今週の明るい彗星 (2017年6月3日：南半球版)

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先週 北半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、南緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 現在は7.5等(5月27日、Chris Wyatt)。4月から7月にかけて、6〜7等まで明るくなると期待されていたが、最近は予報より暗い。日本からは、6月まで非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 14 40.67 20 31.8 0.812 1.642 127 6.7 21:51 (180, 35) June 10 14 29.67 12 51.3 0.816 1.637 126 6.7 21:13 (180, 43) パンスターズ彗星 (C/2015 ER61) 4月4日にバーストを起こし、2等ほど増光して、6.2等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在もまだ7.9等と、かなり明るい(5月24日、Juan Jose Gonzalez)。これから長い間観測できるが、日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 1 5.78 12 27.6 1.389 1.117 52 7.7 5:30 (228, 28) June 10 1 28.53 14 35.5 1.436 1.163 53 7.9 5:33 (225, 27) クラーク彗星 (71P) 現在は10.9等と明るい(5月30日、Marco Goiato)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 16 34.91 -27 38.1 0.595 1.608 174 10.6 23:46 (180, 83) June 10 16 31.66 -29 21.2 0.590 1.598 168 10.4 23:15 (180, 85) タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星 (41P) 3月下旬から4月上旬にかけて、地球に0.14天文単位まで大接近して、6.0等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。だが、まだ9.5等と明るい(5月29日、Chris Wyatt)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球でも、今後は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 18 28.59 13 26.1 0.301 1.249 135 10.6 1:44 (180, 41) June 10 18 24.67 8 48.7 0.334 1.299 143 11.4 1:12 (180, 46) ハートレー第２彗星 (103P) 今回帰はまだ観測されていない。今回帰の条件は最悪で、春に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 5 18.16 17 35.2 2.209 1.220 9 11.4 18:25 (105, -9) June 10 5 45.16 17 18.3 2.257 1.267 9 11.6 18:25 (105, -8) リニア彗星 (217P) 現在は14.0等(5月19日、嶋邦博氏)。急激に増光し、7月から9月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、明け方の空でずっと同じ高度を保つ。日本からは、ゆっくりと高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 0 58.68 0 30.0 1.563 1.353 58 13.5 5:30 (236, 38) June 10 1 25.23 2 12.9 1.521 1.320 58 13.2 5:33 (233, 37) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 4月23日にバーストを起こした。現在も13.3等と明るい(5月29日、Chris Wyatt)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 21 42.16 -13 30.8 5.430 5.841 109 13.4 4:57 (180, 68) June 10 21 42.24 -13 24.5 5.326 5.839 115 13.4 4:29 (180, 68) ボリソフ彗星 (C/2017 E1) 現在は10.9等(4月30日、Marco Goiato)。今後は次第に減光していく。日本からは、現在は観測できない。南半球ではずっと観測できるが、ずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 2 9.17 6 16.8 1.895 1.303 40 13.6 5:30 (245, 21) June 10 2 27.59 6 55.2 1.949 1.387 42 14.1 5:33 (243, 23) パンスターズ彗星 (C/2016 R2) 現在は14.7等(2月20日、Thomas Lehmann)。日本からは、現在は観測できない。南半球でも、5月にはいったん観測できなくなる。夏からは明け方の空で次第に高くなり、2017年の秋から2018年の冬にかけて、長期に渡って11等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 4 7.01 -9 59.6 5.114 4.304 33 13.9 5:30 (277, 7) June 10 4 13.64 -9 11.8 5.041 4.253 35 13.8 5:33 (273, 12) レモン-ヨン-パンスターズ彗星 (C/2015 VL62) 現在は15.6等(2月15日、Alexander Baransky)。明け方の空に現れてきた。夏に12〜13等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 0 18.42 15 44.4 3.188 2.865 62 14.0 5:30 (215, 31) June 10 0 15.13 15 53.0 3.030 2.844 69 13.9 5:33 (206, 35) ガン彗星 (65P) 現在は13.7等(5月26日、Chris Wyatt)。春から夏にかけて、14等まで明るくなる。日本からはやや低い。今回から、近日点距離が2.4天文単位から2.9天文単位まで遠くなり、これまでほどは明るくならない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 16 1.26 -21 36.1 1.984 2.988 170 14.0 23:12 (180, 77) June 10 15 56.08 -21 42.2 1.997 2.980 162 14.0 22:40 (180, 77) パンスターズ彗星 (C/2015 O1) 現在は15.1等(5月20日、嶋邦博氏)。2017年から2018にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 18 17.42 18 54.0 3.623 4.377 132 14.6 1:33 (180, 36) June 10 18 6.27 20 10.3 3.570 4.346 134 14.5 0:54 (180, 35) マスター彗星 (C/2016 N4) 現在は16.4等(5月18日、嶋邦博氏)。日本からは、夏から冬にかけて14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。南半球では、5月から6月に、かろうじて低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 0 30.38 31 25.8 3.807 3.355 56 14.7 5:30 (210, 16) June 10 0 34.09 33 53.0 3.707 3.336 61 14.6 5:33 (203, 17) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 3月末から4月初めにかけて、11.5等まで明るくなった(3月24日、Andrew Pearce)。現在は減光中。既に15.6等まで暗くなった(5月6日、CAO, San Pedro de Atacama)。2月10日に12等の明るい分裂核(BT核)が発見されたが、現在は16.7等と暗い(4月18日、F.-J. Hambsch, E. Bryssinck)。南半球では、今後は長期に渡って観測できる。日本からも、再び明け方の空で観測できるようになってくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 1 32.25 0 15.4 1.832 1.439 51 15.1 5:30 (243, 32) June 10 1 47.03 1 30.4 1.850 1.502 54 15.4 5:33 (239, 34) パンスターズ彗星 (C/2016 M1) 現在は15.6等(5月20日、嶋邦博氏)。2018年の夏に、9等まで明るくなると期待されている。日本からは、2018年の夏まで、明るくなっていく様子を観測できる。南半球では、2017年はほとんど観測できないが、2018年には条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 18 38.27 54 5.8 4.742 5.014 99 15.4 1:53 (180, 1) June 10 18 29.23 54 8.4 4.660 4.957 101 15.3 1:17 (180, 1) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は15.6等(3月6日、嶋邦博氏)。南半球では明け方の空に現れてきた。日本からは、7月に明け方の空に現れる。その後は2017年末まで15.5等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 2 46.57 4 21.3 6.383 5.566 33 15.5 5:30 (253, 15) June 10 2 52.36 4 32.5 6.348 5.589 38 15.5 5:33 (249, 20) バロス彗星 (C/2017 D2) 現在は16.8等(4月7日、MASTER-OAFA Observatory)。夏に15.5等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からは、もうしばらく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 22 1.05 -39 28.8 1.965 2.525 111 16.0 5:16 ( 0, 86) June 10 22 5.12 -38 42.0 1.885 2.513 116 15.9 4:52 ( 0, 86) エンケ彗星 (2P) 現在は急激に減光中。既に12.3等まで暗くなった(4月28日、Chris Wyatt)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 22 51.04 -17 49.6 1.175 1.618 95 15.9 5:30 (207, 71) June 10 22 46.25 -18 28.2 1.162 1.705 102 16.3 5:33 (180, 73) パンスターズ彗星 (C/2016 N6) 現在は16.3等(4月30日、T. Ikemura, H. Sato)。2018年から2019年にかけて、11〜12等まで明るくなると期待されている。日本からは、次第に明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、2018年10月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 17 22.89 60 12.0 4.600 4.832 97 16.1 0:38 (180, -5) June 10 17 7.15 61 0.0 4.566 4.780 96 16.0 23:49 (180, -6) シュワルツ彗星 (C/2014 B1) 現在は16.6等(5月20日、嶋邦博氏)。2016年から2019年にかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 9 15.14 7 0.7 9.925 9.573 66 16.1 18:25 (141, 40) June 10 9 17.65 7 3.2 10.024 9.571 60 16.1 18:25 (134, 36) スキッフ彗星 (P/2000 S1) 今回帰はまだ検出されていない。急激に増光し、7月から9月にかけて、15.5等で条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 0 15.09 -17 22.3 2.576 2.543 76 16.2 5:30 (244, 58) June 10 0 24.66 -16 24.6 2.499 2.539 80 16.2 5:33 (236, 61) ヴィルト第２彗星 (81P) 2016年の春から夏にかけて、11等まで明るくなった。現在は17.4等(5月19日、嶋邦博氏)。春から夏にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 20 32.10 -17 0.2 2.391 3.100 126 16.2 3:47 (180, 72) June 10 20 29.53 -17 10.9 2.351 3.138 133 16.3 3:17 (180, 72) アトラス彗星 (C/2017 K4) 現在は15.8等(5月28日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2018年の夏まで、長期に渡って16等を保つ。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 17 7.62 -38 51.9 2.478 3.459 162 16.4 0:23 ( 0, 86) June 10 17 2.92 -38 28.9 2.424 3.412 164 16.3 23:47 ( 0, 87) アシュブルック-ジャクソン彗星 (47P) 2016年には17等で観測された。2017年は、夏から秋にかけて、15.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 0 43.11 3 45.1 3.167 2.819 61 16.3 5:30 (229, 38) June 10 0 51.43 4 58.7 3.087 2.818 65 16.3 5:33 (223, 40) パンスターズ彗星 (C/2014 OE4) 現在は15.7等(4月23日、D. Buczynski)。2016年から2017年にかけて、16等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 18 51.87 62 42.1 6.254 6.358 91 16.3 2:06 (180, -8) June 10 18 46.74 63 37.0 6.260 6.367 91 16.3 1:34 (180, -9) ロニオス彗星 (315P/2013 V6) 3月半ばに小規模なバーストを起こして、12.3等まで明るくなった(3月15日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に16.0等まで暗くなった(4月30日、Catalina Sky Survey)。眼視では、まだ13.9等と明るく見えている(5月27日、Jakub Cerny)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 11 44.43 20 40.6 2.503 2.787 95 16.3 18:57 (180, 35) June 10 11 49.72 19 9.2 2.611 2.813 90 16.5 18:35 (180, 36) ファン・ネス彗星 (213P) 現在は17.4等(4月30日、Thomas Lehmann)。夏に12等まで明るくなると期待されていたが、実際には、3〜4等ほど暗い。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 19 29.68 -33 6.9 1.274 2.165 141 16.6 2:45 (180, 88) June 10 19 28.54 -32 58.5 1.212 2.144 148 16.4 2:16 (180, 88) ネオワイズ彗星 (C/2016 B1) 現在は16.1等(5月2日、D. Buczynski)。2016年の春から夏にかけて、16等で観測された。2017年も、冬から春にかけて16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 18 16.83 23 4.5 2.904 3.632 129 16.5 1:32 (180, 32) June 10 18 12.66 24 23.2 2.922 3.663 130 16.6 1:00 (180, 31) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って12等の明るさを保った。現在は減光中。既に16.6等まで暗くなった(5月18日、嶋邦博氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 16 31.16 -12 40.5 4.121 5.122 169 17.0 23:42 (180, 68) June 10 16 24.60 -13 13.4 4.187 5.174 165 17.1 23:08 (180, 68) ジャック彗星 (C/2017 K6) 現在は17.0等(5月29日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。冬に14.5等まで明るくなる。南半球では、2018年の春まで非常に条件良く観測できる。日本からは、2018年になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 23 7.39 -58 6.7 2.776 3.203 105 17.3 5:30 (343, 65) June 10 23 22.89 -59 52.0 2.675 3.148 108 17.1 5:33 (349, 65) アトラス彗星 (C/2017 D3) 現在は16.6等(4月29日、T. Ikemura, H. Sato)。春に17等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 11 53.84 -13 31.4 4.524 4.979 111 17.2 19:06 (180, 69) June 10 11 51.99 -12 7.5 4.644 4.983 103 17.3 18:37 (180, 67) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 2016年6月に6.2等まで明るくなった(6月24日、Marco Goiato)。現在は17.3等(5月19日、嶋邦博氏)。南半球では、今後は非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 12 33.27 -23 58.5 4.445 5.068 122 17.3 19:45 (180, 79) June 10 12 29.72 -23 3.8 4.611 5.133 115 17.4 19:14 (180, 78) パンスターズ彗星 (C/2014 R3) 現在は16.3等(4月30日、T. Ikemura, H. Sato)。急激に増光して、当初の予想より明るくなっている。2017年にかけて、16〜17等を保つ。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 11 20.35 54 2.1 7.677 7.520 77 17.3 18:33 (180, 1) June 10 11 18.70 52 58.7 7.770 7.531 72 17.4 18:25 (177, 2) パンスターズ彗星 (C/2017 E3) 現在は17.2等(4月30日、P. Camilleri, H. Williams)。南半球では、春に17等で条件良く観測できる。日本からは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 12 38.16 -34 33.4 5.268 5.915 125 17.3 19:50 (180, 90) June 10 12 38.56 -33 19.2 5.345 5.915 119 17.4 19:23 (180, 88) リニア彗星 (C/2017 B3) 2018年から2019年にかけて15等を保ち、南半球では、長期に渡って観測できる。日本からは、6月までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 11 57.90 -26 39.6 5.869 6.375 115 17.6 19:10 (180, 82) June 10 11 56.88 -26 32.9 5.922 6.333 109 17.6 18:41 (180, 82) パンスターズ彗星 (C/2015 LC2) 2016年から2017年にかけて17等と、近日点を過ぎた後も明るい状態を保っている。現在も17.0等と明るい(5月20日、嶋邦博氏)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 15 13.65 30 56.2 7.304 7.896 122 17.6 22:25 (180, 24) June 10 15 10.37 31 9.7 7.393 7.927 118 17.7 21:54 (180, 24) パンスターズ彗星 (C/2015 H2) 春から夏にかけて、18等で観測できる。南半球では非常に条件が良い。日本からは、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 22 30.94 -33 54.1 5.013 5.361 104 17.8 5:30 (251, 87) June 10 22 31.99 -33 53.2 4.939 5.381 110 17.8 5:19 (180, 89) マクノート-ヒューズ彗星 (130P) 現在は18.4等(5月5日、Mt. Lemmon Survey)。秋に16.5〜17等になるまで、ゆっくりと増光していく。日本からは、次第に低くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 14 20.01 -10 30.5 1.707 2.595 143 17.9 21:31 (180, 66) June 10 14 16.16 -10 32.1 1.730 2.561 136 17.8 21:00 (180, 66) トリトン彗星 (157P) 予報では21等以下のはずだったが、アウトバーストを起こし、15.9等まで明るくなった(4月21日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。現在は17.7等(5月15日、嶋邦博氏)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 13 11.77 -17 37.3 2.682 3.426 130 17.9 20:24 (180, 73) June 10 13 11.18 -17 13.7 2.800 3.465 123 18.0 19:56 (180, 72) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星。2015年2月20日にバーストを起こし、15等まで明るくなった。現在は18.0等(4月29日、T. Ikemura, H. Sato)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) June 3 14 23.32 -24 17.9 8.562 9.435 147 17.9 21:35 (180, 79) June 10 14 22.07 -24 1.0 8.631 9.442 141 17.9 21:06 (180, 79)