今週の明るい彗星 (2014年8月2日：北半球版)

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ジャック彗星 (C/2014 E2) 現在は6.9等と明るい(8月2日、Marco Goiato)。日本からは、今後は非常に条件良く観測できる。南半球では、9月初めまでは条件が悪い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 0.71 37 52.1 1.023 0.911 53 6.3 3:32 (244, 33) Aug. 9 4 35.39 45 7.7 0.855 1.007 64 6.4 3:40 (239, 46) パンスターズ彗星 (C/2012 K1) 現在は7.9等と明るい(7月3日、Marek Biely)。やや増光が鈍いが、秋に6〜7等まで明るくなる。7月中旬から9月中旬までは観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 9 22.39 18 12.4 2.133 1.138 8 7.6 20:39 (123,-12) Aug. 9 9 18.22 15 47.5 2.113 1.100 0 7.5 20:29 (125,-18) サイディング・スプリング彗星 (C/2013 A1) 現在は10.6等と明るい(8月2日、Marco Goiato)。やや増光が鈍いが、夏から秋にかけて8.5等に達し、南半球では非常に条件良く観測できると期待されている。南半球では、11月初めまで、ずっと観測できる状態が続く。日本からは、7月末から8月初めにかけて超低空に姿を現すが、その後は10月まで観測できない。10月19日には火星に大接近する。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 3 19.63 -40 15.0 1.439 1.840 95 10.0 3:32 (326, 4) Aug. 9 3 11.95 -46 8.8 1.268 1.779 101 9.6 3:40 (336, 3) リニア彗星 (C/2012 X1) 2013年10月半ばにバーストを起こし、急激に増光した。現在は9.8等と明るい(8月2日、Marco Goiato)。今後は減光していく。南半球では、今後は暗くなるまで、ずっと条件良く観測できる。日本からは、今後はずっと超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 22 19.54 -44 49.9 1.704 2.614 146 9.9 1:39 ( 0, 10) Aug. 9 22 12.98 -46 53.2 1.772 2.679 146 10.1 1:05 ( 0, 8) ウカイメデン彗星 (C/2013 V5) 再び明け方の空に現れてきた。現在は10.2等と、かなり明るい(8月2日、Marco Goiato)。秋に5等まで明るくなると期待されている。南半球では、最盛期を挟んで、10月中旬まで観測できる。日本からは、9月初めに6等になるまで、明け方の低空で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 6 0.45 12 3.3 1.884 1.296 40 11.0 3:32 (262, 10) Aug. 9 6 9.34 10 27.1 1.659 1.189 45 10.3 3:40 (267, 14) クリステンセン彗星 (210P) 急激に増光中。現在は13.7等(7月29日、吉本勝己氏)。8月には10等に達すると期待されているが、予報より2等ほど暗い。8月半ばまで、明け方の空で明るくなっていく様子を観測できる。南半球では条件が良いが、日本からはずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 6 27.71 18 21.1 1.129 0.622 33 11.2 3:32 (253, 8) Aug. 9 7 20.42 18 59.7 1.212 0.560 27 10.6 3:40 (250, 5) カタリナ彗星 (C/2013 UQ4) 急激に増光し、7月初めには9.4等まで明るくなった(7月4日、Maik Meyer)。だが、今後は急激に減光していく。既に11.5等まで暗くなった(7月25日、Jakub Cerny)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、7月中旬は一時的に観測できなくなるが、その前後は観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 14 12.74 26 18.7 0.905 1.167 74 11.6 20:39 ( 91, 48) Aug. 9 14 4.60 22 4.4 1.142 1.214 68 12.3 20:29 ( 89, 41) フェイ彗星 (4P) 再び明け方の空に現れてきた。現在は14.4等(7月1日、Jean-Francois Soulier)。今後はゆっくりと減光していく様子を、長期に渡って観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 6 31.09 17 45.2 2.546 1.775 32 12.8 3:32 (253, 7) Aug. 9 6 49.29 17 10.3 2.539 1.801 34 12.9 3:40 (256, 10) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は13.4等(7月15日、井狩康一氏)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 20 48.78 -30 13.7 2.121 3.120 167 13.5 0:09 ( 0, 25) Aug. 9 20 43.76 -30 33.5 2.141 3.127 163 13.6 23:32 ( 0, 24) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.0等(6月25日、Taras Prystavski)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 15 19.54 -27 54.9 5.779 6.122 105 13.7 20:39 ( 29, 21) Aug. 9 15 20.78 -27 47.0 5.884 6.120 98 13.7 20:29 ( 32, 19) コマス・ソラ彗星 (32P) 明け方の空に現れてきた。日本からは、2014年の夏から2015年の春にかけて、12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。南半球では、最盛期には低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 6 21.04 26 0.6 2.869 2.117 34 14.0 3:32 (247, 13) Aug. 9 6 38.77 26 9.9 2.808 2.097 37 13.9 3:40 (249, 17) ラヴジョイ彗星 (C/2013 R1) 2013年11月から12月にかけて、地球に0.4天文単位、太陽に0.8天文単位まで接近し、4.7等まで明るくなった(11月28日、Juan Jose Gonzalez)。現在は15.3等(7月1日、井狩康一氏)。秋に暗くなるまで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 15 33.74 -28 36.7 2.947 3.405 108 14.0 20:39 ( 25, 21) Aug. 9 15 34.10 -29 2.5 3.132 3.485 101 14.2 20:29 ( 29, 19) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.4等(7月29日、Marco Goiato)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 18 46.60 -2 17.9 5.784 6.654 146 14.2 22:02 ( 0, 53) Aug. 9 18 41.51 -3 7.3 5.866 6.677 140 14.2 21:30 ( 0, 52) ホームズ彗星 (17P) 2007年に大バーストを起こし、2等級まで明るくなった。再び戻ってきた。現在は13.2等と明るい(7月24日、Jakub Cerny)。今後は2015年に暗くなるまで、日本からはずっと条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 3 48.83 37 7.3 2.470 2.280 67 14.5 3:32 (251, 47) Aug. 9 4 1.46 38 25.0 2.422 2.302 71 14.6 3:40 (250, 52) ネオワイズ彗星 (P/2014 L2) 明るい新彗星。現在は14.7等(7月26日、Jakub Cerny)。これから11月まで、14等で非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 23 58.19 -1 37.9 1.443 2.239 130 14.5 3:17 ( 0, 53) Aug. 9 0 0.72 -1 49.0 1.397 2.245 136 14.5 2:52 ( 0, 53) リニア彗星 (C/2011 J2) 現在は13.7等と明るい(7月23日、Jakub Cerny)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等を保ち、日本からは条件良く観測できる。南半球では、2014年秋まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 0 54.22 53 33.9 3.834 3.987 91 14.6 3:32 (198, 70) Aug. 9 0 44.68 53 22.3 3.762 4.019 97 14.6 3:37 (180, 72) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。現在は14.3等(6月25日、Taras Prystavski)。日本からは、すでに観測できない。南半球でも、8月には観測できなくなる。2015年には再び、15等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 11 49.59 -6 34.3 8.556 7.959 51 14.8 20:39 ( 81, 2) Aug. 9 11 50.51 -6 39.8 8.682 7.995 44 14.8 20:29 ( 83, -2) パンスターズ彗星 (C/2012 F3) 現在は14.7等(6月25日、Taras Prystavski)。2015年に13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されている。2014年は、冬から夏にかけて条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 13 51.64 -1 37.5 4.232 4.128 77 14.8 20:39 ( 65, 29) Aug. 9 13 56.49 -2 11.2 4.294 4.095 71 14.8 20:29 ( 67, 26) パンスターズ彗星 (C/2013 Y2) 急激に増光した。現在は13.9等(6月25日、Taras Prystavski)。春から夏にかけて13〜14等に達し、南半球では非常に条件良く観測できる。日本からは低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 12 28.92 -15 20.3 2.242 2.013 63 14.8 20:39 ( 68, 4) Aug. 9 12 47.33 -15 34.0 2.323 2.040 61 15.0 20:29 ( 67, 4) コワル-ヴァーヴロヴァー彗星 (134P) 4月から5月にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中だが、まだ14.0等の明るさで、眼視でも見えている(7月1日、Sandor Szabo)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 14 32.06 -11 45.7 2.436 2.639 89 14.9 20:39 ( 49, 28) Aug. 9 14 40.66 -12 25.4 2.532 2.652 85 15.0 20:29 ( 50, 26) カタリナ彗星 (C/2013 US10) 現在は15.6等(7月27日、J. F. Hernandez)。当初の予報より明るくなっている。2015年の秋から冬にかけて、4等級まで明るくなると期待されている。最盛期までは、南半球で条件が良い。最盛期の後は、日本から条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 23 53.43 -16 0.2 5.179 5.947 135 15.2 3:13 ( 0, 39) Aug. 9 23 49.42 -16 50.6 5.041 5.882 142 15.1 2:41 ( 0, 38) ネオワイズ彗星 (C/2014 N3) 明るい新彗星。現在は15.4等(7月11日、Taras Prystavski)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って15等を保つ。南半球では2014年に、日本からは2015年に、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 1 54.49 -35 24.1 3.849 4.316 110 15.3 3:32 (339, 16) Aug. 9 1 52.93 -35 35.9 3.752 4.289 115 15.2 3:40 (346, 18) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 4 22.97 16 59.5 3.727 3.385 62 15.3 3:32 (271, 32) Aug. 9 4 29.57 17 21.5 3.638 3.388 67 15.2 3:40 (275, 38) ボアッティーニ彗星 (C/2013 V1) 現在は14.4等(6月29日、吉本勝己氏)。2014年の夏にかけて、長期に渡って14等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 12 35.37 49 41.9 2.543 2.134 55 15.3 20:39 (129, 37) Aug. 9 12 55.41 46 13.8 2.613 2.190 54 15.5 20:29 (125, 37) シュスター彗星 (106P) 現在は15.8等(7月20日、高橋俊幸氏)。日本からは、今後は次第に高くなり、次第に減光していく様子を、条件良く観測できる。南半球では、ずっと超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 28.62 24 19.7 2.063 1.552 46 15.5 3:32 (255, 22) Aug. 9 5 50.15 25 41.8 2.037 1.560 48 15.6 3:40 (256, 26) ブルックス第２彗星 (16P) 現在は14.6等(7月8日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。8月まで15〜16等を保つが、しばらく低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 31.23 20 9.7 2.099 1.578 46 15.7 3:32 (259, 20) Aug. 9 5 50.81 20 11.7 2.089 1.606 48 15.8 3:40 (261, 23) スペースウォッチ彗星 (C/2011 KP36) 現在は16.2等(6月30日、Jean-Francois Viens)。遠方の彗星だが、2015年から2016年にかけて、長期に渡って14等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 18 58.99 -2 43.1 5.851 6.745 149 16.1 22:15 ( 0, 52) Aug. 9 18 57.00 -3 0.3 5.868 6.713 143 16.1 21:45 ( 0, 52) マクノート彗星 (284P/2013 J1) 現在は15.9等(7月11日、高橋俊幸氏)。2007年に13等まで明るくなった新周期彗星の初回帰。2014年の夏から秋にかけて、再び13等まで明るくなり、条件良く観測できると期待されていたが、予報より暗い。実際には16等止まりだろう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 23 46.82 -5 44.1 1.471 2.300 134 16.3 3:06 ( 0, 49) Aug. 9 23 48.21 -6 34.0 1.416 2.296 141 16.2 2:40 ( 0, 49) パンスターズ彗星 (P/2012 B1) 急激に増光し、当初の予報より明るくなった。現在は15.3等(6月25日、Taras Prystavski)。2013年から2014年にかけて、長期に渡って14〜16等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 15 42.80 -24 48.9 3.895 4.342 109 16.4 20:39 ( 25, 26) Aug. 9 15 44.90 -24 53.8 4.011 4.359 103 16.5 20:29 ( 29, 24) ソニア彗星 (C/2014 A4) 現在は16.9等(7月11日、Taras Prystavski)。2015年から2016年にかけて、14等まで明るくなると期待されている。南半球では条件良く観測できる。日本からも、8月中旬からは観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 34.13 -18 58.7 5.751 5.319 60 16.6 3:32 (291, -3) Aug. 9 5 35.21 -19 12.5 5.644 5.285 64 16.5 3:40 (296, 3) シフレオ彗星 (108P) 現在は16.8等(7月28日、佐藤英貴氏)。これから急激に増光し、10月から12月にかけて、14.5等で非常に条件良く観測できると期待されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 3 4.25 7 14.5 1.674 1.862 83 16.9 3:32 (295, 42) Aug. 9 3 18.64 8 33.2 1.593 1.837 86 16.6 3:40 (299, 47) ニート彗星 (246P/2010 V2) 2012年から2013年にかけて、12〜13等まで明るくなった。現在は減光中だが、まだ15.7等と明るい(7月11日、高橋俊幸氏)。秋まで16〜17等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 1 2.16 -13 49.5 3.301 3.894 118 16.6 3:32 (344, 40) Aug. 9 1 1.99 -14 19.0 3.238 3.912 125 16.6 3:40 (356, 41) リニア彗星 (222P) 7月に14.5等まで明るくなった(7月7日、Michael Jager)。現在は急激に減光中。8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 51.10 25 17.4 1.374 0.910 41 16.7 3:32 (252, 19) Aug. 9 6 17.92 25 42.2 1.442 0.970 42 17.3 3:40 (252, 20) カタリナ彗星 (C/2013 V4) 現在は16.7等(7月8日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。2015年から2016年にかけて、長期に渡って15〜16等で観測できる。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 4 5.46 16 14.2 6.426 6.102 67 16.9 3:32 (274, 35) Aug. 9 4 7.57 16 48.1 6.293 6.075 73 16.8 3:40 (279, 42) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は18.2等(7月3日、K. Hills)。2011年から2012年にかけて、13等まで明るくなった。今後は減光していくが、2015年春までは18等より明るい。しばらく低空だったが、南半球では再び明け方の空に高く見えるようになってきた。日本からも、7月下旬からは高くなっていく。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 3 56.18 -4 27.1 8.783 8.579 75 16.9 3:32 (295, 25) Aug. 9 3 56.92 -4 25.4 8.714 8.615 81 16.9 3:40 (302, 31) パンスターズ彗星 (C/2013 G3) 現在は16.9等(7月1日、E. Bryssinck)。2014年から2015年にかけて、長期に渡って17等を保つ。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では、2014年夏までしか観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 15 36.50 34 37.1 3.837 3.961 89 16.9 20:39 ( 96, 68) Aug. 9 15 38.59 34 11.7 3.887 3.947 85 16.9 20:29 ( 97, 65) デニング-藤川彗星 (72P) 1978年以来、36年ぶりに観測された。現在は15.6等(7月15日、門田健一氏)。7月まで15〜16等を保つが、明け方の超低空。その後は急激に減光し、8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 6 18.98 24 51.2 1.471 0.868 35 16.9 3:32 (249, 13) Aug. 9 6 49.56 25 22.5 1.548 0.924 35 17.7 3:40 (249, 14) エケクルス彗星 (174P/(60558)) 現在は17.8等(4月26日、A. Maury, J.-F. Soulier)。2006年1月と2011年5月の二度に渡ってバーストを起こし、14等まで明るくなった。2015年に近日点を通過する。今後しばらくは、17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 21 7.32 -13 4.7 4.943 5.953 173 17.0 0:27 ( 0, 42) Aug. 9 21 4.64 -13 18.9 4.933 5.946 176 16.9 23:53 ( 0, 42) ラインムート第２彗星 (44P) 現在は17.5等(6月21日、佐藤英貴氏)。2014年の夏から2016年の初めにかけて、長期に渡って16〜17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 16 39.23 -24 23.3 2.037 2.717 122 17.1 20:39 ( 11, 30) Aug. 9 16 40.25 -24 7.8 2.089 2.689 115 17.0 20:29 ( 16, 29) レモン彗星 (C/2012 K8) 現在は17.4等(6月22日、Catalina Sky Survey)。2013年から2016年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。日本からはずっと高く見える。南半球ではずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 17 17.73 50 30.1 6.251 6.464 97 17.1 20:39 (177, 75) Aug. 9 17 10.69 50 2.3 6.294 6.463 95 17.1 20:29 (162, 74) テナグラ彗星 (C/2013 G9) 現在は17.3等(6月23日、Catalina Sky Survey)。2014年から2016年にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 13 9.16 -11 5.2 5.728 5.478 70 17.4 20:39 ( 65, 14) Aug. 9 13 8.12 -11 19.6 5.836 5.466 63 17.4 20:29 ( 68, 11) マクノート彗星 (P/2005 L1) 2005年に発見された新周期彗星の初回帰。2013年から2014年にかけて、長期に渡って17等で観測できると予想されていたが、いまだに検出されていない。実際には20.5等以下と、予報よりかなり暗い(8月1日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 23 7.28 -8 49.9 2.457 3.338 144 17.4 2:27 ( 0, 46) Aug. 9 23 4.68 -9 23.8 2.416 3.348 152 17.4 1:57 ( 0, 46) ニート彗星 (303P/2014 L1) 現在は18.1等(7月8日、J. Nicolas, A. Klotz, F. Kugel, C. Rinner)。7月から10月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 22 22.80 -15 13.4 1.585 2.551 157 17.6 1:42 ( 0, 40) Aug. 9 22 19.42 -15 14.0 1.548 2.539 164 17.5 1:12 ( 0, 40) ヒル彗星 (P/2014 L3) 現在は17.1等(6月29日、Catalina Sky Survey)。7月から8月にかけて、17〜18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 21 12.02 -20 7.1 0.881 1.893 173 17.5 0:32 ( 0, 35) Aug. 9 21 11.73 -20 54.0 0.898 1.910 175 17.6 0:04 ( 0, 34) リニア彗星 (209P) 5月下旬に地球に0.06天文単位まで大接近し、11.8等まで明るくなった(5月29日、Marco Goiato)。今後は急激に減光していく。既に16.7等まで暗くなった(7月21日、K. Hills)。南半球では、暗くなるまでずっと観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 18 16.32 -65 53.3 0.678 1.516 125 17.5 21:34 ( 0,-11) Aug. 9 18 30.29 -63 45.3 0.765 1.579 124 17.8 21:21 ( 0, -9) ボアッティーニ彗星 (C/2010 U3) 近日点を通過する2019年には、14等まで明るくなる。2014年は、日本からは夏から冬にかけて、17等で非常に条件良く観測できる。南半球では超低空。2月以来、観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 3 26.46 33 12.2 12.962 12.692 72 17.6 3:32 (258, 50) Aug. 9 3 27.27 33 31.2 12.825 12.664 78 17.6 3:40 (261, 57) ラーソン彗星 (P/2014 E1) 急激に増光し、15.7等に達した(4月22日、Taras Prystavski)。6月からは減光中。既に17.8等まで暗くなった(7月3日、K. Hills)。8月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 14 28.02 -24 58.3 1.907 2.210 93 17.6 20:39 ( 41, 17) Aug. 9 14 38.15 -26 0.5 1.994 2.223 89 17.7 20:29 ( 42, 15) パンスターズ彗星 (C/2014 N2) 現在は17.8等(7月7日、iTelescope Observatory, Siding Spring)。7月から8月にかけて、南半球では18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 20 37.40 -56 10.2 1.428 2.312 141 17.9 23:49 ( 0, -2) Aug. 9 19 43.43 -59 52.2 1.469 2.285 133 17.9 22:28 ( 0, -5) ラーセン彗星 (280P/2013 C1) 2013年の初めに17.5等で観測された。2014年も、春から夏にかけて、再び17.5等で観測できるはずだったが、実際には20.6等と、3等も暗い(6月21日、佐藤英貴氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 19 11.03 -17 15.0 2.097 3.057 157 21.2 22:27 ( 0, 38) Aug. 9 19 8.04 -17 51.1 2.161 3.080 149 21.4 21:56 ( 0, 37) ブランペン彗星 (289P) 1819年に発見され、2003年に再発見された。予報では26等と極めて暗いはずだったが、2013年7月にバーストを起こし、17.5等まで明るくなった(7月6日、佐藤英貴氏)。だが、7月中旬以降は、観測されていない。2014年8月に近日点を通過し、太陽に0.96天文単位まで近づく。予報では23等止まりだが、彗星活動が続いていれば、もう少し明るく観測されるかもしれない。門田健一氏によれば、5月21日には16.3等以下で写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Aug. 2 5 46.29 21 46.0 1.516 1.032 42 22.5 3:32 (255, 18) Aug. 9 6 22.37 22 17.7 1.513 1.000 40 22.6 3:40 (255, 18)