今週の明るい彗星 (2023年5月27日：北半球版)

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 Updated on May 27, 2023
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。
方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

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* パンスターズ彗星 (C/2017 K2)

2022年の夏から2023年の春にかけて、8等まで明るくなった。現在は10.3等(5月1日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   5 18.82  -17 39.7   3.317   2.653    42    9.8  20:47 ( 90,-31)  
June  3   5 27.87  -16  5.3   3.411   2.712    39    9.9  20:53 ( 95,-36)

* ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2)

現在は10.6等(4月9日、門田健一氏)。しばらく10等を保つ。現在は観測できない。6月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   2 52.21   21 54.5   3.173   2.238    18   10.0   3:07 (239, -4)  
June  3   2 56.50   20 41.7   3.131   2.247    24   10.0   3:02 (243, -2)

* アトラス彗星 (C/2023 E1)

急激に増光した。現在は11.4等(5月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  12 14.66   66 58.5   0.764   1.176    81   10.9  20:47 (171, 57)  
June  3  12 23.35   69 42.8   0.754   1.125    77   10.5  20:53 (169, 54)

* レモン彗星 (C/2021 T4)

7月に8等まで明るくなると期待されている。現在は10.5等(5月19日、Giuseppe Pappa)。今後は急激に増光する。日本では超低空。だが、冬には高く見えるようになる。南半球では、条件良く観測できる。最盛期は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からはかなり低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 43.81  -13  3.4   1.976   1.741    61   11.4   3:07 (286,  0)  
June  3   0 42.90  -14 19.7   1.769   1.693    68   11.0   3:02 (291,  4)

* パンスターズ彗星 (C/2019 U5)

現在は12.1等(5月24日、宮崎修氏)。ゆっくりと暗くなっていく。今後は次第に低くなり、日本では7月には、南半球では8月には観測できなくなる。だが、南半球では9月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  10 30.21   -4 30.6   3.421   3.662    95   11.9  20:47 ( 51, 36)  
June  3  10 26.35   -5  1.2   3.557   3.672    88   12.0  20:53 ( 59, 29)

* パンスターズ彗星 (C/2022 A2)

冬から初春にかけて、9.5等まで明るくなった(1月30日、吉本勝己氏)。現在は11.3等(5月24日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 52.60   37 10.7   2.716   2.139    45   12.1   3:07 (241, 26)  
June  3   0 56.04   36 33.9   2.693   2.191    50   12.3   3:02 (243, 29)

* パンスターズ彗星 (C/2020 K1)

現在は12.5等(5月23日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。春から夏にかけて、10等まで明るくなると期待されていたが、当初の予想より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  21  5.14  -69 58.3   2.502   3.078   115   12.3   3:07 (351,-16)  
June  3  21  8.97  -73 52.7   2.479   3.083   117   12.3   3:02 (354,-20)

* リニア彗星 (237P)

予報通りに急激に増光した。現在は11.9等(5月23日、宮崎修氏)。次第に暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  19 58.13   -9  0.2   1.231   1.990   124   12.4   3:07 (347, 45)  
June  3  20  0.34   -7 20.1   1.184   1.993   129   12.3   3:02 (355, 48)

* パンスターズ彗星 (364P)

4月に地球に0.12天文単位まで接近して、11.5等まで明るくなった(4月8日、宮崎修氏)。現在は12.9等(5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、6月には観測できなくなる。だが、6月には再び観測できるようになる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   1  3.71   -8  3.5   0.602   0.829    54   12.6   3:07 (279, -1)  
June  3   1 19.58   -6 57.8   0.677   0.864    57   13.2   3:02 (279,  1)

* ヴィルト第２彗星 (81P)

現在は12.0等(5月24日、宮崎修氏)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  17 34.98  -18 13.6   1.224   2.205   160   12.9   1:20 (  0, 37)  
June  3  17 28.13  -18 14.6   1.243   2.246   168   13.1   0:46 (  0, 37)

* ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3)

2月初めに地球に0.29天文単位まで接近して、4.5等まで明るくなった(2月1日、Juan Jose Gonzalez)。現在は11.6等(4月23日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。次第に暗くなっていく。日本では、現在は観測できないが、9月に姿を現す。南半球ではやや低い。だが、夏には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   5 36.11  -14 53.5   2.949   2.290    41   12.9  20:47 ( 90,-27)  
June  3   5 42.02  -15 55.9   3.042   2.370    40   13.2  20:53 ( 93,-33)

* アトラス彗星 (C/2019 L3)

2021〜2022年の冬に8.3等まで明るくなった(2022年1月6日、高橋俊幸氏)。現在は12.7等(5月23日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、9月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   9 12.87  -30 22.0   5.564   5.630    88   13.1  20:47 ( 47,  5)  
June  3   9 16.56  -30 10.4   5.684   5.673    84   13.2  20:53 ( 52,  0)

* アトラス彗星 (C/2019 T4)

2022年の初めに、11.1等まで明るくなった(2022年3月31日、F. Kugel, J.-G. Bosch, J. Nicolas)。現在は13.3等(5月23日、Chris Wyatt)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  15 22.61   20 55.2   4.349   5.128   136   13.4  23:03 (  0, 76)  
June  3  15 19.79   21 20.9   4.424   5.159   132   13.5  22:33 (  0, 76)

* ペトリュー彗星 (185P)

7月に11等まで明るくなると期待されている。現在は19.0等(5月8日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。ピークを過ぎたら、急激に暗くなる。日本では超低空。だが、秋には高く見えるようになる。南半球ではやや低い。最近はこの予報よりかなり暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 57.64   15 15.7   1.583   1.152    46   14.1   3:07 (261, 14)  
June  3   1 29.85   17 26.4   1.545   1.098    45   13.6   3:02 (258, 13)

* パンスターズ彗星 (C/2021 S3)

2024年の初めに、7等まで明るくなると期待されている。現在は14.2等(5月17日、ATLAS Chile)。次第に明るくなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   6 11.66  -24 18.4   4.161   3.657    53   13.7  20:47 ( 76,-24)  
June  3   6 20.50  -23 57.1   4.119   3.585    52   13.6  20:53 ( 80,-29)

* アトラス彗星 (C/2021 Y1)

当初の予報より、増光が鈍い。現在は14.8等(5月7日、ATLAS South Africa)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球ではやや低い。だが、冬には高く見えるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   5 38.85  -29 22.1   2.471   2.057    54   14.0  20:47 ( 75,-33)  
June  3   5 56.40  -30 57.9   2.458   2.072    56   14.0  20:53 ( 75,-37)

* クラーク彗星 (71P)

現在は13.7等(5月20日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 17.73   -7 20.2   2.170   1.957    64   14.1   3:07 (285,  9)  
June  3   0 29.49   -6 19.8   2.138   1.992    67   14.2   3:02 (286, 12)

* シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P)

現在は14.6等(5月9日、門田健一氏)。しばらく14等を保つ。6月には観測できなくなる。だが、8月には再び観測できるようになる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   6 54.27   26 20.2   6.879   6.102    37   14.1  20:47 (113, 13)  
June  3   6 59.58   26  7.7   6.945   6.105    31   14.1  20:53 (117,  7)

* ロングモア彗星 (77P)

現在は13.9等(5月13日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。次第に暗くなっていく。日本では、8月には観測できなくなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  13 26.90  -32  7.1   1.497   2.376   141   14.3  21:08 (  0, 23)  
June  3  13 23.64  -32 20.0   1.553   2.383   135   14.4  20:53 (  4, 22)

* アイラス彗星 (126P)

夏に13.5等まで明るくなる。現在は15等(5月19日、Giuseppe Pappa)。しばらく14等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、今後は次第に低くなり、9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 58.53  -10  7.1   2.096   1.764    57   14.5   3:07 (282, -1)  
June  3   1  9.53   -6 55.5   2.028   1.747    59   14.4   3:02 (281,  3)

* モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1)

現在は14.9等(3月19日、吉見政義氏)。しばらく14等を保つ。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、次第に高くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   2 42.30    2 29.8   4.083   3.234    28   14.7   3:07 (256,-15)  
June  3   2 43.02    3 11.0   4.019   3.234    34   14.6   3:02 (259,-10)

* シューメーカー第４彗星 (199P)

現在は16.2等(5月15日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。南半球では、条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  18 33.21  -19 44.7   2.053   2.956   147   14.8   2:18 (  0, 35)  
June  3  18 30.33  -20 43.7   1.999   2.948   154   14.7   1:48 (  0, 34)

* ニオワイズ彗星 (P/2018 HT3)

Rob Matson氏が、4月5日から15日のSWAN画像から11等の明るい新彗星として発見した。2012年と2018年にも出現していた短周期小惑星と判明した。3月29日に太陽に0.5天文単位まで近づいた。現在は15.0等(4月30日、Martin Masek)。急激に減光中。7月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、6月に姿を現す。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 32.08  -89 10.1   0.400   1.213   110   14.9   3:07 (358,-35)  
June  3  15 31.68  -77  4.8   0.436   1.311   124   15.4  22:46 (  0,-21)

* レナード彗星 (C/2022 W3)

夏に13等まで明るくなる。現在は15.8等(5月11日、門田健一氏)。ゆっくりと明るくなっていく。日本では、次第に高くなる。南半球では、現在は観測できないが、8月に姿を現す。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   1 55.70   63 19.3   1.916   1.450    48   15.0   3:07 (210, 27)  
June  3   1 49.06   63 38.3   1.843   1.427    50   14.9   3:02 (211, 30)

* アトラス彗星 (C/2022 L2)

現在は14.6等(5月22日、W. Pei)。しばらく15等を保つ。条件良く観測できる。2024年の春に12.5等まで明るくなると期待されている。最盛期は、南半球では非常に条件良く観測できるが、日本からは低空になる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  17 30.91   23  3.0   3.227   3.975   131   15.0   1:16 (  0, 78)  
June  3  17 17.48   23  0.4   3.155   3.927   133   15.0   0:35 (  0, 78)

* アトラス彗星 (C/2022 E2)

現在は15.3等(5月9日、門田健一氏)。しばらく15等を保つ。日本では6月には、南半球では8月には観測できなくなる。だが、9月には再び観測できるようになる。2024年から2025年にかけて、12等まで明るくなると期待されている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   8 54.73   -1 44.5   5.720   5.501    72   15.2  20:47 ( 72, 21)  
June  3   8 55.33   -1  0.3   5.792   5.459    65   15.2  20:53 ( 78, 15)

* アトラス彗星 (C/2021 G2)

2024年から2025年にかけて、14等まで明るくなる。現在は15.2等(5月15日、ATLAS Chile)。しばらく15等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、9月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   9  1.24  -29 27.6   6.114   6.125    85   15.3  20:47 ( 50,  4)  
June  3   9  5.68  -28 53.5   6.161   6.095    81   15.3  20:53 ( 54, -1)

* アトラス彗星 (C/2023 B2)

急激に増光した。近日点を通過した後も増光が続いている。現在は14.9等(5月16日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  12 56.93   -6  7.0   1.197   2.007   130   15.4  20:47 (  3, 49)  
June  3  13  5.51   -3 30.8   1.300   2.052   124   15.7  20:53 ( 13, 51)

* パンスターズ彗星 (C/2020 S4)

現在は15.4等(5月21日、M. Iozzi)。ゆっくりと暗くなっていく。南半球では8月には、日本では9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  10  2.94   26 53.9   3.573   3.514    78   15.4  20:47 ( 91, 50)  
June  3  10 10.49   26 15.9   3.679   3.533    73   15.5  20:53 ( 94, 45)

* ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P)

現在は16.0等(5月1日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。しばらく15等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   0 12.13   -7  6.9   3.703   3.409    65   15.4   3:07 (286, 10)  
June  3   0 18.62   -6 34.6   3.627   3.423    70   15.4   3:02 (288, 14)

* アトラス彗星 (C/2020 R7)

昨年の夏に、13.4等まで明るくなった(7月7日、Giuseppe Pappa)。現在は15.4等(5月2日、門田健一氏)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  16 50.65   30 18.7   3.145   3.849   127   15.6   0:36 (  0, 85)  
June  3  16 38.21   31 41.2   3.206   3.891   126   15.7  23:50 (  0, 87)

* デニング-藤川彗星 (72P)

6月に16等まで明るくなる。現在は18.3等(5月10日、佐藤英貴氏)。今後は急激に減光する。7月には18等以下になる。日本では、現在は観測できないが、7月に姿を現す。南半球では、7月には観測できなくなる。前回2014年に、36年ぶりに再観測された。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   1 46.00    5 24.0   1.358   0.854    38   16.6   3:07 (262, -1)  
June  3   2 22.06   10  2.9   1.385   0.813    35   16.1   3:02 (257, -1)

* ハートレー第２彗星 (103P)

10月に7.5等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。現在は18.3等(5月23日、Francois Kugel)。今後は急激に増光する。日本では、条件良く観測できる。南半球では、次第に低くなる。だが、9月からは再び高くなっていく。南半球では、最盛期には一時的に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  21 57.92    4 36.3   1.709   2.014    91   16.7   3:07 (301, 43)  
June  3  22  9.08    6 34.9   1.583   1.952    94   16.3   3:02 (302, 47)

* 紫金山-アトラス彗星 (C/2023 A3)

2024年9月末に太陽に0.4天文単位まで接近し、0等まで明るくなると期待されている。現在は16.0等(5月14日、G. Masi)。しばらく16等を保つ。条件良く観測できる。最盛期は、日本からは近日点通過後に条件良く観測できる。南半球では、近日点通過の前後に低空で観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  14 32.30    3  8.2   5.610   6.469   145   16.4  22:13 (  0, 58)  
June  3  14 27.41    3 15.8   5.609   6.404   138   16.3  21:41 (  0, 58)

* レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3)

現在は16.7等(5月9日、吉見政義氏)。しばらく16等を保つ。日本では、6月には観測できなくなる。南半球では、次第に低くなる。だが、8月からは再び高くなっていく。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   8 20.56  -10 21.8   4.121   3.866    68   16.4  20:47 ( 70,  9)  
June  3   8 22.31  -10 56.0   4.194   3.849    63   16.5  20:53 ( 75,  2)

* ポンス-ブルックス彗星 (12P)

70年ぶりに回帰した。2024年の春に4.5等まで明るくなる。現在は16.9等(5月9日、Jean-Claude Merlin)。次第に明るくなっていく。日本では、条件良く観測できる。南半球では、7月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  19 28.45   48 17.9   4.172   4.427    97   16.8   3:07 (184, 77)  
June  3  19 23.45   49 49.5   4.075   4.359    99   16.7   2:40 (180, 75)

* シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P)

冬に12.4等まで明るくなった(2月10日、Taras Prystavski)。現在は17.5等(5月9日、杉山行浩氏)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   9 55.90   17 46.5   2.313   2.356    79   16.7  20:47 ( 80, 45)  
June  3  10  6.69   16 58.5   2.424   2.388    75   16.9  20:53 ( 83, 40)

* アトラス彗星 (C/2019 E3)

非常に遠方の彗星。現在は17.0等(5月11日、ATLAS South Africa)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   5 12.96  -67 21.6  10.318  10.354    89   16.8  20:47 ( 28,-43)  
June  3   5 16.59  -67 14.1  10.307  10.351    89   16.8  20:53 ( 27,-46)

* ボク彗星 (C/2022 U4)

現在は17.5等(5月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では超低空。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  13  2.04   54 25.8   2.731   2.980    94   16.8  20:47 (179, 71)  
June  3  13  5.01   53 24.8   2.765   2.964    91   16.8  20:53 (164, 71)

* パンスターズ彗星 (C/2022 JK5)

4月にアトラスによって彗星活動が捉えられた。現在は16.3等(5月21日、ATLAS Chile)。しばらく17等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  23  6.33  -24 33.5   2.552   2.702    87   16.9   3:07 (310, 10)  
June  3  23 16.08  -24 20.2   2.485   2.711    91   16.9   3:02 (312, 13)

* ラッセル第４彗星 (94P)

現在は17.6等(5月21日、ATLAS-HKO, Haleakala)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   9 34.71   20 46.0   2.279   2.227    74   17.0  20:47 ( 87, 42)  
June  3   9 46.43   19 35.4   2.352   2.229    70   17.0  20:53 ( 89, 37)

* パーカー-ハートレー彗星 (119P)

近日点を通過した後も増光が続いて、冬に13.9等まで明るくなった(1月20日、野原秀憲氏)。現在は17.3等(5月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。ゆっくりと暗くなっていく。7月には18等以下になる。やや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   8 43.79   22 35.8   3.331   2.997    62   17.0  20:47 ( 96, 32)  
June  3   8 53.27   22  0.4   3.438   3.023    57   17.1  20:53 ( 99, 27)

* アトラス彗星 (C/2020 F2)

現在は17.0等(5月23日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく17等を保つ。今後は次第に低くなり、9月には観測できなくなる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  12 26.24   14 14.4   8.544   9.005   114   17.0  20:47 ( 25, 67)  
June  3  12 23.48   14 21.8   8.664   9.013   107   17.1  20:53 ( 44, 63)

* レモン彗星 (C/2018 U1)

2021年に13.6等まで明るくなった(2021年6月17日、R. Carstens)。現在は17.6等(5月13日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本では、今後は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  11 18.64  -69  3.2   6.071   6.572   115   17.1  20:47 ( 10,-16)  
June  3  11 11.37  -67 55.7   6.138   6.605   113   17.1  20:53 ( 14,-17)

* リニア彗星 (219P)

現在は16.9等(5月27日、Jost Jahn)。しばらく17等を保つ。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  18 25.61  -13 34.5   1.972   2.878   147   17.3   2:10 (  0, 41)  
June  3  18 22.12  -12 59.4   1.908   2.856   154   17.1   1:40 (  0, 42)

* ヴィルト第４彗星 (116P)

昨年の冬に、12.7等まで明るくなった(2022年2月27日、Jose Guilherme de S. Aguiar)。現在は17.7等(5月2日、ATLAS South Africa)。次第に暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  20  7.98  -24 59.1   2.273   2.985   126   17.2   3:07 (348, 29)  
June  3  20  6.52  -25 13.2   2.224   3.011   133   17.2   3:02 (354, 30)

* ベルナーディネッリ-バーンスティーン彗星 (C/2014 UN271)

非常に大型の彗星。2031年に14等まで明るくなると期待されている。現在は16.7等(4月14日、Thomas Lehmann)。しばらく17等を保つ。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。日本からは、2030年まで観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   3  6.39  -57 31.9  17.775  17.625    79   17.2   3:07 (319,-42)  
June  3   3  9.51  -57 42.0  17.710  17.600    82   17.2   3:02 (319,-40)

* ニオワイズ彗星 (C/2022 P1)

昨年の秋に9.7等まで明るくなった(10月23日、Marco Goiato)。現在は17.1等(5月19日、ATLAS South Africa)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  14 13.69  -32 28.7   1.775   2.708   151   17.2  21:54 (  0, 23)  
June  3  13 54.62  -29  2.9   1.900   2.770   141   17.7  21:07 (  0, 26)

* クリステンセン彗星 (287P)

現在は18等(5月11日、Giuseppe Pappa)。しばらく17等を保つ。日本では、次第に高くなる。南半球では、条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  22 43.92   -8 19.4   2.942   3.041    85   17.3   3:07 (302, 26)  
June  3  22 50.20   -8 10.4   2.846   3.039    91   17.3   3:02 (305, 29)

* ニート彗星 (180P)

現在は17.3等(5月9日、杉山行浩氏)。しばらく18等を保つ。日本では、次第に低くなる。南半球ではやや低い。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27   9 59.38   29 51.3   2.548   2.519    76   17.3  20:47 ( 96, 51)  
June  3  10  9.06   28 35.3   2.619   2.514    72   17.3  20:53 ( 97, 45)

* ピーターズ-ハートレー彗星 (80P)

現在は16.4等(5月10日、Michael Jager)。次第に暗くなっていく。7月には18等以下になる。日本では、条件良く観測できる。拡散状だが、淡いコマが広がっている。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  22 15.36   17 37.0   2.206   2.316    83   17.3   3:07 (283, 48)  
June  3  22 19.49   19 46.2   2.176   2.360    87   17.4   3:02 (284, 53)

* パンスターズ彗星 (P/2014 OL465)

2023年に彗星活動を見せて、急激に増光した。現在は17.7等(5月19日、佐藤英貴氏)。ゆっくりと暗くなっていく。8月には18等以下になる。日本では超低空。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  14 21.93  -45  7.3   2.506   3.400   146   17.4  22:03 (  0, 10)  
June  3  14 18.48  -44 18.8   2.537   3.405   143   17.4  21:32 (  0, 11)

* コワル第１彗星 (99P)

2022年の春に、15.9等まで明るくなった(5月5日、高橋俊幸氏)。現在は17.0等(5月18日、ATLAS Chile)。しばらく18等を保つ。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  16 11.09  -24 26.6   3.935   4.947   176   17.6  23:52 (  0, 31)  
June  3  16  7.29  -24 19.5   3.949   4.955   171   17.6  23:21 (  0, 31)

* ファン・ネス彗星 (213P)

今回帰はまだ観測されていない。急激に増光して、夏に15等まで明るくなると期待されている。次第に明るくなっていく。日本ではやや低い。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  17 20.78  -38  3.9   1.380   2.349   157   18.0   1:06 (  0, 17)  
June  3  17 14.85  -37 56.1   1.335   2.323   162   17.6   0:33 (  0, 17)

* パロマー彗星 (C/2019 O3)

現在は17.2等(5月24日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  17  7.82   79 57.7  10.119   9.968    78   17.7   0:51 (180, 45)  
June  3  16 47.70   80 13.5  10.156   9.987    77   17.7   0:03 (180, 45)

* マックホルツ第１彗星 (96P)

1月31日に、太陽に0.1天文単位まで近づいた。2月初めには7.0〜7.5等と明るかった(2月5日、Michael Jager)。現在は16.7等(5月23日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に減光する。6月には18等以下になる。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  19 16.63  -14 10.5   1.428   2.268   135   17.7   3:02 (  0, 41)  
June  3  19  0.01  -15 16.3   1.439   2.352   146   17.9   2:18 (  0, 40)

* アトラス彗星 (C/2020 H6)

現在は17.7等(5月22日、ATLAS-HKO, Haleakala)。しばらく18等を保つ。日本では、条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  18 46.36   63  2.0   6.507   6.595    90   17.8   2:30 (180, 62)  
June  3  18 42.27   63 44.1   6.537   6.630    90   17.8   1:58 (180, 61)

* パンスターズ彗星 (C/2021 C5)

2023年に16等まで明るくなると予想されていた。だが実際は、18.6等とかなり暗い(5月3日、iTelescope Deep Sky Chile, Rio Hurtado)。ゆっくりと暗くなっていく。日本では、現在は観測できない。南半球では、条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  21  2.71  -77 29.9   2.845   3.392   114   18.1   3:07 (354,-23)  
June  3  20 53.54  -77 46.5   2.826   3.412   117   18.1   3:02 (356,-23)

* アトラス彗星 (C/2022 Q2)

2022年の秋に、17等で観測された。2023年の春も、17等で観測できると予想されていた。だが実際は、19.0等と極めて暗い(5月16日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今後は急激に減光する。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  16 48.98   25  8.5   1.383   2.201   132   20.0   0:36 (  0, 80)  
June  3  16 10.63   25  2.4   1.448   2.258   132   20.2  23:21 (  0, 80)

* ラーセン彗星 (280P)

前回帰は、近日点通過の前に減光した。前回と同じであれば、17等まで明るくなると期待されていた。だが実際は、22等と極めて暗い(4月8日、Giuseppe Pappa)。ゆっくりと暗くなっていく。条件良く観測できる。 

Date(TT)  R.A. (2000) Decl.   Delta     r    Elong.  m1   Best Time(A, h)  
May  27  13 45.77    7 12.2   1.877   2.683   134   21.7  21:27 (  0, 62)  
June  3  13 44.94    6 46.1   1.928   2.675   127   21.7  20:59 (  0, 62)

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