って9〜10等で観測された。現在は15.8等(11月14日、ATLAS Chile)。しばらく16等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、次第に低くなる。だが、2月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  20 56.57  -63 26.6   6.660   6.175    56   16.0  18:18 ( 16,-13)  
Dec. 14  20 59.48  -62 51.1   6.771   6.230    53   16.1  18:20 ( 19,-14)

* ヒル彗星 (496P/2024 S3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。冬から春にかけて15等まで明るくなり、日本からは非常に条件良く観測できると期待されている。現在は17.0等(11月30日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   2 17.64    9  4.9   1.074   1.935   139   16.2  21:11 (  0, 64)  
Dec. 14   2 14.25   10 24.7   1.083   1.894   132   16.0  20:40 (  0, 66)

* ラインムート第１彗星 (30P)

現在は16.5等(11月2日、Martin Masek)。しばらく16等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  13 23.80   -2 31.1   2.473   2.071    54   16.1   5:24 (303, 34)  
Dec. 14  13 36.69   -3 26.8   2.436   2.100    58   16.1   5:29 (308, 37)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は16.0等(12月2日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   7  5.13  -50 34.3   6.103   6.371   101   16.1   2:02 (  0,  4)  
Dec. 14   6 55.44  -51  0.9   6.119   6.416   103   16.1   1:25 (  0,  4)

* スキッフ彗星 (305P)

現在は16.8等(12月3日、ATLAS Chile)。次第に暗くなっていく。3月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  23 56.15    6 27.4   0.804   1.439   106   16.1  18:52 (  0, 62)  
Dec. 14   0 18.46    6 42.1   0.850   1.455   104   16.1  18:46 (  0, 62)

* フルス彗星 (C/2023 T3)

現在は16.8等(11月30日、ATLAS South Africa)。しばらく16等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  12 21.54  -26 59.8   3.941   3.577    61   16.2   5:24 (333, 22)  
Dec. 14  12 29.67  -28  5.0   3.857   3.569    65   16.2   5:29 (339, 23)

* 小惑星ファエトン (3200)

ふたご座流星群の母天体。現在は16.0等(11月30日、吉本勝己氏)。次第に明るくなっていく。3月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   3  2.54   34 34.5   0.907   1.839   152   16.2  21:54 (  0, 89)  
Dec. 14   2 37.97   31 42.2   0.898   1.780   142   16.3  21:03 (  0, 87)

* アトラス彗星 (C/2023 F3)

現在は16.5等(6月6日、Giuseppe Pappa)。しばらく16等を保つ。日本では超低空。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  13 44.18  -42 12.5   5.871   5.209    44   16.5   5:24 (326,  1)  
Dec. 14  13 44.20  -42 45.8   5.791   5.205    49   16.5   5:29 (331,  4)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は15.1等(8月2日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  12 31.39  -53 41.5   9.699   9.212    57   16.5   5:24 (342, -3)  
Dec. 14  12 34.04  -54 21.6   9.686   9.256    61   16.5   5:29 (347, -2)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は16.7等(12月2日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。3月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   9  7.23  -41 26.4   3.647   3.834    93   16.6   4:04 (  0, 13)  
Dec. 14   8 54.58  -42 22.2   3.609   3.882    98   16.7   3:24 (  0, 13)

* パンスターズ彗星 (C/2023 R1)

現在は16.7等(11月28日、A. Diepvens)。しばらく16等を保つ。南半球ではまもなく、日本では2月には観測できなくなる。だが、日本では3月には、南半球では4月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  22 12.03   20 13.7   5.514   5.573    88   16.7  18:18 ( 52, 68)  
Dec. 14  22 10.92   19 30.5   5.588   5.530    81   16.7  18:20 ( 62, 63)

* ヴォロビヨフ彗星 (276P)

現在は16.9等(11月30日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   2 43.43    9 30.8   3.044   3.899   145   16.7  21:37 (  0, 65)  
Dec. 14   2 41.45    9 10.0   3.108   3.899   138   16.8  21:08 (  0, 64)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

2023年の春に12.1等まで明るくなった(2023年5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は16.7等(11月12日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   6 26.06  -41 28.9   5.612   6.058   112   16.8   1:23 (  0, 13)  
Dec. 14   6 19.61  -41 12.7   5.634   6.107   114   16.8   0:49 (  0, 14)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は16.8等(11月6日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   0 56.45  -66 11.3  10.635  10.519    80   16.9  19:50 (  0,-11)  
Dec. 14   0 52.50  -65 25.3  10.696  10.526    77   16.9  19:18 (  0,-10)

* コマス・ソラ彗星 (32P)

昨年の冬に13.5等まで明るくなった(2023年12月5日、Chris Wyatt)。現在は16.6等(11月10日、J. Nicolas, F. Kugel)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  13 35.17   -3 13.4   3.306   2.810    52   16.9   5:24 (301, 32)  
Dec. 14  13 43.77   -4  3.1   3.264   2.847    56   16.9   5:29 (307, 35)

* ブルーイントン彗星 (154P)

6月に12.0等まで明るくなった(6月13日、門田健一氏)。現在は18.0等(11月28日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   9 46.19   31 59.3   1.828   2.425   115   17.0   4:43 (  0, 87)  
Dec. 14   9 45.04   32 11.7   1.800   2.475   122   17.1   4:14 (  0, 87)

* スパール彗星 (242P)

現在は17.3等(12月2日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   3 57.12  -16 54.2   3.185   3.972   138   17.1  22:50 (  0, 38)  
Dec. 14   3 53.70  -16 57.1   3.225   3.972   133   17.1  22:19 (  0, 38)

* リニア彗星 (492P/2024 O3)

2010年に15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は19.1等(11月28日、井狩康一氏)。次第に暗くなっていく。2月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   9 45.21   29 33.0   1.688   2.292   115   17.3   4:42 (  0, 84)  
Dec. 14   9 46.70   29 51.7   1.659   2.335   122   17.3   4:16 (  0, 85)

* 小惑星2005 WY3 (308607)

彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.5等(9月11日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   3 33.21  -15  0.9   1.885   2.694   137   17.3  22:26 (  0, 40)  
Dec. 14   3 28.54  -15 32.6   1.886   2.646   131   17.4  21:54 (  0, 40)

* アラン-リゴー彗星 (49P)

2025年の春に、14等まで明るくなる。現在は17.3等(12月2日、ATLAS South Africa)。今後は急激に増光する。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  23 45.98  -25 45.4   1.660   1.944    90   17.4  18:40 (  0, 29)  
Dec. 14  23 52.71  -24 12.5   1.687   1.899    86   17.4  18:20 (  0, 31)

* 紫金山彗星 (C/2021 S4)

現在は17.8等(11月6日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   7 40.19   41 15.6   6.251   7.042   140   17.4   2:37 (180, 84)  
Dec. 14   7 38.17   41 28.4   6.211   7.056   146   17.4   2:08 (180, 84)

* パンスターズ彗星 (253P)

現在は17.4等(11月30日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   0 50.63   -1 49.4   1.431   2.059   115   17.5  19:45 (  0, 53)  
Dec. 14   0 56.86   -0 56.2   1.509   2.070   110   17.6  19:24 (  0, 54)

* レナード彗星 (C/2022 U1)

現在は17.4等(11月7日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本ではやや低い。だが、春には高く見えるようになる。南半球では、現在は観測できないが、3月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  19 13.32   16 58.0   5.251   4.709    52   17.5  18:18 ( 89, 32)  
Dec. 14  19 15.96   16  9.4   5.342   4.735    47   17.6  18:20 ( 92, 26)

* ヒル彗星 (195P)

現在は17.5等(12月1日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   6 56.25   -6  2.0   3.785   4.573   138   17.8   1:53 (  0, 49)  
Dec. 14   6 52.74   -6 46.5   3.738   4.565   143   17.7   1:22 (  0, 48)

* アトラス彗星 (C/2024 A2)

現在は17.8等(11月30日、門田健一氏)。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   4  7.65   41 24.6   2.223   3.161   158   17.7  23:00 (180, 83)  
Dec. 14   3 46.27   41 41.1   2.316   3.220   152   17.9  22:11 (180, 83)

* アラン彗星 (50P)

現在は18.8等(12月1日、井狩康一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。1月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  10 13.47   31 41.0   2.105   2.613   110   17.8   5:10 (  0, 87)  
Dec. 14  10 14.70   31 52.7   2.059   2.649   116   17.8   4:44 (  0, 87)

* アトラス彗星 (C/2024 G2)

現在は17.9等(5月17日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy)。しばらく17等を保つ。日本では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7  12 58.80  -47 29.6   6.066   5.527    52   17.8   5:24 (336,  1)  
Dec. 14  13  0.30  -47 42.0   5.982   5.514    57   17.8   5:29 (340,  3)

* 小惑星2013 LU28 (468861)

現在は18.0等(8月18日、Taras Prystavski)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   7 40.98   37 45.0   8.005   8.797   141   17.9   2:38 (180, 87)  
Dec. 14   7 35.82   37 43.7   7.945   8.801   148   17.9   2:06 (180, 87)

* フルス彗星 (C/2023 U1)

現在は17.8等(12月1日、ATLAS South Africa)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   5  0.13  -59 56.5   4.767   4.991    97   17.9  23:51 (  0, -5)  
Dec. 14   4 42.76  -60 23.1   4.797   4.996    95   17.9  23:06 (  0, -5)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は17.7等(11月28日、A. Diepvens)。ゆっくりと暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   2 58.25   15 40.5   3.688   4.579   151   17.9  21:52 (  0, 71)  
Dec. 14   2 54.96   15 35.0   3.760   4.591   143   18.0  21:21 (  0, 71)

* ランキン彗星 (P/2024 S2)

現在は17.4等(10月1日、Martin Masek)。次第に暗くなっていく。まもなく18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
Dec.  7   7  2.77   35 33.6   1.281   2.187   149   17.9   2:00 (180, 89)  
Dec. 14   6 58.88   35 55.6   1.273   2.210   156   18.0   1:29 (180, 89)

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