今週の明るい彗星 (2021年1月30日：北半球版)

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ステレオ彗星 (P/2021 A3) 2016年に発見された新周期彗星。当初の予想では、2024年に回帰する予定だったが、予想より早く回帰した。現在は11等と明るい(1月16日、Giuseppe Pappa)。1月25日に近日点を通過した。南半球では、2月初めに明け方の空に現れて、その後は非常に条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 21 49.80 -31 58.8 0.507 0.535 19 10.7 18:53 ( 60,-15) Feb. 6 21 17.48 -42 15.6 0.504 0.581 26 11.6 5:28 (302,-30) ネオワイズ彗星 (C/2021 A2) 明るい新彗星。現在は11.0等(1月25日、Chris Wyatt)。2月初めに11等まで明るくなる。日本からは、今後は非常に条件良く観測できる。南半球では、現在は非常に条件良く観測できるが、2月からは急激に低くなり、3月半ばには観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 8 1.32 -22 49.0 0.523 1.417 137 11.1 23:17 ( 0, 34) Feb. 6 7 5.76 -3 3.0 0.514 1.428 142 11.1 21:55 ( 0, 53) エラスムス彗星 (C/2020 S3) 12月初めに、5.6等まで増光した(12月9日、Marco Goiato)。12月中旬には、SOHO探査機の画像で、約3等の明るさで見えていた(12月18日、佐藤裕久氏)。現在は観測できない。4月に再び明け方の空に現れるが、15等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 21 3.89 -5 30.7 2.127 1.186 12 11.4 18:53 ( 89, -8) Feb. 6 21 25.27 -3 29.6 2.258 1.312 12 11.9 18:59 ( 93,-10) アトラス彗星 (C/2020 R4) 急激に増光した。現在は12.6等と、かなり明るい(12月25日、門田健一氏)。4月に地球に0.46天文単位まで接近して、9等まで明るくなって、非常に条件良く観測できると期待されている。1月から2月にかけては、一時的に観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 20 59.37 -15 48.6 2.134 1.151 2 11.8 18:53 ( 81,-15) Feb. 6 20 55.49 -14 58.7 2.082 1.104 5 11.5 5:28 (279,-13) マックホルツ第２彗星 (141P) 12月初めに、急激に増光した。現在は10.6等と、かなり明るい(1月13日、Chris Wyatt)。さらに、Michael Jager氏によって、15〜16等の分裂核が2つ観測されている。今回帰は、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 25.23 -3 24.9 0.560 1.073 83 11.6 18:53 ( 25, 49) Feb. 6 3 13.63 -1 42.6 0.605 1.143 88 12.4 18:59 ( 20, 52) アトラス彗星 (C/2019 N1) 現在は11.9等と明るい(1月23日、Marco Goiato)。3月まで12等を保つ。南半球では、今後は条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 15 8.00 -65 55.5 1.925 1.872 72 11.7 5:33 (354,-12) Feb. 6 15 20.50 -71 57.9 1.913 1.911 74 11.8 5:28 (356,-17) アトラス彗星 (C/2020 M3) 11月に7.3等まで明るくなった(11月7日、Marco Goiato)。現在は減光中。だが、まだ11.3等と明るい(1月22日、Thomas Lehmann)。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 5 31.52 48 44.5 1.084 1.872 129 12.2 20:53 (180, 76) Feb. 6 5 39.90 48 41.6 1.201 1.941 124 12.7 20:34 (180, 76) テンペル第２彗星 (10P) 春に11.5等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では3月に、日本からは6月に、ようやく明け方の低空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 19 24.00 -19 14.7 2.403 1.519 20 12.9 5:33 (292, -2) Feb. 6 19 47.69 -18 53.7 2.364 1.494 21 12.6 5:28 (292, -2) ハウエル彗星 (88P) 秋に8.2等まで明るくなった(10月13日、Chris Wyatt)。現在は減光中。既に12.3等まで暗くなった(1月13日、Chris Wyatt)。南半球では、まもなく観測できなくなる。日本からも、2月末には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 23 27.66 -6 4.9 2.524 1.882 40 12.7 18:53 ( 67, 20) Feb. 6 23 43.59 -4 13.4 2.615 1.928 37 13.0 18:59 ( 72, 18) ボアッティーニ彗星 (398P/2020 P2) 2009年に13等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は12.5等と明るい(1月23日、Chris Wyatt)。今後は減光していく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 5 37.16 16 47.5 0.479 1.363 134 13.1 20:59 ( 0, 72) Feb. 6 5 53.52 19 57.5 0.523 1.388 131 13.4 20:48 ( 0, 75) ラッセル-リニア彗星 (156P) 急激に増光した。11月に9.7等まで明るくなった(11月15日、Chris Wyatt)。現在は減光中。だが、まだ11.7等と明るい(1月13日、宮崎修氏)。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 34.65 36 4.2 1.105 1.572 97 13.3 18:53 (100, 79) Feb. 6 2 56.32 37 31.8 1.189 1.613 95 13.8 18:59 (106, 76) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.7等(1月16日、Thomas Lehmann)。南半球では、2月下旬には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 19.14 23 52.4 5.764 5.854 90 13.6 18:53 ( 60, 71) Feb. 6 2 21.66 23 52.2 5.877 5.855 83 13.6 18:59 ( 71, 65) アトラス彗星 (C/2019 L3) 現在は13.8等(1月15日、Thomas Lehmann)。2022年の冬に、11等まで明るくなる。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、2021年11月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 0 42.81 53 55.9 4.636 4.692 87 13.9 18:53 (136, 55) Feb. 6 0 52.22 53 22.5 4.672 4.653 82 13.9 18:59 (134, 52) パンスターズ彗星 (C/2017 K2) 現在は14.7等(1月24日、Thomas Lehmann)。2022年から2023年にかけて、長期に渡って5〜6等で観測できると期待されている。日本からは、2022年の夏から2023年の夏まで、最盛期は観測できない。南半球では、現在は観測できないが、最盛期は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 18 9.64 35 19.9 7.569 7.212 65 14.0 5:33 (251, 42) Feb. 6 18 13.25 35 34.6 7.477 7.157 67 13.9 5:28 (253, 46) アトラス-アフリカーノ彗星 (C/2019 F1) 春から夏にかけて、13等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2022年7月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 7.11 -52 25.4 4.297 3.824 55 14.0 5:33 (335, -6) Feb. 6 17 19.45 -53 55.4 4.204 3.803 59 13.9 5:28 (337, -6) ニート彗星 (246P) 2020年から2021年にかけて、13〜14等を保つ。明け方の空に現れてきた。今後は、南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 35.06 -21 13.5 3.464 2.867 45 14.2 5:33 (311, 16) Feb. 6 17 46.32 -21 38.5 3.393 2.865 50 14.2 5:28 (313, 17) パンスターズ彗星 (C/2020 N1) 現在は15.2等(1月16日、Thomas Lehmann)。春にかけて14〜15等を保つ。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、春まで超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 1 30.47 27 6.0 1.229 1.456 81 14.8 18:53 ( 81, 63) Feb. 6 1 53.55 25 33.9 1.228 1.416 78 14.7 18:59 ( 80, 60) パンスターズ彗星 (C/2017 T2) 2020年に長期に渡って8〜9等で観測された。現在は減光中。明け方の空に現れてきた。今後は、南半球では条件良く観測できる。日本からは、今後は超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 20.70 -30 13.3 4.230 3.659 48 14.8 5:33 (319, 11) Feb. 6 17 26.50 -31 8.6 4.207 3.726 54 14.9 5:28 (323, 12) ソニア彗星 (C/2020 J1) 現在は14.9等(10月10日、Chris Wyatt)。春に13.5等まで明るくなる。南半球では、12月には一時的に観測できなくなったが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、春まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 50.52 -41 1.8 4.063 3.435 44 14.9 5:33 (322, -1) Feb. 6 17 51.33 -40 46.1 3.954 3.422 51 14.8 5:28 (325, 1) ホームズ彗星 (17P) 現在は15.8等(11月5日、門田健一氏)。6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 22 10.29 -7 20.6 2.966 2.087 22 15.0 18:53 ( 78, 4) Feb. 6 22 24.40 -5 23.8 2.989 2.083 19 15.0 18:59 ( 83, 1) レモン彗星 (C/2018 U1) 現在は15.9等(11月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年から2022年にかけて、長期に渡って14等の明るさを保つ。日本からは、12月には一時的に観測できなくなったが、明るくなっていく様子をずっと条件良く観測できる。南半球でも、まもなく明け方の空に現れ、その後は条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 18 13.74 3 27.1 6.090 5.424 43 15.2 5:33 (285, 26) Feb. 6 18 16.34 3 10.8 6.002 5.403 48 15.2 5:28 (288, 29) アトラス彗星 (C/2019 T4) 現在は14.2等で、眼視でも見えている(1月25日、Chris Wyatt)。2022年に13等まで明るくなると期待されている。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、秋から冬に観測できるが、超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 8 13.49 -40 25.6 5.258 5.829 121 15.3 23:33 ( 0, 15) Feb. 6 8 10.19 -40 5.2 5.210 5.793 122 15.2 23:02 ( 0, 15) マスター彗星 (C/2020 F5) 現在は14.8等(12月12日、Taras Prystavski)。2021年末まで14〜15等を保つ。南半球では、1月から2月にかけては超低空になるが、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 21 31.96 -50 45.3 5.129 4.349 34 15.2 18:53 ( 45,-26) Feb. 6 21 42.88 -49 29.9 5.124 4.343 34 15.2 18:59 ( 48,-29) パロマー彗星 (C/2020 T2) 現在は15.8等(1月20日、吉本勝己氏)。春から夏にかけて13等まで明るくなり、長期に渡って条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 43.67 27 24.9 2.258 2.786 112 15.6 5:07 ( 0, 82) Feb. 6 13 50.17 28 9.2 2.148 2.734 116 15.4 4:46 ( 0, 83) ロニオス-ヒル彗星 (409P/2020 V1) 2006年に14〜15等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.0等(1月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2月から3月にかけて、15〜16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 12 40.37 4 28.0 1.019 1.754 122 15.6 4:04 ( 0, 59) Feb. 6 12 50.89 5 53.6 0.977 1.757 127 15.5 3:47 ( 0, 61) レモン彗星 (C/2019 T2) 現在は16.3等(11月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。春から夏にかけて、14.5等まで明るくなる。南半球では、1月から2月には超低空になるが、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 21 58.62 -37 6.3 3.650 2.784 24 15.7 18:53 ( 55,-15) Feb. 6 22 6.58 -37 49.3 3.629 2.762 24 15.7 18:59 ( 57,-20) ニェウイミン第１彗星 (28P) 現在は17.4等(9月16日、Blue Mountains Observatory, Leura)。2021年の初めに、15.5等まで明るくなる。6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 20 52.10 -23 23.7 2.630 1.653 5 15.7 18:53 ( 75,-21) Feb. 6 21 13.42 -21 20.2 2.608 1.630 5 15.7 5:28 (283,-20) アサシン彗星 (C/2018 N2) 現在は14.9等(1月22日、Thomas Lehmann)。日本からは、ゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 16 37.53 62 18.1 4.997 5.160 93 15.7 5:33 (209, 54) Feb. 6 16 38.40 63 5.4 5.023 5.207 95 15.8 5:28 (205, 56) ソーホー彗星 (323P) 1999年、2004年、2008年、2012年、2016年と、5回の出現が確認されている。1月17日に太陽に0.04天文単位まで近づく。12月と2月に、地上から観測できる可能性がある。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 22 12.64 -8 12.0 0.539 0.528 22 15.9 18:53 ( 77, 5) Feb. 6 23 52.11 3 21.6 0.449 0.722 42 16.8 18:59 ( 76, 25) ネオワイズ彗星 (C/2021 A4) 新彗星。現在は17.7等(1月20日、吉本勝己氏)。2月に地球に0.4天文単位まで近づいて、15〜16等まで明るくなる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、2月半ばまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 12.32 60 4.7 0.611 1.378 117 16.8 4:38 (180, 65) Feb. 6 10 32.02 69 33.0 0.481 1.321 124 16.1 1:40 (180, 56) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は16.8等(1月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年に13等まで明るくなる。2021年は、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 42.62 -2 52.2 3.470 3.845 105 16.2 5:06 ( 0, 52) Feb. 6 13 44.36 -2 54.9 3.354 3.829 111 16.1 4:40 ( 0, 52) リニア彗星 (277P) 予想を上回って急激に増光した。現在は16.3等(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 3 18.16 23 38.1 1.442 1.924 103 16.2 18:53 ( 14, 78) Feb. 6 3 30.90 22 58.7 1.518 1.934 98 16.3 18:59 ( 34, 76) ネオワイズ彗星 (C/2021 A7) 新彗星。現在は16.5等(1月14日、M. Mattiazzo)。春から夏にかけて、15等まで明るくなる。南半球では、6月まで条件良く観測できる。日本からは、3月から5月にかけて、低空に見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 6 3.24 -63 13.7 2.555 2.783 92 16.5 21:23 ( 0, -8) Feb. 6 5 57.95 -60 57.0 2.482 2.728 93 16.3 20:50 ( 0, -6) アトラス彗星 (C/2019 T3) 現在は15.8等(1月14日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年から2021年にかけて、16等で観測できる。南半球では、夏まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 22 29.50 45 32.0 6.263 5.951 67 16.3 18:53 (126, 34) Feb. 6 22 33.79 44 47.9 6.333 5.949 62 16.4 18:59 (127, 28) スミス彗星 (C/2019 K7) 現在は15.6等(11月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年にかけて、長期に渡って15〜16等を保つ。日本からは、12月から1月にかけて一時的に低くなるが、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、春に超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 19 7.01 26 8.1 5.403 4.836 50 16.4 5:33 (256, 27) Feb. 6 19 10.31 27 22.8 5.385 4.857 53 16.4 5:28 (257, 31) パンスターズ彗星 (P/2020 T3) 急激に増光している。現在は16.5等と、予想以上に明るい(1月2日、D. Buczynski)。2月まで16.5等を保つ。日本では、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 9.84 13 46.0 1.142 1.440 84 16.4 18:53 ( 46, 62) Feb. 6 2 29.76 16 13.2 1.184 1.448 83 16.4 18:59 ( 55, 62) パンスターズ彗星 (P/2020 U2) かなり急激に増光した。現在は15.5〜16.0等(1月20日、Michael Jager)。しばらく16等で、条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 3 15.15 26 54.9 1.385 1.876 103 16.6 18:53 ( 24, 81) Feb. 6 3 28.39 27 11.3 1.458 1.888 99 16.5 18:59 ( 47, 79) アトラス彗星 (C/2020 M5) 現在は16.8等(1月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。日本からは、春から2022年の初めにかけて、長期に渡って15等で観測できる。南半球では、2021年末まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 19 56.17 46 8.2 3.896 3.593 65 16.8 5:33 (231, 27) Feb. 6 20 0.45 47 13.9 3.854 3.557 65 16.7 5:28 (231, 30) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 現在は19.0等と、予想よりかなり暗い(1月20日、吉本勝己氏)。5月から8月にかけて、11等まで明るくなる。南半球では、長期に渡って非常に条件良く観測できる。日本からは、しばらく条件良く観測できるが、7月以降は超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 15 6.86 10 8.1 1.560 1.832 89 17.0 5:33 (329, 62) Feb. 6 15 23.68 9 58.2 1.457 1.779 91 16.7 5:28 (332, 62) サイディング・スプリング彗星 (162P) 現在は16.1等(1月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。眼視では14.7等と明るい(1月11日、Sandor Szabo)。今後は減光し、4月には18等以下になる。日本からは、今後は長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 0 55.81 25 41.6 1.338 1.424 73 16.7 18:53 ( 86, 56) Feb. 6 1 15.89 29 5.3 1.407 1.459 72 16.8 18:59 ( 93, 54) テンペル-スイフト-リニア彗星 (11P) 急激に増光して、12月初めに12.5等まで明るくなった(12月7日、Michael Jager)。現在は減光中。既に16.7等まで暗くなった(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 3 33.73 6 43.9 1.012 1.557 102 16.8 18:56 ( 0, 62) Feb. 6 3 51.55 7 8.9 1.092 1.592 99 17.3 18:59 ( 7, 62) パロマー彗星 (C/2019 O3) 現在は16.6等(11月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2020年から2021年にかけて、16〜17等を保つ。日本では、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 19 29.16 32 2.9 9.374 8.822 53 16.8 5:33 (247, 25) Feb. 6 19 32.04 32 40.8 9.355 8.821 54 16.8 5:28 (249, 29) アトラス彗星 (C/2019 C1) 昨年の冬に16.1等まで明るくなった(3月18日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。現在は17.6等(1月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年は、夏まで17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 14.02 -20 27.4 6.502 6.821 104 16.9 4:38 ( 0, 34) Feb. 6 13 14.63 -20 22.7 6.407 6.833 111 16.9 4:11 ( 0, 35) パンスターズ彗星 (C/2017 U7) 現在は16.3等(10月17日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。ゆっくりと減光していく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 18 24.89 -20 2.0 8.052 7.260 34 16.9 5:33 (302, 8) Feb. 6 18 26.31 -19 43.6 7.996 7.281 41 16.9 5:28 (305, 12) アトラス彗星 (C/2020 Y2) 現在は16.8等(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年に13等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、6月に16等になるまで観測できるが、最盛期は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 14 10.10 -16 50.4 5.391 5.547 93 17.1 5:33 ( 0, 38) Feb. 6 14 8.45 -17 24.5 5.222 5.499 101 17.0 5:04 ( 0, 38) アトラス彗星 (C/2020 H6) 現在は17.2等(1月5日、ATLAS-MLO, Mauna Loa)。2021年から2022年にかけて、16〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 14 27.42 -26 26.8 5.038 5.083 87 17.1 5:33 (355, 28) Feb. 6 14 28.92 -25 58.0 4.900 5.062 93 17.0 5:25 ( 0, 29) リニア彗星 (C/2017 B3) 2019年の秋に、13.8等まで明るくなった(2019年9月3日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。既に17.2等まで暗くなった(1月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。南半球では、既に観測できない。日本からも、2月末には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 23 53.37 6 18.7 7.662 7.088 51 17.1 18:53 ( 74, 32) Feb. 6 23 56.12 6 50.5 7.792 7.131 45 17.2 18:59 ( 79, 27) パンスターズ彗星 (C/2017 Y2) 現在は16.6等(9月19日、D. Buczynski)。2020年の春から2021年の夏にかけて、16.5〜17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 49.53 -9 43.0 5.336 4.683 44 17.2 5:33 (300, 22) Feb. 6 17 50.91 -10 7.6 5.253 4.692 50 17.2 5:28 (304, 25) リニア彗星 (402P/2020 Q3) 2003年から2004年にかけて、16等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は16.8等(1月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。来年の冬に、16等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 38.70 -16 15.0 4.343 4.327 82 17.3 18:53 ( 16, 37) Feb. 6 2 41.88 -15 8.2 4.417 4.311 77 17.3 18:59 ( 25, 36) パンスターズ彗星 (C/2018 F4) 昨年の冬に13.5等まで明るくなった(2019年12月6日、Chris Wyatt)。現在はゆっくりと減光中。現在は17.2等(1月4日、Catalina Sky Survey)。南半球では、長期に渡って観測できる。日本からはやや低い。9月12日に、Taras Prystavski氏によって核が分裂している姿が発見された。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 1 15.54 -18 44.9 5.477 5.101 62 17.3 18:53 ( 37, 27) Feb. 6 1 17.41 -17 25.6 5.613 5.144 57 17.4 18:59 ( 44, 24) アマラウ彗星 (C/2020 O2) 現在は17.7等(9月14日、Slooh.com Chile Observatory, La Dehesa)。夏に16.5等まで明るくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 17 12.89 -36 47.9 5.692 5.131 51 17.4 5:33 (325, 6) Feb. 6 17 18.02 -36 23.3 5.587 5.114 56 17.3 5:28 (327, 9) アトラス彗星 (C/2020 R7) 現在は17.9等(12月28日、J. L. Virlichie, P. Traverse)。2022年に12等まで明るくなると期待されている。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、2月半ばまで超低空に見えた後は、2022年までは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 2 45.89 -47 41.5 6.332 6.174 76 17.4 18:53 ( 8, 7) Feb. 6 2 43.76 -47 2.3 6.344 6.125 72 17.4 18:59 ( 14, 6) レモン彗星 (405P/2020 U1) 2013年に17等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。現在は17.8等(1月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2月下旬には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 46.13 1 19.0 0.509 1.224 105 17.5 5:09 ( 0, 56) Feb. 6 13 51.08 -1 18.3 0.515 1.263 110 17.6 4:47 ( 0, 54) 小惑星A/2019 U5 (A/2019 U5) 現在は17.5等(1月15日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。小惑星だが、急激に増光している。2023年に11等まで明るくなりそう。日本からは、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。3月半ばには姿を現すが、その後も超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 18 28.97 37 45.1 7.830 7.461 64 17.6 5:33 (247, 39) Feb. 6 18 31.16 38 13.0 7.752 7.416 66 17.5 5:28 (248, 43) アトラス彗星 (C/2020 Y3) 新彗星。現在は17.5等(1月17日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。3月まで17.5等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 14 45.96 -5 12.2 1.882 2.114 89 17.6 5:33 (346, 49) Feb. 6 14 51.51 -1 12.4 1.800 2.143 96 17.6 5:28 (352, 53) ギクラス彗星 (84P) 現在は16.9等(1月8日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。条件良く観測できるが、今後は減光して、2月には18等以下になる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 8 2.57 23 26.5 1.700 2.671 167 17.6 23:23 ( 0, 78) Feb. 6 7 56.80 23 56.9 1.765 2.709 159 17.9 22:49 ( 0, 79) コワル第１彗星 (99P) 現在は18.7等(1月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2021年から2023年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 11 9.07 9 48.5 4.138 4.980 145 17.7 2:33 ( 0, 65) Feb. 6 11 6.70 10 4.4 4.073 4.972 153 17.7 2:03 ( 0, 65) ミュラー第５彗星 (173P) 現在は17.0等(1月10日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2019年後半から2021年初めにかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。近日点を通過する前に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 5 20.21 19 35.9 3.725 4.428 130 17.7 20:41 ( 0, 75) Feb. 6 5 19.05 19 55.4 3.802 4.420 123 17.8 20:13 ( 0, 75) ハグ-ベル彗星 (178P) 現在は17.3等(1月9日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。しばらく条件良く観測できるが、今後は減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 7 13.46 26 21.5 1.549 2.481 156 17.7 22:34 ( 0, 81) Feb. 6 7 9.68 26 52.2 1.623 2.515 148 17.9 22:03 ( 0, 82) 小惑星A/2020 F7 (A/2020 F7) 現在は17.5等(1月4日、ATLAS-HKO, Haleakala)。小惑星だが、急激に増光している。2021年から2022年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは、5月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 9 15.12 -5 23.0 4.826 5.740 156 17.8 0:40 ( 0, 50) Feb. 6 9 8.31 -5 46.6 4.793 5.721 158 17.8 0:05 ( 0, 49) ＺＴＦ彗星 (C/2020 V2) 現在は18.0等(1月24日、Thomas Lehmann)。2023年に10等まで明るくなると期待されている。日本からは、2023年の秋まで条件良く観測できる。南半球では、7月半ばまで超低空に見えた後は、しばらく観測できなくなる。だが、2023年の夏からは条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 13 18.26 29 55.0 7.554 8.067 118 18.0 4:42 ( 0, 85) Feb. 6 13 16.54 30 47.0 7.424 8.016 123 17.9 4:12 ( 0, 86) アトラス彗星 (C/2019 E3) 2026年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。南半球では、長期に渡って条件良く観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 9 39.10 -56 55.3 11.354 11.642 104 17.9 1:03 ( 0, -2) Feb. 6 9 34.04 -57 9.8 11.297 11.625 107 17.9 0:30 ( 0, -2) アトラス彗星 (C/2020 P3) 現在は18.0等(1月13日、池村俊彦氏、佐藤裕久氏)。2022年にかけて、18等を保つ。日本からは、条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 0 37.79 79 41.2 6.561 6.833 101 17.9 18:53 (171, 42) Feb. 6 0 47.70 79 25.6 6.604 6.830 99 17.9 18:59 (169, 41) ネオワイズ彗星 (C/2020 P1) 10月20日に太陽に0.34天文単位まで接近して、核が崩壊した。近日点通過後は、12.5等で観測された(10月28日、Michael Jager)。既に消滅したと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 15 53.18 6 46.7 2.098 2.110 77 18.9 5:33 (314, 53) Feb. 6 15 53.92 7 21.0 2.100 2.217 83 19.1 5:28 (321, 57) ネオワイズ彗星 (C/2020 F3) 7月3日に太陽に0.29天文単位まで接近して、0.6等まで明るくなった(Alan Hale)。10月には、15.0等以下まで暗くなった(10月12日、津村光則己氏)。明け方の空に現れてきたが、19.0等以下で写らない(1月14日、津村光則氏)。既にかなり暗くなったと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 30 16 39.40 -25 5.2 4.035 3.615 58 20.4 5:33 (324, 20) Feb. 6 16 40.65 -25 30.1 4.007 3.700 65 20.5 5:28 (329, 22)