今週の明るい彗星 (2012年12月8日：北半球版)

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C/2012 V4彗星 (C/2012 V4) 11月中旬のSWAN画像から、Rob Matson氏によって発見された新彗星。見失われているポンス-ガンバール彗星(C/1827 M1)の再発見の可能性がある。現在は8.6等と、かなり明るい(12月8日、Juan Jose Gonzalez)。夕空の超低空で、まもなく見えなくなる。日本からは、1月中旬に10等で明け方の空に現れ、その後は暗くなっていく様子を、非常に条件良く観測できる。南半球では、夏から秋にかけて、非常に条件良く見えていたはずだが、発見されなかった。今後は、2月から3月にかけて、低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 19 9.17 -23 2.8 1.538 0.840 29 8.8 18:18 ( 57, 6) Dec. 15 19 3.86 -18 44.0 1.636 0.815 22 8.7 18:20 ( 65, 2) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 2013年の春に-1等の大彗星になると期待されている。2012年の秋に、10.1等まで増光した(10月14日、Marco Goiato)。当初の予想より速いペースで増光した。現在は観測できない。南半球では、12月末に明け方の低空に8等で姿を現す。日本からは、2013年3月に0等の大彗星として姿を現すまで、ずっと観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 16 27.06 -34 54.9 2.928 1.988 14 9.3 5:25 (300,-18) Dec. 15 16 39.63 -36 5.2 2.795 1.875 16 9.0 5:30 (304,-15) リニア彗星 (C/2012 K5) 現在は9.9等と、かなり明るい(11月24日、吉田誠一)。冬に地球にかなり接近し、8等で条件良く観測できると期待されている。日本からは条件が良い。南半球では、現在は観測できないが、2013年1月からは、条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 13 45.53 48 54.1 0.715 1.152 83 9.6 5:25 (233, 52) Dec. 15 13 9.28 54 1.4 0.549 1.171 95 9.1 5:30 (220, 61) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年秋に9.0等まで明るくなった(11月4日、Juan Jose Gonzalez)。現在は観測できない。南半球では、2013年2月に9等で明け方の空に現れ、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、2013年以降はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 17 18.46 -20 27.7 2.841 1.862 4 9.2 18:18 ( 74,-13) Dec. 15 17 34.45 -22 46.7 2.829 1.845 1 9.2 18:20 ( 74,-17) レモン彗星 (C/2012 F6) 予想以上に急激に明るくなってきた。現在は11.3等と明るく、眼視でも見えている(11月22日、Juan Jose Gonzalez)。2013年3月に、太陽に0.73天文単位まで近づく。最大で3等になるかもしれない。南半球では、これから増光していく様子を、条件良く観測できる。日本からは、1月初めに9等になるまでしか観測できない。2013年5月からは、減光していく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 11 47.57 -19 2.7 2.062 1.994 72 11.5 5:25 (339, 33) Dec. 15 11 53.65 -23 8.2 1.876 1.897 76 10.9 5:30 (347, 31) マクノート彗星 (C/2011 R1) 現在は11.4等と明るい(10月15日、Chris Wyatt)。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って11〜13等で観測できると期待されている。日本からは1月まで観測できない。南半球でも、10月から12月には超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 15 42.15 -38 3.4 3.037 2.161 22 12.3 5:25 (308,-12) Dec. 15 15 48.88 -36 47.1 3.030 2.185 25 12.3 5:30 (310, -7) ハーゲンローザー彗星 (168P) 異常に急激に増光して、10等に達した。現在もまだ11.2等と明るい(12月2日、Juan Jose Gonzalez)。日本からはしばらく高く見えるが、今後は減光していく。南半球では超低空。10月下旬には、分裂核が観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 0 15.86 41 54.8 0.870 1.598 118 13.0 19:07 (180, 83) Dec. 15 0 29.60 42 25.3 0.942 1.634 116 13.6 18:53 (180, 82) ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 2011年夏から2012年春にかけて、長期に渡って6〜7等の明るさを保った。現在は減光中だが、まだ13.0等とかなり明るく、眼視でも見えている(11月24日、吉田誠一)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 9 56.23 -7 27.5 4.130 4.433 101 13.1 4:49 ( 0, 47) Dec. 15 9 51.43 -8 15.3 4.082 4.498 108 13.1 4:16 ( 0, 47) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2012年には、11〜12等まで明るくなった。明け方の空に現れてきた。2013年には再び12〜13等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 15 31.19 -16 22.4 6.335 5.432 21 13.4 5:25 (292, 3) Dec. 15 15 32.54 -16 35.1 6.295 5.450 28 13.3 5:30 (297, 8) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.3等(11月15日、Sandor Szabo)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 20 40.65 35 22.4 6.136 6.012 78 13.6 18:18 (103, 56) Dec. 15 20 42.34 34 18.1 6.209 6.003 73 13.6 18:20 (104, 50) リニア彗星 (C/2011 UF305) 予想以上に急激に増光して、夏には10.0等に達した(8月9日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ12.9等と明るい(11月24日、吉田誠一)。今後もしばらく、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 9 24.52 22 3.7 2.046 2.670 119 13.7 4:17 ( 0, 77) Dec. 15 9 10.73 20 35.4 1.987 2.718 129 13.8 3:36 ( 0, 76) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 現在は12.2等と明るく、眼視でも見えている(11月16日、Marco Goiato)。2月まで12〜14等を保つ。日本からは条件良く観測できる。南半球では、今後は低くなり、1月末には観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 0 1.30 23 14.4 2.652 3.159 112 13.7 18:52 ( 0, 78) Dec. 15 0 7.79 22 5.6 2.734 3.160 106 13.8 18:31 ( 0, 77) マクノート-ラッセル彗星 (262P/2012 K7) 1994年に発見された新周期彗星の初回帰。予報より暗かったが、急激に増光してきた。現在は13.2等と明るく、眼視でも見えている(11月12日、Juan Jose Gonzalez)。秋から冬にかけて13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 22 50.84 -3 3.2 0.876 1.281 86 13.8 18:18 ( 14, 51) Dec. 15 23 20.62 -4 50.2 0.906 1.288 85 13.9 18:20 ( 14, 49) リニア彗星 (C/2012 L2) 現在は14.7等で、眼視でも見えている(11月15日、Sandor Szabo)。2013年の冬から春にかけて12等まで明るくなると期待されている。日本からは、2013年4月まで、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。2013年4月から観測できるようになるが、低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 22 1.96 76 33.7 2.019 2.515 108 14.0 18:18 (173, 47) Dec. 15 22 36.42 74 13.8 1.947 2.448 108 13.8 18:20 (172, 50) ニート彗星 (246P/2010 V2) 急激に増光し、2012年には12等まで明るくなった。現在は観測できないが、2013年には再び12〜14等で、条件良く観測できる。但し、2013年には、日本からはやや低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 16 22.48 -18 19.4 3.859 2.893 9 14.0 5:25 (287, -8) Dec. 15 16 34.51 -19 4.7 3.837 2.890 13 13.9 5:30 (290, -5) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は13.3等と明るい(10月19日、Jakub Cerny)。これから2013年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさで見える。日本からは観測できないが、南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 3 24.22 -54 25.7 5.748 6.001 100 14.0 22:13 ( 0, 1) Dec. 15 3 17.19 -53 17.9 5.803 6.022 98 14.1 21:38 ( 0, 2) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 明け方の空に現れてきた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 13 47.64 -19 46.9 6.902 6.239 44 14.2 5:25 (312, 18) Dec. 15 13 51.76 -20 16.7 6.817 6.239 50 14.1 5:30 (318, 22) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。現在は11.9等(5月29日、Marco Goiato)。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 19 23.19 -30 44.7 3.369 2.598 32 14.3 18:18 ( 49, 3) Dec. 15 19 37.46 -30 22.4 3.423 2.607 29 14.3 18:20 ( 51, 1) マクノート彗星 (260P/2012 K2) 2005年に14等まで明るくなった新彗星の、初回帰。予想をはるかに上回って、急激に明るくなった。現在もまだ12.7等と明るい(11月24日、吉田誠一)。日本からはしばらく高く見えるが、今後は減光していく。南半球ではかなり低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 1 39.27 41 25.0 0.918 1.754 134 14.4 20:29 (180, 84) Dec. 15 1 46.30 40 52.6 0.990 1.791 130 14.8 20:09 (180, 84) ブレッシ彗星 (C/2012 T5) 急激に増光し、11月中旬には、15.1等まで明るくなってきた(11月15日、Catalina Sky Survey)。だが、佐藤英貴氏の観測では、12月6日にもまだ15.8等。増光のペースが鈍ってきたかもしれない。2013年2月に、太陽に0.3天文単位まで接近する。計算上は、7等まで明るくなるが、彗星が小さいため、消滅する可能性もある。これから2月まで、明るくなっていく様子を条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 2 8.53 -4 16.0 0.937 1.744 130 14.8 20:56 ( 0, 50) Dec. 15 1 45.54 -8 59.7 0.930 1.626 116 14.5 20:06 ( 0, 46) リニア彗星 (C/2012 L1) 現在は15.0等で、眼視でも見えている(11月15日、Sandor Szabo)。3月まで15等を保つ。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、2013年の春に超低空に見えるだけで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 13 51.68 82 30.8 1.771 2.271 107 14.8 5:25 (188, 40) Dec. 15 13 0.79 86 52.0 1.705 2.266 112 14.7 5:30 (182, 38) リニア彗星 (C/2011 J2) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って13等を保ち、日本からは条件良く観測できると期待されている。現在は15.4等(11月19日、V. Gerke, A. Novichonok, S. Plaksa)。南半球でも、12月初めから3月初めまで、低空ながらも観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 11 32.94 21 39.4 4.736 4.855 91 15.2 5:25 (312, 71) Dec. 15 11 33.28 22 53.1 4.573 4.814 98 15.1 5:30 (331, 76) リニア彗星 (C/2012 A2) 現在は14.4等で、眼視でも見えている(11月15日、Sandor Szabo)。2月まで15〜16等を保つ。日本からは、暗くなるまでずっと条件良く観測できる。南半球では、2013年夏まで、まったく観測できない。なお、Juan Jose Gonzalez氏は、11月6日に眼視で10.4等と、極めて明るく報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 0 7.70 80 50.5 3.018 3.550 115 15.5 18:57 (180, 44) Dec. 15 0 2.52 76 52.9 3.034 3.556 114 15.5 18:25 (180, 48) ヴィルト第１彗星 (63P) 現在は18.0等(11月24日、J. F. Hernandez)。急激に増光し、冬から春にかけて13等に達する。日本からは、非常に条件良く観測できる。南半球では、しばらく超低空が続く。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 10 10.53 36 32.7 1.722 2.291 112 16.0 5:03 (180, 89) Dec. 15 10 17.66 36 30.3 1.624 2.257 117 15.7 4:42 (180, 89) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は14.8等(10月7日、Jakub Cerny)。南半球では、2013年の夏にかけて、長期に渡って15〜16等で条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 21 24.07 -78 54.8 4.356 4.009 63 15.7 18:18 ( 6,-25) Dec. 15 21 57.53 -78 3.1 4.383 4.024 62 15.8 18:20 ( 6,-24) ゲーレルス第２彗星 (78P) 2011年秋から2012年春にかけて、長期に渡って11〜12等の明るさを保った。現在は減光中。すでに17.1等まで暗くなった(11月14日、Catalina Sky Survey)。来年の春にかけて、次第に暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 10 35.99 1 57.8 2.881 3.144 96 16.0 5:25 (359, 57) Dec. 15 10 38.06 1 34.2 2.812 3.176 102 16.1 5:03 ( 0, 57) アイソン彗星 (C/2012 S1) 現在は16.5等(11月12日、Gerke, A. Novichonok, S. Plaksa)。2013年の秋に太陽に0.01天文単位まで大接近し、大彗星になると期待されている。11月から1月にかけて肉眼彗星となり、最大で金星級か、それ以上の明るさになる可能性がある。日本からは非常に条件が良く、最盛期も、その前後も、ほぼずっと観測できる。南半球では条件が悪く、最盛期の後半はまったく見えず、それ以外の時期も低空になってしまう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 8 10.71 29 30.5 4.753 5.513 136 16.3 3:04 ( 0, 84) Dec. 15 8 6.05 29 51.9 4.606 5.440 144 16.2 2:31 ( 0, 85) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) しばらく観測できなかったが、明け方の空に現れてきた。2013年から2014年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 13 53.65 -6 19.4 4.333 3.741 47 16.5 5:25 (301, 27) Dec. 15 14 0.83 -6 59.4 4.237 3.726 52 16.4 5:30 (307, 31) リニア彗星 (C/2012 V2) 現在は17.0等(11月12日、井狩康一氏)。2013年の夏から秋にかけて12等に達する。日本からは、2013年春に15等になるまでしか観測できない。南半球では、しばらく観測できないが、2013年8月以降は、暗くなっていく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 21 57.61 64 7.2 3.133 3.502 103 16.9 18:18 (162, 58) Dec. 15 22 9.77 62 30.8 3.094 3.433 101 16.8 18:20 (157, 58) マクノート彗星 (C/2012 C1) 現在は17.3等(11月10日、K. Hills)。南半球では、2012年から2013年にかけて、長期に渡って17等で条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 4 57.71 -76 3.2 4.911 4.860 81 17.3 23:43 ( 0,-21) Dec. 15 4 22.90 -76 24.5 4.932 4.855 79 17.3 22:41 ( 0,-21) テナグラ彗星 (P/2012 WX32) 現在は17.5等(12月4日、Mt. Lemmon Survey)。3月まで17.5等を保ち、日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 7 19.89 28 28.5 1.599 2.490 147 17.5 2:13 ( 0, 83) Dec. 15 7 17.12 29 36.6 1.550 2.479 155 17.4 1:43 ( 0, 85) サイディング・スプリング彗星 (P/2012 US27) 10月18日には18.7等だった(Siding Spring Survey)が、現在は17.2等(12月4日、佐藤英貴氏)と、急激に増光してきた。2月にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 0 13.49 -23 42.1 1.552 1.929 96 17.7 19:04 ( 0, 32) Dec. 15 0 16.62 -19 46.0 1.595 1.907 92 17.6 18:39 ( 0, 36) 小惑星2008 YB3 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。2008年から2014年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。南半球では超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 7 55.56 36 31.7 6.308 7.088 139 17.7 2:48 (180, 89) Dec. 15 7 50.97 37 20.7 6.256 7.100 146 17.6 2:16 (180, 88) ガン彗星 (65P) 2010年に12等まで明るくなった。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。だが、現在は18.8等(11月18日、Gerke, A. Novichonok, S. Plaksa)と、この予報よりかなり暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 4 8.88 20 44.3 3.702 4.670 168 17.7 22:58 ( 0, 76) Dec. 15 4 4.20 20 39.8 3.742 4.678 159 17.7 22:26 ( 0, 76) パンスターズ彗星 (C/2012 S4) 現在は17.5等(11月10日、J. Lozano)。2013年末にかけて、長期に渡って17〜18等を保つ。日本からは好条件。南半球では、2012年はほとんど観測できないが、2013年には条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 23 25.49 39 59.2 4.237 4.654 109 17.8 18:18 (174, 85) Dec. 15 23 24.48 37 50.6 4.314 4.634 102 17.8 18:20 (115, 83) スコッティ彗星 (244P/2010 Q1) 現在は17.9等(11月1日、P. Dupouy, J. B. de Vanssay)。2011年末から2012年の初めにかけて、17等に達した。この冬も、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 9 43.90 15 31.2 3.619 4.106 113 17.9 4:36 ( 0, 70) Dec. 15 9 44.23 15 30.7 3.531 4.114 120 17.8 4:09 ( 0, 70) ゲーレルス彗星 (270P/2012 S5) 1997年に17等で発見された新周期彗星の、初回帰。現在は18.1等(11月14日、R. Ligustri)。2012年から2014年にかけて、長期に渡って17等を保つと期待されていたが、予報より1〜2等ほど暗い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 1 51.10 11 43.9 3.084 3.832 133 19.1 20:41 ( 0, 67) Dec. 15 1 50.50 11 35.9 3.149 3.818 126 19.1 20:13 ( 0, 67) アッシュ彗星 (P/2011 N1) 2011年の秋に17等で観測された。2012年の秋から冬にかけて、再び17等で条件良く観測できると期待されていた。だが実際には、彗星は19.9等(11月27日、Mt. Lemmon Survey)と、予報よりはるかに暗い。急減光したと思われる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Dec. 8 6 35.02 36 15.8 2.265 3.187 155 20.5 1:28 (180, 89) Dec. 15 6 28.60 37 36.2 2.263 3.209 161 20.6 0:54 (180, 87)