今週の明るい彗星 (2015年5月2日：北半球版)

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マスター彗星 (C/2015 G2) 明るい新彗星。現在は6.9等(5月1日、Marco Goiato)。5月には6等まで明るくなると期待されている。南半球では、6月下旬まで条件良く観測できる。日本から、9月に13等以下になるまで、ずっと観測できない。2014年の秋には16等で条件良く見えていたはずだが、発見されなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 23 48.22 -29 14.7 0.665 0.886 59 7.1 3:35 (298,-11) May 9 1 44.88 -34 48.5 0.502 0.831 55 6.2 3:26 (293,-32) ラヴジョイ彗星 (C/2014 Q2) 1月半ばに3.7等まで明るくなり、肉眼彗星になった(1月13日、Marek Biely)。現在は減光中だが、まだ7.4等と明るい(5月2日、Alexander Baransky)。日本からは、7月に13等になるまで、一晩中観測できる状態が続く。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 28.39 77 22.1 2.090 1.860 62 8.1 3:35 (194, 30) May 9 1 27.50 80 18.9 2.145 1.929 64 8.5 3:26 (191, 32) ハウエル彗星 (88P) 現在は9.3等と、たいへん明るい(5月1日、Marco Goiato)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、6月までは超低空で観測困難。6月からは、次第に暗くなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 23 21.02 -7 53.6 1.733 1.388 53 8.7 3:35 (284, 6) May 9 23 41.29 -5 51.9 1.725 1.406 54 8.8 3:26 (282, 7) パンスターズ彗星 (C/2014 Q1) 現在は12.5等(4月30日、Michael Mattiazzo)。7月に太陽に0.3天文単位まで接近し、3等まで明るくなると期待されている。南半球では、6月初めまで超低空で観測できる。その後、いったん観測できなくなった後、7月半ばからは、暗くなっていく様子を観測できるようになる。日本からは、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 13.27 4 53.4 2.417 1.535 22 11.3 3:35 (257, -9) May 9 1 28.87 7 39.7 2.265 1.410 24 10.8 3:26 (255, -7) ボレリー彗星 (19P) 3月までに、12.8等まで明るくなった(3月21日、Michael Mattiazzo)。5月から6月にかけて10.5等まで明るくなるが、観測できない。日本からは、秋からは、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 3 6.16 9 14.1 2.368 1.385 9 10.9 20:19 (115,-16) May 9 3 26.69 12 10.5 2.362 1.369 7 10.8 20:27 (119,-17) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は12.2等(5月1日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。南半球では、秋まで非常に条件良く観測できる。日本からは、12月まで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 23 33.96 -22 17.9 3.533 3.118 57 11.2 3:35 (294, -5) May 9 23 38.44 -22 46.7 3.344 3.035 63 10.9 3:26 (296, -3) ダレスト彗星 (6P) 4月から5月にかけて11等まで明るくなるが、今回帰は条件が悪い。南半球では、明け方の空で次第に高くなってくる。日本からは、7月下旬まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 12.21 -1 20.6 2.362 1.525 26 11.4 3:35 (262,-13) May 9 1 32.01 -0 13.2 2.377 1.560 28 11.4 3:26 (261,-13) スワン彗星 (C/2015 F3) 明るい新彗星。3月から4月にかけて、9.5等まで明るくなった(4月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は急激に拡散・減光している。既に12.7等まで暗くなった(5月1日、吉田誠一)。リラー彗星(C/1988 A1)、タイバー彗星(C/1996 Q1)の分裂核と思われる。今後は減光していくが、日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、6月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 9 30.53 84 31.8 1.057 1.275 76 11.7 20:19 (178, 41) May 9 11 3.95 74 12.9 1.084 1.364 81 12.0 20:27 (177, 51) スワン-星明彗星 (C/2015 F5) 明るい新彗星。4月には8.2等まで明るくなった(4月8日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に11.6等まで暗くなった(5月1日、吉田誠一)。日本からは、5月中は夕空に高く見えるが、今後は急激に暗くなると思われる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 6 17.46 48 33.2 0.982 0.938 56 12.7 20:19 (127, 38) May 9 7 1.17 44 28.3 1.215 1.072 56 13.7 20:27 (122, 39) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.9等(4月1日、Taras Prystavski)。2015年は、長期に渡って13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 19 21.45 -9 34.3 2.988 3.465 110 13.3 3:35 (337, 43) May 9 19 24.44 -9 13.6 2.909 3.470 115 13.2 3:26 (341, 44) コプフ彗星 (22P) 現在は15.2等で、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。2015年の秋に11等まで明るくなる。今回帰は、最盛期まで明るくなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 12 29.10 5 8.4 1.398 2.284 142 13.6 21:49 ( 0, 60) May 9 12 25.12 5 24.1 1.409 2.242 135 13.4 21:17 ( 0, 60) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は17.1等と、たいへん暗い(4月17日、A. Maury, J.-F. Soulier, T. Noel, J.-G. Bosch)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 17 56.15 -31 40.0 5.334 6.047 131 13.5 3:19 ( 0, 23) May 9 17 54.34 -31 43.9 5.254 6.045 138 13.5 2:50 ( 0, 23) スワン彗星 (C/2015 C2) 3月には9.2等まで明るくなった(3月9日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ11.0等と明るい(5月1日、吉田誠一)。日本からは、今後は次第に高く見えるようになる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 37.40 46 56.0 2.026 1.316 33 13.6 3:35 (221, 12) May 9 1 42.79 51 40.7 2.070 1.417 37 14.2 3:26 (218, 17) パンスターズ彗星 (C/2014 W11) 急激に増光した。現在は14.6等とかなり明るく、眼視でも見えている(4月12日、Sandor Szabo)。今後はしばらく14〜15等を保つ。日本からは、5月からは次第に低くなり、6月半ばには見えなくなる。南半球では、6月から次第に低くなり、8月初めには見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 8 58.69 8 48.3 3.234 3.444 93 14.3 20:19 ( 53, 52) May 9 9 3.61 8 25.0 3.323 3.440 88 14.3 20:27 ( 61, 46) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 2014年の秋に6.9等まで明るくなった(10月17日、Marco Goiato)。現在は減光中だが、まだ12.6等と明るい(2月9日、Chris Wyatt)。南半球では、一時的に観測できなくなっていたが、今後は再び条件良く観測できる。日本からも、6月半ばには再び観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 0 49.59 -16 44.0 4.273 3.576 41 14.5 3:35 (279,-17) May 9 0 51.69 -16 39.7 4.271 3.651 46 14.6 3:26 (281,-14) ジャック彗星 (C/2015 F4) 現在は15.5等(4月15日、J. Oey, P. Camilleri, H. Williams)。7月から8月にかけて、12等まで明るくなると期待されている。南半球では、夏まで条件良く観測できる。日本からは、5月から次第に高くなり、夏からはずっと条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 20 37.05 -37 21.3 1.721 2.121 98 14.9 3:35 (332, 10) May 9 20 44.16 -35 9.2 1.589 2.069 103 14.7 3:26 (332, 13) チュリュモフ-ゲラシメンコ彗星 (67P) 現在は16.4等(4月22日、Jean-Francois Soulier)。8月から10月にかけて、11等まで明るくなる。日本からは、7月からは次第に高くなり、その後は条件良く観測できる。南半球では、11月までずっと低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 0 35.80 -0 48.8 2.482 1.732 33 15.2 3:35 (267, -5) May 9 0 53.85 1 15.2 2.401 1.681 35 15.0 3:26 (266, -4) ポンス-ヴィネッケ彗星 (7P) 1月から2月にかけて、11等まで明るくなったはずだが、観測されなかった。現在は16.7等(4月27日、佐藤英貴氏)。南半球では、今後は暗くなっていく様子を明け方の空で観測できる。日本からは，7月からは高くなってくるが、17等以下。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 0 17.65 -13 44.7 2.202 1.643 44 15.1 3:35 (281, -9) May 9 0 34.65 -12 51.3 2.211 1.694 47 15.3 3:26 (280, -8) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 2014年の秋から冬にかけて、9等まで明るくなった。現在は急激に減光中。既に14.2等まで暗くなった(4月11日、井狩康一氏)。日本からは、今後は暗くなっていく様子を非常に条件良く観測できる。南半球では、今後はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 15 10.57 56 36.1 2.400 2.874 107 15.2 0:35 (180, 68) May 9 14 40.01 56 58.7 2.507 2.946 105 15.4 23:29 (180, 68) テナグラ彗星 (C/2013 C2) 遠方の彗星だが、2月20日にバーストを起こし、15等まで明るくなった。現在もまだ、15.8等と明るい(3月28日、門田健一氏)。眼視では12.5等と、極めて明るく報告されている(3月22日、Marco Goiato)。南半球では好条件だが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 12 2.96 -21 36.7 8.312 9.142 143 15.2 21:23 ( 0, 33) May 9 12 1.96 -21 16.0 8.371 9.141 137 15.2 20:54 ( 0, 34) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は15.3等(3月28日、Taras Prystavski)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14〜15等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 19.88 -2 9.2 5.723 5.630 79 15.3 3:35 (300, 33) May 9 21 22.98 -1 48.9 5.595 5.606 85 15.2 3:26 (303, 35) ジャコビニ彗星 (205P) 現在は17.1等(4月27日、佐藤英貴氏)。2008年に112年ぶりに再発見された彗星の、初回帰。2008年には、12等まで明るくなった。今回は、春から夏にかけて、15等まで明るくなると期待されていたが、予報より暗い。しばらくは、明け方の低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 23 32.58 3 52.3 2.058 1.542 46 15.4 3:35 (273, 10) May 9 23 53.02 5 19.7 2.026 1.538 47 15.3 3:26 (271, 11) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 現在は15.3等(1月7日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。3月から5月にかけては、一時的に観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 30.71 11 27.6 4.865 3.906 15 15.4 3:35 (249, -9) May 9 1 36.28 12 58.2 4.839 3.914 21 15.3 3:26 (250, -6) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。既に15.2等まで暗くなった(3月16日、Taras Prystavski)。夏まで15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 11 5.34 -5 34.2 8.748 9.399 127 15.4 20:25 ( 0, 49) May 9 11 2.90 -5 13.7 8.884 9.436 120 15.5 20:27 ( 12, 49) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は15.8等(2月22日、Taras Prystavski)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなる。南半球では、4月から5月にかけていったん観測できなくなるが、6月からは再び条件良く観測できる。日本からも、7月からは条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 2 58.53 0 4.0 5.272 4.314 16 15.5 20:19 (109,-24) May 9 3 0.77 1 0.4 5.260 4.300 16 15.4 3:26 (245,-29) コマス・ソラ彗星 (32P) 冬に13等まで明るくなった。現在は減光中で、15.2等(4月12日、Sandor Szabo)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 11 13.33 17 6.1 1.960 2.623 120 15.5 20:33 ( 0, 72) May 9 11 15.41 16 9.3 2.068 2.658 115 15.7 20:27 ( 14, 71) ソーホー彗星 (C/2015 D1) 太陽に接近し、9等から2等まで急激に増光する様子が、探査機によって捉えられた。彗星核は崩壊したが、地上からも残骸が明るく見えた(3月7日、Juan Jose Gonzalez)。現在は10.3等以下(3月17日、Marek Biely)。日本からは、夕方の空に高く見える。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 5 28.67 53 27.1 2.321 1.863 51 15.5 20:19 (136, 32) May 9 5 49.83 53 31.2 2.499 1.985 48 16.0 20:27 (137, 30) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は14.7等(4月1日、Taras Prystavski)。2015年には、15〜16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 18 52.03 -19 30.9 7.147 7.682 118 15.6 3:35 (348, 35) May 9 18 48.82 -19 53.4 7.071 7.712 126 15.6 3:26 (355, 35) ドゥ・トイト-ニェウイミン-デルポルト彗星 (57P) 現在は16.6等(4月1日、Taras Prystavski)。夏に15等まで明るくなり、非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 53.59 -9 50.6 1.723 1.739 73 15.7 3:35 (300, 21) May 9 22 9.97 -8 18.9 1.666 1.733 76 15.6 3:26 (299, 23) リニア彗星 (218P) 現在は16.0等(4月17日、A. Maury, J.-F. Soulier, T. Noel, J.-G. Bosch)。今回帰から太陽に1.17天文単位まで近づくようになり、3月から5月にかけて13等まで明るくなると期待されていたが、実際には15.5等止まり。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 20 12.31 -13 30.5 0.473 1.177 98 15.6 3:35 (324, 34) May 9 20 35.39 -11 55.0 0.480 1.188 99 15.7 3:26 (322, 35) パンスターズ彗星 (C/2013 X1) 現在は14.8等で、眼視でも見えている(3月18日、Sandor Szabo)。2016年の春から夏にかけて地球に接近し、6〜7等の明るさで条件良く観測できると期待されている。南半球では、既に観測できない。日本からも、次第に低くなり、5月半ばにはいったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 4 51.10 33 21.6 5.341 4.562 35 15.7 20:19 (119, 17) May 9 4 53.75 33 21.1 5.341 4.494 29 15.7 20:27 (123, 11) ポローニア彗星 (C/2015 F2) 現在は14.7等(4月8日、C. W. Hergenrother)。地球に接近し、4月から5月にかけて15〜16等まで明るくなるが、7月下旬には18等以下になる。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からも、5月からは非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 12.92 -19 58.1 0.737 1.211 86 15.7 3:35 (315, 20) May 9 21 28.94 -12 44.3 0.734 1.220 87 15.7 3:26 (310, 26) ボリソフ彗星 (C/2014 R1) 秋から冬にかけて、10.6等まで明るくなった(11月29日、吉田誠一)。現在は減光中。既に14.3等まで暗くなった(3月24日、Taras Prystavski)。暗くなるまでずっと観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 17 34.35 -14 45.8 1.780 2.607 136 15.9 2:58 ( 0, 40) May 9 17 29.28 -14 52.2 1.793 2.680 144 16.2 2:25 ( 0, 40) ヴィルト第４彗星 (116P) 現在は17.6等(4月17日、A. Diepvens)と、この予報より暗い。2016年に13等まで明るくなる。今後は低くなり、6月初めには観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 6 42.19 26 14.0 3.157 2.766 58 16.0 20:19 (100, 35) May 9 6 52.50 25 57.2 3.210 2.741 53 16.0 20:27 (102, 30) ボリソフ彗星 (C/2013 V2) 現在は14.8等(3月21日、Taras Prystavski)。日本からは、初夏まで15〜16等を保ち、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 12 48.13 30 41.2 3.256 3.951 127 16.0 22:08 ( 0, 86) May 9 12 44.93 29 30.5 3.341 3.980 122 16.1 21:37 ( 0, 84) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 2014年に13等まで明るくなった。今後はゆっくりと減光していく。2015年は、夏から冬にかけて、16等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 0 29.73 -3 45.3 4.344 3.581 36 16.2 3:35 (271, -6) May 9 0 37.44 -2 57.9 4.298 3.596 40 16.2 3:26 (271, -3) ハリントン彗星 (51P) 今回帰はまだ観測されていないが、既に17等まで明るくなっているはず。夏から秋にかけて、13等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 22 15.32 -14 14.3 2.048 1.958 70 16.8 3:35 (299, 14) May 9 22 31.27 -13 3.3 1.958 1.927 73 16.5 3:26 (299, 16) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、2014年夏にかけて、長期に渡って8〜10等の明るさを保った。現在は減光中。既に15.8等まで暗くなった(2月9日、Taras Prystavski)。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 1 0.09 -31 47.9 5.706 5.149 52 16.7 3:35 (292,-26) May 9 1 6.43 -31 48.7 5.704 5.210 56 16.7 3:26 (293,-24) テンペル第２彗星 (10P) 現在は16.7等(4月19日、J. Gonzalez)。今後は次第に明るくなっていく様子を観測できる。秋から冬にかけて11等まで明るくなるが、その頃は低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 14 30.48 6 54.2 1.369 2.334 157 16.7 23:49 ( 0, 62) May 9 14 23.25 7 27.6 1.342 2.290 153 16.7 23:15 ( 0, 62) カタリナ-パンスターズ彗星 (299P/2014 D2) 現在は17.7等(2月17日、K. Hills)。春から夏にかけて17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 17 18.50 -28 39.3 2.321 3.159 139 16.8 2:42 ( 0, 26) May 9 17 16.03 -28 25.6 2.267 3.163 147 16.8 2:12 ( 0, 27) リニア彗星 (221P) 現在は18.3等(4月19日、Mt. Lemmon Survey)。急激に増光し、5月から7月にかけて、16.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 16 32.45 -19 54.1 0.921 1.870 151 17.0 1:56 ( 0, 35) May 9 16 32.65 -18 27.6 0.874 1.850 158 16.9 1:28 ( 0, 36) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 現在は16.3等(4月19日、Catalina Sky Survey)。2014年から2016年にかけて、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 11 6.39 -18 55.1 4.691 5.397 130 16.9 20:26 ( 0, 36) May 9 10 59.89 -18 8.9 4.793 5.405 122 16.9 20:27 ( 10, 36) パンスターズ彗星 (C/2014 W9) 急激に増光した。現在は16.0等と、当初の予報よりかなり明るい(3月28日、Taras Prystavski)。だが、今後は急激に減光する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 16 21.73 -33 39.6 0.903 1.843 149 16.9 1:45 ( 0, 21) May 9 16 17.64 -34 38.4 0.922 1.888 155 17.3 1:14 ( 0, 20) マクノート-ハートレー彗星 (318P/2014 M6) 1994年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は17.5等(3月23日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。夏から秋にかけて、15等まで明るくなり、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 49.00 -32 23.8 2.829 2.887 83 17.2 3:35 (317, 6) May 9 21 59.41 -32 14.1 2.717 2.856 87 17.0 3:26 (318, 7) エレーニン彗星 (P/2014 X1) 急激に増光し、近日点を通過した後も増光が続いた。3月には15.8等まで明るくなり、眼視でも見えた(3月18日、Sandor Szabo)。だが、今後は減光していく。現在は16.8等(4月17日、T. Linder, R. Holmes)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 8 32.80 46 13.1 2.134 2.176 78 17.0 20:19 (123, 61) May 9 8 50.05 44 34.1 2.230 2.215 76 17.2 20:27 (119, 58) パンスターズ彗星 (P/2015 F1) 現在は17.2等(3月24日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。7月まで17等を保つ。南半球では非常に条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 16 43.74 -23 48.7 1.642 2.555 148 17.2 2:07 ( 0, 31) May 9 16 40.24 -23 52.9 1.604 2.559 155 17.1 1:36 ( 0, 31) 小島彗星 (70P) 3月には15.2等まで明るくなり、眼視でも見えた(3月18日、Sandor Szabo)。現在は減光中。既に17.0等まで暗くなった(4月18日、E. Bryssinck)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 11 46.61 11 19.1 1.732 2.508 130 17.1 21:07 ( 0, 66) May 9 11 47.56 10 54.8 1.827 2.538 124 17.3 20:40 ( 0, 66) シャイン-シャルダハ彗星 (61P) 現在は17.5等(4月27日、佐藤英貴氏)。秋に15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 23 22.79 -2 55.0 2.913 2.406 50 17.3 3:35 (280, 8) May 9 23 35.06 -1 46.6 2.826 2.383 54 17.2 3:26 (280, 10) ファン・ビースブルック彗星 (53P) 現在は17.4等(4月15日、Catalina Sky Survey)。2016年に14等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 12 35.77 3 4.1 2.787 3.661 145 17.3 21:55 ( 0, 58) May 9 12 32.87 3 21.6 2.814 3.627 137 17.2 21:25 ( 0, 58) ブレッシ彗星 (C/2015 H1) 現在は17.5等(4月21日、T. H. Bressi, R. A. Mastaler)。夏にかけて、17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 21.81 9 43.3 1.942 1.963 76 17.4 3:35 (289, 40) May 9 21 9.61 13 6.1 1.804 1.978 84 17.2 3:26 (291, 48) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.4等(4月14日、A. Klotz, F. Kugel, J. Nicolas, C. Rinner)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 16 22.07 64 38.8 6.481 6.690 97 17.3 1:45 (180, 60) May 9 16 8.05 65 16.6 6.510 6.702 96 17.3 1:04 (180, 60) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は17.9等(3月21日、W. Hasubick)。2014年の夏に17等で観測された。日本からは、2015年も17.5等で、非常に条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 21 46.17 45 51.8 4.412 4.120 66 17.4 3:35 (238, 49) May 9 21 53.25 46 57.7 4.399 4.142 68 17.4 3:26 (236, 51) ヴァイサラ第１彗星 (40P) 秋から冬にかけて、15.5等まで明るくなった(11月25日、Taras Prystavski)。現在は減光中。既に17.5等まで暗くなった(4月15日、A. Diepvens)。しばらく条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 17 58.38 -8 21.9 1.663 2.434 129 17.4 3:21 ( 0, 47) May 9 17 56.23 -8 12.0 1.643 2.475 136 17.5 2:52 ( 0, 47) カタリナ-マクノート彗星 (319P/2015 G1) 2008年に発見された周期彗星の、初回帰。現在は19等(4月5日、WISE)。春から夏にかけて地球に接近し、急激に増光する。16等まで明るくなり、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 20 34.89 -7 43.3 0.964 1.418 91 17.7 3:35 (315, 36) May 9 21 2.17 -7 15.2 0.899 1.375 91 17.5 3:26 (312, 35) オルボルセン彗星 (C/2013 U2) 現在は17.0等(4月1日、Catalina Sky Survey)。2014年の初めに、17〜18等で観測された。2014年の秋から2015年の春にかけて、再び17〜18等で、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球からは見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 9 52.16 47 53.9 5.193 5.311 91 17.8 20:19 (141, 72) May 9 9 53.84 46 40.0 5.296 5.325 86 17.9 20:27 (129, 68) 楊-高彗星 (P/2009 L2) 2009年に12等まで明るくなった新周期彗星の、初回帰。夏に17等まで明るくなると思われる。南半球では条件良く観測できる。日本からは、6月以降はずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 9 10.61 -7 29.1 1.337 1.816 100 18.0 20:19 ( 36, 40) May 9 9 18.52 -6 58.2 1.356 1.774 96 17.9 20:27 ( 44, 37) パンスターズ彗星 (P/2012 B1) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って15等で観測された。現在は減光中。春から夏にかけて、18等で条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) May 2 19 36.09 -29 12.3 4.677 5.109 109 17.9 3:35 (340, 23) May 9 19 36.47 -29 23.7 4.599 5.130 116 17.9 3:26 (344, 24)