今週の明るい彗星 (2012年1月28日：北半球版)

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先週 南半球版 来週

最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 現在は6.3等(1月30日、Piotr Guzik)。日本では、4月まで7等の明るさを保ち、非常に条件良く観測できる。その後は減光しつつ、6月には西空に沈む。南半球では、現在は観測できないが、4月から6月にかけて、夕空の低空に見えるようになる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 17 21.12 38 42.8 1.602 1.625 73 6.4 5:34 (250, 50) Feb. 4 17 13.72 43 23.6 1.508 1.656 80 6.4 5:30 (243, 56) ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P) 現在は8.8等とかなり明るい(1月10日、Juan Jose Gonzalez)。3月にかけて10等を保つが、超低空で観測困難。南半球では既に観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 22 1.38 -4 17.8 1.863 1.052 24 10.5 18:50 ( 80, 7) Feb. 4 22 31.80 -3 56.5 1.853 1.036 24 10.3 18:56 ( 81, 6) マクノート彗星 (C/2011 Q2) 2011年秋には13.9等の明るさで観測された(10月19日、佐藤英貴氏)。現在は観測できない。日本からは、2012年夏に15等以下になってから、再び観測できる。南半球では、今後は二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 20 57.77 -2 47.4 2.271 1.355 16 11.8 18:50 ( 91, -5) Feb. 4 21 19.38 0 43.5 2.276 1.368 17 11.8 18:56 ( 95, -6) ラヴジョイ彗星 (C/2011 W3) 1970年のホワイト-オルティス-ボレッリ彗星以来、41年ぶりに地上から発見された、クロイツ群に属する太陽をかすめる彗星。12月16日に太陽の表面近くまで大接近し、最大で-4等以上の明るさに達した。その後、南半球の明け方の空に現れ、30〜40度もの雄大な尾を伸ばした大彗星となった。現在は12.0等(1月27日、Alan Hale)。但し、彗星の本体そのものは、19等以下で写らない(1月2日、Robert McNaught)。すでに消滅し、残骸だけが見えていると思われる。尾はたいへん淡くなったが、空の条件が良ければ、いまだに20〜30度の長大な尾が写る。現在は日本からも見える。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 4 40.57 -41 48.0 0.778 1.342 98 12.4 20:12 ( 0, 14) Feb. 4 4 45.03 -32 48.3 0.947 1.484 100 13.5 19:49 ( 0, 23) ゲーレルス第２彗星 (78P) 現在は11.2等と、かなり明るい(1月14日、Uwe Pilz)。日本からは、3月までは11〜12等で条件良く観測できるが、4月には観測できなくなる。南半球では、今後は夕空に低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 1 22.33 6 29.9 2.044 2.012 74 12.4 18:50 ( 50, 51) Feb. 4 1 35.88 7 35.8 2.117 2.017 70 12.5 18:56 ( 57, 49) ソーホー彗星 (257P/2012 A3) 2003年に探査機ソーホーの画像から発見された彗星が、探査機ステレオの画像から再発見された。佐藤英貴氏の観測では、14.8等と明るい(1月31日)。眼視でも見えるかもしれない。今後は次第に暗くなるが、高く見えるようになる。南半球では低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 22 43.09 -12 20.1 1.133 0.576 30 12.7 18:50 ( 67, 10) Feb. 4 23 27.65 -9 58.2 1.022 0.599 34 12.7 18:56 ( 67, 14) ヒル彗星 (C/2010 G2) 秋には9.7等に達し、大きな姿で明るく見えた(10月29日、Juan Jose Gonzalez)。今後は減光していく。だが、1月2日にバーストを起こし、恒星状の核が見えている(1月2日、Alfons Diepvens)。現在もまだ10.8等と、たいへん明るい(1月20日、Marco Goiato)。もうしばらく条件は良いが、2月からは低くなり、日本からは3月末に、南半球でも4月末には見えなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 2 51.77 -3 8.3 2.409 2.636 92 12.7 18:50 ( 11, 51) Feb. 4 2 52.16 -4 8.9 2.585 2.688 85 13.0 18:56 ( 23, 48) クラーク彗星 (71P) 2011年6月末に17.1等まで明るくなった(6月24日、J. F. Hernandez)。今回帰は条件が悪く、近日点の頃は見えない。南半球では、4月に14等で明け方の空に現れる。日本では、6月に15.5等になるまで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 20 8.98 -25 5.4 2.584 1.622 9 13.2 5:34 (290,-16) Feb. 4 20 31.17 -24 10.5 2.594 1.640 11 13.2 5:30 (289,-15) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は13.5等と明るく、眼視でも見えている(1月20日、Chris Wyatt)。これから2013年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさで見える。日本からは観測できないが、南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 1 22.69 -78 58.7 5.745 5.458 68 13.5 18:50 ( 6,-25) Feb. 4 1 35.67 -77 10.0 5.737 5.460 68 13.5 18:56 ( 8,-24) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 1月3日には14.2等で、集光が強かった(Juan Jose Gonzalez)。最近の全光度は不明。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 12 40.45 -13 12.7 5.817 6.261 112 13.8 4:15 ( 0, 42) Feb. 4 12 39.88 -13 21.7 5.715 6.261 119 13.8 3:47 ( 0, 42) ギブス彗星 (C/2011 A3) 8月から9月にかけて、14.1等まで明るくなった(8月11日、Artyom Novichonok and Vladimir Gerke)。現在は観測できない。2月末に14等で明け方の空に現れ、次第に減光していく様子を、南半球では条件良く観測できる。日本からはやや低い。2011年には、一部の眼視観測者は、10〜12等と、かなり明るく報告していた。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 19 27.21 -14 53.7 3.314 2.394 17 13.8 5:34 (287, -2) Feb. 4 19 42.63 -15 0.8 3.309 2.410 20 13.8 5:30 (288, 0) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。眼視では11.5等と、かなり明るく観測された(2010年12月17日、Juan Jose Gonzalez)。現在は14.1等(1月3日、佐藤英貴氏)。すでに、元の恒星状の姿に戻っている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 15 52.00 -12 13.6 2.672 2.494 69 14.1 5:34 (326, 36) Feb. 4 16 2.00 -12 52.3 2.582 2.489 73 14.0 5:30 (330, 37) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 2011年にはすでに14.3等で、眼視でも見えていた(10月1日、Jakub Cerny)。しばらく観測できなかったが、明け方の空に現れてきた。9月まで13〜14等を保ち、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 18 12.72 -14 14.3 5.939 5.166 35 14.2 5:34 (298, 13) Feb. 4 18 13.70 -14 13.4 5.852 5.160 41 14.2 5:30 (301, 17) ギブス彗星 (C/2010 M1) 2011年夏から2012年夏にかけて、長期に渡って14〜15等を保つと期待されていたが、行方不明。2010年6月に2日間しか観測されていないため、軌道はきわめて不確か。南半球では条件が良いが、日本からは、8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 23 10.77 -67 53.1 2.722 2.302 54 14.3 18:50 ( 21,-22) Feb. 4 23 51.77 -65 38.4 2.697 2.299 56 14.3 18:56 ( 22,-20) レヴィ彗星 (255P/2011 Y1) 2006年に大バーストを起こし、9.5等まで明るくなって発見された新彗星の初回帰。12月17日に検出されたが、予想よりかなり暗かった。だが、非常に拡散しており、全光度は13.5等と明るい(12月26日、Michael Jager)。1月に地球に0.24天文単位まで接近し、非常に好条件で観測できる。眼視でも見えるかもしれない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 2 58.39 -5 50.8 0.237 1.024 92 14.3 18:50 ( 6, 49) Feb. 4 3 54.02 -13 21.8 0.248 1.046 97 14.7 19:01 ( 0, 41) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年から2013年にかけて、9等に達すると期待されている。現在は13.9等で、眼視でも見えている(1月27日、Jakub Cerny)。日本からは、2012年の秋に10等級になるまで、ずっと観測できる。南半球では、近日点通過前はほとんど観測できないが、近日点通過後の2013年以降は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 15 23.17 46 22.4 4.117 4.331 95 14.4 5:34 (228, 71) Feb. 4 15 28.83 47 9.9 4.010 4.268 98 14.3 5:30 (220, 73) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(1月20日、Sandor Szabo)。2013年に13等に達し、条件良く観測できると期待されている。日本からはずっと観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 22 58.74 50 9.2 6.967 6.783 75 14.7 18:50 (129, 42) Feb. 4 23 0.73 49 37.1 7.021 6.760 70 14.7 18:56 (130, 36) マクノート彗星 (C/2011 R1) 現在は15.0等(1月17日、井狩康一氏)。夕空で低くなり、日本ではまもなく、南半球でも3月半ばにはいったん観測できなくなる。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って13等で観測できると期待されている。南半球では非常に条件が良いが、日本からは最盛期は観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 1 3.57 -33 24.2 4.013 3.630 60 15.1 18:50 ( 29, 15) Feb. 4 1 4.28 -33 6.0 4.036 3.571 55 15.1 18:56 ( 35, 11) アラン-リゴー彗星 (49P) 2011年の秋に11〜12等に達した。現在は減光中。すでに16.2等まで暗くなった(1月17日、A. Diepvens)。だが、非常に長い尾が伸びている。5月に18等以下になるまでずっと条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 12 29.65 17 58.1 1.030 1.791 125 15.2 4:04 ( 0, 73) Feb. 4 12 31.80 20 6.6 1.025 1.834 131 15.5 3:38 ( 0, 75) フォーブズ彗星 (37P) 10月12日に16.6等まで明るくなった(佐藤英貴氏)。だが、すでに観測できない。今後は18等以下になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 20 54.08 -17 38.1 2.628 1.647 3 15.4 18:50 ( 79,-15) Feb. 4 21 13.98 -15 48.8 2.653 1.668 1 15.6 18:56 ( 82,-16) ニート彗星 (246P/2010 V2) 現在は15.6等と明るい(1月13日、高橋俊幸氏)。2010年の秋に検出された時は20.5等とたいへん暗かったが、急激に増光した。2012年から2013年にかけて、長期に渡って15等を保ち、条件良く観測できる。但し、2013年には、日本からはやや低くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 13 33.05 9 39.2 2.989 3.431 108 15.9 5:07 ( 0, 65) Feb. 4 13 35.49 9 57.0 2.882 3.414 114 15.8 4:42 ( 0, 65) リニア彗星 (C/2011 UF305) 現在は16.0等(1月18日、高橋俊幸氏)。日本からは、2013年の初めにかけて、14〜15等で条件良く観測できる。南半球では、2012年末になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 19 22.42 24 0.2 3.526 2.934 46 16.1 5:34 (255, 21) Feb. 4 19 29.72 25 51.2 3.438 2.882 48 16.0 5:30 (255, 25) コワルスキー彗星 (C/2011 S2) 現在もまだ16.1等と明るい(1月23日、佐藤英貴氏)。12月初めに小規模なバーストを起こした後、暗くならずに明るさを保っている。もうしばらく16等で見えそう。南半球では条件良く観測できる。日本からはずっと低空。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 14 53.58 -35 30.1 1.736 1.784 76 16.5 5:34 (349, 18) Feb. 4 15 2.91 -36 53.0 1.737 1.859 81 16.6 5:30 (352, 18) パンスターズ彗星 (C/2011 L4) 2013年の春に0等の大彗星になると期待されている。現在は16.3等(1月13日、高橋俊幸氏)と、順調に増光している。2012年は、夏にかけてゆっくりと増光していく様子を観測できる。日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 16 48.79 -22 31.9 6.287 5.759 53 16.6 5:34 (319, 20) Feb. 4 16 51.86 -22 46.2 6.117 5.689 60 16.5 5:30 (323, 22) スワン彗星 (C/2011 Q4) 9月には9.4等とかなり明るく見えた(9月22日、Chris Wyatt)。現在もまだ14.7等で、眼視でも見えている(1月26日、Jakub Cerny)。但し、核光度はすでに18.8等とかなり暗い(1月17日、E. Prosperi, et al.)。今後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、今後の観測は難しい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 13 47.95 38 20.7 1.650 2.205 111 17.0 5:22 (180, 87) Feb. 4 13 27.50 43 47.9 1.634 2.284 119 17.2 4:35 (180, 81) リネ彗星 (P/2011 W2) 現在は16.3等(1月17日、井狩康一氏)と、当初の予報より明るい。これからしばらく条件が良い。2月まで17等を保つ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 7 28.33 0 22.4 1.447 2.376 154 17.1 22:59 ( 0, 55) Feb. 4 7 24.40 0 38.5 1.483 2.389 150 17.1 22:28 ( 0, 56) ワイズ-ギャラッド彗星 (C/2010 FB87) 2010年11月に近日点を通過しているが、現在もまだ16.5等と、予想外に明るい(1月16日、J. Nicolas)。しばらくは非常に条件良く観測できる。しばらく16〜17等を保ちそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 5 43.74 10 40.4 4.335 5.100 137 17.1 21:15 ( 0, 66) Feb. 4 5 38.57 11 35.2 4.470 5.150 129 17.2 20:42 ( 0, 67) クリステンセン彗星 (164P) 現在は16.5等(1月17日、井狩康一氏)。近日点を過ぎた後に明るくなる傾向がある。日本からは非常に条件良く観測できる。南半球ではやや低い。3月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 11 16.47 27 22.5 1.842 2.693 142 17.1 2:51 ( 0, 82) Feb. 4 11 11.98 28 33.7 1.841 2.733 148 17.1 2:19 ( 0, 83) マクノート彗星 (C/2005 L3) 2007年から2009年にかけて13〜14等に達し、眼視でも見えた。現在は減光中だが、まだ17.6等と明るい(12月11日、門田健一氏)。日本からは、2012年の初夏まで、非常に条件良く観測できる。南半球では、超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 10 36.62 39 20.2 10.466 11.305 147 17.1 2:11 (180, 86) Feb. 4 10 32.70 39 39.0 10.474 11.341 150 17.1 1:40 (180, 85) リニア彗星 (C/2012 A2) 現在は17.2等(1月17日、M. Caimmi)。日本からは、2012年から2013年にかけて、長期に渡って16〜17等で条件良く観測できる。南半球では観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 12 48.20 46 51.4 3.742 4.347 122 17.2 4:22 (180, 78) Feb. 4 12 43.01 49 33.4 3.662 4.312 125 17.2 3:50 (180, 76) 小惑星2008 YB3 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.4等(1月4日、Catalina Sky Survey)。2008年から2014年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 7 29.68 14 56.4 5.707 6.655 163 17.2 23:00 ( 0, 70) Feb. 4 7 24.75 15 42.5 5.754 6.662 155 17.3 22:28 ( 0, 71) リニア彗星 (C/2011 J2) 2013年から2014年にかけて、長期に渡って13等を保ち、日本からは条件良く観測できると期待されている。現在は17.6等(1月23日、Catalina Sky Survey)。6月まで、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 11 24.72 -0 51.3 6.139 6.870 134 17.3 2:59 ( 0, 54) Feb. 4 11 21.29 -0 9.3 6.010 6.824 143 17.2 2:28 ( 0, 55) ガン彗星 (65P) 2010年には12等まで明るくなった。現在は減光中。すでに17.0等まで暗くなった(12月23日、V. Gerke, A. Novichonok, S. Plaksa)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 1 39.02 4 49.2 4.221 4.120 77 17.3 18:50 ( 43, 52) Feb. 4 1 43.00 5 27.2 4.342 4.136 71 17.4 18:56 ( 53, 48) リニア彗星 (C/2010 R1) 2011年から2013年にかけて、長期に渡って17等で見える。2012年は、9月初めまで条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 16 41.37 -1 10.0 6.097 5.680 60 17.5 5:34 (305, 38) Feb. 4 16 41.14 -0 49.0 5.979 5.673 67 17.4 5:30 (311, 42) スコッティ彗星 (244P/2010 Q1) 現在は17.4等(1月18日、P. C. Sherrod)。2013年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 5 0.55 25 29.7 3.220 3.918 129 17.4 20:32 ( 0, 81) Feb. 4 5 0.07 25 24.5 3.306 3.919 122 17.5 20:04 ( 0, 80) マクノート彗星 (C/2011 G1) 現在は16.3等(1月17日、井狩康一氏)。2011年の春には17.5等で、南半球で条件良く観測された。この冬は17等で、日本から条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 6 38.21 42 7.5 1.778 2.647 145 17.5 22:07 (180, 83) Feb. 4 6 8.15 41 55.8 1.912 2.692 134 17.7 21:10 (180, 83) ウェスト-ハートレー彗星 (123P) 2011年の初夏に15.3等まで明るくなった(6月19日、高橋俊幸氏)。現在は減光中。すでに17.5等まで暗くなった(1月16日、K. Hills)。3月には18等以下になる。今後、南半球では高く見えるが、日本からはやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 15 45.78 -17 32.9 2.825 2.640 69 17.6 5:34 (330, 32) Feb. 4 15 53.95 -18 20.6 2.764 2.669 74 17.6 5:30 (335, 33) 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P) 8月に地球に0.1天文単位以下まで大接近し、南天で8.0等まで明るくなった(8月14日、Willian Souza)。9月下旬に明け方の空に現れた後は、6.6等まで明るくなった(9月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。12月中旬の時点で、すでに15.7等まで暗くなった(12月11日、門田健一氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 14 12.39 -7 58.0 1.682 2.003 93 17.7 5:34 (356, 47) Feb. 4 14 12.64 -7 42.8 1.657 2.080 100 17.9 5:19 ( 0, 47) ヘリン-ローマン-アルー第１彗星 (117P) 現在は17.2等(1月14日、K. Hills)。2014年には13等に達する。2012年は、春に17.5等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 11 37.04 13 45.8 3.640 4.412 137 17.8 3:11 ( 0, 69) Feb. 4 11 34.88 14 11.2 3.559 4.398 144 17.8 2:42 ( 0, 69) ニート彗星 (240P/2010 P1) 2010年10月に近日点を通過して減光していたが、2011年4月5日にバーストを起こして再増光した。5月には14.7等に達した(5月28日、佐藤英貴氏)。7月以来、観測できなくなっていたが、明け方の空に現れてきた。現在もまだ17.1等と、予想外に明るい(12月17日、門田健一氏)。南半球では低いが、日本からは好条件で観測できる。しばらく17等を保ちそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 13 48.45 15 56.5 3.407 3.807 106 17.8 5:22 ( 0, 71) Feb. 4 13 49.46 16 28.6 3.344 3.835 112 17.8 4:56 ( 0, 71) 小惑星ファエトン (3200) 現在は16.4等(12月28日、C. Bell)。これから3月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 1 45.68 19 52.0 1.493 1.706 84 17.8 18:50 ( 60, 65) Feb. 4 1 48.49 18 59.6 1.537 1.639 77 17.8 18:56 ( 68, 58) 小惑星2010 NK83 (306173) 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。2010年秋に18等で観測された。2012年春にも18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 10 23.73 21 15.7 1.975 2.899 155 18.0 1:58 ( 0, 76) Feb. 4 10 19.88 22 6.9 1.977 2.930 162 17.9 1:27 ( 0, 77) マクノート彗星 (C/2011 L2) 2011年の夏から2012年の春にかけて、長期に渡って17等を保ち、南半球では条件良く観測できるはずだったが、実際には20.7等(1月16日、D. Herald)と、予報より4等も暗くなっている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Jan. 28 8 58.09 -70 38.5 1.974 2.219 90 20.3 0:34 ( 0,-16) Feb. 4 8 22.01 -67 5.5 1.934 2.260 95 20.3 23:22 ( 0,-12)