今週の明るい彗星 (2012年9月1日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

リニア彗星 (C/2011 F1) 現在は10.8等と、かなり明るい(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。夕空で次第に低くなり、南半球では9月末に、日本からは10月半ばには見えなくなる。南半球では、2013年2月に9等で明け方の空に現れ、ゆっくりと減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは、2013年以降はほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 14 37.02 18 33.8 2.803 2.423 57 10.5 19:54 ( 89, 35) Sept. 8 14 44.87 15 30.7 2.811 2.369 54 10.4 19:43 ( 87, 31) ペトリュー彗星 (185P) 急激に増光した。現在は9.7等と、たいへん明るい(8月22日、Juan Jose Gonzalez)。大きなコマが広がっている。今回帰は、やや高度は低いが、明け方の空でずっと観測できる状態が続く。9月半ばまで10〜11等の明るさを保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 7 29.08 17 1.1 1.302 0.971 47 11.1 4:04 (266, 25) Sept. 8 7 55.57 14 31.3 1.349 1.005 47 11.4 4:11 (270, 26) マクノート彗星 (C/2011 R1) 現在は11.5等と、かなり明るい(8月6日、Chris Wyatt)。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って11〜13等で観測できると期待されている。日本からは2013年1月まで観測できない。南半球でも、10月から12月には超低空になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 11 41.29 -67 54.8 2.150 2.159 76 11.5 19:54 ( 27,-37) Sept. 8 12 25.35 -64 58.3 2.220 2.138 72 11.5 19:43 ( 31,-34) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 2013年の春に-1等の大彗星になると期待されている。現在は11.6等(8月8日、Marco Goiato)。当初の予想より速いペースで増光している。2012年は、南半球では10月まで観測できる。日本からは、まもなく西空に沈み、その後は、2013年3月に0等の大彗星として姿を現すまで、ずっと観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 15 0.12 -25 24.0 3.549 3.363 71 12.0 19:54 ( 48, 11) Sept. 8 15 1.47 -25 40.7 3.571 3.274 64 11.9 19:43 ( 51, 8) ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 2011年夏から2012年春にかけて、長期に渡って6〜7等の明るさを保った。現在は観測できない。10月には、再び明け方の空に、12.5等で現れる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 9 50.48 7 18.3 4.476 3.499 12 12.2 4:04 (255, -9) Sept. 8 9 53.93 6 8.7 4.510 3.567 18 12.3 4:11 (260, -3) マクノート彗星 (260P/2012 K2) 2005年に14等まで明るくなった新彗星の、初回帰。予想をはるかに上回って、急激に明るくなった。現在は11.8等と、かなり明るい(8月22日、Juan Jose Gonzalez)。夏から秋にかけて12〜13等の明るさで、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 1 53.28 16 46.2 0.665 1.502 126 13.0 3:12 ( 0, 72) Sept. 8 1 58.62 20 41.0 0.634 1.498 130 12.9 2:50 ( 0, 76) リニア彗星 (C/2011 UF305) 予想以上に、急激に増光した。現在は10.3等とかなり明るい(8月22日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、2013年の初めにかけて、11〜13等で条件良く観測できる。8月には超低空になるが、9月からは明け方の空で高くなってくる。南半球では、2012年末になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 9 54.40 43 38.8 2.914 2.191 36 13.0 4:04 (225, 13) Sept. 8 9 58.46 41 38.7 2.900 2.211 39 13.0 4:11 (230, 16) モス彗星 (C/2012 CH17) 現在は15.4等(8月11日、佐藤英貴氏)。だが、極めて拡散している。核光度は19等以下。彗星核が崩壊し、まもなく消滅するかもしれない。12月まで長期に渡って観測できるが、今後は、ずっと夕空の低空となる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 14 1.06 8 2.4 1.781 1.359 49 13.6 19:54 ( 84, 22) Sept. 8 14 22.52 4 46.4 1.760 1.332 48 13.5 19:43 ( 81, 21) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.0等(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。2014年まで長期に渡って13〜14等の明るさを保つ。日本からは長期に渡って観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 21 39.39 55 19.3 5.686 6.181 115 13.6 22:54 (180, 70) Sept. 8 21 28.65 54 19.0 5.650 6.167 116 13.6 22:16 (180, 71) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は13.0等と明るい(8月16日、Jakub Cerny)。これから2013年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさで見える。日本からは観測できないが、南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 5 0.37 -54 41.4 5.581 5.741 94 13.7 4:04 (341, -4) Sept. 8 4 58.92 -55 13.2 5.568 5.757 95 13.7 4:11 (346, -3) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。現在は11.9等(5月29日、Marco Goiato)。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 16 31.73 -28 42.0 2.243 2.489 91 13.8 19:54 ( 29, 20) Sept. 8 16 40.31 -29 11.0 2.335 2.495 87 13.8 19:43 ( 30, 19) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は11.7等と、かなり明るい(8月17日、Carlos Labordena)。日本からは9月末、南半球でも10月半ばには観測できなくなるが、2013年には再び13〜14等で、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 15 18.87 -12 48.2 5.460 5.236 72 14.1 19:54 ( 54, 23) Sept. 8 15 17.62 -13 1.0 5.593 5.247 65 14.1 19:43 ( 57, 20) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 現在は12.9等(8月14日、Jakub Cerny)。南半球では、9月初めまで観測できる。日本からは、既に観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 12 39.84 -12 37.8 7.037 6.250 36 14.2 19:54 ( 79, -7) Sept. 8 12 44.44 -13 4.1 7.095 6.249 30 14.2 19:43 ( 80, -9) ニート彗星 (246P/2010 V2) 現在は12.4等と、かなり明るい(8月17日、Carlos Labordena)。まもなく西空に沈むが、2013年には再び12〜14等で、条件良く観測できる。但し、2013年には、日本からはやや低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 13 54.46 -3 7.5 3.546 2.989 49 14.5 19:54 ( 76, 14) Sept. 8 14 3.17 -4 23.5 3.603 2.980 45 14.5 19:43 ( 76, 11) カタリナ彗星 (C/2012 J1) 現在は13.5等と明るく、眼視でも見えている(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。これから冬まで、長期に渡って14等で条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 23 50.50 39 50.9 2.562 3.295 129 14.6 1:10 (180, 85) Sept. 8 23 48.96 39 40.0 2.499 3.277 133 14.5 0:41 (180, 85) マックホルツ第１彗星 (96P) 7月14日に太陽に0.12天文単位まで近づき、7.8等まで明るくなった(7月22日、Juan Jose Gonzalez)。現在は夕空で減光中。だが、まだ10.5等と明るい(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。今後は夕空の低空で、急激に暗くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 14 44.40 -1 36.6 1.397 1.271 61 14.7 19:54 ( 69, 25) Sept. 8 15 6.77 -5 10.7 1.571 1.394 60 15.4 19:43 ( 65, 23) リニア彗星 (C/2012 K5) 現在は13.7等と明るく、眼視でも見えている(8月21日、Juan Jose Gonzalez)。冬に地球にかなり接近し、9〜10等で条件良く観測できると期待されている。日本からは条件が良い。南半球では、今後は観測できなくなるが、2013年1月からは、条件良く観測できるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 15 8.86 45 7.6 1.891 1.776 67 14.9 19:54 (121, 49) Sept. 8 14 59.83 44 9.8 1.890 1.701 63 14.7 19:43 (120, 45) ゲーレルス第２彗星 (78P) 2011年秋から2012年春にかけて、長期に渡って11〜12等の明るさを保った。明け方の空に現れてきた。来年の春にかけて、次第に暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 8 51.63 12 41.5 3.547 2.691 27 14.9 4:04 (259, 6) Sept. 8 9 2.55 11 50.7 3.533 2.723 31 15.0 4:11 (263, 10) リニア彗星 (C/2011 O1) 現在は14.5等(7月27日、Jakub Cerny)。南半球では、2013年の夏にかけて、長期に渡って15〜16等で条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 16 29.70 -81 31.6 3.626 3.892 97 15.2 19:54 ( 5,-28) Sept. 8 16 24.43 -81 14.0 3.692 3.895 94 15.2 19:43 ( 6,-28) ジャクソン-ニェウイミン彗星 (58P) 1995年にバーストを起こし、10等級に達したが、その後は行方不明になっている。今回帰は条件が悪く、近日点を通過する頃は観測できなかったが、明け方の空に現れてきた。但し、19.0等以下で写らない(8月11日、佐藤英貴氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 7 8.08 11 40.5 2.563 2.109 52 15.4 4:04 (274, 27) Sept. 8 7 19.49 11 5.6 2.549 2.161 56 15.7 4:11 (278, 31) ハーゲンローザー彗星 (168P) 急激に増光した。現在は14.9等と、かなり明るい(8月26日、吉本勝己氏)。9月から10月にかけて、地球に0.4天文単位まで接近し、15等の明るさで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 0 46.94 -5 12.2 0.497 1.457 148 15.6 2:06 ( 0, 50) Sept. 8 0 42.36 -0 3.4 0.462 1.440 155 15.4 1:34 ( 0, 55) ラ・サグラ彗星 (P/2012 NJ) 小惑星のように見えるが、たいへんかすかな尾が見えている。地球に接近し、13.9等まで明るくなった(7月22日、Artyom Novichonok)。現在は減光中だが、まだ15.0等と明るい(8月19日、吉田誠一)。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球では超低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 18 18.86 42 10.2 1.157 1.684 101 15.9 19:54 (152, 82) Sept. 8 18 5.79 40 55.8 1.300 1.742 97 16.2 19:43 (125, 79) ギブス彗星 (C/2011 A3) Jakub Cerny氏によれば、7月末に増光した。現在も14.5等と、この予報よりやや明るい(8月20日、Jakub Cerny)。今後は次第に減光していく様子を、南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 23 1.77 -27 42.4 2.674 3.639 159 16.0 0:21 ( 0, 27) Sept. 8 22 57.99 -28 27.8 2.743 3.692 157 16.2 23:46 ( 0, 27) マクノート-ラッセル彗星 (262P/2012 K7) 1994年に発見された新周期彗星の初回帰。急激に増光中。現在は16.9等(8月18日、E. Bryssinck)。秋から冬にかけて13.5等に達し、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 19 17.97 30 17.0 1.075 1.785 117 16.4 20:34 ( 0, 85) Sept. 8 19 16.25 28 54.0 1.042 1.726 114 16.1 20:05 ( 0, 84) リニア彗星 (C/2012 L1) 現在は16.1等(8月20日、安部裕史氏)。秋から冬にかけて、15等まで明るくなる。日本からは、暗くなるまでずっと観測できる。南半球では、2013年の春に超低空に見えるだけで、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 13 38.65 71 5.6 2.804 2.610 68 16.4 19:54 (157, 38) Sept. 8 13 34.51 69 59.8 2.763 2.572 68 16.3 19:43 (155, 36) リニア彗星 (C/2012 L2) 現在は16.6等(8月26日、V. Gerke, A. Novichonok)。2013年の冬から春にかけて12等まで明るくなると期待されている。日本からは、2013年4月まで、条件良く観測できる。南半球では、現在は観測できない。2013年4月から観測できるようになるが、低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 2 12.75 87 23.3 3.449 3.479 83 16.6 3:35 (180, 38) Sept. 8 2 14.04 88 35.0 3.342 3.411 85 16.4 3:12 (180, 36) リニア彗星 (C/2012 A2) 現在は16.0等(8月23日、A. Diepvens)。秋から冬にかけて、16等に達する。日本からは、暗くなるまでずっと条件良く観測できる。南半球では、2013年夏まで、まったく観測できない。Juan Jose Gonzalez氏は、8月22日に眼視で11.3等と、極めて明るいと報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 9 37.98 63 30.9 4.045 3.587 56 16.6 4:04 (209, 25) Sept. 8 9 43.63 64 27.3 3.962 3.577 60 16.5 4:11 (209, 29) クラーク彗星 (71P) 今回帰は条件が悪く、近日点の頃は見えなかった。現在は16.5等(8月25日、井狩康一氏)。今後は減光して、10月末には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 2 8.50 2 57.4 1.958 2.691 127 16.7 3:27 ( 0, 58) Sept. 8 2 5.66 2 38.2 1.926 2.729 134 16.8 2:57 ( 0, 58) ヘリン-ローレンス彗星 (152P) 現在は16.6等(8月20日、安部裕史氏)。近日点を通過した後に明るくなる傾向がある。2012年から2013年にかけて、16〜17等で観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 16 25.39 -20 42.5 2.978 3.130 89 17.1 19:54 ( 34, 26) Sept. 8 16 31.82 -21 13.3 3.075 3.134 83 17.2 19:43 ( 36, 24) アッシュ彗星 (P/2011 N1) 2011年の秋に17等で観測された。2012年の秋から冬にかけて、再び17等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 6 5.97 20 16.1 3.177 2.941 67 17.2 4:04 (275, 44) Sept. 8 6 13.90 21 4.1 3.099 2.954 72 17.2 4:11 (278, 50) ボアッティーニ彗星 (C/2008 S3) 現在は17.3等(8月25日、V. Gerke, A. Novichonok)。2009年から2013年まで、長期に渡って17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 22 57.32 12 45.6 7.523 8.470 158 17.2 0:17 ( 0, 68) Sept. 8 22 52.18 12 18.2 7.522 8.484 161 17.2 23:40 ( 0, 67) ラーソン彗星 (261P/2012 K4) 2005年に発見された新周期彗星の初回帰。現在は16.7等(8月16日、井狩康一氏)。11月まで17〜18等で、非常に条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 23 24.25 5 32.1 1.213 2.196 162 17.3 0:44 ( 0, 61) Sept. 8 23 19.72 5 31.1 1.196 2.192 168 17.2 0:12 ( 0, 61) リニア彗星 (160P) 5月27日には20.0等と極めて暗かった(佐藤英貴氏)が、急激に増光した。現在は17.4等(8月16日、井狩康一氏)。夏から秋にかけて、17等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 23 35.00 4 7.3 1.089 2.072 161 17.3 0:55 ( 0, 59) Sept. 8 23 28.58 5 14.9 1.073 2.068 167 17.3 0:21 ( 0, 60) ヒル彗星 (C/2010 G2) 2011年の秋から冬にかけて、10等まで明るくなった。南半球では、再び明け方の空に現れてきた。既に17.5等まで暗くなった(8月16日、Jakub Cerny)。これから暗くなっていく様子を、条件良く観測できる。日本からは、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 5 5.89 -31 12.8 4.331 4.432 89 17.4 4:04 (329, 16) Sept. 8 5 5.88 -33 13.7 4.319 4.492 93 17.5 4:11 (337, 17) マクノート彗星 (C/2012 C1) 現在は18.0等(5月27日、K. Hills)。南半球では、2012年から2013年にかけて、長期に渡って17等で条件良く観測できる。日本からはまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 7 4.25 -49 27.8 5.161 4.989 74 17.5 4:04 (323,-12) Sept. 8 7 7.25 -51 20.3 5.115 4.976 76 17.5 4:11 (328,-10) マクノート彗星 (P/2012 O3) 現在は16.8等(8月26日、Catalina Sky Survey)。9月まで17.5等を保つ。南半球では非常に好条件だが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 21 27.47 -19 55.0 0.626 1.609 158 17.5 22:43 ( 0, 35) Sept. 8 21 25.71 -16 41.6 0.656 1.619 152 17.7 22:14 ( 0, 39) ニート彗星 (189P) 7月に地球に0.17天文単位まで接近し、14.5等まで明るくなった(7月13日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。既に17.3等まで暗くなった(8月18日、E. Bryssinck)。日本からは、今後はずっと条件良く観測できる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 20 4.05 38 38.8 0.434 1.285 120 17.8 21:21 (180, 86) Sept. 8 20 16.22 38 23.9 0.481 1.320 120 18.1 21:05 (180, 87) ゲーレルス彗星 (P/1997 C1) 1997年に17等で発見された新周期彗星の、初回帰。2012年から2014年にかけて、長期に渡って17等を保つと期待されている。予報では既に18等のはずだが、検出されていない。遊佐徹氏によれば、7月18日に19.5等以下で、写らなかった。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 2 23.81 15 26.2 3.468 4.069 120 17.9 3:43 ( 0, 70) Sept. 8 2 24.07 15 25.8 3.366 4.050 126 17.8 3:15 ( 0, 70) ガン彗星 (65P) 2010年に12等まで明るくなった。現在は遠日点に近いが、秋から冬にかけて、17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 4 40.27 20 23.7 4.460 4.528 87 17.9 4:04 (292, 61) Sept. 8 4 42.47 20 32.0 4.361 4.538 93 17.9 4:11 (303, 67) マクノート彗星 (C/2011 Q2) 4月1日には12.5等と、予報通りに明るく観測された(Michael Jager)。だが、急激に減光した。佐藤英貴氏によれば、6月25日には、すでに19.0等以下で写らなかった。日本からは高い。南半球では、今後は二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Sept. 1 5 44.74 47 36.9 3.398 3.255 73 20.3 4:04 (235, 55) Sept. 8 5 50.27 47 53.5 3.377 3.327 78 20.5 4:11 (234, 59)