今週の明るい彗星 (2017年3月11日：北半球版)

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エンケ彗星 (2P) 2月半ばに7.9等まで明るくなった(2月21日、宮崎修氏)。現在は観測できない。南半球では、3月下旬に8等で明け方の空に現れた後、暗くなっていく様子を観測できる。日本からは、5月に14等以下になるまで、観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 23 32.89 -4 22.3 0.658 0.337 2 6.1 19:27 ( 97,-18) Mar. 18 22 54.94 -12 51.1 0.696 0.397 18 6.7 4:42 (276,-14) タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星 (41P) 現在は9.2等(3月6日、Chris Wyatt)。急激に増光中。3月から4月にかけて、地球に0.14天文単位まで大接近する。5〜6等まで明るくなると期待されている。バーストを起こせば、もっと明るくなるかもしれない。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、3月下旬から4月下旬まで、1ヶ月ほど観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 10 5.17 39 38.6 0.178 1.135 139 7.8 22:50 (180, 85) Mar. 18 10 36.90 49 15.7 0.158 1.102 129 6.8 22:56 (180, 75) パンスターズ彗星 (C/2015 ER61) 現在は10.0等(3月6日、Chris Wyatt)。4月から5月にかけて7等まで明るくなると期待されているが、最近は予報より暗い。最盛期はやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 18 48.37 -22 22.4 1.439 1.429 69 8.8 4:52 (320, 21) Mar. 18 19 20.79 -20 57.9 1.355 1.357 68 8.5 4:42 (316, 20) ジョンソン彗星 (C/2015 V2) 現在は9.8等(3月9日、吉本勝己氏)。4月から7月にかけて、6〜7等まで明るくなると期待されている。最近は予報より暗い。日本からは、最盛期まで明るくなっていく様子を条件良く観測できる。南半球では、しばらくは超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 16 26.14 46 43.3 1.584 2.047 102 8.8 4:52 (196, 78) Mar. 18 16 30.29 47 6.9 1.502 1.995 104 8.6 4:42 (185, 78) TJL006 Terry Lovejoy氏が3月9日に発見した新彗星。現在は11.8等と明るい(3月10日、佐藤英貴氏)。日本からは、4月下旬まで明け方の空で明るくなっていく様子を観測できる。南半球では、4月初めには観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 18 57.78 -31 43.4 0.928 1.079 68 12.2 4:52 (324, 12) Mar. 18 19 39.63 -22 45.6 0.762 0.958 64 11.2 4:42 (314, 16) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 現在は12.2等(3月6日、Chris Wyatt)。2月10日に明るい分裂核(BT核)が発見された。現在は、BT核は主核より暗くなっている。日本からは、まもなく観測できなくなる。南半球では、今後は長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 20 36.10 -20 13.8 1.401 0.976 44 11.9 4:52 (300, 6) Mar. 18 21 11.13 -19 5.3 1.426 0.972 42 12.0 4:42 (296, 3) 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P) 2月中旬に地球に0.08天文単位まで接近し、6.5等まで明るくなった(2月10日、Danil Sidorko)。現在は急激に減光中。既に10.8等まで暗くなった(3月7日、宮崎修氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 10 46.08 23 29.3 0.395 1.368 158 12.0 23:28 ( 0, 78) Mar. 18 10 37.33 21 53.7 0.504 1.461 152 13.0 22:52 ( 0, 77) ハートレー第２彗星 (103P) 今回帰はまだ観測されていない。今回帰の条件は最悪で、春に10等まで明るくなるが、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 23 32.65 2 28.3 2.182 1.201 6 12.9 19:27 (102,-13) Mar. 18 23 58.44 4 27.1 2.146 1.161 5 12.6 19:33 (105,-13) パンスターズ彗星 (C/2016 VZ18) 急激に増光した。現在は12.2等と明るい(3月1日、Gabor Santa)。小型の彗星だが、太陽に0.9天文単位、地球に0.5天文単位まで接近し、3月に12.5等まで明るくなる。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。Juan Jose Gonzalez氏は、2月24日に10.7等と、かなり明るく報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 2 44.82 42 41.5 0.581 0.913 64 12.6 19:27 (119, 44) Mar. 18 3 4.53 52 4.5 0.554 0.930 66 13.0 19:33 (132, 43) ボリソフ彗星 (C/2017 E1) 明るい新彗星。現在は12.2等(3月3日、吉田誠一)。5月まで13等を保つ。南半球ではずっと観測できるが、ずっと低空。日本からは、4月上旬には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 19 59.68 -9 32.0 1.332 1.049 51 13.3 4:52 (297, 19) Mar. 18 20 38.85 -8 26.9 1.322 0.993 48 13.1 4:42 (293, 16) クラーク彗星 (71P) 現在は16.4等(3月8日、Thomas Lehmann)。夏に10等まで明るくなると期待されているが、最近はこの予報よりかなり暗い。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 15 52.34 -13 2.6 1.288 1.892 111 14.0 4:38 ( 0, 42) Mar. 18 16 2.07 -13 48.5 1.195 1.860 115 13.6 4:20 ( 0, 41) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 明け方の空に現れてきた。現在は15.3等(3月5日、CAO, San Pedro de Atacama)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 21 5.81 -17 18.2 6.627 5.859 36 13.9 4:52 (293, 2) Mar. 18 21 10.75 -16 52.6 6.555 5.858 42 13.8 4:42 (294, 5) ロニオス彗星 (315P/2013 V6) 現在は14.6等(2月28日、安部裕史氏)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 11 50.74 32 24.1 1.618 2.532 150 14.3 0:37 ( 0, 87) Mar. 18 11 45.66 32 25.4 1.646 2.548 148 14.4 0:05 ( 0, 87) パンスターズ彗星 (C/2016 R2) 現在は14.4等と明るい(1月14日、Thomas Lehmann)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って11等で観測できる。日本からはまもなく、南半球でも5月には、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 2 59.86 -23 25.5 5.425 4.930 55 14.6 19:27 ( 51, 11) Mar. 18 3 3.89 -22 4.5 5.434 4.877 51 14.6 19:33 ( 57, 7) ガン彗星 (65P) 現在は15.4等(2月25日、T. Ikemura, H. Sato)。春から夏にかけて、14等まで明るくなる。日本からはやや低い。今回から、近日点距離が2.4天文単位から2.9天文単位まで遠くなり、これまでほどは明るくならない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 16 23.30 -19 10.5 2.724 3.105 103 14.9 4:52 (355, 36) Mar. 18 16 26.88 -19 28.9 2.619 3.093 109 14.8 4:42 (359, 35) パンスターズ彗星 (C/2015 O1) 現在は16.7等(11月3日、嶋邦博氏)。2017年から2018にかけて、長期に渡って13等で観測できる。再び明け方の空に現れてきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 19 11.49 1 55.2 5.147 4.787 63 15.2 4:52 (297, 36) Mar. 18 19 11.82 3 3.2 5.003 4.750 69 15.1 4:42 (300, 40) レモン-ヨン-パンスターズ彗星 (C/2015 VL62) 現在は15.6等(2月15日、Alexander Baransky)。夏に12〜13等まで明るくなり、条件良く観測できる。現在は観測できない。5月には明け方の空に現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 0 11.57 13 18.7 4.146 3.236 20 15.2 19:27 (106, 1) Mar. 18 0 13.11 13 22.8 4.147 3.199 15 15.1 19:33 (110, -5) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は14.3等(12月31日、Jakub Cerny)。まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 1 31.32 -0 22.0 6.125 5.307 31 15.2 19:27 ( 83, 10) Mar. 18 1 37.45 0 8.2 6.196 5.327 26 15.2 19:33 ( 87, 4) ロヴァシュ第１彗星 (93P) 現在は15.0等(2月25日、Alexander Baransky)。春まで15等を保つが、南半球では、既に観測できない。日本からも、今後は次第に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 1 57.63 21 42.2 2.248 1.703 45 15.2 19:27 ( 99, 27) Mar. 18 2 17.73 23 20.3 2.290 1.709 43 15.3 19:33 (102, 25) マスター彗星 (C/2016 N4) 現在は15.3等(12月29日、嶋邦博氏)。現在は観測できない。日本からは、4月下旬に明け方の空に現れ、夏から来年の冬にかけて14等まで明るくなり、非常に条件良く観測できる。南半球では、5月から6月に、かろうじて低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 23 30.65 8 14.6 4.636 3.671 12 15.5 19:27 (108,-10) Mar. 18 23 35.80 9 49.7 4.609 3.639 11 15.4 4:42 (251, -9) ヴィルト第２彗星 (81P) 2016年の春から夏にかけて、11等まで明るくなった。再び明け方の空に現れてきた。現在は16.5等(3月4日、T. Ikemura, H. Sato)。春から夏にかけて、16〜17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 19 39.85 -19 34.9 3.029 2.623 56 15.8 4:52 (308, 16) Mar. 18 19 49.20 -19 11.7 2.988 2.664 61 15.9 4:42 (310, 17) シュワルツ彗星 (C/2014 B1) 現在は15.7等(2月23日、T. Ikemura, H. Sato)。2016年から2019年にかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。ずっと赤道の近くにいる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 9 7.02 4 22.8 8.775 9.611 145 15.9 21:50 ( 0, 59) Mar. 18 9 6.07 4 42.6 8.836 9.607 138 15.9 21:21 ( 0, 60) ファン・ネス彗星 (213P) 今回帰はまだ観測されていない。夏に12等まで明るくなる。南半球では、非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 18 1.07 -33 0.1 2.427 2.462 80 16.2 4:52 (335, 17) Mar. 18 18 13.01 -33 9.4 2.316 2.435 84 15.9 4:42 (336, 17) スミルノワ-チェルヌイフ彗星 (74P) 現在は16.3等(2月25日、Alexander Baransky)。6月まで16等で観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 6 44.25 27 40.9 3.255 3.705 109 15.9 19:28 ( 0, 83) Mar. 18 6 46.25 27 36.8 3.347 3.698 102 16.0 19:33 ( 44, 80) ネオワイズ彗星 (C/2016 B1) 現在は17.3等(3月3日、T. Ikemura, H. Sato)。2016年の春から夏にかけて、16等で観測された。2017年も、冬から春にかけて16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 18 6.17 -0 3.7 3.367 3.335 79 16.1 4:52 (315, 45) Mar. 18 18 11.76 1 46.7 3.297 3.354 84 16.1 4:42 (317, 48) パンスターズ彗星 (C/2016 M1) 現在は17.0等(3月2日、Thomas Lehmann)。2018年の夏に、9等まで明るくなると期待されている。日本からは、2018年の夏まで、明るくなっていく様子を観測できる。南半球では、2017年はほとんど観測できないが、2018年には条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 19 6.13 46 54.6 5.850 5.690 75 16.4 4:52 (236, 55) Mar. 18 19 8.84 47 30.0 5.762 5.634 77 16.3 4:42 (235, 57) ヴォルフ-ハリントン彗星 (43P) 夏から秋にかけて、11〜12等まで明るくなった。現在は減光中。既に14.9等まで暗くなった(3月3日、T. Ikemura, H. Sato)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 12 5.76 -26 33.1 1.547 2.447 148 16.3 0:52 ( 0, 28) Mar. 18 11 58.61 -25 38.0 1.565 2.495 153 16.5 0:18 ( 0, 29) パンスターズ彗星 (C/2014 W2) 2015年の秋から2016年の夏にかけて、長期に渡って12等の明るさを保った。現在は減光中。既に16.4等まで暗くなった(2月15日、T. Ikemura, H. Sato)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 17 24.95 -7 17.1 4.401 4.503 89 16.4 4:52 (333, 44) Mar. 18 17 24.30 -7 39.1 4.336 4.554 96 16.4 4:42 (339, 45) パンスターズ彗星 (C/2016 A1) 現在は16.0等(2月16日、Alexander Baransky)。2017年から2018年にかけて、長期に渡って16等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 8 34.64 0 35.1 4.889 5.660 137 16.5 21:17 ( 0, 56) Mar. 18 8 29.97 1 54.1 4.952 5.643 129 16.5 20:45 ( 0, 57) パンスターズ彗星 (C/2014 OE4) 現在は16.2等(3月4日、T. Ikemura, H. Sato)。2016年から2017年にかけて、16.5等を保つ。日本からは、ずっと条件良く観測できる。南半球では、二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 18 47.02 46 12.4 6.393 6.275 78 16.6 4:52 (237, 58) Mar. 18 18 51.24 47 39.3 6.366 6.280 80 16.6 4:42 (234, 60) 串田彗星 (144P) 秋に11〜12等まで明るくなった。現在は減光中。既に16.9等まで暗くなった(3月3日、T. Ikemura, H. Sato)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 13 49.07 -16 21.8 1.600 2.438 138 16.7 2:35 ( 0, 39) Mar. 18 13 44.12 -15 54.1 1.592 2.487 147 16.9 2:03 ( 0, 39) リニア彗星 (217P) 急激に増光し、7月から9月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、明け方の空でずっと同じ高度を保つ。日本からは、ゆっくりと高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 20 39.50 -15 22.5 2.575 1.957 42 17.0 4:52 (295, 8) Mar. 18 20 57.28 -14 36.5 2.472 1.900 44 16.8 4:42 (295, 9) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 2015年の秋から2016年の初めにかけて、6等まで明るくなった。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(2月28日、井狩康一氏)。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 2 59.93 44 13.6 6.345 6.043 67 16.8 19:27 (120, 47) Mar. 18 3 2.67 43 53.4 6.510 6.107 62 16.9 19:33 (121, 41) リニア彗星 (C/2015 TQ209) 昨年の4月以降、観測が無い。減光中だが、まだ17等と明るいはず。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 17 6.10 -19 55.8 2.715 2.940 93 16.9 4:52 (343, 33) Mar. 18 17 8.79 -19 36.0 2.685 3.012 99 16.9 4:42 (347, 34) パンスターズ彗星 (C/2014 R3) 現在は16.5等(2月23日、T. Ikemura, H. Sato)。急激に増光して、当初の予想より明るくなっている。2017年にかけて、17等を保つ。日本からは、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 12 47.98 61 26.9 6.853 7.403 120 17.0 1:34 (180, 64) Mar. 18 12 37.59 61 31.0 6.880 7.412 118 17.0 0:57 (180, 64) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 2016年の初めに15等まで明るくなった。現在は減光中。既に17.1等まで暗くなった(3月3日、K. Hills)。日本からは、秋に18等以下になるまで、長期に渡って条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 15 25.67 71 21.4 6.168 6.461 102 17.1 4:11 (180, 54) Mar. 18 15 18.74 71 45.1 6.209 6.491 102 17.1 3:36 (180, 53) ネオワイズ彗星 (C/2016 U1) 急激に増光して、6.8等まで明るくなった(1月6日、吉本勝己氏)。1月14日に、太陽に0.3天文単位まで近づいた。Michael Mattiazzo氏によれば、1月19日から2月6日にかけて5等から12等へ減光していく様子が、SWANの画像に写っていた。日本からは、今後は観測できない。南半球では、夕方の超低空で観測できるが、15等以下で写らない(2月24日、Michael Mattiazzo)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 0 12.95 -27 0.8 2.184 1.362 25 17.2 19:27 ( 71,-21) Mar. 18 0 32.94 -25 22.2 2.312 1.488 26 17.9 19:33 ( 74,-23) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 2019年に近日点を通過するが、2010年の発見以来、ほとんど増光していない。現在は17.4等(2月28日、T. Ikemura, H. Sato)。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 3 48.86 60 2.7 9.527 9.435 81 17.3 19:27 (146, 52) Mar. 18 3 52.12 59 56.5 9.597 9.417 76 17.3 19:33 (144, 49) アトラス彗星 (C/2015 X7) 現在は17.0等(2月16日、Alexander Baransky)。昨年の冬に17等で観測された。この冬に再び17等で観測できる。日本からは条件が良いが、南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 11 8.86 39 13.5 3.337 4.185 144 17.3 23:51 (180, 86) Mar. 18 11 5.14 40 18.8 3.408 4.214 139 17.4 23:20 (180, 85) マセニー彗星 (C/2016 T2) 現在は17.8等(2月28日、T. Ikemura, H. Sato)。日本からは3月まで17〜18等で観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 15 27.95 82 52.2 1.729 2.100 97 17.4 4:16 (180, 42) Mar. 18 12 12.74 82 44.5 1.753 2.136 98 17.5 0:40 (180, 42) シューメーカー-レヴィ第４彗星 (118P) 現在は17.9等(3月3日、T. Ikemura, H. Sato)。しばらく条件が良いが、4月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 12 38.35 2 56.9 1.821 2.781 161 17.5 1:25 ( 0, 58) Mar. 18 12 33.31 3 51.4 1.828 2.812 168 17.6 0:52 ( 0, 59) リニア彗星 (P/2015 TP200) 現在は15.8等(2月25日、Alexander Baransky)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。最近はこの予報より明るい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 6 46.36 32 37.0 3.051 3.506 109 17.5 19:30 ( 0, 88) Mar. 18 6 49.93 32 11.6 3.156 3.518 103 17.7 19:33 ( 65, 84) ラッセル第４彗星 (94P) 現在は17.8等(2月3日、T. Ikemura, H. Sato)。冬から春にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 15 10.23 -11 38.0 1.735 2.411 121 17.6 3:56 ( 0, 43) Mar. 18 15 11.13 -11 42.0 1.681 2.429 128 17.6 3:29 ( 0, 43) エレーニン彗星 (C/2017 A3) 現在は18.0等(2月28日、井狩康一氏)。南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 5 45.72 -27 56.0 3.694 3.873 92 17.7 19:27 ( 14, 26) Mar. 18 5 45.45 -25 13.1 3.775 3.879 88 17.8 19:33 ( 23, 26) パンスターズ彗星 (C/2014 S2) 2016年の冬から春にかけて、8〜9等まで明るくなった。現在は減光中。既に18.9等まで暗くなった(2月25日、T. Ikemura, H. Sato)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 12 46.96 -16 6.0 4.305 5.200 151 17.9 1:33 ( 0, 39) Mar. 18 12 41.09 -16 12.1 4.317 5.257 158 18.0 1:00 ( 0, 39) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星。2015年2月20日にバーストを起こし、15等まで明るくなった。現在は17.8等(6月4日、Space Surveillance Telescope, Atom Site)。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Mar. 11 14 43.17 -26 43.6 8.783 9.363 123 17.9 3:29 ( 0, 28) Mar. 18 14 42.35 -26 40.8 8.696 9.369 130 17.9 3:01 ( 0, 28)