今週の明るい彗星 (2022年11月12日：北半球版)

English version Home page	Updated on November 13, 2022
先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

パンスターズ彗星 (C/2017 K2) 現在は8.4等と明るい(10月23日、Marco Goiato)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って、8等で観測できる。南半球では、11月から12月にかけて一時的に低くなるが、長期に渡って観測できる。日本からは、2023年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 16 35.03 -46 27.4 2.595 1.861 34 8.1 18:23 ( 45,-18) Nov. 19 16 45.61 -48 53.3 2.592 1.839 32 8.1 18:20 ( 44,-21) ＺＴＦ彗星 (C/2022 E3) 現在は10.2等と明るい(11月3日、門田健一氏氏)。2023年2月に地球に0.29天文単位まで接近して、5等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月には一時的に超低空になるが、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、2月初めまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 15 50.03 24 25.3 2.039 1.482 43 10.3 18:23 (110, 14) Nov. 19 15 50.67 24 23.8 1.950 1.414 43 10.0 18:20 (113, 9) ニオワイズ彗星 (C/2022 P1) 現在は9.7等と、かなり明るい(10月23日、Marco Goiato)。11月まで10等を保つ。日本からは、まもなく観測できなくなる。南半球でも、12月から1月には一時的に観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 19 54.60 -40 53.7 1.754 1.609 65 10.4 18:23 ( 22, 10) Nov. 19 19 45.15 -40 16.9 1.912 1.600 56 10.5 18:20 ( 28, 7) ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2) 現在は11.6等(11月2日、宮崎修氏)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、2023年の夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 11 11.69 64 26.1 2.760 2.987 93 11.0 5:04 (207, 52) Nov. 19 11 13.02 67 27.7 2.615 2.937 99 10.8 5:10 (200, 53) ヴィルト第２彗星 (81P) 現在は11.4等(10月29日、宮崎修氏)。南半球でも明け方の空に現れてきた。春にかけて11〜12等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 12 14.02 -0 32.2 2.160 1.633 45 11.7 5:04 (291, 26) Nov. 19 12 33.22 -2 24.7 2.110 1.620 47 11.6 5:10 (295, 28) アトラス彗星 (C/2019 L3) 昨年の冬に8.3等まで明るくなった(1月6日、高橋俊幸氏)。現在は減光中。だが、まだ11.1等と明るい(11月2日、門田健一氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 9 56.05 -20 33.3 4.676 4.486 72 11.6 5:04 (336, 31) Nov. 19 9 58.18 -22 5.7 4.625 4.523 77 11.7 5:10 (344, 31) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は13.8等(11月5日、門田健一氏)。1月まで11〜12等の明るさを保ち、非常に条件良く観測できる。この予報よりやや暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 10.98 8 38.0 1.294 1.832 105 11.8 4:48 ( 0, 64) Nov. 19 8 20.21 8 8.1 1.232 1.830 110 11.7 4:29 ( 0, 63) パンスターズ彗星 (C/2020 K1) 現在は13.8等(10月15日、Chris Wyatt)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、11月には観測できなくなる。南半球では、11月から1月には一時的に観測できなくなるが、長期に渡って条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 17 38.49 -16 47.2 4.276 3.525 36 12.3 18:23 ( 60, 11) Nov. 19 17 43.94 -18 3.8 4.311 3.493 30 12.2 18:20 ( 62, 7) アトラス彗星 (C/2021 Y1) 現在は14.7等(10月26日、Michael Jager)。2023年の冬から夏にかけて、12等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年春まで条件良く観測できる。南半球では、今後は長期に渡って条件良く観測できる。最近はこの予報より暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 4 48.42 20 18.8 1.905 2.838 155 12.9 1:27 ( 0, 75) Nov. 19 4 38.31 17 16.9 1.818 2.785 165 12.7 0:49 ( 0, 72) アトラス彗星 (C/2019 T4) 現在は12.8等と明るい(8月28日、安部裕史氏)。しばらく12等を保つ。日本からは8月から11月まで、南半球では9月から12月まで、観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 14 16.41 -2 55.6 5.358 4.435 19 12.8 5:04 (274, 0) Nov. 19 14 23.96 -2 47.6 5.336 4.453 24 12.8 5:10 (278, 6) パンスターズ彗星 (C/2019 U5) 現在は13.7等(9月24日、安部裕史氏)。2023年に12等まで明るくなると期待されている。日本からは、10月に一時的に観測できなくなったが、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、12月半ばまで観測できないが、2023年には条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 13 46.04 9 27.0 4.616 3.831 33 13.2 5:04 (268, 14) Nov. 19 13 48.05 8 30.1 4.535 3.811 38 13.2 5:10 (273, 20) アトラス彗星 (C/2021 P4) 6月から7月にかけて、10.4等まで明るくなった(7月22日、門田健一氏)。南半球では、明け方の空に現れてきた。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 14 31.12 -54 21.4 2.632 1.942 37 13.2 5:04 (319,-28) Nov. 19 14 58.25 -56 55.1 2.705 2.024 38 13.5 5:10 (322,-28) ＺＴＦ彗星 (C/2021 E3) 初夏に9.3等まで明るくなった(6月5日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に14.6等まで暗くなった(10月29日、Chris Wyatt)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からも観測できるようになったが、しばらくは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 10 2.11 -42 18.2 2.800 2.601 68 13.3 5:04 (342, 10) Nov. 19 9 55.45 -42 53.4 2.767 2.661 73 13.4 5:10 (350, 11) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は13.6等(10月23日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 6 58.03 29 11.0 5.403 6.042 126 13.5 3:35 ( 0, 84) Nov. 19 6 56.48 29 15.0 5.320 6.044 133 13.5 3:06 ( 0, 84) パンスターズ彗星 (C/2022 A2) 現在は14.3等(10月15日、門田健一氏)。冬に12.5等まで明るくなると期待されている。日本からは、今後は条件良く観測できる。南半球では、2023年6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 12 56.76 24 26.6 2.594 2.144 52 14.4 5:04 (261, 32) Nov. 19 13 10.67 26 29.4 2.446 2.094 57 14.2 5:10 (261, 36) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 10月初めにアウトバーストを起こした。現在は10.4等と、かなり明るい(10月15日、Chris Wyatt)。南半球では条件良く観測できる。日本からは低空。Michael Jager氏によって、17.5〜19等のいくつかの分裂核が捉えられた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 20 42.19 -30 52.1 1.314 1.440 75 14.5 18:23 ( 15, 23) Nov. 19 21 9.95 -28 36.1 1.409 1.503 75 14.9 18:20 ( 15, 25) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は14.7等(10月31日、ATLAS South Africa)。しばらく13〜14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 19 36.78 -29 0.2 3.440 3.104 62 14.5 18:23 ( 30, 19) Nov. 19 19 46.85 -28 30.7 3.530 3.111 57 14.6 18:20 ( 33, 18) クラーク彗星 (71P) 冬に13等まで明るくなるが、条件が悪い。南半球では2月まで、日本からは5月まで、観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 15 4.95 -16 7.3 2.717 1.727 1 14.7 5:04 (278,-17) Nov. 19 15 24.11 -17 45.5 2.689 1.703 3 14.5 5:10 (282,-15) モーリー-アタール彗星 (C/2021 X1) 現在は14.5等(10月29日、Chris Wyatt)。2023年いっぱい14等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 5 41.06 -22 51.2 3.073 3.728 124 14.7 2:19 ( 0, 32) Nov. 19 5 26.15 -23 39.7 2.990 3.697 129 14.6 1:36 ( 0, 31) アトラス彗星 (C/2022 R2) 急激に増光して、10月初めに12.4等まで明るくなった(10月2日、Michael Jager)。その後は13.3等と、少し減光した(10月26日、門田健一氏)。小型の彗星だが、10月25日に太陽に0.63天文単位まで近づいた。今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 14 45.94 3 21.9 1.562 0.737 21 14.6 5:04 (265, -2) Nov. 19 15 10.38 -1 23.8 1.689 0.820 18 15.3 5:10 (270, -3) アトラス彗星 (C/2020 R7) 現在は15.1等(10月26日、Thomas Lehmann)。当初の予報より増光が鈍い。長期に渡って14〜15等を保つ。現在は観測できない。日本からは1月上旬に、南半球では2月上旬に観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 17 8.10 -20 36.6 3.841 3.010 28 14.8 18:23 ( 62, 3) Nov. 19 17 13.01 -19 26.6 3.910 3.024 22 14.8 18:20 ( 66, 1) アトラス彗星 (P/2022 L3) 現在は14.8等(10月25日、Michael Jager)。12月まで15等を保ち、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 2 16.15 23 7.9 1.448 2.423 166 15.1 22:50 ( 0, 78) Nov. 19 2 10.17 23 56.2 1.475 2.426 159 15.2 22:16 ( 0, 79) レモン彗星 (C/2021 T4) 現在は15.3等(10月29日、Chris Wyatt)。2023年7月に8等まで明るくなると期待されている。2022年は、次第に増光していく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 1 51.66 -9 16.2 2.724 3.597 147 15.2 22:25 ( 0, 46) Nov. 19 1 38.10 -10 28.8 2.728 3.529 138 15.2 21:44 ( 0, 45) アトラス彗星 (C/2022 U2) 現在は16.1等(11月2日、Michael Jager)。1月に13等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、2月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 18 54.85 67 37.7 1.199 1.615 94 15.5 18:23 (156, 49) Nov. 19 18 53.30 67 18.9 1.142 1.561 93 15.2 18:20 (154, 47) パーカー-ハートレー彗星 (119P) 現在は14.7等(11月5日、門田健一氏)。夏から冬にかけて15等の明るさで、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 1.77 19 3.2 1.881 2.414 110 15.3 4:39 ( 0, 74) Nov. 19 8 5.49 19 10.7 1.815 2.427 116 15.2 4:15 ( 0, 74) アトラス彗星 (C/2020 Y2) 現在は14.8等(10月29日、Chris Wyatt)。春に13等まで明るくなると期待されていたが、当初の予報より暗かった。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、しばらく超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 4 31.73 -53 40.0 3.023 3.438 106 15.3 1:10 ( 0, 1) Nov. 19 4 8.90 -53 2.4 3.042 3.466 107 15.4 0:20 ( 0, 2) ヴィルト第４彗星 (116P) 2022年の初めに、12.7等まで明るくなった(2月27日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。現在は観測できない。南半球では1月に、日本からは2月に、16等で再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 15 19.92 -19 48.4 3.332 2.345 3 15.4 18:23 ( 77,-17) Nov. 19 15 34.76 -20 46.4 3.350 2.362 1 15.5 5:10 (283,-19) コプフ彗星 (22P) 現在は14.8等(10月20日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。今度は条件良く観測できるが、次第に減光していく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 0 48.34 -2 17.4 1.819 2.658 140 15.5 21:22 ( 0, 53) Nov. 19 0 46.76 -2 10.5 1.925 2.700 133 15.8 20:53 ( 0, 53) タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星 (41P) 今回帰は条件が最悪で、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 16 31.59 -17 11.5 2.196 1.312 20 15.6 18:23 ( 70, -1) Nov. 19 16 57.55 -18 13.4 2.258 1.365 19 16.2 18:20 ( 68, -1) アトラス彗星 (C/2021 G2) 現在は15.9等(11月5日、門田健一氏)。2024年から2025年にかけて、13等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 9 11.26 -33 34.8 7.146 7.035 79 15.8 5:04 (350, 21) Nov. 19 9 12.88 -34 22.4 7.038 7.000 83 15.7 5:10 (357, 20) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は14.8等(10月25日、Michael Jager)。11月まで15等の明るさを保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 1 16.73 -0 22.1 1.229 2.131 147 15.7 21:51 ( 0, 55) Nov. 19 1 16.24 -0 25.6 1.278 2.135 140 15.8 21:23 ( 0, 55) パンスターズ彗星 (C/2021 S3) 現在は15.7等(11月2日、門田健一氏)。2024年の初めに、7等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2022年はずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 6 16.23 -34 2.1 5.092 5.534 111 16.0 2:53 ( 0, 21) Nov. 19 6 13.21 -35 2.4 4.992 5.470 114 15.9 2:23 ( 0, 20) リニア彗星 (285P) 8月初めにアウトバーストを起こして、6等ほど急増光し、14.6等まで明るくなった(8月13日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。現在もまだ16.2等と明るい(11月10日、G. Lehmann, A. Salewski)。しばらく16等を保ちそう。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 20 3.94 -6 30.1 1.856 1.830 72 16.0 18:23 ( 36, 42) Nov. 19 20 20.03 -7 17.7 1.894 1.807 69 16.0 18:20 ( 38, 40) ノヴィチョーノク-ギェルケ彗星 (408P/2020 M7) 現在は16.3等(11月7日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。秋から冬にかけて、16〜17等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 4 29.14 0 28.7 2.558 3.472 153 16.1 1:07 ( 0, 56) Nov. 19 4 25.21 -0 11.1 2.543 3.474 157 16.0 0:35 ( 0, 55) パンスターズ彗星 (C/2020 S4) 現在は16.4等(11月10日、ATLAS-HKO, Haleakala)。春まで16等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 9 12.20 16 39.6 3.262 3.472 93 16.2 5:04 (328, 69) Nov. 19 9 17.91 16 51.0 3.151 3.456 99 16.1 5:10 (347, 71) 小惑星ディディモス (65803) 9月26日に、衛星ディモルフィスにダート探査機が衝突して、彗星活動が捉えられた。12.9等まで明るくなった(9月28日、John Drummond)。その後は減光中。既に15.9等まで暗くなった(10月29日、吉本勝巳氏)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 10.40 12 18.2 0.134 1.037 107 16.3 4:47 ( 0, 67) Nov. 19 8 19.04 15 37.9 0.149 1.055 112 16.4 4:28 ( 0, 70) ロングモア彗星 (77P) 現在は17.3等(11月10日、J. Nicolas, J.-G. Bosch, F. Kugel)。急激に増光して、春に14等まで明るくなる。南半球では、12月に明け方の空に現れて、春には非常に条件良く観測できる。日本からは、冬には条件良く観測できるが、春にはやや低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 12 36.39 5 15.0 3.148 2.526 43 16.5 5:04 (282, 26) Nov. 19 12 46.81 3 39.7 3.069 2.510 47 16.4 5:10 (288, 29) パンスターズ彗星 (C/2021 C5) 現在は17.7等(7月9日、ATLAS Chile)。2023年に16等まで明るくなる。南半球では、8月から10月には一時的に低くなったが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 12 45.50 -45 47.8 4.043 3.356 40 16.8 5:04 (320,-10) Nov. 19 12 58.24 -47 49.8 3.997 3.339 42 16.7 5:10 (324, -8) ラインムート第２彗星 (44P) 現在は16.4等(11月5日、佐藤裕久氏)。夏から秋にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 3 16.69 26 11.7 1.607 2.589 171 16.8 23:50 ( 0, 81) Nov. 19 3 10.68 25 35.1 1.635 2.617 171 16.8 23:17 ( 0, 81) マスター彗星 (C/2020 F5) 2021年に14等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.6等まで暗くなった(10月26日、Thomas Lehmann)。2022年は、16〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 23 18.08 15 1.2 5.805 6.426 125 16.9 19:52 ( 0, 70) Nov. 19 23 16.89 15 0.4 5.937 6.465 118 17.0 19:24 ( 0, 70) パンスターズ彗星 (C/2022 S3) 現在は17.6等(10月25日、Michael Jager)。小型の彗星だが、1月に太陽に0.8天文単位まで、3月に地球に0.6天文単位まで近づく。1月から3月にかけて、14等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、12月初めまでしか観測できない。その後、3月初めに再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 20 11.57 -24 48.1 1.504 1.499 70 17.1 18:23 ( 24, 26) Nov. 19 20 15.05 -28 9.3 1.532 1.407 63 16.9 18:20 ( 28, 21) カタリナ-ニート彗星 (395P/2020 H1) 現在は16.6等(10月26日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。近日点を通過した後も増光が続いている。しばらく16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 22 57.62 -3 40.8 3.872 4.382 114 16.9 19:32 ( 0, 51) Nov. 19 22 59.02 -3 39.0 3.985 4.395 108 17.0 19:06 ( 0, 51) アトラス彗星 (C/2022 E2) 現在は17.3等(10月30日、ATLAS Chile)。2024年から2025年にかけて、12〜13等まで明るくなると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 10 34.33 -19 16.1 7.086 6.717 64 17.0 5:04 (326, 28) Nov. 19 10 34.48 -19 29.3 6.938 6.672 70 16.9 5:10 (334, 31) ニート彗星 (246P) 現在は15.8等(10月19日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年から2021年にかけて、14等まで明るくなった。現在はゆっくりと減光中。2022年は、16〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 0 5.61 -19 14.7 3.467 4.081 122 17.1 20:40 ( 0, 36) Nov. 19 0 4.53 -18 45.4 3.572 4.098 115 17.2 20:11 ( 0, 36) フルス彗星 (P/2021 N2) 急激に増光して、昨年の秋から冬にかけて、15.5等まで明るくなった(2021年11月2日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在はゆっくりと減光中。既に16.5等まで暗くなった(10月25日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 6 48.85 11 2.8 3.681 4.339 126 17.1 3:26 ( 0, 66) Nov. 19 6 47.43 10 40.4 3.622 4.358 133 17.1 2:57 ( 0, 66) リニア-ニート彗星 (204P) 現在は17.6等(11月6日、ATLAS-HKO, Haleakala)。急激に増光して、冬に16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 9 10.43 15 26.7 1.480 1.835 93 17.3 5:04 (331, 68) Nov. 19 9 23.09 14 58.3 1.416 1.834 97 17.1 5:10 (344, 69) ファン・ネス彗星 (327P) 予想通り急激に増光して、9月に14.0等まで明るくなった(9月22日、Michael Jager)。現在は減光中。既に16.4等まで暗くなった(11月3日、ATLAS Chile)。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 2 15.05 -39 55.6 0.977 1.714 121 17.1 22:49 ( 0, 15) Nov. 19 2 15.40 -40 0.9 1.049 1.744 117 17.4 22:22 ( 0, 15) アトラス彗星 (C/2022 L2) 現在は16.8等(11月8日、門田健一氏)。2024年に11〜12等まで明るくなると期待されている。日本からは、12月にはいったん低くなるが、2023年秋までは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2月まで観測できないが、最盛期には非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 17 58.99 18 20.8 5.903 5.403 55 17.2 18:23 ( 87, 37) Nov. 19 18 0.91 17 35.5 5.914 5.351 51 17.1 18:20 ( 90, 32) パロマー彗星 (C/2019 O3) 現在は16.7等(10月29日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと減光中。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 17 22.29 62 47.9 9.545 9.502 84 17.2 18:23 (146, 41) Nov. 19 17 26.20 62 42.4 9.555 9.517 84 17.2 18:20 (146, 39) テンペル第１彗星 (9P) 現在は16.0等(10月19日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は減光中。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 22 28.56 -22 19.8 2.286 2.659 101 17.2 19:04 ( 0, 33) Nov. 19 22 33.65 -21 15.3 2.415 2.698 95 17.4 18:41 ( 0, 34) リニア彗星 (402P/2020 Q3) 昨年の冬に15.3等まで明るくなった(1月12日、H. Nohara)。現在は減光中。既に17.4等まで暗くなった(11月5日、門田健一氏)。この冬は17等で条件良く観測できる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 10 10.43 18 38.6 4.396 4.359 81 17.2 5:04 (299, 62) Nov. 19 10 14.62 18 55.2 4.304 4.375 87 17.2 5:10 (310, 67) マックホルツ第１彗星 (96P) 現在は19.8等(10月7日、J. L. Virlichie, P. Traverse, H. Roy, G. Houdin)。1月31日に、太陽に0.1天文単位まで近づく。日本からは、2月半ばに9等で明け方の空に現れ、その後は減光していく様子を観測できる。南半球では、1月半ばから2月半ばまでは観測できないが、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 18 9.16 -48 12.8 2.297 1.791 47 17.5 18:23 ( 33, -6) Nov. 19 18 19.52 -47 36.4 2.261 1.687 43 17.2 18:20 ( 35, -8) アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1) 2021年の夏に、14.2等まで明るくなった(2021年7月18日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に16.7等まで暗くなった(10月31日、ATLAS South Africa)。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からはやや低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 1 27.92 -25 3.1 4.974 5.673 131 17.2 22:02 ( 0, 30) Nov. 19 1 24.12 -24 22.4 5.082 5.717 125 17.3 21:30 ( 0, 31) アトラス彗星 (C/2019 T3) 現在は17.3等(10月19日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点を通過した後もしばらく明るかったが、今度は減光して、冬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 21 13.26 -1 29.6 7.242 7.326 90 17.3 18:23 ( 15, 53) Nov. 19 21 13.46 -2 6.6 7.391 7.354 83 17.4 18:20 ( 24, 50) アトラス彗星 (C/2020 F2) 2023年の夏まで、長期に渡って17等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 13 31.92 3 29.5 9.673 8.844 31 17.4 5:04 (275, 13) Nov. 19 13 33.13 3 31.6 9.607 8.848 37 17.3 5:10 (280, 20) スコッティ彗星 (244P) 現在は17.7等(11月5日、佐藤裕久氏)。冬に17等で、条件良く観測できる。南半球ではやや低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 6 31.93 26 1.1 3.188 3.920 132 17.4 3:09 ( 0, 81) Nov. 19 6 30.11 26 6.1 3.116 3.920 139 17.4 2:40 ( 0, 81) アトラス彗星 (C/2022 Q2) 現在は17.0等(11月9日、ATLAS South Africa)。来年夏にかけて、17〜18等で観測できる。この予報より明るいかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 21 51.27 -14 45.7 1.577 1.944 95 17.4 18:25 ( 0, 40) Nov. 19 21 34.11 -14 9.2 1.710 1.898 84 17.4 18:20 ( 13, 40) トリトン彗星 (157P) 秋に16.1等まで明るくなった(9月23日、Michael Jager)。その後は急激に減光中。既に17.9等まで暗くなった(10月28日、門田健一氏)。南半球でも、今後は高くなってくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 10 20.01 7 27.2 1.655 1.697 75 17.4 5:04 (310, 52) Nov. 19 10 31.83 5 18.5 1.619 1.724 78 17.4 5:10 (320, 54) パンスターズ彗星 (C/2021 QM45) 現在は17.6等(11月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。日本からは、冬にかけて長期に渡って17等で条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 10.58 48 35.2 2.401 2.924 112 17.4 4:48 (180, 76) Nov. 19 8 14.91 49 4.2 2.356 2.948 117 17.4 4:25 (180, 76) 小惑星ファエトン (3200) 5月15日に太陽に0.14天文単位まで接近したが、その頃は観測できなかった。日本からは、7月から11月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 1 31.71 38 43.6 1.336 2.250 150 17.4 22:05 (180, 86) Nov. 19 1 17.80 36 10.0 1.392 2.276 145 17.6 21:24 (180, 89) レモン-アトラス彗星 (C/2022 A3) 現在は17.0等(10月26日、門田健一氏)。2023年の初めから2024年の初めにかけて、長期に渡って16等で観測できる。日本からは、2023年の春までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 10 33.86 7 41.9 4.852 4.644 72 17.6 5:04 (306, 50) Nov. 19 10 34.28 6 41.9 4.700 4.608 78 17.5 5:10 (317, 54) パンスターズ彗星 (C/2020 U4) 現在は17.4等(10月19日、門田健一氏)。2022年に17〜18等で観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 0 55.77 22 40.4 4.722 5.592 148 17.5 21:29 ( 0, 78) Nov. 19 0 48.07 21 37.1 4.807 5.607 140 17.6 20:54 ( 0, 77) ボレリー彗星 (19P) 昨年の冬から早春にかけて、8.8等まで明るくなった(1月31日、Chris Wyatt)。現在は減光中。明け方の空に現れてきた。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 13 39.46 13 10.1 3.784 3.060 37 17.6 5:04 (266, 17) Nov. 19 13 48.20 12 31.6 3.777 3.106 41 17.7 5:10 (270, 22) ソニア彗星 (C/2020 J1) 2021年の春から夏にかけて、12.3等まで明るくなった(2021年6月15日、Marco Goiato)。現在は減光中。1月には18等以下になる。最近は20.8等と、極めて暗く観測されている(10月27日、Q.-Z. Ye, M. S. P. Kelley)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 12 39.46 30 0.6 6.484 6.040 59 17.6 5:04 (257, 37) Nov. 19 12 41.32 30 33.4 6.434 6.086 65 17.6 5:10 (259, 44) ＺＴＦ彗星 (C/2022 P3) 現在は17.9等(11月2日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。日本からは、秋に17〜18等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 19.30 57 20.9 2.291 2.804 111 17.8 4:57 (180, 68) Nov. 19 8 25.46 60 23.2 2.266 2.835 115 17.8 4:35 (180, 65) アトラス彗星 (C/2019 E3) 現在は17.4等(10月28日、ATLAS Chile)。非常に遠方の彗星。2021年から2026年にかけて、長期に渡って18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 8.93 -72 37.5 10.668 10.499 77 17.9 4:45 ( 0,-18) Nov. 19 8 2.56 -73 24.8 10.656 10.492 77 17.8 4:11 ( 0,-18) ウィルソン-ハリントン彗星 (107P/(4015)) 現在は17.4等(10月23日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年は、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 8 26.84 19 37.4 0.787 1.415 104 17.9 5:04 ( 0, 75) Nov. 19 8 26.68 19 15.7 0.785 1.475 111 17.9 4:36 ( 0, 74) パンスターズ彗星 (C/2020 U5) 現在は17.9等(10月19日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。近日点の前から減光し始めている。長期に渡って16等を保つと予想されていたが、まもなく18等以下になるだろう。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2023年まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 12 18 17.72 38 46.2 4.341 4.140 71 17.9 18:23 (111, 48) Nov. 19 18 24.92 36 54.4 4.419 4.166 68 17.9 18:20 (110, 45)