今週の明るい彗星 (2011年11月5日：北半球版)

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最適時刻と方位・高度は、北緯35度の地点での値です。 方位は、0度が南、90度が西、180度が北、270度が東を示しています。

ギャラッド彗星 (C/2009 P1) 現在は6.5等(11月1日、Salvador Aguirre)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って6〜8等の明るさを保つ。日本では、11月下旬から12月下旬には超低空となるが、その後は再び好条件で観測できる。南半球では、現在は観測できないが、低いながらも、2012年春には再び観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 17 35.33 18 50.2 2.041 1.688 55 6.6 18:28 ( 88, 37) Nov. 12 17 33.06 19 5.8 2.080 1.653 51 6.5 18:24 ( 92, 32) ヒル彗星 (C/2010 G2) 現在は9.7等(10月29日、Juan Jose Gonzalez)。11月まで10等の明るさを保つ。12月からは減光するが、日本からはしばらく非常に良い条件で観測できる。南半球でも見え始めた。今後は、2012年春に15〜16等になるまで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 6 3.65 42 13.7 1.359 2.125 128 10.5 3:10 (180, 83) Nov. 12 5 33.90 38 27.7 1.290 2.156 141 10.6 2:13 (180, 86) タットル-ジャコビニ-クレサーク彗星 (41P) 今回帰は条件が悪く、まったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 13 49.25 -7 2.3 1.983 1.054 14 11.2 4:58 (276, -3) Nov. 12 14 18.93 -9 19.5 1.981 1.049 14 11.1 5:04 (279, -4) ゲーレルス第２彗星 (78P) 現在は10.6等と、かなり明るい(11月1日、Marco Goiato)。秋から冬にかけて11〜12等の明るさで、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 37.08 0 27.0 1.282 2.087 132 11.9 20:40 ( 0, 55) Nov. 12 23 39.66 0 7.1 1.326 2.072 126 11.9 20:15 ( 0, 55) 本田-ムルコス-パイドゥシャーコヴァー彗星 (45P) 8月に地球に0.1天文単位以下まで大接近し、南天で8.0等まで明るくなった(8月14日、Willian Souza)。日本からは、明け方の空に現れてきた。9月下旬には6.6等まで明るくなった(9月25日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中だが、まだ11.0等と明るい(11月1日、Salvador Aguirre)。今後は減光していく様子を観測できる。南半球では、冬に16等以下になるまで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 12 16.60 0 30.0 1.445 0.910 38 12.2 4:58 (284, 20) Nov. 12 12 33.96 -1 1.4 1.523 1.011 40 13.0 5:04 (288, 22) シュヴァスマン-ヴァハマン第３彗星 (73P) 現在は12.3等と、かなり明るい(10月19日、佐藤英貴氏)。今回帰の観測条件は悪い。日本からは、今後は12月から2月にかけて、夕方の超低空にわずかに観測できるだけである。南半球ではずっと観測できるが、超低空にしか見えない。B核は、5月14日に20等以下で写らなかった(佐藤英貴氏)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 17 4.58 -27 46.3 1.595 0.984 35 12.3 18:28 ( 53, 2) Nov. 12 17 43.08 -29 10.0 1.603 1.017 37 12.5 18:24 ( 50, 4) マクノート彗星 (C/2011 Q2) 現在は13.9等と明るい(10月19日、佐藤英貴氏)。日本からは見えない。南半球でも、まもなく観測できなくなる。冬には11〜12等まで明るくなるが、近日点の頃は観測できない。日本からは、2012年夏に15等以下になるまで、ずっと観測できない。南半球では、今後は二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 16 38.39 -31 6.1 2.505 1.738 31 13.1 18:28 ( 54, -4) Nov. 12 16 58.96 -29 54.8 2.481 1.679 28 12.9 18:24 ( 56, -4) エレーニン彗星 (C/2010 X1) 予想を上回って増光し、8月半ばには8.1等に達した(8月19日、Michael Mattiazzo)。しかし、核が崩壊し、急激に拡散・減光した。すでに、本体は22.5等以下で写らない(10月23日、Jakub Cerny)。だが、予報位置の西側に、40分角×5分角の細長く伸びた、極めて大きく拡散した彗星の残骸がまだ見えている。Juan Jose Gonzalez氏は10月21日に眼視で、全光度を10.2等と報告している。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 5 11.23 29 46.2 0.350 1.286 142 12.9 2:19 ( 0, 85) Nov. 12 4 27.13 27 45.4 0.434 1.403 158 13.8 1:07 ( 0, 83) スワン彗星 (C/2011 Q4) 探査機の画像から発見された新彗星。9.4等とかなり明るく見えた(9月22日、Chris Wyatt)。南半球では、春から夏にかけて非常に条件良く観測できる位置にいた。現在は観測できない。日本では、11月下旬には15等で明け方の空に現れ、その後は減光していく様子を条件良く観測できる。南半球では、今後の観測は難しい。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 14 26.25 -0 4.0 2.248 1.320 15 13.2 4:58 (265, -7) Nov. 12 14 27.76 1 40.2 2.255 1.381 21 13.6 5:04 (268, 1) アラン-リゴー彗星 (49P) 急激に増光し、12.9等に達している(10月28日、Artyom Novichonok)。12月までは現在の明るさを保つ。その後は減光するが、5月に18等以下になるまでずっと条件良く観測できる。南半球ではやや低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 9 49.08 7 39.0 1.321 1.436 75 13.2 4:58 (309, 52) Nov. 12 10 8.90 7 34.9 1.291 1.449 77 13.2 5:04 (313, 54) マクノート彗星 (C/2009 F4) 現在は14.1等と明るい(10月3日、佐藤英貴氏)。これから2013年にかけて、長期に渡って13〜14等の明るさで見える。日本からは観測できないが、南半球では条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 12 49.45 -81 27.1 5.782 5.471 66 13.5 4:58 (350,-32) Nov. 12 13 4.31 -82 41.9 5.790 5.467 66 13.5 5:04 (352,-32) ギブス彗星 (C/2011 A3) 現在は14.3等(9月13日、Artyom Novichonok and Vladimir Gerke)。眼視では10〜12等と、かなり明るく観測されている。2011年の夏から2012年の夏にかけて、現在の明るさを保つ。但し、近日点の頃は観測できない。南半球ではすでに見えない。日本からもまもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 16 18.59 -5 49.7 3.237 2.390 26 13.7 18:28 ( 77, 8) Nov. 12 16 33.43 -7 7.5 3.250 2.376 23 13.7 18:24 ( 77, 5) クラーク彗星 (71P) 6月末に17.1等まで明るくなった(6月24日、J. F. Hernandez)。冬に13等に達するが、今回帰は条件が悪く、近日点の頃は見えない。南半球では、2012年4月に14等で明け方の空に現れる。日本では、2012年6月に15.5等になるまで見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 15 32.30 -19 33.7 2.564 1.616 13 13.9 18:28 ( 73,-10) Nov. 12 15 53.20 -21 6.9 2.559 1.601 11 13.8 18:24 ( 72,-11) シュヴァスマン-ヴァハマン第１彗星 (29P) 明け方の空に現れてきた。現在は14.2等と明るい(10月24日、Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 12 12.99 -8 13.7 7.034 6.262 36 14.2 4:58 (292, 15) Nov. 12 12 17.07 -8 47.1 6.961 6.262 42 14.2 5:04 (297, 20) ジャコビニ-ツィナー彗星 (21P) 現在は13.9等で、眼視でも見えている(10月21日、Jakub Cerny)。1月から3月にかけて10等に達するが、その頃は超低空で観測困難。次第に夕空に低くなる。日本からは、12月に12等になるまで観測できる。南半球では、まもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 17 15.73 -0 11.6 2.264 1.661 41 14.5 18:28 ( 73, 22) Nov. 12 17 32.68 -1 2.3 2.231 1.597 39 14.2 18:24 ( 73, 21) 小惑星シーラ (596) 1906年に発見された巨大な小惑星。2010年12月11日に、突如として彗星活動を見せた。小天体が衝突したと思われる。眼視では11.5等と、かなり明るく観測された(2010年12月17日、Juan Jose Gonzalez)。2011年1月9日にもまだダストのコマが広がって見えていた(Joseph Brimacombe)。その後は13.8等の恒星状に戻った(4月5日、Juan Jose Gonzalez)。日本からは、明け方の空に現れてくる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 13 36.55 -0 21.1 3.485 2.588 21 14.2 4:58 (273, 3) Nov. 12 13 48.13 -1 35.8 3.442 2.578 24 14.3 5:04 (277, 7) ロニオス彗星 (C/2006 S3) 現在は14.3等で、眼視でも見えている(10月1日、Jakub Cerny)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って13〜14等で観測できる。但し、11月から1月には、いったん観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 17 54.73 -12 44.9 5.897 5.279 47 14.3 18:28 ( 56, 21) Nov. 12 17 55.36 -13 0.2 5.975 5.267 40 14.3 18:24 ( 60, 17) ファン・ネス彗星 (213P/2009 B3) 2005年に大バーストを起こし、13等の明るさに達した新周期彗星の初回帰。今回も、2011年の夏から秋にかけて、12等まで明るくなった。今後は減光していいくが、まだ13.8等と明るい(10月28日、Artyom Novichonok)。2月に17〜18等になるまで、ずっと条件良く観測できる。B核が20等で、C核とD核が21〜22等で観測されている。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 22 42.68 4 10.6 1.679 2.349 121 14.8 19:46 ( 0, 59) Nov. 12 22 46.80 4 22.6 1.772 2.370 115 15.0 19:22 ( 0, 59) リニア彗星 (C/2010 S1) 現在は13.8等で、眼視でも見えている(10月29日、Todd Augustyniak)。2013年に13等に達し、条件良く観測できると期待されている。日本からはずっと観測できる。南半球では見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 30.39 62 31.4 6.498 7.082 122 14.8 20:32 (180, 62) Nov. 12 23 21.44 61 25.5 6.493 7.056 121 14.8 19:56 (180, 64) ギブス彗星 (C/2010 M1) 2011年夏から2012年夏にかけて、長期に渡って14〜15等を保つと期待されていたが、行方不明。2010年6月に2日間しか観測されていないため、軌道はきわめて不確か。南半球では条件が良いが、日本からは、2012年8月まで観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 16 30.40 -60 36.5 3.064 2.534 49 15.0 18:28 ( 31,-23) Nov. 12 16 44.81 -61 56.9 3.059 2.503 47 14.9 18:24 ( 30,-24) フォーブズ彗星 (37P) 現在は16.6等(10月12日、佐藤英貴氏)。日本からはすでに観測できない。南半球でもまもなく観測できなくなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 16 19.23 -26 9.8 2.450 1.616 25 15.1 18:28 ( 61, -4) Nov. 12 16 42.14 -26 37.5 2.456 1.602 23 15.0 18:24 ( 61, -5) マクノート彗星 (C/2011 R1) 現在は15.7等(10月20日、Catalina Sky Survey)。2012年夏から2013年夏にかけて、長期に渡って13等で観測できると期待されている。南半球では非常に条件が良いが、日本からは最盛期は観測できない。しばらく16等で、ゆっくりと増光していく様子を観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 2 7.89 -30 18.4 3.593 4.337 133 15.6 23:09 ( 0, 25) Nov. 12 1 58.73 -31 30.4 3.592 4.278 128 15.6 22:33 ( 0, 23) リニア彗星 (C/2011 F1) 2012年から2013年にかけて、9等に達すると期待されている。現在は15.8等(10月22日、Erik Bryssinck)。すでに眼視でも14.6等で見えている(10月1日、Jakub Cerny)。日本からは、2011年の秋にはいったん低くなるが、2012年の秋に10等級になるまで、ずっと観測できる。南半球では、近日点通過前はほとんど観測できないが、近日点通過後の2013年以降は条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 13 47.42 44 32.0 5.473 5.068 61 15.7 4:58 (232, 25) Nov. 12 13 56.12 44 10.8 5.367 5.008 63 15.6 5:04 (234, 28) ワイズ彗星 (P/2010 JC81) 8月初めに明け方の空に現れてきた時に、彗星であることが判明した。4月に近日点を通過しており、今後は暗くなる。だが、まだ15.4等と明るい(10月29日、Artyom Novichonok)。日本からは、2012年の夏まで、長期に渡って非常に条件良く観測できる。南半球ではまったく観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 11 9.15 47 48.7 2.752 2.734 78 15.8 4:58 (235, 52) Nov. 12 11 20.77 48 0.6 2.734 2.785 82 15.8 5:04 (234, 55) ジョンソン彗星 (48P) 急激に増光し、夏には14.2等に達して、眼視でも見られた(8月1日、Juan Jose Gonzalez)。現在はゆっくりと減光中。だが、まだ15.6等と明るい(10月24日、佐藤英貴氏)。冬に17〜18等になるまで観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 21 4.69 -26 42.8 2.113 2.315 88 15.9 18:28 ( 5, 28) Nov. 12 21 15.24 -26 3.5 2.200 2.321 84 16.0 18:24 ( 8, 29) C/2011 S2彗星 (C/2011 S2) 明るい新彗星。現在は16.1等(10月19日、佐藤英貴氏)。10月から11月にかけて16等を保つが、冬には18等以下になる。日本からは明け方の空で、ずっと同じ高さを保つ。南半球では、現在は超低空だが、次第に高くなる。Juan Jose Gonzalez氏は10月9日に、眼視で11.3等の拡散状の姿で見えると報告している。レヴィ彗星(P/2006 T1)と軌道が似ているが、別の天体のようだ。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 11 25.07 -1 54.9 1.479 1.125 49 15.9 4:58 (295, 28) Nov. 12 11 47.96 -6 10.1 1.501 1.145 49 16.0 5:04 (301, 27) リニア彗星 (C/2011 M1) 極めて拡散しており、CCDでもほとんど写らない。中心核は、すでに18等以下(10月15日、Jean-Francois Soulier)。彗星はすでに崩壊した可能性が高い。だが、Juan Jose Gonzalez氏は9月25日に眼視で9.5等と、かなり明るく報告している。日本からは、11月から12月にかけて、高度は20度を越える。南半球では、11月上旬に見え始め、その後は急激に高くなる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 11 44.69 -6 15.1 1.889 1.356 43 15.9 4:58 (295, 22) Nov. 12 11 48.30 -10 46.6 1.895 1.442 48 16.2 5:04 (304, 24) マクノート彗星 (C/2011 L3) 7月から8月初めにかけては、12.4等とかなり明るく、眼視でも見えていた(8月2日、Jakub Koukal)。現在は急激に減光中。すでに17.0等まで暗くなった(10月11日、Artyom Novichonok and Vladimir Gerke)。日本からは、年末に18等以下になるまで観測できる。南半球では二度と観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 17 39.66 35 35.4 2.392 2.196 66 16.2 18:28 (108, 45) Nov. 12 17 44.46 36 16.0 2.460 2.238 65 16.5 18:24 (110, 41) ガン彗星 (65P) 2010年には12等まで明るくなった。現在は減光中。すでに17.1等まで暗くなった(10月26日、S. Shurpakov)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 1 44.30 1 25.3 2.964 3.913 160 16.3 22:46 ( 0, 56) Nov. 12 1 39.88 1 17.3 3.022 3.931 153 16.3 22:14 ( 0, 56) レヴィ彗星 (P/2006 T1) 2006年に大バーストを起こし、9.5等まで明るくなって発見された新彗星の初回帰。1月に地球に0.2天文単位まで接近し、非常に好条件で観測できる。だが、明るさは予想がつかない。10月2日時点で、20等以下で検出されていない(Jean-Francois Soulier)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 22 30.56 41 48.1 0.553 1.362 121 17.4 19:33 (180, 83) Nov. 12 22 25.94 40 12.5 0.519 1.305 116 16.4 19:01 (180, 85) レモン-サイディング・スプリング彗星 (C/2008 FK75) 現在は16.9等(10月13日、P. Dupouy)。今後はゆっくりと暗くなっていく。日本からは、2012年春に17〜18等になるまで、ずっと観測できる。南半球では、ほとんど観測できない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 22 27.65 42 29.2 4.960 5.528 120 16.4 19:31 (180, 83) Nov. 12 22 29.59 41 12.4 5.041 5.559 116 16.5 19:05 (180, 84) カーディナル彗星 (C/2010 B1) 2010年の秋から冬にかけて、14等に達した。現在は減光中。すでに16.6等まで暗くなった(9月14日、佐藤英貴氏)。南半球では、次第に減光していく様子を条件良く観測できる。日本からは二度と見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 5 35.04 -76 59.7 3.929 3.951 84 16.6 2:41 ( 0,-22) Nov. 12 4 59.78 -78 49.0 4.003 3.994 82 16.7 1:38 ( 0,-24) ワイズ-ギャラッド彗星 (C/2010 FB87) 昨年11月に近日点を通過しているが、現在もまだ16.5等と、予想外に明るい(10月25日、C. Bell)。これから冬にかけて、非常に条件良く観測できる。しばらく16〜17等を保ちそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 7 8.65 1 9.5 4.044 4.510 111 16.8 4:14 ( 0, 56) Nov. 12 7 3.64 1 37.4 3.986 4.558 119 16.8 3:42 ( 0, 57) マクノート彗星 (C/2011 L2) 2011年の夏から2012年の春にかけて、長期に渡って17等を保つ。南半球ではずっと条件良く観測できる。日本からは、2012年春に18等以下になるまで、観測できない。8月以降、観測されていない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 13 45.02 -66 50.0 2.388 1.944 52 16.8 4:58 (333,-31) Nov. 12 13 43.01 -67 12.9 2.403 1.948 51 16.8 5:04 (335,-28) カタリナ彗星 (C/2009 Y1) 2011年の夏にもまだ13.5等と明るく、眼視でも見えていた。だが、現在は減光中。すでに16.2等まで暗くなった(10月16日、P. Dupouy)。12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 21 52.99 -33 42.4 3.600 3.836 96 16.9 18:56 ( 0, 21) Nov. 12 21 52.32 -34 8.5 3.771 3.887 89 17.0 18:28 ( 0, 21) ボアッティーニ彗星 (C/2008 S3) 現在は17.0等(10月16日、Catalina Sky Survey)。2011年から2012年にかけて、長期に渡って17等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 45.70 14 10.0 7.303 8.070 138 16.9 20:48 ( 0, 69) Nov. 12 23 41.59 13 37.7 7.395 8.075 130 16.9 20:16 ( 0, 69) クリステンセン彗星 (164P) 現在は17.3等(10月19日、佐藤英貴氏)。近日点を過ぎた後に明るくなる傾向がある。日本からは、秋から冬にかけて、17等で条件良く観測できる。南半球では低空のため、観測は困難。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 10 24.73 20 5.2 2.312 2.212 71 17.1 4:58 (284, 53) Nov. 12 10 35.30 19 59.9 2.268 2.250 76 17.0 5:04 (289, 58) マクノート-ヒューズ彗星 (130P) 8月には14.0等に達し、眼視でも見えた(8月1日、Juan Jose Gonzalez)。現在は減光中。すでに16.5等まで暗くなった(10月15日、F. Garcia)。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 0.19 -17 15.0 1.693 2.318 117 17.0 20:03 ( 0, 38) Nov. 12 23 4.61 -16 17.3 1.788 2.340 111 17.2 19:40 ( 0, 39) マクノート彗星 (C/2005 L3) 2007年から2009年にかけて13〜14等に達し、眼視でも見えた。現在は減光中だが、まだ16.4等と明るい(10月9日、Artyom Novichonok and Vladimir Gerke)。日本からは、2012年の初夏まで、非常に条件良く観測できる。南半球では、超低空にしか見えない。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 10 57.26 35 31.1 11.121 10.873 73 17.1 4:58 (256, 53) Nov. 12 10 57.53 35 41.5 11.049 10.909 79 17.1 5:04 (258, 59) 小惑星ファエトン (3200) 現在は18.6等(9月3日、Jean-Francois Soulier)。これから3月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。南半球では低い。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 4 11.36 40 4.5 1.340 2.244 148 17.5 1:18 (180, 85) Nov. 12 3 52.28 39 36.2 1.275 2.216 155 17.2 0:32 (180, 85) パンスターズ彗星 (253P/2011 R2) 現在は17.0等(10月18日、高橋俊幸氏)。しばらく条件良く観測できるが、12月には18等以下になる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 18.80 -10 9.7 1.315 2.045 124 17.3 20:22 ( 0, 45) Nov. 12 23 23.18 -9 43.1 1.375 2.042 118 17.3 19:59 ( 0, 45) アッシュ彗星 (P/2011 N1) 現在は17.2等(10月7日、IAA-AI Atacama)。2013年の初めにかけて、17〜18等を保つ。日本からは低空だが、南半球では2012年の初めにかけて、条件良く観測できる。日本からは、2012年の秋から2013年にかけて、条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 0 30.37 -44 21.3 2.718 3.243 113 17.3 21:33 ( 0, 11) Nov. 12 0 27.47 -43 5.1 2.754 3.220 109 17.3 21:02 ( 0, 12) マクノート彗星 (C/2011 G1) 2011年の春には17.5等で、南半球で条件良く観測された。この冬は17等で、日本から条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 10 54.56 11 32.7 2.525 2.232 61 17.5 4:58 (288, 43) Nov. 12 10 51.20 13 2.3 2.392 2.254 69 17.4 5:04 (295, 50) スコッティ彗星 (244P/2010 Q1) 現在は17.8等(10月22日、C. Bell)。2013年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 5 43.45 26 10.2 3.158 3.929 135 17.5 2:49 ( 0, 81) Nov. 12 5 41.19 26 13.3 3.090 3.927 143 17.4 2:20 ( 0, 81) スパール彗星 (242P/2010 P3) 現在は17.8等(10月21日、C. Bell)。秋から冬にかけて、18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 3 17.55 -13 3.4 3.149 4.038 149 17.6 0:24 ( 0, 42) Nov. 12 3 13.83 -13 47.2 3.154 4.033 148 17.6 23:48 ( 0, 41) メトカーフ-ブルーイントン彗星 (97P) 9月3日には19等とたいへん暗かったが、10月22日には16.9等と、かなり明るく報告された(Artyom Novichonok)。急増光しているかもしれない。この彗星は、1991年に大バーストを起こして再発見された。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 6 3.13 0 10.7 1.933 2.654 127 17.6 3:09 ( 0, 55) Nov. 12 6 2.56 -0 48.1 1.889 2.664 132 17.6 2:41 ( 0, 54) 小惑星2008 YB3 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は18.4等(10月26日、佐藤英貴氏)。2008年から2014年にかけて、長期に渡って18等で観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 8 15.54 7 41.4 6.378 6.582 97 17.7 4:58 (348, 62) Nov. 12 8 14.26 8 2.3 6.264 6.587 104 17.7 4:52 ( 0, 63) 小惑星2000 EJ37 彗星のような軌道を持つ特異小惑星。現在は17.5等(8月1日、Siding Spring Survey)。9月から11月にかけて、17〜18等で条件良く観測できる。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 2 38.74 5 39.3 1.926 2.908 170 17.7 23:40 ( 0, 61) Nov. 12 2 32.68 5 2.6 1.994 2.961 165 17.9 23:07 ( 0, 60) テンペル第１彗星 (9P) 今回帰は観測条件が悪かったが、冬には12.8等まで明るくなった(12月24日、門田健一氏)。現在は減光中だが、まだ16.9等と明るい(10月14日、P. Dupouy)。もうしばらく17〜18等で見えそう。 Date(TT) R.A. (2000) Decl. Delta r Elong. m1 Best Time(A, h) Nov. 5 23 27.48 -17 10.0 2.249 2.907 122 17.9 20:30 ( 0, 38) Nov. 12 23 27.47 -16 30.1 2.369 2.944 116 18.1 20:03 ( 0, 39)